JPH0723810U - 意匠ボックスの取り付け構造 - Google Patents

意匠ボックスの取り付け構造

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JPH0723810U
JPH0723810U JP5502993U JP5502993U JPH0723810U JP H0723810 U JPH0723810 U JP H0723810U JP 5502993 U JP5502993 U JP 5502993U JP 5502993 U JP5502993 U JP 5502993U JP H0723810 U JPH0723810 U JP H0723810U
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panel
design
box
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mounting structure
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一 森
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部ボックス11と、複雑な構造を有する意
匠ボックス12とを成形する際、金型から容易に離型さ
せることができ、またネジ14bを少なくすることがで
き、取り付けを容易、かつ確実に施すことができるとと
もに、見栄えの優れた意匠ボックスの取り付け構造を提
供すること。 【構成】 フロントパネル13が下部ボックス11の前
面11a上部に一体的に形成され、またトップパネル1
7、サイドパネル15及びリアパネル16が一体的に形
成され、フロントパネル13の後面上部に孔13bを有
するリブ13aが形成され、孔13bに嵌合する突起部
17aとリブ13aが係合する係合部17bとがトップ
パネル17前部に形成され、フロントパネル13とサイ
ドパネル15との間、下部ボックス11とサイドパネル
15との間に保持機構18、19が形成され、リアパネ
ル16と下部ボックス11とが所定箇所でネジ14b止
めされている意匠ボックスの取り付け構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は意匠ボックスの取り付け構造に関し、より詳細には例えばラジオカセ ット、CDラジオカセット(以下、CDラジカセと記す)等の家庭用オーディオ 機器に用いられ、この制御部を覆う意匠ボックスをスピーカ部の意匠ボックスに 取り付けるための意匠ボックスの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用のCDラジカセにはスピーカ部上に機械及び制御部(以下、単に制御部 と記す)が配設された形式のものが多く用いられている。このものの場合、前記 スピーカ部そのものが意匠ボックス(以下、下部ボックスと記す)になっており 、下部ボックス上には前記制御部が取り付けられ、さらに該制御部の外周にはこ れを覆う態様でエスカッション(Escutcheon) 等の意匠ボックスが配設されてい る。図5は従来の下部ボックスに意匠ボックスを結合させるための意匠ボックス の取り付け構造を示した模式図であり、(a)は分解斜視図、(b)は断面図を 示している。下部ボックス31は略中空直方体形状に形成されており、下部ボッ クス31上面の所定箇所には取り付け座31aが形成され、また制御部32が固 定されている。また制御部32外周には、これを覆うようにして意匠ボックス3 3が配設されており、意匠ボックス33はフロントパネル34、サイドパネル3 5、リアパネル36及びトップパネル37より構成され、これらは一体的に略直 方体形状に形成され、意匠ボックス33下部の形状は下部ボックス31上部と同 一形状に設定されている。意匠ボックス33下部の所定箇所にはネジ33bが挿 入される孔33aが形成されており、これら下部ボックス31、意匠ボックス3 3及びネジ33b等により、意匠ボックスの取り付け構造30が構成されている 。
【0003】 このように構成された意匠ボックスの取り付け構造30を用い、下部ボックス 31上に意匠ボックス33を結合させる場合、まず意匠ボックス33を矢印A方 向に移動させ、下部ボックス31上に載置する。次に8個のネジ33bをそれぞ れ孔33aに挿入し、取り付け座31aにネジ止めすることにより固定する。
