JP3032238B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JP3032238B2
JP3032238B2 JP2126600A JP12660090A JP3032238B2 JP 3032238 B2 JP3032238 B2 JP 3032238B2 JP 2126600 A JP2126600 A JP 2126600A JP 12660090 A JP12660090 A JP 12660090A JP 3032238 B2 JP3032238 B2 JP 3032238B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image information
pixel
white
black
input data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2126600A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0423566A (ja
Inventor
和正 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2126600A priority Critical patent/JP3032238B2/ja
Publication of JPH0423566A publication Critical patent/JPH0423566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3032238B2 publication Critical patent/JP3032238B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像を読み取って得た入力データ範囲内の
多値画情報を誤差拡散法により2値画情報に変換する画
像処理装置に関する。
[従来の技術] 中間調の画情報を2値画情報に変換する一方法とし
て、ランダムディザ法である誤差拡散法がよく知られて
いる。
いま、例えば、1つの画像を入力データ範囲として濃
度0〜15(白:0,黒:15)で読み取ったとき、第3図
(a)に示すような各座標X,Yの画情報J(X,Y)が得ら
れたとする。
誤差拡散法では、上記のような多値画情報J(X,Y)
を2値化画情報I(X,Y)に変換するとき、1つの画素
(X,Y)の周囲の画素を2値化する際に算出している帰
還誤差e(X,Y)と、しきい値THとを用いて、 J(X,Y)+e(X,Y)≧THのとき、I(X,Y)を黒、 J(X,Y)+e(X,Y)<THのとき、I(X,Y)を白に
している。
いま、同図(a)の画情報J(X,Y)を、しきい値TH
=8で2値化するものとする。この場合、上記帰還誤差
e(X,Y)=0であれば、画情報J(X,Y)の各画素の濃
度0〜7は白、濃度8〜15は黒に変換され、同図画像の
白黒のエッジがくずれることはない。
ところが、例えば、帰還誤差e(X,Y)=−1になる
と、濃度8の画素が白に変換されるため、同図(b)に
示すように、画情報I(3,2)が白になってしまう。
このように、従来は、画像の白黒のエッジ部分で、画
素濃度がしきい値に近い場合、黒白が反転し、2値化画
像にノッチが生じるという不都合があった。
この不都合を改善するため、例えば、特開昭62−1394
72号公報に見られるように、1ページの画像の白黒画素
のラン長を測定し、そのラン長により、帰還誤差e(X,
Y)を算出するための帰還率を変えるようにしたものが
提案されている。
この提案は、画像のエッジ部分では白画素または黒画
素のラン長が長くなるという特徴があるので、ラン長に
より帰還誤差e(X,Y)を調節するようにしたものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記のように白黒画素のラン長により帰還
率を調節するという処理はむずかしく、ハード構成も複
雑になるという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決し、簡単な処理とハード
構成で画像のノッチを低減することができる画像処理装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このために、請求項1の発明では、画像を読み取って
得た入力データ範囲内の多値画情報を誤差拡散法により
2値画情報に変換する画像処理装置において、1ペ一ジ
の画像内で白領域と黒領域の境界であるエッジ部の画素
を判別するエッジ画素判別手段と、多値画情報の内エッ
ジ部ではない画素はそのまま誤差拡散法により2値画情
報に変換する非エッジ部2値化手段と、多値画情報の内
エッジ部の白画素は他の白画素よりもさらに白側の濃度
