JPH07233147A - 精製l−ヒドロキシプロリンの製造法 - Google Patents
精製l−ヒドロキシプロリンの製造法Info
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- JPH07233147A JPH07233147A JP5135994A JP5135994A JPH07233147A JP H07233147 A JPH07233147 A JP H07233147A JP 5135994 A JP5135994 A JP 5135994A JP 5135994 A JP5135994 A JP 5135994A JP H07233147 A JPH07233147 A JP H07233147A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の精製L−ヒドロキシプロリンの製造
法はつぎの工程を含む。(i)動物性タンパク質の加水
分解で得られたアミノ酸混合液と水混和性の第1の有機
溶媒との混合液を0〜50℃に保持し、析出した結晶を
除去して分離液を得る工程、(ii)工程(i)にて得られ
た分離液に第2の有機溶媒を加えるかあるいは工程(i)
で析出を行った温度と同一またはそれより低い温度に保
持してL−ヒドロキシプロリン結晶を析出させて分離す
る工程 【効果】 本発明によれば動物性タンパク質の加水分解
物から簡便な製造法で効率よく、低コストでしかも環境
上の問題もなくL−ヒドロキシプロリンを分離精製する
ことができる。
法はつぎの工程を含む。(i)動物性タンパク質の加水
分解で得られたアミノ酸混合液と水混和性の第1の有機
溶媒との混合液を0〜50℃に保持し、析出した結晶を
除去して分離液を得る工程、(ii)工程(i)にて得られ
た分離液に第2の有機溶媒を加えるかあるいは工程(i)
で析出を行った温度と同一またはそれより低い温度に保
持してL−ヒドロキシプロリン結晶を析出させて分離す
る工程 【効果】 本発明によれば動物性タンパク質の加水分解
物から簡便な製造法で効率よく、低コストでしかも環境
上の問題もなくL−ヒドロキシプロリンを分離精製する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動物性タンパク質の加水
分解物から精製L−ヒドロキシプロリンを効率よく製造
する方法に関する。
分解物から精製L−ヒドロキシプロリンを効率よく製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】L−ヒドロキシプロリンの誘
導体は、コラーゲン代謝を正常化する薬理効果を有する
ため、従来より抗炎症剤(特開昭50−4066号)、
抗高血圧剤(特開平1−175939号)、解熱・鎮痛
剤(特開昭52−5759)などの医薬品として用いら
れている。また、L−ヒドロキシプロリンは保湿効果を
有するため、化粧品(特開平1−131107号)などの
ほか、増糖剤(特開昭49−91829号)などとしても
使用されている。
導体は、コラーゲン代謝を正常化する薬理効果を有する
ため、従来より抗炎症剤(特開昭50−4066号)、
抗高血圧剤(特開平1−175939号)、解熱・鎮痛
剤(特開昭52−5759)などの医薬品として用いら
れている。また、L−ヒドロキシプロリンは保湿効果を
有するため、化粧品(特開平1−131107号)などの
ほか、増糖剤(特開昭49−91829号)などとしても
使用されている。
【0003】このようにL−ヒドロキシプロリン誘導体
は様々な用途に用いられており、原料となるL−ヒドロ
キシプロリンの需要も年々増加している。L−ヒドロキ
シプロリンは天然のアミノ酸であって、コラーゲン、カ
ゼイン、グロビン、エヂスチン等の限られたタンパク質
に含まれているが、これらタンパク質中における含有量
は大きく異なる。特に、コラーゲン由来のゼラチン中に
はL−ヒドロキシプロリンが約12%と他のタンパク質
に比べて高い含有量を示す。このため、従来よりL−ヒ
ドロキシプロリンを製造するには、安価に入手可能でL
−ヒドロキシプロリンの含有量の高いゼラチンを加水分
解し、これに分離精製操作を施し、工業的に生産されて
いる。
は様々な用途に用いられており、原料となるL−ヒドロ
キシプロリンの需要も年々増加している。L−ヒドロキ
シプロリンは天然のアミノ酸であって、コラーゲン、カ
ゼイン、グロビン、エヂスチン等の限られたタンパク質
に含まれているが、これらタンパク質中における含有量
は大きく異なる。特に、コラーゲン由来のゼラチン中に
はL−ヒドロキシプロリンが約12%と他のタンパク質
に比べて高い含有量を示す。このため、従来よりL−ヒ
ドロキシプロリンを製造するには、安価に入手可能でL
−ヒドロキシプロリンの含有量の高いゼラチンを加水分
解し、これに分離精製操作を施し、工業的に生産されて
いる。
【0004】このようなL−ヒドロキシプロリンの分離
方法としては、タンパク質の加水分解液をブタノールを
用いて連続抽出するブタノール抽出法[Dakin,H.D.,J.Bi
ol.Chem.,44,499(1920)]が古くから知られている。この
方法は抽出に多大の時間を要し、その上中性アミノ酸部
の分離がよくない。
方法としては、タンパク質の加水分解液をブタノールを
用いて連続抽出するブタノール抽出法[Dakin,H.D.,J.Bi
ol.Chem.,44,499(1920)]が古くから知られている。この
方法は抽出に多大の時間を要し、その上中性アミノ酸部
の分離がよくない。
【0005】他にタンパク質の加水分解液にアンモニウ
ムライネッケ塩を加えL−ヒドロキシプロリンとL−プ
ロリンを沈殿せしめた後、両者のアルコールへの溶解度
差で分離するライネッケ塩法[Kapfhammer,J.,Eck,R.,Z.
