JPH07234601A - 定着ローラのクリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送出し軸から送出され、巻取り軸によって巻
き取られるクリーニングウェブと、両軸間に導出された
クリーニングウェブ部分を押圧して定着ローラ表面に圧
接させて該定着ローラ表面をクリーニングさせる加圧手
段とを備えた定着ローラのクリーニング装置において、
ユーザであっても簡単な操作によって各部材を収納した
ケースを着脱できるようにした定着ローラのクリーニン
グ装置を提供する。 【構成】 送出し軸５２から送出されて巻取り軸５３に
よって巻き取られるクリーニングウェブ５１と、両軸間
に導出されたクリーニングウェブ部分を押圧して定着ロ
ーラ表面に圧接させて該定着ローラ表面をクリーニング
させる加圧手段５４とを備えた定着ローラのクリーニン
グ装置において、少なくとも送出し軸と巻取り軸とクリ
ーニングウェブを一つのケース５６内に収納し、画像形
成装置の前面に設けたケース挿入口２２内壁により該ケ
ースを前後方向にスライドさせて着脱可能に支持した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子写真式の画像形成装
置の作像部において用いられる熱定着装置の改良に関
し、特に熱定着装置を構成する定着ローラ表面をクリー
ニングするためのクリーニング装置の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等
の電子写真プロセスを利用した画像形成装置にあって
は、感光体上に形成されたトナー像を記録紙上に転写し
た後で、熱定着装置によって該転写済み記録紙を加熱し
ながら加圧することによって定着を行い、画像形成を行
っている。定着装置は周知のように定着ローラ（加熱ロ
ーラ）に対して加圧ローラを圧接させた構成を有してお
り、両ローラのニップ部を記録紙が通過する際に記録紙
上のトナーを加熱溶融させることにより定着させるもの
である。この定着過程において、記録紙上のトナーは微
量ではあるが定着ローラに付着するので、クリーニング
装置を定着ローラの外周面近傍に配置することによって
付着したトナーを除去することが行われている。

【０００３】定着ローラのクリーニング装置として、特
開昭５８−１８２６７０号公報、特開平３−２６７９７
８号公報、特開平３−２６７９８２号公報、特開平３−
２６７９８３号公報、特開平３−２６７９８５号公報等
々には、送出し軸から送り出されて巻取り軸によって巻
き取られるクリーニングウェブと、導出されたウェブを
定着ローラに加圧する加圧手段を備え、これらの構成要
素をケース内に収納し、ケース単位で着脱可能に構成し
た技術が開示されている。また、実開昭６２−３８６７
４号公報には開閉可能な排紙ユニットにウェブを取付け
た構成が開示されている。

【０００４】クリーニングウェブはトナーによって汚染
されるため、所定枚数のコピー終了、或は所定時間の経
過等によって、巻取り軸によって巻き取られるように構
成されており、ウェブの汚染が一定以上に悪化すること
はない。しかし、クリーニングウェブの長さは一定であ
り有限である為、全てのウェブが費消し尽くされた場合
には、ウェブの交換作業が必要となる。この交換作業を
容易化するために上記の如きケースによってカートリッ
ジ化したウェブが提案されているが、いずれの公報記載
の技術もケースの交換に際して定着装置内部を露出させ
る等の煩雑な作業が必要となるばかりでなく、素人が行
えば定着ローラによって火傷を起こす虞れもあるので、
ユーザサイドで容易に行えるものではなく、この点の改
善が望まれていた次第である。

【０００５】

【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、送出し軸から送出され、巻取り軸によって巻き取ら
れるクリーニングウェブと、両軸間に導出されたクリー
ニングウェブ部分を押圧して定着ローラ表面に圧接させ
て該定着ローラ表面をクリーニングさせる加圧手段とを
備えた定着ローラのクリーニング装置において、ユーザ
であっても簡単な操作によって上記各部材を収納したケ
ースを着脱できるようにした定着ローラのクリーニング
装置を提供することを目的としている。

