JP3326309B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3326309B2
JP3326309B2 JP19023695A JP19023695A JP3326309B2 JP 3326309 B2 JP3326309 B2 JP 3326309B2 JP 19023695 A JP19023695 A JP 19023695A JP 19023695 A JP19023695 A JP 19023695A JP 3326309 B2 JP3326309 B2 JP 3326309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、よ
り詳細には、ファクシミリなどの2値画像データを扱う
通信システムにおいて、多値画像データを2値画像デー
タに変換するときに使用される画像処理装置である。
【0002】
【従来の技術】現在の一般的なファクシミリは、送信側
では、オリジナルの画像を内蔵のスキャナで多値画像デ
ータとして読み取り、2値画像データに変換してから送
信する。そして受信側では、2値画像データを紙に印刷
して出力する。従来の技術では、多値画像データを2値
画像データに変換するには次のように行っていた。はじ
めに元の画像を、文字を表す領域と、写真などの中間調
画像の領域とに分離する。このように文字領域と、中間
調画像領域とを分離する手段のことを、一般的に領域判
定と呼ぶ。領域判定は、まず、判定する画素の濃度が黒
側の特定のしきい値と白側の特定のしきい値の間にある
かどうかを調べる。次に、判定する画素の上下左右に位
置する4画素の平均濃度と、判定する画素の濃度との差
が特定のしきい値以下かどうか調べる。そしてこれらの
結果、両方の条件を満たす場合、その画素は中間調領
域、それ以外の場合には文字領域と判定する。このよう
にして、中間調領域と判定された画素は、誤差拡散法に
よるディザ化による2値化を行う。また、文字領域と判
定された画素は、文字の情報を失わないようにする必要
性からディザ化を行わずに、特定のしきい値によって2
値化を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ある大きさ以上のあら
さの網点で表わされた中間調画像を従来の技術で処理す
ると、モアレが発生してしまう。モアレが発生する原因
は、従来の領域判定法では、網点画像は中間調画像であ
るにもかかわらず周期的に文字画像と誤って判定してし
まうためである。図4はモアレが発生する原因について
示している。白い丸が、スキャナで読み取る位置を示し
ている。また、ななめに格子状になっている黒い丸が、
網点画像を構成している網点を示している。従来の方法
では、スキャナで読み取った各画素について領域判定す
る時に、上下左右に位置する4画素を参照して判定す
る。この時に、判定する画素の濃度と参照した各画素の
平均濃度との差が、あるしきい値を越えた場合に文字領
域と判定する。したがって、網点画像では、図4のPI
X0、PIX1、PIX2の位置の画素は、誤って文字
領域と判定してしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の画像処理装置は、多階調画像データを画素
単位で順次参照して、文字領域であるか、または、写真
領域及び中間調領域であるかを判定する判定手段と、文
字用の2値化を行う文字用2値化手段と、写真用の2値
化を行う写真用2値化手段と、文字用の2値化データと
写真用の2値化データを前記の領域判定の結果を用いて
切り替えて出力する出力手段とを備えたものであり、さ
らに、前記多階調画像データを画素単位で順次参照し
て、文字領域であるか、または、写真領域及び中間調領
域であるかを判定する判定手段において、ある画素の領
域を判定する際に、その注目している画素の上下及び左
右に位置する4画素を参照して領域を判定する手段と、
前記の注目画素の左上、右上、左下、右下に位置する4
画素を参照して領域を判定する手段と、前記の注目画素
の左上の画素の左に位置する画素、右上の画素の右に位
置する画素、左下の画素の左に位置する画素、右下の画
素の右に位置する画素の4画素を参照して領域を判定す
る手段とを備えたものである。また、本発明は、上記画
像処理装置において、上記多階調画像データを格納する
第1のメモリ、または、上記2値化データを格納する第
2のメモリを備えるものであり、さらに、これら第1及
び第2のメモリを備えるものである。
【0005】上記画像処理装置において、多階調画像デ
ータは第1のメモリに格納される。多階調画像データは
