JPH072338Y2 - 車両のシートベルト金具取付構造 - Google Patents

車両のシートベルト金具取付構造

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JPH072338Y2
JPH072338Y2 JP12400888U JP12400888U JPH072338Y2 JP H072338 Y2 JPH072338 Y2 JP H072338Y2 JP 12400888 U JP12400888 U JP 12400888U JP 12400888 U JP12400888 U JP 12400888U JP H072338 Y2 JPH072338 Y2 JP H072338Y2
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JP
Japan
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floor panel
bracket
main member
center floor
seat belt
Prior art date
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JP12400888U
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JPH0244554U (ja
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久一 雲藤
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両のシートベルト金具取付構造の改良に関
する。
(従来の技術) 自動車では運転者などの安全性を確保するため、シート
ベルトが設けられる。例えば第4図において、1はトラ
ックキャブ2内の運転席に設けたシートベルトで、シー
トベルト1の両端はそれぞれシートベルト金具3,4を介
してサイドパネル5とセンタフロアパネル6の所定位置
に結合される。このうち、シートベルト金具4は第5図
でも示すようにセンタフロアパネル6の裏側で傾斜面7
に沿わせたブラケット8のウェルドナット9にボルト10
により結合され、ブラケット8はさらにセンタフロアパ
ネル7とサイドフロアパネル11との接合部12に位置する
メインメンバ13の側面にウェルドナット14を介してボル
ト15により結合される。
なお、関連技術としてトラックのキャブフロアパネルの
改良に関するものが、実開昭62-43977号公報に提案され
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、ブラケット8は入力に対してある程度変形し
エネルギを吸収できるように一枚の板構造(センタフロ
アパネル7からメインメンバ13にかけてこれらの形状に
沿うように二段に折り曲げて作られる)になっている
が、そのため、特にセンタフロアパネル7の傾斜が緩い
場合、第6図で示すようにブラケット8の折曲部16,17
が延びて過剰変形しやすく、これによりセンタフロアパ
ネル7側端のスポット溶接によるサイドフロアパネル11
及びメインメンバ13との接合部12が引っ張られ、剥離す
る可能性があった。
そこで、ブラケット8のパネル接合部12に対応する部分
の剛性を高めるため、第7図で示すように凹状のリブ18
を形成することが考えられるが、その場合メインメンバ
13への取付座面を確保する上からフランジ19の形状を大
きくしなければならず、コスト的に不利となるほか、リ
ブ18の付設に伴ってボルト15の締付位置(ボルト穴20の
位置)が下がるため、メインメンバ13がねじれやすくな
るなど強度上の問題も生じる。
(課題を解決するための手段) この考案はこのような問題点を解決するため、センタフ
ロアパネルのサイドフロアパネルに連なる傾斜面の所定
位置にシートベルト金具をセンタフロアパネルを挟んで
ブラケットに結合すると共に、このブラケットをセンタ
フロアパネルとサイドフロアパネルとの接合部に位置す
るメインメンバに結合するようにした車両のシートベル
ト金具取付構造において、上記ブラケットのセンタフロ
アパネルの傾斜面に沿う当接部とメインメンバの側面に
沿うフランジとの間の折曲部に、センタフロアパネルと
メインメンバとの隅部形状に合せて、フランジをメイン
メンバに結合する取付ボルトの座ぐりの一部を形成する
ように凸状のリブを設ける。
(作用) ブラケットはパネル接合部に対応する折曲部の剛性が凸
状のリブにより高められ、これによりパネル接合部の剥
離防止が図れる。また、凸状のリブは取付ボルトの座ぐ
りの一部となるため、リブの付設に伴ってフランジの形
