JPH072256B2 - 防錆被覆pcストランドの製造方法 - Google Patents
防錆被覆pcストランドの製造方法Info
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- Wire Processing (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主としてプレストレストコンクリート(以下PC
と記す)の応力導入や斜張橋等の吊り材に使用する防錆
被覆PCストランドの製造方法に関する。
と記す)の応力導入や斜張橋等の吊り材に使用する防錆
被覆PCストランドの製造方法に関する。
(従来の技術及びその問題点) 近年、PCストランドの外面を接着性を有する合成樹脂層
にて被覆し、その外側に潤滑剤層を介して合成樹脂シー
ス内に挿通しポストテンションアンボンド工法に使用す
るものや、合成樹脂被覆を施したものを緊張の後、直接
コンクリート内に埋め込むプレテンションボンド工法に
使用するものが開発されている(特開平1−215528号公
報)。
にて被覆し、その外側に潤滑剤層を介して合成樹脂シー
ス内に挿通しポストテンションアンボンド工法に使用す
るものや、合成樹脂被覆を施したものを緊張の後、直接
コンクリート内に埋め込むプレテンションボンド工法に
使用するものが開発されている(特開平1−215528号公
報)。
このような従来のPCストランドは合成樹脂被覆が施され
ていても、ストランドを構成している各単素線間には空
隙があり、この空隙に端部から水や空気が侵入し、PCス
トランドを腐食させるという問題があった。
ていても、ストランドを構成している各単素線間には空
隙があり、この空隙に端部から水や空気が侵入し、PCス
トランドを腐食させるという問題があった。
この問題を解決するため、PCストランドの製造に際し、
その各単素線をあらかじめ合成樹脂被覆し、これを撚り
合わせてストランドとなし、更にその外側に合成樹脂被
覆を施したものが提案されている(実開昭61−144121号
公報)。
その各単素線をあらかじめ合成樹脂被覆し、これを撚り
合わせてストランドとなし、更にその外側に合成樹脂被
覆を施したものが提案されている(実開昭61−144121号
公報)。
しかし、この従来のPCストランドはブルーイング処理が
なされていないため、撚り加工による材料の加工歪が残
った状態となり、ほぐれ易く、強度も安定しないという
問題があり、また各単素線の全周を被覆しているための
各単素線間に合成樹脂層が介在していることとなり、引
張した際にこの合成樹脂層が圧縮されて単素線間の間隔
が狭まり、PCストランドの伸びが大きくなるという問題
があった。
なされていないため、撚り加工による材料の加工歪が残
った状態となり、ほぐれ易く、強度も安定しないという
問題があり、また各単素線の全周を被覆しているための
各単素線間に合成樹脂層が介在していることとなり、引
張した際にこの合成樹脂層が圧縮されて単素線間の間隔
が狭まり、PCストランドの伸びが大きくなるという問題
があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような従来の問題にかんがみ、PCストラン
ドの各単素線間の空隙を完全に合成樹脂材にて埋めると
ともに外面をも被覆し、しかも、製造される被覆PCスト
ランドはブルーイング処理されて残留歪がなく、かつ、
各単素線間が互いに接触し、引張時には、単素線自体の
変形以外の伸びが生じない防錆被覆PCストランドの製造
方法の提供を目的としたものである。
ドの各単素線間の空隙を完全に合成樹脂材にて埋めると
ともに外面をも被覆し、しかも、製造される被覆PCスト
ランドはブルーイング処理されて残留歪がなく、かつ、
各単素線間が互いに接触し、引張時には、単素線自体の
変形以外の伸びが生じない防錆被覆PCストランドの製造
方法の提供を目的としたものである。
(課題を達成するための手段) 上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成する
本発明の要旨とするところは、芯線の外側に複数の側線
もしくは内層線及び側線間を撚り合わせてPC鋼撚り線の
撚り合せ加工をなす際に、前記最外周部分の側線を除く
芯線もしくは芯線及び内層線に、ブルーイング処理熱に
よって加熱溶融する防錆材をもって被覆した防錆被覆線
材を使用し、前記撚り合せ加工の後に引張り方向の外力
を与えつつブルーイング炉に通してブルーイング処理す
ると同時に前記防錆材層を溶融させ、然る後、該撚り線
の外周に防錆被覆を施すことを特徴としてなる防錆PCス
トランドの製造方法に存する。
本発明の要旨とするところは、芯線の外側に複数の側線
もしくは内層線及び側線間を撚り合わせてPC鋼撚り線の
撚り合せ加工をなす際に、前記最外周部分の側線を除く
芯線もしくは芯線及び内層線に、ブルーイング処理熱に
よって加熱溶融する防錆材をもって被覆した防錆被覆線
