JP2003171920A - 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法 - Google Patents

自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法

Info

Publication number
JP2003171920A
JP2003171920A JP2001373957A JP2001373957A JP2003171920A JP 2003171920 A JP2003171920 A JP 2003171920A JP 2001373957 A JP2001373957 A JP 2001373957A JP 2001373957 A JP2001373957 A JP 2001373957A JP 2003171920 A JP2003171920 A JP 2003171920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
natural stone
natural
fixing unit
stone
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001373957A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Morita
純生 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NANGOKU DOBOKU KOJI KK
Original Assignee
NANGOKU DOBOKU KOJI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NANGOKU DOBOKU KOJI KK filed Critical NANGOKU DOBOKU KOJI KK
Priority to JP2001373957A priority Critical patent/JP2003171920A/ja
Publication of JP2003171920A publication Critical patent/JP2003171920A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 護岸・護床・根固工事の施工性を向上させる
とともに施工後の耐久性が高く、工事を多自然に行うこ
とによって環境保全及び景観面からも好ましい自然石固
着ユニットと多自然型工法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 所定幅を有する板状の鋼材を用いて構成
した固定枠1と支持部材2でなる鋼製フレーム上に多数
個の自然石3を支持固定して石張りマットを作製し、こ
の石張りマットを多自然型護岸工法に用いるマットとし
て使用した自然石固着ユニットと、該自然石固着ユニッ
トを使用した多自然型工法を基本手段としている。具体
的には周縁部に配置した固定枠1の内側に支持部材2を
格子状に固着して鋼製フレームを構成し、該支持部材2
の交差部に自然石3を面として支持固定するとともに固
定枠端面の適宜位置に吊り上げ移動用の吊環5を配置し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自然石を固着したユ
ニットを用いて護岸・護床・根固工事を多自然に行うよ
うにした自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した
多自然型工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の護岸・護床・根固工事を行う代表
的な方法は、石工の手作業により自然石を1個ずつ積み
上げて、各石と石との間に詰め石を行う空石積工法が知
られている。しかしこの方法では施工時間が長くかかる
外、護岸が2メートルを越える高さであるケースでは自
然石が不安定になるという問題がある。
【0003】上記に対処して、護岸・護床・根固工事を
行う際に、コンクリート製の堤防で両岸を囲ったり、河
川敷までコンクリートで固める工法も行われている。ま
た、自然の景観機能を生かすため、前記空石積工法に代
えて地盤上に捨てコンクリートを行って自然石を固定敷
設するねり石積工法も行われている。
【0004】更に自然石と植生を組み合わせた護岸工法
として、斜面にネット状の植生マットを敷き、その上に
金網を張って固定してから該金網上にアンカーを挿入固
着した自然石を多数個載置し、固着したアンカーをステ
ンレス線材などにより金網に連結した構成とか、複数個
のブロックをネットに一体化した敷設ブロックを用いる
工法及び複数の目を有する板状の保持体上に複数の自然
石が一体的に保持されて周縁部に枠体が備えられている
自然石保持ユニットを護岸法面上に隣接して敷設する工
法も行われている。
【0005】特願平8−59083号(特許第3048
518号)には、複数の自然石保持ユニットが断面略L
