JPS6231915B2 - - Google Patents

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JPS6231915B2
JPS6231915B2 JP59101881A JP10188184A JPS6231915B2 JP S6231915 B2 JPS6231915 B2 JP S6231915B2 JP 59101881 A JP59101881 A JP 59101881A JP 10188184 A JP10188184 A JP 10188184A JP S6231915 B2 JPS6231915 B2 JP S6231915B2
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JP
Japan
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leucine
mixture
acetyl
amino acid
saponification
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JP59101881A
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English (en)
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JPS6023354A (ja
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Kureeman Akuseru
Marutensu Yurugen
Uaigeru Horusuto
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Evonik Operations GmbH
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Degussa GmbH
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Publication of JPS6023354A publication Critical patent/JPS6023354A/ja
Publication of JPS6231915B2 publication Critical patent/JPS6231915B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C227/00Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C227/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C227/40Separation; Purification
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/02Preparation of carboxylic acid amides from carboxylic acids or from esters, anhydrides, or halides thereof by reaction with ammonia or amines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/06Alanine; Leucine; Isoleucine; Serine; Homoserine

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、それぞれ乾燥物質に対して、L−ロ
イシン最低45重量、L−イソロイシン最高40重量
%、他のアミノ酸最高25重量%を含有するアミノ
酸混合物から純粋なL−ロイシンを得る方法に関
する。
従来の技術 L−ロイシンは、薬学作用物質、たとえばアミ
ノ酸を主体とする注入液の成分である。今日まで
は、L−ロイシンの工業的製造はいわゆる抽出法
により行なわれる。このために、蛋白質をアミノ
酸混合物に加水分解し、これから分別結晶化およ
び/または分取クロマトグラフイー方法(イオン
交換、イオン排除および/またはモレキユラーシ
ーブ効果)により工業用L−ロイシンが得られ
る。
このようにして得られた工業用L−ロイシン
は、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化アン
モニウムまたは硫酸アンモニウムのような無機塩
のほかに、なお他のアミノ酸、殊にL−イソロイ
シンをも含有する。薬品質のL−イソロイシンの
製造のためにはこれらの不純物を除去しなければ
ならず、その場合殊にL−イソロイシンの分離は
困難であるが、その理由はイソロイシンはロイシ
ンと同じ分子式C6H13NO2を有し、この双方のア
ミノ酸は脂肪族側鎖Rの構造によつて異なるから
である: この非常に類似する構造特徴によつて、これら
のアミノ酸は物理的および化学的挙動において非
常に類似の性質を示す。これは、市販のL−ロイ
シンがしばしばかなりの量のL−イソロイシンを
他のアミノ酸(たとえばL−バリン、しばしばL
−メチオニンも)とともに含有することの根拠で
ある。この事情をリチヤードJ.ブロツク
