JP2008072585A - 演算処理用データ供給方法および画像処理装置 - Google Patents

演算処理用データ供給方法および画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理を施す際に中間記憶装置の容量を節約するとともに回路規模の増大を抑制する。
【解決手段】処理前画像データに対して注目画素とその周辺の参照画素を用いて演算処理を行う際に、中間記憶装置として、演算処理に必要なライン数に応じた数のバッファすなわち第1のバッファ150第2のバッファ160を用いる。各バッファは、処理前画像データのラインの大きさより小さくかつ主走査方向において演算処理に必要な大きさ以上の容量を有する。1度の演算処理につき、処理前画像データにおける該当各ラインから1画素ずつ、それぞれが対応するバッファの右端の記憶領域に入力し、各バッファの、注目画素とその参照画素間の位置関係に応じて決められた各位置から画素を読み出して出力する。各ラインにおいて演算処理が行われるたびに、第1のバッファ150と第2のバッファ260に対して右端から左端に1画素分のデータシフトを行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像データを処理する際のデータ供給方法、およびこのデータ供給方法を用いた画像処理技術に関する。
デジタル複写機やプリンタなどにおいて、スキャナなどにより得られた入力画像に対して平滑化、拡大縮小、エッジ強調などの画像処理を施してから出力することが行われている。また、WWW(World Wide Web)上で使われる画像、テレビ、DVD等AV機器で使われる画像にも同様の画像処理を施してから出力することが行われている。従来、これらの画像処理を担う画像処理装置には中間記憶装置として機能するラインメモリを備え、ページメモリに記憶された入力画像をラインごとにラインメモリに一時的に記憶して処理を行う。
このような画像処理装置に備えるラインメモリの数は、画像処理に必要な画素の位置によって異なる。たとえば、入力画像に対して3×3のフィルタ処理を行う場合に、2つ前のラインのデータ(以下単にラインデータという)と、1つ前のラインデータとをそれぞれ記憶する2つのラインメモリが必要であり、画像処理装置は、現在のラインデータと、この2つのラインメモリに記憶されたラインデータを用いてフィルタ処理を実行する。フィルタのサイズが大きいほど、ラインメモリの数が増える。
近年、画質向上のための解像度増加やフィルタサイズの増大が進む一方である。そのため、1つのラインメモリの容量やラインメモリの数の増加も容赦なくされる現状である。
特許文献1には、ラインメモリの容量の増加を抑制することを図る画像処理装置が開示されている。図19(特許文献1における図1)は、その画像処理装置10の構成を示す。画像処理装置10は、ページメモリ12、セグメント読出部14、画像処理ASIC18、ライン復元部20を有する。画像処理ASIC18は、セグメントメモリ22、セグメントメモリ24、画像処理部26から構成される。
セグメント読出部14は、ページメモリ12を複数(図示の例では9個)のブロックに分割してブロック単位にデータの読出をする。具体的には、主走査方向(図中矢印A方向)に読出をし、ブロック内の1ライン(セグメント)分のデータ(セグメントデータ:例えば図中Cの部分)を画像処理ASIC18に出力する。これを当該ブロック内でセグメント単位で副走査方向(図中矢印B方向)において繰り返し、1ブロックの読出しが終了すると次のブロックを読み出すようにする。
画像処理ASIC18における画像処理部26は、セグメント読出部14からのセグメントデータに対して例えば3×3のフィルタ処理をするものであり、セグメント読出部14からのセグメントデータとともに、セグメントメモリ22、セグメントメモリ24に記憶されたセグメントデータも画像処理部26に出力される。
片方、セグメントメモリ22とセグメント24にも、セグメント読出部14から出力されたセグメントデータと、セグメントメモリ22から出力されたセグメントデータがそれぞれ書き込まれる。セグメントメモリ22とセグメントメモリ24はFIF0(First In First OUT)メモリであるため、セグメントメモリ24には2つ前のセグメントデータが、セグメントメモリ22には1つ前のセグメントデータが記憶される。
このように、画像処理部26には、3×3フィルタ処理をする上で必要な副走査方向の画素数すなわち3つのセグメントデータが入力されることになる。それによってフィルタ処理されたセグメントデータは、セグメント読出部14による読出順と同じようにブロック順になっているので、ライン復元部20によりラインデータに復元する必要がある。
また、セグメント読出部14は、画像オーバーラップ読出機能を内蔵しており、フィルタ処理が行われる注目画素の参照すべき周辺画素(以下参照画素という)が隣接するブロックに存在する場合には、この隣接するブロックに存在する画素(オーバーラップ画素)を読み出して画像処理部26に供するようにしている。たとえば、図20の(a)に示すように、ブロック1の右端に注目画素(図中黒丸)があった場合には、それの参照画素(図中点線枠内の白丸)のうちの右側の3つは、隣接するブロック2にある。同様に、図20の(b)に示すように、ブロック2の左端に注目画素があった場合には、それの参照画素のうちの左側の3つは、隣接するブロック1にある。セグメント読出部14は、画像オーバーラップ機能を備えることによって、注目画素と参照画素が異なるブロックにある場合においても参照画素を読み出して画像処理ASIC18に供することができる。図20は、注目画素のブロックと主走査方向に並ぶ別のブロックに参照画素がある場合の例であるが、注目画素のブロックと副走査方向において並ぶ別のブロックに参照画素がある場合にも同じである。
このように、従来の画像処理装置のラインメモリは入力画像の1ライン分のデータを格納する容量が必要とされるのに対して、画像処理装置10におけるセグメントメモリ22とセグメントメモリ24は、1セグメント分のデータを格納できる容量があればよく、ラインメモリの容量を削減することに功を奏することができる。
特開2000−251065号公報
ここで、1ブロックあたりのオーバーラップ画素の数について考える。図21において、点線枠による囲まれた画素が、3×3フィルタ処理の場合に1ブロックのデータを処理するために読出が必要なデータである。図示のように、ブロック2のデータを処理するために、セグメント読出部14は、ブロック2の外縁のすべての画素(図中黒丸)を読み出す必要がある。
