JPH07233367A - 蛍光体、蛍光体スラリおよび蛍光ランプの製造方法 - Google Patents

蛍光体、蛍光体スラリおよび蛍光ランプの製造方法

Info

Publication number
JPH07233367A
JPH07233367A JP5386394A JP5386394A JPH07233367A JP H07233367 A JPH07233367 A JP H07233367A JP 5386394 A JP5386394 A JP 5386394A JP 5386394 A JP5386394 A JP 5386394A JP H07233367 A JPH07233367 A JP H07233367A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent
fluorescent material
phosphor
fluorescent lamp
acid salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5386394A
Other languages
English (en)
Inventor
Migiko Hayashinabe
右子 林辺
Nobuyuki Sudo
伸行 須藤
Yohei Shimizu
洋平 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5386394A priority Critical patent/JPH07233367A/ja
Publication of JPH07233367A publication Critical patent/JPH07233367A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光効率を低下させることなく、十分な蛍光
体膜の付着強度を得ることができる水性塗布用の蛍光体
を提供する。 【構成】 蛍光物質に粉末ポリカルボン酸塩を混合して
蛍光物質の分散効果を高め、蛍光物質と結着剤の凝集作
用をおさえ、ガラスへの付着強度を強くする。蛍光ラン
プの製造時の焼成によりポリカルボン酸塩は完全燃焼を
するため、最終的に蛍光膜に残る不純物はシリカ、アル
ミナ、アルカリ土類ピロリン酸塩などの微量な結着剤の
みなので蛍光ランプの発光出力にも悪影響を与えない。
粉末ポリカルボン酸塩の添加量は、蛍光物質に対して
0.01〜0.5重量%であり、添加量が0.01重量
%より少ないと蛍光物質の分散効果がみられず、ガラス
への付着強度にも効果がない。0.5重量%より多いと
再び蛍光物質と結着剤の凝集作用が始まり、蛍光体スラ
リの粘度が異常に高くなり取り扱いにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、付着強度を向上させた
たとえば蛍光ランプの蛍光膜を形成する蛍光体、蛍光体
スラリおよび蛍光ランプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光ランプに蛍光膜を形成する場合に
は、蛍光物質にバインダを用いて蛍光体スラリを構成
し、この蛍光体スラリを蛍光ランプの管内に塗布してい
る。
【0003】また、このバインダとしては、従来、酢酸
ブチルあるいはキシレンなどの有機溶媒が用いられてい
たが、有機溶媒は人体への影響、作業上の安全、蒸気に
よる大気汚染が生ずる公害などの問題があるため、徐々
に用いられなくなりつつある。
【0004】このため、ポリエチレンオキサイドなどを
水に溶解した水溶性溶媒を用いている。
【0005】そして、これら水溶性溶媒については、種
々検討されているが、たとえばポリエチレンオキサイド
をバインダとして使用した場合、バクテリアなどによる
スラリの腐敗が少なく、低温で容易に分解し、しかも蛍
光ランプの発光出力が高いものの、ポリエチレンオキサ
イドは非常に燃焼性が良いため、たとえ蛍光膜が薄い場
合でも燃焼後の蛍光膜の付着強度は非常に弱い。
【0006】このため、付着強度を向上させるために、
蛍光体スラリに微粒子のシリカ、アルミナ、あるいは、
アルカリ土類ピロリン酸塩などを結着剤として添加する
方法がよく用いられているが、有機溶媒を使用した場合
と同等の付着強度を得るためにはかなりの量を加える必
要がある。
【0007】しかし、これらの微粒子は非発光物質なの
で、添加量が多いと蛍光膜の発光特性が低下して蛍光ラ
ンプの発光出力を低下させてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、蛍光
ランプの蛍光体スラリの水溶性バインダとしてポリエチ
レンオキサイドを用いる場合、蛍光膜の付着強度が非常
