JP3243649U - 詰め袋 - Google Patents

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【課題】堤防や道路の法線などを保護するために内部に石を充填して作られる詰め袋であって、部品の種類や製造工程が少なく、強度が高い詰め袋を提供する。【解決手段】金網6からなる袋本体1と、当該袋本体に中詰め材9を挿入可能な挿入部2と、を有する詰め袋であって、金網を構成する線材7の端部のうち、袋本体の底部側に配置される端部は2つ以下である。線材の端部のうち、袋本体の底部に配置される端部以外の端部はすべて挿入部側に配置される方が好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、金網からなる詰め袋に関する。
従来、堤防や道路の法線などを保護するために内部に石を充填して作られる詰め袋が用いられている。また、海岸線においては、潮の満ち引きや波動による侵食により、海岸線の景観変貌や砂浜の減少といった地形変形が発生する。これらを抑制するために、沖合に詰め袋によって離岸堤や防波堤を構築して、前述した潮の満ち引きや波動の影響を軽減することも行われている。
従来、このような目的で用いられる石詰め袋は化学繊維によるものがほとんどである(例えば、特許文献1)。これは現場で石詰め作業が容易にでき、設置する際も柔軟性が有り地形に従いやすいためである。しかしながら、このような化学繊維は時間の経過と共に劣化し、その切れ端が川や海に流失する。当該切れ端は、プラスチック片やマイクロプラスチックと呼ばれ、海洋汚染の原因となる。例えば、プラスチックの表面には、微細な凹凸があるため、有害な化学物質を吸着しやすい。そのため、これを誤って食べた海洋生物の体内に有害な化学物質が蓄積し、海洋生物が病気になったり死んだりする恐れがある。また、当該海洋生物を人間が食べることによって、人体にも影響を引き起こす可能性がある。そのため人体への影響が少ない金網からなる詰め袋が検討されている(例えば、特許文献2)。当該詰め袋は、金網の側部同士を線材で繋ぎ合わせて円筒形にした後、その底部をワイヤーで閉じて製造していた。この場合、金網を構成する線材の端部が詰め袋の上部側と底部側に分かれて配置されることになる。
特開2021-17729 実願2022-002789
従来の詰め袋では、金網の線材以外に別途ワイヤーが必要であり、部品の種類が増加することや、当該ワイヤーで底部を閉じる製造工程が増えるという問題があった。また、線材の端部の結合部分は強度が不足し易いため、極力減らしたいという要望もあった。
そこで本考案では、部品の種類や製造工程が少なく、強度が高い詰め袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の詰め袋は、金網からなる袋本体と、当該袋本体に中詰め材を挿入可能な挿入部と、を有するものであって、前記金網を構成する線材の端部のうち、前記袋本体の底部側に配置される端部は2つ以下であることを特徴とする。
ここで、前記線材の端部のうち、前記袋本体の底部側に配置される端部以外の端部はすべて前記挿入部側に配置される方が好ましい。また、前記線材の端部はすべて前記挿入部側に配置されていてもよい。
また、前記線材は、前記挿入部側の端部が、前記挿入部を絞めるための絞り用ワイヤーを通すためのカール部を構成する方が好ましい。
また、前記挿入部を絞めるための絞り用ワイヤーを具備していてもよい。
本考案の詰め袋は、袋本体の中詰め材を保持する部分に線材の端部が少ないため、強度を高めることができる。
本考案の詰め袋を示す斜視図である。 本考案の詰め袋を示す正面図である。 本考案の詰め袋の製造方法を示す図である。 本考案の詰め袋の側部の状態を説明する図である。