をもつ入力データ範囲を超えた一定の画情報に置換する
白画素濃度補正手段と、多値画情報の内エッジ部の黒画
素を他の黒画素よりもさらに黒側の濃度をもつ入力デー
タ範囲を超えた一定の画情報に置換する黒画素濃度補正
手段と、その黒画素濃度補正手段および上記白画素濃度
補正手段により置換された画情報をエッジ部の画情報と
して誤差拡散法により2値画情報に変換するエッジ部2
値化手段とを備えていることを特徴とする。
また、請求項2の発明では、画像を読み取って得た入
力データ範囲内の多値画情報を誤差拡散法により2値画
情報に変換する画像処理装置において、1ペ一ジの画像
内で白領域と黒領域の境界であるエッジ部の画素を判別
するエッジ画素判別手段と、多値画情報の内エッジ部で
はない画素はそのまま誤差拡散法により2値画情報に変
換する非エッジ部2値化手段と、多値画情報の内エッジ
部の白画素の濃度をさらに白側に入力データ範囲に制限
されず一定値だけ補正し、入力データ範囲を超えて補正
可能な白画素濃度補正手段と、多値画情報の内エッジ部
の黒画素の濃度をさらに黒側に入力データ範囲に制限さ
れず一定値だけ補正し、入力データ範囲を超えて補正可
能な黒画素濃度補正手段と、その黒画素濃度補正手段お
よび上記白画素濃度補正手段により補正された画情報エ
ッジ部の画情報として誤差拡散法により2値画情報に変
換するエッジ部2値化手段とを備えていることを特徴と
する。
[作用] 画像を読み取って得た入力データ範囲内の多値情報
を、エッジ部の白画素及び黒画素は、入力データ範囲を
超えてさらに白側及び黒側の濃度に補正されることで、
エッジ部の白画素と黒画素の濃度レベルと、2値化の際
のしきい値との差が大きくなるため、白黒の反転が少な
くなり、画像のノッチが低減する。また、画像内でエッ
ジを判別する処理は、既知技術として簡単なものがよく
知られており、エッジ部の画素データの置換や濃度補正
の処理も簡単である。これにより、簡単な処理とハード
構成でノッチを低減することができるようになる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る画像処理装置のブ
ロック構成図を示したものである。図において、画像読
取部1は原稿画像をラインイメージセンサにより読み取
ってアナログ信号の画信号を得るもので、A/D変換部2
は、その画信号をデジタル信号に変換して入力データ範
囲内の多値画情報を得るものである。
エッジ画素分離部3は、既知技術により、1ページの
読取画像の内の白領域と黒領域の境界であるエッジ部の
画素と他の画素とを分離するものである。エッジ画素濃
度補正部4は、エッジ部の画素の濃度を補正するもので
ある。
誤差拡散処理部5は、非エッジ部2値化手段、及びエ
ッジ部2値化手段として機能し、エッジ画素分離部3か
ら出力されるエッジ部以外の画情報およびエッジ画素濃
度補正部4で濃度補正されたエッジ部の画情報をそれぞ
れ誤差拡散法により2値化するものである。画像出力部
6は、2値化された画情報を画面表示あるいは記録紙へ
の記録により画像出力するものである。
以上の構成で、いま、画像読取部1で1ページの原稿
画像を読み取ったとする。すると、画像読取部1から出
力された画信号は、A/D変換部2で多値画情報に変換さ
れてエッジ画素分離部3に入力される。
いま、例えば、原稿画像を濃度0〜15(白:0,黒:15)
で読み取り、第2図(a)に示すように、各座標X,Yの
画情報J(X,Y)が、エッジ画素分離部3に入力された
とする。
エッジ画素分離部3は、画情報J(X,Y)において隣
接する2画素間の濃度差を調べ、その濃度差が予め設定
された値より大きい2画素をエッジ部として判別する。
このれにより、同図(a)の場合、X=2,X=3の座標
の各画素がエッジ部の画素と判別される。
エッジ画素分離部3は、エッジ部と判別した画情報J
(X,Y)をエッジ画素濃度補正部4に出力し、エッジ部
以外の画情報J(X,Y)を誤差拡散処理部5に出力す
る。
エッジ画素濃度補正部4は、入力されたエッジ部の画
情報J(X,Y)を黒と白とに判別する。そして、黒の画
情報J(X,Y)は、濃度の最高値15よりさらに一定値だ
け高い濃度15+αに画情報を置換する。また、白の画
情報J(X,Y)は、濃度の最低値0よりさらに一定値だ
け低い濃度0−αに画情報を置換する。このようにデ
ータ入力範囲を超えて置換した画情報J(X,Y)を誤差
拡散処理部5に出力する。
これにより、誤差拡散処理部5には、エッジ画素分離
部3とエッジ画素濃度補正部4から第2図(b)に示す
ような画情報J(X,Y)が入力される。
誤差拡散処理部5は、この多値画情報J(X,Y)を所
定の誤差拡散法により2値画情報I(X,Y)に変換す
る。
すなわち、第3図で説明したように、周囲の画素を2
値化する際に生じる帰還誤差e(X,Y)と、しきい値TH
