JPH07230955A - 気相成長方法とその装置 - Google Patents

気相成長方法とその装置

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JPH07230955A
JPH07230955A JP2087294A JP2087294A JPH07230955A JP H07230955 A JPH07230955 A JP H07230955A JP 2087294 A JP2087294 A JP 2087294A JP 2087294 A JP2087294 A JP 2087294A JP H07230955 A JPH07230955 A JP H07230955A
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JP
Japan
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temperature
substrate
reaction chamber
growth
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP2087294A
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English (en)
Inventor
Katsuya Oda
克矢 小田
Yukihiro Kiyota
幸弘 清田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】成長前の基板を短時間で制御性良く温度調節
し、基板表面への不純物の付着を減少させてエピタキシ
ャル膜の欠陥を低減する。 【構成】クリーニングガス中で基板を高温に加熱するこ
とによって基板表面を清浄した後、基板を成長温度まで
降温する段階で、反応室を急激に減圧することにより基
板温度を短時間で成長温度まで降温する。 【効果】基板表面清浄化からエピタキシャル成長までの
基板の降温時間を大幅な短縮が可能となり、基板表面へ
の不純物付着を低減でき、かつキャリアのプロファイル
を急峻にできる。また、デバイスの熱履歴を減少するこ
とができる。さらに降温時間の短縮によりエピタキシャ
ル成長のスループットが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコンエピタキシャ
ル膜の気相成長方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンの気相エピタキシャル成長を行
う場合、従来はブイ エル エス アイ ファブリケー
ション プリンシプルズ : シリコン アンド ガリ
ウムアルセナイド(VLSI FABRICATION PRINCIPLES:SILI
CON & GALLIUM ARSENIDE),p.229で述べられてい
るように、エピタキシャル成長を行う反応室と、反応室
にクリーニングガスやシリコン系反応ガスを供給するガ
ス供給手段と、反応室内のガスを排気する真空排気手段
とを有しているエピタキシャル成長装置において、反応
室内に設けられたサセプタ上にシリコン基板を設置し、
2 やHCl等のクリーニングガスを流した状態でRF
コイルからの誘導加熱によりサセプタを加熱し、サセプ
タからの熱輻射等により基板を1000℃以上に加熱す
ることにより表面の自然酸化膜を除去する。表面の自然
酸化膜を除去した後、基板を成長温度になるまで降温
し、H2 等のキャリアガスと共にシリコン系ガスを反応
室に流すことによりエピタキシャル成長を行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来法の誘導加熱によ
り基板を加熱する気相成長方法では、成長温度よりも高
い温度で基板表面の自然酸化膜を除去した後、成長温度
まで基板温度を下げるために単に出力を下げて温度が下
がるまで放置していた。しかしこの方法では、サセプタ
の熱容量が大きいために温度の低下が非常に遅く、低温
でエピタキシャル成長を行おうとすると降温時間が長く
なるので、基板表面への不純物の再付着が起り、エピタ
キシャル膜の欠陥の原因となる不純物が界面に残留して
しまうという問題があった。
【0004】本発明の目的は、低温エピタキシャル成長
におけるエピタキシャル膜/基板界面の残留不純物濃度
を抑制する方法、及びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基板表面清浄化を行う時の反応室圧力と
エピタキシャル成長時の反応室圧力との差を利用し、基
板表面清浄化が終了した時点で瞬間的に反応室を減圧す
ることにより短時間で基板温度を成長温度まで下げ、基
板表面への不純物の付着を防止する方法である。
【0006】
【作用】エピタキシャル成長前の基板表面清浄化のため
にH2 ,HCl等のクリーニングガス中で基板を高温に
加熱した後、成長温度まで基板を降温する段階で、クリ
ーニングガスの供給を停止するのに加えて真空排気装置
により反応室を急激に減圧する。その結果、熱力学の法
則により、反応室の圧力低下とともに温度は急激に低下
するため、あらかじめ圧力変化から温度の低下量を計算
しておけば、非常に短時間で、且つ制御性良く基板温度
を成長温度まで下げることができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明をシリコンのエピタキシャル
成長に適用した場合のシーケンスとそれに伴う基板温度
を示したものであり、図2は従来法でのエピタキシャル
成長のシーケンスとそれに伴う基板温度である。図3に
はシリコンのエピタキシャル成長を誘導加熱によって行
う気相成長装置の断面図を示してある。
【0008】シリコン基板5を1×10-6Pa以下の超
高真空に保たれた成長室1に導入し、サセプタ4上に設
置する。エアバルブ7を開け、ガスノズル6を通して成
長室1にH2 を4l/min 導入し、圧力制御バルブ12
を用いて成長室内を1000Paの圧力に保った後、ワ
ークコイル2に高周波電流を流してサセプタ4を加熱
し、その熱伝導で基板5を850℃に加熱する。
【0009】基板表面にある自然酸化膜を除去した後、
ワークコイル2の出力を調整しサセプタ4の温度を下げ
始める。エアバルブ7を閉めるのと同時に圧力制御バル
ブ12,ゲートバルブ11を順に全開にして成長室1を
1000Paから1×10-5Paまで急速に減圧する。こ
の急減圧により、通常の基板温度下降速度0.3℃/sec
