JPH07232218A - パイプ曲げ加工法および装置 - Google Patents

パイプ曲げ加工法および装置

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JPH07232218A
JPH07232218A JP6056245A JP5624594A JPH07232218A JP H07232218 A JPH07232218 A JP H07232218A JP 6056245 A JP6056245 A JP 6056245A JP 5624594 A JP5624594 A JP 5624594A JP H07232218 A JPH07232218 A JP H07232218A
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pipe
bending
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shaft
rotation
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雅彦 三林
Masazumi Onishi
昌澄 大西
Noritaka Miyamoto
典孝 宮本
Keisuke Tsunoda
佳介 角田
Toru Shimada
徹 島田
Katsuji Bando
勝次 坂東
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HOUMEI KOGYO KK
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ断面部での偏平、面積減少率および減肉
が少なく所望の曲率でパイプの曲げ加工を行う方法およ
び装置。 【構成】 パイプの曲げ加工部の両端部を拘束把持し、
いずれか一方の曲げ加工端の中心15を軸とし公転軸42を
取り付け、他方の曲げ加工端の中心17に自転軸46を取り
付け、公転軸および自転軸にそれぞれ相互に噛合する歯
車48、50を取り付け自転軸上の歯車に駆動を与える。自
転軸46は公転軸42との距離を半径として公転すると共に
公転角度に応じて歯車50の半径で自転するので、回転中
心が自転、公転いずれもパイプ軸上に存在し、曲げ加工
部全体に曲げ加工応力がかけられるので、常に曲げ外側
の引張力と内側の圧縮力のレベルがバランスされた状態
が保たれ、その結果バイプ曲げ加工部の減肉、偏平等の
問題を非常に小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプ曲げ加工用の円形
治具を使用しないでパイプを半円形に曲げ加工をする方
法および装置に関し、特にコルゲートチューブの加工に
有用なパイプ曲げ加工法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプ曲げ加工法は、例えば実開
平2−65419号公報に示されるように、図7の側面
図および図8のA−A断面図に示すように、外周面にパ
イプ5が嵌入する断面半円形の加工溝を形成した円形の
コマ2と、下面にパイプ5が嵌入する断面半円形の加工
溝を形成した外側拘束治具4を用い、パイプの一端1を
固定すると共に、コマ2の溝と外側拘束治具4の溝の中
にパイプ5を嵌入固定し、外側拘束治具4をコマ2の外
周に沿ってパイプを拘束しながら回転し、パイプを曲げ
加工するものであった。なお、図において、1はパイプ
固定側、3は外側拘束治具4の回転中心、5はパイプ移
動側、6はパイプを90°曲げた状態での外側拘束治具
4の位置、7はパイプを90°曲げた状態でのパイプ位
置、8はパイプを180°曲げた状態での外側拘束治具
4の位置、9はパイプを180°曲げた状態でのパイプ
位置、10は外側拘束治具4の回転の軌跡を示す。
【0003】このパイプ曲げ加工法によるときは、断面
形状が不均一な素材(例えばコルゲートチューブのよう
に断面形状が部位によって変化するもの)に対しては、
曲げ部の形状を連続的に拘束することが非常に難しいた
め、その適用は困難である。
【0004】また、この方法では曲げに伴う塑性変形を
主として曲げ外側素材の引張変形に依っているため、加
工に伴い曲げ外側のパイプ素材が引き伸ばされて、その
部位の肉厚減少が、特にその曲げ加工製品に内圧のかか
る様な場合に問題となる。さらに同様の理由で小Rでの
曲げの場合、外周部が伸びきれずに内周部に近づく結
果、曲げ部断面の偏平および面積減少率が大きくなる。
【0005】このパイプの曲げ加工の際に生じる管壁の
局部的な減肉を抑制するために種々の提案がなされてお
り、例えば特開平2−290622号公報のパイプ曲げ
加工装置の発明では、回転可能な曲げ型と、この曲げ型
回りを公転可能な締め型によりパイプを把持して曲げる
に際して、曲げ反力を受ける圧力型と、この圧力型と対
向してパイプを狭持する狭持型でパイプを狭持し、パイ