に弱いという問題点を有している。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、発光効率を低下させることなく、十分な蛍光体膜の
付着強度を得ることができる蛍光体、蛍光体スラリおよ
び蛍光ランプの製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の蛍光体
は、蛍光物質に対して0.01〜0.5重量パーセント
のポリカルボン酸塩を混合したものである。
【0011】請求項2記載の蛍光体スラリは、蛍光ラン
プの管体内に焼成工程を用いて蛍光膜を形成する蛍光物
質を結着剤とともに水溶性バインダのポリエチレンオキ
サイドに混合した蛍光体スラリにおいて、前記蛍光物質
に対して0.01〜0.5重量パーセントのポリカルボ
ン酸塩を混合したものである。
【0012】請求項3記載の蛍光ランプの製造方法は、
請求項2記載の蛍光体スラリを蛍光ランプの管体内に塗
布し、この蛍光ランプの管体内に塗布された蛍光体スラ
リを乾燥し、この蛍光ランプの管体内の乾燥された蛍光
体スラリを焼成して蛍光膜を形成するものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の蛍光体は、蛍光体スラリにした
ときに、ポリカルボン酸塩を蛍光物質に混合することに
よって蛍光物質の分散効果を高め、蛍光物質と結着剤の
凝集作用を防ぐ。また、ポリカルボン酸塩を蛍光物質に
混合することにより、たとえば蛍光ランプ作製時におい
ては蛍光物質への付着強度が強くなる。さらに、焼成に
よってポリカルボン酸塩は完全燃焼をするため、最終的
に蛍光膜に残る不純物は微量な結着剤のみなので発光出
力にも悪影響を与えない。またさらに、スラリにした場
合に、ポリカルボン酸塩の添加量が0.01重量パーセ
ントより少ないと蛍光物質の分散効果がみられず、管体
への付着強度が強くなる効果が見られない。反対に、ポ
リカルボン酸塩の添加量が0.5重量パーセントより多
いと再び蛍光物質と結着剤との凝集作用が始まりスラリ
の粘度が異常に高くなり取り扱いにくくなる。このた
め、ポリカルボン酸塩の添加量は蛍光物質に対して0.
01〜0.5重量パーセントとする。
【0014】請求項2記載の蛍光体スラリは、ポリカル
ボン酸塩を蛍光物質に混合することによって蛍光物質の
分散効果を高め、蛍光物質と結着剤の凝集作用を防ぐ。
また、ポリカルボン酸塩を蛍光物質に混合することによ
り、蛍光ランプ作製時においては蛍光物質への付着強度
が強くなる。さらに、焼成によってポリカルボン酸塩は
完全燃焼をするため、最終的に蛍光膜に残る不純物は微
量な結着剤のみなので発光出力にも悪影響を与えない。
またさらに、ポリカルボン酸塩の添加量が0.01重量
パーセントより少ないと蛍光物質の分散効果がみられ
ず、管体への付着強度が強くなる効果が見られない。反
対に、ポリカルボン酸塩の添加量が0.5重量パーセン
トより多いと再び蛍光物質と結着剤との凝集作用が始ま
り粘度が異常に高くなり取り扱いにくくなる。このた
め、ポリカルボン酸塩の添加量は蛍光物質に対して0.
01〜0.5重量パーセントとする。
【0015】請求項3記載の蛍光ランプの製造方法は、
請求項2記載の蛍光体スラリを蛍光ランプの管体内に塗
布し、この蛍光ランプの管体内に塗布された蛍光体スラ
リを乾燥し、この蛍光ランプの管体内の乾燥された蛍光
体スラリを焼成して蛍光膜を形成するため、発光出力に
悪影響を与えることなく管体に対して蛍光膜の付着強度
を高くできる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の蛍光体、蛍光体スラリおよび
蛍光ランプの製造方法の一実施例を説明する。
【0017】蛍光ランプに蛍光膜を形成する場合には、
まず、水溶性の蛍光体スラリを作製する。この水溶性の
蛍光体スラリは、ハロ燐酸カルシウムの蛍光物質に、こ
の蛍光物質の全量に対して0.01〜0.5重量%の粉
末ポリカルボン酸が混合された蛍光体に、結着剤および
ポリエチレンオキサイドを混合して作製する。そして、
上述の蛍光体、結着剤およびポリエチレンオキサイドを
混合した蛍光体スラリを塗布し、焼成工程により蛍光体
スラリを焼成して蛍光膜とする。
【0018】まず、蛍光体スラリの第1の実施例につい
て説明する。
【0019】この蛍光体スラリは、0.05gの粉末ポ
リカルボン酸塩であるプロピレン−無水マレイン酸共重
合体を、蛍光物質であるハロ燐酸カルシウム蛍光体10
0gに混合し、これを1.5%のポリエチレンオキサイ
ド水溶液120ccと結着剤であるアルミナ0.1gの
混合液に投入して撹拌して構成する。
【0020】そして、蛍光ランプのガラス管内へ塗布
し、乾燥し、焼成して蛍光膜を形成した蛍光ランプを製
造する。
【0021】一方、第1の比較例としてハロ燐酸カルシ
ウム蛍光体100gおよびニトロセルロースを1gを含
んだ酢酸ブチル100ccを用いて同様に蛍光ランプを
