JPH07231387A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents
画像処理方法および画像処理装置Info
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- JPH07231387A JPH07231387A JP6225212A JP22521294A JPH07231387A JP H07231387 A JPH07231387 A JP H07231387A JP 6225212 A JP6225212 A JP 6225212A JP 22521294 A JP22521294 A JP 22521294A JP H07231387 A JPH07231387 A JP H07231387A
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Abstract
際に、ブロック毎あるいは画素毎に領域分離し、それぞ
れの領域に適切な処理を施す画像処理方法および画像処
理装置を提供する。 【構成】 ブロック毎に2つの特徴量を抽出し、この特
徴量により領域判定する。そして、周辺のブロックの領
域判定結果を参照して、注目ブロックの判定結果を訂正
する。さらに、誤判定されている可能性のあるブロック
を検出し、当該ブロックについては、周辺ブロックの判
定結果あるいはそのブロックを構成する画素の画素濃度
に応じて、2値化処理方法をそのブロック内で切り替え
ることにより、良好な2値出力画像を得る。
Description
字や写真が混在する画像を、記憶もしくは印刷もしくは
表示するために濃度変換処理する画像処理方法および画
像処理装置に関するものである。
等の画像処理装置においては、文字などの線画領域に対
しては、エッジを明瞭にするために単純2値化処理が施
され、写真等の中間調領域に対しては、階調を表現する
ために誤差拡散法が施されていた。しかし、カタログ等
の原稿中には、文字等の線画領域と写真等の中間調領域
が混在しているものが多数あり、これらの原稿に対して
は、領域を判定してそれぞれに対して適切な処理を施す
必要がある。
3374に、入力画像をブロックに分割し、ブロック内
の画素濃度の最大値と最小値の差を求めて判定する方法
が、特開昭58ー115975に、ブロック内のエッジ
密度を求めて判定する方法がそれぞれ提案されている。
方法は、領域分離のために1つの特徴量しか用いておら
ず、領域分離精度が低かった。また、誤判定された領域
に対する訂正方法や2値化出力方法が考慮されておら
ず、2値化出力画像において、誤判定された部分が目立
つという問題点を有していた。
めのもので、黒画素数と最大濃度差という2つの特徴量
を使用することにより、領域分離精度を向上させる画像
処理方法および画像処理装置を提供することを目的とす
る。また、領域判定後、周辺のブロックもしくは画素の
判定結果を参照し、注目ブロックもしくは画素の判定結
果を訂正することにより、さらに領域分離精度を向上さ
せる画像処理方法および画像処理装置を提供することを
目的とする。
し、当該ブロックに対しては、周辺ブロックの判定結果
を参照して、ブロック内で2値化方法を切り替えたり、
あるいは画素濃度に応じて2値化方法を切り替えること
により、2値出力画像上で誤判定部分が目立たないよう
にする画像処理方法および画像処理装置を提供すること
を目的とする。
画像を入力し、その入力画像の線画領域または中間調領
域に応じた画像処理を行う画像処理方法において、前記
多階調の入力画像を、線画領域または中間調領域に応じ
た濃度に変換し、線画領域または中間調領域に適合した
処理を行う濃度変換工程と、前記多階調の入力画像から
複数の特徴量を抽出し、この複数の特徴量に基づいて線
画または中間調の領域を判定する領域分離処理および前
記線画または中間調の領域に応じた画像信号を選択的に
出力するための信号選択処理を行う画像信号切替工程と
を有することを特徴とする。
持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、この特
徴量抽出工程により抽出された複数の特徴量により線画
または中間調の領域を判定する領域判定工程と、この領
域判定工程の判定結果に基づいて前記線画領域または中
間調領域に応じた画像信号を取り出すための切替え処理
を行う信号選択処理工程とを有することを特徴とする。
持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、この特
徴量抽出工程により抽出された複数の特徴量により線画
または中間調の領域を判定する領域判定工程と、この領
域判定工程による判定結果に誤りのある場合、その誤り
を周辺の領域属性を参照して訂正する領域訂正工程と、
この領域訂正工程の訂正結果に基づいて前記線画または
中間調の領域に応じた画像信号を取り出すための切替え
処理を行う信号選択処理工程とを有することを特徴とす
る。
持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、この特
徴量抽出工程により抽出された複数の特徴量により線画
または中間調の領域を判定する領域判定工程と、この領
域判定工程の判定結果に基づいて、前記入力画像におい
て複数画素で構成される所定ブロックが周辺ブロックに
対して線画領域から中間調領域へ、またはその逆へと状
態が遷移しているか否かを検出し、状態遷移が無い場合
は、前記所定ブロック内の全画素に対し、前記領域判定
工程の判定結果に基づいて前記線画用または中間調用の
いずれかの画像信号を取り出し、状態遷移が有る場合
は、前記所定ブロック内において、状態遷移の内容に応
じて前記線画用または中間調用の画像信号を切り替えて
取り出す処理を行う信号選択処理工程とを有することを
特徴とする。
持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、この特
徴量抽出工程により抽出された複数の特徴量により線画
または中間調の領域を判定する領域判定工程と、この領
域判定工程による判定結果に誤りのある場合、その誤り
を周辺の領域属性を参照して訂正する領域訂正工程と、
この領域訂正工程の訂正結果に基づいて、前記入力画像
において複数画素で構成される所定ブロックが周辺ブロ
ックに対して線画領域から中間調領域へ、またはその逆
へと状態が遷移しているか否かを検出し、状態遷移が無
い場合は、前記所定ブロック内の全画素に対し、前記領
域訂正工程の訂正結果に基づいて前記線画用または中間
調用のいずれかの画像信号を取り出し、状態遷移が有る
場合は、前記所定ブロック内において、状態遷移の内容
に応じて前記線画用または中間調用の画像信号を切り替
えて取り出す処理を行う信号選択処理工程とを有するこ
とを特徴とする。
適した処理を行う中間調処理工程と、文字や線画に適し
た処理を行う線画用2値化処理工程からなることを特徴
とする。
置の特性に適合させるためにγ補正を行い、このγ補正
曲線において多階調入力画素濃度の黒レベル側および白
レベル側にそれぞれ所定濃度分の不感帯を設けたことを
特徴とする。
の抽出は、入力画像を、注目画素を含む所定数の画素で
構成されるブロックに分割して行うことを特徴とする。
は、入力画像を、複数の画素で構成されるブロックに分
割して行うことを特徴とする。
を基にして、しきい値を設定し、このしきい値と、ブロ
ック内の各画素の濃度とを比較することにより、そのブ
ロック内における黒画素数の総数または白画素数の総数
を求める画素数計数工程と、ブロック内の各画素間の最
大濃度差を求める最大濃度差導出工程とを有することを
特徴とする。
を画素毎に行うことを特徴としている。
をブロック毎に行うことを特徴としている。
を画素毎に行うことを特徴としている。
をブロック毎に行うことを特徴としている。
ブロックまたは注目画素と参照画素で構成される領域属
性パターンを、領域訂正の指標パターンとして複数用意
しておき、これら指標パターンと実際の領域判定結果の
パターンを比較して、前記注目ブロックまたは注目画素
の領域判定の誤り訂正を行うことを特徴とする。
ブロックまたは注目画素と参照画素における領域属性の
出現頻度により、前記注目ブロックまたは注目画素の領
域判定の誤り訂正を行うことを特徴とする。
照画素または参照ブロックは現在処理中の画素列または
ブロック列の一部とすることを特徴とする。
または参照ブロックは現在処理中の画素列またはブロッ
ク列と、すでに処理された一列前の画素列またはブロッ
ク列の合計2つの画素列またはブロック列の一部とする
ことを特徴とする。
記入力画像の所定のブロックが周辺ブロックに対して状
態遷移が有りと判定された場合は、周辺ブロックの領域
属性を参照して、前記所定ブロック内において線画用と
中間調用の画像信号を切り替えることを特徴とする。
画像の所定のブロックが周辺ブロックに対して状態遷移
が有りと判定された場合は、当該所定ブロック内の各画
素濃度に応じて、当該所定ブロック内において線画用と
中間調用の画像信号を切り替えることを特徴とする。
し、その入力画像の線画領域または中間調領域に応じた
画像処理を行う画像処理装置において、前記多階調の入
力画像を、線画領域または中間調領域に応じた濃度に変
換し、線画領域または中間調領域に適合した処理を行う
濃度変換手段と、前記多階調の入力画像から複数の特徴
量を抽出し、この複数の特徴量に基づいて線画または中
間調の領域を判定する領域分離処理および前記線画また
は中間調の領域に応じた画像信号を選択的に出力するた
めの信号選択処理を行う画像信号切替手段とを有するこ
とを特徴とする。
持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、この特
徴量抽出手段により抽出された複数の特徴量により線画
または中間調の領域を判定する領域判定手段と、この領
域判定手段の判定結果に基づいて前記線画領域または中
間調領域に応じた画像信号を取り出すための切替え処理
を行う信号選択処理手段とを有することを特徴とする。
持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、この特
徴量抽出手段により抽出された複数の特徴量により線画
または中間調の領域を判定する領域判定手段と、この領
域判定手段による判定結果に誤りのある場合、その誤り
を周辺の領域属性を参照して訂正する領域訂正手段と、
この領域訂正手段の訂正結果に基づいて前記線画または
中間調の領域に応じた画像信号を取り出すための切替え
処理を行う信号選択処理手段とを有することを特徴とす
る。
持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、この特
徴量抽出手段により抽出された複数の特徴量により線画
または中間調の領域を判定する領域判定手段と、この領
域判定手段の判定結果に基づいて、前記入力画像におい
て複数画素で構成される所定ブロックが周辺ブロックに
対して線画領域から中間調領域へ、またはその逆へと状
態が遷移しているか否かを検出し、状態遷移が無い場合
は、前記所定ブロック内の全画素に対し、前記領域判定
手段の判定結果に基づいて前記線画用または中間調用の
いずれかの画像信号を取り出し、状態遷移が有る場合
は、前記所定ブロック内において、状態遷移の内容に応
じて前記線画用または中間調用の画像信号を切り替えて
取り出す処理を行う信号選択処理手段とを有することを
特徴とする。
持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、この特
徴量抽出手段により抽出された複数の特徴量により線画
または中間調の領域を判定する領域判定手段と、この領
域判定手段による判定結果に誤りのある場合、その誤り
を周辺の領域属性を参照して訂正する領域訂正手段と、
この領域訂正手段の訂正結果に基づいて、前記入力画像
において複数画素で構成される所定ブロックが周辺ブロ
ックに対して線画領域から中間調領域へ、またはその逆
へと状態が遷移しているか否かを検出し、状態遷移が無
い場合は、前記所定ブロック内の全画素に対し、前記領
域訂正手段の訂正結果に基づいて前記線画用または中間
調用のいずれかの画像信号を取り出し、状態遷移が有る
場合は、前記所定ブロック内において、状態遷移の内容
に応じて前記線画用または中間調用の画像信号を切り替
えて取り出す処理を行う信号選択処理手段とを有するこ
とを特徴とする。
適した処理を行う中間調処理手段と、文字や線画に適し
た処理を行う線画用2値化処理手段からなることを特徴
