JPH0723387U - 電子楽器組み込みピアノ - Google Patents
電子楽器組み込みピアノInfo
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- JPH0723387U JPH0723387U JP5313593U JP5313593U JPH0723387U JP H0723387 U JPH0723387 U JP H0723387U JP 5313593 U JP5313593 U JP 5313593U JP 5313593 U JP5313593 U JP 5313593U JP H0723387 U JPH0723387 U JP H0723387U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 消音部材を配置する消音機構とハンマーによ
る打弦を防止する阻止機構を操作する優れた機構を有す
る電子楽器組み込みピアノを提供すること。 【構成】 マフラーペダルは、ワイヤYを介して消音機
構18だけでなく阻止機構13とも接続されている。つ
まり、ワイヤY3は2本のワイヤY1,Y2と接続され、
ワイヤY2が消音機構18に接続され、ワイヤY1が遊び
機構36を介して阻止機構13に接続されている。この
マフラーペダルを踏み込んで第1段に配置すると、ワイ
ヤY2,Y3によって消音機構18が駆動されるが、この
時遊び機構36が働くので、阻止機構13のレール37
は回動しない。一方、マフラーペダルを一層深く踏み込
んで第2段4bに配置すると、ワイヤYによって、消音
機構18及び阻止機構13が駆動されて、消音部材39
が下降するとともにレール37が回動して打弦が防止さ
れる。
る打弦を防止する阻止機構を操作する優れた機構を有す
る電子楽器組み込みピアノを提供すること。 【構成】 マフラーペダルは、ワイヤYを介して消音機
構18だけでなく阻止機構13とも接続されている。つ
まり、ワイヤY3は2本のワイヤY1,Y2と接続され、
ワイヤY2が消音機構18に接続され、ワイヤY1が遊び
機構36を介して阻止機構13に接続されている。この
マフラーペダルを踏み込んで第1段に配置すると、ワイ
ヤY2,Y3によって消音機構18が駆動されるが、この
時遊び機構36が働くので、阻止機構13のレール37
は回動しない。一方、マフラーペダルを一層深く踏み込
んで第2段4bに配置すると、ワイヤYによって、消音
機構18及び阻止機構13が駆動されて、消音部材39
が下降するとともにレール37が回動して打弦が防止さ
れる。
Description
【0001】
本考案は、打弦によって演奏する通常の演奏機構に加え、電子音源を制御して 演奏する機構をも備えた電子楽器組み込みピアノに関する。
【0002】
従来より、アコースティックピアノに電子音源を組み合わせて、通常のピアノ 演奏以外に、電子音源による演奏をも可能にした電子楽器組み込みピアノが提案 されている(例えば特開昭63−216099号公報や、特願平5−21441 1号参照)。これらのピアノによれば、電子音源による演奏の際には、各種の阻 止手段(止音手段)によって、打弦動作による通常の演奏音(以下、打弦音とい う)を止めることができる。よって、打弦音を止めて電子音源からの演奏音をヘ ッドホンなどで聴きながら演奏すれば、外部に演奏音が漏れず、夜間の演奏練習 が自由にできるなどの利点がある。
【0003】 この様な電子楽器組み込みピアノには、打弦音を止めて電子音源による演奏を 行なうために、弦とハンマーとの間にフェルト等の消音部材を配置する消音機構 と、ハンマーによる打弦を防止するレール等の阻止機構とを設ける必要があるが 、この消音機構と阻止機構とを操作する機構について、それほど好ましい提案は なされていないのが現状である。
【0004】 本考案は、前記消音部材を配置する消音機構とハンマーによる打弦を防止する 阻止機構とを操作する優れた機構を有する電子楽器組み込みピアノを提供するこ とを目的とする。
【0005】
この目的を達成するための請求項1の考案は、 打弦によって演奏する演奏機構と、電子音源を制御して演奏する演奏機構とを 備えた電子楽器組み込みピアノにおいて、 弦とハンマーとの間に消音部材を配置する消音機構と、 ハンマーによる打弦を防止する阻止機構と、 踏み込み時には、第1の固定位置又は第2の固定位置に移動して配置されるペ ダルと、 該ペダルが前記第1の固定位置に配置された場合は前記消音機構を弱音機構と して駆動して、打弦音の弱音化を行ない、一方前記第2の位置に配置された場合 は前記消音機構及び阻止機構を駆動して、消音及び打弦の防止を行なう駆動機構 と、 を備えたことを特徴とする電子楽器組み込みピアノを要旨とする。
