JPH07238521A - 土木工事用フトン籠 - Google Patents

土木工事用フトン籠

Info

Publication number
JPH07238521A
JPH07238521A JP5304794A JP5304794A JPH07238521A JP H07238521 A JPH07238521 A JP H07238521A JP 5304794 A JP5304794 A JP 5304794A JP 5304794 A JP5304794 A JP 5304794A JP H07238521 A JPH07238521 A JP H07238521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
futon basket
work
matress
futon
muscles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5304794A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Onishi
一夫 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIICHI KOMUTEN KK
Original Assignee
DAIICHI KOMUTEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAIICHI KOMUTEN KK filed Critical DAIICHI KOMUTEN KK
Priority to JP5304794A priority Critical patent/JPH07238521A/ja
Publication of JPH07238521A publication Critical patent/JPH07238521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 河川や道路、その他の土木工事に用いられて
盛土崩壊を防ぐ為のふとん籠であって、該ふとん籠への
石詰め作業を丘の上で行うことが出来、また設置場所も
海の底や河川底であっても可能であり、更に製作が容易
なふとん籠の提供。 【構成】 ふとん籠は本体と上蓋にて構成され、本体は
所定の太さの鉄筋を用いて互いに交わる交差部を溶接し
て直方体を成す籠形態に枠組みし、同じく上蓋も鉄筋に
て枠組みされ、また本体には吊り上げる為の持手を固定
し、更に全体を耐食塗装仕上している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は土地造成工事、河川工
事、砂防工事、用排水路工事、道路工事などに用いるフ
トン籠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】河川工事や砂防工事、更に用排水路工事
などには蛇籠が多く用いられる。蛇籠とは日本工業規格
(JIS A5513)に規定されているように、耐久
性に優れた亜鉛メッキ鉄線を使用して構成した円筒状の
籠である。籠の外径は45cm、60cm、及び90cmがあ
って、また長さは3m、4m、5m、6mが使用されて
いる。 そして鉄線の線径としては3.2 、4.0 、5.0 が
用いられているが、籠としての強度や剛性は低い。
【0003】該蛇籠には石が詰められた状態で河川や道
路、その他の土木工事に用いられて盛土崩壊を防ぐ訳で
あるが、該石を詰めた状態で所定の場所へ運ぶことは出
来ない。すなわち、蛇籠には強度や剛性がない為に石を
詰めた状態では変形して持ち上げることは出来ない。蛇
籠は鉄線で網目を形成した筒状の籠であるが、持ち上げ
たりするならば変形によって網目が拡大して石が外れて
しまう。このようなことは蛇籠のみならず、フトン籠の
場合にも言えることである。
【0004】したがって、蛇籠やフトン籠は石を詰める
ことなく、空にした状態で所定の場所に配置し、そこで
石を詰めて一杯にする。石を詰めた蛇籠やフトン籠は流
水、湧水を透過するので、道床構築・土地造成・地辷り
防止などに使用して盛土崩壊を防ぐことが出来、また蛇
籠やフトン籠はその強度や剛性がなくて屈撓性を有する
為に、地盤の変動に率直に順応して河床の安定しない河
川に最適である。しかし、従来の蛇籠やフトン籠を配置
するには、足場の悪い場所にて石詰めをしなければなら
ず作業性は非常に悪い。また設置場所によっては石詰め
作業に危険が伴い、河川底や海底には設置出来ない。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】このように、従来の
蛇籠やフトン籠には上記のごとき問題がある。本発明が
解決しようとする課題はこれら問題点であって、その1
つは丘の上で石詰めを行うことが出来て作業性のよいフ
トン籠の提供であり、また設置場所を限定せず、海の底
や河川底であっても配置可能なフトン籠を提供するもの
である。更に、製作も従来に比べて容易なフトン籠を提
供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフトン籠は