とする。
置の特性に適合させるためにγ補正を行い、このγ補正
曲線において多階調入力画素濃度の黒レベル側および白
レベル側にそれぞれ所定濃度分の不感帯を設けたことを
特徴とする。
の抽出は、入力画像を、注目画素を含む所定数の画素で
構成されるブロックに分割して行うことを特徴とする。
の抽出は、入力画像を、複数の画素で構成されるブロッ
クに分割して行うことを特徴とする。
を基にして、しきい値を設定し、このしきい値と、ブロ
ック内の各画素の濃度とを比較することにより、そのブ
ロック内における黒画素数の総数または白画素数の総数
を求める画素数計数手段と、ブロック内の各画素間の最
大濃度差を求める最大濃度差導出手段とを有することを
特徴とする。
を画素毎に行うことを特徴としている。
をブロック毎に行うことを特徴とする。
を画素毎に行うことを特徴としている。
をブロック毎に行うことを特徴とする。
ブロックまたは注目画素と参照画素で構成される領域属
性パターンを、領域訂正の指標パターンとして複数用意
しておき、これら指標パターンと実際の領域判定結果の
パターンを比較して、前記注目ブロックまたは注目画素
の領域判定の誤り訂正を行うことを特徴とする。
周辺の参照ブロックまたは注目画素とその周辺の参照画
素における領域属性の出現頻度により、前記注目ブロッ
クまたは注目画素の領域判定の誤り訂正を行うことを特
徴とする。
または参照ブロックは現在処理中の画素列またはブロッ
ク列の一部とすることを特徴とする。
または参照ブロックは現在処理中の画素列またはブロッ
ク列と、すでに処理された一列前の画素列またはブロッ
ク列の合計2つの画素列またはブロック列の一部とする
ことを特徴とする。
記入力画像の所定のブロックが周辺ブロックに対して状
態遷移が有りと判定された場合は、周辺ブロックの領域
属性を参照して、前記所定ブロック内において線画用と
中間調用の画像信号を切り替えることを特徴とする。
画像の所定のブロックが周辺ブロックに対して状態遷移
が有りと判定された場合は、当該所定ブロック内の各画
素濃度に応じて、当該所定ブロック内において線画用と
中間調用の画像信号を切り替えることを特徴とする。
(または白画素数)と最大濃度差という2つの特徴量を
抽出し、これら2つの特徴量を使用して、線画領域であ
るか中間調領域であるかの領域判定を行うようにしてい
るので、1つの特徴量しか使用しない領域分離方法に比
べて、領域判定精度を高くすることができる。また、ど
ちらの特徴量も簡単な演算処理で行えるので、処理時間
が少なくて済み、ハードウエアでの実現も簡単に行え
る。また、領域判定後、周辺ブロックもしくは周辺画素
の領域属性(線画領域であるか中間調領域であるかを示
もので、例えば、線画領域の属性は“1”、中間調領域
の属性は“0”というように表す)を参照して、誤った
領域判定の訂正を行うので、さらに領域判定精度を向上
させることができる。そして、その訂正方法として、パ
ターンマッチング法あるいは多数決法を使用し、どちら
も簡単なハードウエア構成で十分な結果を得ることがで
きる。
において領域属性が線画から中間調へ、またはその逆へ
と変化する状態遷移の有無を検出し、状態遷移が無いと
判定されたブロックについては、領域判定結果に基づい
て、そのブロック内の全画素に対して線画用または中間
調用のいずれかの2値信号を出力させ、状態遷移が有り
と判定されたブロックについては、周辺ブロックの属性
を参照して、または、前記状態遷移のあったブロック内
の画素濃度に応じて、前記状態遷移のあったブロック内
で線画用または中間調用の2値化信号を切り替えて出力
することにより、最終的に出力された2値画像上での誤
りを目立たなくすることができる。
領域であるか中間調領域であるかを示す領域属性を参照
して、誤った領域判定の訂正を行ったのち、周辺ブロッ
クの属性を参照して注目ブロックの属性を訂正し、隣接
するブロック間において領域属性が線画から中間調へ、
またはその逆へと変化する状態遷移の有無を検出し、状
態遷移が無いと判定されたブロックについては、上記領
域判定の訂正結果に基づいて、そのブロック内の全画素
に対して線画用または中間調用のいずれかの2値信号を
出力させ、状態遷移が有りと判定されたブロックについ
ては、周辺ブロックの属性を参照して、または、前記状
態遷移のあったブロック内の画素濃度に応じて、前記状
態遷移のあったブロック内で線画用または中間調用の2
値化を切り替えて出力することにより、最終的に出力さ
れた2値化出力画像をさらにきれいになものとすること
ができる。
る。本実施例においては、入力される多値画像信号は、
“0”〜“255”の256レベルとし、白を“25
5”、黒を“0”で表わすものとする。また、2値出力
信号においては、白を“1”、黒を“0”で表す。
ついて示す。処理は大きく3つの部分に分かれる。
・図形などの線画領域に属するのか、写真や網点等の中
間調領域に属するのかを判定する領域分離処理(s10
1)およびその分離結果に基づいて、どちらの2値信号
を出力するかを選択する信号選択処理(s102)から
なり、これら、領域分離処理と信号選択処理で画像信号
切替工程を構成する。なお、網点画像は、線数によって
線画または中間調領域のどちらにも分離されるが、本発
明では、入力画像の読み取り解像度が300dpi(ド
ット/インチ)のとき、100線/インチ以上の網点画
像を中間調領域として分離する。また、読み取り解像度
が200dpiのときは、50線/インチ以上の網点画
像を中間調領域とする。
た方法を用いて2値化処理する中間調処理(s103)
である。また、第3は、入力多値画像を線画領域に適し
た方法を用いて2値化処理する線画用2値化処理(s1
04)である。これら、中間調処理と線画用2値化処理
とで濃度変換工程を構成する。
より、中間調処理(s103)もしくは線画用2値化処
理(s104)で生成された2値画像信号を選択して出
力される。
と線画用2値化処理を並列に行い、領域分離処理の結果
に応じて、どちらの信号を出力するかを切り替えている
が、最初に領域分離処理を行い、その結果に応じて中間
調処理あるいは線画用2値化処理のどちらか片方の処理
だけが、行われるように構成してもよい。
例において共通であり、また、s101〜s104の個
々の具体的処理内容については、各実施例で詳細に説明
する。
概略構成図である。図2において、100は画像入力手
段であり、たとえばファクシミリなどの画像受信手段2
01あるいはスキャナなどの画像読取手段202を介し
て多値画像信号が入力される。なお、スキャナなどによ
り読みとられた信号はアナログ信号なのでディジタル変
換を行ったり、読み取られた画像信号にシェーディング
補正を施したりする前処理を前処理手段203により施
したのち画像入力手段100に入力される。
分離処理s101を行うもので、入力された多値画像
が、文字・図形などの線画領域に属するのか、写真や網
点等の中間調領域に属するのかを判定する。信号選択手
段102は、図1で示した信号選択処理s102を行う
もので、領域分離結果に基づいて、線画用または中間調
用のどちらの2値信号を出力するかを選択する。
間調処理s103を行うもので、入力多値画像を中間調
領域に適した方法で2値化処理する。また、線画用2値
化手段104は、図1で示した線画用2値化処理s10
4を行うもので、入力多値画像を線画領域に適した方法
で2値化処理する。
画用2値化処理手段104で生成された2値画像信号の
いずれかが、信号選択手段102により選択されて、信
号出力手段105に出力される。この信号出力手段10
5から出力された2値画像信号は、画像送信手段204
を介して通信回線へ、あるいは、CRTなどの画像表示
手段205へ、あるいは、プリンタなどの画像印刷手段
206へ出力される。
間調処理と線画用2値化処理を並列に行い、領域分離処
理の結果に応じて、どちらの信号を出力するかを切り替
えるように各手段が配置されているが、最初に領域分離
処理を行い、その結果に応じて中間調処理手段もしくは
線画用2値化処理手段のどちらか片方だけが動作するよ
うに構成してもよい。
ての実施例において共通であり、領域分離手段101、
信号選択手段102、中間調処理手段103、線画用2
値化手段104の個々の具体的構成については、後述の
各実施例で詳細に説明する。
よる領域分離処理の流れを示すフローチャートである。
まず、線画と中間調領域が混在した多値画像が入力(s
201)されたのち、横M画素×縦N画素(M,Nは正
の整数)からなるブロックに分割される(s202)。
ブロック分割の方法は、領域判定をブロック毎に行う
か、画素毎に行うかで異なる。これを図4を用いて説明
する。
で、入力画像を単純に横M画素×縦N画素毎(この場
合、M=5画素、N=3画素)に分割し、このM×Nで
構成されるブロックを注目ブロックとし、これと隣合う
M×Nで構成されるブロックを次の注目ブロックとする
というように、ブロック毎に処理を行う。
注目画素を中心として、横M画素×縦N画素(この場
合、M=5画素、N=3画素)のブロックを形成する。
次の画素を処理するときは、次の画素を中心として新た
に横M画素×縦N画素ブロックを形成する。
うに、前記入力された多値画像信号の濃度変換を行う
(s203)。すなわち、入力された多値画像信号は前
記したように、256階調の濃度を有するが、本発明の
領域分離処理においては、16階調あれば十分であるの
で、ここでは画像信号を単純に1/16にする。もちろ
ん、256階調のままでも処理できるが、このような濃
度変換処理を行うことにより、ハードウエアの規模を小
さくできるので好都合である。なお、s202とs20
3の処理の順番は、どちらを先に行ってもよい。
は、ハードウエアで実現する場合、画像メモリを少なく
するという観点から、Nの値は1〜5が適切であり、ま
た1つのブロック内に線画と中間調の領域が混在しない
ようにするために、Mの値は4〜20が適切である。さ
らに、M×Nの値としては、計算量を減らし、ハードウ
エア規模を小さくするために、8〜40が適切である。
実験においては、16×1、8×2、10×2、8×3
といったブロックサイズが、一番良好な結果をもたらし
た。
ブロック毎に、黒画素数の計数(s204)および最大
濃度差の計算(s205)を行う。黒画素数とは、ブロ
ック内の画素の中で、画素濃度がしきい値T1以下の画
素の総数である。本実施例では、T1=11とした。一
般的に、再生紙等の背景色の影響を受けずに、正確に黒
画素数を計数するためには、しきい値T1は入力階調数
の3/4近辺に設定すると良いことが実験により確認さ
れている。したがって、この場合は、入力階調数は濃度
変換により16階調としたので、そのほぼ3/4に相当
する11をしきい値として設定している。
の画素の中で、最大の濃度と最小の濃度との差である。
具体的な計算例を図5に示す。この図5では、一つのブ
ロックが横6画素×縦3画素で構成されているものとす
る。
(b)は中間調領域の一例を示す。図5(a)において
は、階調を示す数字「0」の部分は線や文字が描かれて
いる部分であり、「15」の部分は空白の部分である。
一般的に、線画領域は白黒のコントラストがはっきりし
ているので最大濃度差が大きく、また空白部分が多いの
で黒画素数が小さくなる。この図5(a)の場合、黒画
素(しきい値T1以下、この場合は階調が「0」の部
分)数は9個であり、最大濃度差は15である。
を示す数字は「7」と「8」で構成されており、写真な
どの中間調領域部分である。一般に中間調領域は濃度変
化が緩やかなので最大濃度差は小さく、また白っぽい部
分が少ないので黒画素数は多くなる。この図5(b)の
場合は、しきい値T1(=11)以下の黒画素数は18
個であり、最大濃度差は1である。
計算した場合、どちらも同じ数値になってしまい区別が
つかなくなるが、本発明の如く、黒画素数という数値を
用いると、値が大きく異なるので、線画領域であるか中
間調領域であるかを容易に区別することができる。
てもよい。白画素数とは、ブロック内の画素の中で、画
素濃度がしきい値T1以上の画素の総数である。白画素
数から黒画素数を求めるには、ブロック内の全画素数M
×Nから白画素数を引けば良い。これらの処理は、ハー
ドウエアで行うときは、図示したように並列処理できる
が、ソフトウエアのときは、黒画素数計数処理(s20
4)を行ったあと、最大濃度差計算処理(s205)を
行うか、またはその逆の順番で処理を行うかというよう
に直列的な処理となる。
という2つの特徴量抽出が済んだ後、ブロック毎に処理
する場合は、注目ブロックが線画領域または中間調領域
のどちらに入るのかを判定する。また、画素毎に処理す