【0006】 請求項2の考案は、 ピアノの前土台に、第1段及び第2段を有する階段状のペダル用開口部を設け 、該第1段を前記第1の固定位置とし、該第2段を前記第2の固定位置としたこ とを特徴とする前記請求項1記載の電子楽器組み込みピアノを要旨とする。
【0007】 ここで、前記弱音化又は消音を行なう消音機構としては、ハンマーの先端と弦 との間に、フェルト,軟質プラスチック,ゴム等の消音部材、或はそれらの複合 材料からなる消音部材を挿入する機構を採用できる。 前記阻止機構としては、例えばハンマーシャンクの動作を阻止することにより ハンマーの慣性運動を阻止する機構を採用できる。また、キャッチャーシャンク 又はキャッチャーの動作を阻止する様にしてもよい。
【0008】 この阻止機構を構成する阻止部材としては、レール状の金属,プラスチック, 木材等の硬質部材の上に、フェルト,軟質プラスチック,ゴム等の防振部材を設 けたものを採用できる。 前記消音機構及び阻止機構を駆動する駆動機構としては、例えばマフラーペダ ルと接続されたワイヤやワイヤを導くプーリ等を採用できるが、それ以外にも、 例えばペダルによって駆動されるロッドや、ワイヤ及びロッド等の組み合せ等の 各種の構成を採用できる。
【0009】
前記構成を有する請求項1の電子楽器組み込みピアノでは、ペダルが第1の固 定位置に配置された場合は、消音機構を弱音機構として駆動して、弦とハンマー との間に消音部材を配置して打弦音の弱音化を行なう。一方、ペダルが第2の固 定位置に配置された場合は、消音機構を駆動して消音を行なうとともに、阻止機 構を駆動してハンマーによる打弦を防いで、打弦音の発生を防止する。つまり、 アコースティックピアノによる演奏を行なう場合は、ペダルを第1の固定位置に 配置して打弦音の弱音化を行ない、一方、電子音源による演奏を行なう場合には 、ペダルを第2の固定位置に配置して打弦音の発生の防止及び消音を行なう。
【0010】 また請求項2の電子楽器組み込みピアノでは、ピアノの前土台に第1段及び第 2段を有する階段状のペダル用開口部を設け、この第1段を第1の固定位置とし てペダルを固定することによって弱音機構として使用する消音機構を駆動する。 また、第2段を第2の固定位置としてペダルを固定することによって、消音機構 及び阻止機構を駆動して、打弦音による発音を防止する。
【0011】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。ここで、図1は本実施例の アップライトピアノの概略構成を示すブロック図、図2はアップライトピアノの 機構及びその動作を示す説明図である。
【0012】 図1に示す様に、本実施例のアップライトピアノ1は、通常のピアノと同様に 、鍵盤3のキー5の操作に応じて打弦を行う打弦機構7を備え、アコースティッ クピアノとして演奏可能である。それとともに、同じ鍵盤3の操作に応じて制御 される電子音源9をも内蔵しており、電子ピアノとしてスピーカやヘッドホン( 図示せず)を介して演奏可能なものである。
【0013】 このアップライトピアノ1は、上述の打弦機構7及び電子音源9に加えて、電 子音源9に接続されたアンプ10とヘンドホン端子11とスピーカ端子12とを 備え、更に、電子音源9による演奏の際に打弦機構7による楽音の発音を阻止す る阻止機構13と、打弦音の消音を確実に行なう消音機構18と、ラウドペダル 14,ソフトペダル15及びマフラーペダル16からなるペダル機構17と、鍵 盤3の操作に応じて電子音源9を制御して演奏を行うコントロール部19とを備 えている。尚、このアップライトピアノ1がアコースティックピアノとして使用 される場合は、前記阻止機構13は駆動されず、マフラーペダル16によって消 音機構18のみが弱音機構として駆動されて、打弦音を弱音化する。
【0014】 次に、前記各構成について詳細に説明する。 まず、打弦機構7は、図2に示す様に、従来のアップライトピアノと同様なも のである。即ち、打弦機構7においては、演奏者の押鍵操作によって鍵盤3の鍵 キー5が押下されてその後端部5aが上方に揺動すると、ジャック23によって バット25が突き上げられ、ハンマーシャンク27が弦Sに接近するように回動 する。そして、更にジャック23が上昇すると、バット25がジャック23から 離れて、ハンマーシャンク27が慣性運動(回動運動)を開始し、最終的には、 ハンマーシャンク27の先端に設けられたハンマー29が弦Sを打弦する。また 、キー5の先端側の下面には、キー5の押鍵・離鍵に関する動作を検出する手段 として、段付シャッタ31とキーセンサ33,35とが配設されている。尚、こ の種の打弦機構7の構成および動作は、例えば特願平5−214411号などに 詳細に開示されている。