製造する。
【0022】そして、それぞれの蛍光ランプの中央部を
はじいて蛍光膜の剥離した表面積を測定し、付着強度を
比較したところ、第1の比較例の剥離した表面積は12
×10-2cm2 であるのに対し、第1の実施例の剥離し
た表面積は6×10-2cm2と良好な付着強度の効果が
見られた。また、蛍光ランプの製造直後と1000時間
点灯後の発光出力比を調べたところ、第1の比較例の蛍
光ランプの発光出力比が0.85、第1の実施例を用い
た蛍光ランプの発光出力比が0.90と光束維持率の改
善も認められた。
【0023】そして、プロピレン−無水マレイン酸共重
合体の添加量と蛍光ランプの蛍光膜の剥離した表面積の
関係は、図1に示すように、添加量が0.2〜0.3重
量%の場合に蛍光膜は最も剥離しにくい。
【0024】次に、蛍光体スラリの第2の実施例につい
て説明する。
【0025】ハロ燐酸カルシウム蛍光体100gに、
0.1gの粉末ポリカルボン酸塩であるイソブチレン−
クロトン酸共重合体を混合し、これを1.5%のポリエ
チレンオキサイド水溶液120ccと結着剤であるシリ
カ0.1gの混合液に投入して撹拌して構成する。
【0026】そして、蛍光ランプのガラス管内へ塗布
し、乾燥し、焼成して蛍光膜を形成した蛍光ランプを製
造する。
【0027】一方、第2の比較例としてハロ燐酸カルシ
ウム蛍光体100gおよびニトロセルロース1gを含ん
だ酢酸ブチル100ccを用いて同様に蛍光ランプを製
造する。
【0028】そして、それぞれの蛍光ランプの中央部を
はじいて蛍光膜の剥離した表面積を測定し、付着強度を
比較したところ、第2の比較例の剥離した表面積は12
×10-2cm2 であるのに対し、第2の実施例の剥離し
た表面積は0cm2 と良好な付着強度の効果が見られ
た。また、蛍光ランプの製造直後と1000時間点灯後
の発光出力比を調べたところ、第2の比較例の蛍光ラン
プの発光出力比が0.85、第2の実施例の蛍光ランプ
の発光出力比が0.91と光束維持率の改善も認められ
た。
【0029】そして、イソブチレン−クロトン酸共重合
体の添加量と蛍光ランプの蛍光膜の剥離した表面積の関
係は、図2に示すように、添加量が0.1〜0.2重量
%の場合に蛍光膜は最も剥離しにくい。
【0030】さらに、蛍光体スラリの第3の実施例につ
いて説明する。
【0031】ハロ燐酸カルシウム蛍光体100gに、
0.3gの粉末ポリカルボン酸塩である2−ブチレン−
2−ブテン−アクリル酸共重合体を混合し、これを1.
5%のポリエチレンオキサイド水溶液120ccと結着
剤であるピロ燐酸カリシウム0.1gの混合液に投入し
て撹拌して構成する。
【0032】そして、蛍光ランプのガラス管内へ塗布
し、乾燥し、焼成して蛍光膜を形成した蛍光ランプを製
造する。
【0033】一方、第3の比較例としてハロ燐酸カルシ
ウム蛍光体100gおよびニトロセルロース1gを含ん
だ酢酸ブチル100ccを用いて同様に蛍光ランプを製
造する。
【0034】そして、それぞれの蛍光ランプの中央部を
はじいて蛍光膜の剥離した表面積を測定し、付着強度を
比較したところ、第3の比較例の剥離した表面積は12
×10-2cm2 であるのに対し、第3の実施例の剥離し
た表面積は0cm2 と良好な付着強度の効果が見られ
た。また、蛍光ランプ製造直後と1000時間点灯後の
発光出力比を調べたところ、第3の比較例の蛍光ランプ
の発光出力比が0.85、第3の実施例の蛍光ランプの
発光出力比が0.92と光束維持率の改善も認められ
た。
【0035】そして、2−ブチレン−2−ブテン−アク
リル酸共重合体の添加量と蛍光ランプの蛍光体の剥離し
た表面積の関係は、図3に示すように、添加量が0.3
〜0.4重量%の場合に蛍光膜は最も剥離しにくい。
【0036】またさらに、蛍光物質としてハロ燐酸カル
シウム蛍光体に代えて、三波長用蛍光体を用いた第4の
実施例について説明する。
【0037】この三波長用蛍光体は、青色発光成分とし
てユーロピウム付活アルミン酸バリウムマグネシウム、
緑色発光成分としてはセリウム、テルビウム付活燐酸ラ
ンタン、赤色発光成分としてはユーロピウム付活酸化イ
ットリウムを用い、これらを混合したものを用いる。
【0038】すなわち、三波長用蛍光体100gに、
0.5gの粉末ポリカルボン酸塩である1.3ペンタジ
エン−フマル酸共重合体を混合し、これを1.5%のポ
リエチレンオキサイド水溶液120ccとピロ燐酸カリ
シウム0.1gの混合液に投入して撹拌して構成する。
【0039】そして、蛍光ランプのガラス管内へ塗布
し、乾燥し、焼成して蛍光膜を形成した蛍光ランプを製
造する。
【0040】一方、第4の比較例として三波長用蛍光体
100gおよびニトロセルロース1gを含んだ酢酸ブチ
ル100ccを用いて同様に蛍光ランプを製造する。
【0041】そして、それぞれの蛍光ランプの中央部を