(Richard J.Block)〔“Arch.Bio chem”.第11巻
501号(1946年)第512ページ〕も指摘している。
工業用L−ロイシンの困難な後精製は、既に銅
錯体を経て実施されている。類似の方法で、アミ
ノ酸のコバルト錯体もアルコールでの抽出により
分離された。しかし、これらの方法では金属の回
収およびL−ロイシンをさらに精製する問題が生
じる。
他の研究者により、芳香族スルホン酸を用いて
ロイシンを沈殿させる事が記載されている。それ
で、L−ロイシンを沈殿させるのに2−ブロムト
ルオール−5−スルホン酸またはナフタリン−2
−スルホン酸を使用する事が提案された。ベンゾ
ールスルホン酸ならびにp−トルオールスルホン
酸も、工業用L−ロイシンから出発するL−ロイ
シンの製造に使用された。これらの方法では沈殿
物は数多くの再結晶により精製しなければなら
ず、しばしば強毒性沈殿剤の分離が特別な問題を
生じる。さらに、酸性の蛋白質加水分解物からの
L−ロイシン富有画分は、特定のPH価で水の添加
により約1.5%のL−イソロイシン濃度に調節
し、メチオニン含量の測定後、過酸化水素の添加
によりメチオニンを酸化する事により後精製され
た。これは、活性炭清澄化、1.0〜1.5にPH価調
節、冷却、粗精L−ロイシンの分離と続いた。こ
の粗製L−ロイシンは新たにPH0.5で溶解し、PH
1.0〜2.0で沈殿させる事によりさらに精製され
た。この方法を、L−ロイシンの所望の純度に達
するまで繰り返した。ヨーロツパ特許第14867号
明細書に記載されているこの方法では、非常に希
釈して作業しなければならず、さらに方法は、工
業的規模での適用がほとんど問題にならないよう
な多工程法である。
さらに、薬品質の純粋なL−ロイシンを得るた
めの工業用L−ロイシンの公知後精製方法は決定
的な欠点を有する:L−ロイシンの鏡像異性体の
純度については何も述べられていない。しかしロ
イシンは、通常の酸性蛋白質加水分解条件下で最
も早くラセミ化するアミノ酸に属する〔“Liebigs
Ann.Chem”.1981巻、第354〜365ページ〕。
発明が解決しようとする問題点 D−ロイシンおよびL−ロイシンの異なる生物
学的作用は公知であり、従つて工業用L−ロイシ
ンからD−ロイシンおよび他の不純物を同時に分
離できる方法が非常に望ましい。
本発明の課題は、工業用L−ロイシンから、公
知方法の欠点をさけて、D−ロイシンおよび他の
不純物を同時に分離して、純粋なL−ロイシンを
得る事のできる方法を提供する事である。
問題点を解決するための手段 ところで本発明による方法は、 (a) アミノ酸混合物の自体公知の方法でアセチル
化し、 (b) アセチル化生成物の粗製混合物から、鉱酸で
酸性にする事によつてN−アセチル−L−ロイ
シンに富むN−アセチルアミノ酸混合物を沈殿
させ、 (c) このN−アセチル−L−ロイシンに富む混合
物をN−アセチル−L−ロイシン0.1〜1.5モ
ル/の濃度を有する水溶液で6〜8のPH、10
〜40℃の温度でエフエクターの存在においてL
−アミノ酸アシラーゼによるケン化を、使用さ
れたN−アセチル−L−ロイシンの30〜95%が
遊離アミノ酸にケン化されるまで実施し、 (d) 粗製ケン化混合物からL−ロイシンを単離す
る事を特徴とする。
本発明による方法において使用すべきアミノ酸
混合物は一般に、蛋白質加水分解物からの既にL
−ロイシンに富む画分の形の工業用L−ロイシン
である。乾燥物質に対してL−ロイシン45〜90重
量%を含有するアミノ酸混合物が特に適当であ
る。特に適当な工業用L−ロイシンは乾血加水分
解物の分別からのもので、L−ロイシン70〜80重
量%、L−イソロイシン5〜15重量%、他のアミ
ノ酸最高25重量%を含有する。
アミノ酸混合物をまず自体公知の方法でアセチ
ル化する。アセチル化は塩化アセチルまたは無水
酢酸を用いるかまたは西ドイツ国特許出願公開第
2741081号明細書から公知の方法によりケテンを
用いて実施する事もできる。
引続き、アセチル化生成物の粗製混合物から鉱
酸、たとえば塩酸または硫酸で酸性にする事によ
りN−アセチルアミノ酸の混合物を沈殿させる。
この場合望ましくは0.5〜2のPHに酸性にする。
この場合、既にN−アセチル−L−ロイシンの富
化が生じる。生じうる、N−アセチル−L−ロイ
シンおよびN−アセチル−L−イソロイシン以外
のN−アセチルアミノ酸の含量は減少する。引続
き、水、メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、イソプロピルアルコール、n−ブタノー
ル、イソブチルアルコールまたはtert.ブチルア
ルコールのような1〜4の炭素原子を有する水と
混合可能な脂肪族アルコール、または水とこのよ
うなアルコールとの混合物からの再結晶により、
他のN−アセチルアミノ酸の含量は通常乾燥物質
に対して4重量%よりも少なく、多くの場合1重
量%より少ない値に減少させる事ができる。
N−アセチル−L−ロイシンに富む混合物(場
合による再結晶後わずかにN−アセチル−L−イ
ソロイシンで不純化にされているにすぎない)
に、L−アミノ酸アシラーゼによるケン化を行な
う。6〜8の範囲へのPHの調節は、たとえばアン
モニア、しかし有利にはカ性ソーダ溶液により行
なう事が出来る。エフエクターとしては通常L−
アミノ酸アシラーゼを用いるN−アセチル−DL
−α−アミノカルボン酸のラセミ体分割の際に添
加されるもの、たとえばイオン・Ca2+、Fe2+
Mn2+、Mg2+、Zn2+および特にCo2+が使用され
る。これらは望ましくは、1×10-5〜1×10-1
ル/の濃度で、およびたとえば相当する塩化物
の形で添加される。多くの場合、反応混合物に付
加的に少量の殺菌剤、たとえばp−ヒドロキシ安
息香酸−n−プロピルエステルを添加するのが有
利である。
L−アミノ酸アシラーゼとしては有利には腎ア
シラーゼが使用される。これは市販の天然の形で
適用するかまたは、橋かけされたアガロース、デ
キストランゲル、セルロース、ヒドロキシエチル
セルロースまたはアクリルアミドと橋かけコモノ
マーとの共重合体のような有機担持物質上かまた
は種々の多孔性の酸化物型材料または殊にガラス
小球のような無機担持物質上の固定層として適用
する事ができる。
L−アミノ酸アシラーゼを比較的大量に使用す
る場合、ケン化に必要な反応時間を短縮できる。
より長い反応時間を甘受すれば、L−アミノ酸ア
シラーゼの使用量を著しく減少させる事ができ
る。従つて、反応時間とL−アミノ酸アシラーゼ
の使用量との間には、顕著な相互従属関係が生じ
る。
ケン化、つまり反応工程(c)は、始めに存在して
いたN−アセチル−L−ロイシンの30〜95%、特
に45〜85%、殊に50〜80%が遊離L−ロイシンに
ケン化されたときに中断する。ケン化反応は、た
とえば高圧液体クロマトグラフイーを用いるかま
たはアミノ酸分析器を用いて分析により追跡す
る。
ケン化反応は非連続的かまたは連続的に実施す
る事ができる。非連続的反応実施のために、かく
はん釜または循環系を有するタンク中で作業す
る。連続的な反応実施はたとえば酵素−膜反応器
を用いて実施する事ができる。
ケン化反応に使用される混合物がたとえば1.0
〜1.5モル/の比較的高いN−アセチル−L−
ロイシン濃度を有する場合には、既に短時間後、
純粋なL−ロイシンから成る無色の沈殿物が晶出
しはじめる。混合物をより低い濃度で使用する場
合には、粗製ケン化混合物を穏和な条件下で濃縮
するのが有利である。この場合にも同様に純粋な
L−ロイシンが晶出する。いずれの場合にも、純
粋なL−ロイシンを、場合によりあらかじめたま
たま使用され、固定されたL−アミノ酸シアラー
ゼを分離するために分別した後、濾過または遠心
分離により単離する。
天然のL−アミノ酸アシラーゼによるケン化を
行なう場合には、該アミノ酸アシラーゼを、L−
ロイシンの分離後、たとえば中空繊維膜での限外
濾過によつて回収し、新たに使用する事ができ
る。
場合によつては、L−ロイシンを多くの画分で
単離する。即ち最初の画分の分離後ケン化を続
け、L−ロイシンの他の画分を得るのが有利であ
る。場合により望ましい、分離されたL−ロイシ
ンの個々の画分または全量をさらに精製するの
は、水からの再結晶により行なう事ができる。
L−ロイシンおよび場合によりL−アミノ酸ア
シラーゼの分離後に残留する溶液中では、N−ア
セチル−L−イソロイシンはかなり富化されてい
る。この溶液は、望ましくは高圧液体クロマトグ
ラフイーによるかまたはアミノ酸分析器を用いて
その組成を測定した後、アセチル化工程に戻すか
またはL−イソロイシンに後処理する事ができ
る。
実施例 本発明を次例により詳述する。これらの例には
次の事がいえる: L−アミノ酸アシラーゼの活性は単位(U)で
記載する。1Uは、PH7.0および25℃で毎時N−ア
セチル−L−メチオニン1μMolをケン化する。
L−ロイシンにつき記載された旋光度〔α〕25
は6N塩酸中c=4で測定する。薬品質の純粋な
L−ロイシンの旋光度は、この条件下で米国薬局
方によれば 〔α〕25 =+14.9゜〜+17.3゜ である。
使用されたアミノ酸混合物の組成の測定は、ア
ミノ酸分析器を用いて行なわれる。
酵素によるケン化のために使用された、N−ア
セチルアミノ酸混合物の組成の測定は、旋光度に
より行なわれる。
パーセント表示は別記しないかぎり、重量%を
表わす。
例 1 大豆加水分解の副生成物として生じる、次の相
対的なアミノ酸組成の工業用ロイシンをアセチル
化した: Ile 12.4% Leu 83.2% Val 0.9% Met 2.4% Ala 0.5% Ser 0.2% 他のアミノ酸 全部で0.4% そのためにこの混合物525gを2Nカ性ソーダ溶
液2に溶解し、0℃で1時間内に同時に無水酢
酸450mlおよび5Nカ性ソーダ溶液850mlを滴加
し、その場合PH価がPH10〜12の範囲にあるように
注意した。添加終了後、さらに1時間+5℃でか
くはんした。褐色の溶液をPH1に達するまで濃塩
酸とかくはんした。吸引濾過し、水で洗浄し、乾
燥する事によつて、固形物580gを得た。この粗
生成物を含水メタノールから再結晶し、その際N
−アセチル−L−ロイシン90%およびN−アセチ
ル−L−イソロイシン10%から成る無色の混合物
435gが生じた。この混合物86.6gを0.5Nカ性ソ
ーダ溶液1に溶解し、PH価を7.4に調節した。
触媒として豚腎臓からの腎アシラーゼ(1200U/
mg)40mgおよびCoCl2×6H2O 60mgを添加した。
澄明な溶液を39℃に加熱した。2 3/4時間後に、
最初の結晶が形成した。10時間後20℃に冷却し、
かさ張つた沈殿物を吸引濾過し、水で洗浄した。
乾燥した後、純粋なL−ロイシン35.6gが生じ
た。旋光度〔α〕25 は+15.3゜であつた。
濾液を20℃で24時間放置し、その際新たに結晶
が沈殿した。吸引濾過し、水で洗浄しかつ乾燥し
