JPH0723453Y2 - 衛生設備室用天井パネル - Google Patents

衛生設備室用天井パネル

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JPH0723453Y2
JPH0723453Y2 JP1989072058U JP7205889U JPH0723453Y2 JP H0723453 Y2 JPH0723453 Y2 JP H0723453Y2 JP 1989072058 U JP1989072058 U JP 1989072058U JP 7205889 U JP7205889 U JP 7205889U JP H0723453 Y2 JPH0723453 Y2 JP H0723453Y2
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JP
Japan
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lighting fixture
ceiling
translucent cover
ceiling panel
holder
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JP1989072058U
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JPH0311720U (ja
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芳広 星野
昌己 白鳥
公▲吉▼ 山本
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東陶機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は衛生設備室の天井を形成する天井パネルの改良
に関する。
(従来の技術) 一般に此種天井パネルは、衛生設備室の側周壁上縁間に
わたる平板状に成形されており、まわし縁,目地材等に
よりその周縁部分を壁パネル上縁に連結して、衛生設備
室上面を水密状に被蓋している。
ところで従来においては第2図に示す如く、前述の様に
して構成される衛生設備室(R)の天井パネル(A)又
は壁パネル(P)に照明器具(5)を直接取付けてお
り、その為、照明器具(5)が室内空間(R2)に突出し
て室内の有効スペースを低減させる虞れがあった。
そこで、天井パネル(A)に不図示の開口を設けてその
裏側(室外側)における換気用ダクト等の点検スペース
(R3)内に照明器具を設置することも考えられるが、こ
の場合、開口と天井裏側スペースとの間の防湿構造が別
途必要であり、製作コスト及び製作の手間が増大する虞
れがある。
これを解決するものとして実公昭61−19448号公報、実
開昭63−149005号公報には、天井パネルに室外方向へ突
出する函状の凹部を形成し、この凹部内に蛍光灯を収容
状に設置すると共に、凹部の下端開口を透光カバーで閉
蓋するようにした構造が提案されている。
しかし乍らこれら先行技術は、透光カバーを天井パネル
に取り付ける構造であるため、衛生設備室の施工現場に
おいて、天井パネル,透光カバーの夫々の成形誤差や熱
による膨脹変形等を見越してカバー取付金具を適宜複数
箇所に取り付ける作業が必要であった。また、その取付
金具が室内に露呈することから室内の美観を低下させる
虞れがあった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は従来技術の有するこのような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とする処は、天井裏側スペ
ースを利用して照明器具の室内への突出を吸収すると共
に天井裏側に対する防湿を図れ、しかも照明器具の取り
付けが頗る簡単で、室内の美観向上にも有用である衛生
設備室用天井パネルを提供することにある。
(課題を達成する為の手段) 以上の目的を達成する為に本考案の天井パネルは、請求
項1では、天井パネル本体の所望箇所に室外へ向けて突
出する円筒形状の凹窪部を設け、該凹窪部内に凹窪部内
径よりも小径な円筒状の照明器具を取り付けたことを特
徴とする。
また請求項2では、上記照明器具を、天井パネル本体に
設けた凹窪部の上面壁に固定するホルダーと、該ホルダ
ーの下面側にねじ嵌合により装着する透光カバーと、前
記ホルダー下面に突出状に備えられ周囲をホルダーと透
光カバーとで水密状に覆われるランプソケット及びラン
プと、から形成したことを特徴とする。
(作用) 請求項1記載の構成によれば、衛生設備室の天井裏側ス
ペースに突出する凹窪部内に照明器具が収容状に配設さ
れることから照明器具の室内への突出を防止でき、同時
に、凹窪部は天井パネルに一体に成形されたものである
から天井裏側スペースへの湿気の流出も防止できる。さ
らに、円筒形状の凹窪部に円筒状の照明器具を設置する
構成としたので、透光カバーを含む照明器具全体を凹窪
部内に埋込み状に収容することが可能になり、よって、
施工現場において凹窪部の下端開口周りに取付金具を取
り付ける作業を行う必要なく照明器具を設置することが
でき、しかも凹窪部と照明器具の両者が円筒形であるた
め、例えば前記両者が矩形状や多角形状であったり両者
が異なる形状である場合に比べ、凹窪部に対する照明器
具の取り付け角度(方向性)が限定されず、照明器具の
取り付けを頗る簡単なものとし得る。加えて、凹窪部の
下端開口周りに取付金具等を設ける必要がなく、照明器