プの曲げ加工に伴って、圧力型と狭持型で狭持したパイ
プを移動して、パイプの軸方向の圧縮力を付加するもの
である。
【0006】これに対して、コルゲートチューブの曲げ
に関しては、パイプ凸部のパイプ軸方向の広がりによる
形状変形が、ほとんどの曲げ加工変形を受け持つため、
最初に変形したコルゲートチューブの凸部に曲げが集中
して偏平化するためコルゲードパイプに所望の曲げを与
えることができない。
【0007】そのために、提案されたのが特開平5−1
77261号公報のコルゲートパイプの曲げ加工方法で
あり、この発明においてはコルゲートパイプの複数の凸
部を、パイプ曲げ面およびバイプ中心軸に対して垂直方
向に狭持する相対向した面を備えたパイプ拘束手段を用
い、コルゲートパイプの曲げ加工を行うものであって、
コルゲートパイプの特定の凸部に曲げが集中して偏平化
することを防止し、未変形部のコルゲートパイプの凸部
の曲げ易さを増加して、コルゲートパイプの曲が局部に
集中することを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平2−290622号公報のパイプ曲げ加工装置の発
明では、パイプの曲げ加工時にパイプの軸方向の圧縮力
を付加するため、コルゲートチューブを適用するとパイ
プの圧縮力の付加によりコルブードチューブが縮んでし
まうことがあり、この発明のパイプ曲げ加工装置はコル
ゲートチューブには適用できない。
【0009】また、特開平5−177261号公報のコ
ルゲートパイプの曲げ加工方法においても、曲げ加工部
をコルゲートパイプ拘束部で狭持拘束するため、変形抵
抗が大きい上に、所望の曲率半径の正確な曲げ加工部を
得るためには、かなりの熟練と経験を必要とするという
問題点がある。
【0010】本発明はパイプの曲げ加工法、特にコルゲ
ートパイプの曲げ加工法における前記のごとき問題点を
解決するためになされたものであって、パイプの曲げ加
工部の変形抵抗が少なく、曲げ加工部が局部的に偏平化
することなく、正確なパイプ曲げ加工部を形成すること
のできるパイプ加工方法および装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者は前記問題点を解
決するため、従来のパイプ曲げ加工法におけるパイプに
対する曲げ応力の作用について分析を試みた。その結
果、従来の方法はコマを用いて局所的に素材形状を拘束
して加工するものであり、しかも外側拘束支持部の回転
中心がパイプの軸に対してオフセットしているために、
曲げ加工部の減肉やパイプの偏平を招いていることが判
明した。そこで、パイプの曲げ加工がバイプの軸を中心
としてされる方法についてさらに研究を重ねた結果、パ
イプの曲げ加工が、いずれか一方の曲げ加工端の中心を
軸とし他方の曲げ加工端の中心を公転する運動と、他方
の曲げ加工端の中心を軸として自転する運動に分解でき
ることに気付いた。そこで、パイプの曲げ加工に際し
て、この公転運動と自転運動を同時に与えることを着想
し、本発明を完成した。
【0012】本発明のパイプ加工法は、パイプを半円形
に曲げ加工する場合において、パイプの曲げ加工部の両
端部を拘束把持し、いずれか一方の曲げ加工端の中心を
軸とし他方の曲げ加工端の中心を公転すると共に前記公
転角度に応じて他方の曲げ加工端の中心を軸として自転
することを要旨とする。
【0013】本発明の請求項2のパイプ加工装置は、請
求項1に記載のパイプ曲げ加工法に使用する装置であっ
て、前記公転軸および前記自転軸にそれぞれ相互に噛合
する歯車を取り付け自転軸上の歯車に駆動を与え、これ
と公転軸上の歯車との噛み合いによって公転も同時に起
こさせることを要旨とする。
【0014】本発明の請求項3のパイプ加工装置は、請
求項1に記載のパイプ曲げ加工法に使用する装置であっ
て、前記拘束把持部の公転および自転を位置制御可能な
複数のモータを組み合わせて行うことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項4のパイプ加工装置は、請
求項2または請求項3のバイプ加工装置において、パイ
プ曲げ加工を行う2つの拘束把持部とパイプが貫通可能
でパイプを把持してパイプの軸線方向に移動可能な支持
部を設けたことを要旨とする。
【0016】本発明の請求項5のパイプ加工装置は、請
求項2または請求項4に記載の発明において、前記公転
軸および前記自転軸に取り付ける歯車対を着脱可能な構
造とし、径の異なる歯車対と交換可能としたことを要旨
とする。
【0017】本発明の請求項6のパイプ加工装置は、請
求項2乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、
前記パイプ支持部をパイプ軸に対して垂直面内で回転可
能としたことを要旨とする。
【0018】本発明方法および装置を図1の加工概略説
明図および図2のA−A線断面図に基づいて説明する
と、パイプ固定側11には曲げ加工端固定側中心15に
