JPH0713852U - 自動給紙装置 - Google Patents

自動給紙装置

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JPH0713852U
JPH0713852U JP4492493U JP4492493U JPH0713852U JP H0713852 U JPH0713852 U JP H0713852U JP 4492493 U JP4492493 U JP 4492493U JP 4492493 U JP4492493 U JP 4492493U JP H0713852 U JPH0713852 U JP H0713852U
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pad
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friction pad
sheet
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JP4492493U
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Inventor
仁志 岡部
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給紙ローラによって繰り出された用紙をスムー
ズにニップ部に案内し、パッド表面の耐久性の向上を図
る用紙分離機構を備えた自動給紙装置を提供することを
目的とする。 【構成】本考案の自動給紙装置は、フリクションパッド
方式の用紙分離機構を備えており、この用紙分離機構
は、連結部材33に形成されたパッド支持部材37に固
着され、給紙ローラ10に向けて当接、付勢されるフリ
クションパッド40を備えている。フリクションパッド
40の周囲には、弾性を有するすべり板50がフリクシ
ョンパッド40の表面と所定間隔をおいて配されてお
り、給紙ローラ10によって繰り出された用紙をニップ
部に向けて搬送する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プリンタ等の用紙処理装置に用いられ、積層用紙を1枚に分離し て用紙処理部に給紙する用紙分離機構を備えた自動給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記用紙分離機構の1つとして、一般的にフリクションパッド方式が知られて おり、例えば、特開平3−216436号公報には、このフリクションパッド方 式の用紙分離機構を備えた自動給紙装置が開示されている。この自動給紙装置に おける用紙分離機構は、装置本体に固定され回動支持部材が形成されたブラケッ トと、前記回動支持部材に給紙ローラの全長方向に沿って回動自在に支持される と共にフリクションパッド(以下、パッドと称する)が固着されたパッド支持部 材と、回動支持部材とパッド支持部材との間に配置されフリクションパッドが固 着されたパッド支持部材を給紙ローラに向けて付勢する付勢ばねと、を備えてお り、前記パッドは、回動支持部材および付勢ばねによって、給紙ローラの全長に 亘って常に均等に弾性付勢されている。
【0003】 そして、給紙ローラの回転によって、給紙ローラに付勢された積層用紙の最上 部の用紙は給紙ローラとパッドとの間のニップ部に向けて繰り出され、このニッ プ部における摩擦作用により、繰り出された用紙は1枚に分離されて用紙処理装 置側に搬送される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した用紙分離機構を備えた自動給紙装置によれば、用紙は、押圧板に積層 載置されて、プレッシャプレートに設けられた付勢部材によって給紙ローラの中 心に向けて当接、付勢されている。また、パッドは、積層された用紙の先端縁か ら僅かに給紙方向下流側に配置され、給紙ローラの外周面に対して、全長方向に 沿って線接触するような状態で、給紙ローラの中心に向けて当接、付勢されてい る。このため、パッドの表面は、必然的に、給紙ローラの回転によって繰り出さ れる用紙の進行方向(給紙ローラの接線方向)に対して傾斜した状態となってし まう。この結果、上記構成のパッドによって用紙の分離を行う場合、以下に述べ る問題が発生する。
【0005】 給紙ローラが駆動されることによって、積層用紙から1〜2,3枚の用紙が繰 り出され、給紙ローラとパッドとの間のニップ部に向けて案内される。このとき 繰り出された用紙の先端縁は、上述したパッド表面の傾斜により、先ずパッドの 表面に当接し、それから、パッド表面を擦りながらニップ部に案内される。この ため、繰り出された用紙によって、パッドの表面が次第に削られてしまい、その 部分において用紙先端が引っ掛かり、用紙の不送り等の問題が発生してしまう。 また、繰り出された用紙の先端縁は、先ずパッドの表面に当接するので、パッド 材の加工及び材質等による表面粗さのバラツキによって、用紙先端が引掛かりや すくなる場合が有り得、前記同様、用紙の不送り等の問題が発生する。特に、こ のような問題は、パッドに向けてカールした用紙を繰り出した場合、葉書のよう に比較的腰の強い用紙を繰り出した場合に顕著となる。
