JPH11164145A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11164145A
JPH11164145A JP9340671A JP34067197A JPH11164145A JP H11164145 A JPH11164145 A JP H11164145A JP 9340671 A JP9340671 A JP 9340671A JP 34067197 A JP34067197 A JP 34067197A JP H11164145 A JPH11164145 A JP H11164145A
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Kenichi Sawada
健一 澤田
Junji Ishikawa
淳史 石川
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    • G06T5/70
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration by the use of local operators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便に多値の画像データが高品質の画像とな
るように2値化される画像処理装置を提供する。 【解決手段】 本画像処理装置は、注目する画素の周辺
の領域内の画素についての補正された画像データf'
(x,y)と2値化された画像データg' (x,y)と
の2値化誤差Exyに演算を施し、注目する画素の多値
の画像データf(x,y)に演算の結果を加算すること
に基づいて注目する画素の多値の画像データを補正し2
値化する。本画像処理装置では、上記の演算が、フィル
タ処理部21で2値化誤差Exyにスムージング処理を
施し、スムージング処理後の2値化誤差Exyから誤差
重み付けフィルタ19によって重み付き平均誤差Eav
exyを算出することによって行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値の画像データ
を2値化する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像を形成するために画像デ
ータを処理する画像処理装置では、連続した階調を含ん
だ画像の明暗を0と1とに2値化するデータ処理が行わ
れている。このような画像処理装置での従来のデータ処
理を説明する。
【0003】図17は、画像処理装置の全体構成の概略
を説明するためのブロック図である。
【0004】画像処理装置は、全体を制御するMPU1
と、CCD等の光電変換素子およびこの光電変換素子を
駆動し原稿の画像を走査するための駆動系からなる画像
入力装置2と、画像入力装置2で得られたアナログの画
像データをディジタルに変換するA/D変換装置3と、
Log変換を行うためのLog変換装置4と、先鋭度を
補正するための先鋭度補正(MTF補正)装置5と、ガ
ンマ補正を行うためのガンマ補正装置6と、画像データ
を2値化するための画像2値化装置7と、画像2値化装
置7から得られたデータに基づいて画像を記録する画像
記録装置8とを含んでいる。画像入力装置2から画像記
録装置8までの各部は、MPUシステムバスによってM
PU1に接続され、画像データバスによって直列に接続
される。これらの各部はMPUシステムバスを介してM
PU1に制御され、各部では画像データバスを介して画
像データがやり取りされる。
【0005】これらのような画像処理装置の各部につい
て説明する。画像入力装置2はたとえば連続階調画像と
線画等とからなる混在原稿を走査して標本化アナログ信
号を生成し、A/D変換装置3はこの標本化アナログ信
号を一画素が8ビット(256階調)の値を持つ連続階
調反射データとして量子化する。Log変換装置4はこ
の連続階調反射データとはlog関係を有する8ビット
連続階調濃度データを算出し、先鋭度補正装置5はたと
えばラプラシアンフィルタ等のディジタルフィルタを用
いて連続階調濃度データによる画像の先鋭度補正を行
う。
【0006】また、ガンマ補正装置6は、画像入力装置
2と画像記録装置8との階調カーブの差異を補正して画
像処理装置全体として望ましいガンマ特性を実現するた
めに、あるいは、画像処理装置の操作者が望むガンマ特
性を実現するために、256ワード8ビット程度のLU
T(ルックアップテーブル)RAMを用いて非線型ガン
マ補正データによるガンマ補正を行う。
【0007】さらに、画像2値化装置7は、誤差拡散法
等の面積階調2値化法を用いてガンマ補正された8ビッ
ト連続階調濃度データを明暗に応じた1ビット2値デー
タに変換する。これらのようにして得られた1ビット2
値データに基づいて、電子写真プリンタもしくはインク
ジェットプリンタ等である画像記録装置8では、記録媒
体に画像が記録される。
【0008】このような画像処理装置の画像2値化装置
7で用いられる誤差拡散法は、入力画像濃度と出力画像
濃度との画素ごとの濃度差(2値化誤差)を算出し、注
目する画素の周辺画素に対するこれらの算出結果を、特
定の重み付けを施して、注目する画素の画像濃度に加算
することにより、誤差を分散させていくものである。
【0009】この誤差拡散法については、文献R.W.