材を使用し、前記撚り合せ加工の後に引張り方向の外力
を与えつつブルーイング炉に通してブルーイング処理す
ると同時に前記防錆材層を溶融させ、然る後、該撚り線
の外周に防錆被覆を施すことを特徴としてなる防錆PCス
トランドの製造方法に存する。
なお、本発明においては、防錆材として例えばポリエチ
レンもしくはポリエチレン酢酸ビニル共重合樹脂等の合
成樹脂材料や、はんだ材料等の防錆被覆金属材料が使用
できる。
レンもしくはポリエチレン酢酸ビニル共重合樹脂等の合
成樹脂材料や、はんだ材料等の防錆被覆金属材料が使用
できる。
(作用) 本発明の方法では、撚り合せ加工においては、芯線及び
内層線が各単素線毎に防錆被覆された状態の撚り線が成
形される。
内層線が各単素線毎に防錆被覆された状態の撚り線が成
形される。
そして、これがブルーイング炉に挿入されることによ
り、そのブルーイング熱によって防錆材が溶融し、各単
素線間に介在している防錆材が引張り方向の外力による
各単素線の接近方向の力によって押し除けられ、各単素
線間は直接接触もしくはこれに近い状態となるととも
に、押し除けられた防錆材にて撚り線内部の各単素線間
に充満し、内部の空隙が埋められる。次いで撚り線の外
周に防錆被覆を施すことにより、各単素線の周囲が内外
において完全に防錆処理されるとともにブルーイング処
理も完全に行われる。
り、そのブルーイング熱によって防錆材が溶融し、各単
素線間に介在している防錆材が引張り方向の外力による
各単素線の接近方向の力によって押し除けられ、各単素
線間は直接接触もしくはこれに近い状態となるととも
に、押し除けられた防錆材にて撚り線内部の各単素線間
に充満し、内部の空隙が埋められる。次いで撚り線の外
周に防錆被覆を施すことにより、各単素線の周囲が内外
において完全に防錆処理されるとともにブルーイング処
理も完全に行われる。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面について説明する。
第1図は、本発明方法を実施する装置の一例の概略を示
している。図において1は撚り合せ装置である。この撚
り合せ装置1は、機台2の水平支軸3を中心に回転駆動
される回転盤4を有している。回転盤4の前面には、撚
り合せ単素線の本数分のリール支持部5,5……が設けら
れ、この各リール支持部5にそれぞれ撚り合せようとす
る単素線からなる芯線6を巻いたリール7及び側線8を
巻いたリール9,9……が支持され、各リール6,9,9……の
単素線を引き出しつつ回転盤4を回転させることによ
り、芯線6の外周に側線8,8……が螺旋状に撚り合わさ
れるようになっている。
している。図において1は撚り合せ装置である。この撚
り合せ装置1は、機台2の水平支軸3を中心に回転駆動
される回転盤4を有している。回転盤4の前面には、撚
り合せ単素線の本数分のリール支持部5,5……が設けら
れ、この各リール支持部5にそれぞれ撚り合せようとす
る単素線からなる芯線6を巻いたリール7及び側線8を
巻いたリール9,9……が支持され、各リール6,9,9……の
単素線を引き出しつつ回転盤4を回転させることによ
り、芯線6の外周に側線8,8……が螺旋状に撚り合わさ
れるようになっている。
この撚り合せ装置1による撚り加工に際し、芯線6には
高融点の熱可塑性合成樹脂材料からなる防錆材を使用し
た防錆剤層10を予め外周に層状に被着させたものを使用
するとともに、側線8には被覆のない単素線を使用して
いる。而してこれによって撚り加工が成される撚り線A1
は、第2図(イ)に示す断面形状のように芯線6と側線
8との間に防錆材層10が介在された状態となって成形さ
れる。
高融点の熱可塑性合成樹脂材料からなる防錆材を使用し
た防錆剤層10を予め外周に層状に被着させたものを使用
するとともに、側線8には被覆のない単素線を使用して
いる。而してこれによって撚り加工が成される撚り線A1
は、第2図(イ)に示す断面形状のように芯線6と側線
8との間に防錆材層10が介在された状態となって成形さ
れる。
撚り合せ装置1によって撚り加工された撚り線A1は次い
でブルーイング炉11に通される。このブルーイング炉11
は、誘導加熱炉を使用しており、第3図に示すように内
部に高周波電流を流す誘導子12を有し、その誘導子12の
中心を撚り線A1を通過させるようになっており、その通
過中に約450〜500℃に加熱されるようになっている。
でブルーイング炉11に通される。このブルーイング炉11
は、誘導加熱炉を使用しており、第3図に示すように内
部に高周波電流を流す誘導子12を有し、その誘導子12の
中心を撚り線A1を通過させるようになっており、その通
過中に約450〜500℃に加熱されるようになっている。
なお、ブルーイング炉は、この他通常の電気炉やガス燃
焼炉を使用してもよい。
焼炉を使用してもよい。
また、撚り線A1は、後述する巻き取り装置13によって巻
き取られるようになっており、これによって常時引張方
向の負荷がかけられている。