【0004】 図6は従来の別の意匠ボックスの取り付け構造を示した模式図であり、(a) は分解斜視図、(b)は断面図を示している。下部ボックス41は略中空直方体 形状に形成されており、下部ボックス41上面の所定箇所には制御部42が固定 され、制御部42上面の所定箇所にはネジ43bの結合孔42aが形成されてい る。また下部ボックス41における前面41a上部の所定箇所には突起部41d が形成され、側面41b上部及び後面41c上部の所定箇所には取り付け座41 eが形成されている。さらに下部ボックス41の前面41a上方には略板形状の フロントパネル44が配設されており、フロントパネル44後面の高さがHR の 箇所にはリブ44aが形成され、リブ44aの所定箇所には孔44bが形成され 、またフロントパネル44後面下部の所定箇所には鈎状の係合部44cが形成さ れている。フロントパネル44後方には意匠ブロック48が配設されており、意 匠ブロック48はサイドパネル45、リアパネル46及びトップパネル47によ り一体的に形成されている。サイドパネル45下部及びリアパネル46下部の所 定箇所にはネジ43cが挿入される孔43aが形成され、トップパネル47下面 の所定箇所には鈎状の係合部47aが形成されている。これらフロントパネル4 4及び意匠ブロック48とで制御部42を覆うための意匠ボックス43が構成さ れており、意匠ボックス43内が複雑な構造(図示せず)になっているため、フ ロントパネル44と意匠ブロック48とが分割され、成形工程の際に金型から離 型し易いようになっている。そしてこれら意匠ボックス43、下部ボックス41 及びネジ43b、43c等により、意匠ボックスの取り付け構造40が構成され ている。
【0005】 このように構成された意匠ボックスの取り付け構造40を用い、下部ボックス 41上に意匠ボックス43を結合させる場合、まずフロントパネル44を矢印A 方向に移動させ、係合部44cを下部ボックス41の突起部41dに係合させた 後、2個のネジ43bをそれぞれリブ44aの孔44bに挿入し、制御部42上 の結合孔42aにネジ止め・固定する。次に意匠ブロック48を矢印B方向に移 動させ、係合部47aをリブ44aに係合させた後、5個のネジ43cをそれぞ れ孔43aに挿入し、取り付け座41eにネジ止めすることにより固定する。
【0006】 図7は従来のさらに別の意匠ボックスの取り付け構造を模式的に示した分解斜 視図であり、下部ボックス41、制御部42及びフロントパネル44は図6に示 したものと同様に構成されている。フロントパネル44の後方には意匠ブロック 58が配設されており、意匠ブロック58はサイドパネル55、トップパネル5 7及びフランジ部58aにより一体的に形成されている。サイドパネル55下部 の所定箇所にはネジ53bが挿入される孔53aが形成され、トップパネル57 下面の所定箇所には鈎状の係合部57aが形成され、フランジ部58aの所定箇 所には孔53cが形成されている。さらに意匠ブロック58の後方には略板形状 のリアパネル56が配設されており、リアパネル56の所定箇所にはネジ53b 、53dが挿入される孔53a、53cがそれぞれ形成されている。これらフロ ントパネル44、意匠ブロック58及びリアパネル56により制御部42を覆う ための意匠ボックス53が構成されており、意匠ボックス53内がさらに複雑な 構造(図示せず)になっているため、フロントパネル44、意匠ブロック58、 リアパネル56とが分割され、成形工程の際に金型から離型し易いようになって いる。そしてこれら意匠ボックス53、下部ボックス41及びネジ43b、53 b、53d等により、意匠ボックスの取り付け構造50が構成されている。
【0007】 このように構成された意匠ボックスの取り付け構造50を用い、下部ボックス 41上に意匠ボックス53を結合させる場合、図6に示したものの場合と同様、 まずフロントパネル44を矢印A方向に移動させ、係合部44cを下部ボックス 41の突起部41dに係合させた後、2個のネジ43bをそれぞれリブ44aの 孔44bに挿入し、制御部42の結合孔42aにネジ止め・固定する。次にリア パネル56を矢印B方向に移動させ、4個のネジ53dを孔53cに挿入・締結 してリアパネル56と意匠ブロック58とを結合する。次にリアパネル56が一 体化された意匠ブロック58を矢印C方向に移動させ、係合部57aをリブ44 aに係合させた後、5個のネジ53bをそれぞれ孔53aに挿入し、取り付け座 41eにネジ止めすることにより固定する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記した意匠ボックスの取り付け構造30においては、結合に8個のネジ33 bを要し、取り付け作業がかなり面倒であるという課題があり、また外側に8個 のネジ33bが表出しているため、見栄えが良くないという課題があった。
【0009】 また上記した意匠ボックスの取り付け構造40においては、結合に7個のネジ 43b、43cを要し、取り付け作業が面倒であるという課題があり、また外側 に5個のネジ43cが表出しているため、やはり見栄えが良くないという課題が あった。またリブ44aの高さHR を制御部42の高さHS に設定・加工するの が難しく、制御部42及び下部ボックス41にフロントパネル44を精度良く固 定し難いという課題があった。