隣接して固定側パイプ支持部13が固定され、移動側パ
イプ12には曲げ加工端移動側中心17に隣接して移動
側パイプ支持部14が固定されている。
【0019】この状態から、曲げ加工端固定側中心15
を中心にして、移動側パイプ支持部14を移動側バイプ
支持部軌跡16に従って公転させると共に、移動側パイ
プ支持部14自身も曲げ加工端移動側中心17を中心に
して自転させる。また、自転の回転角度と公転の回転角
度とは等しくすることが好ましく、その場合、公転と自
転の角速度の比は理論的には1:2となる。各々の回転
角度は機械的または電気的な方法により制御される。
【0020】なお、図1において、18は移動側パイプ
支持部14の自転の軌跡を表し、19はパイプを90°
曲げた状態での移動側パイプ支持部の位置、20はパイ
プを90°曲げた状態のパイプ位置、21はパイプを1
80°曲げた状態での移動側パイプ支持部位置、22は
パイプを180°曲げた状態のパイプ位置をそれぞれ示
すものである。
【0021】
【作用】本発明のパイプ曲げ加工法は、パイプの曲げ加
工部の両端部を拘束把持し、いずれか一方の曲げ加工端
の中心を軸とし他方の曲げ加工端の中心を公転すると共
に公転角度に応じて他方の曲げ加工端の中心を軸として
自転するので、回転中心が自転、公転いずれもパイプ軸
上に存在し、曲げ加工部全体に曲げ加工応力がかけられ
るので、常に曲げ外側の引張力と内側の圧縮力のレベル
がバランスされた状態が保たれ、その結果パイプ曲げ加
工部の減肉、偏平等の問題が非常に小さい。本発明によ
る方法は、特に従来方法では加工の難しかったコルゲー
トチュープの曲げ加工に最も適するものであるが、これ
に限定するものではない
【0022】本発明方法のように自転と公転を組み合わ
せた動きを表現しようとした場合、通常2個の回転系を
必要としさらにその回転角度を高精度で同期制御する必
要があるが、請求項2のパイプ加工装置は、前記公転軸
および前記自転軸にそれぞれ相互に噛合する歯車を取り
付け自転軸上の歯車に駆動を与え、これと公転軸上の歯
車との噛み合いによって公転も同時に起こさせるもので
あって、公転軸上の歯車を固定して、自転軸上の歯車に
駆動力を与えるだけで、本発明方法の自転と公転を高精
度で同期制御することができ、非常にシンプルでかつ信
頼性の高い装置である。
【0023】請求項3の発明は、請求項1に記載のパイ
プ曲げ加工法に使用する装置であって、前記拘束把持部
の公転および自転を位置制御可能な複数のモータを組み
合わせて行うので、本発明方法のパイプ加工法を行うに
当たり、公転運動を通常の回転角の制御でなく2軸の位
置制御により行う。これにより公転半径を自由に変化さ
せることが可能で、曲げRの変更および異なる曲げRの
連続加工を容易に行うことができる。
【0024】従来の曲げ加工装置(例えば特開平5−1
77261号公報)では曲げ位置の移動は、曲げ面を規
定するための回転機構を有するワーク端面保持チャック
(前記公報においてパイプ固定および回転用チャック1
2)の移動によって行われていた。この場合設備の全長
によって曲げ可能なパイプの長さは規制され、それ以上
の長さのパイプは曲げることができなかった。これに対
して請求項4の発明では、パイプ曲げ加工を行う2つの
拘束把持部とパイプが貫通可能でパイプを把持してパイ
プの軸線方向に移動可能な支持部を設けたことにより、
パイプの端面を固定する必要はなくなり、パイプの任意
の場所を把持してパイプ送りが可能となりパイプ長さに
関する設備的な制約がなくなり、設備の大幅なコンパク
ト化が実現できた。
【0025】請求項5の発明は、請求項2のパイプ加工
装置において、公転軸上の歯車と自転軸上の歯車対を着
脱可能な構造とし、径の異なる歯車対との交換を可能に
したので、本発明方法によるパイプの曲げ加工に際し
て、パイプの曲げ加工の曲率半径を容易に変化させるこ
とができる。
【0026】請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5
のいずれかに記載のパイプ曲げ加工装置において、前記
パイプ支持部をパイプ軸に対して垂直面内で回転可能と
したので、パイプ加工時にパイプの曲げ加工平面を自由
に選択することができ、曲げの自由度の大きな装置とな
る。
【0027】
【実施例】本発明の好適な一実施例を以下図面に基づい
て説明する。図3に示すように、円形の固定チャックテ
ーブル24に固定した固定チャック26でコルゲートパ
イプ28の一端を固定し、固定チャックテーブル24と
同じ径の円形の移動チャックテーブル30を、固定チャ
ックテーブル24と接触回転するようにし、移動チャッ
クテーブル30に固定した移動チャック32にコルゲー
ドパイプ28の他端を固定した。コルゲートチューブ2
8には、山径φ18.3mm、谷径φ12.7mm、ピ
ッチ9.5mm、肉厚1.2mmのアルミニウム合金
(JIS A3003)製のものを使用した。
【0028】次いで、移動チャックテーブル30を固定