具を設置するための固定手段は凹窪部内に収容される照
明器具自信によって覆い隠されるので、室内の美観向上
に極めて有用である。
請求項2記載の如く構成した場合は、前述の作用に加え
て、凹窪部上面壁に固定するホルダーの下面側に透光カ
バーをねじ嵌合により装着する構成としたことから、ホ
ルダーを取り付けた後に透光カバーを凹窪部内に挿入し
て所定方向に回転させるだけで照明器具を設置すること
ができ、施工現場における照明器具の取り付け作業を極
めて容易なものとし得る。加えて、設置後の照明器具に
おいては、透光カバーを所定方向に回転させるだけで透
光カバーを取り外すことができるので、ランプ交換や照
明器具の保守点検作業が容易である。
また、ねじ嵌合により透光カバーがホルダーに隙間無く
装着されることから照明器具内部への湿気流入を防止で
き、浴室やシャワー室に設置するに適した防湿構造の天
井照明器具とし得る。
さらに、透光カバーの下面側を持って所定方向へ回転さ
せるだけでその取り付け、取り外しが行えることから、
請求項1の如き構成において、透光カバーの外径を凹窪
部内径よりも僅かに小径なものとして照明器具が凹窪部
内に隙間無く埋め込まれる形態とすることができ、美観
性、意匠性に優れた天井照明を得ることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、衛生設備室(R)は床パン周縁に壁パ
ネル(P)を立上げて側周壁(R1)を形成すると共に、
その室内空間(R2)上面を天井パネル(A)で被蓋して
構成され、前記天井パネル(A)と建築躯体(B)との
間に点検スペース(R3)を残して床面上に設置されてい
る。
天井パネル(A)は、例えばHIPS(ハイインパクトポリ
スチロール)等の当該技術分野で従来周知な合成樹脂、
詳しくは、ゴムと同等の弾性を有し、且つ衝撃性に強い
性質を示す合成樹脂を用いて平面矩形状のパネル本体
(1)を成形し、このパネル本体(1)周縁をまわし縁
(2)を用いて壁パネル(P)上端に接続してある。そ
して、この接続部分を目地材(3)で覆うことにより、
側周壁(R1)とパネル本体(1)の間の水密性を保持し
ている。また、前記パネル本体(1)には、点検スペー
ス(R3)へ向けて突出する円筒形状の凹窪部(4)を一
体に凹設し、この凹窪部(4)内に円筒状の照明器具
(5)を取り付けてある。
凹窪部(4)は、パネル本体(1)所望箇所に開設され
た開口(41)の周縁から一体に立上がって照明器具
(5)の周面を囲む周壁部(42)と、この周壁部(42)
上面を水密状に被蓋する上面壁(43)とからなり、後述
する照明器具(5)を隙間無く埋め込み状に収容可能な
大きさに形成され、その内部に設置された照明器具
(5)の室内空間(R2)への突出を防ぐと共に、点検ス
ペース(R3)への湿気の流出を防止するようになってい
る。
照明器具(5)は、ランプソケット(51)及びランプ
(52)の周囲をホルダー(53)と透光カバー(54)とで
水密状に覆った防湿型の照明器具で、前記透光カバー
(54)を例えば扁平円筒型に形成すると共にその外径を
上記凹窪部(4)の内径より僅かに小径としてあり、ホ
ルダー(53)を凹窪部(4)の上面壁(43)に螺子止め
し、このホルダー(53)のねじ部へ透光カバー(54)の
ねじ部を螺合して、下端面、すなわち透光カバー(54)
の下面がパネル本体(1)の下面(室内面)と面一にな
った状態で、凹窪部(4)内に隙間無く埋め込み状に設
置されている。
尚、透光カバー(54)の下面とパネル本体(1)の下面
は必ずしも面一となる必要はなく、透光カバー(54)下
面が凹窪部(4)から僅かに突出するように、又は透光
カバー(54)下面が凹窪部(4)内に没入するよう構成
しても良い。
図中(6)はパネル本体(1)に開設された点検口で、
点検蓋(7)によって開閉可能かつ水密状に被蓋されて
いる。
以上の構成からなる本実施例の天井パネルによれば、天
井裏側スペース、本実施例では点検スペース(R3)に突
出する凹窪部(4)内に照明器具(54)が収容状に配設
されることから照明器具(54)の室内空間(R2)への突
出を防止でき、同時に、凹窪部(4)は天井パネル本体
(1)に一体に成形されたものであるから点検スペース
(R3)への湿気の流出も防止できる。
さらに、円筒形状の凹窪部(4)に円筒状の照明器具
(5)を設置する構成としたので、透光カバー(54)を
含む照明器具(5)全体を凹窪部(4)内に埋込み状に
収容することが可能になる。よって、施工現場において
凹窪部(4)の下端開口(41)周りに取付金具を取り付
ける作業を行う必要なく照明器具(5)を設置すること
ができる。
しかも凹窪部(4)と照明器具(5)の両者が円筒形で
あるため、例えば前記両者が矩形状や多角形状であった
り両者が異なる形状である場合に比べ、凹窪部(4)に
対する照明器具(5)の取り付け角度(方向性)が限定
されず、照明器具(5)の取り付けを頗る簡単なものと
し得る。加えて、凹窪部(4)の下端開口(41)周りに
取付金具等を設ける必要がなく、照明器具(5)を設置
するための固定手段は凹窪部(4)内に収容される照明
器具(5)自信によって覆い隠されるので、室内の美観
向上に極めて有用である。
さらに加えて、凹窪部(4)の上面壁(43)に固定する
ホルダー(53)の下面側に透光カバー(54)をねじ嵌合
により装着する構成としたことから、ホルダー(53)を
取り付けた後に透光カバー(54)を凹窪部(4)内に挿
入して所定方向に回転させるだけで照明器具(5)を設
置することができ、施工現場における照明器具(5)の
取り付け作業を極めて容易なものとし得る。しかも、設
置後の照明器具(5)においては、透光カバー(54)を
所定方向に回転させるだけで透光カバー(54)を取り外
すことができるので、ランプ(52)の交換や保守点検作
業が容易である。
また、ねじ嵌合により透光カバー(54)がホルダー(5
3)に隙間無く装着されることから照明器具(5)内部
への湿気流入を防止でき、浴室やシャワー室に設置する
に適した防湿構造の天井照明器具(5)とし得る。
さらに、透光カバー(54)の下面側を持って所定方向へ
回転させるだけでその取り付け、取り外しが行えること
から、本実施例の如く、透光カバー(54)の外径を凹窪
部(4)内径よりも僅かに小径なものとして照明器具
(5)が凹窪部(4)内に隙間無く埋め込まれる形態と
することができ、美観性、意匠性に優れた天井照明を得
ることができる。
(考案の効果) 本考案の天井パネルは以上説明した様に構成したので、
以下に記載される効果を奏する。
(請求項1) 天井裏側スペースに突出する凹窪部内に照明器具を収容
状に配設することで、照明器具の室内への突出を防止し
て室内有効スペースの拡大を図ると共に天井裏側スペー
スへの湿気の流出を防止する従来技術と同等の効果を得
ながら、さらに円筒形状の凹窪部に円筒状の照明器具を
設置する構成の採用により、透光カバーを含む照明器具
全体を凹窪部内に埋込み状に収容することが可能にな
る。
よって、施工現場において凹窪部の下端開口周りに取付
金具を取り付ける作業を行う必要なく照明器具を設置す
ることができ、しかも凹窪部と照明器具の両者が円筒形
であるため、例えば前記両者が矩形状や多角形状であっ
たり両者が異なる形状である場合に比べ、凹窪部に対す
る照明器具の取り付け角度(方向性)が限定されず、照
明器具の取り付けを頗る簡単なものとし得る。
加えて、凹窪部の下端開口周りに取付金具等を設ける必
要がなく、照明器具を設置するための固定手段は凹窪部
内に収容される照明器具自信によって覆い隠されるの
で、室内の美観向上に極めて有用な天井照明構造が提供
できる。
(請求項2) 請求項1で得られる効果に加えて、凹窪部上面壁に固定
するホルダーの下面側に透光カバーをねじ嵌合により装
着する構成としたことから、ホルダーを取り付けた後に
透光カバーを凹窪部内に挿入して所定方向に回転させる
だけで照明器具を設置することができ、施工現場におけ
る照明器具の取り付け作業を極めて容易なものとし得
る。
加えて、設置後の照明器具においては、透光カバーを所
定方向に回転させるだけで透光カバーを取り外すことが
できるので、ランプ交換や照明器具の保守点検作業が容
易である。
また、ねじ嵌合により透光カバーがホルダーに隙間無く
装着されることから照明器具内部への湿気流入を防止で
き、浴室やシャワー室に設置するに適した防湿構造の天
井照明器具を提供し得る。
さらに、透光カバーの下面側を持って所定方向へ回転さ
せるだけでその取り付け、取り外しが行えることから、
請求項1の如き構成において、透光カバーの外径を凹窪
部内径よりも僅かに小径なものとして照明器具が凹窪部
内に隙間無く埋め込まれる形態とすることができ、美観
性、意匠性にさらに優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る天井パネルの一実施例を示す縦断
正面図、第2図は従来の天井パネルを示す要部の縦断面
図である。 (1)…パネル本体、(5)…照明器具 (4)…凹窪部、(51)ランプソケット (41)…開口、(52)…ランプ (42)…周壁部、(53)…ホルダー (43)…上面壁、(54)…透光カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−149005(JP,U) 実公 昭61−19448(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井パネル本体の所望箇所に室外へ向けて
    突出する円筒形状の凹窪部を設け、該凹窪部内に凹窪部
    内径よりも小径な円筒状の照明器具を取り付けたことを
    特徴とする衛生設備室用天井パネル。
  2. 【請求項2】上記照明器具は、天井パネル本体に設けた
    凹窪部の上面壁に固定するホルダーと、該ホルダーの下
    面側にねじ嵌合により装着する透光カバーと、前記ホル
    ダー下面に突出状に備えられ周囲をホルダーと透光カバ
    ーとで水密状に覆われるランプソケット及びランプと、
    からなることを特徴とする請求項1記載の衛生設備室用
    天井パネル。
JP1989072058U 1989-06-19 1989-06-19 衛生設備室用天井パネル Expired - Lifetime JPH0723453Y2 (ja)

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JPH0311720U JPH0311720U (ja) 1991-02-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6119448U (ja) * 1984-07-06 1986-02-04 仁 伊藤 除塵装置
JPS63149005U (ja) * 1987-03-19 1988-09-30

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JPH0311720U (ja) 1991-02-06

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