JPH07232784A - 包装体 - Google Patents

包装体

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Publication number
JPH07232784A
JPH07232784A JP6046567A JP4656794A JPH07232784A JP H07232784 A JPH07232784 A JP H07232784A JP 6046567 A JP6046567 A JP 6046567A JP 4656794 A JP4656794 A JP 4656794A JP H07232784 A JPH07232784 A JP H07232784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
film
overlap film
shrink
wrapped
Prior art date
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Pending
Application number
JP6046567A
Other languages
English (en)
Inventor
Seizo Seki
誠三 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6046567A priority Critical patent/JPH07232784A/ja
Publication of JPH07232784A publication Critical patent/JPH07232784A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオテープやカセットテープ等を収納した
ケースをオーバーラップフィルムで包んでシュリンク包
装して成る包装体において、オーバーラップフィルムを
簡単に開封して中身を取り出すことができるようにす
る。 【構成】 包装体1において、被包装物2をオーバーラ
ップフィルム3にて包んでシュリンク包装する際に、被
包装物の表面とオーバーラップフィルムとの間に開封用
糸4を挟みこむと共に、該開封用糸の一端部4bをオー
バーラップフィルムの内部から外部に突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な包装体に関す
る。詳しくは、ビデオテープやカセットテープ等を収納
したケースをオーバーラップフィルムで包んでシュリン
ク包装して成る包装体において、オーバーラップフィル
ムを簡単に開封して中身を取り出すことができるように
した新規な包装体を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープやカセットテープ等を収納
したケースの被包装物をオーバーラップフィルムで包装
する方法の一つにシュリンク包装がある。
【0003】該シュリンク包装は、被包装物を一枚の2
つ折りにしたオーバーラップフィルムの間に挟むように
して包み込み、隣合った3つの側面でオーバーラップフ
ィルムの対向した端部同士を高周波溶着等でシーム状に
接合し、同時に、オーバーラップフィルムは熱収縮性を
有する合成樹脂フィルムで形成されているため、加熱す
ると収縮して被包装物の表面に密着するようになるもの
である。
【0004】そして、従来においては、このようなシュ
リンク包装によるシュリンク包装体の開封は、どこにも
開封口がないため、オーバーラップフィルムをハサミや
カッター等で切開して開封するしか方法がなかった。
【0005】そこで、この開封を容易にするために、オ
ーバーラップフィルムの一部に穴を設けると共に、この
穴の上に粘着ラベル等を貼付しておき、開封を行う際に
はこのラベル等を剥がすことによってラベルに等に付着
したオーバーラップフィルムの一部から引き裂くように
するという方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ュリンク包装体においては、被包装物の包装作業を行う
設備の構造上、オーバーラップフィルムの一部に、開口
部を設けることは容易ではない。
【0007】しかも、上記シュリンク包装体の開封方法
においては、オーバーラップフィルムが小さくしか破れ
ないため、結局、被包装物を取り出すためには、ハサミ
やカッターナイフ等が必用となり、効果的な開封方法と
は成り得なかった。
【0008】従って、依然として、シュリンク包装体を
開封することは、ユーザーにとっては甚だ困難を伴うも
のであり、この点に関してのユーザーからのクレーム等
も多かった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明包装体
は、上記した課題を解決するために、カセットケースや
ビデオカセットケース等の被包装物をオーバーラップフ
ィルムで包んでシュリンク包装して成る包装体におい
て、上記被包装物をオーバーラップフィルムにて包装す
る際に被包装物の表面とオーバーラップフィルムとの間
に開封用糸を挟みこむと共に、該開封用糸の一端部をオ
ーバーラップフィルムの内部から外部に突出させるよう
にしたものである。
【0010】
【作用】従って、本発明包装体にあっては、外部に突出
した開封用糸の端部を所定の方向に引っ張るだけで、こ
の開封用糸によってオーバーラップフィルムが切断さ
れ、容易かつ迅速にシュリンク包装を大きく開封して被
包装物を取り出すことができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明包装体の詳細を図示した実施
例に従って説明する。
【0012】図1乃至図9は本発明包装体を内部にビデ
オテープを収納した所謂ビデオケースを包装したシュリ
ンク包装体1に適用したものである。
【0013】2は被包装物である内部に図示しないビデ
オテープを収納したビデオケースであり、3は包装用の
オーバーラップフィルムであり、熱収縮性を有する合成
樹脂にて形成されている。
【0014】4は適宜な材料より成り、上記ビデオケー
ス2の長手方向の長さよりも稍長い開封用糸であり、図
2及び図5に示すように、その一端4aがビデオケース
2の側面2aの左側端部に粘着テープ5を貼付すること
によって固定されている。
【0015】そして、ビデオケース2へのオーバーラッ
プフィルム3によるシュリンク包装は、図5乃至図8に
順に示すように、2つ折したオーバーラップフィルム3
をビデオケース2の上下から挟むようにして包み込み、
これを図示しないシュリンク包装機で高周波溶着によっ
てオーバーラップフィルム3の対向した端部同士を接合
し、同時に、加熱によってオーバーラップフィルム3が
収縮してビデオケース2に密着する。
【0016】即ち、ビデオケース2をシュリンク包装す
ると、オーバーラップフィルム3はビデオケース2の隣
合った側面2a、2b及び2cにおいてビデオケース2
の高さ方向の略中間部で、その端部同士がが接合されて
接合部6が上記3つの側面2a、2b及び2cに周方向
に連続して形成される。
【0017】そして、この時、開封用糸4の端部4bを
ビデオケース2の側面2aと側面2bとによって画成さ
れる角部に対応した接合部6からオーバーラップフィル
ム3の外部へ導出させたまま上記接合作業を行う。
【0018】すると、図7に示すように、シュリンク包
装体1の接合部6から開封用糸4の端部4bが所定の長
さ(本実施例においては約10mm)が突出した状態で
接合作業が完了する。
【0019】尚、開封用糸4の端部4bのオーバーラッ
プフィルム3の外部への導出は、上記接合作業を行った
後に、カッター等で穴を開け、この穴から外部へ導出す
るようにしてもよい。
【0020】7は表示ラベルであり、図1及び図8に示
すように、側面2b上で開封用糸4の端部4bを上から
押さえるようにしてオーバーラップフィルム3上に貼着
されており、該表示ラベル7の表面にはシュリンク包装
体1の開封方法、即ち、開封用糸4を引っ張る方向等を
示す表示8が印刷されている。
【0021】しかして、上記のようにして構成されたシ