状を大きくする必要がなく、かつボルトの締付位置が下
がることもない。
(実施例) 第1,2図において、30はセンタフロアパネル31の傾斜面3
2の所定位置に固定されるシートベルト金具で、シート
ベルト金具30はセンタフロアパネル31の裏側で傾斜面32
に沿わせたブラケット33のウェルドナット34にボルト35
で結合される。
ブラケット33はセンタフロアパネル31の傾斜面32に沿う
当接部36と、これに折曲部の37を介して連なるフランジ
38とからなり、フランジ38はセンタフロアパネル31とサ
イドフロアパネル39との接合部40に位置するメインメン
バ41の側面に突き当て、ウェルドナット42を介してボル
ト43により結合される。
そして、ブラケット33の折曲部37にはセンタフロアパネ
ル31とメインメンバ41との隅部形状に合わせて、フラン
ジ38をメインメンバ41に結合するボルト43の座ぐり45の
一部を形成するように凸状のリブ46が設けられる。
このような構成により、ブラケット33はパネル接合部40
に対応する折曲部37の剛性が凸状リブ46により高めら
れ、例えば過大な入力に対しても第3図のように変形す
るため、センタフロアパネル31のパネル接合部40からの
剥離防止が図れる。また、凸状リブ46はボルト43の座ぐ
り45の一部を形成するため、リブ46の付設に伴ってフラ
ンジ38の形状を大きくしたり、ボルト43の締付位置(ボ
ルト穴47の位置)を下げたりする必要もなく、強度やコ
ストの面で有利となる。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、センタフロアパネルの
サイドフロアパネルに連なる傾斜面の所定位置にシート
ベルト金具をセンタフロアパネルを挟んでブラケットに
結合すると共に、このブラケットをセンタフロアパネル
とサイドフロアパネルとの接合部に位置するメインメン
バに結合するようにした車両のシートベルト金具取付構
造において、上記ブラケットのセンタフロアパネルの傾
斜面に沿う当接部とメインメンバの側面に沿うフランジ
との間の折曲部に、センタフロアパネルとメインメンバ
との隅部形状に合せて、フランジをメインメンバに結合
する取付ボルトの座ぐりの一部を形成するように凸状の
リブを設けたので、過大な入力によるブラケットの変形
に原因するセンタフロアパネルのパネル接合部からの剥
離防止が図れると共に、リブの付設に伴ってフランジの
形状を大きくしたり、ボルト締付位置を下げたりしなく
てすむため、コストや強度の面で有利となるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2図は同じ
くブラケットの斜視図、第3図は同じく変形状態を示す
作用説明図、第4図は従来技術を示すキャブの断面図、
第5図はその一部断面図、第6図は同じく変形状態を説
明する断面図、第7図はその改良案の一例を示すブラケ
ットの斜視図である。 30……シートベルト金具、31……センタフロアパネル、
32……傾斜面、33……ブラケット、36……当接部、37…
…折曲部、38……フランジ、39……サイドフロアパネ
ル、40……パネル接合部、41……メインメンバ、45……
座ぐり、46……凸状リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタフロアパネルのサイドフロアパネル
    に連なる傾斜面の所定位置にシートベルト金具をセンタ
    フロアパネルを挟んでブラケットに結合すると共に、こ
    のブラケットをセンタフロアパネルとサイドフロアパネ
    ルとの接合部に位置するメインメンバに結合するように
    した車両のシートベルト金具取付構造において、上記ブ
    ラケットのセンタフロアパネルの傾斜面に沿う当接部と
    メインメンバの側面に沿うフランジとの間の折曲部に、
    センタフロアパネルとメインメンバとの隅部形状に合せ
    て、フランジをメインメンバに結合する取付ボルトの座
    ぐりの一部を形成するように凸状のリブを設けたことを
    特徴とする車両のシートベルト金具取付構造。
JP12400888U 1988-09-22 1988-09-22 車両のシートベルト金具取付構造 Expired - Lifetime JPH072338Y2 (ja)

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JPH0244554U JPH0244554U (ja) 1990-03-27
JPH072338Y2 true JPH072338Y2 (ja) 1995-01-25

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