に対して5.0℃/secという高速で基板が冷却され
る。その結果、減圧開始から数十秒で成長温度まで基板
温度が下がり、エアバルブ8を開けて成長ガスを成長室
1に導入し、エピタキシャル成長を開始する。
【0010】図4,図5は本発明を用いて成長させたエ
ピタキシャル膜/基板界面の不純物濃度分布と、従来法
を用いた場合の不純物濃度分布とを比較したものであ
る。これらの図より、酸素,炭素とも成長前に短時間で
基板を降温した本発明の方が長時間かけて降温したもの
よりも界面の濃度が低いことが分かる。
【0011】図6に示す他の実施例では、基板表面清浄
化を行った後、定常時にエピタキシャル成長温度になる
ように高周波電源の出力を調整して基板を降温してい
き、基板温度が減圧に伴う温度下降分だけエピタキシャ
ル成長時の温度よりも高い温度まで下がった時点で反応
室の減圧を開始する。すると反応室の減圧が終了した時
点で基板はエピタキシャル成長温度になるので、そのま
ま反応室にシリコン系ガスを流すことによりエピタキシ
ャル成長を行うことができる。
【0012】次に図7を用いて他の実施例を説明する。
第1の実施例ではエアバルブ7を閉じ真空排気装置10
で排気し始めてから減圧できるまでに時間がかかってい
た。そこで成長室1とゲートバルブ15で仕切られ、独
立した真空排気装置14で超高真空に保つことができる
減圧室13を設けることにより、エアバルブ7を閉める
のと同時にゲートバルブ15を開けただけで反応室の圧
力が大幅に下がり排気に要する時間が大幅に短縮でき
る。そしてすぐにゲートバルブ15を閉じ、ゲートバル
ブ11を開け、エアバルブ8を開けて成長ガスを反応室
1に導入し、エピタキシャル成長を開始する。
【0013】図8はさらに他の実施例を示す。本実施例
では、反応室を複数の真空排気装置10,17,18,
19を直列,並列、又はそれらの複合としてつないで排
気することにより、排気能力を大幅に上げてクリーニン
グガスの急速排気を行ってさらに降温時間の短縮を行う
ことができる。さらに反応室の真空度を向上させ不純物
ガスの分圧を下げることができ、基板表面に付着する不
純物濃度も減らすことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、非常に短時間で基板を
降温することができるので基板表面への不純物の再付着
を低減しながら低温でのエピタキシャル成長が可能にな
る。さらに基板表面への不純物再付着を低減することか
ら、エピタキシャル膜の積層欠陥を減少できる。さらに
低温でエピタキシャル成長ができるためキャリアのプロ
ファイルを非常に急峻にすることができる。さらに基板
の降温時間が大幅に短縮されて基板の熱履歴を減少する
ことができる。さらに降温時間の短縮によりエピタキシ
ャル成長のスループットが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエピタキシャル成長のシーケンス
と基板温度の関係の説明図。
【図2】従来例のエピタキシャル成長のシーケンスと基
板温度の関係の説明図。
【図3】気相成長装置の断面図。
【図4】エピタキシャル膜/基板界面の酸素濃度の特性
図。
【図5】エピタキシャル膜/基板界面の炭素濃度の特性
図。
【図6】本発明の他の実施例によるエピタキシャル成長
のシーケンスと基板温度の関係の説明図。
【図7】減圧室を設けた気相成長装置の断面図。
【図8】複数の真空排気装置を設けた気相成長装置の断
面図。
【符号の説明】
1…反応室、2…高周波ワークコイル、3…ワークコイ
ルカバー、4…サセプタ、5…基板、6…ガスノズル、
7…クリーニングガス用エアバルブ、8…成長ガス用エ
アバルブ、9…マスフローコントローラ、10,14,
17,18,19…真空排気装置、11,15,16,
20…ゲートバルブ、12…圧力制御バルブ、13…減
圧室。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板を誘導加熱により加熱し、シリ
    コン系ガスを分解させてシリコンのエピタキシャル成長
    を行う気相成長方法において、前記半導体基板をクリー
    ニングガス中でエピタキシャル成長時よりも高温に加熱
    して表面の自然酸化膜を除去する工程,クリーニングガ
    スの供給を停止する工程,反応室内の前記クリーニング
    ガスを強制排気して反応室を減圧することにより前記半
    導体基板の温度を下げる工程,前記反応室にシリコン系
    ガスを流してエピタキシャル成長を行う工程を含むこと
    を特徴とする気相成長方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記反応室の減圧によ
    り前記半導体基板の温度をエピタキシャル成長温度まで
    下げる気相成長方法。
  3. 【請求項3】クリーニングガス供給停止と同時に反応室
    との間を隔てているバルブを開けて前記反応室の圧力を
    下げるための減圧室を有することを特徴とする半導体製
    造装置。
  4. 【請求項4】反応室内のガスを短時間で排気するための
    真空排気装置を複数個設けたことを特徴とする半導体製
    造装置。
JP2087294A 1994-02-18 1994-02-18 気相成長方法とその装置 Pending JPH07230955A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000328246A (ja) * 1999-03-17 2000-11-28 Anelva Corp 窒化チタン薄膜の作製方法及び作製装置
JP2002050579A (ja) * 2000-05-25 2002-02-15 Wacker Siltronic G Fuer Halbleitermaterialien Ag 半導体基板の製造方法及びその使用
JP2002289534A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Sony Corp 半導体装置の製造方法および固体撮像装置の選別方法
WO2003060970A1 (fr) * 2002-01-09 2003-07-24 Renesas Technology Corp. Procede de fabrication d'un dispositif de circuit integre a semi-conducteur

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