チャックテーブル24の回りに接触回転せしめて、コル
ゲートチューブ28を曲げ加工した。加工の条件はR=
18mm、曲げ速度ω=36deg/sで実施した。曲
げ部の断面を図4に示したが、従来のコルゲートチュー
ブの曲げ加工は、凸部が屈曲し加工不良となったのに比
較して、本実施例の曲げ加工部の曲げ内側34および曲
げ外側36共に凸部の屈曲不良が殆ど発生せず均一な曲
げRが得られた。また、パイプ内部38の偏平率は8%
であり、肉厚減少率は2%であった。これは、一般的な
ストレートパイプの曲げ加工法と比較しても、充分なレ
ベルで、より優れた結果が得られた。
【0029】なお,本発明において、公転と自転の角速
度の比は、理論的には1:2とするのが好ましいことは
前記の通りであるが、実際の適用上1:1.5〜2.5
の範囲で実施可能である。その場合理論値に対しシフト
した分だけ曲の曲率が変化し、公転速度を上げれは図5
に示すように固定側、自転速度を上げれば図6に示すよ
うに移動側の曲率が強くなる。
【0030】次に、本発明のパイプ曲げ加工装置の実施
例について説明する。図9は請求項2、請求項4〜6の
主要部を示す斜視図である。パイプ固定側11は固定チ
ャック26に把持拘束され、パイプ移動側12は移動チ
ャック32に把持拘束される。固定チャック26を支持
する固定アーム40にある移動チャック32の公転中心
には下向きに公転軸42が垂設され、一方移動チャック
32を支持する移動アーム44の自転中心には自転軸4
6が下向きに固定されている。この公転軸42および自
転軸46にはそれぞれ歯車48および50が取り付けら
れこの歯車48および50は相互に噛み合っている。
【0031】公転軸42は固定されているが、自転軸4
6は図示しない駆動源により駆動される。そのため、移
動チャック32は歯車50の半径の回転半径で自転しな
がら、歯車48の半径および歯車50の半径の和の回転
半径で公転する。図10は移動チャック32を180°
回転させた状態の斜視図、図11は移動チャック32を
90°回転させた状態の斜視図を示す。
【0032】図12は請求項4〜6のパイプ曲げ加工装
置の一実施例の全体図である。図12において、機台5
2は角材により直方体状に組み立てられ、前後面はサイ
ドプレート54により覆われている。機台52の上には
ガイドサポート56によりガイドレール58が2本支持
されている。
【0033】この2本のガイドレール58の上には、両
端にパイプ曲げ機構部60と中央にパイプ支持部62と
が載せられており、両端のパイプ曲げ機構部60は前後
面のサイドプレート54に軸支された2本のボールネジ
64に連結されており、このボールネジ64を駆動する
曲げ機構移動用モータ66により前後に移動する。
【0034】パイプ曲げ機構部60の詳細斜視図は図1
3に示すようであって、一番上の第1ベースプレート6
8はその下面に取り付けられた4個のガイド70を介し
てガイドレール58の上に前後に移動可能に載せられて
おり、この第1ベースプレート68の下には4本のロッ
ドにより第2べースプレート72が吊り下げ固定されて
いる。さらに,この第2べースプレート72の下には4
本のロッドにより第4べースプレート74が吊り下げ固
定されている。
【0035】また、第2ペースプレート72と第4ベー
スプレートの間には、吊り下げ用ロッドに上下に摺動可
能に取り付けられた4個のリニアブッシュ76を介して
第3べースプレート78が昇降可能に取り付けられてお
り、この第3ベースプレート78は第4ベースプレート
74との間に取り付けられたアーム上下用シリンダ80
により昇降する。
【0036】固定アーム40および移動アーム44の構
成は図13および図14に示すように、内部にチャック
開閉シリンダ82を内蔵し、固定チャック26および移
動チャック32を開閉する。固定アーム40は公転軸4
2を第1ベースプレート68に固定することにより取り
付けられ、公転軸42の下端は、第2ペースプレートを
貫通し、その下端は第3ペースプレートに達している。
【0037】また、第1ベースプレート68の上の公転
軸42には、自転軸46が挿通され公転軸42に近寄っ
たり離れたりできるような長孔84を具備し一端が公転
軸42に回動自在に枢着された第1の連結部材86、第
2ベースプレート72の上の公転軸42に枢着された同
様の構造の第2の連結部材88および第3ベースプレー
ト78に取り付けられた同様の構造の第3連結部材90
があり、これら3つの連結部材86、88、90のそれ
ぞれの長孔84に移動アーム44の自転軸46を挿通す
ることにより、固定アーム40に移動アーム44が連結
される。
【0038】第2の連結部材88は箱型であって、公転
軸42および自転軸46に固定された小径ギア対91を
内蔵すると共に、自転軸46側から公転軸42に向けて
ギヤ接続シリンダ92が取り付けられ、公転軸42およ
び自転軸46に取り付けられたギヤ対の大きさに応じて
自転軸46を前進または後退させる。
【0039】公転軸42および自転軸46は、図14に