図20および図21の例では、参照画素が注目画素と隣接している。フィルタ処理の種類によって、注目画素からn(n:2以上の自然数)画素分離れている参照画素が存在する場合がある。例えば図22に示すように、点線枠により囲まれた画素のうちの右下端の画素が注目画素であり、演算処理に必要なデータは、図中黒丸で示す画素すなわち注目画素と、注目画素と同じラインにあり、主走査方向と逆の方向に注目画素から3画素分離れた位置の画素と、注目画素の前のラインにあり、主走査方向において注目画素と同じ位置の画素と、注目画素の前のラインにあり、主走査方向と逆の方向に注目画素から3画素分離れた位置の画素のデータである。このような演算処理の場合、図23に示すように、ブロック2のデータを処理するために、セグメント読出部14は、ブロック2内の画素のみならず、ブロック2の外の、図中黒丸で示されるすべての画素を読みだす必要があり、その分画像オーバーラップ読出機能を担う部分の回路規模が大きくなる。
また、セグメント読出部14は、オーバーラップ画素を読み出すためにアドレス計算が必要であるため、これも回路規模の増大につながる。
さらに、画像処理装置10は、ブロック単位に処理したデータを出力する前に、それをライン単位に復元する必要がある。画像処理装置10におけるライン復元部20は、これのためであり、これも回路規模の増大を招く要因である。
本発明の1つの態様は演算処理用データ供給方法である。この方法は、複数のラインから構成され、各ラインが所定の大きさの単位データを主走査方向において複数順次配列してなる処理前画像データに対して、注目単位データとその周辺に位置する参照単位データを用いて演算処理を行う際に、演算処理に必要なライン数に応じた個数の中間記憶部を設ける。各中間記憶部は、単位データの大きさに等しい大きさの記憶領域が片端から他端に複数順次配列しており、処理前画像データのラインの大きさより小さくかつ主走査方向において演算処理に必要な大きさ以上の容量を有する。
1度の演算処理につき、処理前画像データにおける該当各ラインから単位データを1つずつ、それぞれが対応する中間記憶部の入力端である片端の記憶領域に入力する入力工程と、各中間記憶部から、注目単位データと該注目単位データの参照単位データ間の位置関係に応じて決められた各位置の記憶領域に記憶された単位データを読み出して演算処理に供する出力工程とを行う。
さらに、 各ラインにおいて演算処理が行われるたびに各中間記憶部に対して片端から他端に1記憶領域分のデータシフトを行う。
本発明の別の態様も演算処理用データ供給方法である。この方法が適用する演算処理は、走査順が注目単位データより前にあり、該注目単位データの周辺に位置する単位データの処理済みデータを参照単位データとして用いるものであり、ここで上記の演算処理用データ供給方法と異なる点についてのみ説明する。この態様において、入力工程は、処理前画像データを記憶する第1のメモリから1つの対象単位データを読み出して所定の中間記憶部の入力端の記憶領域に入力するとともに、処理済みデータを記憶する第2のメモリから、演算処理に必要な単位データが存在するラインのうちの、対象単位データが位置するライン以外のラインの処理済みデータを1つずつ読み出して、それぞれが対応する、所定の中間記憶部以外の中間記憶部の入力端の記憶領域に入力する工程である。また、演算処理が終わるたびに該演算の結果となる処理済みデータを、中間記憶部のデータシフトがなされた後に所定の中間記憶部における入力端の記憶領域と隣接する記憶領域に入力する工程をさらに行う。
なお、上記方法を装置、システム、プログラムに置き換えたもの、および上記方法を画像処理装置に適用して得たものも、本発明の態様としては有効である。
本発明にかかる技術によれば、入力画像に対して画像処理を施す際に中間記憶装置の容量を節約するとともに回路規模の増大を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置100の構成を示す。処理前の画像データ(図中画像データS0)をページ毎に記憶するメモリ110と、メモリ110に記憶された処理前画像データS0に対して後述する演算処理を施す演算処理チップ130と、演算処理のためにメモリ110からデータを読み出して演算処理チップ130に入力する入力部120と、演算処理チップ130により得られた処理済画像データS1を記憶するメモリ190を有する。
演算処理チップ130は、入力部120により入力された画像データを一時的に記憶する一時記憶部140と、演算処理を実行する処理実行部180と、処理実行部180のために一時記憶部140からデータを読み出して処理実行部180に出力する出力部170を備える。一時記憶部140は、第1のバッファ150と第2のバッファ160から構成される。第1のバッファ150と第2のバッファ160は、中間記憶装置として機能する。
ここでまず処理実行部180により行われる演算処理について説明する。画像処理装置100は、画像フォーマット規格の一つであるPNG(Portable Network Graphics)圧縮を行う際に圧縮効率を高めるためのフィルタ処理をするものであり、このフィルタ処理は、図2に示すように4つの画素を用いる。
図2において、1マスが1画素を示す。注目画素が画素4であり、フィルタ処理には、画素4と、主走査方向と逆の方向に画素4から3画素分離れた画素3と、副走査方向において画素3の1つ上の画素1と、副走査方向において画素4の1つ上の画素2とを用いる。ここで、画素の画素値をpとすると、処理実行部180により行われる演算処理が下記の式(1)、式(2)、式(3)により表される。
Figure 2008072585
Figure 2008072585
Figure 2008072585
すなわち、本実施の形態において、処理実行部180は、フィルタ処理を行う際に、注目画素と、主走査方向と逆の方向に注目画素から3画素分離れた画素と副走査方向においてこの画素の1つ上の画素と、副走査方向において注目画素の1つ上の画素が必要である。
図3は、一時記憶部140の構成を示す。本実施の形態の画像処理装置100において、一時記憶部140には、1度の演算処理に必要な画素が存在するラインの数(ここでは2つ)のバッファすなわち第1のバッファ150と第2のバッファ160とが設けられている。入力部120は、メモリ110に記憶された処理前画像データS0の2つの隣接するラインから1画素ずつ読み出して、一時記憶部140の2つのバッファにそれぞれ入力する。