physiol.Chem.,170,294(1927)]も知られている。この方
法ではあらかじめフラビアン酸によってアルギニンを、
ついでリンタングステン酸によってリジン、ヒスチジン
を除去しなければならず、また、ライネッケ塩のごとき
特殊な試薬が必要であるため、工業的なL−ヒドロキシ
プロリンの製法としては適さない。
ムライネッケ塩を加えL−ヒドロキシプロリンとL−プ
ロリンを沈殿せしめた後、両者のアルコールへの溶解度
差で分離するライネッケ塩法[Kapfhammer,J.,Eck,R.,Z.
physiol.Chem.,170,294(1927)]も知られている。この方
法ではあらかじめフラビアン酸によってアルギニンを、
ついでリンタングステン酸によってリジン、ヒスチジン
を除去しなければならず、また、ライネッケ塩のごとき
特殊な試薬が必要であるため、工業的なL−ヒドロキシ
プロリンの製法としては適さない。
【0006】また、ゼラチンの加水分解液を亜硝酸処理
し、L−ヒドロキシプロリンとL−プロリンを他のアミ
ノ酸と分離後、両者をアルコールへの溶解度差で分離す
る亜硝酸処理法[Levine,M.,J.Biol.Chem.,234,1731(195
9)]もよく知られている。この方法では、工程中に発熱
や発泡および窒素酸化物が大量に発生するなど工業規模
で生産するには安全面においても環境的にも好ましくな
く、さらにL−ヒドロキシプロリン、L−プロリン以外
のアミノ酸は亜硝酸処理によりオキシ酸になるためアミ
ノ酸として分離できないという問題点もある。
し、L−ヒドロキシプロリンとL−プロリンを他のアミ
ノ酸と分離後、両者をアルコールへの溶解度差で分離す
る亜硝酸処理法[Levine,M.,J.Biol.Chem.,234,1731(195
9)]もよく知られている。この方法では、工程中に発熱
や発泡および窒素酸化物が大量に発生するなど工業規模
で生産するには安全面においても環境的にも好ましくな
く、さらにL−ヒドロキシプロリン、L−プロリン以外
のアミノ酸は亜硝酸処理によりオキシ酸になるためアミ
ノ酸として分離できないという問題点もある。
【0007】このほかに銅塩法[Klabunde,H.K.,J.Biol.
Chem.,110,293(1931)]、ピクリン酸塩法[Klabunde,H.
K.,J.Biol.Chem.,110,293(1931)]、塩化カドミウム複塩
法[Kapfhammer,J.,Spoerer,H.,Z.physiol.Chem.,173,24
5(1928)]等も知られているが、これらも製造工程が複雑
であったり、製造コストが高価、環境的に悪影響を及ぼ
す等の理由のためL−ヒドロキシプロリンの工業的な製
造法としては好ましくない。
Chem.,110,293(1931)]、ピクリン酸塩法[Klabunde,H.