【０００６】

【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明は、送
出し軸から送出されて巻取り軸によって巻き取られるク
リーニングウェブと、両軸間に導出されたクリーニング
ウェブ部分を押圧して定着ローラ表面に圧接させて該定
着ローラ表面をクリーニングさせる加圧手段とを備えた
定着ローラのクリーニング装置において、少なくとも上
記送出し軸と上記巻取り軸と上記クリーニングウェブを
一つのケース内に収納し、画像形成装置の前面に設けた
ケース挿入口内壁により該ケースを前後方向にスライド
させて着脱可能に支持したこと、上記画像形成装置のケ
ース挿入口の周縁部に、上記加圧手段を加圧位置と非加
圧位置とに切り替える切替手段を配置したこと、上記切
替手段は、上記ケース挿入口の前面を開閉する解除レバ
ーを備えていること、少なくとも上記送出し軸と上記巻
取り軸と上記クリーニングウェブと上記加圧手段とを一
つのケース内に収納し、画像形成装置の前面に設けたケ
ース挿入口内壁により該ケースを前後方向にスライドさ
せて着脱可能に支持し、該ケース挿入口の形状は、該挿
入口の入口近傍位置では上記加圧手段が上記定着ローラ
から離間した位置を保持しつつ該ケースを前後方向へス
ライド可能とし、ケースセット時には加圧手段が定着ロ
ーラに圧接する位置に降下して着座するように構成され
ていること、更には少なくとも上記送出し軸と上記巻取
り軸と上記クリーニングウェブと上記加圧手段と、加圧
手段位置切替機構とを一つのケース内に収納し、画像形
成装置の前面に設けたケース挿入口内壁により該ケース
を前後方向にスライドさせて着脱可能に支持し、上記加
圧手段位置切替機構は、ケースを着脱する際には上記加
圧手段を非加圧位置に保持し、ケースをセットする時に
は該加圧手段を加圧位置に切り替えることを特徴とす
る。

【０００７】以下、添付図面に示した実施例により本発
明を詳細に説明する。図１は本発明を適用した定着ロー
ラのクリーニング装置の要部構成説明図であり、この装
置は電子写真式画像形成装置の作像部を構成する定着装
置に配設される。この定着装置は、アルミニウム円筒管
の表面をフッ素樹脂でコーティングし内部にヒータ２を
備えた定着ローラ１と、定着ローラ１の外周面に圧接し
て従動回転し且つ外周面を耐熱性ゴムで被覆された加圧
ローラ３と、定着ローラ１の表面温度を検知するサーミ
スタ４と、定着ローラ温度が異常昇温した場合にヒータ
への通電を遮断するサーモスタット５と、定着ローラか
ら記録紙を剥離する分離爪６と、定着ローラ１と加圧ロ
ーラ３のニップ部に記録紙を案内する入口ガイド板対７
と、ニップ部から記録紙を排出方向へ案内する出口ガイ
ド板８とを備える。符号９は記録紙を定着装置から排出
する排紙ローラ対である。

【０００８】符号５０は定着ローラ１の表面をクリーニ
ングするためのクリーニング装置であり、クリーニング
ウェブ５１と、未使用のクリーニングウェブ５１が巻き
付いている送出し軸５２と、図示しないモータ等の駆動
源からの駆動力によって回転し送出し軸５２に巻き付い
ているウェブ５１を所定のタイミングで巻取る巻取り軸
５３と、巻取り軸端部に固定される巻取りギヤ５５と、
上記各構成要素を収納、支持したクリーニングケース５
６と、両軸５２、５３間に導出されたクリーニングウェ
ブ５１を定着ローラ１に圧接し且つ外周面を耐熱性弾性
体で被覆されたウェブ加圧ローラ（加圧手段）５４と、
巻取り軸を駆動する為に画像形成装置本体側に軸支され
た駆動ギヤ５７と、ウェブ加圧ローラ５４を支持し加圧
位置と非加圧位置に切り替えることができるレバー５８
（画像形成装置側に配設）とを有する。ケース５６の両
端部からは夫々ガイドレール５９が水平方向に突設され
ており、画像形成装置本体側２０には該ガイドレール５
９を装置本体前方から受け入れて支持するための支持溝
２１が形成されている。符号６０は加圧ローラ５４を加
圧位置に向けて付勢する為のスプリングである。

【０００９】図２は図１のクリーニング装置を採用した
画像形成装置の定着装置の設置位置に対応する筐体部分
の正面図であり、ここでは画像形成装置本体２０の筐体
の適所に図示の如きケース挿入口２２を開口しておき、
この挿入口２２に上記ケースを着脱するように構成す
る。即ち、この挿入口２２の両側縁部に上記支持溝２１
を形成することによって、ケース５６のガイドレール５
９を支持溝２１に沿って機器正面から挿入し、ケースを
挿入口２２内に装着することが可能となる。上記レバー
５８は一端を軸２３によって回動自在に支持されるとと
もに他端に上記加圧ローラ５４を枢支している。該軸２
３には解除レバー５８ａが一体的に固定されると共に加
圧ローラ５４が定着ローラ１上に位置している時には該
解除レバー５８ａはケース挿入口２２の前方に位置して
これを閉止している。従って、ケースの着脱ができない
状態となっている。解除レバー５８ａは画像形成装置本
体の筐体の前面に位置している為、ユーザであっても容
易に操作することができ、解除レバー５８ａを矢印で示
した解除方向に回動することによって、挿入口２２を開
放状態にしてケースの着脱を行うことが可能となる。