図3の例では、この1画素ずつのデータがバッファの右から入力され、まず、バッファの右端の領域に格納される。演算処理が行われるたびに、バッファに記憶中のデータがシフト方向に(図示の例では左に向かう方向)1画素分シフトされる。その結果、演算処理が行われるたびに左端の領域に格納されたデータが破棄される。このように、1度の演算処理につきバッファの片端から1画素が入力され、演算処理が行われるたびにバッファ中のデータが他端に向かってシフトされる。以下説明上の便宜のため、データが入力される片端をバッファの右端とし、シフト方向を左方向とする。
各バッファは、処理前画像データS0のラインの大きさより小さく、かつ主走査方向において演算処理に必要な大きさ以上の容量を有する。主走査方向において演算処理に必要な大きさは、1度の演算処理に必要な画素のうちの、同じラインにおいて最も離れた2つの画素間の距離に2画素分を加算した大きさであるため、本実施の形態においては、5画素となる。バッファの容量をラインの大きさより小さくできれば、演算処理のための中間記憶装置の容量の節約を果たすことができるが、本実施の形態において、バッファの容量を最大限に節約する視点から、第1のバッファ150と第2のバッファ160のそれぞれの容量を、必要最小限の5画素分としている。
ここで図4、図5を参照してバッファにデータが入力される態様、出力部170がバッファに格納されたデータを処理実行部180に出力する態様、バッファ内のデータについて説明する。
図4は、メモリ110に記憶されたデータであり、図中太線枠で囲まれたB行とC行は、処理対象の画素があるラインを示す。
図5のステップ1が示すように、入力部120は、まず、B行とC行の主走査方向における最も先頭の画素B1、C1をそれぞれメモリ110から読み出して第1のバッファ150と第2のバッファ160の右端の領域に格納する。以下の説明および図示において、バッファの1マスを1画素を格納する領域とし、右端から左端の順にそれぞれのマスに1〜5の番号を付与する。
出力部170は、第1のバッファ150と第2のバッファ160に格納されたデータのうち、演算処理に必要な画素を格納した位置からデータを読み出して処理実行部180に供する。本実施の形態において、第2のバッファ160の右端(1マス目)のデータが注目画素のデータであり、出力部170は、この画素のデータと、第2のバッファの左端(5マス目)のデータと、第1のバッファ150の左端および右端のデータを読み出すように動作する。図5のステップ1に示すバッファ内のデータの格納態様の場合、この4つのデータはp(1)=0、p(2)=B1、p(3)=0、p(4)=C1として出力部170により読み出されて処理実行部180に供される。
図5における太線枠は、出力部170がデータを読み出す位置を示す。
2つのバッファからデータが読み出され、処理実行部180による演算処理が行われる。それに伴って、2つのバッファは、左方向に1画素分シフトされる。そして、次の演算処理のために、各バッファの右端にそれぞれ新たな1画素が入力される。これをステップ2に示す。
ステップ2に示すように、バッファのシフトと新たな1画素の入力によって、第1のバッファ150の2マス目と1マス目にはそれぞれB1とB2のデータ、第2のバッファ160の2マス目と1マス目にはそれぞれC1とC2のデータが格納される。
そして、出力部170は、ステップ2の状態の2つのバッファから演算処理に必要なデータを図中太線枠が示す位置から読み出して処理実行部180に供する。この場合、演算処理に必要な4つのデータはp(1)=0、p(2)=B2、p(3)=0、p(4)=C2である。
その後、2つのバッファは、左方向に1画素分シフトされ、次の演算処理のためにそれぞれの右端に新たな1画素が入力される。
このように、各バッファに対して1画素ずつの入力、演算処理のための読出しに伴うデータのシフト、1画素ずつの入力、・・・が繰り返され、4回目の演算処理の後、B1とC1のデータがそれぞれのバッファの左端すなわち5マス目に格納される。これをステップ3に示す。
この状態において、出力部170は、演算処理に必要なデータを図中太線枠が示す位置から読み出して処理実行部180に供する。この場合、4つのデータはp(1)=B1、p(2)=B5、p(3)=C1、p(4)=C5である。
その後、2つのバッファは、左方向に1画素分シフトされ、それぞれの右端に新たな1画素が入力される。これをステップ6に示す。
ステップ6に示すように、バッファのシフトによって、不要になったB1とC1のデータが破棄される。新たな注目画素C6に対して、参照画素B2とC3のデータが第1のバッファ150と第2のバッファ160の5マス目に格納され、参照画素B6のデータが第1のバッファ150の1マス目にそれぞれ入力される。
出力部170は、演算処理に必要データ(p(1)=B2、p(2)=B6、p(3)=C2、p(4)=C6)を読み出して処理実行部180に供し、バッファのシフトとバッファに1画素の入力がなされる。
このような画素の入力、演算処理のためのデータの読出し、バッファのシフトが、ラインの終わりまで繰り返される。そしてバッファがクリアされ、次の処理対象のライン(C行とD行)に対する処理に移る。
図6は、図1に示す画像処理装置100における処理のフローチャートを示す。メモリ110に記憶された処理前画像データS0のサイズをM×N(M:1ラインの画素数、N:ライン総数)とする。
画像処理装置100は、メモリ110に記憶された画像データに対して演算処理をするために、まず、入力部120により、1行目と2行目の主走査方向における1画素目のデータを読み出して第1のバッファ150と第2のバッファ160に入力する(S100、S110、S120)。この2つの画素のデータは2つのバッファの1マス目にそれぞれ格納される。出力部170は、第1のバッファ150と第2のバッファ160の1マス目と5マス目のデータ(計4つ)を読み出して処理実行部180に出力する(S130)。それに伴い、2つのバッファはそれぞれ1マス左にシフトされる(S140)。ステップS120でバッファに入力したデータがその行すなわちラインの最後の画素ではない場合(S150:No)、1行目と2行目の主走査方向における次の画素がバッファに入力され(S160:S120)、バッファからデータの読出し、読出し後のバッファのシフトが行われる(S130、S140)。一方、ステップS150において、ステップS120でバッファに入力したデータがその行の最後の画素である場合には(S150:Yes)、2つのバッファがクリアされ、次の行の処理に備える(S170)。ステップS110からステップS170までの処理が、すべての行に対して行われる(S180:No、S190、S110〜)。