【0015】 また、阻止機構13としては、図2及び図3に示す様に、ハンマーシャンク2 7と弦Sとの間に配設されるレール37を備えている。このレール37は、表面 にフェルトからなる防振部材37aを有し、ピアノ1の左右両端方向(図2の紙 面の鉛直方向)に延びる長尺部材である。このレール37の一端部には、図3に 示すプーリ37bが固定されており、プーリ37bには、プーリ37bを矢印A 方向に付勢するバネ37cが取り付けられ、プーリ37bの外周にはワイヤY1 が取り付けられている。よって、このワイヤY1が矢印B方向に引かれると、プ ーリ37bが矢印C方向に回転するとともにレール37も同方向に回転して、図 2に実線で示す位置(動作阻止位置)に配置される。一方、ワイヤY1が緩めら れると、プーリ37bはバネ37cの付勢力によって矢印D方向に回転し、レー ル37は図2の点線で示す位置(動作許可位置)に配置される。
【0016】 特に本実施例では、ワイヤY1が架けられるプーリ36aには、プーリ36a を軸支して伸びるロッド36bとロッド36bを矢印H方向に付勢するバネ36 cとロッド36bの一定以上の回動を規制するストッパ36dとからなる遊び機 構36が設けてある。この遊び機構36とは、ワイヤY1が所定長さだけ引かれ た時(即ち後述するペダルが第1の固定位置にセットされた場合)には、プーリ 36bを矢印I方向に移動させることによって、ワイヤY1の移動分を遊び機構 36で吸収して、レール37を回動させない様にするものであり、更に一層ワイ ヤY1が引かれた時(即ち後述するペダルが第2の固定位置にセットされた場合 )にのみ、ストッパ36dによってプーリ36aのそれ以上の回動は規制されて いるので、レール37を回動させて動作許可位置に配置するものである。
【0017】 更に、(弱音機構を兼ねる)消音機構18としては、図2及び図3に示す様に 、略コの字状に曲げられた支持部材45と、支持部材45から下方に伸びる消音 部材39とを備えている。消音部材39は、ゴムの両側にフェルトが貼り付けら れたシートであり、ピアノ1の左右両端方向に延びる幕状の長尺部材である。ま た、支持部材45は、図3に示す様に、その曲げられた側部45aの先端にて軸 支され、側部45aには、支持部材45を矢印A方向に付勢するバネ45bと、 支持部材45を矢印B方向に引っ張るワイヤY2が取り付けられている。よって 、ワイヤY2が矢印B方向に引かれると、消音部材39が矢印E方向に移動して (弦Sとハンマー29との位置である)消音位置に配置される。一方、ワイヤY 2が緩められると、消音部材39はバネ45bの付勢力によって矢印F方向に移 動して、通常の位置に戻る。
【0018】 特に本実施例では、消音部材39は、ワイヤY2が所定長さだけ引かれた時( 即ち後述するペダルが第1の固定位置にセットされた場合)には、矢印E方向に 移動し、前記消音位置に配置されて弱音化を行なう。そして、更に一層ワイヤY 2が引かれた時(即ち後述するペダルが第2の固定位置にセットされた場合)に は、消音部材39は一層矢印E方向に移動するが、この消音部材39はその上下 方向の幅が予め十分に確保されているので、一層矢印E方向に移動した場合でも 、消音位置であることに変わりはない。
【0019】 また、前記ペダル機構17としては、図2に示す様に、ダンパー38を一斉に 弦Sから離して音を響かせるラウドペダル14と、ハンマー29全体を弦Sに近 付けて打弦音を弱めるソフトペダル15と、ハンマー29と弦Sとの間に幕状の 消音部材(マフラー)39を下げて音量を低減するマフラーペダル16とを備え ている。
【0020】 本実施例では、マフラーペダル16は、ワイヤY1,Y2,Y3(Yと総称する )及び多数のプーリPを介して、消音機構18だけでなく阻止機構13とも接続 されている。つまり、マフラーペダル16から伸びるワイヤY3は、接続部材5 9を介して2本のワイヤY1,Y2と接続され、一方のワイヤY2が消音機構18 の側部45aに接続され、他方のワイヤY1が前記遊び機構36を介して阻止機 構13のプーリ37bに接続されている。
【0021】 また、このマフラーペダル16は、図4に示す様に、ピアノ1の前土台2に設 けられた第1段4a及び第2段4bの段差を設けたペダル用開口部4に係止して 、ワイヤYを引っ張った状態で2位置に固定することができる。つまり、まず、 マフラーペダル16を踏み込んで横にずらして第1段4aの位置(第1の固定位 置)に配置すると、ワイヤY2,Y3によって、消音機構18が駆動されて、消音 部材39が下降する。尚、この時遊び機構36が働くので、阻止機構13のレー ル37は回動しない。一方、マフラーペダル16を一層深く踏み込んで横にずら して第2段4bの位置(第2の固定位置)に配置すると、ワイヤY1,Y2,Y3 によって、消音機構18及び阻止機構13が駆動されて、消音部材39が下降す るとともにレール37が回動して、打弦の防止及び消音が行われる状態となる。