画素単位で順次参照される。そして文字領域であるかま
たは、写真領域及び中間調領域であるかが判定される。
それと平行して文字用の2値化と、写真用の2値化が行
われる。文字用の2値化データと写真用の2値化データ
は前記の領域判定の結果によって画素単位で切り替えて
出力される。前記2値化データは第2のメモリに格納さ
れる。前記の多階調画像データが画素単位で順次参照さ
れて、文字領域であるかまたは、写真領域及び中間調領
域であるかが判定されるときに、ある画素の領域は、そ
の画素の上下及び左右に位置する4画素が参照され、領
域が判定される。また、左上、右上、左下、右下に位置
する4画素が参照され、領域が判定される。また、左上
の画素の左に位置する画素、右上の画素の右に位置する
画素、左下の画素の左に位置する画素、右下の画素の右
に位置する画素の4画素が参照され、領域が判定され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明による画像処理装置の一実
施形態を説明するための全体構成図で、この画像処理装
置は多階調画像データを格納するメモリ10と、このメ
モリ10に接続され、このメモリ10に格納されている
多階調画素PIX(x,y)を領域判定し、 PIX
(x,y)が文字画像領域ならばSEL=0、中間調画
像領域ならばSEL=1を出力する領域判定部11と、
同じくメモリ10に接続され、メモリ10に格納されて
いる多階調画素PIX(x,y)に対して文字画像用の
2値化処理を行い2値画像データLを出力する文字用2
値化部12と、同じくメモリ10に接続され、メモリ1
0に格納されている多階調画素PIX(x,y)を写真
及び中間調画像用の2値化処理を行い2値画像データP
を出力する写真用2値化部13と、領域判定部11、文
字用2値化部12、写真用2値化部13に接続され、領
域判定部11の出力SEL=0ならば文字用2値化部1
2からの2値画像出力L、SEL=1ならば写真用2値
化部13からの2値画像出力Pを切り替えてBとして出
力するセレクタ14と、セレクタ14に接続され、セレ
クタ14から出力される2値画像データBを格納するメ
モリ15から構成されている。
【0007】図2は、図1に示した領域判定部11の詳
細を説明するための図で、この領域判定部11は、多階
調画像データを読み込み、領域判定をする画素PIX
(0,0)に対して後述する図3(a)に示されたPI
X(−1,−1)、PIX(1,−1)、PIX(−
1,1)、PIX(1,1)の位置にある4画素を参照
し、それらの画素が特定の条件を満たすかどうかを調
べ、満たすならばEa=1、満たさなければEa=0を
出力するエッジ判定部A21、同じく領域判定をする画
素PIX(0,0)に対して図3(b)に示されたPI
X(−2,−1)、PIX(2,−1)、PIX(−
2,1)、PIX(2,1)の位置にある4画素を参照
し、それらの画素が特定の条件を満たすかどうかを調
べ、満たすならばEb=1、満たさなければEb=0を
出力するエッジ判定部B22、同じく領域判定をする画
素PIX(0,0)に対して図3(c)に示されたPI
X(0,−1)、PIX(−1,0)、PIX(1,
0)、PIX(0,1)の位置にある4画素を参照し、
それらの画素が特定の条件を満たすかどうかを調べ、満
たすならばEc=1、満たさなければEc=0を出力す
るエッジ判定部C23、同じく領域判定をする画素が特
定の条件を満たすかどうかを調べ、満たすならばC=
1、満たさなければC=0を出力する濃度判定部24
と、エッジ判定部A21と、エッジ判定部B22と、エ
ッジ判定部C23とに接続され、Ea、Eb、EcのO
RであるEを出力するOR回路24と、 OR回路25
と濃度判定部24とに接続され、EとCのANDである
SELを出力するAND回路26とから構成されてい
る。濃度判定部24は(1)式の条件を満たすかどうか
を判定する。ただしf(0,0)は、領域判定する画素
PIX(0,0)の濃度を示す。
【0008】
【数1】
【0009】図3は、図2に示したエッジ判定部A21
と、エッジ判定部B22とエッジ判定部C23の詳細を
説明するための図で、エッジ判定部A21では、PIX
(−1,1) 、PIX(1,−1)、PIX(−1,
1)、PIX(1,1)の位置にある画素を参照する。
エッジ判定部A21では、(2)式を満たすかどうかを
調べて条件を満たすならばEa=1、満たさないならば
Ea=0を出力する。ただしf(0,0)、f(−1,
1) 、f(1,−1)、f(−1,1)、f(1,
1)は、それぞれ画素PIX(−1,1) 、PIX