K.,J.Biol.Chem.,110,293(1931)]、塩化カドミウム複塩
法[Kapfhammer,J.,Spoerer,H.,Z.physiol.Chem.,173,24
5(1928)]等も知られているが、これらも製造工程が複雑
であったり、製造コストが高価、環境的に悪影響を及ぼ
す等の理由のためL−ヒドロキシプロリンの工業的な製
造法としては好ましくない。
【0008】また、L−ヒドロキシプロリンは合成によ
っても製造が可能である。ヒドロキシプロリンは不斉炭
素原子2個が存在するため4種の光学異性体の混合物が
できる。これからL−ヒドロキシプロリンを分離しよう
とすれば、まず、アロヒドロキシプロリンを分離[Leuch
s,H.,Ber.,38,1937(1905)]し、次いで、DL−ラセミ体
を分離[Leuchs,H.,Brewster,J.F.,Ber.,46,986(1913)]
しなければならず製造工程が多くなり、L−ヒドロキシ
プロリンのみを得るには製造コストが高価になる。
っても製造が可能である。ヒドロキシプロリンは不斉炭
素原子2個が存在するため4種の光学異性体の混合物が
できる。これからL−ヒドロキシプロリンを分離しよう
とすれば、まず、アロヒドロキシプロリンを分離[Leuch
s,H.,Ber.,38,1937(1905)]し、次いで、DL−ラセミ体
を分離[Leuchs,H.,Brewster,J.F.,Ber.,46,986(1913)]
しなければならず製造工程が多くなり、L−ヒドロキシ
プロリンのみを得るには製造コストが高価になる。
【0009】さらにこれら従来法では、ブタノール抽出
法を除きいずれもアミノ酸を化学修飾しアミノ酸誘導体
としてからL−ヒドロキシプロリンの分離を行なってお
り、工程が複雑で工業的に好ましくない。また有害物質
が発生するような化学反応もあるため大気や排水の汚染
の恐れが少なくないなど環境上の問題もある。
法を除きいずれもアミノ酸を化学修飾しアミノ酸誘導体
としてからL−ヒドロキシプロリンの分離を行なってお
り、工程が複雑で工業的に好ましくない。また有害物質
が発生するような化学反応もあるため大気や排水の汚染
の恐れが少なくないなど環境上の問題もある。
【0010】本発明の目的は、動物性タンパク質から簡
便な方法により効率よくL−ヒドロキシプロリンを分離
精製する方法を提供することにある。また本発明の他の
目的は環境上の問題なしにL−ヒドロキシプロリンの分
離精製法を提供することにある。
便な方法により効率よくL−ヒドロキシプロリンを分離
精製する方法を提供することにある。また本発明の他の
目的は環境上の問題なしにL−ヒドロキシプロリンの分
離精製法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
について鋭意検討を重ねた結果、意外にも動物性タンパ
ク質を加水分解して得られた混合アミノ酸の有機溶媒中
における溶解度の差によりL−ヒドロキシプロリンを分
離することができるとの知見を得て本発明を完成した。
について鋭意検討を重ねた結果、意外にも動物性タンパ
ク質を加水分解して得られた混合アミノ酸の有機溶媒中
における溶解度の差によりL−ヒドロキシプロリンを分
離することができるとの知見を得て本発明を完成した。
【0012】本発明の第1の発明は(i)動物性タンパ
ク質の加水分解で得られたアミノ酸混合液と水混和性の
第1の有機溶媒との混合液を0〜50℃に保持し、析出
した結晶を除去して分離液を得る工程、および(ii)工
程(i)にて得られた分離液に第2の有機溶媒を加えてL
−ヒドロキシプロリン結晶を析出させて分離する工程か
らなることを特徴とする精製L−ヒドロキシプロリンの
製造法を提供するものである。
ク質の加水分解で得られたアミノ酸混合液と水混和性の
第1の有機溶媒との混合液を0〜50℃に保持し、析出
した結晶を除去して分離液を得る工程、および(ii)工
程(i)にて得られた分離液に第2の有機溶媒を加えてL
−ヒドロキシプロリン結晶を析出させて分離する工程か
らなることを特徴とする精製L−ヒドロキシプロリンの
製造法を提供するものである。
【0013】また、本発明の第2の発明は(i)動物性
タンパク質の加水分解で得られたアミノ酸混合液と水混
和性の有機溶媒との混合液を0〜50℃に保持し、析出
した結晶を除去して分離液を得る工程、および(ii)工
程(i)にて得られた分離液を、工程(i)で析出を行った温
度と同一またはそれより低い温度に保持してL−ヒドロ
キシプロリン結晶を析出させて分離する工程からなるこ
とを特徴とする精製L−ヒドロキシプロリンの製造法を
提供するものである。
タンパク質の加水分解で得られたアミノ酸混合液と水混
和性の有機溶媒との混合液を0〜50℃に保持し、析出
した結晶を除去して分離液を得る工程、および(ii)工