【００１０】上記クリーニングケース５６の装着手順と
しては、まず図２に示す解除レバー５８ａを矢印で示す
解除方向に回動させることによって挿入口２２を開放し
てから、ケース５６を支持溝２１に沿って挿入し、最後
に解除レバー５８ａを図２に示した閉止位置に戻せば良
い。ケースの装着と同時にギヤ５５がギヤ５７に噛合し
て駆動力の伝達が可能となる。解除レバー５８ａが解除
位置に移動したときに、レバー５８に支持された加圧ロ
ーラ５４は上方へ退避するので、ケース５６の装着の障
害となることが無く、またケース装着後に加圧ローラ５
４を加圧位置に戻すことにより、両軸５２、５３間に導
出されたクリーニングウェブ５１の上面を定着ローラに
向けて圧接させた状態となる。この状態で、定着ローラ
１が回転すれば、クリーニングウェブが定着ローラ周面
のトナーを除去することができる。クリーニングウェブ
の更新（未使用部分を圧接位置に移動させること）は、
ギヤ５７からの駆動力によってギヤ５５を所定角度回転
させればよい。ケースの取り出しの為の操作は上記と逆
の操作を行えば良い。なお、解除レバー５８ａの面積を
大きくして、挿入口２２全体を閉止し、密封するように
してもよい。レバー５８及び解除レバー５８ａは切替手
段を構成している。

【００１１】次に、図３は本発明の第２の実施例の構成
を示す概略図であり、この実施例は画像形成装置本体２
０の前面に形成されたケース挿入口２２が、図示のよう
に傾斜した形状を有している点と、加圧ローラ５４及び
これを付勢するスプリング６０がケース内（両軸５２、
５３間のウェブを押圧する位置）に予め収納保持されて
いる構成等が特徴的である。この実施例の挿入口２２の
形状が、実線で示したケース装着姿勢と一致していない
のは、ケース挿入時及び取り外し時に、加圧ローラ５４
と定着ローラ１との干渉をなくする必要があるからであ
る。即ち、少なくとも挿入口２２の天井面２２ａを図示
のごとく傾斜させると共に、挿入口の両内壁にガイド突
起２５、２６を設け、更にケース５６の両端上部に設け
た凹所５９ａを各ガイド突起２５、２６に嵌合させるこ
とにより、ケース５６の上面を挿入口の天井面２２ａに
沿って移動させることが可能となる。この状態では加圧
ローラ５４は定着ローラ１から離間した位置にある為、
干渉が問題となる虞れはない。

【００１２】送出し軸５２に対応するケース奥壁外面に
は送出し軸５２と同軸に図示しない位置決めピンが突設
されており、ケース５６を図示の如き傾斜姿勢で挿入口
の奥まで挿入した時に、該位置決めピンは挿入口の奥壁
に設けた図示しない位置決め穴に嵌合する。ケース５６
はこの位置決めピンを位置決め穴に嵌合させることによ
って、位置決めピンを中心として回動可能となる。一方
のガイド突起２６は、図示のように凹所５９ａが離脱し
易い形状を有しており、位置決めピンが位置決め穴に嵌
合した後は、ケース５６の自重により凹所５９ａ直上の
突部５９ａ’が（弾性変形しつつ、或は変形せずに）ガ
イド突起２６を乗り越えるので、ケース５６は図３の実
線で示すセット位置に納まることができる。このセット
位置において加圧ローラ５４はクリーニングウェブを介
して定着ローラ１と圧接することができ、またギヤ５５
はギヤ５７と噛合することができる。

【００１３】ケースの取り外しに際しては、上記と逆の
操作を行えば良い。

【００１４】次に、図４及び図５(a) (b) は本発明の第
３実施例の要部構成を示す背面斜視図、及びＡ−Ａ断面
図である。この実施例のクリーニングケースは、例えば
図２の実施例の如き形状のケース挿入口を備えた画像形
成装置に適用される。図４はケース５６の背面斜視図で
あり、ケース５６の背面中央には開口７０が形成され、
この開口７０からは位置決めレール６１の一端部が突出
している。符号５２はケース背面から突出した送出し軸
の端部であり、５３は巻取り軸、５５は巻取りギヤ、５
４ａは支持部材６２によって支持された加圧ローラ５４
の回転軸、６０は加圧ローラ５４を定着ローラ１に向け
て付勢するために開口７０の上端縁と支持部材６２との
間に配置されたスプリングである。なお、位置決めレー
ル６１と、これを突出方向へ付勢する図示しないバネ
と、支持部材６２は、加圧手段位置切替機構を構成して
いる。