字状のアングル材を用いた枠体を介して隣接状態をもっ
て複数敷設され、アングル材の一方側折曲部上に板状の
保持体の周縁部が支持されている一方、該アングル材の
他方側折曲部が保持体の周縁部から自然石側に起立さ
れ、隣り合う自然石保持ユニット同士の対向する枠体の
他方側折曲部を介して護岸法面上で連結された自然石保
持ユニット組立体と自然石保持ユニットが記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、コン
クリート製の堤防で両岸を囲って河川敷までコンクリー
トで固める工法とか、地盤上に捨てコンクリートを行っ
て自然石を固定敷設するねり石積工法による護岸・護床
・根固工事は、何れも施工が特殊で職人が時間をかけて
敷設しており、作業能率及びコスト面での問題がある。
また、上記工法は河川の自然生態系を破壊して自己浄化
作用を乏しくする難点があり、環境保全の面からも好ま
しくないという問題がある。
【0007】更に斜面にネット状の植生マットを敷いて
から金網を張り、該金網上にアンカーを挿入固着した自
然石を多数個載置して該アンカーを金網に連結した工法
及び複数個のブロックをネットに一体化した敷設ブロッ
クを用いる工法では、吊り下げ施工時にマット及び金網
が捻れたりゆがみが発生するため、ユニット自体の保形
性が悪く、施工後に修復する工事が必要になるため施工
に要する期間が長くかかるとともに金網などの耐久性が
短いという難点がある。
【0008】また、断面略L字状のアングル材を用いた
特許第3048518号によれば、断面略L字状のアン
グル材の存在によって地盤への追随性に限界があり、フ
レキシビリティに欠けている。更に断面略L字状のアン
グル材を介して相互に連結するため、隣接する自然石保
持ユニット同士が密着している必要があり、そのための
施工、連結作業が煩瑣となる欠点がある。更に、自然石
は複数の目を形成する網目又はメッシュの上にランダム
に配置されるものであるため、即ち、自然石を接着する
位置が特定されていないため、配置された自然石が雑然
としており、全体としてのまとまり・美観に欠けてい
る。
【0009】そこで本発明は上記の問題点を解決して、
護岸・護床・根固工事の施工性を向上させるとともに施
工後の耐久性が高く、工事を多自然又は近自然に行うこ
とによって環境保全及び景観面からも好ましい自然石固
着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、所定幅を有する板状の鋼材を用いて構成し
た鋼製フレーム上に多数個の自然石を支持固定して石張
りマットを作製し、この石張りマットを多自然型護岸工
法に用いるマットとして使用した自然石固着ユニット
と、該自然石固着ユニットを使用した多自然型工法を基
本手段としている。
【0011】具体的には周縁部に配置した所定幅を有す
る板状の鋼材でなる固定枠の内側に、同様な板状の鋼材
でなる支持部材を格子状に固着して鋼製フレームを構成
し、該支持部材の交差部に自然石を面として支持固定す
るとともに固定枠端面の適宜位置に吊り上げ移動用の吊
環を配置してある。また、板状の固定枠の厚みを、支持
部材よりも厚く構成し、鋼製フレームの平面視は正方
形,矩形状,台形状その他の四角形状或いは多角形状と
し、前記支持部材の交差部にはアンカーボルト用の孔部
を穿設してある。更に、前記固定枠及び支持部材に適度
の可撓性を持たせて地盤の起伏に追随させた自然石固着
ユニットを提供する。
【0012】石張りマットの据え付け時に、ワイヤの下
端部を別途に用意した専用吊り枠に連結し、該専用吊り
枠から導出したワイヤの下端部を石張りマットの吊環に
連結して施工すべき法面上に相互に密着させて据え付け
る。また、各自然石の中間に形成されている空隙部に小
粒の自然石を詰め込み、客土を充填して工事を完了する
ようにした多自然型工法と、前記鋼製フレームに可撓性
を保持させて自然石固着ユニットを構成し、自然石の重
量によって鋼製フレームを地盤の起伏に追随させた多自
然型工法を提供する。
【0013】かかる自然石固着ユニット及び該ユニット
を使用した多自然型工法によれば、使用に際して護岸用
としての設計勾配に応じて法面を整形してから吸出し防
止剤を塗着した後、石張りマットの割り付けマーキング
を施し、トラッククレーンのブーム先端から垂下したワ
イヤにより吊環を利用して石張りマットを吊り下げて法
面上に相互に密着させて据え付け、隣接する吊環又は固
定枠を連結金具を用いて連結固定してから各自然石の中
間に形成されている空隙部に小粒の自然石を詰め込んで
自然石固着ユニットを使用した多自然型工法による護岸
工事が完了する。しかも、自然石は支持部材の交差部に
面として支持固定されるものであり、交差部には全て自
然石が固着されており、自然石が固着されていない交差
部は存在していない。即ち、予め意図したとおりに自然
石を配置することができて、施工後のまとまり・美観に
優れて、景観を向上させる機能も有している。
【0014】凹凸の多い法面に対応するため、鋼製フレ
ームに可撓性を保持させた自然石固着ユニットを構成
