JPH07235845A - 非反転増幅回路 - Google Patents

非反転増幅回路

Info

Publication number
JPH07235845A
JPH07235845A JP6025773A JP2577394A JPH07235845A JP H07235845 A JPH07235845 A JP H07235845A JP 6025773 A JP6025773 A JP 6025773A JP 2577394 A JP2577394 A JP 2577394A JP H07235845 A JPH07235845 A JP H07235845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance
operational amplifier
resistor
buffer
input terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6025773A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ichioka
明 一岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP6025773A priority Critical patent/JPH07235845A/ja
Publication of JPH07235845A publication Critical patent/JPH07235845A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】非反転増幅回路で演算増幅器の帰還抵抗の抵抗
値を低減し、半導体集積回路に形成したときの抵抗体の
チップ面積を小さくする。 【構成】演算増幅器7と、この演算増幅器の出力端子と
反転入力端子との間に接続されたこの演算増幅器の帰還
抵抗1と、基準電圧の分圧抵抗2,3による分圧点と、
演算増幅器7の反転入力端子との間に直列に接続された
入力インピーダンスが無限大に近く大きいバッファ5、
および抵抗4とからなる前段回路6とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子回路で広く用いら
れる非反転増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の非反転増幅回路の一例を示
す回路図である。図2において、非反転増幅回路は演算
増幅器7と、この演算増幅器7の出力端子Vout と反転
入力端子との間に接続されたこの演算増幅器の帰還抵抗
1と、基準電圧端子Vref と接地端子間に直列に接続さ
れ、それらの接続点(抵抗分圧点)Vb が前記演算増幅
器7の反転入力端子に接続された分圧抵抗2および3か
らなり、演算増幅器7の非反転入力端子がこの非反転増
幅回路の信号入力端子Vinを、演算増幅器7の出力端子
がこの非反転増幅回路の信号出力端子Vout を構成す
る。
【0003】この非反転増幅回路の増幅率は次の通りに
なる。図2において、帰還抵抗1に流れる電流をI1
分圧抵抗2に流れる電流をI2 ,分圧抵抗3に流れる電
流をI3 とし、演算増幅器7の反転入力端子と非反転入
力端子の電圧を等しく設定すると、式(1)ないし式
(4)が得られる。
【0004】
【数1】 vout =I1 ・R1 +vin ・・・・・式(1) I2 =(vref −vin)/R2 ・・・・・式(2) I3 =vin/R3 ・・・・・式(3) I1 =I3 −I2 ・・・・・式(4) 但し、 vout :信号出力端子Vout の電圧 vin :信号入力端子Vinの電圧 vref :基準電圧端子Vref の電圧 R1 :帰還抵抗1の抵抗値 R2 :分圧抵抗2の抵抗値 R3 :分圧抵抗3の抵抗値 これら式(1)ないし式(4)から信号出力端子の電圧
out を求めると、式(5)が得られる。
【0005】
【数2】 vout ={(R2 +R3 )・R1 /R2 ・R3 }vin −(R1 /R2 )vref +vin ・・・・・式(5) ここで、信号入力端子の電圧vinの変化量Δvinを入力
信号電圧、信号出力端子の電圧vout の変化量をΔv
out とすると、(R1 /R2 )vref の項は無視できる
ので、増幅率Δvout /Δvinは式(6)の通りにな
る。
【0006】
【数3】 Δvout /Δvin={(R2 +R3 )・R1 /R2 ・R3 }+1 ・・・・・式(6)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の非反転増幅回路
では増幅率を大きくするためには、式(6)から明らか
なように分圧抵抗の抵抗値R2 ,R3 に対して、演算増
幅器の帰還抵抗の抵抗値R1 を大きくする必要がある。
一方、これら分圧抵抗の抵抗値R2 ,R3 は消費電流を
抑えるために、それぞれ数KΩ程度の抵抗値が必要であ
り、例えば増幅率を60dBとすると、帰還抵抗の抵抗
値R1 は数MΩないし数十MΩに達する。
【0008】このために、この非反転増幅回路を半導体
集積回路として形成するとき、抵抗体のチップ面積が増
大する問題がある(ピンチ抵抗などチップ面積の小さい
抵抗体があるが、抵抗値の精度が悪く使用することは困
難である)。本発明の目的は非反転増幅回路において、
演算増幅器の帰還抵抗の抵抗値を低減することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明の非反転増幅回路は、演算増幅器と、この
演算増幅器の出力端子と反転入力端子との間に接続され
た帰還抵抗と、基準電圧の抵抗分圧点に入力端子が接続
されたバッファと、このバッファの出力端子と前記演算
増幅器の反転入力端子との間に接続された抵抗とで構成
する。そして、このバッファを、出力端子を反転入力端
子に接続した演算増幅器で構成し、この非反転増幅回路
を半導体集積回路として形成すると好適である。
【0010】
【作用】本発明の非反転増幅回路では、基準電圧の抵抗
分圧点と演算増幅器の反転入力端子との間に、バッファ
および抵抗からなる前段回路を設けたので、このバッフ
ァの入力インピーダンスを大きくすることによって演算
増幅器側から基準電圧点へ流れる電流少なくでき、式
(10)から明らかなように増幅率を基準電圧を分圧す
る分圧抵抗の抵抗値に関係なく、前段回路の抵抗と演算
増幅器の帰還抵抗の抵抗値の比だけによって定めること
ができる。従って、前段回路の抵抗値を低く抑えること
で、演算増幅器の帰還抵抗の抵抗値を低減することがで
きる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の非反転増幅回路の一実施例を
示す回路図である。図1に示す本発明の非反転増幅回路
が図2に示す従来の非反転増幅回路と異なるところは、
図2の分圧抵抗2と3の接続点(抵抗分圧点)Vb に入
力端子が接続されたバッファ(出力を反転入力に接続
し、非反転入力を入力した演算増幅器)5と、このバッ
ファ5の出力端子と演算増幅器7の反転入力端子との間
に接続された抵抗4からなる前段回路6を設けた点にあ
る。
【0012】この非反転増幅回路の増幅率は次の通りで