(1,−1)、PIX(−1,1)、PIX(1,1)
の濃度を示す。
【0010】
【数2】
【0011】エッジ判定部B22では、f(−2,−
1) 、f(2,−1)、f(−2,1)、f(2,
1)の位置にある画素を参照する。エッジ判定部B22
では、PIX(−2,1) 、PIX(2,−1)、P
IX(−2,1)、PIX(2,1)の位置にある画素
を参照する。エッジ判定部B22では、(3)式または
(4)式を満たすかどうかを調べて条件を満たすならば
Eb=1、満たさないならばEb=0を出力する。ただ
しf(0,0)、f(−2,1) 、f(2,−1)、
f(−2,1)、f(2,1)は、それぞれ画素PIX
(0,0)、PIX(−2,1) 、PIX(2,−
1)、PIX(−2,1)、PIX(2,1)の濃度を
示す。
【0012】
【数3】
【0013】
【数4】
【0014】エッジ判定部C23では、f(0,−1)
、f(0,1)、f(−1,0)、f(1,0)の位
置にある画素を参照する。エッジ判定部C23では、P
IX(0,−1) 、PIX(0,1)、PIX(−
1,0)、PIX(1,0)の位置にある画素を参照す
る。エッジ判定部C23では、(5)式を満たすかどう
かを調べて条件を満たすならばEc=1、満たさないな
らばEc=0を出力する。ただしf(0,0)、f
(0,−1) 、f(0,1)、f(−1,0)、f
(1,0)は、それぞれ画素PIX(0,0)、PIX
(0,−1) 、PIX(0,1)、PIX(−1,
0)、PIX(1,0)の濃度を示す。
【0015】
【数5】
【0016】
【発明の効果】 本発明によれば、スキャナで読み取っ
た多階調画像データの画素を領域判定する際に、その画
素の上下及び左右に位置する4画素、及び左上、右上、
左下、右下に位置する4画素、及び左上の画素の左に位
置する画素、右上の画素の右に位置する画素、左下の画
素の左に位置する画素、右下の画素の右に位置する画素
の4画素が参照されるため、スキャナの読み取り周期、
網点の大きさなどの影響を受けにくく、網点画像の場合
でも文字領域であるかまたは、写真領域及び中間調領域
であるかを従来方式よりも正確に判定できる。したがっ
てモアレが発生しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の画像処理装置の領域判定部の詳細を示
すブロック図である。
【図3】本発明の画像処理装置のエッジ判定部A、エッ
ジ判定部B、エッジ判定部Cの詳細を表わす図である。
【図4】本発明の画像処理装置の網点画像とスキャナの
読み取り位置の関係を表わす図である。
【符号の説明】
10 多階調画像用メモリ 11 領域判定部 12 文字用2値化部 13 写真用2値化部 14 セレクタ 15 2値画像用メモリ 21 エッジ判定部A 22 エッジ判定部B 23 エッジ判定部C 24 濃度判定部 25 OR回路 26 AND回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階調画像データを画素単位で順次参照
    して、文字領域であるか、または、写真領域及び中間調
    領域であるかを判定する判定手段と、文字用の2値化を
    行う文字用2値化手段と、写真用の2値化を行う写真用
    2値化手段と、文字用の2値化データと写真用の2値化
    データを前記の領域判定の結果を用いて切り替えて出力
    する出力手段とを備える一方、 前記判定手段は、判定する画素の上下及び左右に位置す
    る4画素の平均濃度と、判定する画素の濃度との差が特
    定のしきい値以下かどうかを調べる第1の判定部と、判
    定する画素の左上、右上、左下、右下に位置する4画素
    の平均濃度と、判定する画素の濃度との差が特定のしき
    い値以下かどうかを調べる第2の判定部と、判定する画
    素の左上の画素の左に位置する画素、右上の画素の右に
    位置する画素、左下の画素の左に位置する画素、右下の
    画素の右に位置する画素の4画素の平均濃度と、判定す
    る画素の濃度との差が特定のしきい値以下かどうかを調
    べる第3の判定部と、判定する画素の濃度が黒側の特定
    のしきい値と白側の特定のしきい値との間にあるかどう
    かを調べる第4の判定部とを備え、第1〜3の判定部の
    何れかが条件を満たし、且つ第4の判定部が条件を満た
    すとき、その画素が写真領域及び中間調領域であると判
    定する ことを特徴とする画像処理装置。
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