る場合は、ブロックの中心画素(注目画素)が、線画ま
たは中間調領域のどちらに入るのかを判定する(s20
6)。
の判定条件の一例を図6(a)に示す。この図6(a)
の例は、ブロックサイズが16画素×1画素の場合で、
かつ、濃度が「0」から「15」の16階調の場合の領
域判定条件である。ここで、あるブロックの最大濃度差
がしきい値T2以下で、かつ、黒画素数がしきい値T3
以上のとき、このブロック(あるいは中心画素)を中間
調領域(画素)と判定し、そうでないときを線画領域
(画素)と判定する。この例では、実験の結果、T2=
10、T3=4と設定するのが最適であった。
す。この例では、図6(a)のように条件を水平と垂直
の2直線で定めるのではなく、一部分に斜め線xもしく
は曲線yを使用して、分離精度の向上を図っている。本
発明では、使用するブロックサイズに応じて、しきい値
T2、T3や分離する曲線の形状を最適化する。
計算で黒画素数を求めてもよいが、図6の横軸(黒画素
数)の0を16に、16を0に置き換えても同じ結果が
得られる。
素数と最大濃度差という2つの特徴量を使用しているの
で、1つの特徴量しか使用しない領域分離方法に比べ
て、分離精度を良くすることができる。また、どちらの
特徴量も簡単な演算処理で行えるので、処理時間が少な
くて済み、ハードウエアでの実現も簡単に行える。
了後、その領域判定結果が出力され、線画領域か中間調
領域かに応じて、それぞれに対応した2値化信号を選択
するために2値化信号切替え処理を行う(s207)。
ここで、ブロック毎の処理の場合は、そのブロックが線
画領域であれば、そのブロック内の全画素に対して線画
に対応した2値化信号を選択すべく切替信号が出力さ
れ、そのブロックが中間調領域であれば、そのブロック
内の全画素に対して中間調に対応した2値化信号を選択
すべく切替信号が出力される。また、画素毎の処理の場
合は、各画素毎に線画または中間調に対応した2値化信
号を選択すべく切替信号が出力される。
1)および信号選択処理(s102)の説明を終了す
る。
の主要部分の具体的なハードウエア構成を図7から図1
1を用いて説明する。図7は図2で示した領域分離手段
101および信号選択手段102の構成を示す。図7に
おいて、1は画像メモリで、処理に必要なNライン分の
多値画像を蓄えている。この画像メモリ1内に格納され
ている多値画像データが、M画素×N画素で構成される
ブロック毎に走査されて、順次、濃度変換器603に送
られ、256階調から16階調へと濃度変換される。こ
の濃度変換された画素データは、一方は比較器604に
送られて、しきい値T1と比較されることにより当該画
素が黒画素かどうか判定される。そして、計数器605
により、ブロック内の黒画素の総数が計数される。濃度
変換器603を出た他方の画素データは、最大値検出器
606および最小値検出器607へ入り、この2つの信
号の差を差分器608で求めることにより濃度差を計算
する。ブロック内の全画素データが走査されたときに、
差分器608からは、最大濃度差が出力される。
は、黒画素数のとる値は0〜16、最大濃度差は0〜1
5であるので、黒画素数5ビット、最大濃度差4ビット
を入力アドレスとして、領域判定ROM609を参照す
る。領域判定ROM609の中には、図6に示したよう
に2つの特徴量を入力アドレスとする領域判定結果が記
憶されており、黒画素数と最大濃度差の値により、この
ブロックもしくは中心画素が、線画領域に属するのか中
間調領域に属するのかを示す信号が出力される。この信
号をもとに、2値化切替器610において、線画用ある
いは中間調用の2値信号のいずれかが選択されて出力さ
れる。
処理部分の説明を終了する。
の具体的な構成を図8のブロック図により説明する。図
8において、画像メモリ1は前記したように、領域分離
処理に必要なNライン分の多値画像が蓄えられている。
また、同図において、703はγ補正用のテーブルが格
納されたγ補正ROMである。
プレイ等)の特性に合わせて画素濃度を補正するもの
で、この処理を行わないと中間調画像は、濃度情報が正
しく出力されない。
線の一例(レーザプリンタ用)を図9に示す。図9にお
いて、横軸が入力画素濃度(階調レベル)、縦軸が出力
画素濃度(階調レベル)である。本発明で使用するγ曲
線は、黒レベル側に32階調程度の不感帯Gbを、白レ
ベル側に64階調程度の不感帯Gwをそれぞれ持たせて
いる。これは、領域判定処理において、本来、線画であ
る領域が誤って中間調処理されたときに、処理画像上で
誤りを目立たなくするためのものである。図9で示すよ
うなγ補正曲線を使用すると、白と黒のコントラストが
はっきりし、文字の一部が誤って中間調処理されても良
好な画質が得られる。もちろん、このγ曲線を使用する
と中間調領域の階調表現性が多少悪くなるが、実際の中
間調画像においては、真っ黒や真っ白の画像はほとんど
存在しないので、実用上はなんら問題ない。
M703から出力された画像信号は、いわゆる誤差拡散
法によって中間調処理される。すなわち、差分器704
において、画像信号fが重み付け誤差により補正され、
f’(=f+WijEij)になる。次に、比較器70
5により、2値化しきい値と比較され、中間調用2値化
信号I(“0”もしくは“1”)が出力される。上記差
分器706は、誤差Eij(=I−f’)を求めて、誤
差メモリ707に記憶する。重み付け演算器708は、
例えば図10に示した重み付けマトリックスWijによ
り、誤差の重み付け計算をし、次の画素に重み付け誤差
WijEijをフィードバックする。
について説明したが、周期的に変化するしきい値で多値
画像を2値化するディザ法を使用して、この中間調処理
部分を構成することもできる。以上で中間調処理部分に
ついての説明を終了する。
104の具体的な構成について、図11のブロック図を
もとに説明する。図11において、画像メモリ1は前記
したように、領域分離処理に必要なNライン分の多値画
像を蓄えている。この画像メモリ1内に格納されている
多値画像データが、M画素×N画素で構成されるブロッ
ク毎に走査されて、順次、比較器1004において、線
画用2値化しきい値とブロック内の画素濃度を比較する
ことにより、線画用2値出力信号が生成される。
(256階調のとき、しきい値=128)で2値化する
例を示したが、ブロック内の平均濃度を2値化しきい値
として使用する等、公知の様々な方法を使用して線画用
2値出力信号を生成することもできる。以上で線画用2
値化処理部分についての説明を終了する。
た画像をブロックに分割し、ブロックの画素の中で、し
きい値以下の濃度を有する画素を計数することにより黒
画素数を求め、さらにブロック内の画素間の最大濃度差
を求め、黒画素数と最大濃度差より、当該ブロックもし
くはブロック内の注目画素が中間調領域に属するかどう
か判定し、文字用もしくは中間調用のいずれかの2値信
号を出力させるようにしている。このように、領域判定
に、黒画素数と最大濃度差という2つの特徴量を使用し
ているので、1つの特徴量しか使用しない領域分離方法
に比べて、分離精度を良くすることができる。また、ど
ちらの特徴量も簡単な演算処理で行えるので、処理時間
が少なくて済み、ハードウエアでの実現も簡単に行え
る。
おける領域分離処理のフローチャートを示す。
像を入力(s1101)したのち、横M画素×縦N画素
からなるブロックに分割する(s1102)。このブロ
ック分割後、前記入力された多値画像信号の濃度変換を
行う(s1103)。そして、各ブロック毎に黒画素数
の計数(s1104)および最大濃度差の計算(s11
05)を行う。黒画素数と最大濃度差の2つの特徴量抽
出が済んだ後、ブロック毎に処理する場合はこのブロッ
ク全体が、線画領域または中間調領域のどちらに入るか
の判定を行う。また、画素毎に処理する場合はブロック
の中心画素が、線画領域または中間調領域のどちらに入
るかの判定を行う(s1106)。以上のs1101〜
s1106の処理は、実施例1におけるs201〜s2
06の処理と同じであるので、ここでは詳細な説明は省
略する。
のブロック(あるいは画素)の判定結果を参照して、注
目ブロック(注目画素)の属性の訂正を行う(s110
7)。ここで、属性とは、ブロック毎もしくは画素毎に
領域判定された結果、それぞれのブロックもしくは画素
に付けられた、線画あるいは中間調というラベルのこと
である。
図14を用いて説明する。図13において、「0」〜
「8」および「A」と書かれた矩形がブロックあるいは
画素を表す。図12における領域判定処理(s110
6)がブロック毎に行われている場合は、この矩形はブ
ロックを表し、画素毎に行われている場合は、その矩形
は画素を表すものとする。ブロック毎でも画素毎でも、
処理の基本的な考え方は同じなので、以後はブロック毎
の処理を例に挙げて説明する。
ロックが訂正処理の対象となっている注目ブロック、
「1」〜「8」が参照ブロックである。
に示す。図14において、矢印αで示したブロックが注
目ブロックで、tはブロックの属性が線画であること
を、pはブロックの属性が中間調であることを表す。ま
た、*印は、線画/中間調のどちらでもよいことを表し
ている。
ック列のみとする場合(図13における参照ブロック
「1」〜「5」)は、図14のa〜dに示すパターンに
一致したブロックの属性を、図14のa’〜d’に示し
たようなパターンに訂正する。たとえば、図14のaに
示すようなパターンに一致した領域判定結果であった場
合、つまり、処理中の周辺の参照ブロックがすべて線画
tと判定されたにも係わらず、注目ブロックが1つだけ
中間調pと判定された場合は、その中間調の判定は誤り
とみなし、図14のa’のごとく線画tとして訂正処理
される。この訂正パターンでは、1もしくは2ブロック
の誤りを訂正する。
ク列(図13における参照ブロック「1」〜「5」)お
よび処理済みのブロック列(図13における参照ブロッ
ク「6」〜「8」)とする場合は、図14に示すa〜j
のパターンに一致したブロックの属性を、図14のa’
〜j’に示したように訂正する。この訂正パターンで
は、3ブロック以下の連続誤りが訂正できる。この例で
は、属性の訂正は、注目ブロック(矢印αで示すブロッ
ク)に対してのみ行っているが、たとえば、図14のb
のパターンに一致したブロックが、同図b’の如く、2
つの中間調pのうち一方の中間調pが線画tに訂正され
なかった場合(同図b’のβで示す)は、次の訂正処理
において、注目ブロックを右隣に移動させると、図14
のaのパターンに一致することから、自動的に訂正され
るので、ここで必ずしも訂正する必要はない。なお、こ
れらの訂正パターンは、様々な画像に対して領域判定処
理を行い、どのようなパターンで誤っているかを統計的
に求めて設定する。
が済んだブロックに対して、切替信号が出力され(s1
108)、そのブロックの属性に応じた2値画像が出力
される。つまり、そのブロックが線画と判定された場合
は、線画用の2値化信号が出力され、中間調と判定され
た場合は、中間調用の2値化信号が出力される。
3に示すように、処理は紙面の左上から右に向かって処
理方向1で示した向きに、ブロック列あるいはライン毎
に行い、1ブロック列あるいは1ラインが終了後、処理
方向2で示したブロック列あるいはラインに移動して、
再び処理を行うという手順をとる。従って、図13に示
した参照ブロックで領域訂正を行う場合、特徴量抽出お
よび領域判定処理は、「3」で示したブロックに対して
終了している必要がある。そこで、これらの処理を並列
に行う場合は、図13に示すように、特徴量抽出および
領域判定処理は、「A」で示したブロックに対して行
い、領域訂正処理は「0」で示したブロックに対して行
うことになる。
るいは画素)の属性を参照して、訂正を行うことによ
り、領域分離処理の精度を上げることができる。
具体的な構成を、図15〜図18を用いて説明する。図
15は、実施例2で示す画像処理装置における領域分離
処理部分のブロック図を示す。図15において、画像メ
モリ1から領域判定ROM609までのブロックは、実
施例1と同じであるので説明を省略し、領域属性メモリ
1401と領域訂正ROM1402について説明する。
のために必要なブロック(あるいは画素)の属性を記憶
しているメモリで、図13に示すように処理済みのブロ
ック列(ライン)および処理中のブロック列(ライン)
の属性を記憶している。もちろん、処理済みのブロック
列(ライン)を参照しない場合は、処理中のブロック列
(ライン)の必要なブロック(画素)数分の属性を記憶
しておけば良い。領域訂正ROM1402は、例えば図
13に示したように参照ブロック(参照画素)が「1」