【００１５】位置決めレール６１はその基部６１ａをケ
ース内に設けた図示しない水平ガイド（例えば、基部６
１ａを上下方向から挟むように配置した２枚の板部材）
によりケース内外へ水平に進退可能に支持されており、
基部６１ａから上方へクランク状に屈曲した屈曲片６１
ｂはその上面で支持部材６２のガイド突部６２ａの下面
をスプリング６０に抗して持ち上げている。また、位置
決めレール６１はケース内に設けた図示しないバネによ
りケース開口７０から外部に突出する方向へ常時付勢さ
れている。この結果、ケースが画像形成装置に装着され
ていない状態においては、屈曲片６１ｂによって支持部
材６２とともに、加圧ローラ５４が上方に持ち上げられ
て、定着ローラから離間した位置に位置決め保持されて
いる（図４及び図５(a) の状態）。このとき、ギヤ５５
とギヤ５７も噛合する。

【００１６】これに対して、ケース５６が画像形成装置
の前面に設けた図示しない挿入口（図２の挿入口の如き
もの）に挿入されて、挿入口の内部奥壁に位置決めレー
ル６１の先端部が圧接すると、ケース挿入の進行と共に
位置決めレール６１のケース内部への圧入が進み最後に
は図５(b) に示した状態となる。位置決めレール６１が
ケース内部に移動する過程において、支持部材のガイド
突部６２ａは屈曲片６１ｂ上面から傾斜部分、更には基
部６１ａの上面に相対的に移動して行き、図５(b) に示
した最後のセット完了状態では支持部材６２とともに加
圧ローラ５４が定着ローラ１に圧接可能な位置にまで降
下していることとなる。なお、開口７０の下部には支持
部材６２の上下動を許容する凹部７０ａと、位置決めレ
ール６１をガイドする縁部７０ｂを設けるのが実使用上
便利である。ケースを挿入口から離脱させる場合には、
ケースを僅かに引き出すことにより、図示しないバネに
よって位置決めレール６１が外部へ突出するので、加圧
ローラ５４と定着ローラ１との加圧力が解除、或は弱め
られ、ケースの取り出しが容易となる。この実施例は、
クリーニングケースの装着を、ワンアクションで行い得
る点が有利である。

【００１７】

【発明の効果】本発明の第１の実施例によれば、クリー
ニングウェブ、送出し軸、巻取り軸を収納、保持したク
リーニングケースにガイドレールを設け、複写機前面に
設けたケース挿入口から該ケースが着脱可能となるよう
に、ガイドレール及び支持溝を設けたので、定着装置の
脱着、露出などの煩雑、危険な作業を伴うことのない、
安全且つ容易なクリーニングウェブの交換作業を行うこ
とができる。また、クリーニングウェブを定着ローラに
圧接する為の加圧手段を画像形成装置側に設け、上記挿
入口前面に設けた解除レバーを操作することによって該
加圧手段を加圧位置と、非加圧位置に選択的に移動でき
るように構成したので、ウェブを収納したケースを機器
正面から脱着する際に、加圧手段を非加圧状態とするこ
とによりウェブと定着ローラとの干渉を防止して、ケー
スを正面から安全、容易に脱着できるようになる。ま
た、上記解除レバーは加圧手段が加圧状態にある時に
は、挿入口前面に位置している為、挿入口から誤ってケ
ースを装着することが防止される。

【００１８】第２の実施例では、クリーニングウェブ、
送出し軸、巻取り軸、ウェブ加圧手段を収納したケース
を、そのセット位置（ウェブが定着ローラと圧接する位
置）とは異なる位置から画像形成装置本体に装着するよ
うにしたため、脱着時におけるウェブと定着ローラとの
干渉を防止し、ケースの機器正面からの脱着を安全、容
易化することができる。

