JPH07237371A - シ−トめくり装置 - Google Patents
シ−トめくり装置Info
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- JPH07237371A JPH07237371A JP5511294A JP5511294A JPH07237371A JP H07237371 A JPH07237371 A JP H07237371A JP 5511294 A JP5511294 A JP 5511294A JP 5511294 A JP5511294 A JP 5511294A JP H07237371 A JPH07237371 A JP H07237371A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 めくるシ−トの面に周壁を当接させて自転す
る回転体8によって前記シ−トとその次に位置するシ−
トとの間に隙間を形成し、この隙間に、めくり体10を
位置させてシ−トと相対的に移動させることにより、シ
−トをめくるようにしたシ−トめくり装置。回転体8の
周壁に、自転中、シ−トとの当接を解除する非当接部8
aを設けてある。 【効果】 回転体がシ−トと不要に当接することによる
動作不良を、めくり操作の都度、回転体の自転軸をわざ
わざ移動させなくても解消でき、それゆえ、比較的簡易
な構造であっても、確実にシ−トをめくることができ
る。
る回転体8によって前記シ−トとその次に位置するシ−
トとの間に隙間を形成し、この隙間に、めくり体10を
位置させてシ−トと相対的に移動させることにより、シ
−トをめくるようにしたシ−トめくり装置。回転体8の
周壁に、自転中、シ−トとの当接を解除する非当接部8
aを設けてある。 【効果】 回転体がシ−トと不要に当接することによる
動作不良を、めくり操作の都度、回転体の自転軸をわざ
わざ移動させなくても解消でき、それゆえ、比較的簡易
な構造であっても、確実にシ−トをめくることができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、めくるシ−トの面に周
壁を当接させて自転する回転体によって前記シ−トとそ
の次に位置するシ−ト(以下、「次シ−ト」とも言う)
との間に隙間を形成し、この隙間にめくり体を位置させ
てシ−トと相対的に移動させることにより、シ−トをめ
くるようにしたシ−トめくり装置に関する。
壁を当接させて自転する回転体によって前記シ−トとそ
の次に位置するシ−ト(以下、「次シ−ト」とも言う)
との間に隙間を形成し、この隙間にめくり体を位置させ
てシ−トと相対的に移動させることにより、シ−トをめ
くるようにしたシ−トめくり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように、シ−トめくり装置におい
て、めくるシ−トの面に周壁を当接させて自転する回転
体を用いたものがある。その多くは、回転体の上にめく
るシ−トが位置するまで回転体を自転させるようになっ
ている。即ち、めくるシ−トの縁部が摩擦力によって回
転体の下を通り、やがて回転体がめくるシ−トと次シ−
トとの間に位置するようになるまで自転させるようにな
っている。しかもその多くは、回転体自体をめくり体と
して用いている。例えば、固定的に配置した回転体に対
してシ−トを移動させるなど、回転体がめくるシ−トと
次シ−トとの間に位置している状態で回転体とシ−トと
を相対的に移動させるようになっている。
て、めくるシ−トの面に周壁を当接させて自転する回転
体を用いたものがある。その多くは、回転体の上にめく
るシ−トが位置するまで回転体を自転させるようになっ
ている。即ち、めくるシ−トの縁部が摩擦力によって回
転体の下を通り、やがて回転体がめくるシ−トと次シ−
トとの間に位置するようになるまで自転させるようにな
っている。しかもその多くは、回転体自体をめくり体と
して用いている。例えば、固定的に配置した回転体に対
してシ−トを移動させるなど、回転体がめくるシ−トと
次シ−トとの間に位置している状態で回転体とシ−トと
を相対的に移動させるようになっている。
【0003】勿論、回転体とは別体のめくり体を用いた
ものも多くある。めくるシ−トを回転体の上にまで位置
させるかどうかはともかく、回転体の自転はめくるシ−
トと次シ−トとの間に隙間を形成するから、この隙間に
別体のめくり体を位置させ、この別体のめくり体とシ−
トとを相対的に移動させるようにしたものである。回転
体にめくり体の機能を付与する必要がなく、めくるシ−
トと次シ−トとの間に隙間を形成する機能、従って、め
くるシ−トと次シ−トとの分離機能を積極的に発揮でき
る点で、何枚も一度にめくる恐れが小さなものとし易い
利点、加えて、装置全体における部品配置の融通性が大
きくなる利点も有している。例えば、回転体の自転軸の
向きをめくり体とシ−トとの相対的移動の方向に一致さ
せる必要性があるときも、これを容易に満足することが
できる。
ものも多くある。めくるシ−トを回転体の上にまで位置
させるかどうかはともかく、回転体の自転はめくるシ−
トと次シ−トとの間に隙間を形成するから、この隙間に
別体のめくり体を位置させ、この別体のめくり体とシ−
トとを相対的に移動させるようにしたものである。回転
体にめくり体の機能を付与する必要がなく、めくるシ−
トと次シ−トとの間に隙間を形成する機能、従って、め
くるシ−トと次シ−トとの分離機能を積極的に発揮でき
る点で、何枚も一度にめくる恐れが小さなものとし易い
利点、加えて、装置全体における部品配置の融通性が大
きくなる利点も有している。例えば、回転体の自転軸の
向きをめくり体とシ−トとの相対的移動の方向に一致さ
せる必要性があるときも、これを容易に満足することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような、回転
体を用いるいずれのタイプのシ−トめくり装置において
も、回転体がシ−トと不要に当接することは好ましくな
い。即ち、回転体自体がめくり体ともなっているタイプ
のものにおいては、回転体が次シ−トと摩擦力を働かせ
ながら相対的に移動すると、この次シ−トをも移動さ
せ、破いたり皺付けたりしかねない。また、回転体とは
別体のめくり体を用いるものであって、回転体の上にめ
くるシ−トを位置させるタイプのものにおいては、回転
体の自転量調整が難しい。次シ−トまでも移動させるも
のとなると、めくるシ−トとの間の隙間がそれだけ狭く
なり、この隙間にめくり体を位置させる際の誤操作の原
因にもなりかねないからである。ここで、めくるシ−ト
を回転体の上にまで位置させなくても、めくるシ−トの
縁部が回転体の下を通過するように回転体を自転させる
ものは、すべて同様である。更に、回転体とは別体のめ
くり体を用いるものであって、めくるシ−トの縁部が回
転体の下を通過する以前に、めくるシ−トと次シ−トと
の間の隙間に別体のめくり体を位置させ、このめくり体
とシ−トとを相対的に移動させるようにしたタイプのも
のにおいては、回転体がめくるシ−トに当接することに
よる、めくるシ−トの移動性を妨げる抵抗が強く生じる
と、めくり体によるシ−トめくり操作に無理が生じかね
ないし、めくるシ−ト自体を破いたりしかねない。
体を用いるいずれのタイプのシ−トめくり装置において
も、回転体がシ−トと不要に当接することは好ましくな
い。即ち、回転体自体がめくり体ともなっているタイプ
のものにおいては、回転体が次シ−トと摩擦力を働かせ
ながら相対的に移動すると、この次シ−トをも移動さ
せ、破いたり皺付けたりしかねない。また、回転体とは
別体のめくり体を用いるものであって、回転体の上にめ
くるシ−トを位置させるタイプのものにおいては、回転
体の自転量調整が難しい。次シ−トまでも移動させるも
のとなると、めくるシ−トとの間の隙間がそれだけ狭く
なり、この隙間にめくり体を位置させる際の誤操作の原
因にもなりかねないからである。ここで、めくるシ−ト
を回転体の上にまで位置させなくても、めくるシ−トの
縁部が回転体の下を通過するように回転体を自転させる
ものは、すべて同様である。更に、回転体とは別体のめ
くり体を用いるものであって、めくるシ−トの縁部が回
転体の下を通過する以前に、めくるシ−トと次シ−トと
の間の隙間に別体のめくり体を位置させ、このめくり体
とシ−トとを相対的に移動させるようにしたタイプのも
のにおいては、回転体がめくるシ−トに当接することに
よる、めくるシ−トの移動性を妨げる抵抗が強く生じる
と、めくり体によるシ−トめくり操作に無理が生じかね
ないし、めくるシ−ト自体を破いたりしかねない。
【0005】この点、所望に応じて回転体がシ−トから
離れるようにすればよい。そのためには、回転体の自転
軸を移動させればよい。例えば、回転体の軸部分を揺動
させるなどすればよい。しかし、シ−トをめくる都度、
このように回転体の自転軸をわざわざ移動させるので
は、構造が複雑になり、故障もそれだけ生じ易くなって
しまう。
離れるようにすればよい。そのためには、回転体の自転
軸を移動させればよい。例えば、回転体の軸部分を揺動
させるなどすればよい。しかし、シ−トをめくる都度、
このように回転体の自転軸をわざわざ移動させるので
は、構造が複雑になり、故障もそれだけ生じ易くなって
しまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述したことに鑑み、本
発明は、シ−トをめくる都度、回転体の自転軸をわざわ
ざ移動させなくても、所望に応じて回転体がシ−トから
離れるようにしたものであり、即ち、本発明は、めくる
シ−トの面に周壁を当接させて自転する回転体によって
前記シ−トとその次に位置するシ−トとの間に隙間を形
成し、この隙間にめくり体を位置させてシ−トと相対的
に移動させることにより、シ−トをめくるようにしたシ
−トめくり装置において、前記回転体の周壁に、前記自
転中、シ−トとの当接を解除する非当接部を設けたこと
を特徴とするシ−トめくり装置を要旨とする。
発明は、シ−トをめくる都度、回転体の自転軸をわざわ
ざ移動させなくても、所望に応じて回転体がシ−トから
離れるようにしたものであり、即ち、本発明は、めくる
シ−トの面に周壁を当接させて自転する回転体によって
前記シ−トとその次に位置するシ−トとの間に隙間を形
成し、この隙間にめくり体を位置させてシ−トと相対的
に移動させることにより、シ−トをめくるようにしたシ
−トめくり装置において、前記回転体の周壁に、前記自
転中、シ−トとの当接を解除する非当接部を設けたこと
を特徴とするシ−トめくり装置を要旨とする。
【0007】
【実施例】添付図面に基づいて一例の説明をする。図1
と図2において、例えば、楽譜、預金通帳、雑誌、参考
書などといった製本物とか、バインダ−やファスナ−な
どによる連綴物とかといったもの(以下、「冊」と言
う)1を、めくる頁を開いて本体2に載置してある。水
平載置となっているが、楽譜台によるような斜め載置で
あってもよい。本体2は、冊1の表表シ−トや裏表シ−
トのようにめくらなくてもよい部分を押えるクリップ3
と、冊1の開いた左右頁のシ−トをそれぞれ押える押え
体4,5とを有し、これらによって、冊1の移動規制及
び開頁維持をなしている。
と図2において、例えば、楽譜、預金通帳、雑誌、参考
書などといった製本物とか、バインダ−やファスナ−な
どによる連綴物とかといったもの(以下、「冊」と言
う)1を、めくる頁を開いて本体2に載置してある。水
平載置となっているが、楽譜台によるような斜め載置で
あってもよい。本体2は、冊1の表表シ−トや裏表シ−
トのようにめくらなくてもよい部分を押えるクリップ3
と、冊1の開いた左右頁のシ−トをそれぞれ押える押え
体4,5とを有し、これらによって、冊1の移動規制及
び開頁維持をなしている。
【0008】図面左側のシ−トを押える押え体4は本体
2に軸支してあり(図示省略)、コイルバネや錘などの
付勢体6(図示はコイルバネ)がこの押え体4を冊1に
向かって付勢している。この付勢力に抗して押え体4を
上げ、めくる頁のシ−トを押え体4の下に位置させる
(後述参照)。同様に、右側のシ−トを押える押え体5
も、冊1からの回避動をできるものとなっている。図の
ものは、モ−タ7の駆動制御を電気的に行なうことによ
って冊1を押えたり冊1から離れたりするものとなって
いるが、押え体4と同様構造のものとしてもよい。
2に軸支してあり(図示省略)、コイルバネや錘などの
付勢体6(図示はコイルバネ)がこの押え体4を冊1に
向かって付勢している。この付勢力に抗して押え体4を
上げ、めくる頁のシ−トを押え体4の下に位置させる
(後述参照)。同様に、右側のシ−トを押える押え体5
も、冊1からの回避動をできるものとなっている。図の
ものは、モ−タ7の駆動制御を電気的に行なうことによ
って冊1を押えたり冊1から離れたりするものとなって
いるが、押え体4と同様構造のものとしてもよい。
【0009】このようにして冊1を載置する本体2の右
側に、回転体8、載置体9、めくり体10を配してあ
る。回転体8の主部は、周壁の一部(図では半分)を切
欠した円柱体形状を有しており(図2、図3参照)、円
柱の中心軸を自転軸として自転可能になっている。少な
くとも周壁部は適度の弾性と摩擦力を働かせるもの、例
えば、シリコンゴムなどからなるのが好ましい。この回
転体8の自転を阻害しないよう回転体8の軸部材11の
部分に取り付けた付勢体12が回転体8を冊1に向けて
付勢している。但し、回転体8の自転のための駆動源1
3の壁14に設けた大きめの透孔15(図3参照)がこ
の回転体8の軸部材11を受承しており、回転体8は、
付勢体12に抗する力が加われば変位するが、付勢体1
2によっては冊1方向に自由には変位できないようにな
っている。そのため、図2に示す状態では回転体8は冊
1に当接していない。即ち、切欠形状部が、自転中、シ
−トとの当接を解除する非当接部8aとなっている。
尚、回転体8が冊1に当接することによって自転軸に無
理な力が加わることを懸念しなくてよい場合などは、透
孔15を大きめにしておかなくてもよいし、付勢体12
も省略可能である。
側に、回転体8、載置体9、めくり体10を配してあ
る。回転体8の主部は、周壁の一部(図では半分)を切
欠した円柱体形状を有しており(図2、図3参照)、円
柱の中心軸を自転軸として自転可能になっている。少な
くとも周壁部は適度の弾性と摩擦力を働かせるもの、例
えば、シリコンゴムなどからなるのが好ましい。この回
転体8の自転を阻害しないよう回転体8の軸部材11の
部分に取り付けた付勢体12が回転体8を冊1に向けて
付勢している。但し、回転体8の自転のための駆動源1
3の壁14に設けた大きめの透孔15(図3参照)がこ
の回転体8の軸部材11を受承しており、回転体8は、
付勢体12に抗する力が加われば変位するが、付勢体1
2によっては冊1方向に自由には変位できないようにな
っている。そのため、図2に示す状態では回転体8は冊
1に当接していない。即ち、切欠形状部が、自転中、シ
−トとの当接を解除する非当接部8aとなっている。
尚、回転体8が冊1に当接することによって自転軸に無
理な力が加わることを懸念しなくてよい場合などは、透
孔15を大きめにしておかなくてもよいし、付勢体12
も省略可能である。
【0010】載置体9は、押え体4と略同様である。本
体2が軸支し、付勢体16が冊1に向かう付勢力を加え
ている。形状的にも似ている。但し、合成樹脂板や金属
板のように、ある程度の弾力性を発揮できる薄肉のもの
からなる先部17を横張出状態で有している(図4参
照)。後述するように、この先部17がシ−トの端部の
載置部となる。尚、図示の先部17は、シ−ト載置角度
を所望に応じて変更できるようにビス止めしてある。
体2が軸支し、付勢体16が冊1に向かう付勢力を加え
ている。形状的にも似ている。但し、合成樹脂板や金属
板のように、ある程度の弾力性を発揮できる薄肉のもの
からなる先部17を横張出状態で有している(図4参
照)。後述するように、この先部17がシ−トの端部の
載置部となる。尚、図示の先部17は、シ−ト載置角度
を所望に応じて変更できるようにビス止めしてある。
【0011】めくり体10は、本体2に設けた溝18に
沿って左右方向に移動可能となっている。移動機構は、
本体2の内部を、モータユニット、タイミングベルト、
スライドレールなどからなる駆動構造部とするなど適宜
であってよい。また、揺動可能なめくり部19を有する
(図5参照)。めくり部19の横断面は偏平菱形状であ
り、このめくり部19は、載置体9の下部に達するもの
の横に張出した先部17には到らない長さのものとなっ
ている(図6参照)。そして、めくり体10が溝18に
沿って移動すると、載置体9に当接して揺動し、大きな
力を必要とすることなく付勢体16の付勢力に抗して載
置体9を持ち上げるものとなる(図7参照)。
沿って左右方向に移動可能となっている。移動機構は、
本体2の内部を、モータユニット、タイミングベルト、
スライドレールなどからなる駆動構造部とするなど適宜
であってよい。また、揺動可能なめくり部19を有する
(図5参照)。めくり部19の横断面は偏平菱形状であ
り、このめくり部19は、載置体9の下部に達するもの
の横に張出した先部17には到らない長さのものとなっ
ている(図6参照)。そして、めくり体10が溝18に
沿って移動すると、載置体9に当接して揺動し、大きな
力を必要とすることなく付勢体16の付勢力に抗して載
置体9を持ち上げるものとなる(図7参照)。
【0012】次に、図8〜図15に基づいて、この本例
のものによるシ−トめくりの動作を説明する。図8は初
期状態である。押え体5と載置体9の先部17とがめく
るシ−トに当接している。そして、回転体8は、非当接
部8aをシ−ト側にしている。この回転体8が時計回り
に自転すると、やがて、図9のように周壁がシ−トに当
接するようになる。周壁の弾力性が十分発揮されれば冊
1の厚さの懸念もない。即ち、回転体8は周壁部の変形
を伴って無理なくシ−トと当接する。また、付勢体12
の付勢力に抗して、回転体8の軸部材11が変位するこ
とも冊1の厚さの懸念を解消するのに役立っている。
のものによるシ−トめくりの動作を説明する。図8は初
期状態である。押え体5と載置体9の先部17とがめく
るシ−トに当接している。そして、回転体8は、非当接
部8aをシ−ト側にしている。この回転体8が時計回り
に自転すると、やがて、図9のように周壁がシ−トに当
接するようになる。周壁の弾力性が十分発揮されれば冊
1の厚さの懸念もない。即ち、回転体8は周壁部の変形
を伴って無理なくシ−トと当接する。また、付勢体12
の付勢力に抗して、回転体8の軸部材11が変位するこ
とも冊1の厚さの懸念を解消するのに役立っている。
【0013】こうして回転体8が自転を続けると、めく
るシ−トは摩擦によってずれる。図10は、最もずれた
状態であり、このとき、載置体9の先部17は次シ−ト
に当接するものとなっている。即ち、めくるシ−トの縁
部は、載置体9の先部17より左側に位置し、めくるシ
−トの、押え体5と回転体8との間の部分は撓んでふく
れた状態になっている。ここで、めくるシ−トの縁部
は、回転体8の左側にまで位置していなくてよい。即
ち、めくるシ−トの縁部は、回転体8から相当に右側に
位置していても構わない。
るシ−トは摩擦によってずれる。図10は、最もずれた
状態であり、このとき、載置体9の先部17は次シ−ト
に当接するものとなっている。即ち、めくるシ−トの縁
部は、載置体9の先部17より左側に位置し、めくるシ
−トの、押え体5と回転体8との間の部分は撓んでふく
れた状態になっている。ここで、めくるシ−トの縁部
は、回転体8の左側にまで位置していなくてよい。即
ち、めくるシ−トの縁部は、回転体8から相当に右側に
位置していても構わない。
【0014】そして、回転体8が更に自転すると、再
び、非当接部8aによって、回転体8はめくるシ−トか
ら離れる。自転軸にずれが生じるとしても、回転体をシ
−トから離すために、わざわざ自転軸を動かすような必
要もなくである。回転体8から離れためくるシ−トは、
元に戻ろうとする。その結果、図11に示すように、載
置体9の先部17に縁部を載置されるものとなる。ここ
で、めくるシ−トの縁部を載置体9の先部17に載置さ
せるだけならば、めくるシ−トの縁部が載置体9の左側
に位置するようになったところで、めくるシ−トの下に
載置体9を先部17をシャベルやフォ−クを刺し挾むよ
う、載置体9を移動させることによってなすこともでき
る。
び、非当接部8aによって、回転体8はめくるシ−トか
ら離れる。自転軸にずれが生じるとしても、回転体をシ
−トから離すために、わざわざ自転軸を動かすような必
要もなくである。回転体8から離れためくるシ−トは、
元に戻ろうとする。その結果、図11に示すように、載
置体9の先部17に縁部を載置されるものとなる。ここ
で、めくるシ−トの縁部を載置体9の先部17に載置さ
せるだけならば、めくるシ−トの縁部が載置体9の左側
に位置するようになったところで、めくるシ−トの下に
載置体9を先部17をシャベルやフォ−クを刺し挾むよ
う、載置体9を移動させることによってなすこともでき
る。
【0015】そして、めくり体10の移動を開始する
と、図12のように、めくり体10のめくり部19との
当接によって、載置体9は、付勢体16の付勢力に抗し
て先部17を上げ、めくるシ−トは下のシ−トとの間に
隙間を形成し、めくり体10のめくり部19の一部がこ
の隙間に位置するようになる。尚、図12において、既
に、押え体5は回避動しているが、その後のめくり体1
0の移動によるシ−トめくりを阻害しなければ、もっと
後で押え体5が回避動を開始するようにしてもよい。
と、図12のように、めくり体10のめくり部19との
当接によって、載置体9は、付勢体16の付勢力に抗し
て先部17を上げ、めくるシ−トは下のシ−トとの間に
隙間を形成し、めくり体10のめくり部19の一部がこ
の隙間に位置するようになる。尚、図12において、既
に、押え体5は回避動しているが、その後のめくり体1
0の移動によるシ−トめくりを阻害しなければ、もっと
後で押え体5が回避動を開始するようにしてもよい。
【0016】更にめくり体10が移動すると、図13の
ように、載置体9は、次シ−トに先部17を当接させ、
次シ−トが自然にめくれないようにする。ちなみに、め
くり体10のめくり部19の揺動は、この載置体9の下
への移動も円滑にする。
ように、載置体9は、次シ−トに先部17を当接させ、
次シ−トが自然にめくれないようにする。ちなみに、め
くり体10のめくり部19の揺動は、この載置体9の下
への移動も円滑にする。
【0017】図14に示すように、めくり体10が押え
体4のところまで来ると、めくり体10は押え体4を持
ち上げ、めくられたシ−トを押え体4の下に挿入するよ
うになる。このときの押え体4の持ち上げは載置体9の
持ち上げと同様である。めくり体10のめくり部19
は、単なる棒状体や平板体、あるいは、回転体などであ
ってもよいが、また、押え体4や載置体9の形状や構造
も適宜であってよいが、めくり体10のめくり部19の
揺動性による動作の円滑性は、従って、このときにおい
ても発揮される。
体4のところまで来ると、めくり体10は押え体4を持
ち上げ、めくられたシ−トを押え体4の下に挿入するよ
うになる。このときの押え体4の持ち上げは載置体9の
持ち上げと同様である。めくり体10のめくり部19
は、単なる棒状体や平板体、あるいは、回転体などであ
ってもよいが、また、押え体4や載置体9の形状や構造
も適宜であってよいが、めくり体10のめくり部19の
揺動性による動作の円滑性は、従って、このときにおい
ても発揮される。
【0018】図15に示すようにシ−トめくり終了後、
めくり体10を右側に移動させ、初期状態に戻す。次の
シ−トがめくられる準備をして待っているものとなる。
このような動作開始から完了までの1サイクルを、すべ
て手動によるものとしてもよい。しかし、電動によるも
のとすると楽である。例えば、次の頁を読みたいと思っ
たとき、スタ−トボタンを押すと、自動的に図1,図2
の状態から図15の状態に到り、図15の状態でセンサ
−が働き、やはり自動的にめくり体10が反転移動し、
また別のセンサ−が働いてめくり体10の移動が止まっ
て初期状態に戻るといったようにである。このとき、図
11に示した状態で一旦ストップするようにしておいて
もよい。あるいは、図11に示した状態を初期状態とす
るようにしておいてもよい。載置体9によるシ−トの載
置は維持されるので、時間が経てもめくり体10による
シ−トめくりは満足される。
めくり体10を右側に移動させ、初期状態に戻す。次の
シ−トがめくられる準備をして待っているものとなる。
このような動作開始から完了までの1サイクルを、すべ
て手動によるものとしてもよい。しかし、電動によるも
のとすると楽である。例えば、次の頁を読みたいと思っ
たとき、スタ−トボタンを押すと、自動的に図1,図2
の状態から図15の状態に到り、図15の状態でセンサ
−が働き、やはり自動的にめくり体10が反転移動し、
また別のセンサ−が働いてめくり体10の移動が止まっ
て初期状態に戻るといったようにである。このとき、図
11に示した状態で一旦ストップするようにしておいて
もよい。あるいは、図11に示した状態を初期状態とす
るようにしておいてもよい。載置体9によるシ−トの載
置は維持されるので、時間が経てもめくり体10による
シ−トめくりは満足される。
【0019】以上、一例を通じて説明したが、その他に
も本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々なすことができ
る。例えば、上述のものにおいて、付勢体(6など)
は、押え体4や回転体8など、それぞれ自重だけを利用
して省略することもできる。また、載置体を用いると、
めくるシ−トの分離状態を確実に維持でき、従って、シ
−トめくりの確実性が更に優れたものとなるので、上述
のものは、別部材(載置体9)を介して間接的に回転体
が形成する、めくるシ−トと次シ−トとの間の隙間にめ
くり体を位置させるようにしたが、回転体が形成する隙
間に直接めくり体を位置させるようなタイプのものとす
ることもできる。更に、上述のものは、回転体とは別体
のめくり体を用いるタイプの一例としたが、前述した、
いずれのタイプのシ−トめくり装置とすることもでき
る。ここで、めくり体ではなく、冊をロ−ラ−などで移
動させるものとしてもよい。
も本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々なすことができ
る。例えば、上述のものにおいて、付勢体(6など)
は、押え体4や回転体8など、それぞれ自重だけを利用
して省略することもできる。また、載置体を用いると、
めくるシ−トの分離状態を確実に維持でき、従って、シ
−トめくりの確実性が更に優れたものとなるので、上述
のものは、別部材(載置体9)を介して間接的に回転体
が形成する、めくるシ−トと次シ−トとの間の隙間にめ
くり体を位置させるようにしたが、回転体が形成する隙
間に直接めくり体を位置させるようなタイプのものとす
ることもできる。更に、上述のものは、回転体とは別体
のめくり体を用いるタイプの一例としたが、前述した、
いずれのタイプのシ−トめくり装置とすることもでき
る。ここで、めくり体ではなく、冊をロ−ラ−などで移
動させるものとしてもよい。
【0020】また例えば、回転体8における非当接部8
aの形状も適宜にできる。図16〜図20に示すのは、
その一例であり、図16に示すものは、上述したものよ
りも回転体8の非当接部8aの切欠状態が鋭くなってい
る。弾性をより発揮する材質よりなるものとする場合で
あって、シ−トとの当接・非当接状態を明確に分離する
ことを望むときなどに好ましい形状である。また、図1
7に示すものは、非当接部8aが直線的な切欠形状によ
るものとなっている。形状的に単純な方が作製も容易に
なって好ましいので、比較的大径の円柱体を用いる場合
など、非当接部8aの円柱体周壁に占める割合を小さく
してもよいときなどに用いるとよい。また、図18に示
すものは、円柱体の中心軸と異なる位置に自転軸を有し
ている。円柱隊の周壁の大半部分を非当接部8aとする
一例である。形状的にも更に単純であり、めくるシ−ト
をずらす量が比較的少なくてよいときに好ましく用いる
ことができる。また、図19に示すものは、楕円柱体を
用いたもので、1回転当たりの当接・非当接の周期が2
回になる。自転制御との関係次第である。また、図20
に示すものは、軸部材11の先部自体を回転体8とした
一例である。シ−トとの当接の弾力性を発揮するため
に、適宜弾性部材よりなる周壁部材20を取り付けてあ
る。その他、図示は省略するが、回転体の周壁に、自動
車などのタイヤの滑り止め溝のような適宜溝を設けても
よい。
aの形状も適宜にできる。図16〜図20に示すのは、
その一例であり、図16に示すものは、上述したものよ
りも回転体8の非当接部8aの切欠状態が鋭くなってい
る。弾性をより発揮する材質よりなるものとする場合で
あって、シ−トとの当接・非当接状態を明確に分離する
ことを望むときなどに好ましい形状である。また、図1
7に示すものは、非当接部8aが直線的な切欠形状によ
るものとなっている。形状的に単純な方が作製も容易に
なって好ましいので、比較的大径の円柱体を用いる場合
など、非当接部8aの円柱体周壁に占める割合を小さく
してもよいときなどに用いるとよい。また、図18に示
すものは、円柱体の中心軸と異なる位置に自転軸を有し
ている。円柱隊の周壁の大半部分を非当接部8aとする
一例である。形状的にも更に単純であり、めくるシ−ト
をずらす量が比較的少なくてよいときに好ましく用いる
ことができる。また、図19に示すものは、楕円柱体を
用いたもので、1回転当たりの当接・非当接の周期が2
回になる。自転制御との関係次第である。また、図20
に示すものは、軸部材11の先部自体を回転体8とした
一例である。シ−トとの当接の弾力性を発揮するため
に、適宜弾性部材よりなる周壁部材20を取り付けてあ
る。その他、図示は省略するが、回転体の周壁に、自動
車などのタイヤの滑り止め溝のような適宜溝を設けても
よい。
【0021】
【発明の効果】本発明のシ−トめくり装置は、めくるシ
−トの面に周壁を当接させて自転する回転体によって前
記シ−トとその次に位置するシ−トとの間に隙間を形成
し、この隙間にめくり体を位置させてシ−トと相対的に
移動させることにより、シ−トをめくるようにしたシ−
トめくり装置において、前記回転体の周壁に、前記自転
中、シ−トとの当接を解除する非当接部を設けたので、
回転体がシ−トと不要に当接することによる動作不良
を、めくり操作の都度、回転体の自転軸をわざわざ移動
させなくても解消している。それゆえ、比較的簡易な構
造であっても、確実にシ−トをめくることができるもの
である。
−トの面に周壁を当接させて自転する回転体によって前
記シ−トとその次に位置するシ−トとの間に隙間を形成
し、この隙間にめくり体を位置させてシ−トと相対的に
移動させることにより、シ−トをめくるようにしたシ−
トめくり装置において、前記回転体の周壁に、前記自転
中、シ−トとの当接を解除する非当接部を設けたので、
回転体がシ−トと不要に当接することによる動作不良
を、めくり操作の都度、回転体の自転軸をわざわざ移動
させなくても解消している。それゆえ、比較的簡易な構
造であっても、確実にシ−トをめくることができるもの
である。
【図1】本発明の一実施例を説明するための平面図。
【図2】本発明の一実施例を説明するための側面図。
【図3】回転体の一例を説明するための斜視図。
【図4】載置体の一例を説明するための斜視図。
【図5】めくり体の一例を説明するための斜視図。
【図6】載置体とめくり体の位置関係例を説明するため
の平面図。
の平面図。
【図7】載置体とめくり体の位置関係例を説明するため
の側面図。
の側面図。
【図8】図1のものの動作を説明するための側面図。
【図9】図1のものの動作を説明するための側面図。
【図10】図1のものの動作を説明するための側面図。
【図11】図1のものの動作を説明するための側面図。
【図12】図1のものの動作を説明するための側面図。
【図13】図1のものの動作を説明するための側面図。