Floyd L.Steinberg " An ada
ptive algorithm for spati
algray scale" SID.17.pp.75
〜77(1976)で報告がなされている。
【0010】2値化処理での入力される多値画像データ
を下記[数1]の第(1)式のようにf(x,y)、出
力される2値画像データを第(2)式のようにg(x,
y))とすると、2値化誤差Exyは、第(3)式のよ
うに表わせる。
【0011】誤差拡散法は、このExyを平均して小さ
くしようとするものであり、入力される多値画像データ
に対して周辺誤差の重み付き平均誤差を加算することに
より補正が行われる。この重み付き平均誤差Eavex
yは第(4)式のように表わせる。ここで、k、lによ
り注目画素に対してそれぞれ主走査方向、副走査方向へ
の周辺画素が特定される。また、一般に、重み付け係数
mk,lは注目画素に近いほど大きくされ、主走査方向
へは5画素、副走査方向へは3画素の周辺画素が用いら
れるようSが定められる。
【0012】これらより、注目画素の補正画像データは
第(5)式のように表され、得られた補正画像データ
f' (x,y)に対して所定のしきい値Thで2値化が
行なわれ、第(6)式のg(x,y)が得られる。
【0013】また、2値化誤差Exyは、第(7)式に
示すように、補正画像データf' (x,y)と2値画像
データg(x,y)から得られる基準2値画像データ
g' (x,y)とから得られる。ここで、一般に基準2
値画像データg' (x,y)は第(8)式のように表さ
れ、HB、LBはそれぞれ画素のダイナミックレンジの
上限値(=1)、下限値(=0)で与えられる。
【0014】
【数1】 これらにより、2値化誤差Exy、重み付き平均誤差E
avexyは下記[数2]の第(8)式、第(9)式の
ように表され、次に図18に示すような、フィードバッ
クループが構成される。
【0015】
【数2】 このような誤差拡散法を用いて画像データを2値化する
ための従来の画像処理装置の画像2値化装置7を以下に
説明する。図18は、従来の画像処理装置の画像2値化
装置7を説明するためのブロック図である。
【0016】画像2値化装置7は、多値画像データf
(x,y)を補正画像データf' (x,y)に補正する
ための画像データ補正部9と、補正画像データf'
(x,y)を2値画像データg(x,y)に2値化する
ための画像データ2値化部10と、2値画像データg
(x,y)から基準2値画像データg' (x,y)を得
るためのセレクタ12と、補正画像データf' (x,
y)と基準2値画像データg' (x,y)とから2値化
誤差Exyを算出するための2値化誤差算出部11と、
2値化誤差を所定の領域にわたって一時的に格納するた
めの誤差格納部14と、2値化誤差Exyを所定の領域
にわたり重み付け平均し重み付き平均誤差Eavexy
を算出するための誤差重み付けフィルタ13とを含んで
いる。これらのような構成の画像2値化装置7によって
上述のような誤差拡散法を実行することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な誤差拡散法に対して次に示すような問題が挙げられて
いる。誤差拡散法の第1の問題は、線・文字画像、特
に、細線の再現性が良くないことである。これは、線画
の幅が狭いために2値化誤差の伝播が間に合わず画像の
途切れが生じるとともに、誤差の符号の反転によるエラ
ーが発生しこのエラーの累積により線が領域をはずれた
ところでドットを発生させるために、線画の歪みを生じ
させてしまうことによる。
【0018】また、誤差拡散法の第2の問題は、写真画
像のように一様濃度レベルの画像の処理の際に、独特の
縞模様(テクスチャ)が発生することである。これは、
一様な濃度レベルの画像で、ある一定のパターンで誤差
の拡散が行なわれてしまうことによる。
【0019】このような問題点を回避するために、フィ
ルタ処理で用いる重み付け係数を乱数とするよう制御す
ることによって拡散方向を制御する技術、蓄積された誤
差をリセットすることにより拡散量を制御する技術、あ
るいは、特開昭63−214079号公報に開示されて
いるように、発生する縞模様の周波数特性に適したフィ
ルタあるいはメディアンフィルタを用いて、2値化誤差
データに対してフィルタ処理を行ない、処理後誤差デー
タと入力画像データとを用いて2値化処理を行なう技術
が提案されている。
【0020】しかしながら、これらの技術は、線・文字
画像および写真画像など特定の原稿の画像には有効であ
るが、両者が混在するような場合には有効ではない。ま
た、特に、2値化誤差データに対してフィルタ処理を行
なう技術では、誤差の振幅を変化させることができるた
め縞模様の低減には効果があるが、誤差の拡散を制御す
ることはできないため、線・文字画像に対しては有効で
はない。
【0021】本発明は、これらを考慮してなされたもの
で、その目的は、簡便に多値の画像データが高品質の画
像となるように2値化される画像処理装置を提供するこ
とである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、注目する画素の周辺の第1の領域内の画素について
の、補正された画像データと2値化された画像データと
の第1の誤差に演算を施し、注目する画素の多値の画像
データに演算の結果を加算することに基づいて、注目す
る画素の多値の画像データを補正し、注目する画素の補