を用いて、 J(X,Y)+e(X,Y)≧THのとき、I(X,Y)を黒、 J(X,Y)+e(X,Y)<THのとき、I(X,Y)を白に
する。
この場合、しきい値THとして、例えばTH=8という値
が設定されるが、このしきい値THとエッジ部の画素濃度
との差が大きい。これにより、帰還誤差e(X,Y)が正
または負方向にある程度大きくなっても、第2図(c)
に示すように、エッジ部の画素が白黒反転することのな
い2値画情報I(X,Y)が得られる。
ところで、この場合、誤差拡散法で多値画情報J(X,
Y)の各画素を2値化する際に、発生する2値化誤差を
ε(X,Y)とすると、この誤差(X,Y)が周辺画素の帰還
誤差e(X,Y)に影響する。
本実施例では、1つの黒画素は、入力データ範囲を超
えてさらに黒方向に濃度補正するので、発生する誤差ε
(X,Y)は正の値をとる。この場合、その周辺画素の画
情報J(X,Y)を2値化する際の帰還誤差e(X,Y)が正
方向に増大する。帰還誤差e(X,Y)が増大すると、画
情報I(X,Y)は黒になる率が高くなる。
また、これと反対に、白画素は、入力データ範囲を超
えてさらに白方向に濃度補正するので、誤差ε(X,Y)
は負となり、周辺画素に対する帰還誤差e(X,Y)が減
少し、周辺画素の画情報I(X,Y)は白になる率が高く
なる。
これにより、白または黒の同一画素が連続しやすくな
り、ノッチの低減効果が高まることになる。
このようにして2値化処理された画情報I(X,Y)
は、画像出力部6で表示あるいは記録される。
以上のように、本実施例では、エッジ部の画素濃度を
入力データ範囲を超えて白方向または黒方向に大きい濃
度値に置換した後、誤差拡散処理で2値化するようにし
たので、画素の白黒反転がすくなくなり、出力画像のノ
ッチが低減する。
また、エッジ画素分離部3は簡単に構成できる既知技
術が知られており、エッジ画素濃度補正部4の処理も簡
単である。従って、簡単な処理とハード構成でノッチを
低減させることができる。
ところで、上記実施例では、エッジ部の画情報J(X,
Y)は、元の濃度に拘らず白または黒の一定濃度のデー
タに置換するようにしたが、第2図(d)に示すよう
に、入力データ範囲に制限されずに入力データ範囲を超
えて補正可能とし、黒画素の場合には、元の濃度に対し
て、一定値βだけさらに黒方向に補正し、白画素の場
合には一定値βだけさらに白方向に補正するようにし
てもよい。
この場合、元画像の濃度を出力画像に反映させること
ができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、多値画情報の内、エ
ッジ部ではない画素はそのまま誤差拡散法により2値画
情報に変換する一方、エッジ部の白画素はその濃度をさ
らに白方向に、また黒画素はさらに黒方向にそれぞれ入
力データ範囲を超えて補正した後、誤差拡散法により2
値画情報に変換するようにしたので、簡単な処理とハー
ド構成により、エッジ部の画素の白黒反転を少なくする
ことができ、画像のノッチが低減するようになる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係る画像処理装置のブロッ
ク構成図、第2図は画情報の処理手順を示す説明図、第
3図は従来の処理でノッチが発生する状態を示す説明図
である。 1……画像読取部、2……A/D変換部、3……エッジ画
素分離部、4……エッジ画素濃度補正部、5……誤差拡
散処理部、6……画像出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46,1/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を読み取って得た入力データ範囲内の
    多値画情報を誤差拡散法により2値画情報に変換する画
    像処理装置において、1ペ一ジの画像内で白領域と黒領
    域の境界であるエッジ部の画素を判別するエッジ画素判
    別手段と、多値画情報の内エッジ部ではない画素はその
    まま誤差拡散法により2値画情報に変換する非エッジ部
    2値化手段と、多値画情報の内エッジ部の白画素は他の
    白画素よりもさらに白側の濃度をもつ入力データ範囲を
    超えた一定の画情報に置換する白画素濃度補正手段と、
    多値画情報の内エッジ部の黒画素を他の黒画素よりもさ
    らに黒側の濃度をもつ入力データ範囲を超えた一定の画
    情報に置換する黒画素濃度補正手段と、その黒画素濃度
    補正手段および上記白画素濃度補正手段により置換され
    た画情報をエッジ部の画情報として誤差拡散法により2
    値画情報に変換するエッジ部2値化手段とを備えている
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】画像を読み取って得た入力データ範囲内の