なお、処理実行部180は、出力部170から4つ毎に出力されてきたデータを用いて前記式(1)〜(3)に示す演算処理を行って順次メモリ190に出力する。
このように、本実施の形態の画像処理装置100には、1度の演算処理に必要な画素が存在するライン数の個数のバッファを設け、各バッファは、主走査方向において一度の演算処理に必要最小限の5画素分の容量を有する。そして、メモリ110から該当する2つのラインの画素を1画素ずつバッファの右端に入力し、演算処理のたびにバッファに格納されたデータのうちの、演算処理に必要なデータを格納した位置からデータが読み出される。それにともなってバッファが左にシフトされ、左端のデータが破棄される。すなわち、本実施の形態の画像処理装置100において、2つのバッファには1度の演算処理に必要なデータを格納させ、メモリから画素を逐次読み出してバッファに入力し、演算処理のためにバッファからデータが読み出されればバッファを左にシフトしながらバッファに新たなデータを入力する。このようなデータの入力と読出し、バッファのシフトが繰り返される。こうすることによって、一時記憶部140における各バッファは1ライン分のデータを格納するほどの容量を有する必要がなく、1ラインのデータ数が増えても中間記憶装置として機能するバッファの容量を削減できる。
また、1度の演算処理に必要なデータがバッファに同時に格納されるので、特許文献1のようにオーバーラップ画素の対処のために別途回路を設ける必要がない。そのため、中間記憶装置の容量を削減しつつ回路規模を抑制できる。さらに、前述したように、注目画素を処理する際に参照すべき画素のうち、注目画素からn(n:2以上の自然数)画素分離れている画素がある場合において、特許文献1による技術では、画像オーバーラップ読出機能を担う部分の回路規模が大きくなる問題がある。それに対して画像処理装置100では、オーバーラップ画素の問題が無いため、注目画素と離れた参照画素がある場合においても確実に回路規模の増大を抑制することができる。
また、本実施の形態の画像処理装置100は、処理前画像データS0におけるデータの並び順に演算処理を順次行うので、処理済み画像データに対してライン復元する必要が無い。これも回路規模の増大を抑制することに功を奏している。
画像処理装置100は、例として演算処理の際に用いられる参照画素が、主走査方向に沿って注目画素より前に位置する画素であるが、本発明は、参照画素が、主走査方向において注目画素より後に位置する場合や、参照画素が主走査方向において注目画素の前後両方に存在する場合にも適用することができる。図7は、参照画素が注目画素の前後両方に存在する場合のバッファの構造、バッファへのデータの入力態様、およびバッファからデータを出力する態様を示す。説明上の便宜のため、1つのバッファについてのみ説明する。
この場合においても、バッファの容量を、ラインの大きさより小さく、主走査方向において演算処理に必要な大きさ以上とすることができる。バッファの容量を最大限に節約するために、必要最小限の容量すなわち、1度の演算処理に必要な画素のうちの、同じラインにおいて最も離れた2つの画素間の距離に2画素分を加算した大きさとする。図7に示す例では、注目画素に対して3画素前と2画素後にそれぞれ参照画素があり、「最も離れた2つの画素」はこの2つの参照画素となる。そのため、バッファの容量は、2つの参照画素間の距離6画素に2画素を加算して得た8画素分である。
バッファの右端に1画素ずつデータを入力する。バッファから演算処理用のデータを取得する際に、右端から8マス目、4マス目、1マス目からデータを読み出せばよい。そして、演算処理のたびにバッファを左に1画素シフトする。こうすることによって、参照画素が注目画素の前後両方に存在するような演算処理を行う装置においても画像処理装置100と同様な効果を得ることができる。
また、画像処理装置の処理対象となる画像によって、参照画素と注目画素間の距離が可変である場合がある。この場合、特許文献1に記載の技術で演算処理を行おうとすると、その距離に応じてブロックの分割の方法やオーバーラップ画素を読み出すためのアドレス計算やライン復元処理などのために回路は大変複雑にならざるを得ない。それに対して本発明をこの場合にも適用し、シンプルな構成で対応することができる。
図8は、この場合のバッファの構造、バッファへのデータの入力態様、およびバッファからデータを出力する態様を示す。ここでも説明上の便宜のため、1つのバッファについてのみ説明する。
この場合においても、上記同様に、バッファの容量を、ラインの大きさより小さくかつ主走査方向において演算処理に必要な大きさ以上とすることができる。必要最小限の容量は、参照画素と注目画素間の主走査方向においてとり得る距離の最大値を基準に応じて決める。たとえば、参照画素と注目画素間の距離が画像によって2画素と6画素で可変である場合、バッファの必要最小限の容量が、(最大の距離+2)画素分であるため、距離の最大値の6画素を基準とするとバッファの容量が8画素となる。この場合においても、バッファの右端に1画素ずつデータを入力する。バッファから演算処理用のデータを取得する際に、その回の演算処理に用いられる参照画素と注目画素間の距離に応じて決められた位置からデータを取得すればよい。たとえば、参照画素と注目画素間の距離が6画素である場合には図8に示すように、バッファの左端および右端からデータを取得する。一方、参照画素と注目画素間の距離が2画素である場合には、バッファの右端、および右端から4番目のマスからデータを取得して演算処理に供すればよい。そして、演算処理のたびにバッファを左にシフトする。こうすることによって、参照画素と注目画素間の距離が可変である演算処理を行う装置においても画像処理装置100と同様な効果を得ることができる。