し、この自然石固着ユニットを法面上に密接して敷設す
ることにより、自然石の重量によって起伏に追随した多
自然型工法による護岸工事が完了する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
る自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然
型工法の具体的な実施形態を説明する。本発明は所定幅
を有する板状の鋼材を用いて構成した鋼製フレーム上に
多数個の自然石を支持固定した石張りマットを予め作製
し、この石張りマットをそのまま多自然型護岸工法に用
いるマットとして使用したことに特徴を有している。本
発明者は、自然石固着ユニットとしての上記石張りマッ
トに「ベストーン」という名称を付与しており、以下の
説明ではベストーンの名称を用いて説明する。
【0016】図1は本発明で用いた自然石固着ユニット
としてのベストーン11の平面図、図2は自然石を固定
する前の固着ユニットの平面図、図3は図1の側面図、
図4は図1の斜視図であり、図中の1,1は周縁部に配
置されて所定幅を有する板状の鋼材を用いて構成した4
枚の固定枠、2,2は同様な板状の鋼材を用いて固定枠
1,1の内側に千鳥の格子状に固着された支持部材であ
って、固定枠1,1と支持部材2,2により鋼製フレー
ムが構成される。この支持部材2,2の交差部にはアン
カーボルト用の孔部15(図2参照)が穿設されてい
て、この孔部15を用いてホールアンカ4等により自然
石3,3が固定されている。ホールアンカに代えて樹脂
モルタルボンドを利用してもよい。このように自然石
3,3を固着する位置が特定されていることが本発明の
特徴の一つである。そのため、意図したとおりの外観を
演出することができる。
【0017】上記板状の固定枠1,1は、支持部材2,
2よりもやや厚く構成されていて、施工時における鋼製
フレームとしての剛性と操作安定性が確保されていると
ともに、支持部材2,2に可撓性を持たせている。この
ように固定枠1,1を板状に形成したことが本発明の特
徴の一つであり、板状とすることによってフレキシビリ
ティーが向上し、設置する地面へ地盤の追随性をよくし
ている。更に、支持部材2,2よりも固定枠1,1を厚
くすることにより、大荷重(実施例では1トン程度)が
係る吊り上げ時等における作業時の安定性を併せて確保
している。なお、固定枠1,1の部材として支持部材
2,2と同一の部材を使用することも可能である。
【0018】本発明では上記自然石3,3が支持部材
2,2の交差部に面として支持固定されていることが特
徴となっている。そして各自然石3,3の中間には大面
積の空隙部が形成されたことにより透水性が保持されて
いる。5は固定枠1,1の端面の適宜位置に配置した吊
り上げ移動用の吊環である。図示例では吊環5が各辺に
2個ずつ配置されているが、作業時の安定性を高めるた
めに吊環5を各辺に4個配置してもよい。
【0019】図1に示す例は自然石固着ユニットとして
のベストーン11の平面視が正方形となっているが、該
ベストーン11の平面視は矩形状,台形状その他の四角
形状或いは多角形状であってもよい。特に護岸面やカー
ブの部分において正方形や矩形状のベストーン11の間
に異形部分が生じるため、これをカバーするために各種
の台形状や多角形状の異形のベストーン11を準備して
おくとよい。また、支持部材2,2は固定枠1,1に対
して、千鳥状だけでなく他の格子状に固着することもで
きる。更に、格子状に限ることなく、支持部材2,2の
交差部ができればどのような状態に固着してもよい。前
記したように支持部材2,2は適度の可撓性を持つ厚さ
に形成されていて、設置した地盤の起伏に応じて自然石
3,3の重量に伴って形状が追随可能である。また、固
定枠1はある程度の剛性を持つ厚さに形成されている
が、該固定枠1にも可撓性を持たせるため、4枚の固定
枠1の一部、例えば2枚の固定枠を支持部材2と同様な
厚さに形成して可撓性を付与することも可能である。固
定枠1の寸法例としては、幅50mm程度の板状の鋼材
を用いて、縦100〜2000mm×横100〜200
0mmの範囲のものが適当であり、前記護岸面やカーブ
の部分における異形部分をカバーすることもできる。
【0020】鋼製フレームを構成する固定枠1と支持部
材2の表面には亜鉛メッキが施されており、該亜鉛メッ
キの皮膜が完全に消耗する期間は50〜60年であって
耐用年数が長く、後述するようにベストーンが河川等の
護岸・護床の湿潤及び水中設置されて水質が中性である
場合は耐用年数がさらに伸びるという特徴がある。更に
鋼製フレームに代えて木材を用いることもできる。な
お、亜鉛メッキを施さなくてもそのまま使用することが
でき、或いはさび止めを施したものだけでも施工ができ
る。さらに、素材としては鉄に限ることなく、その他の
各種金属或いは木質系素材,化学素材等を使用すること
ができる。
【0021】以下に本発明にかかる自然石固着ユニット
を使用した多自然型工法の具体的な施工手順を説明す
る。先ず図5に示したように護岸用としての設計勾配に
応じて法面6を整形し、この法面6上に吸出し防止剤を