【0010】 また上記した意匠ボックスの取り付け構造50においては、結合に11個のネ ジ43b、53b、53dを要し、取り付け作業が非常に面倒であるという課題 があり、また外側に9個のネジ53b、53dが表出しているため、見栄えが非 常に良くないという課題があった。また意匠ボックスの取り付け構造40の場合 と同様、制御部42及び下部ボックス41にフロントパネル44を精度良く固定 するのが難いという課題があった。
【0011】 本考案はこのような課題に鑑みなされたものであり、ネジを少なくすることが でき、取り付けを容易、かつ確実に行うことができるとともに、見栄えを優れた ものにすることができ、また成形工程の際に金型から容易に離型させることがで きる意匠ボックスの取り付け構造を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造は、下部 ボックス上にフロントパネル、サイドパネル、リアパネル及びトップパネルより なる意匠ボックスを結合させるための意匠ボックスの取り付け構造において、前 記フロントパネルが前記下部ボックスの前面上部に一体的に形成される一方、前 記トップパネル、サイドパネル及びリアパネルが一体的に形成され、前記フロン トパネルの後面上部にリブが形成され、該リブの所定箇所に孔が形成され、該孔 に嵌合する突起部と前記リブが係合する係合部とが前記トップパネル前部に形成 され、前記フロントパネルと前記サイドパネルとの間及び/または前記下部ボッ クスと前記サイドパネルとの間に保持機構が形成され、前記リアパネルと前記下 部ボックスとが所定箇所でネジ止めされることを特徴としている(1)。
【0013】 また本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造は、下部ボックス上にフロント パネル、サイドパネル、リアパネル及びトップパネルよりなる意匠ボックスを結 合させるための意匠ボックスの取り付け構造において、前記フロントパネルが前 記下部ボックスの前面上部に一体的に形成される一方、前記トップパネル及びサ イドパネルが一体的に形成され、前記フロントパネルの後面上部にリブが形成さ れ、該リブの所定箇所に孔が形成され、該孔に嵌合する突起部と前記リブが係合 する係合部とが前記トップパネル前部に形成され、前記フロントパネルと前記サ イドパネルとの間及び/または前記下部ボックスと前記サイドパネルとの間に保 持機構が形成され、前記リアパネルと前記サイドパネル、前記トップパネル及び 前記下部ボックスとが所定箇所でネジ止めされることを特徴としている(2)。
【0014】
【作用】
意匠ボックス内部が比較的複雑な構造でも、フロントパネルやリアパネルが付 いていない意匠ボックスの場合、フロントパネル側やリアパネル側が開放されて いるため、成型の際、金型から容易に離型し得ることとなる。一方、フロントパ ネルが下部ボックスの前面上部に一体的に形成されたものを成形する場合、フロ ントパネルが単純な形状のため、下部ボックスのみを成形する場合と略同一の容 易さで金型から離型し得ることとなる。
【0015】 本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造(1)によれば、フロントパネルが 下部ボックスの前面上部に一体的に形成される一方、トップパネル、サイドパネ ル及びリアパネルが一体的に形成され、前記フロントパネルの後面上部にリブが 形成され、該リブの所定箇所に孔が形成され、該孔に嵌合する突起部と前記リブ が係合する係合部とが前記トップパネル前部に形成され、前記フロントパネルと 前記サイドパネルとの間及び/または前記下部ボックスと前記サイドパネルとの 間に保持機構が形成され、前記リアパネルと前記下部ボックスとが所定箇所でネ ジ止めされているので、前記下部ボックスと複雑な構造を有する前記意匠ボック スとを成形する際、金型から容易に離型させ得ることとなり、また前記したフロ ントパネル及び下部ボックスの一体化と、前記突起部、係合部及び保持機構によ る保持作用とによりネジを少なくし得ることとなり、取り付けを容易、かつ確実 に施し得るとともに、見栄えを優れたものにし得ることとなる。
【0016】 また本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造(2)によれば、フロントパネ ルが下部ボックスの前面上部に一体的に形成される一方、トップパネル及びサイ ドパネルが一体的に形成され、前記フロントパネルの後面上部にリブが形成され 、該リブの所定箇所に孔が形成され、該孔に嵌合する突起部と前記リブが係合す る係合部とが前記トップパネル前部に形成され、前記フロントパネルと前記サイ ドパネルとの間及び/または前記下部ボックスと前記サイドパネルとの間に保持 機構が形成され、前記リアパネルと前記サイドパネル、前記トップパネル及び前 記下部ボックスとが所定箇所でネジ止めされているので、前記下部ボックスとよ り複雑な構造を有する前記意匠ボックスとを成形する際、金型から容易に離型さ せ得ることとなり、また前記したフロントパネル及び下部ボックスの一体化と、 前記突起部、係合部及び保持機構による保持作用とによりネジを少なくし得るこ ととなり、取り付けを容易、かつ確実に施し得るとともに、見栄えを優れたもの にし得ることとなる。