演算処理の種類によって、注目画素および参照画素が異なるメモリから取得する場合がある。ここで、演算処理には、処理前画像データに含まれる注目画素のデータと、走査順が注目画素の前にある参照画素の処理済みデータが用いられる場合にかかる本発明の第2の実施の形態を説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態である画像処理装置200の構成を示す。画像処理装置200は、処理前の画像データ(図中処理前画像データS0)をページ毎に記憶するメモリ210と、メモリ210に記憶された処理前画像データS0に対して後述する演算処理を施す演算処理チップ230と、演算処理のためにメモリ210からデータw0を読み出して演算処理チップ230に入力する第1の入力部222と、演算処理のために後述するメモリ290からデータw1を読み出して演算処理チップ230に入力する第2の入力部224と、演算処理チップ230の演算結果を処理済画像データS1として記憶するメモリ290とを有する。
演算処理チップ230は、第1の入力部222および第2の入力部224により入力されたデータw0およびデータw1を記憶する一時記憶部240と、演算処理を実行する処理実行部280と、処理実行部280のために一時記憶部240からデータを読み出して処理実行部280に出力する出力部270を備える。また、処理実行部280は、演算処理のたびに演算結果をメモリ290に出力するとともに一時記憶部240にも出力する。一時記憶部240は、第1のバッファ250と第2のバッファ260から構成される。
本実施の形態では、処理実行部280により行われる演算処理は、PNG復号時のフィルタ処理であり、画像処理装置100において行われた演算処理の逆の処理である。図10は、処理実行部280の処理に用いられるデータの態様を示す。
図10において、画素4は注目画素である。この場合の演算処理は、画素4と、主走査方向の位置が画素4と同じであり、副走査方向において画素4の前のラインにある画素(図中画素2)と、画素4と同じラインにあり、主走査方向において画素4の3つ前の画素(図中画素3)と、主走査方向の位置が画素3と同じであり、副走査方向において画素3の前のラインにある画素(図中画素1)のデータを用いる。但し、注目画素の画素4を除き、画素1、画素2、画素3のデータは、処理済の画素のデータであり、メモリ290から取得する。
ここで一時記憶部240の構成とともに、第1の入力部222、第2の入力部224、出力部270、処理実行部280の動作について説明する。
図11は、一時記憶部240の構成を示す。一時記憶部240には、一度の演算処理に必要な画素が存在するラインの数(ここでは2つ)のバッファすなわち第1のバッファ250と第2のバッファ260とが設けられている。2つのバッファの容量および容量の決め方は、画像処理装置100における2つのバッファと同じであり、ここで詳細な説明を省略する。図中点線枠により囲まれた領域には、処理済の画像データが格納され、点線枠外の領域すなわち第2のバッファ260の右端の領域は注目画素の処理前のデータが格納される。なお、図中1マスは1画素を記憶する領域を示す。
第1の入力部222は、1度の演算処理につきメモリ210から1画素をデータw0として読み出して第2のバッファ260に入力する。このデータw0は、第2のバッファ260の右端のマスに格納される。また、演算処理が行われるたびに、第2のバッファ260は左方向に1画素分シフトされる。
第2の入力部224は、1度の演算処理につきメモリ290から1画素をデータw1として読み出して第1のバッファ250に入力する。このデータw1は、副走査方向においてデータw0の前のラインにあり、主走査方向の位置がデータw0と同じである画素の処理済み画像データである。このデータw1は、第1のバッファ250の右端のマスに格納される。また、演算処理が行われるたびに、第1のバッファ250も左方向に1画素分シフトされる。
第1の入力部222と第2の入力部224以外に、処理実行部280も一時記憶部240にデータを入力する。処理実行部280は、各回の演算処理が終わるたびに、演算結果すなわち処理済みデータをデータw2としての第2のバッファ260の右端から2つ目のマスに入力する。
以下図12、図13、図14を参照して、第1の入力部222、第2の入力部224、一時記憶部240、出力部270、処理実行部280の動作を具体的に説明する。
図12は、メモリ210に記憶された処理前画像データS0を示す。処理前画像データS0の大きさを、M×N(M,N:2以上の自然数)とする。
図13は、処理前画像データS0の最も上のライン(A行)が処理される際に、一時記憶部240に記憶されたデータの態様およびメモリ290に記憶された処理済画像データS1を示す。
図13のステップ1に示すように、まず、第1の入力部222は、メモリ210から、処理前画像データS0のA行の最も先頭の画素A1を読み出して第2のバッファ260の右端すなわち1番目のマスに入力する。この際、同じページに対して、メモリ290には、まだ処理済みのデータが無い。
出力部270は、演算処理用のデータとして、第1のバッファ250と第2のバッファ260の左端および右端すなわち5番目と1番目のマスのデータを読み出して処理実行部280に供する。データが入力されていないマス(5番目のマス)については0を出力する。これに伴い、第1のバッファ250と第2のバッファ260は左方向へ1画素分シフトされる。また、処理実行部280は、出力部270から供されるデータを用いて演算処理をし、その演算結果を処理済みのデータA01としてメモリ290に出力するとともに、データw2として第2のバッファ260の2番目のマスに入力する。そして、次の演算処理のために、第1の入力部222は、メモリ210から次の注目画素A2を第2のバッファ260の1番目のマスに入力する。このときの状態は、図13のステップ2に示す。
このような処理がメモリ210に記憶されたA行の各画素に対して走査順に繰り返される。ステップ3では、注目画素A5が第2のバッファ260の1番目のマスに入力されており、第2のバッファ260の5番目〜2番目のマスには、A1〜A4の画素の処理済みデータA01〜A04が格納されている。A5を注目画素とした処理の結果、ステップ4に示すように、第2のバッファ260の5番目〜2番目のマスには、A2〜A5の画素の処理済みデータA02〜A05が格納され、1番目のマスには次の注目画素A6のデータが入力される。また、このとき、処理済画像データS1として、メモリ290にはA01〜A05が格納されている。
A行に対する演算処理が進み、A行の最後の画素AMに対する演算処理が終了した際に、2つのバッファがクリアされる。なお、図14のステップ1に示すように、このとき、処理済画像データS1としてメモリ290には、A行の処理済みデータA01〜A0Mが格納されている。
図14は、続いて、処理前画像データS0の2ライン目すなわちB行が処理される際に、一時記憶部240に記憶されたデータの態様およびメモリ290に記憶された処理済画像データS1を示す。