塗着する。この吸出し防止剤のラップ代は10cm以上
とする。次に図6に示すように法面6上にスプレー等に
よってベストーンの割り付けマーキング7を施す。
【0022】次に図7に示したようにトラッククレーン
8のブーム9先端から垂下したワイヤ10により前記吊
環5を利用してベストーン11を吊り下げて、法面6の
割り付けマーキング7上に相互に密着させて据え付け
る。この作業時にベストーン11の姿勢を正常に維持す
るとともに保形性を高めるため、図8に示したようにワ
イヤ10,10の下端部を別途に用意したベストーン1
1と略同形の専用吊り枠12に連結し、該専用吊り枠1
2から導出したワイヤ13,13の下端部をベストーン
11の吊環5に連結して割り付けマーキング7上に据え
付けることが好ましい。
【0023】次に図9に示すように、割り付けマーキン
グ7上に据え付けたベストーン11の隣接する吊環5を
連結金具であるシャックル14を用いて連結固定する。
図10の要部断面図と図11の要部平断面図に示したよ
うに、固定枠1の端面に固着された吊環5間にシャック
ル14を挿通して相互に連結する。なお、吊環5を使用
することなく、隣接するベストーン11の固定枠1,1
をシャックル14その他の連結金具を用いて連結固定す
ることもできる。これらの連結方法によれば、ベストー
ン11は相互に密着している必要がなく、施工、連結作
業が容易である。
【0024】そして図12に示したように、各自然石
3,3の中間に形成されている空隙部に小粒の自然石3
a,3aを詰め込み、更に客土を充填して自然石固着ユ
ニットを使用した多自然型工法による護岸工事が完了す
る。自然石3,3の形状を工夫することにより、単に護
岸機能だけでなく階段としての機能を持たせることがで
きる。なお、小粒の自然石3a,3aを詰め込むことを
省略してもよいことはもとよりである。
【0025】図13は凹凸の多い法面6に対応する護岸
工法の一例であり、図1に示すベストーン11の固定枠
1,1と支持部材2,2に可撓性を保持させた自然石固
着ユニットを構成し、この自然石固着ユニットを法面6
上に密接して敷設する。この工法によれば、自然石3,
3の重量によって起伏に追随した多自然型工法による護
岸工事が完了する。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば吊環を利用してワイヤにより石張りマットを吊り下
げて法面上に据え付け、隣接する吊環又は固定枠を連結
金具を用いて連結固定することによって多自然型工法に
よる護岸工事を完了することができるので、従来のコン
クリートにより堤防と河川敷を固める工法及びねり石積
工法に較べて施工時間が短縮され、コストも節減するこ
とができる。また、得られた護岸・護床・根固構造は、
自然石間に充填した客土が地盤と連結して水分の補給に
伴って植物が繁茂し、この植物が鋼製フレームを覆い隠
すので、自然の景観を創出するとともに河川の自然生態
系を破壊する惧れがなく、自己浄化作用も得られて環境
保全の面からも好ましい自然石固着ユニットと多自然型
工法が実現する。
【0027】特に固定枠と支持部材を共に板状の部材で
構成し、全体としてフラットな一体性のある自然石固着
ユニットとしたので、フレキシビリティーを大きく向上
させると同時に、大荷重に耐える強度と安定性を実現す
ることができる。また、従来の金網もしくは敷設ブロッ
クを用いた工法のように、吊り下げ施工時に石張りマッ
トが捻れたりゆがみが発生することがなくなるので、自
然石固着ユニット自体の保形性は良好であって施工後に
修復する等の工事は不要であり、しかも金網などに比較
して耐久性が長いという特長がある。
【0028】凹凸の多い法面では、支持部材及び必要に
応じて固定枠にも可撓性を付与して構成した自然石固着
ユニットを法面上に密接して敷設することにより、自然
石の重量によって石張りマットを起伏に追随させること
ができる。
【0029】更に、自然石は支持部材の交差部に面とし
て支持固定されるものであり、交差部には全て自然石が
固着されており、自然石が固着されていない交差部は存
在していない。即ち、予め意図したとおりに自然石を配
置することができて、施工後のまとまり・美観に優れ
て、景観を向上させる機能も有している。
【0030】従って本発明によれば、護岸・護床・根固
工事の施工性を向上させるとともに施工コストの低廉化
をはかり、かつ、施工後の耐久性を高めるとともに工事
を多自然に行うことによって環境保全及び景観面からも
好ましい自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した
多自然型工法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いた自然石固着ユニットの平面図。
【図2】自然石を固定する前の自然石固着ユニットの平
面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】図1の斜視図。
【図5】自然石固着ユニットを使用した多自然型工法の
初期状態を示す概要図。