【0006】 この考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、給紙ローラに よって繰り出された用紙をスムーズにニップ部に案内し、パッド表面の耐久性の 向上を図る用紙分離機構を備えた自動給紙装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案の自動給紙装置は、回転駆動される給紙ロ ーラと、用紙を積層載置して前記給紙ローラに押圧するスタッカと、前記給紙ロ ーラに対向して配置され、用紙を分離するフリクションパッドと、このフリクシ ョンパッドを、前記給紙ローラの外周に押圧する押圧手段と、を備えており、前 記フリクションパッドおよび前記押圧手段を有する分離手段と、この分離手段に 設けられ、前記給紙ローラの回転によって繰り出された用紙先端縁を前記給紙ロ ーラの表面とフリクションパッドとの間のニップ部に案内する、弾性を有するす べり板と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】
押圧板に積層された用紙が給紙ローラの回転によって繰り出されると、繰り出 された先端縁は、最初にすべり板に当接し、このすべり板上をすべりながら、給 紙ローラの外周面とフリクションパッドとの間のニップ部に案内される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係るフリクションパッド方式の用紙分離機構を備えた自動給紙 装置の一実施例を添付図面に沿って具体的に説明する。 図1は自動給紙装置のスタッカ部分の概略構成を示す斜視図であり、図2は側 面図、図3は用紙分離機構の部分を示す正面図である。図において、符号1は給 紙スタッカを示しており、この給紙スタッカは、用紙支持部3aが屈曲形成され た底板3と、底板の基端側で回動自在に枢支された押圧板5と、底板3と押圧板 5との間に固定された付勢部材7と、を備えている。
【0010】 押圧板5の上方には、自動給紙装置のフレーム(図示せず)に回転可能に支持 され、カラー30を介して給紙ローラ10が固定された給紙ローラ軸12が配さ れている。前記押圧板5に積層載置された用紙15は、付勢部材7の付勢力によ って、給紙ローラ10の外周面に当接、付勢される。また、押圧板5には、給紙 ローラ軸12に沿って摺動するように、スライド板20が配されており、押圧板 5に積層載置された用紙は、スライド板20に突設形成されたガイド22によっ て、そのサイドが規定される。このガイド22には、高さ方向に沿って延出する 案内溝22aが形成されており、この案内溝22a内の略中央部には、アーム2 5の一端が、回動自在で、かつアームの延出方向に沿って摺動自在となるように 支持されている。なお、図面では、1つのスライド板が示されているが、もちろ ん積層された用紙の両サイドを規定するように押圧板に1対のスライド板を配し ても良い。
【0011】 前記カラー30は、給紙ローラ軸12に対して軸方向に移動可能に構成されて おり、このカラーには、軸方向に沿って隣接した2つの係合溝30a,30bが 形成されている。この2つの係合溝の内、外側の係合溝30aには、前記アーム 25の先端部に形成された挟持部が、給紙ローラ軸に対して回動するように嵌入 されている。
【0012】 前述した底板3の用紙支持部3aの先端には、L字型に屈曲し、軸方向に延出 した案内面3bが形成されており、この案内面3bには、分離手段を構成する連 結部材33が軸方向に沿って摺動自在に支持されている。連結部材33には、摺 動方向に対して垂直に延出する屈曲部35が形成されており、屈曲部の先端に形 成された挟持部が、前記カラーの30の内側に形成された係合溝30bに嵌入さ れている。また、連結部材33の表面には、パッド支持部材37が形成されてお り、このパッド支持部材37には、前記給紙ローラ10の外周面に対向するよう にフリクションパッド(パッド)40が固着されている。パッド支持部材37と 連結部材33との間には、付勢部材45が配されており、パッド40は、給紙ロ ーラ10の外周面に対して、当接、付勢されている。このように、給紙ローラ軸 12に対して摺動するカラー30に、給紙ローラ10、スライド板20のアーム 25および連結部材33を設けたため、これらの部材は、一体的に軸方向に沿っ て摺動可能となっている。従って、押圧板に載置される用紙のサイズに合わせて 、上記各部材を軸方向に沿って一体的に摺動させることができる。
【0013】 パッド40の外周領域には、パッド40を囲むように、軸方向両端部から給紙 方向に向けて1対の延出部50aが形成されたコの字型のすべり板50が配され ている。このすべり板50は、パッド40の給紙方向上流側において、すべり板 固定部55を介在させることにより所定間隙をおいてパッド40の表面に固定さ れている。従って、図2に示されるように、延出部50aとパッド40の表面と の間には、所定の間隙が形成される。このすべり板50は、給紙ローラ10の回 転によって繰り出された用紙の先端縁を、パッド40と給紙ローラ10の外周面 との間のニップ部に案内する役目を果たすので、特に、滑りやすく弾性を有する 部材が好ましい。また、前記所定間隔は、繰り出された用紙の先端縁が、直接ニ ップ部に案内される程度に設定される。これは、間隙が狭すぎると用紙先端縁は パッド40の表面に引っ掛かり易くなり、広すぎると用紙先端縁がすべり板50 に沿ってすべり、ニップ部において充分な摩擦分離作用を受けられないからであ る。