【0017】
【実施例及び比較例】
以下、本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造の実施例を図面に基づいて説 明する。 図1、図2及び図3は本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造の実施例1を 模式的に示した分解斜視図、側面断面図及び正面断面図であり、図中11は下部 ボックスを示している。下部ボックス11は略中空直方体形状に形成され、前面 11a上部には略板形状のフロントパネル13が一体的に形成されている。下部 ボックス11における後面11c上部の所定箇所には取り付け座11dが形成さ れ、フロントパネル13後面上部の所定箇所にはリブ13aが形成されており、 リブ13aには突起部17aが嵌合する孔13bが形成されている。また下部ボ ックス11上面の所定箇所には制御部(図示せず)が固定されている。
【0018】 フロントパネル13後方には意匠ブロック14が配設されており、意匠ブロッ ク14はサイドパネル15、リアパネル16及びトップパネル17により一体的 に形成され、意匠ブロック14下部の形状は下部ボックス11上部と同一形状に 設定されている。リアパネル16下部の所定箇所にはネジ14bが挿入される孔 14aが形成され、トップパネル17下面前部の所定箇所には突起部17aとリ ブ13aが係合する鈎状の係合部17bとが形成されている。これらフロントパ ネル13及び意匠ブロック14とで制御部を覆うための意匠ボックス12が構成 されており、意匠ボックス12内が複雑な構造(図示せず)となっているため、 フロントパネル13と意匠ブロック14とが分割され、成形工程の際に金型から 離型し易いようになっている。
【0019】 サイドパネル15前部の所定箇所には突起部18aが形成され、フロントパネ ル13後面の所定箇所には突起部18aが係合する係合部18bが形成されてお り、これら突起部18aと係合部18bとで意匠ブロック14の上下方向の移動 を規制する保持機構18が構成されている。また下部ボックス11の側面11b 上部の所定箇所には突起部19aが形成され、サイドパネル15下部の所定箇所 には突起部19aが係合する鈎状の係合部19bが形成されており、これら突起 部19aと係合部19bとで意匠ブロック14の左右方向の移動を規制する保持 機構19が構成されている。
【0020】 このように構成された意匠ボックスの取り付け構造を用い、下部ボックス11 上に意匠ボックス12を結合させる場合、意匠ブロック14を矢印A方向に移動 させ、斜め上方から突起部17aをリブ13aの孔13bに嵌合するとともに、 係合部17bをリブ13aに係合させる。次に孔13bを回転中心として意匠ブ ロック14を時計方向に回転させ、突起部18aを係合部18bに、係合部19 bを突起部19aに係合させる。次に3個のネジ14bをそれぞれ孔14aに挿 入し、取り付け座11dにネジ止めすることにより固定する。
【0021】 実施例1のものの場合におけるネジ使用個数、外観に表われるネジ数を下記の 表1に示す。なお、比較例1は図5に示したもの、比較例2は図6に示したもの を用いた。
【0022】
【表1】
【0023】 表1から明らかなように、比較例1または比較例2のものの場合に比べて実施 例1のものでは、ネジ使用個数または外観に表われるネジ数を4〜5個減少させ ることができる。
【0024】 上記説明から明らかなように、実施例1に係る意匠ボックスの取り付け構造で は、下部ボックス11と、複雑な構造を有する意匠ボックス12とを成形する際 、金型から容易に離型させることができ、またフロントパネル13及び下部ボッ クス11の一体化と、突起部17a、係合部17b及び保持機構18、19によ る保持作用とによりネジ14bを少なくすることができ、取り付けを容易、かつ 確実に施すことができるとともに、見栄えを優れたものにすることができる。
【0025】 なお別の実施例では、実施例1の保持機構18に代え、フロントパネル13後 面の所定箇所に突起部18aが形成され、サイドパネル15前部の所定箇所に突 起部18aが係合する係合部18bが形成されていてもよい。
