JP2546636Y2 - 能動負荷回路 - Google Patents

能動負荷回路

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JP2546636Y2
JP2546636Y2 JP3447092U JP3447092U JP2546636Y2 JP 2546636 Y2 JP2546636 Y2 JP 2546636Y2 JP 3447092 U JP3447092 U JP 3447092U JP 3447092 U JP3447092 U JP 3447092U JP 2546636 Y2 JP2546636 Y2 JP 2546636Y2
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昭 高山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種の電子機器に使用
され集積回路化に好適であり、特にバイアス回路に特徴
を有する、能動負荷回路に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照して、従来の能動負荷
回路について説明する。図4は、従来の能動負荷回路を
示す電気回路図であり、1,2は端子、29はFET、
30は抵抗器である。FET29のソ−スとゲ−ト間に
接続された抵抗30に流れる電流に依る電圧降下が、F
ETのバイアスを決定する。例えば、図8に示す様な特
性のFETを用い、端子1と2の間に2Vの電圧を加
え、抵抗30を20Ωとしたとすると図8中のX印点で
FETは動作することとなり、FETの飽和領域なの
で、端子1,2間は比較的高いインピ−ダンスを呈す
る。端子1,2間を抵抗に置き替えると、約1.8V/
11mA=160Ωであるが、微小交流信号に対して
は、図8のX印点の傾斜が抵抗となり、約1.0V/2
mA=500Ωとなる。この特徴を利用して、図4に示
す回路は、増巾回路等の負荷あるいは定電流源として使
用される。
【0003】図5は増巾器の負荷として、使用した場合
の一例で、ソ−ス接地された増巾用FET9の負荷とし
て、図4の回路を使用したものである。図中、1は供電
端子、6は信号入力端子、11は信号出力端子、7・1
0は直流阻止用コンデンサ、12は側路コンデンサ、8
はバイアス抵抗である。この様な回路では、負荷を抵抗
のみで構成した場合と比べて、比較的大きな負荷インピ
−ダンスとすることが出来るので、比較的大きな増巾器
利得を得る事ができる。
【0004】また、図6は差動増巾器の定電流源に、図
4の回路を用いたもので、FET18・19のソ−スに
図4の回路を接続したものである。13・14は信号入
力端子、27・28は信号出力端子、26は電源供給端
子、15・16・23・24は直流阻止コンデンサ、2
5は側路コンデンサ,21・22は負荷抵抗、17・2
0はバイアス抵抗である。FET18・19のソ−ス接
続点と接地間のインピ−ダンスが大きくなり、比較的大
きな同相成分除去比を得ることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
能動負荷回路は、FETの飽和領域に於ける出力抵抗が
さほど大きくない場合、特にFETのチャンネルの厚み
がチャンネル巾に比べて大きい場合には100オ−ム程
度まで下がる事があり(短チャンネル効果として一般的
に知られている。)、結果として、図4の回路でも大き
なインピ−ダンスを得られなくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する為
に、本考案の能動負荷回路は、第1のFETと、第2の
FETと、抵抗とがあり、前記第1のFETのソ−ス
と、前記第2のFETのドレインとが接続され、前記第
1のFETのゲ−トと、前記第2のFETのゲ−トとを
接続する接続点があり、該接続点と前記第2のFETの
ソ−スとが、前記抵抗を介挿して接続され、前記第1の
FETのドレインを直流ドレイン電流の入力とする入力
端とし、前記接続点を前記直流ドレイン電流の出力する
出力端とすることを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案の能動負荷回路に於て、第1のFETと
第2のFETと抵抗とが後述するStatzの式に従っ
て、非常に高いインピ−ダンスを程する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。尚、本実施例を示す図1,2,3に於て、従来
例を示す図4,5,6と対応する部分には、同一の符号
を付けて、その説明を省略する。図1は本考案の実施例
を示す図であり、1は直流電流の入力端子であり、2は