正された画像データに基づいて注目する画素の多値の画
像データを2値化する画像処理装置である。
【0023】本画像処理装置は、演算が、第1の誤差に
所定のフィルタ処理を施して第2の誤差を算出し、第2
の誤差を第1の領域内の画素に対して重みを付けて平均
することにより行なわれることを特徴としている。
【0024】請求項1に記載の発明によると、注目する
画素の周辺の第1の領域内の画素についての、補正され
た画像データと2値化された画像データとの第1の誤差
に所定のフィルタ処理が施されて第2の誤差が算出さ
れ、第2の誤差が第1の領域内の画素に対して重みを付
けて平均され、この結果が注目する画素の多値の画像デ
ータに加算されることにより多値の画像データが補正さ
れ、注目する画素の補正された画像データに基づいて注
目する画素の多値の画像データが2値化される。これに
より、所定のフィルタ処理によって2値化誤差の拡散が
滑らかに増大されることとなり、簡便に多値の画像デー
タが高品質の画像となるように2値化される。
【0025】請求項2に記載の発明は、注目する画素の
周辺の第1の領域内の画素についての、補正された画像
データと2値化された画像データとの第1の誤差に演算
を施し、注目する画素の多値の画像データに演算の結果
を加算することに基づいて、注目する画素の多値の画像
データを補正し、注目する画素の補正された画像データ
に基づいて注目する画素の多値の画像データを2値化す
る画像処理装置である。
【0026】本画像処理装置は、第1の誤差に所定のフ
ィルタ処理を施して第2の誤差を算出する第1の算出手
段と、第1の領域と重なる第2の領域内の画像データの
演算に基づいて、第2の領域の特性を判別する判別手段
と、判別手段での判別の結果に基づいて、第1の誤差あ
るいは第2の誤差のいずれか一方について第1の領域で
重みを付けて平均することにより第3の誤差を算出する
第2の算出手段とを含んでおり、上記の演算の結果は上
記の第3の誤差である。
【0027】請求項2に記載の発明によると、第1の領
域と重なる第2の領域内の画像データの演算に基づい
て、第2の領域の特性が判別され、判別の結果に基づい
て、第1の誤差あるいは第2の誤差のいずれか一方につ
いて第1の領域で重みを付けて平均することにより第3
の誤差が算出され、この第3の誤差が注目する画素の多
値の画像データに加算されることにより多値の画像デー
タが補正され、注目する画素の補正された画像データに
基づいて注目する画素の多値の画像データが2値化され
る。これにより、第2の領域の画像データの特性に応じ
て第1の領域内の画素に対する適正な誤差が選択されつ
つ、2値化誤差の拡散が滑らかに増大されることとな
り、線・文字画像であるか写真画像であるかを問わず、
簡便に多値の画像データが高品質の画像となるように2
値化される。
【0028】請求項3に記載の発明は、注目する画素の
周辺の第1の領域内の画素についての、補正された画像
データと2値化された画像データとの第1の誤差に演算
を施し、注目する画素の多値の画像データに演算の結果
を加算することに基づいて、注目する画素の多値の画像
データを補正し、注目する画素の補正された画像データ
に基づいて注目する画素の多値の画像データを2値化す
る画像処理装置である。
【0029】本画像処理装置は、第1の誤差に所定のフ
ィルタ処理を施して第2の誤差を算出する第1の算出手
段と、第1の領域と重なる第2の領域内の画像データの
演算に基づいて、第2の領域の特性を判別する判別手段
と、判別手段での判別の結果に基づいて、フィルタ処理
に用いる係数を設定する設定手段と、第2の誤差を第1
の領域で重みを付けて平均することにより第3の誤差を
算出する第2の算出手段とを含んでおり、上記の演算の
結果は上記の第3の誤差である。
【0030】請求項3に記載の発明によると、第1の領
域と重なる第2の領域内の画像データの演算に基づい
て、第2の領域の特性が判別され、判別の結果に基づい
て、フィルタ処理に用いる係数が設定されて、第1の誤
差に係数が設定された所定のフィルタ処理が施されて第
2の誤差が算出され、第2の誤差を第1の領域で重みを
付けて平均することにより第3の誤差が算出され、この
第3の誤差が注目する画素の多値の画像データに加算さ
れることにより多値の画像データが補正され、注目する
画素の補正された画像データに基づいて注目する画素の
多値の画像データが2値化される。これにより、第2の
領域の画像データの特性に応じてフィルタ処理に用いる
係数が設定されつつ、2値化誤差の拡散が滑らかに増大
されることとなり、線・文字画像であるか写真画像であ
るかを問わず、簡便に多値の画像データが高品質の画像
となるように2値化される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態である画像処理装置について説明する。
【0032】図1は、本発明の第1の実施の形態である
画像処理装置の画像2値化処理装置7の構成を説明する
ためのブロック図である。本画像処理装置の全体構成
は、図17を用いて説明した従来の画像処理装置の全体
構成に準ずるものとする。
【0033】画像2値化処理装置7は、誤差拡散法を実
行するために、上述と同様、多値画像データf(x,
y)を補正画像データf' (x,y)に補正するための
画像データ補正部15と、補正画像データf' (x,
y)を2値画像データg(x,y)に2値化するための
画像データ2値化部16と、2値画像データg(x,