た後、旋光度〔α〕25 =+16.2゜を有する純粋な
L−ロイシンさらに9.3gが生じた。
例 2 蛋白質加水分解物のクロマトグラフイー分離か
ら得られた、中性アミノ酸の画分は次の組成を有
していた: Leu 49.8% Ile 36.1% Val 3.5% Met 3.5% Tyr 2.5% Ala 2.1% Phe 1.6% Gly 0.9% この混合物525gを2Nカ性ソーダ溶液2に溶
解し、0℃に冷却した。1時間内に、無水酢酸
410mlおよび同時に5Nカ性ソーダ溶液850mlをか
くはん混入し、その際PH価がPH10〜12の範囲内に
あり、温度が+5℃を越えないように注意した。
添加終了後、5℃でさらに1時間かくはんした。
褐色溶液を、PHが1.5に達するまで濃塩酸とかく
はんした。吸引濃過し、水で洗浄し、乾燥する事
によつて、弱褐色の粉末としてアセチル化合物
530gを得た。この粗生成物をn−ブタノールか
ら再結晶し、その際N−アセチル−L−ロイシン
65%およびN−アセチル−L−イソロイシン35%
から成る無色の混合物335gが生じた。
この混合物86.6gを水500mlに懸濁させ、50%
のカ性ソーダ溶液と共に、PH7.6の澄明溶液が生
じるまでかくはんした。これに、CoCl2×6H2O
50mgおよび2000U/mgの活性を有する豚腎臓から
のアミノアシラーゼ5mgを加えた。溶液は38℃で
30分間放置した。その後、生じた懸濁液を20℃に
冷却し、濾過した。〔α〕25 =+15.7℃の旋光度を
有する純粋なL−ロイシン24.6gが生じた。
発明の効果 本発明によれば、工業用L−ロイシンからD−
ロイシンおよび他の不純物を同時に分離して、純
粋なL−ロイシンを得る事ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 それぞれ乾燥物質に対して、L−ロイシン最
    低45重量%、L−イソロイシン最高40重量%およ
    び他のアミノ酸最高25重量%を含有するアミノ酸
    混合物から純粋なL−ロイシンを得る方法におい
    て、 (a) アミノ酸混合物を自体公知の方法でアセチル
    化し、 (b) アセチル化生成物の粗製混合物から、鉱酸で
    酸性にする事によつてN−アセチル−L−ロイ
    シンで富化されたN−アセチルアミノ酸の混合
    物を沈殿させ、 (c) このN−アセチル−L−ロイシンで富化され
    た混合物をN−アセチル−L−ロイシン0.1〜
    1.5モル/の濃度を有する水溶液で6〜8の
    PH、10〜40℃の温度で、エフエクターの存在に
    おいてL−アミノ酸アシラーゼによるケン化
    を、使用されたN−アセチル−L−ロイシンの
    30〜95%が遊離アミノ酸にケン化されるまで実
    施し、 (d) 粗製ケン化混合物からL−ロイシンを単離す
    る事を特徴とする純粋なL−ロイシンの製造
    法。 2 工程(b)において沈殿したN−アセチルアミノ
    酸の混合物を、工程(c)の実施前に、水、1〜4の
    炭素原子を有する水と混合可能な脂肪族アルコー
    ルまたは水とこのようなアルコールの混合物から
    再結晶する、特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP59101881A 1983-05-25 1984-05-22 純粋なl−ロイシンの製法 Granted JPS6023354A (ja)

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DE3318932A DE3318932C1 (de) 1983-05-25 1983-05-25 Verfahren zur Gewinnung von reinem L-Leucin
DE3318932.3 1983-05-25

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JPS6023354A JPS6023354A (ja) 1985-02-05
JPS6231915B2 true JPS6231915B2 (ja) 1987-07-10

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ID=6199825

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JP59101881A Granted JPS6023354A (ja) 1983-05-25 1984-05-22 純粋なl−ロイシンの製法

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EP (1) EP0126887B1 (ja)
JP (1) JPS6023354A (ja)
AT (1) ATE20231T1 (ja)
DE (1) DE3318932C1 (ja)

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DE3318932C1 (de) 1984-06-07
EP0126887A3 (en) 1985-05-15
US4562152A (en) 1985-12-31
JPS6023354A (ja) 1985-02-05
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