〜「8」のときは、ブロック(画素)「0」〜「8」の
属性を入力アドレスとして、注目ブロック(注目画素)
「0」の属性を出力するテーブルが記憶されている。こ
こで、線画の属性を“1”、中間調の属性を“0”で表
すと、9ビット/512とおりの入力状態が存在し、こ
れに対して、線画の属性“1”か中間調の“0”が出力
される。この512とおりの中には、図14に示したパ
ターンが存在し、このパターンに一致したときは属性が
訂正されることになる。
2値信号切替器610へ行き、属性に対応した2値画像
を出力させる。つまり、ブロック毎の処理であれば、そ
のブロックが線画の場合は線画用の2値出力が選択さ
れ、中間調の場合は中間調用の2値信号が選択される。
一方は、領域属性メモリ1401に戻り、注目ブロック
(注目画素)の属性を書き換える。入力パターンが図1
4に示したものと一致しないときは、書き換え前と後で
の属性は同じとなるが、ハードウエアの構成が簡単であ
るので、ここでは、属性の訂正の有無にかかわらず常に
更新するものとする。従って、図13において、領域訂
正処理は、領域訂正が済んでいるブロック「4」〜
「8」と、済んでいないブロック「0」〜「3」を参照
して行っていることになる。
領域訂正処理を行う部分を詳しく示したブロック図であ
る。図16において、領域判定ROM609で判定され
た領域判定結果は、領域属性メモリ1401の「A」で
示したところに記憶される。そして、図13に示したよ
うに参照ブロック(参照画素)が「1」〜「8」のとき
は、ブロック(画素)「0」〜「8」のそれぞれの属性
(線画の属性“1”、中間調の属性“0”)を入力アド
レスとして、領域訂正ROM1402に与える。この領
域訂正ROM1402には各入力アドレスの各パターン
に対応した注目ブロック(注目画素)「0」の属性を出
力するテーブルが記憶されており、そのパターンが前記
図14で示したパターンに一致すると、注目ブロックの
属性を書換えるべく信号が出力される。この領域訂正R
OM1402からの書換え出力は領域属性メモリ140
1の「0」で示したところに記憶される。これにより、
たとえば、注目ブロックの属性が誤って“1”となって
いた場合は“0”に書換えられる。
出力は信号選択手段102への2値信号切替え信号とし
ても用いられる。つまり、領域訂正ROM1402から
の出力が“1”の場合は、線画用の2値化出力が選択さ
れ、領域訂正ROM1402からの出力が“0”の場合
は、中間調用の2値化出力が選択される。
域訂正処理を領域訂正ROM1402を参照することに
より行っているが、これに限られるものではなく、たと
えば組合せ回路で実現するするようにしてもよい。この
例を図17および図18を用いて説明する。
リ1401に保持された注目ブロック(画素)および参
照ブロック(参照画素)の属性出力を、後述する規則に
従って接続する接続回路である。1404は各ブロック
(画素)の属性が、図14に示したパターンと一致して
いるかどうか判定するパターンマッチング回路部で、マ
ッチングを行うパターンの数だけパターンマッチング回
路が必要である。この場合、図14ではaからjまでの
パターンがあるため、パターンマッチング回路部140
4は、Ma,Mb,・・・Mjのパターンマッチング回
路で構成されている。
マッチングを行うパターンマッチング回路Maの構成例
としては図18のような回路が考えられる。この図18
の回路は、参照ブロック「4」、「5」、「1」、
「2」の各属性をアンド回路A1に与え、注目ブロック
「0」の属性は反転回路INVを介して上記アンド回路
A1に与える構成となっている。
ターンが図14のaで示したものと一致したときのみ、
このパターンマッチング回路Maの出力は“1”にな
る。つまり、この場合、注目ブロック「0」の属性が中
間調(“0”)で、その周辺ブロック「4」、「5」、
「1」、「2」の各属性が線画(“1”)であると、こ
のパターンは図14のaに一致し、これらの信号がパタ
ーンマッチング回路Maに与えられると、パターンマッ
チング回路Maの出力は“1”になる。前述の接続回路
1403は、各パターンマッチング回路Ma,Mb,・
・・,Mjの各入力端子に対して所定のブロックの属性
出力が入力されるように接続関係を設定するものであ
る。また、各パターンマッチング回路Ma,Mb,・・
・,Mjは、図14ではaからjまでのパターンに対応
させるため、反転回路INVの個数や、これら反転回路
の挿入位置はそれぞれ異なる。つまり、いずれのパター
ンマッチング回路Ma,Mb,・・・,Mjも、入力パ
ターンが図14のaからjまでのパターンのうち対応す
るパターンに一致したとき、その出力が“1”となるよ
うに構成されている。
ーンマッチング回路Ma,Mb,・・・Mjの論理和を
とり、いずれかのパターンに一致したときに“1”を出
力するオア回路である。1406はオア回路1405の
出力と注目ブロック(注目画素)「0」の属性との排他
的論理和を求める排他的論理和回路である。
05の出力が“1”のときは、注目ブロック(注目画
素)の属性が反転することになる。たとえば、入力パタ
ーンが図14のaに一致しているとすると、パターンマ
ッチング回路Maから“1”が出力され、この“1”出
力がオア回路1405を介して排他的論理和回路140
6の一方の入力として与えられる。そして、この排他的
論理和回路1406には他方の入力として、注目ブロッ
ク(注目画素)「0」の属性(この場合は、中間調と誤
判定されているため“0”)が与えられている。したが
って、排他的論理和回路1406からは、“1”が出力
され、この“1”出力が注目ブロック(注目画素)
「0」の内容として領域属性メモリ1401に書き込ま
れ、注目ブロック(注目画素)の属性が書き換えられ
る。なお、本実施例では、注目ブロック(注目画素)の
属性を常に書き換えるように構成しているが、オア回路
1405の出力が“1”のときのみ、書き換えるように
制御してもよい。
らの出力は、2値信号切替器610にも与えられ、上記
した例の場合は、排他的論理和回路1406からの
“1”出力によって、2値信号切替器610は線画領域
用の2値信号を取り出すべく切替え制御される。
理手段の具体的な構成を図19のブロック図を用いて説
明する。また、線画用2値化処理手段の具体的な構成を
図20のブロック図を用いて説明する。
図11と同じ番号を付したものは、実施例1と同じ機能
なので説明を省略する。図19および図20のどちらの
図においても、実施例1との違いは、画像メモリ1の後
に遅延回路2が挿入されていることである。この遅延回
路2は、図13からも分かるように、特徴量抽出による
領域判定と領域訂正による切替信号出力の間には、4ブ
ロック(4画素)分の遅延が存在するので、領域訂正が
終了したブロック(画素)に対して、そのブロック(画
素)に対応する2値信号が出力できるように、画像メモ
リ1から読み出した画像信号を一時蓄えて、同期をとる
ための回路である。また、遅延回路の代わりに、読みだ
し制御回路を挿入して、領域分離処理と同期がとれるよ
うに、画像メモリ1からの画像信号の読み出しタイミン
グを制御してもよい。
別の方法について、図21を用いて説明する。図21に
おいて、同図(a)は処理中のブロック列(もしくはラ
イン)のみを使用する場合、同図(b)は処理中のブロ
ック列(もしくはライン)と処理済みのブロック列(も
しくはライン)も使用する場合の例である。
画素)と参照ブロック(参照画素)における属性の出現
頻度を計数し、出現頻度が多い方の属性を注目ブロック
(注目画素)の属性とする多数決法である。同図(a)
では注目ブロック(注目画素)の前後各2ブロック(2
画素)を参照ブロック(参照画素)とし、合計5ブロッ
ク(5画素)の中で出現頻度の多かった方の属性を注目
ブロック(注目画素)の属性とする。同図(b)は、全
部で10ブロック(10画素)で多数決をとり、注目ブ
ロック(注目画素)の属性を決定する。
ング法と異なり、属性の出現状態、すなわち、パターン
を見ていないので、正確さに少し欠けるが、参照ブロッ
ク(参照画素)が増えても処理が複雑にならないという
長所を有する。したがって、参照ブロック(参照画素)
数が多いときに、有利な方法である。
領域訂正処理部分の構成を示すブロック図である。領域
判定ROM609および領域属性メモリ1401までの
構成は、図15で示したものと同じである。図22にお
いて、計数器1901は、領域属性メモリ1401から
参照する各ブロック(画素)の属性を読み取り、線画ま
たは中間調のいずれかの属性の出現回数を計数する。前
記したように、線画の属性を“1”、中間調を“0”と
すると、図21(a)の例では、ブロック数が「5」で
あるから計数値は0〜5の範囲になる。次に、この計数
値を比較器1902で訂正用しきい値(この場合は、し
きい値は3になる)と比べて、このしきい値より線画の
属性“1”の計数値が大きい場合は、このブロック(画
素)の属性を線画とし、小さいときは中間調とする。そ
して、この比較器1902からの属性を示す出力
(“1”または“0”)は、切替え信号として、2値信
号切替器610(図7参照)に出力されるとともに、領
域属性メモリ1401にフィードバックされて、注目ブ
ロック(注目画素)の属性を書き換える。
ては、線画領域であるか中間調領域であるかの判定を行
ったあと、周辺ブロックの属性を参照して、誤った領域
判定の訂正を行うので、領域判定制度をさらに向上させ
ることができる。また、領域判定の訂正手段としては、
パターンマッチング法または多数決法を採用した例を示
したが、これらはいずれも簡単なハードウエア構成で実
現することができ、しかも実用上十分な処理を行うこと
ができる。
を行う場合、誤判定されたブロック全体に対して、誤っ
た2値画像が出力されてしまうので、誤りが目立つ傾向
がある。特に、線画から中間調へ、あるいは中間調から
線画へと状態が遷移する場合、その遷移する境界で誤り
が目立つ。
るブロックを検出し、このブロックに対しては周辺ブロ
ックの属性を参照して、そのブロック内で2値化信号
を、線画用から中間調用へ、またはその逆へと切り替え
ることにより、2値化処理したときに誤判定ブロックを
目立たないようにしたものである。
択処理のフローチャートを示す。まず、線画領域と中間
調領域が混在した画像を入力(s2001)したのち、
横M画素×縦N画素からなるブロックに分割する(s2
002)。このブロック分割後、前記入力された多値画
像信号の濃度変換を行う(s2003)。そして、各ブ
ロック毎に黒画素数の計数(s2004)および最大濃
度差の計算(s2005)を行う。黒画素数と最大濃度
差の2つの特徴量抽出が済んだ後、このブロック全体
が、線画または中間調のどちらに入るのかを判定する
(s2006)。以上のs2001〜s2006の処理
は、実施例1におけるs201〜s206の処理と同じ
であるので、詳細な説明は省略する。唯一異なる点は、
実施例3においては、すべての処理をブロック毎に行う
ことである。
に、注目ブロックの属性が線画から中間調へ、あるいは
中間調から線画へ変化したか否か、すなわち状態が遷移
したか否かを検出する(s2007)。ここで、状態が
遷移したことが検出された場合には、すでに判定処理の
終了した周辺のブロックの属性を参照する(s200
8)。そして、参照ブロックの属性および注目ブロック
の属性について、線画および中間調の出現頻度を計数
し、注目ブロック内における2値化出力のための切替タ
イミングを発生する(s2009)。このように状態遷
移が起こった場合は、上記切替タイミングにより、その
ブロック内において2値化信号を切り替えて出力する
(s2010)。
判断された場合は、上記s2006による領域判定結果
に従った切替え信号出力を行う(s2010)。
および信号選択処理に関する部分の構成を示すブロック
図を図24に示す。図24において、領域判定ROM6
09より前の処理を行う構成要素は、実施例1における
図7と同じであるので、ここでは図示を省略し、また、
それらの部分の動作説明も実施例1と同じなので省略す
る。
は、領域属性メモリ1401に記憶される。領域属性メ
モリ1401において、「0」で示したブロックが2値
化処理の対象となっている注目ブロックであり、「1」
〜「3」で示したブロックが参照ブロックである。
号選択処理ブロックは、状態遷移検出回路2101、属
性パターンROM2102、タイミング発生器210
3、切替器2104などから構成されている。
ロックの属性が、線画から中間調へ、あるいは中間調か
ら線画へ変ったことを検出するものであり、2つの排他