示すように、第2の連結部材88の直下で分離できる構
造になっており、アーム上下用シリンダ80を作動して
第3ベースプレートを下げることにより公転軸42およ
び自転軸46が分離される。分離された公転軸42aお
よび自転軸46aの上端にはスプラインが設けられると
共に歯車の高さだけ下がった位置にはギヤストッパ47
が取り付けられている。
【0040】一方、第2ベースプレート72の両側には
パレット用ガイドレール94が取り付けられ、その上を
一方の側から中径ギヤ対96をギヤロック98とギヤロ
ックシリンダ100を用いてロックして固定した中径ギ
ヤパレット102が中径ギヤ移動シリンダ104により
前進後退し、他方の側からは大径ギヤ対106をギヤロ
ック108と大径ギヤロックシリンダ110を用いてロ
ックして固定した大径ギヤパレット112が大径ギヤ移
動シリンダ114により前進後退する。なお、中径ギヤ
および大径ギヤの中心孔にはそれぞれスプラインが設け
られている。
【0041】公転軸42および自転軸46の下端は、第
3ベースプレート78に取り付けられ公転軸42を中心
にして回転するターンテーブル116により支承されて
おり、また自転軸46にはユニバーサルジョイント11
8およびギヤボックス120を介して駆動モータ122
が連結されている。
【0042】次に、パイプ支持部62の詳細は図15に
示す通りであって、ベースプレート124にはアーム1
26が立設され、このアーム126の中にはチャックケ
ース128を開閉するチャックシリンダ130が取り付
けられている。このチャックケース128の中にはベア
リング132を介してチャックピース134が取り付け
られ、このチャックピース134はチャックしたパイプ
をその軸に垂直な面で回転可能であり、その一端はドリ
ブンギヤ136が取り付けられている。
【0043】ベースプレート124のアーム126が立
設された裏側にはギヤボックス140が取り付けられて
おり、このギヤボックス140の正面にはカップリング
142を介して回転モータ143が接続されており、ま
たギヤボックス140の側面の出力軸には下側プーリ1
44が取り付けられており、アーム126の上部側面に
取り付けられた上側プーリ146との間にタイミングベ
ルト148が巻付けられており、下側プーリ144の回
転は上側プーリ146に伝達される。この上側プーリ1
46と同軸にはドライブギヤ150が固定されており、
このドライブギヤ150はチャックピース134のドリ
ブンギヤ136と噛み合っており、ドライブギヤ150
の回転によりチャックピース134が回転するようにな
っている。
【0044】以上の構成からなる本実施例装置の作動に
ついて説明する。図12の装置において、先ずパイプ支
持部62により加工するパイプを把持する。パイプ支持
部62の詳細は図15に示すとおりであって、最初はチ
ャックケース128を開いた状態でチャックピース13
4の間にパイプを挿通する。続いて、アーム126に内
蔵されたチャックシリンダ130を作動して、チャック
ケース128を閉じ、チャックピース134によりパイ
プを把持する。
【0045】次いで、把持したパイプを所望の曲げ面に
修正する必要があれば、回転モータ143を作動してカ
ップリング142およびギャボックス140を介して下
側プーリ144を回転すると、タイミングべルト148
により上側プーリ146が回転するので、同軸に取り付
けられたドライブギヤ150が回転し、これと噛み合っ
ているチャックピース134のトリブンギヤ136の回
転により、チャックピース134に把持されたパイプを
回転し所望の曲げ面に修正することができる。
【0046】この時、パイプ曲げ機構60の固定チャッ
ク26および移動チャック32は、開いたままの状態で
あるが、曲げ機構60が所望のパイプ曲げ位置にない場
合は、図12に示すように、曲げ機構移動用モータ66
でボールネジ64を回転し、曲げ機構60を所定の位置
にセットする。
【0047】次に、図13に示すように第2連結部材8
8に取り付けられているギヤ接続シリンダ92を作動
し、公転軸42に向かって自転軸46を移動させると、
自転軸46は3つの連結部材の長孔84の中を移動する
ので、公転軸42および自転軸46に固定されている小
径ギヤ対91が第2の連結部材88の中で噛み合う。
【0048】小径ギヤ対91が噛み合ったら、固定アー
ム40および移動アーム44に取り付けたチャック開閉
シリンダ82を作動し、固定チャック26および移動チ
ャック32でパイプを把持拘束する。次いで、駆動モー
タ122を駆動させると駆動モータ122はギヤボック
ス120およびユニバーサルジョイント118を介して
自転軸46に接続されているので、パイプを把持拘束し
た移動チャック32は自転軸46を中心にして小径歯車
91の半径を回転半径として自転しながら、小径歯車対
91の半径の和を回転半径として公転する。これによ
り、パイプは本発明方法により曲げ加工が施される。