本考案の詰め袋について、図1、図2を用いて説明する。本考案の詰め袋は、図1に示すように、金網6からなる袋本体1と、当該袋本体1に中詰め材9を挿入可能な挿入部2と、で主に構成される。ここで中詰め材9とは、利用目的に応じて詰め袋に詰められるものであればどのようなものでも良いが、例えば、石やコンクリート塊、土砂等を意味する。また、挿入部2とは、袋本体1の上端側に設けられ、当該袋本体1へ中詰め材9を挿入するための挿入口である。中詰め材9を挿入できればどのような大きさでもよいが、広い方が中詰め材9を詰め易いため好ましい。
袋本体1は、挿入部2から挿入した石等の中詰め材9を保持するためのものであり、金網6によって袋状に構成されている。また、袋本体1は、金網6を構成する線材7の両端部71のうち、袋本体1の底部側に配置される端部71が2つ以下となるように形成される。ここで袋本体の底部側とは、少なくとも袋本体の挿入部2と底部を結ぶ直線の真ん中より底部側に近い位置を意味する。これにより、袋本体1の中詰め材9を保持する部分には、線材の端部71による結合部分が少なくなるため、詰め袋の強度を高めることができる。
更に、線材7の端部71のうち、袋本体1の底部側に配置される端部71以外の端部71はすべて挿入部2側に配置される方が好ましい。これにより、袋本体を構成する線材の端部は、そのほとんどが挿入部2側に配置されるので、袋本体1の中詰め材9を保持する部分には、線材の端部による結合部分が2つ以下となり、更に詰め袋の強度を高めることができる。
袋本体1の製造方法としては、例えば図3(a)に示すように、まず、シート状の金網6Aを用意する。次に、図3(b)に示すように、金網6Aを二つ折りにして底部を形成する。そして、図3(c)に示すように、二つ折りにした金網6Aの向かい合う側部同士を繋ぎ用の線材7Aで編んで繋ぎ合わせる。これにより、図3(d)に示すように、挿入部を有する袋状の袋本体1が形成される。当該繋ぎ用の線材7Aは、どのようなものでもよいが、例えば金網6Aに用いる線材7と同じものを用いればよい。これにより、従来の袋本体のように、その底部をワイヤーで閉じる必要がなく、部品の種類を減らすことができると共に、製造を容易にすることができる。図4(a)は、繋ぎ用の線材7Aの一方の端部71を袋本体1の底部で結合し、二つ折りにした金網6Aの側部を編みながら他方の端部71を袋本体1の挿入部に配置した場合の例である。この場合には、袋本体1は、金網6を構成する線材7,7Aの端部71のうち、袋本体1の底部に配置される端部71が2つだけとなる。
また、図4(b)は、繋ぎ用の線材7Aの一方の端部71を袋本体1の挿入部に配置し、二つ折りにした金網6の側部を編みながら底部で折り返して同じ位置を往復させて他方の端部71を袋本体1の挿入部に配置した場合の例である。この場合には、袋本体1は、金網6を構成する線材7,7Aの端部71はすべて袋本体1の挿入部2側に配置され、底部に配置される端部の数は0となる。
また、図4(c)は、繋ぎ用の線材7Aの一方の端部71を袋本体1の挿入部に配置し、二つ折りにした金網6の側部を編みながら底部で折り返し、線材7A同士も編みながら往復させて他方の端部71を袋本体1の挿入部に配置した場合の例である。この場合も、袋本体1は、金網6を構成する線材7,7Aの端部71はすべて袋本体1の挿入部2側に配置され、底部に配置される端部の数は0となる。
また、図4(d)は、繋ぎ用の線材7Aを二本ではなく一本だけ用いた場合の例である。繋ぎ用の線材7Aの一方の端部71を袋本体1の挿入部に配置し、二つ折りにした金網6の側部を編みながら底部でもう一方の側部まで持って行き、当該側部を編みながら他方の端部71を袋本体1の挿入部に配置する。この場合にも、袋本体1は、金網6を構成する線材7,7Aの端部71はすべて袋本体1の挿入部2側に配置され、底部に配置される端部の数は0となる。
なお、金網6の網目の大きさは、挿入した中詰め材9が漏れない大きさに形成される。例えば、中詰め材9が石やコンクリート塊である場合には、当該石やコンクリート塊より小さく形成される方が好ましい。また、網目が大きいとコストはかからないが、強度が低くなり、網目が小さいとコストはかかるが強度が高くなる。したがって、網目の大きさは、使用目的に応じて適宜決定すればよい。具体的には、金網6の網目の1辺の大きさを20mm~150mm、好ましくは50mm~75mmの範囲で決定することができる。もちろん、金網6の網目の大きさは、この範囲に限定されるものではない。金網6としては、ひし形金網や亀甲金網等、従来から知られている金網を用いることができる。