的論理和回路EOR1,EOR2と、これらの排他的論
理和回路EOR1,EOR2の出力の論理和をとるオア
回路OR1とにより構成されている。このような構成に
より、注目ブロックの属性とそれに隣接する参照ブロッ
クの属性との排他的論理和をとることにより、状態遷移
があれば、いずれかの排他的論理和回路から“1”が出
力し、その“1”出力がオア回路OR1を介して出力さ
れる。ここで、各ブロックの属性の信号は、前記したよ
うに、線画は“1”、中間調は“0”とする。
は、注目ブロック「0」と参照ブロック「1」〜「3」
の属性を入力アドレスとし、属性に応じたパターンを出
力するものである。また、上記タイミング発生器210
3は、属性パターンROM2102の出力に応じて、切
替器2104に対して切替信号Bを発生させるタイミン
グ発生器である。
起こらなかった場合は、領域判定ROM609からの領
域判定結果に対応した切替信号Aを、状態遷移が起こっ
た場合は前述の切替信号Bを選択して出力する切替器で
ある。つまり、状態遷移が起こらなかった場合は、切替
器2104からは、領域判定ROM609からの領域判
定結果に対応した切替信号Aが2値信号切替器610に
出力され、状態遷移が起こった場合は、属性パターンR
OM2102の出力に応じた切替信号Bが、2値信号切
替器610に出力される。そして、2値信号切替器61
0からは、切替信号Aまたは切替信号Bに対応して、線
画用または中間調用の2値化信号が出力される。
25と図26を用いて具体的に説明する。図25は、領
域判定処理済みのブロック列と領域判定処理中のブロッ
ク列の2ブロック列分の領域判定結果を示す図である。
なお、ここでは、1つのブロックの横並び方向の画素数
Mを16とする。
線画と判定されたブロックであることを示し、pはその
ブロック全体が中間調と判定されたブロックであること
を示している。また、矢印αで示したブロックが注目ブ
ロックであり、本来、中間調pと判定されるべきものが
線画tと誤判定されているものとする。
性が属性パターンROM2102に入力されると、図2
6(b)に示すような出力パターンが得られる。この例
では、属性パターンROM2102への入力は、4ブロ
ック分(図25において、点線で囲った部分の4つのブ
ロック)の属性である。この4ブロック分の属性のう
ち、線画として判定された数が3、中間調として判定さ
れた数が1であるので、属性パターンROM2102か
らは、“1110”という出力パターンが得られる。な
お、この出力パターンは、各属性の出現頻度と、ブロッ
クの属性パターンを考慮して、属性の連続性が保てるよ
うに作成する。図25の例の場合、5つの横並びのブロ
ック全体としては、左から2ブロック目と3ブロック目
付近を境にして、左側が文字などの線画領域で右側が写
真などの中間領域となっている(実際には、文字の領域
と写真などの領域との間は空白部となっていることが多
く、この場合、この線画領域は“白”部分である)。こ
のように、図25においては、左側が線画領域、右側が
中間調領域であるので、出力パターンを、たとえば“0
111”とすると、中間調領域が左側に存在することに
なって、周辺の属性と一致しなくなるので、かえって誤
りが目立つ結果になる。したがって、ここでは、属性パ
ターンROM2102からは、図26(b)に示すよう
に、“1110”という出力を得る。
タイミング発生器2103は、図26(a)に示すよう
な注目ブロックを構成する16画素のうち4画素毎に、
同図(d)のごとく、上記出力パターン(“111
0”)に応じた切替信号Bを出力する。
9による領域判定結果どおりの出力(切替信号A)とす
ると、この場合は、その注目ブロック全体が線画の判定
となるため、図26(c)のような切替信号A(この場
合、線画用の“1”信号)が、切替器2104から2値
信号切替器610に出力されることになり、本来、この
注目ブロックは、中間調として処理されるべきである
が、線画として処理されることになってしまう。
ように、属性パターンROM2102からは、図26
(b)に示すように、“1110”という出力を得て、
同図(d)のごとく、このパターン(“1110”)に
応じた切替信号Bが、切替器2104から2値信号切替
器610に出力されることになる。したがって、注目ブ
ロックを構成する16画素のうちの4画素分、つまり、
注目ブロックの1/4の部分は中間調を示す“0”が2
値信号切替器610に出力されるため、注目ブロックの
1/4は正しい処理を行うことが可能となり、2値化処
理の誤りを目立たなくすることができる。
域のエッジに引っかかった場合に生じることが多く、た
とえブロックの1部分しか正しく出力されなくとも、2
値画像出力は格段にきれいになる。また、状態遷移の起
こったブロックが必ずしも誤っているわけではないの
で、正しく判定されたブロックに対しては、誤った処理
をする可能性があるが、出力された2値画像上では目立
たない。
画用2値化処理部分については、実施例2で示した図1
9および図20と同じである。ただし、図24に示した
例では、領域判定結果が「Y」で示すブロックに書き込
まれ、2値化出力は「0」で示すブロックに対して行わ
れるので、遅延回路2における遅延時間が2ブロック分
になる点が異なるだけである。したって、ここでは実施
例3における中間調処理部分と線画用2値化処理部分の
図示およびその説明は省略する。
黒画素数と最大濃度差より、当該ブロックが中間調領域
に属するかどうか判定し、その後ブロック間において領
域属性が線画から中間調あるいはその逆になる状態遷移
を検出し、状態遷移のないブロックについては領域判定
結果に基づいて、ブロック内全画素に対して線画用もし
くは中間調用のいずれかの2値信号を出力させ、状態遷
移のあるブロックについては、周辺ブロックの領域属性
を参照して当該ブロック内で2値画像信号を切り替える
ようにしている。したがって、最終的に出力される2値
画像上での誤りを目立たなくなるすることができる。
に判定を行う場合、誤判定されたブロック全体に対し
て、誤った2値画像が出力されてしまうので、誤りが目
立つ傾向がある。特に、線画から中間調へ、あるいはこ
の逆になる場合、その境界で誤りが目立つ。そこで、実
施例4は、境界にあるブロックを検出し、このブロック
に対しては、そのブロックを構成する複数の画素のそれ
ぞれの画素濃度に応じて各画素毎に、ブロック内で2値
化信号を切り替えることにより、誤判定ブロックを目立
たないようにしたものである。
信号選択処理のフローチャートを示す。まず、線画領域
と中間調領域が混在した画像を入力(s2401)した
のち、横M画素×縦N画素からなるブロックに分割する
(s2402)。ブロック分割後、入力された多値画像
信号の濃度変換を行う(s2403)。そして、各ブロ
ック毎に黒画素数の計数(s2404)および最大濃度
差の計算(s2405)を行う。黒画素数と最大濃度差
の2つの特徴量抽出が済んだ後、このブロック全体が、
線画または中間調のどちらに入るのか判定する(s24
06)。以上のs2401〜s2406の処理は、実施
例1におけるs201〜s206の処理と同じであるの
で、詳細な説明は省略する。唯一異なる点は、本実施例
においては実施例3と同様、すべての処理をブロック毎
に行うことである。
信号選択処理においては、まず最初に、ブロックの属性
が線画から中間調へ、あるいは中間調から線画へ変化し
たか否か、すなわち状態が遷移したか否かを検出する
(s2407)。ここで状態遷移が検出されると、画素
毎に画素濃度に応じて、線画用の2値化処理または中間
調用の2値化処理のどちらを採用するかを決定する。具
体的には、16階調で入力された画素信号の濃度が、1
以下(黒)か13以上(白)か2〜12(グレー)かの
3段階の階調を示す値を検出し、画素信号の濃度が、1
以下(黒)か13以上(白)のときは線画用の処理を選
択すべく信号を出力し、2〜12(グレー)であるとき
は中間調用の処理を選択すべく信号を出力する(s24
08)。
しては、s2408で生成した線画用または中間調用選
択信号により、線画または中間調であることを示す切替
信号を出力し、また、上記s2407において状態遷移
がない判断されたブロックに対しては、領域判定結果に
従った線画または中間調であることを示す切替信号を出
力する(s2409)。この具体的な動作については後
述する。
び信号選択処理に関する部分の構成を図28に示す。
り前の処理を行うブロックは、実施例1における図7と
同じであるので、ここでは図示を省略し、また、この部
分の動作も、実施例1と同じなのでその説明を省略す
る。
結果は、領域属性メモリ1401に記憶される。領域属
性メモリ1401において、「0」で示したブロックが
2値化処理の対象となっている注目ブロックである。信
号選択処理ブロックは、状態遷移検出回路2101、線
画/中間調処理選択回路2501、切替器2104など
から構成されている 。
ロックの属性が、線画から中間調へ、あるいは中間調か
ら線画へ変ったことを検出するものであり、前記実施例
3で説明したものと同様に、2つの排他的論理和回路E
OR1,EOR2と、これらの排他的論理和回路EOR
1,EOR2の出力の論理和をとるオア回路OR1とに
より構成されている。このような構成により、注目ブロ
ックの属性とそれに隣接する参照ブロックの属性との排
他的論理和をとることにより、状態遷移があれば、いず
れかの排他的論理和回路から“1”が出力され、その
“1”出力がオア回路OR1を介して出力される。ここ
で、各ブロックの属性の信号は前記したように、線画は
“1”、中間調は“0”で表すものとする。
01は、2つの比較器C1,C2とオア回路OR2で構
成されている。この線画/中間調処理選択回路2501
は、注目ブロック「0」の各画素の濃度が、1以下
(黒)か13以上(白)のときは、“1”を切替器21
04に切替え信号Bとして出力し、2〜12(グレー)
のときは、“0”を切替器2104に切替え信号Bとし
て出力する。
起こらなかった場合は、領域判定ROM609からの領
域判定結果に対応した切替信号Aを、状態遷移が起こっ
た場合は前述の切替信号Bを選択して出力する切替器で
ある。つまり、切替器2104からは、状態遷移が起こ
った場合は、領域判定ROM609からの領域判定結果
に対応した切替信号Aが、2値信号切替器610に出力
され、状態遷移が起こった場合は、線画/中間調処理選
択回路2501の出力に応じた切替信号Bが、2値信号
切替器610に出力される。そして、2値信号切替器6
10からは、切替信号Aまたは切替信号Bに対応して、
線画用または中間調用の2値化信号が出力される。
を用いて具体的に説明する。ここでは、ブロックサイズ
を16画素×1画素としている。そして、斜線で示した
3画素の濃度は2〜4で、その他の画素濃度は14とす
る。このような状態は、ブロックが中間調領域のエッジ
部分にひっかかった場合に出現し、この場合、黒画素数
が3で、最大濃度差が12となるので、本来中間調と判
定されなければならないブロックが、線画と誤判定され
る例である。
画素信号が、線画/中間調処理選択回路2501に入力
されると、この線画/中間調処理選択回路2501から
は同図(c)のごとく、濃度14の画素の場合は、線画
用の処理を選択する信号“1”が切替え信号Bとして出
力され、濃度2〜4の画素の場合は、中間調用の処理を
選択する“0”が切替え信号Bとして出力される。
をした場合は、同図(b)のように、そのブロック全体
が線画となる切替信号A(“1”)が出力されることに
なる。
間調の部分が、それに応じた正しい2値化信号出力とな
るため正しい処理を行うことができる。
しも誤っているわけではないので、正しく判定されたブ
ロックに対して、誤った処理をする可能性があるが、画
素濃度に応じて処理方法を切り替えているので、出力さ
れた2値画像上では誤りは目立たない。
線画用2値化処理部分については、実施例2で示した図
19および図20と同じである。ただし、図28に示し
た例では、領域判定結果がブロックYに書き込まれ、2
値化出力はブロック0に対して行われるので、遅延回路
2における遅延時間は、2ブロック分になる。
素数と最大濃度差より、当該ブロックが中間調領域に属
するかどうか判定し、その後ブロック間において領域属
性が文字から中間調あるいはその逆になる状態遷移を検
出し、状態遷移のないブロックについては領域判定結果
に基づいて、ブロック内全画素に対して文字用もしくは
中間調用のいずれかの2値信号を出力させ、状態遷移の
あるブロックについては、そのブロックを構成する各画
素の画素濃度に応じて当該ブロック内で2値画像信号を