【図6】法面上に割り付けマーキングを施した状態を示
す概要図。
【図7】法面上に自然石固着ユニットを据え付ける実際
例を示す概要図。
【図8】専用吊り枠を用いて自然石固着ユニットを吊り
下げた状態を示す概要図。
【図9】自然石固着ユニットの隣接する吊環を連結金具
を用いて連結固定した状態を示す概要図。
【図10】図9の要部断面図。
【図11】図9の要部平断面図。
【図12】多自然型工法による護岸工事の完了した状態
を示す概要図。
【図13】凹凸の多い法面に対応する護岸工法の一例を
示す概要図。
【符号の説明】
1…固定枠 2…支持部材 3…自然石 4…ホールアンカ 5…吊環 6…法面 7…割り付けマーキング 8…トラッククレーン 9…ブーム 10,13…ワイヤ 11…ベストーン 12…専用吊り枠 14…シャックル 15…(アンカーボルト用の)孔部 整理番号 P3376

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅を有する板状の鋼材を用いて構成
    した鋼製フレーム上に多数個の自然石を支持固定して石
    張りマットを作製し、この石張りマットを多自然型護岸
    工法に用いるマットとして使用したことを特徴とする自
    然石固着ユニット。
  2. 【請求項2】 周縁部に配置した所定幅を有する板状の
    鋼材でなる固定枠の内側に、同様な板状の鋼材でなる支
    持部材を格子状に固着して鋼製フレームを構成し、該支
    持部材の交差部に自然石を面として支持固定したことを
    特徴とする自然石固着ユニット。
  3. 【請求項3】 周縁部に配置した所定幅を有する板状の
    鋼材でなる固定枠の内側に、同様な板状の鋼材でなる支
    持部材を格子状に固着して鋼製フレームを構成し、該支
    持部材の交差部に自然石を面として支持固定するととも
    に固定枠端面の適宜位置に吊り上げ移動用の吊環を配置
    したことを特徴とする自然石固着ユニット。
  4. 【請求項4】 前記板状の固定枠の厚みを、支持部材よ
    りも厚く構成した請求項2又は3に記載の自然石固着ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 前記鋼製フレームの平面視が正方形,矩
    形状,台形状その他の四角形状或いは多角形状とした請
    求項2,3又は4に記載の自然石固着ユニット。
  6. 【請求項6】 前記支持部材の交差部にアンカーボルト
    用の孔部を穿設した請求項2,3,4又は5に記載の自
    然石固着ユニット。
  7. 【請求項7】 前記固定枠及び支持部材に適度の可撓性
    を持たせて地盤の起伏に追随させた請求項2,3,4,
    5又は6に記載の自然石固着ユニット。
  8. 【請求項8】 周縁部に配置した所定幅を有する板状の
    鋼材でなる固定枠の内側に、同様な板状の鋼材でなる支
    持部材を格子状に固着して鋼製フレームを構成し、該支
    持部材の交差部に自然石を面として支持固定した石張り
    マットを作製し、ブーム先端から垂下したワイヤによ
    り、前記鋼製フレームに配置した吊環を利用して石張り
    マットを吊り下げて施工すべき法面上に相互に密着させ
    て据え付け、石張りマットの隣接する吊環を連結金具を
    用いて連結固定したことを特徴とする自然石固着ユニッ
    トを使用した多自然型工法。
  9. 【請求項9】 前記吊環に代えて、石張りマットの隣接
    する固定枠を連結金具を用いて連結固定した請求項8に
    記載の自然石固着ユニットを使用した多自然型工法。
  10. 【請求項10】 前記ワイヤの下端部を別途に用意した
    専用吊り枠に連結し、該専用吊り枠から導出したワイヤ
    の下端部を石張りマットの吊環に連結して施工すべき法
    面上に相互に密着させて据え付ける請求項8又は9に記
    載の自然石固着ユニットを使用した多自然型工法。
  11. 【請求項11】 各自然石の中間に形成されている空隙
    部に小粒の自然石を詰め込み、客土を充填して工事を完
    了するようにした請求項8,9又は10に記載の自然石
    固着ユニットを使用した多自然型工法。
  12. 【請求項12】 前記鋼製フレームに可撓性を保持させ
    て自然石固着ユニットを構成し、自然石の重量によって
    鋼製フレームを地盤の起伏に追随させた請求項8,9,
    10又は11に記載の自然石固着ユニットを使用した多
    自然型工法。
JP2001373957A 2001-12-07 2001-12-07 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法 Pending JP2003171920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001373957A JP2003171920A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001373957A JP2003171920A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003171920A true JP2003171920A (ja) 2003-06-20

