JPH0722792B2 - ベベルギア鍛造用インサート分割金型 - Google Patents

ベベルギア鍛造用インサート分割金型

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JPH0722792B2
JPH0722792B2 JP63024497A JP2449788A JPH0722792B2 JP H0722792 B2 JPH0722792 B2 JP H0722792B2 JP 63024497 A JP63024497 A JP 63024497A JP 2449788 A JP2449788 A JP 2449788A JP H0722792 B2 JPH0722792 B2 JP H0722792B2
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tooth
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進 伊藤
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進 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電極を用いて放電加工により製作されているベ
ベルギア鍛造用分割金型に関するものである。
(従来の技術) 第4図に示すベベルギア等を製造するに当たっては一般
に、第5図に示すように、金型ホルダーHに予備加工し
た雌金型素材Wを挿入固定し((a)参照)、ベベルギ
アと略同形状の電極Eを用いて、3〜4回放電加工を施
し((b)参照)、最後にLP仕上げを施して雌金型Dが
製作されているが、多くの問題点を有している。
即ち、電極製作に多くの時間を要する。
加工精度が悪く、放電加工面の仕上時間が長くかかる
でなく、仕上精度がくずれやすい。
放電加工工程が長く、コスト高となりやすいだけでな
く、金型には放電加工による白層が残るため、金型寿命
が短い。金型材料が超硬質合金となると、放電加工が
難しいという難点がある。
(発明が解決しようとする課題) そのため、放電加工に代え、他の加工方法の適用が提案
される。例えば、特開昭57−14439号では別途成形した
歯型材Mに冷間鍛造によりギアの歯部リード方向にテー
パを成形する方法の利用が考えられるが、平歯車のよう
に歯車軸に対して平行な歯型面の形成に関するものであ
り、ベベルギア等のように歯車軸方向に突出している歯
先部が屈曲変形している場合の雌金型は屈曲部における
加工が困難であるのが現状である。
そこで、本発明は無放電加工により製造できるベベルギ
ア金型を提供することを目的とし、鋭意研究の結果、ベ
ベルギア等のように歯先部の高さが変化している場合の
金型はその屈曲部における加工が困難であるが、屈曲部
位において半径方向に分割してやれば、例えば、研磨ま
たは研削により製作することができることを見出して本
発明を完成するに至った。
(課題を解決するための手段) 本発明は、金型ホルダーHと該金型ホルダーH内に挿入
固定され、歯高を変えて連続する少なくとも第1歯部42
と第2歯部44を有するベベルギアを形成するインサート
金型とからなるベベルギア4の鍛造金型において、 上記インサート金型をベベルギア4の外周部41を形成す
る第1金型1と、ベベルギア4の第1歯部42を形成する
凹部を底部21と隆起部22とで構成する第2金型2と、ベ
ベルギア4の第2歯部44を形成する凹部を底部31と隆起
部32とで構成する第3金型3に分割し、組立構成するよ
うにしたことを要旨とするインサート金型にある。
本発明は主としてベベルギアの雌金型を対象とするが、
屈曲凹部を屈曲部位において区分して直線状凹部を有す
る金型に分割することに基づいているから、同様の二次
元変化を有し、製品と類似形状の電極を用いて放電加工
により製作されている雌金型に適用可能である。
本発明において、金型の直線状をなす隆起部の分割形態
は特に制限するものではないが、分割部位における隆起
部の強度を考慮すると、鋭角をなす端部は避けるのが好
ましく、また、分割された金型同士の組立時の一体性を
確保するように考慮するのが好ましい。したがって、上
記第2金型2の隆起部22の第3金型側の端部が上記第3
金型3の隆起部32の第2金型側の端部を覆うように形成
すると、隆起部の端部強度および組立時の一体性が確保
できるので、好ましい形態となる。
上記インサート分割金型によれば、加工が困難であると
される屈曲部位において金型凹部が直線部となるように
分割するので、加工が著しく容易になるため、放電加工
を採用するとしても電極形成が容易になる。また、研磨
または研削加工により形成可能となる。しかしながら、
何れにしても仕上研磨工程を必要とするので、全工程を
研磨にて行うようにしてもよい。
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に
説明する。
(実施例) 第1図は本発明に係るベベルギア雌金型のインサート金
型部分を示す平面図、第2図はそのII−II線断面図で、
第3図に示すように、金型ホルダーHに内挿したリング
状第1金型(1)に対し、第2図に示すように、第2金