また、金網6に用いる線材7および繋ぎ用の線材7Aは、中詰め材9を袋本体1に詰めて釣り上げた時に切れない程度の強度を有する太さが必要である。具体的には、金網6の線材の直径を、1.0mm~5.0mmの範囲で適宜決定することができる。もちろん、線材の直径は、この範囲に限定されるものではない。線材としては、鉄やステンレス、アルミニウム、銅、又はこれらの合金等の金属製のものを用いることができる。また、当該金属に亜鉛めっき等で被覆した線材を用いることもできる。具体的には、亜鉛めっき鉄線、ステンレス鋼線、アルミ合金線、亜鉛・アルミ合金めっき鉄線、アルミ被覆鋼線、銅線等を用いればよい。
また、線材7は、図2に示すように、挿入部2側の端部71が、挿入部2を絞めるための絞り用ワイヤー3を通すためのカール部75を構成していてもよい。これにより、線材7の端部71の強度を上げて、絞り用ワイヤー3を釣り上げることができる。また、線材7の鋭利な端部71を減らして安全性を高めることもできる。カール部75は、どのように形成してもよいが、例えば線材の端部71を曲げ加工して形成すればよい。
また、本考案の詰め袋は、図1に示すように、挿入部2を絞めるための絞り用ワイヤー3を備えていてもよい。絞り用ワイヤー3は、上述したカール部75に通してもよいし、袋本体1の挿入部2付近の網目に通してもよい。袋本体1に中詰め材9を詰めて挿入部2を絞り用ワイヤー3で絞った後は、挿入部2が開いてこないように適宜固定される。絞り用ワイヤー3の材質は、挿入部2を絞めることができればどのようなものでもよいが、例えば、鉄や銅等の金属製のものを用いることができる。また、マイクロプラスチック等にならず、自然に還る素材であれば、絞り用ワイヤー3として金属以外のものを用いることも可能である。絞り用ワイヤー3の長さは、挿入部2の周囲の大きさ(金網6の上端の長さ)より長くて、挿入部2を絞められる大きさであればよい。絞り用ワイヤー3の太さ等も、挿入部2を絞めた時に切れない程度の強度があればよい。
このように形成された金属製の詰め袋は、従来の化学繊維製の詰め袋と同じように施工することができる。また、化学繊維製の詰め袋と比較しても、柔軟性やコスト、工事期間等において劣るところもない。また、詰め袋に用いる金網6の線材7,7Aとして、アルミ亜鉛合金めっき線等を用いれば長く錆は発生しないし、例え最終的に当該線材7,7Aの形が崩れても、詰めた中詰め材9はそこの位置に落ち着くため問題はない。また、金属製の線材7,7A自体は、例え錆びて朽ち果てても土に還るため、マイクロチップのような海洋汚染の問題を発生することはない。
1 袋本体
2 挿入部
3 絞り用ワイヤー
6 金網
7 線材
7A (繋ぎ用の)線材
9 中詰め材
71 端部
75 カール部

Claims (5)

  1. 金網からなる袋本体と、当該袋本体に中詰め材を挿入可能な挿入部と、を有する詰め袋であって、
    前記金網を構成する線材の端部のうち、前記袋本体の底部側に配置される端部は2つ以下であることを特徴とする詰め袋。
  2. 前記線材の端部のうち、前記袋本体の底部側に配置される端部以外の端部はすべて前記挿入部側に配置されることを特徴とする請求項1記載の詰め袋。
  3. 前記線材の端部はすべて前記挿入部側に配置されることを特徴とする請求項1記載の詰め袋。
  4. 前記線材は、前記挿入部側の端部が、前記挿入部を絞めるための絞り用ワイヤーを通すためのカール部を構成することを特徴とする請求項2記載の詰め袋。
  5. 前記挿入部を絞めるための絞り用ワイヤーを具備することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の詰め袋。
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