程(i)にて得られた分離液を、工程(i)で析出を行った温
度と同一またはそれより低い温度に保持してL−ヒドロ
キシプロリン結晶を析出させて分離する工程からなるこ
とを特徴とする精製L−ヒドロキシプロリンの製造法を
提供するものである。
【0014】以下に本発明を詳細に説明する。
【0015】工程(i) 本発明において原料として用いられる動物性タンパク質
は、ゼラチン、ニカワ、カゼインなどが挙げられる。こ
れらのうち、ゼラチンはL−ヒドロキシプロリンの含有
量が高く、特に好ましい。
は、ゼラチン、ニカワ、カゼインなどが挙げられる。こ
れらのうち、ゼラチンはL−ヒドロキシプロリンの含有
量が高く、特に好ましい。
【0016】これらの原料の加水分解は従来公知の方法
を用いてよい。すなわち、酸としては、例えば塩酸、硫
酸などの鉱酸が用いられ、酸の使用量は動物性タンパク
質に対して、50〜200重量%が好ましい。また、中
和に用いるアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸
化カルシウム、水酸化バリウムなどが挙げられる。特に
好ましい組み合わせとしては、塩酸と水酸化ナトリウ
ム、硫酸と水酸化ナトリウム、あるいは硫酸と水酸化バ
リウムの組み合わせが挙げられる。
を用いてよい。すなわち、酸としては、例えば塩酸、硫
酸などの鉱酸が用いられ、酸の使用量は動物性タンパク
質に対して、50〜200重量%が好ましい。また、中
和に用いるアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸
化カルシウム、水酸化バリウムなどが挙げられる。特に
好ましい組み合わせとしては、塩酸と水酸化ナトリウ
ム、硫酸と水酸化ナトリウム、あるいは硫酸と水酸化バ
リウムの組み合わせが挙げられる。
【0017】加水分解を行うには、原料に酸を加え6〜
24時間加熱還流し、分解液を活性炭などを用いて脱色
後濾別する。ついで、濾液を中和し、析出塩を濾別また
は電気透析機などにより脱塩を行うのが好ましい。
24時間加熱還流し、分解液を活性炭などを用いて脱色
後濾別する。ついで、濾液を中和し、析出塩を濾別また
は電気透析機などにより脱塩を行うのが好ましい。
【0018】このようにして得られたアミノ酸混合液を
好ましくは減圧下、濃縮して水を除去しシロップ状の液
体を得る。得られた混合液は通常含水率30%以下であ
るのが好ましい。
好ましくは減圧下、濃縮して水を除去しシロップ状の液
体を得る。得られた混合液は通常含水率30%以下であ
るのが好ましい。
【0019】ついで、このシロップ状のアミノ酸混合液
に水混和性の有機溶媒(第1の有機溶媒)を加え、充分に
溶解を行う。このような第1の有機溶媒としては、低級
アルコール、例えばメチルアルコール、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコールなどアルコール類を単独で
あるいは混合して用いることができる。これらのうち、
価格および収率の点から特にメチルアルコールが好まし
い。これら有機溶媒の使用量は、動物性タンパク質に対
して30〜200重量%であるのが好ましい。
に水混和性の有機溶媒(第1の有機溶媒)を加え、充分に
溶解を行う。このような第1の有機溶媒としては、低級
アルコール、例えばメチルアルコール、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコールなどアルコール類を単独で
あるいは混合して用いることができる。これらのうち、
価格および収率の点から特にメチルアルコールが好まし
い。これら有機溶媒の使用量は、動物性タンパク質に対
して30〜200重量%であるのが好ましい。
【0020】この混合液を0〜50℃、好ましくは10
〜40℃にて2〜48時間保持すると結晶が生ずる。こ
の結晶を濾過などの適宜の手段により分離、除去し、分
離液(濾液)を得る。
〜40℃にて2〜48時間保持すると結晶が生ずる。こ
の結晶を濾過などの適宜の手段により分離、除去し、分
離液(濾液)を得る。
【0021】工程(ii) つぎに本発明の第1の発明では、得られた分離液にさら
に有機溶媒(第2の有機溶媒)を加えて粗製L−ヒドロキ
シプロリンの結晶を析出させる。第2の有機溶媒は工程
(i)で用いた第1の有機溶媒と同一であってもよく、ま
た異なっていてもよい。このような第2の有機溶媒とし
ては、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブチルアルコールなどアル
コール類、またはアセトンを単独で、あるいは混合して
用いることができるが、収率の点からメチルアルコール
とアセトンが特に好ましい。なお、第1および第2の有
機溶媒が同一であると溶媒の再利用が容易となり、製造
コスト面で有利になる。これら溶媒の使用量は特に制限
はないが、動物性タンパク質に対して0〜100重量%
であるのが好ましい。
に有機溶媒(第2の有機溶媒)を加えて粗製L−ヒドロキ
シプロリンの結晶を析出させる。第2の有機溶媒は工程
(i)で用いた第1の有機溶媒と同一であってもよく、ま
た異なっていてもよい。このような第2の有機溶媒とし
ては、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブチルアルコールなどアル
コール類、またはアセトンを単独で、あるいは混合して
用いることができるが、収率の点からメチルアルコール
とアセトンが特に好ましい。なお、第1および第2の有
機溶媒が同一であると溶媒の再利用が容易となり、製造
コスト面で有利になる。これら溶媒の使用量は特に制限
はないが、動物性タンパク質に対して0〜100重量%
であるのが好ましい。
【0022】なお、工程(ii)においては、分離液に第2
の有機溶媒の添加を行うと共に工程(i)の温度と同一ま
たはそれより低い温度に保持するのが好ましい。このよ
うに工程(ii)の温度を低く保持することにより収率が向
上し、より好ましい。工程(ii)では温度0〜40℃、好
ましくは0〜30℃にて2〜72時間保持する。
の有機溶媒の添加を行うと共に工程(i)の温度と同一ま
たはそれより低い温度に保持するのが好ましい。このよ
うに工程(ii)の温度を低く保持することにより収率が向
上し、より好ましい。工程(ii)では温度0〜40℃、好
ましくは0〜30℃にて2〜72時間保持する。
【0023】また、本発明の第2の発明では、工程(ii)
において第2の有機溶媒を加えることなく、前記のごと
く工程(i)の温度と同一またはそれより低い温度に保持
することにより粗製L−ヒドロキシプロリンの結晶を得
る。
において第2の有機溶媒を加えることなく、前記のごと
く工程(i)の温度と同一またはそれより低い温度に保持
することにより粗製L−ヒドロキシプロリンの結晶を得
る。
【0024】このようにして得られた粗製L−ヒドロキ
シプロリンを水に溶解し、例えばメチルアルコールなど
を用いて再結晶し、精製L−ヒドロキシプロリンを得
る。
シプロリンを水に溶解し、例えばメチルアルコールなど
を用いて再結晶し、精製L−ヒドロキシプロリンを得
る。
【0025】このように本発明は、L−ヒドロキシプロ
リンの水−有機溶媒間の分配係数差に基づく液−液抽出
である従来のブタノール抽出法とは異なり、L−ヒドロ
キシプロリンの溶媒に対する溶解度差を利用した分離精
製方法である。
リンの水−有機溶媒間の分配係数差に基づく液−液抽出
である従来のブタノール抽出法とは異なり、L−ヒドロ
キシプロリンの溶媒に対する溶解度差を利用した分離精
製方法である。
【0026】なお、参考のため本発明に必要な工程、使
用薬品数、反応状態及びL−ヒドロキシプロリンの収率
を、従来法であるライネッケ塩法、亜硝酸処理法と比較
し下記の表1に示す。
用薬品数、反応状態及びL−ヒドロキシプロリンの収率
を、従来法であるライネッケ塩法、亜硝酸処理法と比較
し下記の表1に示す。
【0027】
【表1】
【実施例】つぎに本発明を実施例に基づきさらに具体的
に説明する。
に説明する。
【0028】[実施例1]ゼラチン1Kgに16規定の
硫酸1Lを加え、16時間加熱還流させて加水分解を行
った。この分解液に活性炭50gを加え10分間還流
し、脱色後活性炭を瀘別した。瀘過液に飽和水酸化バリ
ウムを加え、pHを7.0に調整した後、硫酸バリウム
を瀘別し、無機イオンの存在しないアミノ酸混合液を得
た。この溶液を減圧下でシロップ状まで濃縮すると、ア
ミノ酸混合物1.2kgが得られた。p−ジメチルアミ
ノベンズアルデヒド法によりL−ヒドロキシプロリン1
2.0%を含有することを確認した。
硫酸1Lを加え、16時間加熱還流させて加水分解を行
った。この分解液に活性炭50gを加え10分間還流
し、脱色後活性炭を瀘別した。瀘過液に飽和水酸化バリ
ウムを加え、pHを7.0に調整した後、硫酸バリウム
を瀘別し、無機イオンの存在しないアミノ酸混合液を得
た。この溶液を減圧下でシロップ状まで濃縮すると、ア
ミノ酸混合物1.2kgが得られた。p−ジメチルアミ
ノベンズアルデヒド法によりL−ヒドロキシプロリン1
2.0%を含有することを確認した。
【0029】このシロップ状のアミノ酸混合物にメチル
アルコール0.7kgを加え、均一に溶解した後、20
℃にて24時間静置した。この時析出した1次結晶を瀘
別して濾過液を得た。ついで、この瀘過液にアセトン
0.06kgを加え、5℃で24時間撹拌した。この時
析出した2次結晶を瀘取して乾燥すると、粗製のL−ヒ
ドロキシプロリン85gが得られた。p−ジメチルアミ
ノベンズアルデヒド法によりL−ヒドロキシプロリンの
純度が78.8%であることを確認した。
アルコール0.7kgを加え、均一に溶解した後、20
℃にて24時間静置した。この時析出した1次結晶を瀘
別して濾過液を得た。ついで、この瀘過液にアセトン
0.06kgを加え、5℃で24時間撹拌した。この時
析出した2次結晶を瀘取して乾燥すると、粗製のL−ヒ
ドロキシプロリン85gが得られた。p−ジメチルアミ
ノベンズアルデヒド法によりL−ヒドロキシプロリンの
純度が78.8%であることを確認した。
【0030】この粗製L−ヒドロキシプロリン85gを
純水117mLに溶解し、撹拌しながらメチルアルコー
ル350mLを滴下した後、5℃で24時間撹拌した。
この時析出した結晶を瀘取して、乾燥すると精製L−ヒ
ドロキシプロリン62g(収率51.7%;ゼラチンに対
するL−ヒドロキシプロリンの含有量を100とした相
対値)が得られた。この結晶を分析するとp−ジメチル
アミノベンズアルデヒド法により純度は99.5%、比
旋光度〔α〕(20℃、ナトリウムD線、以下同様)=−7
6.10°(c=4,H2O)(標準L−ヒドロキシプロリン
−75.6°)、融点274℃(標準L−ヒドロキシプロ
リン274℃)、薄層クロマトグラフィー(エチルアルコ
ール:水=63:37、およびn−ブチルアルコール:
酢酸:水=4:1:1)によってワンスポットであるこ
とを確認した。
純水117mLに溶解し、撹拌しながらメチルアルコー
ル350mLを滴下した後、5℃で24時間撹拌した。
この時析出した結晶を瀘取して、乾燥すると精製L−ヒ
ドロキシプロリン62g(収率51.7%;ゼラチンに対
するL−ヒドロキシプロリンの含有量を100とした相
対値)が得られた。この結晶を分析するとp−ジメチル
アミノベンズアルデヒド法により純度は99.5%、比
旋光度〔α〕(20℃、ナトリウムD線、以下同様)=−7
6.10°(c=4,H2O)(標準L−ヒドロキシプロリン
−75.6°)、融点274℃(標準L−ヒドロキシプロ
リン274℃)、薄層クロマトグラフィー(エチルアルコ
ール:水=63:37、およびn−ブチルアルコール:
酢酸:水=4:1:1)によってワンスポットであるこ
とを確認した。
【0031】なお、p−ジメチルアミノベンズアルデヒ
ド法とはL−ヒドロキシプロリンの定量法[D.S.Miyada,
A.C.Tappel:Anal.Chem.,28,909(1956)]であり、L−ヒ
ドロキシプロリンを酸化、脱炭酸によって生じるピロー
ルをp−ジメチルアミノベンズアルデヒドで発色させ、
これを分光光度計で測定する方法である。
ド法とはL−ヒドロキシプロリンの定量法[D.S.Miyada,
A.C.Tappel:Anal.Chem.,28,909(1956)]であり、L−ヒ
ドロキシプロリンを酸化、脱炭酸によって生じるピロー
ルをp−ジメチルアミノベンズアルデヒドで発色させ、
これを分光光度計で測定する方法である。
【0032】[実施例2]ゼラチン1Kgに8.4規定
の塩酸2Lを加え、8時間加熱還流させて加水分解を行
った。この分解液に活性炭50gを加え10分間加熱還
流し、脱色後活性炭を瀘別した。瀘過液に8.4規定の
水酸化ナトリウム2Lを加え、pH7.0に調整した
後、電気透析機(旭化成工業(株)製、MICRO ACILYZER G3
(AC110-800))により脱塩を行い、無機イオンの存在しな
いアミノ酸混合溶液を得た。この溶液を減圧下でシロッ
プ状まで濃縮すると、アミノ酸混合物1.2Kgが得ら
れた。p−ジメチルアミノベンズアルデヒド法により、
このアミノ酸混合物はL−ヒドロキシプロリン12.0
%を含有することが確認された。
の塩酸2Lを加え、8時間加熱還流させて加水分解を行
った。この分解液に活性炭50gを加え10分間加熱還
流し、脱色後活性炭を瀘別した。瀘過液に8.4規定の
水酸化ナトリウム2Lを加え、pH7.0に調整した
後、電気透析機(旭化成工業(株)製、MICRO ACILYZER G3
(AC110-800))により脱塩を行い、無機イオンの存在しな
いアミノ酸混合溶液を得た。この溶液を減圧下でシロッ
プ状まで濃縮すると、アミノ酸混合物1.2Kgが得ら
れた。p−ジメチルアミノベンズアルデヒド法により、
このアミノ酸混合物はL−ヒドロキシプロリン12.0
%を含有することが確認された。
【0033】このシロップ状のアミノ酸混合物にメチル
アルコール1.3kgを加え、均一に溶解した後、25
℃で24時間静置すると1次結晶が析出した。この結晶
を瀘別し、瀘過液にさらにメチルアルコール0.6kg
を加え、5℃で24時間撹拌した。この時析出した2次
結晶を瀘取して乾燥し、粗製のL−ヒドロキシプロリン
80gを得た。p−ジメチルアミノベンズアルデヒド法
によりこの結晶のL−ヒドロキシプロリン純度は80.
5%であることを確認した。
アルコール1.3kgを加え、均一に溶解した後、25
℃で24時間静置すると1次結晶が析出した。この結晶
を瀘別し、瀘過液にさらにメチルアルコール0.6kg
を加え、5℃で24時間撹拌した。この時析出した2次
結晶を瀘取して乾燥し、粗製のL−ヒドロキシプロリン
80gを得た。p−ジメチルアミノベンズアルデヒド法
によりこの結晶のL−ヒドロキシプロリン純度は80.
5%であることを確認した。
【0034】この粗製のL−ヒドロキシプロリン80g
を純水110mLに溶解し、撹拌しながらメチルアルコ
ール330mLを滴下した後、5℃で24時間撹拌し
た。この時析出した結晶を瀘取して、乾燥すると精製L
−ヒドロキシプロリン62g(収率51.7%)が得られ
た。この結晶を分析するとp−ジメチルアミノベンズア
ルデヒド法により純度は99.4%、比旋光度〔α〕=
−76.25°(c=4,H2O)(標準L−ヒドロキシプ
ロリン−75.6°)、融点275℃(標準L−ヒドロキ
シプロリン274℃)、薄層クロマトグラフィー(エチル
アルコール:水=63:37、およびn−ブチルアルコ
ール:酢酸:水=4:1:1)によってワンスポットで
あることを確認した。
を純水110mLに溶解し、撹拌しながらメチルアルコ
ール330mLを滴下した後、5℃で24時間撹拌し
た。この時析出した結晶を瀘取して、乾燥すると精製L
−ヒドロキシプロリン62g(収率51.7%)が得られ
た。この結晶を分析するとp−ジメチルアミノベンズア
ルデヒド法により純度は99.4%、比旋光度〔α〕=
−76.25°(c=4,H2O)(標準L−ヒドロキシプ
ロリン−75.6°)、融点275℃(標準L−ヒドロキ
シプロリン274℃)、薄層クロマトグラフィー(エチル
アルコール:水=63:37、およびn−ブチルアルコ
ール:酢酸:水=4:1:1)によってワンスポットで
あることを確認した。
【0035】[実施例3]実施例1に従い、シロップ状
のアミノ酸混合物1.2Kgを得た。このシロップ状の
アミノ酸混合物にメチルアルコール1.3Kgを加え、
均一に溶解した後、25℃で24時間静置すると、1次
結晶が析出した。この結晶を濾別し、濾過液を5℃で2
4時間撹拌した。この時析出した2次結晶を濾取して乾
燥し、粗製のL−ヒドロキシプロリン76gを得た。p
−ジメチルアミノベンズアルデヒド法によりこの結晶の
L−ヒドロキシプロリン純度は82.3%であることを
確認した。
のアミノ酸混合物1.2Kgを得た。このシロップ状の
アミノ酸混合物にメチルアルコール1.3Kgを加え、
均一に溶解した後、25℃で24時間静置すると、1次
結晶が析出した。この結晶を濾別し、濾過液を5℃で2
4時間撹拌した。この時析出した2次結晶を濾取して乾
燥し、粗製のL−ヒドロキシプロリン76gを得た。p
−ジメチルアミノベンズアルデヒド法によりこの結晶の
L−ヒドロキシプロリン純度は82.3%であることを
確認した。
【0036】この粗製のL−ヒドロキシプロリンを実施
例1と同様に再結晶すると精製L−ヒドロキシプロリン
58g(収率48.3%)が得られた。この結晶を分析す
るとp−ジメチルアミノベンズアルデヒド法により純度
は99.5%、比旋光度〔α〕=−76.00°(c=
4,H2O)(標準L−ヒドロキシプロリン−75.6
°)、融点274℃(標準L−ヒドロキシプロリン274
℃)、薄層クロマトグラフィー(エチルアルコール:水=
63:37、およびn−ブチルアルコール:酢酸:水=
4:1:1)によってワンスポットであることを確認し
た。
例1と同様に再結晶すると精製L−ヒドロキシプロリン
58g(収率48.3%)が得られた。この結晶を分析す
るとp−ジメチルアミノベンズアルデヒド法により純度
は99.5%、比旋光度〔α〕=−76.00°(c=
4,H2O)(標準L−ヒドロキシプロリン−75.6
°)、融点274℃(標準L−ヒドロキシプロリン274
℃)、薄層クロマトグラフィー(エチルアルコール:水=
63:37、およびn−ブチルアルコール:酢酸:水=
4:1:1)によってワンスポットであることを確認し
た。
【0037】[実施例4〜6]第1の有機溶媒および第
2の有機溶媒の種類を下記のとおり代えた以外は、実施
例1と同様にしてL−ヒドロキシプロリンを分離精製し
た。その収率を表2に示す。
2の有機溶媒の種類を下記のとおり代えた以外は、実施
例1と同様にしてL−ヒドロキシプロリンを分離精製し
た。その収率を表2に示す。
【0038】 [表2] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第1有機溶媒 第2有機溶媒 収率(%) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例4 メチルアルコール ブチルアルコール 43.3 ───────────────────────────────── 〃 5 エチルアルコール アセトン 41.7 ───────────────────────────────── 〃 6 メチルアルコール 9部 アセトン 50.0 エチルアルコール 1部 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0039】
【発明の効果】本発明によれば動物性タンパク質の加水
分解物から簡便な製造法で効率よく、低コストでしかも
環境上の問題もなくL−ヒドロキシプロリンを分離精製
することができる。
分解物から簡便な製造法で効率よく、低コストでしかも
環境上の問題もなくL−ヒドロキシプロリンを分離精製
することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】(i)動物性タンパク質の加水分解で得ら
れたアミノ酸混合液と水混和性の第1の有機溶媒との混
合液を0〜50℃に保持し、析出した結晶を除去して分
離液を得る工程、および(ii)工程(i)にて得られた分
離液に第2の有機溶媒を加えてL−ヒドロキシプロリン
結晶を析出させて分離する工程からなることを特徴とす
る精製L−ヒドロキシプロリンの製造法。 - 【請求項2】 第1の有機溶媒と第2の有機溶媒とが同
一の溶媒である請求項1の精製L−ヒドロキシプロリン
の製造法。 - 【請求項3】 工程(ii)において、工程(i)で析出を行
った温度と同一またはそれより低い温度に保持してL−
ヒドロキシプロリン結晶を析出させて分離する請求項1
の精製L−ヒドロキシプロリンの製造法。 - 【請求項4】 第1の有機溶媒がメチルアルコールであ
る請求項1または2の精製L−ヒドロキシプロリンの製
造法。 - 【請求項5】(i)動物性タンパク質の加水分解で得ら
れたアミノ酸混合液と水混和性の有機溶媒との混合液を
0〜50℃に保持し、析出した結晶を除去して分離液を
得る工程、および(ii)工程(i)にて得られた分離液
を、工程(i)で析出を行った温度と同一またはそれより
低い温度に保持してL−ヒドロキシプロリン結晶を析出
させて分離する工程からなることを特徴とする精製L−
ヒドロキシプロリンの製造法。 - 【請求項6】 有機溶媒がメチルアルコールである請求
項5の精製L−ヒドロキシプロリンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135994A JPH07233147A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 精製l−ヒドロキシプロリンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135994A JPH07233147A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 精製l−ヒドロキシプロリンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07233147A true JPH07233147A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12884747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5135994A Pending JPH07233147A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 精製l−ヒドロキシプロリンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07233147A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0740938A3 (de) * | 1995-05-05 | 1997-03-12 | Ipr Inst Pharm Res Riehen Ag | Prolin und 4-hydroxyprolin als therapeutische Wirkstoffe |
WO2006011613A1 (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-02 | Ajinomoto Co., Inc. | モナティンまたはその塩の製造方法 |
CN105669511A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-06-15 | 天津市敬业精细化工有限公司 | 一种羟脯氨酸精制方法 |
CN107513030A (zh) * | 2017-10-19 | 2017-12-26 | 福建师范大学 | 一种从l‑羟脯氨酸发酵液中分离纯化l‑羟脯氨酸的方法 |
CN107699595A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-02-16 | 绍兴厚普生物科技有限责任公司 | 一种微生物发酵法生产l‑羟脯氨酸的方法 |
CN114105849A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-01 | 保定九孚生化有限公司 | 一种l-羟基脯氨酸的提取方法 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP5135994A patent/JPH07233147A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0740938A3 (de) * | 1995-05-05 | 1997-03-12 | Ipr Inst Pharm Res Riehen Ag | Prolin und 4-hydroxyprolin als therapeutische Wirkstoffe |
US5827874A (en) * | 1995-05-05 | 1998-10-27 | Meyer; Hans | Methods of treating pain and inflammation with proline |
WO2006011613A1 (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-02 | Ajinomoto Co., Inc. | モナティンまたはその塩の製造方法 |
CN105669511A (zh) * | 2016-03-31 | 2016-06-15 | 天津市敬业精细化工有限公司 | 一种羟脯氨酸精制方法 |
CN107513030A (zh) * | 2017-10-19 | 2017-12-26 | 福建师范大学 | 一种从l‑羟脯氨酸发酵液中分离纯化l‑羟脯氨酸的方法 |
CN107699595A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-02-16 | 绍兴厚普生物科技有限责任公司 | 一种微生物发酵法生产l‑羟脯氨酸的方法 |
CN114105849A (zh) * | 2021-12-02 | 2022-03-01 | 保定九孚生化有限公司 | 一种l-羟基脯氨酸的提取方法 |
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