Family

ID=19182591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001373957A Pending JP2003171920A (ja) 2001-12-07 2001-12-07 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003171920A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019497A (ja) * 2003-04-28 2009-01-29 Kankyo Kogaku Kk 石保持ユニット及び土木構築物
KR101097776B1 (ko) * 2011-05-20 2011-12-22 대한이.이엔.씨(주) 하천 호안용 스톤 그리드
KR101224159B1 (ko) * 2012-05-02 2013-01-25 주식회사 스카이탑 모듈 타입 스톤네트 어셈블리
CN106894634A (zh) * 2017-02-27 2017-06-27 苏州科斯曼照明工程有限公司 一种在花岗石表面贴附装饰不锈钢片的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019497A (ja) * 2003-04-28 2009-01-29 Kankyo Kogaku Kk 石保持ユニット及び土木構築物
KR101097776B1 (ko) * 2011-05-20 2011-12-22 대한이.이엔.씨(주) 하천 호안용 스톤 그리드
KR101224159B1 (ko) * 2012-05-02 2013-01-25 주식회사 스카이탑 모듈 타입 스톤네트 어셈블리
CN106894634A (zh) * 2017-02-27 2017-06-27 苏州科斯曼照明工程有限公司 一种在花岗石表面贴附装饰不锈钢片的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108999142A (zh) 圆顶方形轻型沉箱与桩基组合式深水防波堤的施工方法
JP3129605B2 (ja) 法面覆工構造、法面覆工用マット及びその製造方法
JP5007140B2 (ja) ハニカム構造体構築用支持具
JP2003171920A (ja) 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法
JP2002180438A (ja) 消波ブロック、護岸構造及び消波ブロックの製造方法
JP3652335B2 (ja) 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法
JP2821468B2 (ja) セル構造物による補強土構造物
JP3621898B2 (ja) 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法
KR20030011206A (ko) 강재 전면틀과 지오그리드 보강재를 사용한 보강토 옹벽
JP2003171921A (ja) 自然石固着ユニット及び該ユニットを使用した多自然型工法
JP3663356B2 (ja) 護岸被覆工
JP3048518B2 (ja) 護岸、自然石保持ユニット組立体、自然石保持ユニット
JP2001172936A (ja) 地面防護構造及びその施工方法
JP2001107336A (ja) 自然石固着シート
JP3905858B2 (ja) 交点検測部材および法面補強工法
JP3652345B2 (ja) 自然石固着階段ユニット及び該ユニットを使用した階段工法
JP3427066B2 (ja) 土木用ブロックの製造方法
KR102548639B1 (ko) 상부망 결속형 석재 피복 구조물의 시공방법
JP3816854B2 (ja) 自然石パネルの製造方法
JP3315977B1 (ja) 土木用ブロック、土木構築物構造、土木構築物構造の構築方法及び土木用ブロックの製造方法
JPS6319366Y2 (ja)
KR200253330Y1 (ko) 강재 전면틀과 지오그리드 보강재를 사용한 보강토 옹벽
JPH10266161A (ja) マット部材およびその施工法
JP2005325514A (ja) 軟弱地盤上の盛土安定工法
JP2003221817A (ja) 保護用マット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040715

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040921

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050222