JP2639584B2 - 藻 礁 - Google Patents

藻 礁

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JP2639584B2
JP2639584B2 JP1050572A JP5057289A JP2639584B2 JP 2639584 B2 JP2639584 B2 JP 2639584B2 JP 1050572 A JP1050572 A JP 1050572A JP 5057289 A JP5057289 A JP 5057289A JP 2639584 B2 JP2639584 B2 JP 2639584B2
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JP
Japan
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net
bag
reef
seaweed
outer edge
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亘 松島
忠志 佐藤
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Hakodate Seimo Sengu Co Ltd
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Hakodate Seimo Sengu Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Cultivation Of Seaweed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主として沿岸域の海底上に沈設される藻礁
に関する。
[従来の技術] 従来、主として自然石もしくは採石した割石を蛇篭も
しくはフトン篭と称する定形状の金網篭内に収納して成
る藻礁を沿岸域の海底上に沈設して藻場が造成されてい
る。然しながら、篭内に詰められる自然石並びに割石
(以下、詰石と称す)は、その形状および大きさが異な
ることから、手作業によって丁寧に篭内に石詰めしたと
しても、篭容量比約20%の空隙が発生することになる
為、詰石された定形状の金網篭は、沈設までの横持ち運
搬作業中の揺振動等によって篭内の詰石も揺動し、篭内
下部の空隙を埋めながら詰まる現象が生じ易く、従っ
て、定形状の篭内上部に必然的に10%以上の空間が発生
することを回避することは出来なかった。
[発明が解決しようとする課題] 従来の技術で述べた金網篭内上部に空間が発生するこ
とによって、海藻の養生基盤としての篭内の詰石の上面
付近に着生したコンブ、ワカメ等大型海藻は、その成長
と共に、波浪によって必然的に前後左右に揺動するか
ら、篭上面に金網体を構成する線材に擦れ、やがて茎部
付近が損傷、また、篭内上部の詰石の転動等に起因した
切断流失事故が発生することになるから、藻礁としての
効果は甚だ乏しいという欠点を有していた。
また、該篭体を構成する線材は、コスト面から通常、
亜鉛鍍金加工もしくは合成樹脂素材で被覆加工された直
径3.2m/m〜5.0m/m程度の鉄線が使用されているが、前者
の場合、製網機による鋭角が折曲げもしくは捩れによっ
て、鉄線の内側と外側に傷および電位差が生じ従って海
中での使用に於いては、曲げ箇所が電蝕現象を発生し腐
蝕し易く、また、後者にあっては、詰石〜珍設作業の間
に於いて、詰石との擦れによって、金網体を構成する線
材の被覆層が損傷し易く、従って損傷被覆箇所が腐蝕し
てしまうという欠点を有していた。
本発明は、従来の技術の欠点に鑑み試されたものであ
り、その目的とするところは、藻礁の上部の空間発生な
らびに海藻の着生基盤である詰石の転動を防止すること
によって、着生した海藻の流失事故を確実に防止すると
共に、海藻の成長を促進し、かつ耐久性に優れた藻礁を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明による藻礁は、任
意の太さおよび長さの裸の鉄製チェーンを適宜継合し
て、所定の目合の網目を形成して網体としてから、網体
の外縁チェーンをシャックル、リング等連結金具で結合
して一部に開口部を有する袋状網体が形成されるもので
ある。該網体は、重機等によって、その開口部付近を上
方に引上げ開口部を開口状態として、ショベルカー等重
機によって、適宜大きさの所定量の詰石を網体内に投入
してから蓋となる網体の一部を重機等によって開口部に
吊着状態とし、それぞれ袋状網体と蓋網体の両外縁チェ
ーンを同時にシャックル、リング等連結金具で結合して
成るものである。
本発明に係る藻礁の容器としての袋状網体は、摺動屈
曲性に富み比重が大きな鉄製チェーンで構成されている
から、本藻礁は海底上に沈設されると、詰石が網体内で
適宜転動しながら海底の起伏に合致して不定形状に着底
すると共に、上面に位置する袋状網体は自重によって詰
石上に密着することになる。
[作用] 本発明に係る藻礁は、上記のように構成されクレーン
もしくはブルドーザー等重機によって台船から所定の沿
岸域の海底上に沈設され、海底に合致し安定性に優れた
藻礁として、藻場造成に寄与することになるものであ