【0049】次に、小径歯車対91から、中径歯車対9
6または大径歯車対106への交換について説明する。
図12および図13において、固定チャック26および
移動チャック32を開いた状態で、ギヤ接続シリンダ9
2を作動し、公転軸42と自転軸46の間隔をギヤパレ
ット102または112に格納されている中径ギヤ対9
6または大径ギヤ対106の中心孔の間隔に合わせる。
【0050】次いで、アーム上下用シリンダ80を作動
して第3ベースプレート78を下降させると公転軸42
および自転軸46は第2の連結部材88の直下で上下に
分離され隙間が空く。続いて、中径ギヤパレット移動シ
リンダ104または大径ギヤパレット移動シリンダ11
4を作動し、中径ギヤパレット102または大径ギヤパ
レット112を移動させてギヤの中心孔と公転軸42お
よび自転軸46の芯を合わせる。
【0051】続いて、中径ギヤロックシリンダ100ま
たは大径ギヤロックシリンダ110を作動し、ギヤロッ
ク98または108を外すと共に、アーム上下用シリン
ダ80を作動し第3ベースプレート78を押し上げる
と、分離されていた公転軸42aおよび自転軸46aが
上昇し、先端部のスプライン部が中径ギヤ96または大
径ギヤ106の中心孔に貫通された後、元通り公転軸4
2および自転軸46に嵌着される。
【0052】中径ギヤパレット102または大径ギヤパ
レット112をそれぞれの移動シリンダ104または1
14を作動して元の位置へ戻せばギヤ対の交換が完了す
るので、ギヤ接続シリンダ92を作動し、交換したギヤ
を相互に噛み合わせて前記と同様にパイプの曲げ加工を
行うと、回転半径の異なったパイプの曲げ加工ができ
る。
【0053】交換したギヤ対を元の状態に戻すには、ギ
ヤ接続シリンダ92を作動し、歯車対をギヤパレット1
02または112に格納できる間隔に自転軸46を公転
軸42から離した後、歯車対をギヤパレット102また
は112に格納しギヤロックシリンダ100または11
0でギヤをロックすると共に、アーム上下用シリンダ8
0により第3のベースプレートを下降させ歯車から公転
軸42および自転軸46を分離して引抜き、歯車対96
または106を格納したギヤパレット102または11
2をシリンダ104または114により元の位置に戻せ
ば良い。
【0054】次に、請求項3および請求項6の実施例装
置について説明する。図16は請求項3の装置の概略斜
視図である。機台152にはステー154により固定ア
ーム40が立設され上端には固定チャック26が取り付
けられている。また、機台152の両側には2本のX軸
用レール156aおよび156bが平行に取り付けら
れ、その上にY軸レール158が指し渡されている。こ
のY軸レール158はX軸サーボモータ160により所
望のX軸上の位置に動かされる。
【0055】一方、Y軸レール158にはスライド部材
162が摺動自在に嵌められY軸サーボモータ164に
よりY軸レール158上の所望の位置に移動できるよう
になっている。このスライド部材162には自転軸46
が垂直に軸着されその上部には移動アーム44と移動チ
ャック32が固定されており、また下部にはZ軸サーボ
モータ166が直結されており、このZ軸サーボモータ
166により自転軸46が所望の角度だけ自転するよう
になっている。
【0056】図17は請求項6の実施例装置であって、
図16の実施例装置にさらにパイプ支持部62を追加し
たものである。すなわち、機台152の後半部中央には
機台152を縦に縦断するようパイプ送りレール168
が取り付けられ、このパイプ送りレール168にはパイ
プ支持部62が前後に移動可能に取り付けられ、このパ
イプ支持部62はパイプ送りモータ170によって前後
に移動する。
【0057】パイプ支持部62は、図15に示したもの
と同様の構造であって、アーム126とその上端に取り
付けられたチャックピース134からなり、チャックピ
ース134はパイプ回転用モータ143により、把持し
たパイプを回転する。
【0058】図17の実施例装置の作動について説明す
ると、パイプは先ずパイプ支持部62のチャックピース
134により把持される。この間曲げ機構部の固定チャ
ック26および移動チャック32共に開いた状態であ
る。次いで、パイプ支持部62のパイプ回転用モータ1
43を作動しチャックピース134を回転し、曲げ加工
するパイプを所望のパイプ加工面と合わせる。パイプ加
工面が合わせられたならば、続いてパイプ送りモータ1
70によりパイプ送りレール168の上をパイプ支持部
62を前後に移動させて、曲げ加工したい部分がパイプ
曲げ機構の固定チャック26に位置するように調節す
る。
【0059】次いで、X軸サーボモータ160を作動
し、X軸レール156a、156b上をY軸レール15
8を移動させてY軸レールに取り付けられた移動アーム
44を移動し、固定アーム40にある公転中心と移動ア
ーム44にある自転軸46とが所望の公転半径だけ隔た
るように調節する。自転軸46が所望の公転半径だけ隔