【００１９】第３の実施例では、クリーニングウェブ、
送出し軸、巻取り軸、ウェブ加圧手段、加圧手段位置切
替機構（位置決めレール、これを突出方向へ付勢するバ
ネ、支持部材）をケース内に配置し、加圧手段位置切替
機構はケースが画像形成装置本体内にセットされた時の
みウェブを定着ローラに圧接するので、装着時のウェブ
と定着ローラとの干渉を防止し、その結果ケースの機器
正面からの脱着を安全、容易化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を適用した定着ローラのクリ
ーニング装置の要部構成説明図。

【図２】図１のクリーニング装置を採用した画像形成装
置の定着装置の設置位置に対応する筐体部分の正面図。

【図３】本発明の第２実施例の要部構成を示す正面図。

【図４】本発明の第３実施例のケースの背面斜視図。

【図５】(a) 及び(b) は図４のＡ−Ａ断面図。

【符号の説明】

１ 定着ローラ、２ ヒータ、３ 加圧ローラ、４ サ
ーミスタ、５ サーモスタット、６ 分離爪、７ 入口
ガイド板対、２０ 画像形成装置本体、２１ 支持溝、
２２ 挿入口、２３ 軸、２５、２６ ガイド突起、５
０ クリーニング装置、５１ クリーニングウェブ、５
２ 送出し軸、５３ 巻取る巻取り軸、５４ 加圧ロー
ラ（加圧手段）、５５ 巻取りギヤ、５６ クリーニン
グケース、５７ 駆動ギヤ、５８ レバー、５８ａ 解
除レバー、５９ ガイドレール、６０ スプリング、６
１ 位置決めレール、６２ 支持部材、７０ 開口。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０３Ｇ 21/16 21/10

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 送出し軸から送出されて巻取り軸によっ
   て巻き取られるクリーニングウェブと、両軸間に導出さ
   れたクリーニングウェブ部分を押圧して定着ローラ表面
   に圧接させて該定着ローラ表面をクリーニングさせる加
   圧手段とを備えた定着ローラのクリーニング装置におい
   て、 少なくとも上記送出し軸と上記巻取り軸と上記クリーニ
   ングウェブを一つのケース内に収納し、画像形成装置の
   前面に設けたケース挿入口内壁により該ケースを前後方
   向にスライドさせて着脱可能に支持したことを特徴とす
   る定着ローラのクリーニング装置。
2. 【請求項２】 上記画像形成装置のケース挿入口の周縁
   部に、上記加圧手段を加圧位置と非加圧位置とに切り替
   える切替手段を配置したことを特徴とする請求項１記載
   の定着ローラのクリーニング装置。
3. 【請求項３】 上記切替手段は、上記ケース挿入口の前
   面を開閉する解除レバーを備えていることを特徴とする
   請求項２記載の定着ローラのクリーニング装置。
4. 【請求項４】 送出し軸から送出されて巻取り軸によっ
   て巻き取られるクリーニングウェブと、両軸間に導出さ
   れたクリーニングウェブ部分を押圧して定着ローラ表面
   に圧接させて該定着ローラ表面をクリーニングさせる加
   圧手段とを備えた定着ローラのクリーニング装置におい
   て、 少なくとも上記送出し軸と上記巻取り軸と上記クリーニ
   ングウェブと上記加圧手段とを一つのケース内に収納
   し、画像形成装置の前面に設けたケース挿入口内壁によ
   り該ケースを前後方向にスライドさせて着脱可能に支持
   し、 該ケース挿入口の形状は、該挿入口の入口近傍位置では
   上記加圧手段が上記定着ローラから離間した位置を保持
   しつつ該ケースを前後方向へスライド可能とし、ケース
   セット時には加圧手段が定着ローラに圧接する位置に降
   下して着座するように構成されていることを特徴とする
   定着ローラのクリーニング装置。
5. 【請求項５】 送出し軸から送出されて巻取り軸によっ
   て巻き取られるクリーニングウェブと、両軸間に導出さ
   れたクリーニングウェブ部分を押圧して定着ローラ表面
   に圧接させて該定着ローラ表面をクリーニングさせる加
   圧手段とを備えた定着ローラのクリーニング装置におい
   て、 少なくとも上記送出し軸と上記巻取り軸と上記クリーニ
   ングウェブと上記加圧手段と、加圧手段位置切替機構と
   を一つのケース内に収納し、画像形成装置の前面に設け
   たケース挿入口内壁により該ケースを前後方向にスライ
   ドさせて着脱可能に支持し、 上記加圧手段位置切替機構は、ケースを着脱する際には
   上記加圧手段を非加圧位置に保持し、ケースをセットす
   る時には該加圧手段を加圧位置に切り替えることを特徴
   とする定着ローラのクリーニング装置。