型(2)と第3金型(3)とを組立状態で内挿して第4
図に示すベベルギアを製造することができるようになっ
ている。
詳しくは、上記第1金型(1)のベベルギア(4)の外
周部41を形成するもので、リング状をなしている。次い
で、第2金型(2)は第1金型(1)の内周に相応して
全体としてリング状に形成され、その上端周面にはベベ
ルギア傾斜歯部42を形成する直線傾斜凹部21とベベルギ
ア傾斜谷部43を形成する隆起部22が交互に形成されてい
る。さらに、第3金型(3)は第2金型(1)の内周に
相応して全体としてリング状に形成され、その上端周面
にはベベルギア水平歯部44を形成する直線傾斜凹部31と
上記ベベルギア傾斜谷部43に連続する傾斜谷部を形成す
る隆起部32とが交互に形成されている。
上記第2金型の隆起部22は略長方形をなし、上記第3金
型の三角形状の隆起部32と連続するとともに、第2金型
の隆起部22の第3金型側の端部22aは略直角をなし、第
3金型の第2金型側の端部32aを覆うように形成してあ
る。
上記分割される第1〜第3金型は所定の素形材を予備成
形した後、直線傾斜凹部21および31を研磨穿設するとと
もに、隆起部22および32を研磨成形して製作する。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、金型ホ
ルダーと該金型ホルダー内に挿入固定され、ベベルギア
部を形成するインサート金型からなるベベルギア金型に
おいて、 従来放電加工でしか製作できないとされていた屈曲凹部
を屈曲部位において区分して上記インサート金型をベベ
ルギア外周部を形成する第1金型1と、ベベルギアの第
1歯部を形成する第2金型と、ベベルギア第2歯部を形
成する第3金型に半径方向に分割して組立構成するよう
にしたので、屈曲した凹部を有さず、無放電加工によっ
て金型製作が可能となる。これによって、従来の放電加
工の一体製作に比して、精度の高い雌金型が短時間にて
低コストで製作できるとともに、金型寿命を向上させる
ことができることとなる。しかも、時代の要望に答えて
超硬質合金材料による金型製作が可能であるから、金型
製作においてその利用価値は図り知れない。
もちろん、従来と同様放電加工法を採用するにしても電
極製作の難点を解消することができる利点もある。
特に、本発明においては、放電加工、切削加工法のいず
れも採用可能であるが、金型製作の全工程を研磨または
研削法によって行うことができるので、金型製作を能率
的に行うことができる。
以上、本発明はベベルギアの製造例を具体例として説明
したが、ベベルギアと同様の歯高が二次元変化を有し、
製品と類似形状の電極を用いて放電加工により製作され
ている雌金型に広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るベベルギア雌金型のインサート金
型部分を示す平面図、第2図はそのII−II線断面図で、
第3図は第1図に示すインサート金型を組み立てた状態
を示す断面図、第4図は上記金型で製造されるベベルギ
アの斜視図、第5図(a)および(b)は従来の金型製
造例を示す工程図である。 1…第1金型、2…第2金型、3…第3金型、22、32…
直線状凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型ホルダーHと該金型ホルダーH内に挿
    入固定され、歯高を変えて連続する少なくとも第1歯部
    42と第2歯部44を有するベベルギアを形成するインサー
    ト金型とからなるベベルギア4の鍛造金型において、 上記インサート金型をベベルギア4の外周部41を形成す
    る第1金型1と、ベベルギア4の第1歯部42を形成する
    凹部を底部21と隆起部22とで構成する第2金型2と、ベ
    ベルギア4の第2歯部44を形成する凹部を底部31と隆起
    部32とで構成する第3金型3に分割し、組立構成するよ
    うにしたことを特徴とするベベルギア鍛造用インサート
    分割金型。
  2. 【請求項2】上記第2金型2の隆起部22の第3金型側の
    端部が上記第3金型3の隆起部32の第2金型の端部を覆
    い、連続するように形成した前記請求項1に記載のベベ
    ルギア金型。
  3. 【請求項3】上記インサート金型1、2および3を研磨
    または研削法により形成する請求項1に記載のベベルギ
    ア鍛造用インサート金型。
JP63024497A 1988-02-02 1988-02-02 ベベルギア鍛造用インサート分割金型 Expired - Lifetime JPH0722792B2 (ja)

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JPS5714439A (en) * 1980-06-30 1982-01-25 Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd Working device for forming taper in lead direction of tooth part of gear

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