【0026】 図4は本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造の実施例2を模式的に示した 斜視図であり、図中11は下部ボックスを示している。実施例1のものと同様、 下部ボックス11は略中空直方体形状に形成され、前面11a上部には略板形状 のフロントパネル13が一体的に形成されている。また下部ボックス11におけ る後面11c上部の所定箇所には取り付け座11dが形成され、フロントパネル 13後面上部の所定箇所にはリブ13aが形成されており、リブ13aには突起 部17aが嵌合する孔13bが形成されている。また下部ボックス11上面の所 定箇所には制御部(図示せず)が固定されている。
【0027】 フロントパネル13後方には意匠ブロック24が配設されており、意匠ブロッ ク14はサイドパネル15及びトップパネル17及びフランジ部24aにより一 体的に形成され、意匠ブロック24下部の形状は下部ボックス11上部と同一形 状に設定されている。トップパネル17下面前部の所定箇所には突起部17aと リブ13aが係合する鈎状の係合部17bとが形成され、フランジ部28aの所 定箇所には孔24bが形成されている。
【0028】 さらに意匠ブロック24の後方には略板形状のリアパネル16が配設されてお り、リアパネル16の所定箇所にはネジ14b、24cが挿入される孔14a、 24bが形成されている。これらフロントパネル13、意匠ブロック24及びリ アパネル16により意匠ボックス22が構成されており、意匠ボックス22内が より複雑な構造(図示せず)となっているため、フロントパネル13、意匠ブロ ック24、リアパネル16とが分割され、成形工程の際に金型から離型し易いよ うになっている。
【0029】 実施例1のものと同様、サイドパネル15前部の所定箇所には突起部18aが 形成され、フロントパネル13後面の所定箇所には突起部18aが係合する係合 部18bが形成されており、これら突起部18aと係合部18bとで意匠ブロッ ク14の上下方向の移動を規制する保持機構18が構成されている。また下部ボ ックス11の側面11b上部の所定箇所には突起部19aが形成され、サイドパ ネル15下部の所定箇所には突起部19aが係合する鈎状の係合部19bが形成 されており、これら突起部19aと係合部19bとで意匠ブロック14の左右方 向の移動を規制する保持機構19が構成されている。
【0030】 このように構成された意匠ボックスの取り付け構造を用い、下部ボックス11 上に意匠ボックス22を結合させる場合、まずリアパネル16を矢印A方向に移 動させ、4個のネジ24cをそれぞれ孔24bに挿入・締結してリアパネル16 と意匠ブロック24とを結合する。次にリアパネル16が一体化された意匠ブロ ック24を矢印B方向に移動させ、実施例1の場合と同様、斜め上方から突起部 17aをリブ13aの孔13bに嵌合するとともに、係合部17bをリブ13a に係合させる。次に孔13bを回転中心として意匠ブロック14を時計方向に回 転させ、突起部18aを係合部18bに、係合部19bを突起部19aに係合さ せる。次に3個のネジ14bをそれぞれ孔14aに挿入し、取り付け座11dに ネジ止めすることにより固定する。
【0031】 実施例2のものの場合におけるネジ使用個数、外観上に表われるネジ数を下記 の表2に示す。なお、比較例3は図7に示したものを用いた。
【0032】
【表2】
【0033】 表2から明らかなように、比較例3のものの場合に比べて実施例2のものでは 、ネジ使用個数を4個、外観上に表われるネジ数を2個減少させることができる 。
【0034】 上記説明から明らかなように、実施例2に係る意匠ボックスの取り付け構造で は、下部ボックス11と、より複雑な構造を有する意匠ボックス22とを成形す る際、金型から容易に離型させることができ、またフロントパネル13及び下部 ボックス11の一体化と、突起部17a、係合部17b及び保持機構18、19 による保持作用とによりネジ14bを少なくすることができ、取り付けを容易、 かつ確実に施すことができるとともに、見栄えを優れたものにすることができる 。
【0035】 なお別の実施例では、実施例2の保持機構18に代え、フロントパネル13後 面の所定箇所に突起部18aが形成され、サイドパネル15前部の所定箇所に突 起部18aが係合する係合部18bが形成されていてもよい。
【0036】
【考案の効果】
本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造(1)にあっては、フロントパネル が下部ボックスの前面上部に一体的に形成される一方、トップパネル、サイドパ ネル及びリアパネルが一体的に形成され、前記フロントパネルの後面上部にリブ が形成され、該リブの所定箇所に孔が形成され、該孔に嵌合する突起部と前記リ ブが係合する係合部とが前記トップパネル前部に形成され、前記フロントパネル と前記サイドパネルとの間及び/または前記下部ボックスと前記サイドパネルと の間に保持機構が形成され、前記リアパネルと前記下部ボックスとが所定箇所で ネジ止めされているので、前記下部ボックスと複雑な構造を有する前記意匠ボッ クスとを成形する際、金型から容易に離型させることができ、また前記したフロ ントパネル及び下部ボックスの一体化と、前記突起部、係合部及び保持機構によ る保持作用とによりネジを少なくすることができ、取り付けを容易、かつ確実に 施すことができるとともに、見栄えを優れたものにすることがでいる。