まず、ステップ1に示すように、2つのバッファの1番目のマスにデータが入力される。第2のバッファ260には、第1の入力部222により処理前画像データS0のB行の最も先頭の画素(画素B1)が入力される。同時に、第1のバッファ250には、第2の入力部224によりメモリ290から、B行の前の行(A行)の最も先頭の画素(A1)の処理済みデータとして、A行の最も先頭の画素A01が入力される。
出力部270は、演算処理用のデータとして、第1のバッファ250と第2のバッファ260の左端および右端のマスのデータを読み出して処理実行部280に供する。データが入力されていない5番目のマスについては0を出力する。これに伴い、第1のバッファ250と第2のバッファ260は左方向へ1画素分シフトされる。また、処理実行部280は、出力部270から供されるデータを用いて演算処理をし、その演算結果を処理済みのデータB01としてメモリ290に出力するとともに、第2のバッファ260の2番目のマスに入力する。そして、次の演算処理のために、第1の入力部222は、メモリ210から次の注目画素B2を第2のバッファ260の1番目のマスに入力し、第2の入力部224はメモリ290から、画素A2の処理済みデータとして、画素A02を第1のバッファ250の1番目のマスに入力する。このときの状態は、図14のステップ2に示す。
このように、第2のバッファ260の1番目のマスにメモリ210から読み出された注目画素の入力と、第1のバッファ250の1番目のマスにメモリ290から読み出された、注目画素の前のラインにおける同じ主走査方向位置にある画素の処理済みデータの入力と、2つのバッファの1番目と5番目のデータを用いた演算処理と、2つのバッファの左方向へのシフトと、第2のバッファ260の2番目のマスおよびメモリ290への演算結果の入力が繰り返される。ステップ3では、注目画素B5が第2のバッファ260の1番目のマスに入力されており、第2のバッファ260の5番目〜2番目のマスには、B1〜B4の画素の処理済みデータB01〜B04が格納されている。また、第1のバッファ250の5番目〜1番目のマスには、A1〜A5の処理済みデータA01〜A05が格納されている。
B5を注目画素とした処理の結果、ステップ4に示すように、第2のバッファ260の5番目〜2番目のマスには、B2〜B5の画素の処理済みデータB02〜B05が格納され、1番目のマスには次の注目画素B6のデータが入力される。また、このとき、メモリ290にはA01〜A0MおよびB01〜B05が格納されている。
B行に対する演算処理が進み、B行の最後の画素BMに対する演算処理が終了した際に、2つのバッファがクリアされる。
副走査順に各行に対してこのような処理が繰り返され、処理前画像データS0の全てのデータが演算処理される。
図15は、画像処理装置200における処理のフローチャートである。画像処理装置200は、メモリ210に記憶された画像データに対して演算処理をするのにあたり、まず、第1の入力部222と第2の入力部224により、第1のバッファ250と第2のバッファ260の1番目のマスにそれぞれ1画素の入力がなされる(S200、S210、S220)。ここで、第1の入力部222はメモリ210から注目画素のデータ(処理前データ)w0を読み出して入力し、第2の入力部224メモリ290から、注目画素の前のラインにおける同じ主走査方向位置にある画素の処理済みデータw1を読み出して入力する。なお、注目画素が処理前画像データS0のもっとも上のライン(Aライン)にある場合には、第2の入力部224は、入力をしないか、データw1として「0」を第1のバッファ250に入力する。
出力部270は、演算処理に用いるデータを取得する位置ここでは第1のバッファ250と第2のバッファ260の1番目と5番目のマスから計4つのデータを読み出して処理実行部280に出力する(S230)。それに伴い、2つのバッファはそれぞれ1マス左にシフトされる(S240)。処理実行部280は、演算処理を行い、その結果(注目画素の処理済みデータ)をデータw2として第2のバッファ260の2番目のマスに入力する(S244)。なお、処理実行部280は、演算処理の結果をメモリ290にも出力する。ステップS220で第1の入力部222により第2のバッファ260に入力したデータがそのラインの最後の画素ではない場合(S250:No)には、この画素と同じラインにおける次の画素を注目画素として(S260)、ステップS220〜ステップS244の処理が繰り返される。一方、ステップS220で第1の入力部222により第2のバッファ260に入力したデータがそのラインの最後の画素である場合(S250:Yes)には、2つのバッファがクリアされ、次のラインの各画素に対してステップS210〜ステップS260の処理が順次なされる(S280:No、S290、S210〜S260)。そして、最後のラインの末尾の画素を注目画素とする演算処理の終了(S280:Yes)をもって、処理前画像データS0に対する処理が終了する。
このように、画像処理装置200は、演算処理の際に用いられるデータが処理前の画像データと処理済の画像データが混在する場合において、画像処理装置100と同じように中間記憶装置として機能するバッファの容量を抑制しつつ回路規模の増大を抑制することができる。ここでさらに、画像処理装置200において演算処理を行う際のメモリアクセスについて考える。
図16は、画像処理装置200において、一度の演算処理におけるメモリアクセスおよびその回数を示す。図中丸はメモリアクセスを示し、同時に行うことができるメモリアクセスについては同じ回にカウントしている。
図16に示すように、画像処理装置200では、一度の演算処理につき、処理前データを記憶するメモリ210から1画素をデータw0として読み出すためのアクセスと、処理済みデータを記憶するメモリ290から1画素をデータw1として読み出すためのアクセスと、演算処理の結果すなわち処理済みのデータw2をメモリ290に書き込むためのアクセスが必要である。メモリ210からデータw0を読み出すためのアクセスと、メモリ290からデータw1を読み出すためのアクセスが同時に行うことができるので、同じ回(1回)にカウントされている。すなわち、画像処理装置200において、一度の演算処理につき2回のメモリアクセスがなされている。