y)から基準2値画像データg' (x,y)を得るため
のセレクタ18と、補正画像データf' (x,y)と基
準2値画像データg' (x,y)とから2値化誤差Ex
yを算出するための2値化誤差算出部17と、2値化誤
差Exyを所定の領域にわたって一時的に記憶するため
のメモリ部20とを含んでいる。
【0034】さらに、画像2値化処理装置7は、2値化
誤差Exyに対してフィルタ処理を行なうためのフィル
タ処理部21と、フィルタ処理が行なわれた2値化誤差
Exyから重み付き平均誤差Eavexyを算出するた
めの誤差重み付けフィルタ19と、2値化処理を行なっ
ている領域を含む所定の局所領域が線・文字画像領域で
あるか写真画像領域であるかを判定する領域判定装置2
2とを含んでいる。
【0035】2値化誤差算出部17において算出される
2値化誤差Exyは、メモリ部20に格納され、領域判
定装置22の局所領域判別結果に応じて処理を行なうか
否かが切り替えられつつ、フィルタ処理部21によりフ
ィルタ処理される。フィルタ処理されたデータ(あるい
はフィルタ処理されずにフィルタ処理部21を通過した
データ)に対しては、誤差重み付けフィルタ19により
メモリ部20の3ライン分のデータが用いられて重み付
け演算が行なわれる。この重み付け演算により得られた
2値化誤差Exyにより、多値画像データf(x,y)
は画像データ補正部15で補正画像データf' (x,
y)に補正され、補正画像データf' (x,y)が画像
データ2値化部16で2値化されて2値画像データg
(x,y)が得られる。
【0036】図2は図1の画像2値化処理装置7のメモ
リ部20、フィルタ処理部21および領域判定装置22
を説明するための図であり、図3は図2のフィルタ処理
部21で用いられるフィルタの例を示す図である。
【0037】図2に示すように、メモリ部20には、2
値化誤差Exyを格納するためのラインメモリ23、2
4と、フィルタ処理部21で処理された後のデータ(以
下、フィルタ処理後データとすることがある)を格納す
るためのラインメモリ25とが含まれ、また、フィルタ
処理部21には、図3に示す3×3マトリクスで構成さ
れるスムージングフィルタを用いることができる。
【0038】フィルタ処理部21でのスムージングフィ
ルタ処理は、ラインメモリ23に格納されている現2値
化誤差データと、ラインメモリ24に格納されている前
ライン処理における2値化誤差データと、ラインメモリ
25に格納されている前ラインフィルタ処理後データと
を参照して行なわれる。このフィルタ処理の際の注目画
素はラインメモリ24に格納されている前ライン処理に
おける2値化誤差データであり、フィルタ処理部21で
のスムージング処理の結果はラインメモリ25に書き込
まれ、次ライン処理においてこの処理結果が参照され
る。
【0039】また、フィルタ処理部21でこれらのよう
にして処理されることにより得られたフィルタ処理後デ
ータは、誤差重み付けフィルタ19(図2参照)で、注
目画素に対して重み付け平均され、画像データ補正部1
5(図1参照)で、入力される多値画像データとの加算
が行なわれた後に、画像データ2値化部16(図1参
照)で2値化処理される。
【0040】領域判定装置22(図2参照)は、入力さ
れる画像データが写真画像のように滑らかな階調変化を
持つ領域を表すか否かを判定し、この判定の結果は、判
定信号としてゲート26に入力される。領域判定装置2
2で、入力される画像データが写真画像のように滑らか
な階調変化を持つ領域を表すと判定された場合には、フ
ィルタ処理部21でのフィルタ処理は行なわれることな
く2値化誤差データは誤差重み付けフィルタ19に直接
入力され、入力される画像データが滑らかな階調変化を
持つ領域を表すと判定されなかった場合には、フィルタ
処理部21でフィルタ処理が行なわれた後に2値化誤差
データは誤差重み付けフィルタ19に入力される。
【0041】図4は、2値化誤差の伝播を模式的に説明
するための図である。図4(a)は従来の画像処理装置
での2値化誤差の伝播を説明するための図であり、図4
(b)は本発明の画像処理装置での2値化誤差の伝播を
説明するための図である。ここでは、線画像を誤差拡散
法により2値化処理した場合の2値化誤差の伝播状況が
拡散量(絶対値)と伝播方向(矢印で示す)とによって
表されている。
【0042】図4(a)に示す誤差の伝播では、誤差の
拡散が遅れることにより隣接する線画像に誤差が干渉
し、がたつきやノイズが発生して画像の品質を低下させ
ている。
【0043】これに対して、図4(b)に示す誤差の伝
播では、誤差の拡散を小領域で済ませるような処理が2
値化誤差に対して施されている。2値化誤差の伝播で急
激に拡散を停止させたりキャンセルしたりすると、写真
画像のように2値化誤差の分散が小さい場合に、大幅に
階調性を損ねることになるため、本画像処理装置のフィ
ルタ処理部21ではスムージングフィルタを用い、か
つ、その処理結果を次ライン処理に再度使用すること
で、スムージング効果を徐々に増大させ、誤差の拡散が
滑らかになるよう制御されている。
【0044】さらに、本画像処理装置のフィルタ処理部
21では、フィルタ処理のために参照するデータを2値
化誤差について多く含める(フィルタ処理後データがラ
インメモリ25の1ライン分参照されるのに対し、2値
化誤差データがラインメモリ23とラインメモリ24と
の2ライン分参照される。)ことにより、2値化誤差そ