【0022】 また、前記コントロール部19は、図1に示す様に、周知のCPU53,RO M55,RAM56などを含む論理演算回路として構成されており、入出力イン タフェイス57を介して、電子音源9及びキーセンサ33,35と接続されてお り、電源スイッチ51によって起動される。
【0023】 次に、上述した構成の本実施例のアップライトピアノ1の全体の動作について 説明する。 まず、本実施例のアップライトピアノ1は、電源スイッチ51がオフの場合に は、通常のアコースティックピアノとして使用することができる。このとき、図 3に示す様に、プーリ37bはバネ37cの付勢力によって矢印D方向に回転し ているので、レール37は前記動作許可位置に配置され、打弦が可能な状態にセ ットされている。また、支持部材45はバネ45bの付勢力よって矢印F方向に 移動しているので、消音部材39は通常の打弦による発音可能な(消音及び弱音 を行わない)位置である上方に配置されている。更に、プーリ36aは、遊び機 構36によって矢印H方向に移動しているので、ワイヤY1には所定の遊びが保 たれている。
【0024】 ここで、マフラーペダル16が踏まれて第1の固定位置に固定されると、ワイ ヤY3が矢印G方向に引かれるのでワイヤY2が矢印B方向に引かれ、消音部材3 9が矢印E方向に移動して、(この場合はアコースティックピアノであるので) 消音位置とほぼ同様な弱音位置に配置される。これによって、弱音化の動作が可 能な状態にセットされたことになる。また、この時、ワイヤY1も引かれるが、 このワイヤY1の動作は上述した様に遊び機構36によって吸収されるので、レ ール37は駆動されることなく前記動作許可位置のままである。従って、この状 態でアコースティックピアノとしてピアノを弾けば、通常のマフラーペダル16 による発音の弱音化を行なうことができる。
【0025】 次に、電源スイッチ51がオンとなると、電子音源9による演奏が可能となる 。ここで、マフラーペダル16が踏まれて第2の固定位置に固定されると、前記 と同様にワイヤY3,Y2が引かれて、消音部材39が矢印E方向に移動して、( この場合は電子ピアノであるので)前記消音位置に配置される。それとともに、 ワイヤY1も引かれることになるが、この時には、既に遊び機構36は移動済み であるのでワイヤY1に遊びがなく、よって、プーリ37bが矢印C方向に回転 するとともにレール37も同方向に回転して、レール37は前記動作阻止位置に 配置されることになる。これによって、打弦の阻止及び消音の状態にセットされ たことになる。
【0026】 この様に、本実施例では、アコースティックピアノとしての演奏の際には、従 来と同様にマフラーペダル16を踏み込んで第1の固定位置に配置するだけで、 打弦音の弱音化を行なうことができ、しかも、電子音源9による電子ピアノとし ての演奏の際には、マフラーペダル16を踏み込んで第2の固定位置に配置する だけで、打弦の阻止及び消音を行なうことができるという顕著な効果を奏する。
【0027】 又、この操作は、従来のマフラーペダル16を使用して行なうことができるの で、そのためのスイッチ類を別途設ける必要がなく、よって、ピアノの外観を損 ねることのないという利点もある。 尚、本考案は、上記実施例に何等限定されず、本考案の要旨の範囲内において 各種の態様で実施できることは勿論である。
【0028】 例えば、打弦による発音を阻止する阻止機構としては、例えば図2に示す様に 、キャッチャーシャンク61の動作を阻止する(前記実施例と同様に回動する) レール63を設けてもよい。また、この阻止機構は、必ずしも慣性運動している ハンマーの動きを阻止するものでなくてもよい。即ち、例えば特開昭63−21 6099号公報に記載されているように、押当手段によってハンマレールを回動 させてハンマを弦に押し当て、ロック手段によってこの押し当てた状態にハンマ を保持するような阻止機構(止音機構)を用いてもよい。
【0029】
以上詳述した様に、請求項1の電子楽器組み込みピアノでは、ペダルが第1の 固定位置に配置された場合は、通常のアコースティックピアノと同様に、消音機 構を弱音機構として駆動して打弦音の弱音化を行なうことができる。一方、ペダ ルが第2の固定位置に配置された場合は、消音機構及び阻止機構を駆動して打弦 を防ぐとともに消音を行なって、電子音源による演奏の際の打弦音の発生を効果 的に防止することができる。つまり、この構成によって、消音機構及び阻止機構 を駆動して、ピアノの演奏を容易に行なうことができるという効果を奏する。