【0014】 次に、図4乃至図6を参照して、押圧板5に載置された積層用紙が、前述した 用紙分離機構の部分で、1枚に分離される動作を説明する。 図4で示すように、給紙ローラ10が図示されていない駆動源によって矢印方 向に駆動され、これによって積層された用紙15から、2枚の用紙が繰り出され たとする。繰り出された2枚の用紙は、給紙ローラ10の接線方向に沿って搬送 されその先端縁が、すべり板50の1対の延出部50aに突き当たる。
【0015】 給紙ローラ10の回転により、さらに用紙先端側は搬送され、図5に示すよう に、用紙先端縁は、パッド40を付勢部材45の付勢力に抗して押し下げると共 に、1対の延出部50aを弾性的に下方向に撓ませる。このとき、用紙先端縁は 、すべり板の延出部50aの表面に沿って滑って搬送され、図6に示すように、 丁度ニップ部の位置に案内される。このとき、延出部50aは、最も撓んだ状態 にある。そして、このニップ部において、給紙ローラと用紙間の摩擦力、用紙間 の摩擦力、用紙とパッド間の摩擦力の力関係によって用紙は1枚に分離される。
【0016】 すなわち、給紙ローラ10によって繰り出された用紙は、すべり板50の表面 の滑り易さ、および弾性的な撓みによって、直接ニップ部に理想的な角度で案内 され、繰り出された用紙先端縁が、パッド40の表面に直角に近い状態で突き当 たることはない。従って、パッド表面が削られるようなことがなくなり、パッド を保護することができる。
【0017】 以上、本考案の一実施例を説明したが、本考案は、上記実施例に限定されず、 種々変形することができる。上記実施例では、フリクションパッドを有する分離 手段は給紙ローラと共に、軸方向に沿って摺動するように構成されていたが、両 部材とも軸方向に対して固定された構成であっても構わない。また、すべり板は パッド表面に、すべり板固定部を介在させて固定されていたが、連結部材に支持 された構成であっても良い。さらに、上記すべり板の形状は、パッドの形状に応 じて種々変形することもできる。例えば、給紙ローラが軸方向に分割され、これ に対応してフリクションパッドも軸方向に分割されているような場合は、T字型 のすべり板を用いることも可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、すべり板を設けたことにより、給紙ロ ーラによって繰り出された用紙がニップ部に案内されるので、用紙先端縁がフリ クションパッドの表面に引っ掛かることは無くなる。この結果、フリクションパ ッド表面の耐久性の向上が図れると共に、フリクションパッド表面の削れ、パッ ド材の加工及び材質等による表面粗さのバラツキによって生じる用紙の不送り等 を防止することができる。また、パッドに向けてカールした用紙及び葉書のよう に比較的腰の強い用紙等を繰り出した場合における分離手段への進入角を理想的 な角度にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動給紙装置のスタッカ部分の概
略構成を示す斜視図。
【図2】図1に示す自動給紙装置の側面図。
【図3】図1に示す自動給紙装置の用紙分離機構の部分
の正面図。
【図4】押圧板に載置された積層用紙が、用紙分離機構
の部分で、1枚に分離される様子を示す図。
【図5】図4に示す状態から、さらに用紙が繰り出され
た状態を示す図。
【図6】図5に示す状態から、さらに用紙が繰り出され
た状態を示す図。
【符号の説明】
1…給紙スタッカ、5…押圧板、10…給紙ローラ、1
2…給紙ローラ軸、33…連結部材、37…パッド支持
部材、40…フリクションパッド、45…付勢部材、5
0…すべり板、55…すべり板固定部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される給紙ローラと、用紙を積
    層載置して前記給紙ローラに押圧するスタッカと、前記
    給紙ローラに対向して配置され、用紙を分離するフリク
    ションパッドと、このフリクションパッドを、前記給紙
    ローラの外周に押圧する押圧手段と、を備えた自動給紙
    装置において、 前記フリクションパッドおよび前記押圧手段を有する分
    離手段と、この分離手段に設けられ、前記給紙ローラの
    回転によって繰り出された用紙先端縁を前記給紙ローラ
    の表面とフリクションパッドとの間のニップ部に案内す
    る、弾性を有するすべり板と、を有することを特徴とす
    る、自動給紙装置。
JP4492493U 1993-08-18 1993-08-18 自動給紙装置 Pending JPH0713852U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104229505A (zh) * 2013-06-20 2014-12-24 株式会社理光 片材分离供给装置及图像形成装置
JP2015164879A (ja) * 2015-06-22 2015-09-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5852127A (ja) * 1981-09-22 1983-03-28 Ricoh Co Ltd 給紙装置

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