JPH07234352A - 撮影レンズ保持筒 - Google Patents

撮影レンズ保持筒

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Publication number
JPH07234352A
JPH07234352A JP6049746A JP4974694A JPH07234352A JP H07234352 A JPH07234352 A JP H07234352A JP 6049746 A JP6049746 A JP 6049746A JP 4974694 A JP4974694 A JP 4974694A JP H07234352 A JPH07234352 A JP H07234352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens holding
photographic lens
barrel
taking lens
holding cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP6049746A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Wakabayashi
央 若林
Kiyosada Machida
清貞 町田
Tomotaka Nishimura
知貴 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6049746A priority Critical patent/JPH07234352A/ja
Publication of JPH07234352A publication Critical patent/JPH07234352A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 付勢バネ等を設けずにフォーカスのピント精
度を向上させ、かつ装置の小型化を図る。 【構成】 撮影レンズを保持する撮影レンズ保持筒にお
いて、撮影レンズと撮影レンズ保持筒の和の重心を移動
させる偏心部材を設けたことにより、撮影レンズ保持筒
全体の重心位置を撮影レンズ保持筒全体の中心位置から
偏心させる。また、撮影レンズを保持する撮影レンズ保
持筒において、撮影レンズの重心を、撮影レンズ保持筒
の重心とは異なる位置に配置することにより、撮影レン
ズ保持筒全体の重心位置を撮影レンズ保持筒全体の中心
位置から偏心させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等に用いられる
撮影レンズ保持筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の撮影レンズ保持筒では、図6に示
すように、フォーカスレンズ(撮影レンズ)21をガタ
寄せさせるために、付勢バネ19が用いられている。即
ち、シャッタ部23と撮影レンズ保持筒22との間に付
勢バネ19を設け、シャッタ部23と撮影レンズ保持筒
22との間のガタ付きを防止するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
のレンズシャッタ部23の小型化が進むにつれて、フォ
ーカスレンズ21をドライブする駆動力が弱くなる傾向
がある。そのため、付勢バネ19に抗するだけの駆動力
が得られず、フォーカスレンズ21はガタを持ったまま
フォーカシングを行うようになり、フォーカスのピント
は甘いものになっていた。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、付勢バネ等を設けずにフォーカスのピント精度
を向上させ、かつ装置の小型化を図ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の発明は、撮影レンズを保持する撮影レンズ保
持筒において、撮影レンズと撮影レンズ保持筒の和の重
心を移動させる偏心部材を設けたことにより、撮影レン
ズ保持筒全体の重心位置を撮影レンズ保持筒全体の中心
位置から偏心させるように構成されている。
【0006】また、第2の発明は、撮影レンズを保持す
る撮影レンズ保持筒において、撮影レンズの重心を、撮
影レンズ保持筒の重心とは異なる位置に配置することに
より、撮影レンズ保持筒全体の重心位置を撮影レンズ保
持筒全体の中心位置から偏心させるように構成されてい
る。
【0007】
【作用】上記構成の撮影レンズ保持筒においては、偏心
部材または撮影レンズの重心位置により、撮影レンズ保
持筒全体の重心位置を撮影レンズ保持筒全体の中心位置
から偏心させるように構成したので、付勢バネ等を設け
ずにガタ付きを防止することができ、これにより、フォ
ーカスのピント精度を向上させると共に、装置の小型化
を図ることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は、本発明による撮影レンズ保持筒の
第1実施例を示す断面図である。図2は、本発明による
撮影レンズ保持筒の第1実施例を示す部分拡大断面図で
ある。
【0010】図1において、押さえ板8と止めビス9に
より駆動環7がカメラ本体6に係合され、不図示の駆動
モータに駆動されて駆動環7が回転運動を行う。駆動環
7の内周側にはヘリコイド7aが形成され、外周側には
駆動ギア7bが形成されている。駆動環7の内側には、
ヘリコイド10aを持つ鏡筒10が設けられ、ヘリコイ
ド10aはヘリコイド7aと噛み合う。鏡筒10は、カ
メラ本体6より延びるキー6aにより回転を制限され、
駆動環7の回転に応じて光軸方向に直線運動を行う。ま
た、鏡筒10内にはシャッタ部3(図2)が固定されて
おり、シャッタ部3の内側にはヘリコイド3aが形成さ
れ、ヘリコイド3aは撮影レンズ保持筒2の外周ヘリコ
イド2aおよび2b(図2)とヘリコイド環合してい
る。撮影レンズ保持筒2の内側には撮影レンズ1が保持
されている。
【0011】シャッタ部3は、不図示の測距装置から供
給される被写体距離信号に応じてフォーカシング爪3f
を動かす。このフォーカシング爪3fを挟み込むように
して、掛け爪2dが設けられており、掛け爪2dが回転
することにより撮影レンズ保持筒2が回転し、撮影レン
ズ1を光軸方向に移動させて焦点調節が行われる。この
とき、シャッタ部ヘリコイド3aおよび2bとヘリコイ
ド2aおよび2bとの間にはガタ3cが存在するので、
撮影レンズ保持筒2を回転させて光軸方向に移動させた
場合に、良好な停止位置精度が得られない。
【0012】図6は、比較のために示す従来の撮影レン
ズ保持筒の断面図である。従来の撮影レンズ保持筒で
は、撮影レンズ保持筒22と撮影レンズ(フォーカスレ
ンズ)21の和の重心G2が、撮影レンズ保持筒22の
中心付近にある。これに対して、本発明による撮影レン
ズ保持筒では、撮影レンズ保持筒2の前方部分(被写体
側)にダ肉部2cを付け、撮影レンズ保持筒2と撮影レ
ンズ1の和の重心G1を前方(被写体側、図2の左側)
に偏らせることにより、撮影レンズ1の前方部分が常に
下方(地面側、図2の下側)に角度θだけ倒れるように
した。これにより、撮影レンズ保持筒2の上方(天井
側、図2の上側)のヘリコイド2bは、シャッタ部ヘリ
コイド3aの前方側(被写体側)の山へ常に押し付けら
れ、下方側(地面側)のヘリコイド2aは、シャッタ部
ヘリコイド3bの後方側(フィルム側)の山へ常に押し
付けられる。これにより、撮影レンズ保持筒2の停止位
置精度とその再現性が確保される。また、本発明ではシ
ャッタ部3と撮影レンズ保持筒2の間に付勢バネ19
(図6)を必要としないので、バネの収納空間23eと
バネ押さえ23dが不要となる。
【0013】図3は、本発明による撮影レンズ保持筒の
第2実施例を示す断面図である。この第2実施例では、
第1実施例では撮影レンズ保持筒2の前方に設けたダ肉
部2cの代りに、別部材として重り環18が撮影レンズ
保持筒2の前方(図3の左側)に取り付けられている。
これにより、撮影レンズ保持筒2の重心G1を前方(図
3の左側)に偏らせ、第1実施例と同様な効果が得られ
る。
【0014】図4は、本発明による撮影レンズ保持筒の
第3実施例を示す断面図である。この第3実施例では、
撮影レンズ1が、撮影レンズ保持筒2の前方側(被写体
側)に寄せて配置されている。これにより、撮影レンズ
保持筒2の重心G1を前方(被写体側)に偏らせ、第1
実施例と同様な効果が得られる。
【0015】図5は、本発明による撮影レンズ保持筒の
第4実施例を示す横断面図であり、図1に示した撮影レ
ンズ保持筒2のシャッタ部付近を示している。第4実施
例は、第1実施例のダ肉部2cの円周上の一部に、図5
に示す様なダ肉部の増加部2eを設けることにより、撮
影レンズ保持筒2に光軸方向の回転モーメントM(図
5)を発生させ、撮影レンズ保持筒2が常に円周方向の
一方向に力を受けるようにしたものである。シャッタ部
のフォーカシング爪3fを挟み込んでいる撮影レンズ保
持筒2の掛け爪2dは、撮影レンズ保持筒2が受ける回
転モーメントMにより常にシャッタ部のフォーカシング
爪3fの一方向の端面に押し付けられるので、掛け爪2
dとフォーカシング爪3fのガタ3gによる撮影レンズ
保持筒2の停止位置のばらつきがなく、良好な撮影レン
ズ保持筒2の停止位置精度とその再現性が得られる。
【0016】これは、図5で示したようなダ肉部の肉厚
を増加させる手段以外に、一部のダ肉部の肉厚を減らし
たり、もしくは一部にのみダ肉部を設けることにより同
様の効果を得ることができる。また、第2実施例である
重り環18の円周上の一部分肉厚を変えたり、一部分の
みに重りを取り付けることにより、上述した回転モーメ
ントによるガタ除去の効果が得られるのは言うまでもな
い。
【0017】以上で説明した実施例によれば、次の効果
が得られる。付勢バネを必要とすることなく、良好な撮
影レンズの停止位置精度と再現性が得られる。付勢バネ
が不要になったことより、シャッタ部の小型化が図れ
る。シャッタ部3の光軸方向の長さA(図1)が短くな
る。シャッタ部3の小型化に伴い、鏡筒10の長さB
(図1)が短くなることになり、カメラの厚さが薄くな
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の撮影レンズ保持
筒によれば、偏心部材または撮影レンズの重心位置によ
り、撮影レンズ保持筒全体の重心位置を撮影レンズ保持
筒全体の中心位置から偏心させるように構成したので、
付勢バネ等を設けずにガタ付きを防止することができ、
これにより、フォーカスのピント精度を向上させると共
に、装置の小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮影レンズ保持筒の第1実施例を
示す断面図である。
【図2】本発明による撮影レンズ保持筒の第1実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図3】本発明による撮影レンズ保持筒の第2実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図4】本発明による撮影レンズ保持筒の第3実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図5】本発明による撮影レンズ保持筒の第4実施例を
示す部分拡大断面図である。
【図6】従来の撮影レンズ保持筒の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 撮影レンズ保持筒 2a 撮影レンズ保持筒下方側ヘリコイド 2b 撮影レンズ保持筒上方側ヘリコイド 2c 撮影レンズ保持筒ダ肉部 2d 撮影レンズ保持筒掛け爪 2e 撮影レンズ保持筒ダ肉部増加部 3 シャッタ部 3a シャッタ部上方側ヘリコイド 3b シャッタ部下方側ヘリコイド 3c ヘリコイドガタ 3f シャッタ部フォーカシング爪 3e バネ収納空間 3g ガタ 4 駆動歯車 5 圧板 6 カメラ本体 6a キー 7 駆動環 7a 駆動環ヘリコイド 9 止めビス 10 鏡筒 10a 鏡筒ヘリコイド 11 カバー 12 外レール 13 内レール 14 裏蓋 15 セクタ 16 アパーチャ 17 光軸 18 重り環 19 付勢バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 17/04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズを保持する撮影レンズ保持筒に
    おいて、 前記撮影レンズと前記撮影レンズ保持筒の和の重心を移
    動させる偏心部材を設けたことにより、前記撮影レンズ
    保持筒全体の重心位置を前記撮影レンズ保持筒全体の中
    心位置から偏心させたことを特徴とする撮影レンズ保持
    筒。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記偏心部材は、前記撮影レンズ保持筒の一部に設けら
    れたダ肉部であることを特徴とする撮影レンズ保持筒。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記ダ肉部は、被写体側に片寄せて前記撮影レンズ保持
    筒の一部に設けたことを特徴とする撮影レンズ保持筒。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記ダ肉部は、フィルム側に片寄せて前記撮影レンズ保
    持筒の一部に設けたことを特徴とする撮影レンズ保持
    筒。
  5. 【請求項5】請求項2において、 前記ダ肉部は、光軸回りの回転モーメントを発生させる
    ように、前記撮影レンズ保持筒の一部に設けたことを特
    徴とする撮影レンズ保持筒。
  6. 【請求項6】撮影レンズを保持する撮影レンズ保持筒に
    おいて、 前記撮影レンズの重心を、前記撮影レンズ保持筒の重心
    とは異なる位置に配置することにより、前記撮影レンズ
    保持筒全体の重心位置を前記撮影レンズ保持筒全体の中
    心位置から偏心させたことを特徴とする撮影レンズ保持
    筒。
JP6049746A 1994-02-23 1994-02-23 撮影レンズ保持筒 Pending JPH07234352A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007052192A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Fujinon Corp 絞り機構
WO2020003941A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 富士フイルム株式会社 レンズ鏡筒及び撮像装置

Cited By (3)

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JP2007052192A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Fujinon Corp 絞り機構
WO2020003941A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 富士フイルム株式会社 レンズ鏡筒及び撮像装置
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