はじいて蛍光体の剥離した表面積を測定し、付着強度を
比較したところ、第4の比較例の剥離した表面積は10
×10-2cm2 、第4の実施例の剥離した表面積は2×
10-2cm2 と良好な付着強度の効果が見られた。ま
た、蛍光ランプ製造直後と1000時間点灯後の発光出
力比を調べたところ、第4の比較例の蛍光ランプの発光
出力比が0.88、第4の実施例の蛍光ランプの発光出
力比が0.95と光束維持率の改善も認められた。
【0042】そして、1.3ペンタジエン−フマル酸共
重合体の添加量と蛍光ランプの蛍光体の剥離した表面積
の関係は、図4に示すように、添加量が0.1〜0.3
重量%の場合に蛍光膜は最も剥離しにくい。
【0043】上述のように、蛍光体を蛍光体スラリにし
たとき、粉末ポリカルボン酸塩を蛍光物質に混合するこ
とによって蛍光物質の分散効果を高め、蛍光物質と結着
剤の凝集作用を防ぐ。また、ポリカルボン酸塩を蛍光体
に混合することにより、蛍光ランプの作製時において
は、ガラスへの付着強度を強くする。
【0044】また、蛍光ランプの製造時の焼成によって
ポリカルボン酸塩は完全燃焼をするため、最終的に蛍光
膜に残る不純物はシリカ、アルミナ、アルカリ土類ピロ
リン酸塩などの微量な結着剤のみなので蛍光ランプの発
光出力にも悪影響を与えない。
【0045】さらに、付着強度の向上する粉末ポリカル
ボン酸塩の添加量は、蛍光物質に対して0.01〜0.
5重量パーセントであり、添加量が0.01重量パーセ
ントより少ないと蛍光体スラリにおいては蛍光物質の分
散効果がみられず、また、ガラスへの付着強度が強くな
る効果が見られない。添加量が0.5重量パーセントよ
り多い蛍光体スラリにおいては再び蛍光物質と結着剤の
凝集作用が始まり、蛍光体スラリの粘度が異常に高くな
り取り扱いにくくなる。また、添加量の最適量は結着剤
の種類、蛍光体の種類により異なる。
【0046】なお、上記実施例中の蛍光体スラリには、
必要に応じて表面活性剤や消泡剤を添加してもよい。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の蛍光体によれば、蛍光物
質に対して0.01〜0.5重量パーセントのポリカル
ボン酸塩を蛍光物質に混合することによって、蛍光体ス
ラリを作製したとき蛍光体膜のガラス管への付着強度を
強くできる。また、焼成によってポリカルボン酸塩は完
全燃焼をするため、発光出力にも悪影響を与えない。
【0048】請求項2記載の蛍光体スラリによれば、蛍
光物質に対して0.01〜0.5重量パーセントのポリ
カルボン酸塩を蛍光物質に混合することによって蛍光体
膜のガラス管への付着強度を強くできる。また、焼成に
よってポリカルボン酸塩は完全燃焼をするため、発光出
力にも悪影響を与えない。
【0049】請求項3記載の蛍光ランプの製造方法によ
れば、請求項2記載の蛍光体スラリを蛍光ランプの管体
内に塗布し、この蛍光ランプの管体内に塗布された蛍光
体スラリを乾燥し、この蛍光ランプの管体内の乾燥され
た蛍光体スラリを焼成して蛍光膜を形成するので、発光
出力に悪影響を与えることなく管体に対して蛍光膜の付
着強度を高くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光体を用いた蛍光体スラリの第1の
実施例のプロピレン−無水マレイン酸共重合体の添加量
と蛍光ランプの蛍光膜の剥離した表面積の関係を示すグ
ラフである。
【図2】同上蛍光体を用いた蛍光体スラリの第2の実施
例のイソブチレン−クロトン酸共重合体の添加量と蛍光
ランプの蛍光膜の剥離した表面積の関係を示すグラフで
ある。
【図3】同上蛍光体を用いた蛍光体スラリの第3の実施
例の2−ブチレン−2−ブテン−アクリル酸共重合体の
添加量と蛍光ランプの蛍光膜の剥離した表面積の関係を
示すグラフである。
【図4】同上蛍光体を用いた蛍光体スラリの第3の実施
例の1.3ペンタジエン−フマル酸共重合体の添加量と
蛍光ランプの蛍光膜の剥離した表面積の関係を示すグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 洋平 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光物質に対して0.01〜0.5重量
    パーセントのポリカルボン酸塩を混合したことを特徴と
    する蛍光体。
  2. 【請求項2】 蛍光ランプの管体内に焼成工程を用いて
    蛍光膜を形成する蛍光物質を結着剤とともに水溶性バイ
    ンダのポリエチレンオキサイドに混合した蛍光体スラリ
    において、 前記蛍光物質に対して0.01〜0.5重量パーセント
    のポリカルボン酸塩を混合したことを特徴とする蛍光体
    スラリ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の蛍光体スラリを蛍光ラン