たったならば、固定チャック26および移動チャック3
2を閉じ、曲げ加工するパイプを把持拘束した後、X軸
サーボモータ160およびY軸サーボモータ164を同
時に作動し、X軸レール156a、156b上のY軸レ
ール158およびY軸レール158上のスライド部材1
62を移動させる。この際、スライド部材162に取り
付けられた自転軸46がセットされた所望の公転半径で
移動するように、X軸サーボモータ160およびY軸サ
ーボモータ164は図示しない制御手段により制御され
る。
【0060】一方、自転軸46に直結されたZ軸サーボ
モータ166は、図示しない制御手段により公転角度に
応じて自転軸46を自転するので、移動チャック32に
固定されたパイプは所定の自転半径で自転する。その結
果、パイプは所望の曲げ加工面内で所望の曲率半径で、
本発明方法により曲げ加工が行われる。
【0061】
【発明の効果】本発明のパイプ曲げ加工法の発明は以上
説明したように、パイプの曲げ加工部の両端部を拘束把
持し、いずれか一方の曲げ加工端の中心を軸とし他方の
曲げ加工端の中心を公転すると共に公転角度に応じて他
方の曲げ加工端の中心を軸として自転するものであっ
て、回転中心が自転、公転いずれもパイプ軸上に存在
し、曲げ加工部全体に曲げ加工応力がかけられるので、
常に曲げ外側の引張力と内側の圧縮力のレベルがバラン
スされた状態が保たれ、その結果パイプ曲げ加工部の減
肉、偏平等の問題を非常に小さくすることができる。ま
た、本発明のパイプ曲げ加工装置は、前記公転中心には
公転軸を取り付け、また前記自転中心には自転軸を取り
付け、この公転軸および自転軸にそれぞれ相互に噛合す
る歯車を取り付け自転軸上の歯車に駆動を与えるもので
あって、若しくは公転および自転を位置制御可能な複数
のモータを組み合わせて行うものであって、その結果自
転軸が公転軸の回りを公転しながら自転するので、本発
明方法によるパイプの曲げ加工ができる。さらに、パイ
プの曲げ機構部の他に加工するパイプが貫通しかつパイ
プの軸に垂直面に回転できるパイプ支持部を設けたの
で、加工するパイプの長さに制約がなくなり、パイプを
所望の曲げ平面で所望の位置に曲げ加工を施すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を説明するパイプ曲げ加工の概略図
である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明の一実施例を説明する概略図である。
【図4】本発明の実施例により曲げ加工されたコルゲー
トチューブの断面図である。
【図5】本発明の自転と公転の比率を変化させた場合の
加工結果を示す側面図である。
【図6】本発明の自転と公転の比率を変化させた場合の
加工結果を示す側面図である。
【図7】従来のパイプ曲げ加工法を説明する側面図であ
る。
【図8】図7のB−B線における断面図である。
【図9】本発明装置の曲げ加工機構部の要部を示す斜視
図である。
【図10】パイプを180°曲げ加工を行った状態の本
発明装置の曲げ加工機構部の要部を示す斜視図である。
【図11】パイプを90°曲げ加工を行った状態の本発
明装置の曲げ加工機構部の要部を示す斜視図である。
【図12】本発明のパイプ曲げ加工装置の一実施例の全
体を示す斜視図である。
【図13】本発明のパイプ曲げ加工装置のパイプ曲げ機
構部の詳細を示す斜視図である。
【図14】本発明のパイプ曲げ加工装置のパイプ曲げ機
構部の歯車対の交換を説明するための部分拡大斜視図で
ある。
【図15】本発明のパイプ曲げ加工装置のパイプ支持部
の詳細を示す斜視図である。
【図16】本発明のパイプ曲げ加工装置であって、請求
項3のサーボモータを複数使用して公転および自転を行
った実施例装置の斜視図である。
【図17】図16の実施例装置にさらにパイプ支持部を
付加した請求項6の実施例装置の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・パイプ固定側 2・・・・コマ 3・・・・外側拘束治具回転中心 4・・・・外側拘束治具 5・・・・パイプ移動側 6・・・・パイプを90°曲げた状態での外側拘束治具
4の位置 7・・・・パイプを90°曲げた状態でのパイプ位置 8・・・・パイプを180°曲げた状態での外側拘束治
具4の位置 9・・・・パイプを180°曲げた状態でのパイプ位置 10・・・・移動治具4の回転の軌跡 11・・・・パイプ固定側 12・・・・パイプ移動側 13・・・・固定側パイプ支持部 14・・・・移動側パイプ支持部 15・・・・移動側パイプ支持部公転中心 16・・・・移動側パイプ支持部公転軌跡 17・・・・移動側パイプ支持部自転中心 18・・・・移動側パイプ支持部自転軌跡 19・・・・パイプを90°曲げた状態での移動側パイ
プ支持部の位置 20・・・・パイプを90°曲げた状態のパイプ位置 21・・・・パイプを180°曲げた状態での移動側パ