ここで、特許文献1に記載の技術を用いて画像処理装置200による演算処理を行う場合について考える。この場合の装置を画像処理装置10aとして図17に示す構成が考えられる。図17において、図19に示す画像処理装置10において同じ機能を担うブロックについては図19と同じ符号を付与する。また、ライン復元部20によりライン復元された処理済みのデータは、メモリ13に格納されるとする。
前述した通りこの演算処理に必要なデータは、処理前のデータ(注目画素のデータ)が1つ、処理済みのデータが3つを用いる。そのため、図18に示すように、画像処理装置10aでは、1度の演算処理のために、処理前データを記憶するページメモリ12から1画素を読み出すための1回のアクセスと、処理済みデータを記憶するメモリ13から3つの画素をそれぞれ読み出すための3回のアクセスと、演算処理の結果をメモリ13に書き込むための1回のアクセスが必要である。ここで、メモリ12から読出しを行うためのアクセスと、メモリ13から読出しを行うための3回のアクセスのうちの最初回が同時に行うことができるとし、同じ回(1回)にカウントされるとしても、画像処理装置10aにおいて、一度の演算処理につき4回のメモリアクセスがなされている。演算処理用のデータを取得するためのメモリアクセスの回数が多いほど1度の演算処理に費やす時間が長くなるため、図17に示すような構成では高速性に欠けるという問題がある。
それに対して、本発明の第2の実施の形態となる画像処理装置200は、1度の演算処理にデータを取得するためのメモリアクセスが2回しかないので、高速な処理ができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、さまざまな変更、増減を加えてもよい。これらの変更、増減が加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述した実施の形態において、処理実行部の処理単位に応じてバッファの構成単位(マス)を1画素としているが、画像処理の処理単位が1画素ではない場合には、その処理単位に応じた構成単位を用いればよい。たとえば、1Byteのデータを4つを用いる画像処理の場合において1マスを1Byteにし、シフトする際には1Byte分シフトすればよい。
また、上述した実施の形態において、一時記憶部として、バッファの代わりにシフトレジスタを用いてもよい。
また、本発明の実施の形態となる画像処理装置100および画像処理装置200において、様々な処理を行う機能ブロックとして記載された各要素は、ハードウェア的には、プロセッサ、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
たとえば、ハードディスク装置などの記憶媒体にオペレーティングシステムと共同してCPUに命令を与えるシステムにおいて、画像処理装置100および画像処理装置200の各部の機能を実施するためのコンピュータ・プログラムをこのハードディスク装置上に展開され、CPUが当該プログラムにしたがって処理を行い、他のハードウェア構成と協働することによって、各機能ブロックが構成されてもよい。
また、図6および図9のフローチャートに示される処理手順は、CPUにおいて所定のプログラムが実行されることで実現されている。なお、これらのシステムは、単一のコンピュータでなくとも、複数のコンピュータによって構成することも可能である。
また、中間記憶装置としてのバッファやシフトレジスタなどは、ソフトウェアたとえばライブラリとして構成してもよい。
本発明にかかる第1の実施の形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す画像処理装置における処理実行部が用いる注目画素と参照画素の関係を示す図である。 図1に示す画像処理装置における一時記憶部の構成を示す図である。 図1に示す画像処理装置に用いられる処理前画像データを示す図である。 図1に示す画像処理装置における入力部と出力部の動作を説明するための図である。 図1に示す画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す画像処理装置の他の態様を説明するための図である(その1)。 図1に示す画像処理装置の他の態様を説明するための図である(その2)。 本発明の第2の実施の形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図9に示す画像処理装置における処理実行部が用いる注目画素と参照画素の関係を示す図である。 図9に示す画像処理装置における一時記憶部の構成を示す図である。 図9に示す画像処理装置に用いられる処理前画像データを示す図である。 図9に示す画像処理装置における第1の入力部と第2の入力部および出力部の動作を説明するための図である(その1) 図9に示す画像処理装置における第1の入力部と第2の入力部および出力部の動作を説明するための図である(その1) 図9に示す画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図9に示す画像処理装置のメモリアクセスを説明するための図である。 従来技術の画像処理装置がとり得る構成を示すブロック図である。 図17に示す構成の画像処理装置のメモリアクセスを説明するための図である。 従来の画像処理装置の構成を示す図である。 図19に示す画像処理装置の画像オーバーラップ読出機能を説明するための図である。 図19に示す画像処理装置において読み出す必要のあるオーバーラップ画素の数の例を示す。 演算処理の例を説明するための図である。 図22に示す演算処理を図19に示す画像処理装置で行う際に読み出す必要のあるオーバーラップ画素の数を説明するための図である。
符号の説明
10 画像処理装置、 12 ページメモリ、 13 メモリ、 14 セグメント読出部、 18 画像処理ASIC、 20 ライン復元部、 22 セグメントメモリ、 24 セグメントメモリ、 26 画像処理部、 100 画像処理装置、 110 メモリ、 120 入力部、 130 演算処理チップ、 140 一時記憶部、 150 第1のバッファ、 160 第2のバッファ、 170 出力部、 180 処理実行部、 190 メモリ、 200 画像処理装置、 210 メモリ、 222 第1の入力部、 224 第2の入力部、 230 演算処理チップ、 240 一時記憶部、 250 第1のバッファ、 260 第2のバッファ、 270 出力部、 280 処理実行部、 290 メモリ、 300 画像処理装置。

Claims (12)