    プの管内に塗布し、 この蛍光ランプの管体内に塗布された蛍光体スラリを乾
    燥し、 この蛍光ランプの管体内の乾燥された蛍光体スラリを焼
    成して蛍光膜を形成することを特徴とする蛍光ランプの
    製造方法。
JP5386394A 1993-12-28 1994-03-24 蛍光体、蛍光体スラリおよび蛍光ランプの製造方法 Pending JPH07233367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5386394A JPH07233367A (ja) 1993-12-28 1994-03-24 蛍光体、蛍光体スラリおよび蛍光ランプの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33425293 1993-12-28
JP5-334252 1993-12-28
JP5386394A JPH07233367A (ja) 1993-12-28 1994-03-24 蛍光体、蛍光体スラリおよび蛍光ランプの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07233367A true JPH07233367A (ja) 1995-09-05

Family

ID=26394587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5386394A Pending JPH07233367A (ja) 1993-12-28 1994-03-24 蛍光体、蛍光体スラリおよび蛍光ランプの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07233367A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5689130A (en) * 1990-02-14 1997-11-18 Nippondenso Co., Ltd. Vertical semiconductor device with ground surface providing a reduced ON resistance

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5689130A (en) * 1990-02-14 1997-11-18 Nippondenso Co., Ltd. Vertical semiconductor device with ground surface providing a reduced ON resistance

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2784255B2 (ja) 蛍光体及びそれを用いた放電ランプ
JPS5937037B2 (ja) 螢光体の製造方法
JP2003213253A (ja) 蛍光体ペースト組成物
US5858277A (en) Aqueous phosphor coating suspension for lamps
JPH04234480A (ja) 顔料付着赤色発光蛍光体およびその製造方法
JPH07233367A (ja) 蛍光体、蛍光体スラリおよび蛍光ランプの製造方法
JP2000208055A (ja) 蛍光体ペ―ストおよびプラズマディスプレイパネル
JPS62132990A (ja) 蛍光体の製造方法
KR100256389B1 (ko) 저압 수은 증기 방전 램프 및 그의 제조방법
JP2637145B2 (ja) 蛍光体および蛍光ランプ
US6610217B2 (en) ZnS:Ag,A1 phosphor and method of making same
JPS63199787A (ja) 表面処理螢光体及びその製造法
JP2909017B2 (ja) 低圧水銀蒸気放電灯およびその製造方法
JPH02173182A (ja) 発光色がピンクの蛍光ランプ
JP3975015B2 (ja) 低電圧用高輝度蛍光体及びその製造方法
JPH04183778A (ja) 顔料付き緑色発光蛍光体
JP4111774B2 (ja) 発光組成物及び蛍光ランプ
JP3391362B2 (ja) 結着剤スラリーおよびそれを用いた即時点灯形蛍光ランプ
KR930003975B1 (ko) 형광체 및 이를 사용한 형광램프
JPH04183779A (ja) 顔料付き緑色発光蛍光体
JPH10204428A (ja) 蛍光体および蛍光ランプ
JPS5922971A (ja) けい光体塗料組成物
JPH01176652A (ja) 蛍光ランプ
JPH09221666A (ja) 赤色発光蛍光体および蛍光ランプ
KR100263304B1 (ko) 형광체 조성물