【0037】 また本考案に係る意匠ボックスの取り付け構造(2)にあっては、フロントパ ネルが下部ボックスの前面上部に一体的に形成される一方、トップパネル及びサ イドパネルが一体的に形成され、前記フロントパネルの後面上部にリブが形成さ れ、該リブの所定箇所に孔が形成され、該孔に嵌合する突起部と前記リブが係合 する係合部とが前記トップパネル前部に形成され、前記フロントパネルと前記サ イドパネルとの間及び/または前記下部ボックスと前記サイドパネルとの間に保 持機構が形成され、前記リアパネルと前記サイドパネル、前記トップパネル及び 前記下部ボックスとが所定箇所でネジ止めされているので、前記下部ボックスと より複雑な構造を有する前記意匠ボックスとを成形する際、金型から容易に離型 させることができ、また前記したフロントパネル及び下部ボックスの一体化と、 前記突起部、係合部及び保持機構による保持作用とによりネジを少なくすること ができ、取り付けを容易、かつ確実に施すことができるとともに、見栄えを優れ たものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1に係る意匠ボックスの取り付
け構造を模式的に示した分解斜視図である。
【図2】実施例1に係る意匠ボックスの取り付け構造を
模式的に示した側面断面図である。
【図3】実施例1に係る意匠ボックスの取り付け構造を
模式的に示した正面断面図である。
【図4】本考案の実施例2に係る意匠ボックスの取り付
け構造を模式的に示した分解斜視図である。
【図5】従来の意匠ボックスの取り付け構造を示した模
式図であり、(a)は分解斜視図、(b)は断面図を示
している。
【図6】従来の別の意匠ボックスの取り付け構造を示し
た模式図であり、(a)は分解斜視図、(b)は断面図
を示している。
【図7】従来のさらに別の意匠ボックスの取り付け構造
を模式的に示した分解斜視図である。
【符号の説明】
11 下部ボックス 11a 前面 12 意匠ボックス 13 フロントパネル 13a リブ 13b 孔 14b ネジ 15 サイドパネル 16 リアパネル 17 トップパネル 17a 突起部 17b 係合部 18、19 保持機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部ボックス上にフロントパネル、サイ
    ドパネル、リアパネル及びトップパネルよりなる意匠ボ
    ックスを結合させるための意匠ボックスの取り付け構造
    において、前記フロントパネルが前記下部ボックスの前
    面上部に一体的に形成される一方、前記トップパネル、
    サイドパネル及びリアパネルが一体的に形成され、前記
    フロントパネルの後面上部にリブが形成され、該リブの
    所定箇所に孔が形成され、該孔に嵌合する突起部と前記
    リブが係合する係合部とが前記トップパネル前部に形成
    され、前記フロントパネルと前記サイドパネルとの間及
    び/または前記下部ボックスと前記サイドパネルとの間
    に保持機構が形成され、前記リアパネルと前記下部ボッ
    クスとが所定箇所でネジ止めされることを特徴とする意
    匠ボックスの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 下部ボックス上にフロントパネル、サイ
    ドパネル、リアパネル及びトップパネルよりなる意匠ボ
    ックスを結合させるための意匠ボックスの取り付け構造
    において、前記フロントパネルが前記下部ボックスの前
    面上部に一体的に形成される一方、前記トップパネル及
    びサイドパネルが一体的に形成され、前記フロントパネ
    ルの後面上部にリブが形成され、該リブの所定箇所に孔
    が形成され、該孔に嵌合する突起部と前記リブが係合す
    る係合部とが前記トップパネル前部に形成され、前記フ
    ロントパネルと前記サイドパネルとの間及び/または前
    記下部ボックスと前記サイドパネルとの間に保持機構が
    形成され、前記リアパネルと前記サイドパネル、前記ト
    ップパネル及び前記下部ボックスとが所定箇所でネジ止
    めされることを特徴とする意匠ボックスの取り付け構
    造。
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