のものの持つ特性が保存され、フィルタ処理部21での
フィルタ処理されたデータを格納するラインメモリ25
(図2参照)と後段の誤差重み付けフィルタ19(図2
参照)で参照する注目画素から最も離れたラインとを対
応させることにより、誤差拡散法本来のもつ解像度と階
調の再現性とを損なうことがない。
【0045】また、写真画像のように階調変化が滑らか
な画像の場合、2値化誤差の振幅の変化が元々小さく、
このような2値化誤差にスムージング処理を施すと、2
値化誤差が小さくなり、補正画像データf' (x,y)
(図1参照)の変化が希少になってしまうため、疑似輪
郭が発生するケースが生じる。このようなケースに対応
するために、本画像処理装置の画像2値化装置7(図1
参照)では、領域判定装置において、線・文字画像であ
るか写真画像であるかを判定して、この判定結果に応じ
てフィルタ処理を行なうか否かの切り替えを行なってい
る。
【0046】続いて、図2の領域判定装置22について
説明する。図5は、写真領域であるか否かを判定するた
めの第1の領域判定装置を説明するための図である。
【0047】第1の領域判定装置には、ラインメモリ2
7と最大値・最小値検出フィルタ28と減算器29と比
較器30とが含まれる。入力される多値画像データは、
ラインメモリ27により4ライン分記憶され、最大値・
最小値検出フィルタ28により5×5局所領域内の図に
示すaからxまでの25画素の最大値および最小値が検
出される。検出された最大値・最小値は、減算器29に
よりその差(最大値−最小値)が算出され、比較器30
によりMPU(図17のMPU1)が与える領域判定し
きい値と比較される。前述の最大値と最小値との差がし
きい値よりも小さければ写真領域と判定され判別信号が
ゲート26(図2参照)に出力される。
【0048】また、領域判定装置を次のように構成する
こともできる。図6は、写真領域であるか否かを判定す
るための第2の領域判定装置を説明するための図であ
る。
【0049】第2の領域判定装置には、ラインメモリ2
7とエッジ検出フィルタ31と比較器32とが含まれ
る。入力される多値画像データは、ラインメモリ27に
より4ライン分記憶され、一次微分フィルタや二次微分
フィルタ、あるいは、それらの組み合わせより構成され
るフィルタ等からなるエッジ検出フィルタ31により、
5×5局所領域内のエッジ量が検出され、それらの絶対
値が出力される。検出されるエッジ量は、比較器32に
よりMPU(図17のMPU1)が与える領域判定しき
い値と比較される。前述のエッジ量がしきい値より小さ
ければ写真領域と判定され、判別信号がゲート26(図
2参照)に出力される。
【0050】以上のようなフィルタ処理部21、領域判
定装置22を含む画像2値化装置7を有する本画像処理
装置でのフィルタ処理によると、線・文字画像であるか
写真画像であるかを問わず、簡便に多値の画像データが
高品質の画像となるように2値化される。さらに、画像
2値化装置7でのフィルタ処理は、誤差拡散法における
フィードバックループ内の演算系とは別の独立した処理
であるため、フィードバックループ内の演算速度への負
荷をかけることなく、かつ、フィルタ処理用として追加
メモリを要しない。
【0051】なお、以上のように、フィルタ処理部21
では図3に示すような3×3マトリクスサイズのスムー
ジングフィルタを用いたが、ラインメモリ23〜25等
の構成の変更を伴って、処理画像に応じて5×5マトリ
クスサイズのスムージングフィルタや、メディアンフィ
ルタなどの非線型スムージングフィルタを用いて上記と
同様の効果を上げることができる。
【0052】次に、本発明の第2の実施の形態の画像処
理装置、第3の実施の形態の画像処理装置、第4の実施
の形態の画像処理装置について説明する。以下では、同
様の機能を有する部分には、同様の符号を用いている。
【0053】図7は本発明の第2の実施の形態の画像処
理装置の画像2値化処理装置7のメモリ部20、フィル
タ処理部21および領域判定装置22を説明するための
図であり、図8は図7のフィルタ処理部21で用いられ
るフィルタの例を示す図である。本画像処理装置の全体
構成、画像2値化装置内のデータの流れ等は、第1の実
施の形態の画像処理装置と同様である。
【0054】図7に示すように、メモリ部20には、2
値化誤差Exyを格納するためのラインメモリ23と、
フィルタ処理部21で処理されたフィルタ処理後データ
を格納するためのラインメモリ25とが含まれ、また、
フィルタ処理部21には、図8に示す3×2マトリクス
で構成されるスムージングフィルタを用いることができ
る。なお、フィルタ処理部21のフィルタ処理係数は、
第1の実施の形態である画像処理装置と同様の効果を上
げるために、重み付け係数を2倍としているが、これに
限られるものではない。
【0055】フィルタ処理部21でのスムージングフィ
ルタ処理は、ラインメモリ23に格納されている現2値
化誤差データと、ラインメモリ25に格納されている前
ラインフィルタ処理後データとを参照して行なわれる。
このフィルタ処理の際の注目画素はラインメモリ23の
前ライン2値化誤差データであり、スムージング処理の
結果はラインメモリ25に書き込まれ、次ライン処理に
おいてこの処理結果が参照される。
【0056】フィルタ処理部21でこれらのようにして
処理されることにより得られたフィルタ処理後データ
は、誤差重み付けフィルタ19(図7参照)で、注目画
素に対して重み付け平均され、画像データ補正部15