石を詰めた状態で持ち運びが出来るように構成したもの
である。したがって、材料としては所定の太さの鉄筋を
使用し、該鉄筋を所定形状に屈曲した部材を一定間隔で
配列してその交差部を溶接し、直方体をした籠とする。
該フトン籠の大きさや使用する鉄筋の太さは特に限定し
ないが、あくまでも石を詰めた状態で持ち上げて運ぶこ
とが出来るだけの強度並びに剛性を必要とする。そし
て、フトン籠は同じく鉄筋を網状に交差して溶接するこ
とで上蓋を構成し、フトン籠本体に被覆することが出来
る。更に、フトン籠には持手が形成されており、該持手
にロープ等を掛けて吊設して運ぶことが出来るように構
成する。一方、該フトン籠は海水にあたっても腐食しな
いように、耐食塗装が施される。以下、本発明に係る実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係る土木工事用フトン籠を示
す実施例である。該フトン籠は同図から明らかなよう
に、比較的太い鉄筋を使用して所定形状に曲げたものを
一定間隔に配列し、各鉄筋の交差部を溶接して網状の枠
体を構成している。鉄筋としては、縦筋1、1…と横筋
2、2…それに外周筋3、3…の組合せで構成され、縦
筋1、1…と横筋2、2…の上端は逆U字状に折れ曲が
り、最上端の外周筋3と係合している。そして各鉄筋の
交差にて形成される網目は四角形を成し、詰めた石が抜
け落ちない大きさとなっている。
【0008】図2は該フトン籠に石4、4…を詰め込
み、上蓋5を被覆した状態である。該上蓋5もフトン籠
本体と同じように、縦・横筋を交差して溶接にて構成し
ている。本発明のフトン籠は鉄筋を用いて枠組みしたも
のであって、同図のように石4、4…を詰めた状態で持
ち上げ得るように、上記縦筋1、横筋2及び外周筋3の
太さは所定の外径を有し、変形しないだけの強度並びに
剛性を有している。そして、このフトン籠には持手6、
6…が固定され、該持手6、6…はフトン籠本体の底面
から側面に沿って形成したものであり、4か所の持手
6、6…にワイヤーを掛けて吊設することが出来る。勿
論、該持手6、6…の形状は限定しない。
【0009】図3は石4、4…を詰め込んだフトン籠を
リフターによって吊設した場合である。フトン籠に固定
した持手6、6…にワイヤー7、7を掛けて持ち上げ、
所定の場所へ運んで配置する。このように、石4、4…
を詰め込んだ状態で持ち上げてもフトン籠は変形せずに
耐えることが出来る。勿論、弾性変形の範囲内で僅かに
撓むことに何ら問題はない。塑性変形しなければ良い訳
であり、その範囲内で構成する方が製作費も安くなる。
【0010】このように、本発明のフトン籠は作業し易
い丘で石詰め作業を完了していまい、そして上蓋をして
所定の場所へ搬送する。配置場所が河川底や海低である
場合には、図3に示すようなリフターでは役に立たず、
大型のクレーンを使用する。以上述べたように、本発明
のフトン籠は鉄筋を用いて枠組みすることで強度・剛性
を向上させ、また吊設可能なように持手を固定したもの
であって、次のような効果を得ることが出来る。
【0011】
【発明の効果】本発明のフトン籠は鉄筋を使用している
為に、その強度並びに剛性は高く、中に石を詰め込んだ
状態で吊設することが出来る。したがって、石詰め作業
は丘ですることが出来、従来のようにフトン籠を設置し
た状態で石を詰める必要はなく、作業性は大きく向上す
る。また、丘で石詰めした状態で吊設して所定の場所に
配置する為に、河川底や海底であっても設置可能であ
る。従来のフトン籠や蛇籠では後で石詰めを行う為に、
このような場所に設置出来ない。更に、ふとん籠は耐食
性の高い塗料にて塗装がされている為に、海水があたっ
ても腐食しない。一方、該フトン籠は所定の形状に屈曲
した鉄筋を配列してその交差部を溶接するだけで構成出
来る為に、製作の点でも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフトン籠本体を示す実施例。
【図2】フトン籠に石を詰めた状態。
【図3】石を詰めたフトン籠をリフターにて吊設した状
態。
【符号の説明】
1 縦筋 2 横筋 3 外周筋 4 石 5 上蓋 6 持手 7 ワイヤー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土地造成工事、河川工事、砂防工事、用
    排水路工事、道路工事などに使用するフトン籠におい
    て、該フトン籠本体は所定の太さの鉄筋を用いて互いに
    交わる交差部を溶接して直方体を成す籠形態に枠組みさ
    れ、同じく鉄筋で枠組みした上蓋をフトン籠本体に被覆
    し、また該本体には持手を固定し、更に全体表面を耐食
    塗装仕上したことを特徴とする土木工事用フトン籠。
  2. 【請求項2】 土地造成工事、河川工事、砂防工事、用
    排水路工事、道路工事などに使用するフトン籠におい
    て、該フトン籠本体は所定の太さの鉄筋を用いて所定形
    状に屈曲した縦筋、横筋、それに外周筋を配列し、互い
    に交わる交差部を溶接して直方体を成す籠形態に枠組み
    し、また縦・横筋の上端を逆U字状に湾曲して最上端の