【0030】 また請求項2の電子楽器組み込みピアノでは、階段状のペダル用開口部の第1 段を第1の固定位置とすることによって、打弦音の弱音化を行なうことができ、 また、第2段を第2の固定位置とすることによって、消音機構及び阻止機構を駆 動して、打弦音による発音を効果的に防止することができる。つまり、この簡単 な構成によって、消音機構及び阻止機構を確実に操作することができるという利 点がある。
【図1】 本実施例のアップライトピアノの電気的構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】 本実施例のアップライトピアノの機構及びそ
の動作を示す説明図である。
の動作を示す説明図である。
【図3】 本実施例の消音機構等の動作機構を詳細に示
す説明図である。
す説明図である。
【図4】 本実施例のペダル用開口部を示す説明図であ
る。
る。
1…アップライトピアノ 4…ペダル用開口
部 4a…第1段 4b…第2段 7…打弦機構 13…阻止機構 16…マフラーペダル 18…消音機構 36…遊び機構 37…レール 39…消音部材 S…弦 Y,Y1,Y2,Y3…ワイヤ
部 4a…第1段 4b…第2段 7…打弦機構 13…阻止機構 16…マフラーペダル 18…消音機構 36…遊び機構 37…レール 39…消音部材 S…弦 Y,Y1,Y2,Y3…ワイヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 打弦によって演奏する演奏機構と、電子
音源を制御して演奏する演奏機構とを備えた電子楽器組
み込みピアノにおいて、 弦とハンマーとの間に消音部材を配置する消音機構と、 ハンマーによる打弦を防止する阻止機構と、 踏み込み時には、第1の固定位置又は第2の固定位置に
移動して配置されるペダルと、 該ペダルが前記第1の固定位置に配置された場合は前記
消音機構を弱音機構として駆動して、打弦音の弱音化を
行ない、一方前記第2の位置に配置された場合は前記消
音機構及び阻止機構を駆動して、消音及び打弦の防止を
行なう駆動機構と、 を備えたことを特徴とする電子楽器組み込みピアノ。 - 【請求項2】 ピアノの前土台に、第1段及び第2段を
有する階段状のペダル用開口部を設け、該第1段を前記
第1の固定位置とし、該第2段を前記第2の固定位置と
したことを特徴とする前記請求項1記載の電子楽器組み
込みピアノ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993053135U JP2577047Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 電子楽器組み込みピアノ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993053135U JP2577047Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 電子楽器組み込みピアノ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723387U true JPH0723387U (ja) | 1995-04-25 |
JP2577047Y2 JP2577047Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=12934385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993053135U Expired - Lifetime JP2577047Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 電子楽器組み込みピアノ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577047Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP1993053135U patent/JP2577047Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577047Y2 (ja) | 1998-07-23 |
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