る。
[実施例] 本発明の一実施例を図を参照して説明する。
本発明に係る藻礁Aを構成する容器としての袋状網体
1は、第3図に示すように、任意の太さならびに長さか
つ裸の鉄の素材から成るチェーン2によって継合組成さ
れ、平面状の網体1aが形成されるが、網目aは多角形か
つその大きさは、詰石4より小目に組成されるものであ
る。
次いで、第2図に示すように、網体1aの外縁チェーン
2a、2b、2c、2dのうち相接する二つの外縁チェーン2a、
2bをそれぞれ中央部付近で二つ折りし、シャックル、リ
ング型連結金具3によって適宜間隔で着接固定され、袋
状網体1が形成され、他の外縁チェーン2c、2dが相接す
る方向側に開口部が形成されることになる。
詰石4は、主として採石された自然石が用いられるこ
とが多く、したがって、その形状は不定形状のものがほ
とんどであるが、詰石作業は、クレーンもしくはショベ
ルカー等重機(図示せず)からのロープ5によって四つ
の外縁チェーン2a、2b、2c、2dの一端が同時に相接する
位置すなわち袋状網体1の開口部の外縁チェーン中央部
2eを適宜高さ吊上げ、袋状網体1を角錐形に造形するこ
とによって、袋状網体1内に所定の空間および開口部が
形設され、詰石4は、ショベルカーもしくはブルドーザ
ー等重機によって開口部から袋状網体1内の空間に詰め
込まれてから、展張状態にある開口部方向側の外縁チェ
ーン2cと2dが相接する外縁角チェーン2fを重機によっ
て、開口部の外縁チェーン中央部2e付近まで吊上げるこ
とによって、それぞれ二つ折り状態となった外縁チェー
ン2c、2dを連結金具3で結合着接され、本発明藻礁A
は、第1図の如く形成されることになるものである。
上記のように構成された本発明に係る藻礁Aは台船
(図示せず)に積み重ねられ、所定の沿岸域に運ばれ、
台船上のクレーンもしくはブルドーザー等重機によっ
て、第4図のように海底6上に沈設され、藻場が造成さ
れることになる。
また、他の実施例として、平面状の網体1aを地面上に
展張し、網体1aの中央部に所定量の詰石4をショベルカ
ー、ブルドーザー等重機によって載置してから、外縁チ
ェーン2a、2b、2c、2dの四つの角の網目a内にロープ5
を挿通したあと、ロープ5をクレーン、ショベルカー等
によって、網体1aの中央部が着底状態の程度まで引上げ
ることにより、平面状の網体1aは、所謂、モッコ状とな
る。しかして、この吊下状態に於いて、外縁チェーン2
a、2b、2c、2dは、それぞれ中央付近において、二つ折
りされ併行することになるので、二つ折りされた外縁チ
ェーン2a、2b、2c、2dをそれぞれ適宜間隔で連結金具3
で結合着接することによって、本藻礁Aは、前記同様第
1図の如き形状に形成されることになる。
[発明の効果] 本発明は、上記のような構成であるから詰石から沈設
に至る作業に於いて、従来の方法に較べ作業能率の大幅
な向上を合理的に図り得ると共に、作業員の人身事故発
生を防止出来ることが可能となるものである。
また、海底上に設置された本発明藻礁は、海底の起伏
に合致し、第4図のような不定形状に着底することにな
るので、最も波浪抵抗が小さく、かつ網体の自重によっ
て、特に上面側の網体は詰石上面に密着した状態で安定
するため、着生基盤たる詰石に着生したコンブ、ワカメ
型大型海藻は損傷することなく成長すると共に、網体が
裸の鉄製チェーンで形成されているから、チェーンの腐
蝕によって海藻の成育に必要かつ不可欠とされる鉄イオ
ンが海水中に溶出補給されることになって、着生した海
藻の成長促進を活発化ならしめる等の効果をも奏するこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明藻礁概要斜視図、第2図は袋状網体の概
要斜視図、第3図は平面状網体の平面図、第4図は設置
状態を示す正面図である。 1……袋状網体 1a……平面状網体 2……鉄製チェーン 2a、2b、2c、2d……外縁チェーン 2e……開口部の外縁チェーン中央部 2f……外縁角チェーン 3……連結金具 4……詰石 5……ロープ 6……海底 a……網目 A……藻礁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋状の網体内に石詰めして成る藻礁に於い
    て、前記網体を鉄製素材から成るチェーンで形成したこ
    とを特徴とする藻礁。
  2. 【請求項2】網体を形成するチェーンは、裸の鉄製素材
    から成ることを特徴とする請求項1記載の藻礁。
JP1050572A 1989-03-02 1989-03-02 藻 礁 Expired - Lifetime JP2639584B2 (ja)

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JPH02231026A JPH02231026A (ja) 1990-09-13
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JPH077412U (ja) * 1993-06-30 1995-02-03 弘毅 岡上 廃棄コンクリートを使用した魚礁

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