    多値画情報を誤差拡散法により2値画情報に変換する画
    像処理装置において、1ペ一ジの画像内で白領域と黒領
    域の境界であるエッジ部の画素を判別するエッジ画素判
    別手段と、多値画情報の内エッジ部ではない画素はその
    まま誤差拡散法により2値画情報に変換する非エッジ部
    2値化手段と、多値画情報の内エッジ部の白画素の濃度
    をさらに白側に入力データ範囲に制限されず一定値だけ
    補正し、入力データ範囲を超えて補正可能な白画素濃度
    補正手段と、多値画情報の内エッジ部の黒画素の濃度を
    さらに黒側に入力データ範囲に制限されず一定値だけ補
    正し、入力データ範囲を超えて補正可能な黒画素濃度補
    正手段と、その黒画素濃度補正手段および上記白画素濃
    度補正手段により補正された画情報をエッジ部の画情報
    として誤差拡散法により2値画情報に変換するエッジ部
    2値化手段とを備えていることを特徴とする画像処理装
    置。
JP2126600A 1990-05-18 1990-05-18 画像処理装置 Expired - Fee Related JP3032238B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2126600A JP3032238B2 (ja) 1990-05-18 1990-05-18 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2126600A JP3032238B2 (ja) 1990-05-18 1990-05-18 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0423566A JPH0423566A (ja) 1992-01-27
JP3032238B2 true JP3032238B2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=14939206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2126600A Expired - Fee Related JP3032238B2 (ja) 1990-05-18 1990-05-18 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3032238B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6724683B2 (ja) 2016-09-22 2020-07-15 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0423566A (ja) 1992-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3097785B2 (ja) 画像処理装置
US4841374A (en) Image processing method
JPH05328121A (ja) 画像処理方法およびその装置
JPH0787313A (ja) 画像処理方式および画像処理装置
JP3310744B2 (ja) 解像度変換装置
JP2616386B2 (ja) 画像処理装置
JP3032238B2 (ja) 画像処理装置
JP3137702B2 (ja) 画像処理装置
US6842267B1 (en) Image processing method
JP3780664B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3359377B2 (ja) バックグラウンド濃度検出装置
JP3222570B2 (ja) 像域識別装置
JP3326309B2 (ja) 画像処理装置
JP2881066B2 (ja) 文章画像の属性判別方法
JPH04281671A (ja) 画像処理装置
JPH0457274B2 (ja)
JPH02186876A (ja) 画像処理装置
JP3178077B2 (ja) 2値化処理方法
JPH11275358A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3095767B2 (ja) 画像処理装置
JP2527481B2 (ja) 画像の2値化処理装置
JPH0618439B2 (ja) 画像処理装置
JPH0554190A (ja) 画像処理装置
JPH02163883A (ja) 画像処理方式
JP2000115529A (ja) 画像再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees