JP2597550Y2 - 用紙分離給紙装置 - Google Patents
用紙分離給紙装置Info
- Publication number
- JP2597550Y2 JP2597550Y2 JP1992043295U JP4329592U JP2597550Y2 JP 2597550 Y2 JP2597550 Y2 JP 2597550Y2 JP 1992043295 U JP1992043295 U JP 1992043295U JP 4329592 U JP4329592 U JP 4329592U JP 2597550 Y2 JP2597550 Y2 JP 2597550Y2
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- Japan
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- roller
- reverse
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- reverse roller
- paper
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリンタなどにおける
単票用紙(A3,A4,B5,B4などの通常の用紙お
よび各種の伝票など)を対象とする用紙分離給紙装置に
関する。
単票用紙(A3,A4,B5,B4などの通常の用紙お
よび各種の伝票など)を対象とする用紙分離給紙装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来例に係る用紙分離給紙装置の
平面図、図2は同、側面図、図3は同、リバースローラ
近傍の拡大図である。これらの図において、1は用紙P
(図2参照)を載置する用紙載置台であり、2は用紙P
の給紙方向(図の右側)と直角の方向、即ち用紙Pの幅
方向の対称位置に設けられた一対の繰出しローラ(図1
参照)である。この繰出しローラ2は、用紙載置台1上
に載置された用紙Pを最上位紙から順に繰出すものであ
る。3は繰出しローラ2の下流側近傍にあって、用紙P
の繰出し面の下方に設けられ、用紙Pの繰出し方向と逆
方向に、すなわち、重送紙を用紙載置台1に戻す方向
(図3の矢印a方向)に図示しない駆動手段によって摩
擦クラッチ4(図2参照)を介して回転駆動されるリバ
ースローラである。このリバースローラ3は、繰出しロ
ーラ2と対応して設けられている。周知の摩擦クラッチ
4は、矢印aと反対方向に所定値を越えるトルクがかか
った場合には、スリップ(空転)するようになってい
る。
平面図、図2は同、側面図、図3は同、リバースローラ
近傍の拡大図である。これらの図において、1は用紙P
(図2参照)を載置する用紙載置台であり、2は用紙P
の給紙方向(図の右側)と直角の方向、即ち用紙Pの幅
方向の対称位置に設けられた一対の繰出しローラ(図1
参照)である。この繰出しローラ2は、用紙載置台1上
に載置された用紙Pを最上位紙から順に繰出すものであ
る。3は繰出しローラ2の下流側近傍にあって、用紙P
の繰出し面の下方に設けられ、用紙Pの繰出し方向と逆
方向に、すなわち、重送紙を用紙載置台1に戻す方向
(図3の矢印a方向)に図示しない駆動手段によって摩
擦クラッチ4(図2参照)を介して回転駆動されるリバ
ースローラである。このリバースローラ3は、繰出しロ
ーラ2と対応して設けられている。周知の摩擦クラッチ
4は、矢印aと反対方向に所定値を越えるトルクがかか
った場合には、スリップ(空転)するようになってい
る。
【0003】5は、用紙Pの繰出し面を挟みリバースロ
ーラ3と反対側でリバースローラ3と互い違いとなる位
置に回動自在に支持され、用紙Pをリバースローラ3の
外周面に押圧するリバースアシストローラである(図1
参照)。また、6はリバースローラ3の下流側近傍にあ
って、リバースローラ3により1枚ずつに分離された用
紙Pを図示しない印字部に送り出すフィードローラ、7
はフィードローラ6に圧接するプレッシャローラである
(図2参照)。
ーラ3と反対側でリバースローラ3と互い違いとなる位
置に回動自在に支持され、用紙Pをリバースローラ3の
外周面に押圧するリバースアシストローラである(図1
参照)。また、6はリバースローラ3の下流側近傍にあ
って、リバースローラ3により1枚ずつに分離された用
紙Pを図示しない印字部に送り出すフィードローラ、7
はフィードローラ6に圧接するプレッシャローラである
(図2参照)。
【0004】8は二叉状の一対のガイド片8a,8aを
有するガイドレバーであり、ガイド片8a,8aが各リ
バースローラ3,3を挟むようにして設けられている
(図1参照)。図2に示すように、このガイドレバー8
は、用紙載置台1の下方の支点9で軸支され、前方がリ
バースローラ3側に向かって上方に傾斜して設けられ、
後端に設けた引張りコイルバネ10により、支点9を中
心に前方が上向きに付勢されている。このガイドレバー
8の作用により、用紙Pの先端側は図2に示すようにリ
バースローラ3の頂部付近に導かれるようになってい
る。
有するガイドレバーであり、ガイド片8a,8aが各リ
バースローラ3,3を挟むようにして設けられている
(図1参照)。図2に示すように、このガイドレバー8
は、用紙載置台1の下方の支点9で軸支され、前方がリ
バースローラ3側に向かって上方に傾斜して設けられ、
後端に設けた引張りコイルバネ10により、支点9を中
心に前方が上向きに付勢されている。このガイドレバー
8の作用により、用紙Pの先端側は図2に示すようにリ
バースローラ3の頂部付近に導かれるようになってい
る。
【0005】次に、上述の構成による給紙動作について
説明する。すなわち、2枚以上の用紙が繰出されると、
最上位の用紙は、繰出しローラ2から付与される繰出し
方向の力によって下流側に繰出される。これに対して、
下側の用紙は、矢印a方向に回転するリバースローラ3
によって繰出しが禁止される。つまり、リバースローラ
3に内蔵されている摩擦クラッチ4がスリップする所定
トルクは、最上位の用紙Pとそれと重なる下側の用紙P
との摩擦力よりも大きな値となるように設定されている
ので、下側の用紙Pはリバースローラ3の逆方向の回転
によって繰出し方向への移動が禁止されるのである。一
方、1枚の用紙Pが繰出された場合、その用紙Pは、繰
出しローラ2から付与される繰出し方向の力によって下
流側に繰出されるとともに、矢印a方向に回転するリバ
ースローラ3によって繰出し方向と逆方向の力が付与さ
れる。しかしながら、リバースローラ3に内蔵されてい
る摩擦クラッチ4がスリップする所定トルクは、用紙P
とリバースローラ3の外周面との摩擦力よりも小さな値
に設定されているため、摩擦クラッチ4がスリップする
ので、リバースローラ3は、繰出し方向に従動回転し、
この結果、上記用紙Pは繰出し方向へ繰出され、フィー
ドローラ6及びプレッシャローラ7のニップに到達して
下流側へ移動される。
説明する。すなわち、2枚以上の用紙が繰出されると、
最上位の用紙は、繰出しローラ2から付与される繰出し
方向の力によって下流側に繰出される。これに対して、
下側の用紙は、矢印a方向に回転するリバースローラ3
によって繰出しが禁止される。つまり、リバースローラ
3に内蔵されている摩擦クラッチ4がスリップする所定
トルクは、最上位の用紙Pとそれと重なる下側の用紙P
との摩擦力よりも大きな値となるように設定されている
ので、下側の用紙Pはリバースローラ3の逆方向の回転
によって繰出し方向への移動が禁止されるのである。一
方、1枚の用紙Pが繰出された場合、その用紙Pは、繰
出しローラ2から付与される繰出し方向の力によって下
流側に繰出されるとともに、矢印a方向に回転するリバ
ースローラ3によって繰出し方向と逆方向の力が付与さ
れる。しかしながら、リバースローラ3に内蔵されてい
る摩擦クラッチ4がスリップする所定トルクは、用紙P
とリバースローラ3の外周面との摩擦力よりも小さな値
に設定されているため、摩擦クラッチ4がスリップする
ので、リバースローラ3は、繰出し方向に従動回転し、
この結果、上記用紙Pは繰出し方向へ繰出され、フィー
ドローラ6及びプレッシャローラ7のニップに到達して
下流側へ移動される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置においては、図3に示すように用紙Pの重量によ
りガイドレバー8が矢印b方向に押下されてしまうと、
用紙Pの先端Ptが、リバースローラ3の頂部Tより手
前(上流側)に離れた外周部に当接してしまう。この結
果、用紙Pの先端Ptは、リバースローラ3の外周面に
対して比較的大きな角度で衝突するため、上記外周面と
の間に大きな摩擦力が生じて、座屈する等の変形を生じ
ることがあった。このような用紙の変形が生じると、ス
ムーズな繰出し(分離と給紙)ができなくなるおそれが
あった。
来装置においては、図3に示すように用紙Pの重量によ
りガイドレバー8が矢印b方向に押下されてしまうと、
用紙Pの先端Ptが、リバースローラ3の頂部Tより手
前(上流側)に離れた外周部に当接してしまう。この結
果、用紙Pの先端Ptは、リバースローラ3の外周面に
対して比較的大きな角度で衝突するため、上記外周面と
の間に大きな摩擦力が生じて、座屈する等の変形を生じ
ることがあった。このような用紙の変形が生じると、ス
ムーズな繰出し(分離と給紙)ができなくなるおそれが
あった。
【0007】本考案は、上記従来装置の欠点を解消し、
ガイドレバーの形状と取付け構造の改良により、簡単な
構成で信頼性の高い用紙の分離および給紙を行うことが
できる用紙分離給紙装置を提供することを目的とする。
ガイドレバーの形状と取付け構造の改良により、簡単な
構成で信頼性の高い用紙の分離および給紙を行うことが
できる用紙分離給紙装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案では、用紙載置台上に載置された用紙を最
上位紙から順次繰出す繰出しローラと、前記繰出しロー
ラの下流側近傍で前記用紙の繰出し面の下方に設けら
れ、前記用紙の繰出し方向と逆方向に回転駆動される摩
擦クラッチ内蔵のリバースローラと、前記用紙の繰出し
面を挟んで前記リバースローラと反対側で前記リバース
ローラと互い違いとなる位置に回動自在に支持され、前
記用紙を前記リバースローラに対して押圧するためのリ
バースアシストローラと、前記リバースローラ及び前記
リバースアシストローラの間から繰出された前記用紙を
下流側に向けて送り出すフィードローラ及びプレッシャ
ローラとを有する用紙分離給紙装置において、前記リバ
ースローラは、支点において揺動自在に枢支されたレバ
ーの端部に支持され、かつ、前記リバースローラの頂部
が前記リバースアシストローラの下端部の間に接近する
方向に付勢され、前記用紙載置台の前部から前記リバー
スローラに向かって上方に傾斜し、かつ、前記リバース
ローラの外周面の頂部至近位置まで延長された薄板状の
ガイドスプリングが設けられ、前記ガイドスプリング
は、その先端に前記リバースローラの外周面の頂部至近
位置に当接する舌片を有することを特徴としている。
めに、本考案では、用紙載置台上に載置された用紙を最
上位紙から順次繰出す繰出しローラと、前記繰出しロー
ラの下流側近傍で前記用紙の繰出し面の下方に設けら
れ、前記用紙の繰出し方向と逆方向に回転駆動される摩
擦クラッチ内蔵のリバースローラと、前記用紙の繰出し
面を挟んで前記リバースローラと反対側で前記リバース
ローラと互い違いとなる位置に回動自在に支持され、前
記用紙を前記リバースローラに対して押圧するためのリ
バースアシストローラと、前記リバースローラ及び前記
リバースアシストローラの間から繰出された前記用紙を
下流側に向けて送り出すフィードローラ及びプレッシャ
ローラとを有する用紙分離給紙装置において、前記リバ
ースローラは、支点において揺動自在に枢支されたレバ
ーの端部に支持され、かつ、前記リバースローラの頂部
が前記リバースアシストローラの下端部の間に接近する
方向に付勢され、前記用紙載置台の前部から前記リバー
スローラに向かって上方に傾斜し、かつ、前記リバース
ローラの外周面の頂部至近位置まで延長された薄板状の
ガイドスプリングが設けられ、前記ガイドスプリング
は、その先端に前記リバースローラの外周面の頂部至近
位置に当接する舌片を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】ガイドスプリングは、弾性を有し、その先端の
舌片がリバースローラの頂部至近位置でリバースローラ
の外周部に当接しているので、繰り出される用紙の先端
は舌片に案内されてリバースローラの外周面の頂部にお
ける接線に沿ってリバースローラとリバースアシストロ
ーラとの間に進入される。このため、用紙先端がリバー
スローラの下方に回転する外周面に突き当たることが防
止されるので、リバースローラから大きな摩擦力を受け
て座屈するなどの変形が生じない。ガイドスプリング
は、リバースローラ支持用レバーに取付けられ、リバー
スローラが揺動すると、これと一緒に揺動する。従っ
て、リバースローラが繰り出される用紙により揺動して
も、ガイドスプリングの舌片により用紙先端がリバース
ローラの外周面の頂部に案内される条件は、不変であ
り、安定している。すなわち、用紙前端に摩擦力が加え
られる位置及び摩擦力の大きさが常に一定であるので、
用紙に対する分離効果及び座屈防止効果が確実である。
舌片がリバースローラの頂部至近位置でリバースローラ
の外周部に当接しているので、繰り出される用紙の先端
は舌片に案内されてリバースローラの外周面の頂部にお
ける接線に沿ってリバースローラとリバースアシストロ
ーラとの間に進入される。このため、用紙先端がリバー
スローラの下方に回転する外周面に突き当たることが防
止されるので、リバースローラから大きな摩擦力を受け
て座屈するなどの変形が生じない。ガイドスプリング
は、リバースローラ支持用レバーに取付けられ、リバー
スローラが揺動すると、これと一緒に揺動する。従っ
て、リバースローラが繰り出される用紙により揺動して
も、ガイドスプリングの舌片により用紙先端がリバース
ローラの外周面の頂部に案内される条件は、不変であ
り、安定している。すなわち、用紙前端に摩擦力が加え
られる位置及び摩擦力の大きさが常に一定であるので、
用紙に対する分離効果及び座屈防止効果が確実である。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。従来例と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略する。図4は実施例に係る用紙分離給紙装置
の平面図、図5は同、側面図、図6は同、リバースロー
ラ部の拡大図である。
する。従来例と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略する。図4は実施例に係る用紙分離給紙装置
の平面図、図5は同、側面図、図6は同、リバースロー
ラ部の拡大図である。
【0011】本実施例においては、従来の一対のガイド
レバー8に代えて、一対の一例として0.1mm程度の
薄板金で作られたガイドスプリング11を用いている。
このガイドスプリングは、先端部に各リバースローラ3
の頂部Tの至近位置まで上り傾斜して延びる舌片11a
を有し、その舌片の先端部をリバースローラの外周面に
当接させた状態で取付けてある。(図4参照)。
レバー8に代えて、一対の一例として0.1mm程度の
薄板金で作られたガイドスプリング11を用いている。
このガイドスプリングは、先端部に各リバースローラ3
の頂部Tの至近位置まで上り傾斜して延びる舌片11a
を有し、その舌片の先端部をリバースローラの外周面に
当接させた状態で取付けてある。(図4参照)。
【0012】図5において、12はリバースローラの支
持アーム、13はその支点、14は支持アーム12を介
してリバースローラ3をその頂部がリバースアシストロ
ーラ5の下端部の間に接近する方向、すなわち、図5,
6において反時計方向に付勢する引張りコイルバネであ
り、用紙Pがリバースローラ3を通過する時、この引張
りコイルバネ14の引張り力に抗してリバースローラ3
は若干下方に逃げるようになっている。
持アーム、13はその支点、14は支持アーム12を介
してリバースローラ3をその頂部がリバースアシストロ
ーラ5の下端部の間に接近する方向、すなわち、図5,
6において反時計方向に付勢する引張りコイルバネであ
り、用紙Pがリバースローラ3を通過する時、この引張
りコイルバネ14の引張り力に抗してリバースローラ3
は若干下方に逃げるようになっている。
【0013】図5及び図6に示すように、ガイドスプリ
ング11は、その基端部が上記支持アーム12と一体的
に設けられている。したがって、ガイドスプリング11
は、支点13を中心にして、リバースローラ3と一体的
に揺動するように設けられている。
ング11は、その基端部が上記支持アーム12と一体的
に設けられている。したがって、ガイドスプリング11
は、支点13を中心にして、リバースローラ3と一体的
に揺動するように設けられている。
【0014】図6に基づいてガイドスプリング11につ
いてさらに説明すると、ガイドスプリング11の舌片1
1aはリバースローラ3に向かって上方に傾斜して、そ
の先端部はリバースローラ3の頂部Tの至近まで延び、
その先端がリバースローラ3の外周部に当接されて、容
易に下方にずれないようになっている。
いてさらに説明すると、ガイドスプリング11の舌片1
1aはリバースローラ3に向かって上方に傾斜して、そ
の先端部はリバースローラ3の頂部Tの至近まで延び、
その先端がリバースローラ3の外周部に当接されて、容
易に下方にずれないようになっている。
【0015】次に、上記構成による給紙動作について説
明する。用紙Pが繰出しローラ2から付与される繰出し
方向の力によって繰出されると、用紙Pの先端部は、ガ
イドスプリング11の舌片11aに沿ってリバースロー
ラ3の頂部T近傍へ向かって円滑に案内される。ここ
で、繰出された用紙Pの自重がガイドスプリング11の
舌片11aに作用するが、舌片11aは、その先端部が
リバースローラ3の頂部Tの至近の外周面に当接してい
るからリバースローラ3の外周面よりも下方へ押下され
ることがない。
明する。用紙Pが繰出しローラ2から付与される繰出し
方向の力によって繰出されると、用紙Pの先端部は、ガ
イドスプリング11の舌片11aに沿ってリバースロー
ラ3の頂部T近傍へ向かって円滑に案内される。ここ
で、繰出された用紙Pの自重がガイドスプリング11の
舌片11aに作用するが、舌片11aは、その先端部が
リバースローラ3の頂部Tの至近の外周面に当接してい
るからリバースローラ3の外周面よりも下方へ押下され
ることがない。
【0016】前述したように、繰出しローラ2及びガイ
ドスプリング11は支点13によって軸支されている。
このため、繰出しローラ2及びガイドスプリング11
は、用紙Pの自重により引っ張りコイルバネ14の付勢
力に抗して一体的に押下されて揺動するものの、上述の
とおり、ガイドスプリング11の舌片11aの先端部が
リバースローラ3の外周面よりも下方へ押下されること
はない。なお、リバースローラ3による用紙Pの分離動
作については、従来装置と同様であるため説明を省略す
る。
ドスプリング11は支点13によって軸支されている。
このため、繰出しローラ2及びガイドスプリング11
は、用紙Pの自重により引っ張りコイルバネ14の付勢
力に抗して一体的に押下されて揺動するものの、上述の
とおり、ガイドスプリング11の舌片11aの先端部が
リバースローラ3の外周面よりも下方へ押下されること
はない。なお、リバースローラ3による用紙Pの分離動
作については、従来装置と同様であるため説明を省略す
る。
【0017】上述した実施例によれば、用紙Pの先端部
は、ガイドスプリング11の舌片11aの先端部の位
置、すなわちリバースローラ3の外周面の頂部Tまで確
実に到達する。つまり、用紙Pは、ガイドスプリング1
1によりリバースローラ3の頂部Tにスムーズに導か
れ、かつ、舌片11aの先端部により、リバースローラ
3の外周部には接線に近い角度で進入することができる
ため、リバースローラ3から進入方向と逆方向の力を受
けても、用紙Pの先端を座屈させる事態に至らないの
で、用紙の先端の変形が未然に防止される。したがっ
て、用紙の分離及びその後の用紙搬送が円滑に行われる
という効果がある。
は、ガイドスプリング11の舌片11aの先端部の位
置、すなわちリバースローラ3の外周面の頂部Tまで確
実に到達する。つまり、用紙Pは、ガイドスプリング1
1によりリバースローラ3の頂部Tにスムーズに導か
れ、かつ、舌片11aの先端部により、リバースローラ
3の外周部には接線に近い角度で進入することができる
ため、リバースローラ3から進入方向と逆方向の力を受
けても、用紙Pの先端を座屈させる事態に至らないの
で、用紙の先端の変形が未然に防止される。したがっ
て、用紙の分離及びその後の用紙搬送が円滑に行われる
という効果がある。
【0018】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
ガイドスプリングは、先端の弾性を有する舌片がリバー
スローラの頂部至近位置でリバースローラの外周部に当
接しているので、繰り出される用紙の先端は舌片に案内
されてリバースローラの外周面の頂部における接線に沿
ってリバースローラとリバースアシストローラとの間に
進入されるため、用紙先端がリバースローラの下方に回
転する外周面に突き当たることが防止されるので、リバ
ースローラから大きな摩擦力を受けて座屈するなどの変
形が生じない。 また、ガイドスプリングは、ローラ支持
用レバーに取付けられ、リバースローラが揺動すると、
これと一緒に揺動する。従って、繰り出される用紙によ
りリバースローラが揺動しても、ガイドスプリングの舌
片により用紙先端がリバースローラの外周面の頂部に案
内される条件は、不変であり、用紙前端に摩擦力が加え
られる位置及び摩擦力の大きさが常に一定であるので、
用紙に対する分離効果及び座屈防止効果が確実である。
ガイドスプリングは、先端の弾性を有する舌片がリバー
スローラの頂部至近位置でリバースローラの外周部に当
接しているので、繰り出される用紙の先端は舌片に案内
されてリバースローラの外周面の頂部における接線に沿
ってリバースローラとリバースアシストローラとの間に
進入されるため、用紙先端がリバースローラの下方に回
転する外周面に突き当たることが防止されるので、リバ
ースローラから大きな摩擦力を受けて座屈するなどの変
形が生じない。 また、ガイドスプリングは、ローラ支持
用レバーに取付けられ、リバースローラが揺動すると、
これと一緒に揺動する。従って、繰り出される用紙によ
りリバースローラが揺動しても、ガイドスプリングの舌
片により用紙先端がリバースローラの外周面の頂部に案
内される条件は、不変であり、用紙前端に摩擦力が加え
られる位置及び摩擦力の大きさが常に一定であるので、
用紙に対する分離効果及び座屈防止効果が確実である。
【図1】従来例に係る用紙分離給紙装置の平面図であ
る。
る。
【図2】同装置の側面図である。
【図3】同装置のリバースローラ近傍の拡大図である。
【図4】本考案の実施例に係る用紙分離給紙装置の平面
図である。
図である。
【図5】同装置の側面図である。
【図6】同装置のリバースローラ部の拡大図である。
1 用紙載置台 2 繰出しローラ 3 リバースローラ 4 一方向摩擦クラッチ 5 リバースアシストローラ 6 フィードローラ 7 プレッシャローラ 11 ガイドスプリング 11a 舌片
Claims (1)
- 【請求項1】 用紙載置台上に載置された用紙を最上位
紙から順次繰出す繰出しローラと、前記繰出しローラの
下流側近傍で前記用紙の繰出し面の下方に設けられ、前
記用紙の繰出し方向と逆方向に回転駆動される摩擦クラ
ッチ内蔵のリバースローラと、前記用紙の繰出し面を挟
んで前記リバースローラと反対側で前記リバースローラ
と互い違いとなる位置に回動自在に支持され、前記用紙
を前記リバースローラに対して押圧するためのリバース
アシストローラと、前記リバースローラ及び前記リバー
スアシストローラの間から繰出された前記用紙を下流側
に向けて送り出すフィードローラ及びプレッシャローラ
とを有する用紙分離給紙装置において、前記リバースローラは、支点において揺動自在に枢支さ
れたレバーの端部に支持され、かつ、前記リバースロー
ラの頂部が前記リバースアシストローラの下端部の間に
接近する方向に付勢され、 前記用紙載置台の前部から前記リバースローラに向かっ
て上方に傾斜し、かつ、前記リバースローラの外周面の
頂部至近位置まで延長された薄板状のガイドスプリング
が設けられ、前記ガイドスプリングは、その先端に前記
リバースローラの外周面の頂部至近位置に当接する舌片
を有すること、 を特徴とする用紙分離給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043295U JP2597550Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 用紙分離給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043295U JP2597550Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 用紙分離給紙装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595939U JPH0595939U (ja) | 1993-12-27 |
JP2597550Y2 true JP2597550Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=12659800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992043295U Expired - Fee Related JP2597550Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 用紙分離給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597550Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63225044A (ja) * | 1987-03-09 | 1988-09-20 | Minolta Camera Co Ltd | 自動給紙装置 |
JPH0343122B2 (ja) * | 1984-06-07 | 1991-07-01 | Asahi Chemical Ind |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3043122U (ja) * | 1997-05-06 | 1997-11-11 | 株式会社賛光 | クラスプ |
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1992
- 1992-05-29 JP JP1992043295U patent/JP2597550Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0343122B2 (ja) * | 1984-06-07 | 1991-07-01 | Asahi Chemical Ind | |
JPS63225044A (ja) * | 1987-03-09 | 1988-09-20 | Minolta Camera Co Ltd | 自動給紙装置 |
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JPH0595939U (ja) | 1993-12-27 |
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