ある。図1において帰還抵抗1に流れる電流をI1
し、演算増幅器7の反転入力端子と非反転入力端子の電
圧を等しく設定すると、バッファ5の入力インピーダン
スは無限大に近く大きいので、式(7)ないし式(8)
が得られる。
【0013】
【数4】 Vout =I1 ・R1 +vin ・・・・・式(7) I1 =(vin−vb )/R4 ・・・・・式(8) 但し、 R4 :前段抵抗4の抵抗値 vb :抵抗分圧点Vb の電圧であり、vb ={R3
(R2 +R3 )}vref となる。
【0014】これら式(7)および式(8)から信号出
力端子の電圧vout を求めると、式(9)が得られる。
【0015】
【数5】 vout =(R1 /R4 )・Vin−(R1 /R4 )・Vb +Vin 式(9) ここで、信号入力端子の電圧vinの変化量Δvinを入力
信号電圧とし、信号出力端子の電圧vout の変化量をΔ
out とすると、(R1 /R4 )Vb の項は無視できる
ので、増幅率Δvout /Δvinは式(10)の通りにな
る。
【0016】
【数6】 Δvout /Δvin=R1 /R4 +1 ・・・・・式(10) この非反転増幅回路では増幅率は、式(10)から明ら
かなように基準電圧v ref を分圧する分圧抵抗2および
3の抵抗値R2 ,R3 に関係なく、前段回路6の抵抗4
の抵抗値R4 と、演算増幅器7の帰還抵抗1の抵抗値R
1 の比だけで決まる。実験の結果では、この抵抗4の抵
抗値R4 を100Ωに、帰還抵抗1の抵抗値R1 を10
0KΩに設定することによって、増幅率Δvout /Δv
inが60dBの非反転増幅回路が得られた。抵抗値が1
00KΩ程度の帰還抵抗値R1 では、この増幅回路を半
導体集積回路として形成したときの抵抗体のチップ面積
の増大は殆んどない。
【0017】
【発明の効果】本発明の非反転増幅回路では演算増幅器
の帰還抵抗が低減されるので、半導体集積回路として形
成したときの抵抗体のチップ面積が小さく実用上の効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非反転増幅回路の一実施例を示す回路
【図2】従来の非反転増幅回路の一例を示す回路図
【符号の説明】
1 帰還抵抗 2 分圧抵抗 3 分圧抵抗 4 抵抗 5 バッファ 6 前段回路 7 演算増幅器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算増幅器と、この演算増幅器の出力端子
    と反転入力端子との間に接続された帰還抵抗と、基準電
    圧の抵抗分圧点に入力端子が接続されたバッファと、こ
    のバッファの出力端子と前記演算増幅器の反転入力端子
    との間に接続された抵抗とを備えることを特徴とする非
    反転増幅回路。
  2. 【請求項2】前記バッファは、出力端子を反転入力端子
    に接続した演算増幅器からなることを特徴とする請求項
    1に記載の非反転増幅器。
  3. 【請求項3】半導体集積回路として形成されることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の非反転増幅回路。
JP6025773A 1994-02-24 1994-02-24 非反転増幅回路 Pending JPH07235845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025773A JPH07235845A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 非反転増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025773A JPH07235845A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 非反転増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07235845A true JPH07235845A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12175175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6025773A Pending JPH07235845A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 非反転増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07235845A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271034A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Toyota Industries Corp 交流電流検出回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271034A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Toyota Industries Corp 交流電流検出回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10564186B2 (en) Current sense amplifier architecture and level shifter
JP3452921B2 (ja) 繰り返し性セルを含むモノリシックチップの集積回路
JP3953590B2 (ja) 差動入力電圧をシングル・エンド出力電圧に変換する電子回路
JPH07235845A (ja) 非反転増幅回路
JPH0770935B2 (ja) 差動電流増幅回路
CN211557236U (zh) Ab类放大器和数字输入ab类放大器
JP2846613B2 (ja) パルス出力型熱線式空気流量計
JP3442092B2 (ja) 集積回路
JP2546636Y2 (ja) 能動負荷回路
JPH02266601A (ja) 差動増幅回路
JPS60805B2 (ja) 反転帰還増幅器
JP2712310B2 (ja) カレントミラー回路
JP3123581B2 (ja) 高速複合反転増幅器
JPS6276802A (ja) 反転増幅器
JPH0630426B2 (ja) 利得可変回路
JPH05113421A (ja) 計測用回路
JPH08320346A (ja) 電気量測定装置
JPH05299947A (ja) 差動増幅器
JPS61295704A (ja) 反転増幅器
JPS5913410A (ja) 電力増幅器
JPH02301213A (ja) ヒステリシス付きコンパレータ
JP2003124800A (ja) Cmosインバータ回路、dcオフセット検出回路、および演算増幅器
JPH05226941A (ja) 演算増幅回路の利得調整方法
JPS60259014A (ja) 可変抵抗回路
JPS63246058A (ja) バストランシ−バ集積回路