(図1参照)で、入力される多値画像データとの加算が
行なわれた後に、画像データ2値化部16(図1参照)
で2値化処理される。
【0057】領域判定装置22(図2参照)は、入力さ
れる画像データが写真画像のように滑らかな階調変化を
持つ領域を表すか否かを判定し、この判定の結果は、判
定信号としてゲート26に入力される。領域判定装置2
2で、入力される画像データが写真画像のように滑らか
な階調変化を持つ領域を表すと判定された場合には、フ
ィルタ処理部21でのフィルタ処理は行なわれることな
く2値化誤差データは誤差重み付けフィルタ19に直接
入力され、入力される画像データが滑らかな階調変化を
持つ領域を表すと判定されなかった場合には、フィルタ
処理部21でフィルタ処理が行なわれた後に2値化誤差
データは誤差重み付けフィルタ19に入力される。領域
判定装置22については、上述の第1の実施の形態の画
像処理装置と同様に、図5、図6に示すものを用いるこ
とができる。
【0058】これらのように、スムージング処理結果
は、ラインメモリ25に書き込まれ、次ライン処理にお
いてこの処理結果が参照されてスムージング処理が施さ
れるため、処理が進行するにつれてスムージング処理の
効果が大きくなり、誤差の拡散を滑らかに制御すること
ができる。また、ラインメモリ23の2値化誤差データ
を2ライン分用いてフィルタ処理を行なっているが、こ
れは、より多くの2値化誤差データを用いることによ
り、2値化誤差の特性を保存するためである。
【0059】以上のようなフィルタ処理部21、領域判
定装置22を含む画像2値化装置7を有する本画像処理
装置でのフィルタ処理によると、線・文字画像であるか
写真画像であるかを問わず、簡便に多値の画像データが
高品質の画像となるように2値化される。さらに、画像
2値化装置7でのフィルタ処理は、誤差拡散法における
フィードバックループ内の演算系とは別の独立した処理
であるため、フィードバックループ内の演算速度への負
荷をかけることなく、かつ、フィルタ処理用として追加
メモリを要しない。
【0060】図9は本発明の第3の実施の形態の画像処
理装置の画像2値化処理装置7のメモリ部20、フィル
タ処理部21および領域判定装置22を説明するための
図であり、図10は図9のフィルタ処理部21で用いら
れる2種類のフィルタのうちの一方の例を示す図であ
る。本画像処理装置の全体構成、画像2値化装置内のデ
ータの流れ等の、フィルタ処理部のフィルタのフィルタ
係数の設定以外の処理とこの設定に用いられる構成以外
の構成は、第1の実施の形態の画像処理装置と同様であ
る。
【0061】図9に示すように、メモリ部20には、2
値化誤差Exyを格納するためのラインメモリ23、2
4と、フィルタ処理部21で処理されたフィルタ処理後
データを格納するためのラインメモリ25とが含まれ、
また、フィルタ係数格納ルックアップテーブル33は、
図3に示すフィルタと図8に示すフィルタとの2種類の
フィルタのフィルタ係数を格納する。
【0062】領域判定処理装置22は、上述の第1の実
施の形態の画像処理装置と同様に図5、図6に示すもの
を用いることができ、入力される画像データが写真画像
のように滑らかな階調変化を持つ領域を表すか否かを判
定し、この判定の結果に応じて、フィルタ処理部21で
用いられるフィルタのフィルタ係数が切り替えられる。
【0063】すなわち、領域判定装置22で、入力され
る画像データが写真のような滑らかな階調変化を持つ領
域を表すと判定された場合には、図10に示すように、
フィルタ処理部21のフィルタ係数a、b、cをこれら
以外より小さくすることでフィルタ処理によるスムージ
ング効果が減じられ、疑似輪郭の発生を防ぐことができ
る。また、領域判定装置22で、入力される画像データ
が滑らかな階調変化を持つ領域を表すと判定されなかっ
た場合には、図3に示すようにフィルタ処理部21のフ
ィルタ係数を均等に配分するか、あるいは、フィルタ係
数a、b、cをこれら以外より大きくすることでスムー
ジング効果を大きくすることができ、線・文字等の画像
の再現が良好になる。
【0064】以上のようなフィルタ処理部21、領域判
定装置22を含む画像2値化装置7を有する本画像処理
装置でのフィルタ処理によると、線・文字画像であるか
写真画像であるかを問わず、簡便に多値の画像データが
高品質の画像となるように2値化される。さらに、画像
2値化装置7でのフィルタ処理は、誤差拡散法における
フィードバックループ内の演算系とは別の独立した処理
であるため、フィードバックループ内の演算速度への負
荷をかけることなく、かつ、フィルタ処理用として追加
メモリを要しない。
【0065】図11は、本発明の第4の実施の形態の画
像処理装置の画像2値化処理装置7の構成を説明するた
めのブロック図である。図11は第1の実施の形態の画
像処理装置の画像2値化処理装置7の構成を説明するた
めのブロック図である図1に対応し、本画像処理装置の
全体構成は図17を用いて説明した従来の画像処理装置
の全体構成に準ずるものとする。
【0066】本画像処理装置の画像2値化処理装置7
は、第1の実施の形態の画像処理装置とは異なり、2値
化処理を行なっている領域を含む所定の局所領域が線・
文字画像領域であるか写真画像領域であるかを判定する
装置(図1に示す領域判定装置22)を有していない。
【0067】2値化誤差算出部17において算出される
2値化誤差Exyはメモリ部20に格納され、フィルタ
処理部21によりフィルタ処理される。フィルタ処理さ
れたデータに対しては、第1の実施の形態の画像処理装
置と同様にして、誤差重み付けフィルタ19によりメモ
リ部20の3ライン分のデータが用いられて重み付け演
算が行なわれる。この重み付け演算により得られた2値
化誤差Exyにより、多値画像データf(x,y)は画
像データ補正部15で補正画像データf' (x,y)に
補正され、補正画像データf' (x,y)が画像データ
2値化部16で2値化されて2値画像データg(x,
y)が得られる。
【0068】以上のような画像2値化装置7を有する本
画像処理装置でのフィルタ処理によると、特に、線・文
字画像を表す多値の画像データが簡便に高品質の画像と
なるよう2値化される。更に、画像2値化装置7でのフ
ィルタ処理は、誤差拡散法におけるフィードバックルー
ブ内の演算系と別の独立した処理であるため、フィード
バックループ内の演算速度への負荷をかけることなく、
かつ、フィルタ処理用として追加メモリを要しない。
【0069】次に、従来の画像処理装置により2値化処
理された画像データによる画像と比較しつつ、本発明の
実施の形態の画像処理装置の画像2値化装置で2値化処
理された画像データによる画像を説明する。
【0070】図12は、従来の画像処理装置により2値
化処理された画像データによる画像を説明するための図
である。
【0071】図12によると、従来の画像処理装置で
は、図のA部に示す線・文字画像で、線、文字の周辺に
ドットが分散しており、また、線、文字の途切れやがた
つきが著しいことが確認される。
【0072】図13、図14は、本発明の第1の実施の
形態である画像処理装置により2値化処理された画像デ
ータによる画像を説明するための図である。図13は第
1の実施の形態である画像処理装置に図5に示す第1の
領域判別装置(最大値・最小値検出による領域判別)を
用いた際の画像を示す図であり、図14は第1の実施の
形態である画像処理装置に図5に示す第2の領域判別装
置(エッジ検出による領域判別)を用いた際の画像を示
す図である。
【0073】本画像処理装置による画像は、第1の領域
判別装置を用いた際にも第2の領域判別装置を用いた際
にも、後に示す第4の実施の形態である画像処理装置と
は異なり、写真画像領域での疑似輪郭の発生は認められ
ない(図13のB部、図14のD部参照)。また、従来
の画像処理装置に見られた線・文字画像でのドットの分
散、線・文字の途切れやがたつきは、図14のE部に示
す線・文字画像にわずかに認められるものの、図13の
B部に示す線・文字画像にはほぼ完全に認められておら
ず、図13、図14に示す画像はいずれも品質の高い画
像となっている。
【0074】図15は、本発明の第3の実施の形態であ
る画像処理装置により2値化処理された画像データによ
る画像を説明するための図である。本画像処理装置によ
る画像は、第1の実施の形態である画像処理装置と同
様、非常に高品質の画像となっている。
【0075】図16は、本発明の第4の実施の形態であ
る画像処理装置でにより2値化処理された画像データに
よる画像を説明するための図である。
【0076】図16によると、第4の実施の形態の画像
処理装置では、写真画像の一部で疑似輪郭が生じている
ものの(図16のF部参照)、線・文字画像には従来の
画像処理装置に見られた線・文字画像でのドットの分
散、線・文字の途切れやがたつきは認められず、図16
に示す画像は線・文字の画像について高品質の画像とな
っている。
【0077】以上のように第1の実施の形態の画像処理
装置、第3の実施の形態の画像処理装置により2値化処
理された画像データによる画像は、線・文字画像である
か写真画像であるかを問わず、従来の画像処理装置によ
る画像に比べて高品質の画像であることが確認される。
また、第4の実施の形態の画像処理装置により2値化処
理された画像データによる画像は、特に、線・文字画像
について、従来の画像処理装置による画像に比べて高品
質であるであることが確認される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である画像処理装置
の画像2値化処理装置7の構成を説明するためのブロッ
ク図である。
【図2】図1の画像2値化処理装置7のメモリ部20、
フィルタ処理部21および領域判定装置22を説明する
ための図である。
【図3】図2のフィルタ処理部21で用いられるフィル
タの例を示す図である。
【図4】2値化誤差の伝播を模式的に説明するための図
である。
【図5】写真領域であるか否かを判定するための第1の
領域判定装置を説明するための図である。
【図6】写真領域であるか否かを判定するための第2の
領域判定装置を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の画像処理装置の画
像2値化処理装置7のメモリ部20、フィルタ処理部2
1および領域判定装置22を説明するための図である。
【図8】図7のフィルタ処理部21で用いられるフィル
タの例を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の画像処理装置の画
像2値化処理装置7のメモリ部20、フィルタ処理部2
1および領域判定装置22を説明するための図である。
【図10】図9のフィルタ処理部21で用いられる2種
類のフィルタのうちの一方の例を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態の画像処理装置の
画像2値化処理装置7の構成を説明するためのブロック
図である。
【図12】従来の画像処理装置により2値化処理された
画像データによる画像を説明するための図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態である画像処理装
置により2値化処理された画像データによる画像を説明
するための第1の図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態である画像処理装
置により2値化処理された画像データによる画像を説明
するための第2の図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態である画像処理装
置により2値化処理された画像データによる画像を説明
するための図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態である画像処理装
置でにより2値化処理された画像データによる画像を説
明するための図である。
【図17】画像処理装置の全体構成の概略を説明するた
めのブロック図である。
【図18】従来の画像処理装置の画像2値化装置7を説
明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 MPU 2 画像入力装置 3 A/D変換装置 4 log変換装置 5 MTF補正装置 6 ガンマ補正装置 7 画像2値化装置 8 画像記録装置 15 画像データ補正部 16 画像データ2値化部 17 2値化誤差算出部 18 セレクタ 19 誤差重み付けフィルタ 20 メモリ部 21 フィルタ処理部 22 領域判定装置 23〜25 ラインメモリ 26 ゲート 27 ラインメモリ 28 最大値・最小値検出フィルタ 29 減算器 30、32 比較器 31 エッジ検出フィルタ 33 フィルタ係数格納ルックアップテーブル f(x,y) 多値画像データ g(x,y) 2値画像データ Exy 2値化誤差 Eavexy 重み付き平均誤差 mk,l 重み付け係数 f' (x,y) 補正画像データ g' (x,y) 基準2値画像データ Th しきい値

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目する画素の周辺の第1の領域内の画
    素についての、補正された画像データと2値化された画
    像データとの第1の誤差に演算を施し、前記注目する画
    素の多値の画像データに前記演算の結果を加算すること
    に基づいて、前記注目する画素の多値の画像データを補
    正し、前記注目する画素の補正された画像データに基づ
    いて前記注目する画素の多値の画像データを2値化す
    る、画像処理装置であって、 前記演算は、前記第1の誤差に所定のフィルタ処理を施
    して第2の誤差を算出し、前記第2の誤差を前記第1の
    領域内の画素に対して重みを付けて平均することにより
    行なわれることを特徴とする、画像処理装置。
  2. 【請求項2】 注目する画素の周辺の第1の領域内の画
    素についての、補正された画像データと2値化された画
    像データとの第1の誤差に演算を施し、前記注目する画
    素の多値の画像データに前記演算の結果を加算すること
    に基づいて、前記注目する画素の多値の画像データを補
    正し、前記注目する画素の補正された画像データに基づ
    いて前記注目する画素の多値の画像データを2値化す
    る、画像処理装置であって、 前記第1の誤差に所定のフィルタ処理を施して第2の誤
    差を算出する第1の算出手段と、 前記第1の領域と重なる第2の領域内の画像データの演
    算に基づいて、第2の領域の特性を判別する判別手段
    と、 前記判別手段での判別の結果に基づいて、前記第1の誤
    差あるいは前記第2の誤差のうちのいずれか一方につい
    て前記第1の領域で重みを付けて平均することにより第
    3の誤差を算出する第2の算出手段とを含み、 前記演算の結果は前記第3の誤差である、画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 注目する画素の周辺の第1の領域内の画
    素についての、補正された画像データと2値化された画
    像データとの第1の誤差に演算を施し、前記注目する画
    素の多値の画像データに前記演算の結果を加算すること
    に基づいて、前記注目する画素の多値の画像データを補
    正し、前記注目する画素の補正された画像データに基づ
    いて前記注目する画素の多値の画像データを2値化す
    る、画像処理装置であって、 前記第1の誤差に所定のフィルタ処理を施して第2の誤
    差を算出する第1の算出手段と、 前記第1の領域と重なる第2の領域内の画像データの演
    算に基づいて、第2の領域の特性を判別する判別手段
    と、 前記判別手段での判別の結果に基づいて、前記フィルタ
    処理に用いる係数を設定する設定手段と、 前記第2の誤差を前記第1の領域で重みを付けて平均す
    ることにより第3の誤差を算出する第2の算出手段とを
    含み、 前記演算の結果は前記第3の誤差である、画像処理装
    置。
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