切り替えるようにしている。これにより、最終的に出力
される2値画像上での誤りを目立たなくすることができ
る。
説明するための領域分離処理と信号選択処理のフローチ
ャートを示す。まず、線画と中間調領域が混在した画像
を入力(s2701)したのち、横M画素×縦N画素か
らなるブロックに分割する(s2702)。ブロック分
割後、入力された多値画像信号の濃度変換を行う(s2
703)。そして、各ブロック毎に黒画素数の計数(s
2704)および最大濃度差の計算(s2705)をす
る。黒画素数と最大濃度差の2つの特徴量抽出が済んだ
後、このブロック全体が、線画領域か中間調領域のどち
らに入るのか判定する(s2706)。以上のs270
1〜s2706の処理は、実施例1におけるs201〜
s206の処理と同じであるので、詳細な説明は省略す
る。唯一異なる点は、本実施例においては、前記実施例
3および実施例4同様、すべての処理をブロック毎に行
うことである。
ロックの判定結果を参照して、注目ブロックの属性の訂
正を行う(s2707)。ここで、属性とは、ブロック
毎に領域判定された結果、それぞれのブロックに付けら
れた、線画あるいは中間調というラベルのことである。
領域訂正処理(s2707)は、実施例2におけるs1
107と同じであるので、詳細な説明は省略する。
の信号選択処理において、まず最初に、ブロックの属性
が線画から中間調へ、あるいは中間調から線画へ変化し
たか否か、すなわち状態が遷移したか否かを検出する
(s2708)。ここで状態遷移が検出されると、すで
に処理された周辺のブロックの属性を参照する(s27
09)。参照ブロックおよび注目ブロック属性につい
て、線画および中間調の出現頻度を計数し、注目ブロッ
ク内で2値化出力のための切替タイミングを発生する
(s2710)。このように状態遷移が起こった場合
は、切替タイミングにより、そのブロック内における2
値信号を出力し、また、上記s2708で状態遷移がな
いと判断された場合は、上記s2707による領域訂正
結果に従った切替え信号出力を行う(s2711)。こ
のs2708からs2711の処理は実施例3の説明で
用いた図23のs2007からs2010と同様であ
る。
および信号選択処理に関する部分の構成を図31に示
す。図31において、領域判定ROM609より前の処
理を行うブロックは、実施例1における図7と同じであ
るので、ここでは図示を省略し、また、その部分の動作
も、実施例1と同じなのでその説明を省略する。
は、領域属性メモリ1401に記憶される。そして、実
施例2で説明したように、ブロック「0」〜「8」の属
性を入力アドレスとして、領域訂正ROM1402でパ
ターンマッチングを行い、ブロック「0」の属性を訂正
する。その訂正結果は、再び領域属性メモリ1401に
記憶される。なお、パターンマッチングは、領域訂正R
OM1402を参照する方式の代わりに、実施例2にお
いて、図17および図18を用いて説明した回路を使用
することもできる。また、領域訂正処理全体について
は、実施例2の図21および図22を用いて説明した多
数決法を使用してもよい。
て、線画あるいは中間調に対応した2値化出力を行う。
領域属性メモリ1401において、ここでは、「4」で
示したブロックが2値化処理の対象となっている注目ブ
ロック、「X」、「Y」、「Z」が参照ブロックであ
る。状態遷移検出回路2101は、ブロックの属性が、
線画から中間調へ、あるいは中間調から線画へ変ったこ
とを検出するものであり、その構成および動作は、実施
例4の説明で用いた図24に示した状態遷移検出回路2
101と同様である。なお、ここでも各ブロックの属性
の信号は、線画は“1”、中間調は“0”で表すものと
する。
目ブロック「4」と参照ブロック「X」,「Y」,
「Z」の属性を入力アドレスとし、属性に応じたパター
ンを出力するものである。また、タイミング発生器21
03は、属性パターンROM2102の出力に応じて、
切替信号Bを発生させるタイミング発生器である。
起こらなかった場合は、領域属性メモリ1401からの
領域訂正結果に対応した切替信号Aを、状態遷移が起こ
った場合は前述の切替信号Bを選択して出力する切替器
である。つまり、切替器2104からは、状態遷移が起
こらなかった場合は、領域属性メモリ1401からの領
域訂正結果に対応した切替信号Aが、2値信号切替器6
10に出力され、状態遷移が起こった場合は、タイミン
グ発生器2103の出力に応じた切替信号Bが、2値信
号切替器610に出力される。そして、2値信号切替器
610からは、切替信号Aまたは切替信号Bに対応し
て、線画用または中間調用の2値化信号が出力される。
は、実施例3と同じなので省略する。
ックの属性を参照して注目ブロックの属性を訂正し、そ
の上でまだ誤判定されている可能性のあるブロックに対
しては、周辺ブロックの属性を参照して、注目ブロック
内において2値化信号を切り替えるので、2値化出力画
像は、実施例1〜4のものと比べて、さらにきれいなも
のとなる。
画用2値化処理部分については、実施例2で示した図1
9よび図20と同じである。ただし、図31に示した例
では、領域判定結果がブロック「A」に書き込まれ、2
値化出力はブロック「4」に対して行われるので、図1
9に示す遅延回路2における遅延時間は、本実施例の場
合は、6ブロック分の遅延時間となる。
よる領域分離処理と信号選択処理のフローチャートを示
す。線画と中間調領域が混在した画像を入力(s290
1)したのち、横M画素×縦N画素からなるブロックに
分割する(s2902)。ブロック分割後、入力された
多値画像信号の濃度変換を行う(s2903)。そし
て、各ブロック毎に黒画素数の計数(s2904)およ
び最大濃度差の計算(s2905)をする。黒画素数と
最大濃度差の2つの特徴量抽出が済んだ後、このブロッ
ク全体が、線画または中間調のどちらに入るのか判定す
る(s2906)。以上のs2901〜s2906の処
理は、実施例1におけるs201〜s206の処理と同
じであるので、詳細な説明は省略する。唯一異なる点
は、本実施例においては、実施例3〜実施例5と同様、
すべての処理をブロック毎に行うことである。
ロックの判定結果を参照して、注目ブロックの属性の訂
正を行う(s2907)。ここで、属性とは、ブロック
毎に領域判定された結果、それぞれのブロックに付けら
れた、線画あるいは中間調というラベルのことである。
領域訂正処理(s2907)は、実施例2におけるs1
107と同じであるので、詳細な説明は省略する。以上
で、実施例6における領域分離処理についての説明を終
了する。
に、ブロックの属性が線画から中間調へ、あるいは中間
調から線画へ変化したか否か、すなわち状態が遷移した
か否かを検出する(s2908)。ここで状態遷移が検
出されると、画素毎に画素濃度に応じて、線画用の2値
化処理または中間調用の2値化処理のどちらを採用する
かを決定する。具体的には、16階調で入力された画素
信号の濃度が、1以下(黒)か13以上(白)か2〜1
2(グレー)かの3段階の階調を示す値を検出し、画素
信号の濃度が、1以下(黒)か13以上(白)のときは
線画用の処理を選択すべく信号を出力し、2〜12(グ
レー)であるときは中間調用の処理を選択すべく信号を
出力する(s2909)。このように状態遷移の起こっ
たブロックに対しては、s2909で生成した線画用ま
たは中間調用選択信号により、線画または中間調である
ことを示す切替信号を出力する(s2910)。
ないと判断されたブロックに対しては、領域訂正結果に
従った線画または中間調であることを示す切替信号を出
力する(s2910)。このs2908からs2910
の処理は実施例4で説明したものと同様である。
処理および信号選択処理に関する部分の構成を図33に
示す。図33において、領域判定ROM609より前の
処理を行うブロックは、実施例1における図7と同じで
あるので、ここでは図示を省略し、また、その部分の動
作も、実施例1と同じなのでその説明を省略する。
は、領域属性メモリ1401に記憶される。そして、実
施例2で説明したように、ブロック「0」〜「8」の属
性を入力アドレスとして、領域訂正ROM1402でパ
ターンマッチングを行い、ブロック「0」の属性を訂正
する。訂正結果は、再び領域属性メモリ1401に記憶
される。なお、パターンマッチングは、領域訂正ROM
1402を参照して行う代わりに、実施例2において、
図17および図18を用いて説明した組合せ回路を使用
することもできる。また、領域訂正処理全体について
は、実施例2の図21および図22を用いて説明した多
数決法を使用してもよい。
て、線画あるいは中間調に対応した2値化出力を行う。
領域属性メモリ1401において、ここでは、「4」で
示したブロックが2値化処理の対象となっている注目ブ
ロックである。状態遷移検出回路2101は、ブロック
の属性が、線画から中間調へ、あるいは中間調から線画
へ変ったことを検出するものであり、その構成および動
作は、実施例4の説明で用いた図28に示した状態遷移
検出回路2101と同様である。なお、ここでも各ブロ
ックの属性の信号は、線画は“1”、中間調は“0”で
表すものとする。
は、実施例4の説明で用いた図28にて説明したよう
に、2つの比較器C1,C2とオア回路OR2で構成さ
れている。そして、16階調で入力された画素信号の濃
度が、1以下(黒)か13以上(白)のときは、“1”
を切替器2104に切替え信号Bとして出力し、2〜1
2(グレー)のときは、“0”を切替器2104に切替
え信号Bとして出力する。
起こらなかった場合は、領域属性メモリ1401からの
領域訂正結果に対応した切替信号Aを、状態遷移が起こ
った場合は前述の切替信号Bを選択して出力する切替器
である。つまり、切替器2104からは、状態遷移が起
こらなかった場合は、領域訂正結果に対応した切替信号
Aが、2値信号切替器610に出力され、状態遷移が起
こった場合は、線画/中間調処理選択回路2501の出
力に応じた切替信号Bが、2値信号切替器610に出力
される。そして、2値信号切替器610からは、切替信
号Aまたは切替信号Bに対応して、線画用または中間調
用の2値化信号が出力される。
は、実施例4と同じなので省略する。
ックの属性を参照して注目ブロックの属性を訂正し、そ
の上でまだ誤判定されている可能性のあるブロックにお
いて、画素濃度に応じて2値化信号を切り替えるので、
2値化出力画像は、実施例1〜4のものと比べて、さら
にきれいなものとなる。
画用2値化処理部分については、実施例2で示した図1
9および図20と同じである。ただし、図33に示した
例では、領域判定結果がブロック「A」に書き込まれ、
2値化出力はブロック「4」に対して行われるので、図
19に示した遅延回路2における遅延時間は、実施例6
の場合、6ブロック分になる。
多階調の入力画像から複数の特徴量を抽出して、この複
数の特徴量から線画と中間調の領域判定を行うようにし
たので、1つの特徴量しか使用しない従来の領域判定方
法に比べて、高精度な領域判定が可能となり、この領域
判定結果に応じて線画用または中間調用の画像信号を出
力することで、線画または中間調のそれぞれの領域に適
合した最適な画像処理を行うことができる。
の特徴量から線画と中間調の領域判定を行うことによ
り、1つの特徴量しか使用しない従来の領域判定方法に
比べて、高精度な領域判定が可能となり、この領域判定
結果に応じて線画用または中間調用の画像信号を出力す
ることで、線画または中間調のそれぞれの領域に適合し
た最適な画像処理を行うことができる。
の判定結果に誤りがある場合、その誤って判定された部
分の周辺の領域属性を参照することで、判定結果の誤り
を訂正できるため、より高精度な領域分離が可能とな
る。
の領域判定したブロックに状態遷移が起こったか否かを
判定し、状態遷移が起こった場合は、状態遷移の内容に
応じて、そのブロック内で線画用と中間調用の2値化信
号を切り替えるようにしている。したがって、このよう
な状態遷移が起こったブロックでは、そのブロック全体
を線画領域または中間調領域のいずれか一方として判定
するのではなく、状態遷移の内容に応じてそのブロック
内で線画用と中間調用の2値化信号を切り替えることが
できるため、最終的に出力される2値化画像上での誤り
を目立たなくするこができる。
の判定結果に誤りがある場合、その誤って判定された部
分の周辺の領域属性を参照することで、判定結果の誤り
を訂正し、さらに、領域訂正したブロックに状態遷移が
起こったか否かを判定し、状態遷移が起こった場合は、
状態遷移の内容に応じて、そのブロック内で線画用と中