直流電流の出力端子、3は第1のFET、4は第2のF
ET、5は抵抗器である。FETの電圧−電流特性を近
似する式として、種々のものが提案されているが、ここ
では近似特性の良いものとして、良く使用されている、
Statzの式を用いて、図4及び図1の回路のインピ
−ダンスを比較してみる。Statzの式を数1に示
す。
【0009】
【数1】
【0010】数1に於て、
【0011】図4の回路に於て、端子1と2の間の電圧
をV1 、流れる電流をI1 とし、抵抗30の値をRとす
ると、ゲ−ト・ソ−ス間の電圧VGSは数2で、ドレイン
・ソ−ス間電圧VDSは数3で示されるようになる。
【0012】
【数2】
【0013】
【数3】
【0014】測定により得られた、あるFETの定数は
以下の値であった。 これを用いて、R=68オ−ムとして、V1 とI1 の関
係を計算した結果は、図7に実線で示すようなものであ
った。図1の回路の場合は、端子1,2間の電圧を
2 ,電流をI2 とし、FET3,4は図4のFET2
9と同一特性として、上で求めたV1 ,I1 を使用し、
以下に示す数4,5,6を利用してVGS,I2 ,V2
求め、これらを数1に代入して、計算すればV2 とI2
の関係が求められる。
【0015】
【数4】
【0016】
【数5】
【0017】
【数6】
【0018】この計算結果は、図7の点線で示す様なも
のであった。(電流値を略合せる為にこの場合はRは5
1オ−ムとした。)図7の曲線の傾斜が、微小信号に対
する交流インピ−ダンスを示すものであり、図1の回路
のインピ−ダンスは、図4のそれと比べると大巾に増加
している。図2は、図1に示す本考案の能動負荷回路
を、ソ−ス接地増巾器の負荷として使用した場合の電気
回路図である。図中、図5と同一番号が付してあるもの
は同一の働きをする。負荷インピ−ダンズが大きくなっ
たことにより、図5の回路よりも更に大きな利得が得ら
れる。また、図3は、図1に示す本考案の能動負荷回路
を差動増巾器の定電流源として使用した場合の電気回路
図である。図中、図6と同一番号が付してあるものは同
一の働きをする。定電流源のインピ−ダンスが大きくな
ったことにより、図6の回路よりも大きな同相成分除去
比が得られる。
【0019】
【考案の効果】以上のように、本考案の能動負荷回路
は、2つのFETと抵抗を組み合わせる事により、より
高いインピ−ダンスを呈するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による能動負荷回路を示す電気
回路図である。
【図2】図1に示す本考案の実施例による能動負荷回路
を負荷として使用した、ソ−ス接地FET増巾器を示す
電気回路図である。
【図3】図1に示す本考案の実施例による能動負荷回路
を、定電流源として使用した、FET差動増巾器を示す
電気回路図である。
【図4】従来の能動負荷回路を示す電気回路図である。
【図5】従来の能動負荷回路を負荷として使用した、ソ
−ス接地FET増巾器を示す電気回路図である。
【図6】従来の能動負荷回路を定電流源として使用し
た、FET差動増巾器を示す電気回路図である。
【図7】図1に示す本考案による能動負荷回路と、図4
に示す従来の能動負荷回路の電圧対電流特性の計算結果
を示す特性図である。
【図8】FETの静特性を示す特性図である。
【符号の説明】
1,2,26…端子 6,13,14…信号入力端子 27,28…信号出力端子 3,4,9,18,19…FET 5,8,17,20,21…抵抗器 7,10,12,15,16,23,24,25…コンデンサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のFETと、第2のFETと、抵抗
    とがあり、前記第1のFETのソ−スと、前記第2のF
    ETのドレインとが接続され、前記第1のFETのゲ−
    トと、前記第2のFETのゲ−トとを接続する接続点が
    あり、該接続点と、前記第2のFETのソ−スとが、前
    記抵抗を介挿して接続され、前記第1のFETのドレイ
    ンを直流ドレイン電流の入力とする入力端とし、前記接
    続点を前記直流ドレイン電流の出力する出力端とするこ
    とを特徴とする能動負荷回路。
JP3447092U 1992-04-24 1992-04-24 能動負荷回路 Expired - Lifetime JP2546636Y2 (ja)

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JPH0588014U JPH0588014U (ja) 1993-11-26
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