【図14】図1のものの動作を説明するための側面図。
【図15】図1のものの動作を説明するための側面図。
【図16】回転体の別の一例を説明するための斜視図。
【図17】回転体の別の一例を説明するための断面図。
【図18】回転体の別の一例を説明するための斜視図。
【図19】回転体の別の一例を説明するための断面図。
【図20】回転体の別の一例を説明するための断面図。
1 冊 2 本体 3 クリップ 4 押え体 5 押え体 6 付勢体 7 モ−タ 8 回転体 8a 非当接部 9 載置体 10 めくり体 11 回転体の軸部材 12 付勢体 13 駆動源 14 壁 15 透孔 16 付勢体 17 載置体の先部 18 溝 19 めくり体のめくり部 20 周壁部材
Claims (1)
- 【請求項1】 めくるシ−トの面に周壁を当接させて自
転する回転体によって前記シ−トとその次に位置するシ
−トとの間に隙間を形成し、この隙間にめくり体を位置
させてシ−トと相対的に移動させることにより、シ−ト
をめくるようにしたシ−トめくり装置において、前記回
転体の周壁に、前記自転中、シ−トとの当接を解除する
非当接部を設けたことを特徴とするシ−トめくり装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5511294A JPH07237371A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | シ−トめくり装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5511294A JPH07237371A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | シ−トめくり装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237371A true JPH07237371A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12989673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5511294A Pending JPH07237371A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | シ−トめくり装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237371A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005138519A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-02 | Nishizawa Denki Keiki Seisakusho:Kk | 「摩擦力・スライドアーム方式」1枚分離機構およびページめくり器 |
CN106218258A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-14 | 陈靖 | 一种精确的自动翻页方法 |
CN109050050A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-12-21 | 嘉善县姚庄中心学校 | 一种自动翻书装置 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP5511294A patent/JPH07237371A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005138519A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-02 | Nishizawa Denki Keiki Seisakusho:Kk | 「摩擦力・スライドアーム方式」1枚分離機構およびページめくり器 |
CN106218258A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-14 | 陈靖 | 一种精确的自动翻页方法 |
CN109050050A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-12-21 | 嘉善县姚庄中心学校 | 一种自动翻书装置 |
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