間調用の2値化信号を切り替えるようにしている。つま
り、領域判定の誤りを訂正した上でさらに誤判定されて
いる可能性のあるブロックに対して、前記したように、
状態遷移の内容に応じてそのブロック内で線画用と中間
調用の2値化信号を切り替えようにしたので、最終的に
出力される2値化画像上での誤りをさらに目立たなくす
るこができ、きれいな出力画像を得ることができる。
または写真などの中間調のそれぞれの領域に適合した画
像処理を行うことができる。
いて多階調入力画素濃度の黒レベル側と白レベル側にそ
れぞれ所定濃度分の不感帯を設けることにより、領域判
定処理において、本来、線画である領域が誤って中間調
処理されたときに、最終的に出力された2値化画像上で
の誤りを目立たなくするこができる。
目画素を含む所定数の画素で構成されるブロックに分割
して、前記注目画素ごとに特徴量の抽出処理を行うの
で、画素単位の特徴量データが得られるため、信頼性の
高い特徴量の抽出が可能となる。
定数の画素で構成されるブロックに分割して、ブロック
ごとに特徴量の抽出処理を行うので、ブロック単位の特
徴量となるが、データ量を少なくすることができ、メモ
リの小容量化が図れ、また、処理速度の高速化も図れる
などの効果が得られる。
黒画素または白画素の総数と、ブロック内の各画素間の
最大濃度差の2つを求め、これら2つを特徴量として用
いるので、1つの特徴量しか使用しない従来の領域判定
方法に比べて、高精度な領域判定が可能となる。また、
これらの特徴量は簡単な演算処理で求められので、処理
時間が短くて済み、ハードウエアでの実現も簡単に行え
る。
域判定処理を行うので、信頼性の高い領域判定処理が可
能となる。
に領域判定処理を行うので、ブロック単位の領域判定と
なるが、データ量を少なくすることができ、メモリの小
容量化が図れ、また、処理速度の高速化も図れるなどの
効果が得られる。
域訂正処理を行うので、信頼性の高い領域訂正処理が可
能となる。
に領域訂正処理を行うので、ブロック単位の領域訂正と
なるが、データ量を少なくすることができ、メモリの小
容量化が図れ、また、処理速度の高速化も図れるなどの
効果が得られる。
ターンマッチング法により行うので、正確な領域訂正が
可能となる。
数決法により行うので、参照ブロックや参照画素が多い
場合にも処理が複雑にならずに領域訂正が可能となる。
う場合、参照画素または参照ブロックは現在処理中の画
素列またはブロック列の一部とするこにより、メモリ容
量の小容量化が図れ、処理速度も高速なものとすること
ができる。
う場合、参照画素または参照ブロックは現在処理中の画
素列またはブロック列と、すでに処理された1列前の画
素列またはブロック列の合計2つの画素列またはブロッ
ク列の一部とすることにより、高精度な領域訂正を行う
ことができる。
こったブロックに対しては、周辺ブロックの領域属性を
参照して、状態遷移が起こったブロック内で線画用と中
間調用の2値化信号を切り替えるようにしたので、最終
的に出力される2値化画像上での誤りをさらに目立たな
くするこができ、きれいな出力画像を得ることができ
る。
こったブロックに対しては、その状態遷移が起こったブ
ロック内の各画素の濃度に応じて、状態遷移が起こった
ブロック内で線画用と中間調用の2値化信号を切り替え
るようにしたので、最終的に出力される2値化画像上で
の誤りをさらに目立たなくするこができ、きれいな出力
画像を得ることができる。
階調の入力画像から複数の特徴量を抽出して、この複数
の特徴量から線画と中間調の領域判定を行うようにした
ので、1つの特徴量しか使用しない従来の領域判定方法
に比べて、高精度な領域判定が可能となり、この領域判
定結果に応じて線画用または中間調用の画像信号を出力
することで、線画または中間調のそれぞれの領域に適合
した最適な画像処理を行うことができる。
数の特徴量から線画と中間調の領域判定を行うことによ
り、1つの特徴量しか使用しない従来の領域判定方法に
比べて、高精度な領域判定が可能となり、この領域判定
結果に応じて線画用または中間調用の画像信号を出力す
ることで、線画または中間調のそれぞれの領域に適合し
た最適な画像処理を行うことができる。
その判定結果に誤りがある場合、その誤って判定された
部分の周辺の領域属性を参照することで、判定結果の誤
りを訂正できるため、より高精度な領域判定が可能とな
る。
その領域判定したブロックに状態遷移が起こったか否か
を判定し、状態遷移が起こった場合は、状態遷移の内容
に応じて、そのブロック内で線画用と中間調用の2値化
信号を切り替えるようにしている。したがって、このよ
うな状態遷移が起こったブロックでは、そのブロック全
体を線画領域または中間調領域のいずれか一方として判
定するのではなく、状態遷移の内容に応じてそのブロッ
ク内で線画用と中間調用の2値化信号を切り替えること
ができるため、最終的に出力される2値化画像上での誤
りを目立たなくするこができる。
その判定結果に誤りがある場合、その誤って判定された
部分の周辺の領域属性を参照することで、判定結果の誤
りを訂正し、さらに、領域訂正したブロックに状態遷移
が起こったか否かを判定し、状態遷移が起こった場合
は、状態遷移の内容に応じて、そのブロック内で線画用
と中間調用の2値化信号を切り替えるようにしている。
つまり、領域判定の誤りを訂正した上でさらに誤判定さ
れている可能性のあるブロックに対して、前記したよう
に、状態遷移の内容に応じてそのブロック内で線画用と
中間調用の2値化信号を切り替えようにしたので、最終
的に出力される2値化画像上での誤りをさらに目立たな
くするこができ、きれいな出力画像を得ることができ
る。
画または写真などの中間調のそれぞれの領域に適合した
画像処理を行うことができる。
おいて多階調入力画素濃度の黒レベル側と白レベル側に
それぞれ所定濃度分の不感帯を設けることにより、領域
判定処理において、本来、線画である領域が誤って中間
調処理されたときに、最終的に出力された2値化画像上
での誤りを目立たなくするこができる。
注目画素を含む所定数の画素で構成されるブロックに分
割して、前記注目画素ごとに特徴量の抽出処理を行うの
で、画素単位の特徴量データが得られるため、信頼性の
高い特徴量の抽出が可能となる。
所定数の画素で構成されるブロックに分割して、ブロッ
クごとに特徴量の抽出処理を行うので、ブロック単位の
特徴量となるが、データ量を少なくすることができ、メ
モリの小容量化が図れ、また、処理速度の高速化も図れ
るなどの効果が得られる。
黒画素または白画素の総数と、ブロック内の各画素間の
最大濃度差の2つを求め、これら2つを特徴量として用
いるので、1つの特徴量しか使用しない従来の領域判定
方法に比べて、高精度な領域判定が可能となる。また、
これらの特徴量は簡単な演算処理で求められので、処理
時間が短くて済み、ハードウエアでの実現も簡単に行え
る。
域判定処理を行うので、信頼性の高い領域判定処理が可
能となる。
に領域判定処理を行うので、ブロック単位の領域判定と
なるが、データ量を少なくすることができ、メモリの小
容量化が図れ、また、処理速度の高速化も図れるなどの
効果が得られる。
域訂正処理を行うので、信頼性の高い領域訂正処理が可
能となる。
に領域訂正処理を行うので、ブロック単位の領域訂正と
なるが、データ量を少なくすることができ、メモリの小
容量化が図れ、また、処理速度の高速化も図れるなどの
効果が得られる。
ターンマッチング法により行うので、正確な領域訂正が
可能となる。
数決法により行うので、参照ブロックや参照画素が多い
場合にも処理が複雑にならずに領域訂正が可能となる。
う場合、参照画素または参照ブロックは現在処理中の画
素列またはブロック列の一部とするこにより、メモリ容
量の小容量化が図れ、処理速度も高速なものとすること
ができる。
う場合、参照画素または参照ブロックは現在処理中の画
素列またはブロック列と、すでに処理された1列前の画
素列またはブロック列の合計2つの画素列またはブロッ
ク列の一部とすることにより、高精度な領域訂正を行う
ことができる。
こったブロックに対しては、周辺ブロックの領域属性を
参照して、状態遷移が起こったブロック内で線画用と中
間調用の2値化信号を切り替えるようにしたので、最終
的に出力される2値化画像上での誤りをさらに目立たな
くするこができ、きれいな出力画像を得ることができ
る。
こったブロックに対しては、その状態遷移が起こったブ
ロック内の各画素の濃度に応じて、状態遷移が起こった
ブロック内で線画用と中間調用の2値化信号を切り替え
るようにしたので、最終的に出力される2値化画像上で
の誤りをさらに目立たなくするこができ、きれいな出力
画像を得ることができる。
ーチャート。
すブロック図。
ブロック図。
の一例を示す図。
マトリクスの一例を示す図。
すブロック図。
ート。
クまたは参照画素についての説明図。
ッチング法の一例を示す図。
ク図。
説明するためのブロック図。
成例を示すブロック図。
ック図。
ック図。
多数決法の説明図。
使用したときのブロック図。
ローチャート。
部分のブロック図。
例を示す図。
ローチャート。
部分のブロック図。
ローチャート。
部分のブロック図。
ローチャート。
部分のブロック図。
Claims (40)
- 【請求項1】 多階調の入力画像を入力し、その入力画
像の線画領域または中間調領域に応じた画像処理を行う
画像処理方法において、 前記多階調の入力画像を、線画領域または中間調領域に
応じた濃度に変換し、線画領域または中間調領域に適合
した処理を行う濃度変換工程と、 前記多階調の入力画像から特徴量を抽出し、この複数の
特徴量に基づいて線画または中間調の領域を判定する領
域分離処理および前記線画または中間調の領域に応じた
画像信号を選択的に出力するための信号選択処理を行う
画像信号切替工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 前記画像信号切替工程は、前記入力画像
の持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、この
特徴量抽出工程により抽出された複数の特徴量により線
画または中間調の領域を判定する領域判定工程と、この
領域判定工程の判定結果に基づいて前記線画領域または
中間調領域に応じた画像信号を取り出すための切替え処
理を行う信号選択処理工程とを有することを特徴とする
請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項3】 前記画像信号切替工程は、前記入力画像
の持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、この
特徴量抽出工程により抽出された複数の特徴量により線
画または中間調の領域を判定する領域判定工程と、この
領域判定工程による判定結果に誤りのある場合、その誤
りを周辺の領域属性を参照して訂正する領域訂正工程
と、この領域訂正工程の訂正結果に基づいて前記線画ま
たは中間調の領域に応じた画像信号を取り出すための切
替え処理を行う信号選択処理工程とを有することを特徴
とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項4】 前記画像信号切替工程は、前記入力画像
の持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、この
特徴量抽出工程により抽出された複数の特徴量により線
画または中間調の領域を判定する領域判定工程と、この
領域判定工程の判定結果に基づいて、前記入力画像にお
いて複数画素で構成される所定ブロックが周辺ブロック
に対して線画領域から中間調領域へ、またはその逆へと
状態が遷移しているか否かを検出し、状態遷移が無い場
合は、前記所定ブロック内の全画素に対し、前記領域判
定工程の判定結果に基づいて前記線画用または中間調用
のいずれかの画像信号を取り出し、状態遷移が有る場合
は、前記所定ブロック内において、状態遷移の内容に応
じて前記線画用または中間調用の画像信号を切り替えて
取り出す処理を行う信号選択処理工程とを有することを
特徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項5】 前記画像信号切替工程は、前記入力画像
の持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、この
特徴量抽出工程により抽出された複数の特徴量により線
画または中間調の領域を判定する領域判定工程と、この
領域判定工程による判定結果に誤りのある場合、その誤