  1. 複数のラインから構成された処理前画像データであって、各ラインが所定の大きさの単位データを主走査方向において複数順次配列してなる前記処理前画像データに対して、注目単位データとその周辺に位置する参照単位データを用いて演算処理を行う際の演算処理用データ供給方法において、
    前記所定の大きさの記憶領域が片端から他端に複数順次配列しており、前記ラインの大きさより小さくかつ主走査方向において演算処理に必要な大きさ以上の容量を有する中間記憶部を、演算処理に必要なライン数に応じた個数を設け、
    1度の演算処理につき、前記処理前画像データにおける該当各ラインから単位データを1つずつ、それぞれが対応する前記中間記憶部の入力端である前記片端の記憶領域に入力する入力工程と、各前記中間記憶部から、注目単位データと該注目単位データの参照単位データ間の位置関係に応じて決められた各位置の記憶領域に記憶された単位データを読み出して前記演算処理に供する出力工程とを行い、
    各ラインにおいて演算処理が行われるたびに、各前記中間記憶部に対して前記片端から他端に1記憶領域分のデータシフトを行うことを特徴とする演算処理用データ供給方法。
  2. 前記演算処理は、走査順が注目単位データより前にあり、該注目単位データの周辺に位置する単位データの処理済みデータを参照単位データとして用いるものであり、
    前記入力工程は、前記処理前画像データを記憶する第1のメモリから1つの対象単位データを読み出して所定の前記中間記憶部の入力端の記憶領域に入力するとともに、前記処理済みデータを記憶する第2のメモリから、前記演算処理に必要な単位データが存在するラインのうちの、前記対象単位データが位置するライン以外のラインの処理済みデータを1つずつ読み出して、それぞれが対応する、前記所定の中間記憶部以外の中間記憶部の入力端の記憶領域に入力する工程であり、
    演算処理が終わるたびに該演算の結果となる処理済みデータを、前記中間記憶部のデータシフトがなされた後に前記所定の中間記憶部における入力端の記憶領域と隣接する記憶領域に入力する工程をさらに行うことを特徴とする請求項1に記載の演算処理用データ供給方法。
  3. 前記中間記憶部をバッファとして構成することを特徴とする請求項1または2に記載の演算処理用データ供給方法。
  4. 前記中間記憶部をシフトレジスタとして構成することを特徴とする請求項1または2に記載の演算処理用データ供給方法。
  5. 前記単位データは、1画素のデータであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の演算処理用データ供給方法。
  6. 前記中間記憶部の容量は、1度の演算処理に必要な単位データのうちの、同じラインにおいて最も離れた2つの単位データ間の距離と、単位データの前記所定の大きさの2倍との和であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の演算処理用データ供給方法。
  7. 複数のラインから構成された処理前画像データであって、各ラインが所定の大きさの単位データを主走査方向において複数順次配列してなる前記処理前画像データに対して、注目単位データとその周辺に位置する参照単位データを用いて演算処理を行う画像処理装置であって、
    演算処理に必要なライン数に応じた個数の中間記憶部であって、それぞれは、前記所定の大きさの記憶領域が片端から他端に複数順次配列しており、前記ラインの大きさより小さくかつ主走査方向において演算処理に必要な大きさ以上の容量を有し、各ラインにおいて演算処理が行われるたびに、前記片端から他端に1記憶領域分のデータシフトを行う前記中間記憶部と、
    1度の演算処理につき、前記処理前画像データにおける該当各ラインから単位データを1つずつ、それぞれが対応する前記中間記憶部の入力端である前記片端の記憶領域に入力する第1の入力部と、
    各前記中間記憶部から、注目単位データと該注目単位データの参照単位データ間の位置関係に応じて決められた各位置の記憶領域に記憶された単位データを読み出して出力する出力部と、
    該出力部により出力された単位データを用いて演算処理を実行する処理実行部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記処理前画像データを記憶する第1のメモリと、
    前記処理実行部の演算結果を処理済みデータとして記憶する第2のメモリと、
    第2の入力部とをさらに備え、
    前記処理実行部は、走査順が注目単位データより前にあり、該注目単位データの周辺に位置する単位データの処理済みデータを参照単位データとして用いるものであり、
    前記第1の入力部は、1度の演算処理につき、前記第1のメモリから1つの対象単位データを読み出して所定の前記中間記憶部の入力端の記憶領域に入力し、
    前記第2の入力部は、前記所定の中間記憶部以外の中間記憶部の入力端の記憶領域に入力するものであって、1度の演算処理につき、前記第2のメモリから、前記演算処理に必要な単位データが存在するラインのうちの、前記対象単位データが存在するライン以外のラインの処理済みデータを1つずつ読み出して、それぞれが対応する中間記憶部に入力し、
    前記処理実行部は、演算処理が終わるたびに演算結果を前記第2のメモリに出力するとともに、前記中間記憶部のデータシフトがなされた後に前記所定の中間記憶部における入力端の記憶領域と隣接する記憶領域に該演算結果を入力することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記中間記憶部は、バッファであることを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  10. 前記中間記憶部は、シフトレジスタであることを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  11. 前記単位データは、1画素のデータであることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記中間記憶部の容量は、1度の演算処理に必要な単位データのうちの、同じラインにおいて最も離れた2つの単位データ間の距離と、単位データの前記所定の大きさの2倍との和であることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項記載の画像処理装置。
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