イプ支持部位置 22・・・・パイプを180°曲げた状態のパイプ位置 24・・・・固定チャックテーブル 26・・・・固定チャック 28・・・・コルゲートチューブ 30・・・・移動テーブル 32・・・・移動チャック 34・・・・曲げ加工部内側 36・・・・曲げ加工部外側 38・・・・曲げ加工部内部 40・・・・固定アーム 42・・・・公転軸 44・・・・移動アーム 46・・・・自転軸 48、50・・歯車 60・・・・パイプ曲げ機構部 62・・・・パイプ支持部 64・・・・ボールネジ 66・・・・曲げ機構部移動用モータ 68・・・・第1ベースプレート 72・・・・第2ベースプレート 74・・・・第4ベースプレート 78・・・・第3ベースプレート 80・・・・アーム上下用シリンダ 82・・・・チャック開閉用シリンダ 86・・・・第1の連結部材 88・・・・第2の連結部材 90・・・・第3の連結部材 91・・・・小径ギヤ対 92・・・・ギヤ接続シリンダ 96・・・・中径ギヤ対 100・・・中径ギヤロックシリンダ 102・・・中径ギヤパレット 104・・・中径ギヤパレット移動シリンダ 106・・・大径ギヤ対 110・・・大径ギヤロックシリンダ 112・・・大径ギヤパレット 114・・・大径ギヤパレット移動シリンダ 118・・・ユニパーサルジョイント 120・・・ギヤボックス 122・・・駆動モータ 126・・・アーム 128・・・チャックケース 130・・・チャックシリンダ 132・・・ベアリング 134・・・チャックピース 136・・・ドリブンギヤ 143・・・回転モータ 144・・・下側プーリ 146・・・上側プーリ 148・・・タイミイングベルト 150・・・ドライブギヤ 156a、b・・・X軸レール 158・・・Y軸レール 160・・・X軸サーボモータ 162・・・スライド部材 164・・・Y軸サーボモータ 166・・・Z軸サーボモータ 168・・・パイプ送りレール 170・・・パイプ送りモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 典孝 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 角田 佳介 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 島田 徹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 坂東 勝次 愛知県豊明市新田町大割21番地の1 豊明 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプを半円形に曲げ加工する場合にお
    いて、パイプの曲げ加工部の両端部を拘束把持し、いず
    れか一方の曲げ加工端の中心を軸とし他方の曲げ加工端
    の中心を公転すると共に前記公転角度に応じて他方の曲
    げ加工端の中心を軸として自転することを特徴とするパ
    イプ曲げ加工法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパイプ曲げ加工法に使
    用する装置であって、前記公転軸および前記自転軸にそ
    れぞれ相互に噛合する歯車を取り付け自転軸上の歯車に
    駆動を与え、これと公転軸上の歯車との噛み合いによっ
    て公転も同時に起こさせることを特徴とするパイプ曲げ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のパイプ曲げ加工法に使
    用する装置であって、前記拘束把持部の公転および自転
    を位置制御可能な複数のモータを組み合わせて行うこと
    を特徴とするパイプ曲げ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のパイプ曲げ加工法に使
    用する装置であって、パイプ曲げ加工を行う2つの拘束
    把持部とパイプが貫通可能でパイプを把持してパイプの
    軸線方向に移動可能なパイプ支持部を設けたことを特徴
    とする請求項2または請求項3に記載のパイプ曲げ加工
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のパイプ曲げ加工法に使
    用する装置であって、前記公転軸および前記自転軸に取
    り付ける歯車対を着脱可能な構造とし、径の異なる歯車
    対と交換可能としたことを特徴とする請求項2または請
    求項4に記載のパイプ加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のパイプ曲げ加工法に使
    用する装置であって、前記パイプ支持部をパイプ軸に対
    して垂直面内で回転可能としたことを特徴とする請求項
    2乃至請求項5のいずれかに記載のパイプ曲げ加工装
    置。
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