りを周辺の領域属性を参照して訂正する領域訂正工程
と、この領域訂正工程の訂正結果に基づいて、前記入力
画像において複数画素で構成される所定ブロックが周辺
ブロックに対して線画領域から中間調領域へ、またはそ
の逆へと状態が遷移しているか否かを検出し、状態遷移
が無い場合は、前記所定ブロック内の全画素に対し、前
記領域訂正工程の訂正結果に基づいて前記線画用または
中間調用のいずれかの画像信号を取り出し、状態遷移が
有る場合は、前記所定ブロック内において、状態遷移の
内容に応じて前記線画用または中間調用の画像信号を切
り替えて取り出す処理を行う信号選択処理工程とを有す
ることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項6】 前記濃度変換工程は、中間調領域に適し
た処理を行う中間調処理工程と、文字や線画に適した処
理を行う線画用2値化処理工程からなることを特徴とす
る請求項1に記載の画像処理方法。 - 【請求項7】 前記中間調処理工程は、画像出力装置の
特性に適合させるためにγ補正を行い、このγ補正曲線
において多階調入力画素濃度の黒レベル側および白レベ
ル側にそれぞれ所定濃度分の不感帯を設けたことを特徴
とする請求項6記載の画像処理方法。 - 【請求項8】 前記特徴量抽出工程における特徴量の抽
出は、入力画像を、注目画素を含む所定数の画素で構成
されるブロックに分割して行うことを特徴とする請求項
2,3,4または5記載の画像処理方法。 - 【請求項9】 前記特徴量抽出工程における特徴量の抽
出は、入力画像を、複数の画素で構成されるブロックに
分割して行うことを特徴とする請求項2,3,4または
5記載の画像処理方法。 - 【請求項10】 前記特徴量抽出工程は、入力画素の階
調数を基にして、しきい値を設定し、このしきい値と、
ブロック内の各画素の濃度とを比較することにより、そ
のブロック内における黒画素数の総数または白画素数の
総数を求める画素数計数工程と、ブロック内の各画素間
の最大濃度差を求める最大濃度差導出工程とを有するこ
とを特徴とする請求項2,3,4または5記載の画像処
理方法。 - 【請求項11】 前記領域判定工程は、領域判定処理を
画素毎に行うことを特徴とする請求項2,3,4または
5記載の画像処理方法。 - 【請求項12】 前記領域判定工程は、領域判定処理を
ブロック毎に行うことを特徴とする請求項2,3,4ま
たは5記載の画像処理方法。 - 【請求項13】 前記領域訂正工程は、領域訂正処理を
画素毎に行うことを特徴とする請求項3または5記載の
画像処理方法。 - 【請求項14】 前記領域訂正工程は、領域訂正処理を
ブロック毎に行うことを特徴とする請求項3または5記
載の画像処理方法。 - 【請求項15】 前記領域訂正工程は、注目ブロックと
参照ブロックまたは注目画素と参照画素で構成される領
域属性パターンを、領域訂正の指標パターンとして複数
用意しておき、これら指標パターンと実際の領域判定結
果のパターンを比較して、前記注目ブロックまたは注目
画素の領域判定の誤り訂正を行うことを特徴とする請求
項3または5記載の画像処理方法。 - 【請求項16】 前記領域訂正工程は、注目ブロックと
その周辺の参照ブロックまたは注目画素とその周辺の参
照画素における領域属性の出現頻度により、前記注目ブ
ロックまたは注目画素の領域判定の誤り訂正を行うこと
を特徴とする請求項3または5記載の画像処理方法。 - 【請求項17】 前記領域訂正工程において、前記参照
画素または参照ブロックは現在処理中の画素列またはブ
ロック列の一部とすることを特徴とする請求項13また
は14記載の画像処理方法。 - 【請求項18】 前記領域訂正工程において、前記参照
画素または参照ブロックは現在処理中の画素列またはブ
ロック列と、すでに処理された一列前の画素列またはブ
ロック列の合計2つの画素列またはブロック列の一部こ
とを特徴とする請求項13または14記載の画像処理方
法。 - 【請求項19】 前記信号選択処理工程において、前記
入力画像の所定のブロックが周辺ブロックに対して状態
遷移が有りと判定された場合は、周辺ブロックの領域属
性を参照して、前記所定ブロック内において線画用と中
間調用の画像信号を切り替えることを特徴とする請求項
4または5に記載の画像処理方法。 - 【請求項20】 前記信号選択処理工程において、前記
入力画像の所定のブロックが周辺ブロックに対して状態
遷移が有りと判定された場合は、当該所定ブロック内の
各画素濃度に応じて、当該所定ブロック内において線画
用と中間調用の画像信号を切り替えることを特徴とする
請求項4または5に記載の画像処理方法。 - 【請求項21】 多階調の入力画像を入力し、その入力
画像の線画領域または中間調領域に応じた画像処理を行
う画像処理装置において、 前記多階調の入力画像を、線画領域または中間調領域に
応じた濃度に変換し、線画領域または中間調領域に適合
した処理を行う濃度変換手段と、 前記多階調の入力画像から複数の特徴量を抽出し、この
複数の特徴量に基づいて線画または中間調の領域を判定
する領域分離処理および前記線画または中間調の領域に
応じた画像信号を選択的に出力するための信号選択処理
を行う画像信号切替手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項22】 前記画像信号切替手段は、前記入力画
像の持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、こ
の特徴量抽出手段により抽出された複数の特徴量により
線画または中間調の領域を判定する領域判定手段と、こ
の領域判定手段の判定結果に基づいて前記線画領域また
は中間調領域に応じた画像信号を取り出すための切替え
処理を行う信号選択処理手段とを有することを特徴とす
る請求項21記載の画像処理装置。 - 【請求項23】 前記画像信号切替手段は、前記入力画
像の持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、こ
の特徴量抽出手段により抽出された複数の特徴量により
線画または中間調の領域を判定する領域判定手段と、こ
の領域判定手段による判定結果に誤りのある場合、その
誤りを周辺の領域属性を参照して訂正する領域訂正手段
と、この領域訂正手段の訂正結果に基づいて前記線画ま
たは中間調の領域に応じた画像信号を取り出すための切
替え処理を行う信号選択処理手段とを有することを特徴
とする請求項21記載の画像処理装置。 - 【請求項24】 前記画像信号切替手段は、前記入力画
像の持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、こ
の特徴量抽出手段により抽出された複数の特徴量により
線画または中間調の領域を判定する領域判定手段と、こ
の領域判定手段の判定結果に基づいて、前記入力画像に
おいて複数画素で構成される所定ブロックが周辺ブロッ
クに対して線画領域から中間調領域へ、またはその逆へ
と状態が遷移しているか否かを検出し、状態遷移が無い
場合は、前記所定ブロック内の全画素に対し、前記領域
判定手段の判定結果に基づいて前記線画用または中間調
用のいずれかの画像信号を取り出し、状態遷移が有る場
合は、前記所定ブロック内において、状態遷移の内容に
応じて前記線画用または中間調用の画像信号を切り替え
て取り出す処理を行う信号選択処理手段とを有すること
を特徴とする請求項21記載の画像処理装置。 - 【請求項25】 前記画像信号切替手段は、前記入力画
像の持つ複数の特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、こ
の特徴量抽出手段により抽出された複数の特徴量により
線画または中間調の領域を判定する領域判定手段と、こ
の領域判定手段による判定結果に誤りのある場合、その
誤りを周辺の領域属性を参照して訂正する領域訂正手段
と、この領域訂正手段の訂正結果に基づいて、前記入力
画像において複数画素で構成される所定ブロックが周辺
ブロックに対して線画領域から中間調領域へ、またはそ
の逆へと状態が遷移しているか否かを検出し、状態遷移
が無い場合は、前記所定ブロック内の全画素に対し、前
記領域訂正手段の訂正結果に基づいて前記線画用または
中間調用のいずれかの画像信号を取り出し、状態遷移が
有る場合は、前記所定ブロック内において、状態遷移の
内容に応じて前記線画用または中間調用の画像信号を切
り替えて取り出す処理を行う信号選択処理手段とを有す
ることを特徴とする請求項21記載の画像処理装置。 - 【請求項26】 前記濃度変換手段は、中間調領域に適
した処理を行う中間調処理手段と、文字や線画に適した
処理を行う線画用2値化処理手段からなることを特徴と
する請求項21に記載の画像処理装置。 - 【請求項27】 前記中間調処理手段は、画像出力装置
の特性に適合させるためにγ補正を行い、このγ補正曲
線において多階調入力画素濃度の黒レベル側および白レ
ベル側にそれぞれ所定濃度分の不感帯を設けたことを特
徴とする請求項26記載の画像処理装置。 - 【請求項28】 前記特徴量抽出手段における特徴量の
抽出は、入力画像を、注目画素を含む所定数の画素で構
成されるブロックに分割して行うことを特徴とする請求
項22,23,24または25記載の画像処理装置。 - 【請求項29】 前記特徴量抽出手段における特徴量の
抽出は、入力画像を、複数の画素で構成されるブロック
に分割して行うことを特徴とする請求項22,23,2
4または25記載の画像処理装置。 - 【請求項30】 前記特徴量抽出手段は、入力画素の階
調数を基にして、しきい値を設定し、このしきい値と、
ブロック内の各画素の濃度とを比較することにより、そ
のブロック内における黒画素数の総数または白画素数の
総数を求める画素数計数手段と、ブロック内の各画素間
の最大濃度差を求める最大濃度差導出手段とを有するこ
とを特徴とする請求項22,23,24または25記載
の画像処理装置。 - 【請求項31】 前記領域判定手段は、領域判定処理を
画素毎に行うことを特徴とする請求項22,23,24
または25記載の画像処理装置。 - 【請求項32】 前記領域判定手段は、領域判定処理を
ブロック毎に行うことを特徴とする請求項22,23,
24または25記載の画像処理装置。 - 【請求項33】 前記領域訂正手段は、領域訂正処理を
画素毎に行うことを特徴とする請求項23または25記
載の画像処理装置。 - 【請求項34】 前記領域訂正手段は、領域訂正処理を
ブロック毎に行うことを特徴とする請求項23または2
5記載の画像処理装置。 - 【請求項35】 前記領域訂正手段は、注目ブロックと
参照ブロックまたは注目画素と参照画素で構成される領
域属性パターンを、領域訂正の指標パターンとして複数
用意しておき、これら指標パターンと実際の領域判定結
果のパターンを比較して、前記注目ブロックまたは注目
画素の領域判定の誤り訂正を行うことを特徴とする請求
項23または25記載の画像処理装置。 - 【請求項36】 前記領域訂正手段は、注目ブロックと
その周辺の参照ブロックまたは注目画素とその周辺の参
照画素における領域属性の出現頻度により、前記注目ブ
ロックまたは注目画素の領域判定の誤り訂正を行うこと
を特徴とする請求項23または25記載の画像処理装
置。 - 【請求項37】 前記領域訂正手段において、前記参照
画素または参照ブロックは現在処理中の画素列またはブ
ロック列の一部とすることを特徴とする請求項33また
は34記載の画像処理装置。 - 【請求項38】 前記領域訂正手段において、前記参照
画素または参照ブロックは現在処理中の画素列またはブ
ロック列と、すでに処理された一列前の画素列またはブ
ロック列の合計2つの画素列またはブロック列の一部と
することを特徴とする請求項33または34記載の画像
処理装置。 - 【請求項39】 前記信号選択処理手段において、前記
入力画像の所定のブロックが周辺ブロックに対して状態
遷移が有りと判定された場合は、周辺ブロックの領域属
性を参照して、前記所定ブロック内において線画用と中
間調用の画像信号を切り替えることを特徴とする請求項
24または25に記載の画像処理装置。 - 【請求項40】 前記信号選択処理手段において、前記
入力画像の所定のブロックが周辺ブロックに対して状態
遷移が有りと判定された場合は、当該所定ブロック内の
各画素濃度に応じて、当該所定ブロック内において線画
用と中間調用の画像信号を切り替えることを特徴とする
請求項24または25に記載の画像処理装置。
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