    外周筋と係合させ、同じく縦・横方向に交差した鉄筋で
    網目状に枠組みした上蓋をフトン籠本体に被覆し、また
    該本体には持手を固定し、更に全体表面を耐食塗装仕上
    したことを特徴とする土木工事用フトン籠。
JP5304794A 1994-02-26 1994-02-26 土木工事用フトン籠 Pending JPH07238521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304794A JPH07238521A (ja) 1994-02-26 1994-02-26 土木工事用フトン籠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304794A JPH07238521A (ja) 1994-02-26 1994-02-26 土木工事用フトン籠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07238521A true JPH07238521A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12931961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5304794A Pending JPH07238521A (ja) 1994-02-26 1994-02-26 土木工事用フトン籠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07238521A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002173925A (ja) * 2000-09-27 2002-06-21 Raio Sangyo Kk 緑化用網ブロック体
JP2006194779A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Riken Keiki Co Ltd 水素炎イオン化式ガス検知器
FR2907480A1 (fr) * 2006-10-20 2008-04-25 Jean Marie Heitz Module prefabrique pour realiser un mur ou un muret.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002173925A (ja) * 2000-09-27 2002-06-21 Raio Sangyo Kk 緑化用網ブロック体
JP2006194779A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Riken Keiki Co Ltd 水素炎イオン化式ガス検知器
FR2907480A1 (fr) * 2006-10-20 2008-04-25 Jean Marie Heitz Module prefabrique pour realiser un mur ou un muret.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07238521A (ja) 土木工事用フトン籠
KR101251602B1 (ko) 돌망태를 이용한 오탁방지망 고정장치
JPH0782720A (ja) 生態系保護用自然石金網
JP2000319842A (ja) 洗掘防止材
CN212956382U (zh) 一种生态石笼挡墙
KR102139853B1 (ko) 폐침대스프링메트릭스를 이용한 기초지지대용 매트릭스블럭 및 그 설치공법
KR100677056B1 (ko) 친환경 타원형 돌망태 및 그 설치구조
JP3116263U (ja) 金網籠
KR100737108B1 (ko) 연결고리 부식방지장치를 구비한 호안구조물 기초보강용 단위 부재
JPS609193B2 (ja) 簡易壁体の構築法
JP2600010Y2 (ja) 土木用蛇籠
KR101082410B1 (ko) 인공어초 형성 또는 침식과 모래 유실의 원인인 파랑 에너지 저감을 위한 해양 구조물 단위 모듈
JP4445153B2 (ja) 蛇籠を使った床面形成方法
JP3240055U (ja) 詰め袋
JPH0786212B2 (ja) 木工沈床
JP2003171920A (ja) 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法
KR102165725B1 (ko) 부잔교 시공용 콘크리트 부유 구조체
JP3243649U (ja) 詰め袋
JPH09143955A (ja) 土木工事用フトン籠
KR200311996Y1 (ko) 화이바 스톤 유니트
JP3693613B2 (ja) 保護用マット
JP2000319843A (ja) 海中構築物
JP2000204532A (ja) 護岸用かごおよび多段積型護岸構造物
JP6066636B2 (ja) 籠体マット及びその敷設方法
JP2001020252A (ja) 石詰めパネルと、その施工法