ュリンク包装体1をフイルム3を破断して開封し、被包
装物たるビデオテープケースを取り出すには以下のよう
に行う。
【0022】まず、表示ラベル7を剥がし、開封用糸4
の端部4bを露出させ、該端部4bを表示ラベル7の表
示8の内容に従って所定の方向(図9における矢印方
向)に引っ張るようにしてオーバーラップフィルム3内
から引き出すようにする。
【0023】すると、開封用糸4は、端部4aが前述の
ようにビデオケース2の側面2aの左側端部に固定され
ているため、オーバーラップフィルム3の接合部6のう
ち主に側面2a上の部分を切り開きながら徐々にオーバ
ーラップフィルム3外に導出される。
【0024】従って、オーバーラップフィルム3は側面
2aに対応した部分の接合部6が切り開かれ、この状態
のまま、若しくは更に開封口の端部を引っ張って開口部
の大きさを更に広げることによって、簡単にビデオケー
ス2を取り出すことが可能となる。
【0025】尚、表示ラベル7にはシュリンク包装体1
の開封方法が記載された表示8が設けられ、しかも開封
用糸4の端部4bの位置をも示しているため、ユーザー
にシュリンク包装体1の開封方法や開封位置を確実に認
識させることができる。
【0026】また、上記実施例においては、開封用糸4
によってビデオケース2の側面2aに対応したオーバー
ラップフィルム3の接合部6の一部を切り開くようにし
たものを示したが、この切開位置はこれに限定されるも
のではなく、例えば、更に長い開封用糸4を用いてビデ
オケース2の各側面2a、2b、2cに対応した接合部
6全体を切り開くようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明包装体は、カセットケースやビデオカセット
ケース等の被包装物をオーバーラップフィルムで包んで
シュリンク包装して成る包装体において、上記被包装物
をオーバーラップフィルムにて包装する際に被包装物の
表面とオーバーラップフィルムとの間に開封用糸を挟み
こむと共に、該開封用糸の一端部をオーバーラップフィ
ルムの内部から外部に突出させたことを特徴とする。
【0028】従って、本発明包装体にあっては、外部に
突出した開封用糸の端部を所定の方向に引っ張るだけ
で、この開封用糸によってオーバーラップフィルムが切
開され、容易かつ迅速にシュリンク包装を大きく開封し
て被包装物を取り出すことができる。
【0029】尚、前記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は、本発明包装体を実施するに当たっての具
体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによっ
て本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明包装体を内部にビデオテープを収納した
所謂ビデオケースをシュリンク包装したものに適用した
実施の一例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿う拡大断面図で
ある。
【図3】図1におけるIII−III線に沿う拡大断面
図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿う拡大断面図で
ある。
【図5】図6乃至図8と共にシュリンク包装の過程を順
に示す斜視図である。
【図6】図5に続く過程を示す斜視図である。
【図7】図6に続く過程を示す斜視図である。
【図8】図7に続く過程を示す斜視図である。
【図9】本発明包装体の開封の方法を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 シュリンク包装体(包装体) 2 ビデオケース(被包装物) 3 オーバーラップフィルム 4 開封用糸 4b (開封用糸の)端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 77/32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケースやビデオカセットケース
    等の被包装物をオーバーラップフィルムで包んでシュリ
    ンク包装して成る包装体において、上記被包装物をオー
    バーラップフィルムにて包装する際に被包装物の表面と
    オーバーラップフィルムとの間に開封用糸を挟みこむと
    共に、該開封用糸の一端部をオーバーラップフィルムの
    内部から外部に突出させたことを特徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 開封用糸の一端部を被包装物表面に粘着
    テープ等で固定した後に被包装物をオーバーラップフィ
    ルムで包装し、上記開封用糸の他端部をオーバーラップ
    フィルムの内部から外部に突出させたことを特徴とする
    請求項1に記載の包装体。
  3. 【請求項3】 開封用糸の外部に突出した端部を剥がし
    やすい粘着ラベル等でオーバーラップフィルムの外面に
    固定したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の包装体。
  4. 【請求項4】 開封用糸の端部をオーバーラップフィル
    ムの外面に固定した粘着ラベル等に包装体の開封方法等
    を示す表示を設けたことを特徴とする請求項3に記載の
    包装体。
  5. 【請求項5】 開封用糸の一端部がオーバーラップフィ
    ルムの接合部の被包装物の角部に対応した位置から外部
    に突出したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3又は請求項4に記載の包装体。
JP6046567A 1994-02-22 1994-02-22 包装体 Pending JPH07232784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6046567A JPH07232784A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6046567A JPH07232784A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 包装体

Publications (1)

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JPH07232784A true JPH07232784A (ja) 1995-09-05

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ID=12750905

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6046567A Pending JPH07232784A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 包装体

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JP (1) JPH07232784A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076804A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Nec Personal Products Co Ltd シートで包装された情報処理装置および情報処理装置の包装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010076804A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Nec Personal Products Co Ltd シートで包装された情報処理装置および情報処理装置の包装方法

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