き取られるようになっており、これによって常時引張方
向の負荷がかけられている。
而して撚り線A1はブルーイング炉11を通過する間に加熱
されて撚り加工時の残留歪が除去されると同時に、芯線
6の外周の防錆材料層10が溶融される。このとき撚り線
A1には引張力が働いているため、芯線6と側線8間には
互いに接近方向の力が加わり、両者間の防錆材が押し除
けられ、芯線6と隣り合う側線8,8間の空隙14(第2図
(イ)に示す)が、第2図(ロ)に示すように、その押
し除けられた溶融防錆材15によって埋められる。
されて撚り加工時の残留歪が除去されると同時に、芯線
6の外周の防錆材料層10が溶融される。このとき撚り線
A1には引張力が働いているため、芯線6と側線8間には
互いに接近方向の力が加わり、両者間の防錆材が押し除
けられ、芯線6と隣り合う側線8,8間の空隙14(第2図
(イ)に示す)が、第2図(ロ)に示すように、その押
し除けられた溶融防錆材15によって埋められる。
このようにして内部の空隙が溶融防錆材15によって埋め
られた中実撚り線A2は、次に外面被覆装置16に通され
る。この外面被覆装置16は、第4図に示すように中実撚
り線A2を通過させる風洞17を有し、該風洞17内には粉体
吹き込み口18より合成樹脂粉体材料を空気流によって送
り込むとともに排出口19から排出させている。そして、
ブルーイング炉11によって加熱された状態の中実撚り線
A2が風洞17内を通過する間に合成樹脂粉体材料が付着し
て溶融され、第2図(ハ)に示すように層状の外面被覆
層20が形成されるようになっている。
られた中実撚り線A2は、次に外面被覆装置16に通され
る。この外面被覆装置16は、第4図に示すように中実撚
り線A2を通過させる風洞17を有し、該風洞17内には粉体
吹き込み口18より合成樹脂粉体材料を空気流によって送
り込むとともに排出口19から排出させている。そして、
ブルーイング炉11によって加熱された状態の中実撚り線
A2が風洞17内を通過する間に合成樹脂粉体材料が付着し
て溶融され、第2図(ハ)に示すように層状の外面被覆
層20が形成されるようになっている。
なお、外面被覆装置は、この他、合成樹脂押出成型機を
使用してもよい。
使用してもよい。
このようにして内外面を被覆された防錆被覆PCストラン
ドAを冷却装置21に通し、防錆材が固化する温度まで冷
却して巻き取り装置13に巻き取る。これによって製造の
全工程を完了する。
ドAを冷却装置21に通し、防錆材が固化する温度まで冷
却して巻き取り装置13に巻き取る。これによって製造の
全工程を完了する。
なお、本発明は上述の実施例の他、第5図に示すように
芯線6を撚合せ装置1の中央に側線8とは別に送り込む
ようにし、その送り込み途中にて合成樹脂押出成形装置
22によって芯線6の外周に防錆材層10を被着させてもよ
い。
芯線6を撚合せ装置1の中央に側線8とは別に送り込む
ようにし、その送り込み途中にて合成樹脂押出成形装置
22によって芯線6の外周に防錆材層10を被着させてもよ
い。
また、前述した実施例は7本撚りのPCストランドについ
て示しているが、この他、第6図(イ)〜(ハ)に示す
ように芯線6と側線8との間に内層線23がある多数本撚
りのPCストランドにも実施することができる。この場合
には、第6図(イ)に示すように芯線6及び内層線23の
外面に予め防錆材層10を被着させたものを撚り合せ装置
にて撚り合せ加工し、ブルーイング炉にて第6図(ロ)
に示すように防錆材層を溶融させて各線間を接近させる
とともに、内部の空間14(第6図(イ)に示す)を埋
め、次いで外面被覆装置により第6図(ハ)に示すよう
に外面被覆層20を被着させる。
て示しているが、この他、第6図(イ)〜(ハ)に示す
ように芯線6と側線8との間に内層線23がある多数本撚
りのPCストランドにも実施することができる。この場合
には、第6図(イ)に示すように芯線6及び内層線23の
外面に予め防錆材層10を被着させたものを撚り合せ装置
にて撚り合せ加工し、ブルーイング炉にて第6図(ロ)
に示すように防錆材層を溶融させて各線間を接近させる
とともに、内部の空間14(第6図(イ)に示す)を埋
め、次いで外面被覆装置により第6図(ハ)に示すよう
に外面被覆層20を被着させる。
更に上述した実施例では、連続した製造ラインによって
製造される場合について示しているが、この他、PC鋼撚
り線の撚り合せ加工、ブルーイング処理、撚り線外周の
防錆被覆処理を個別に行せるようにしてもよい。
製造される場合について示しているが、この他、PC鋼撚
り線の撚り合せ加工、ブルーイング処理、撚り線外周の
防錆被覆処理を個別に行せるようにしてもよい。
(発明の効果) 上述したように本発明においては、PCストランドの最外
部の側線を除く内部の芯線、及び内層線の外周に予め防
錆材を被着させたものを使用して撚り加工にて撚り線と
なし、その後ブルーイング処理するようにしたことによ
ってPCストランドの製造と同時に、これを構成している
各PC単素線材の間隙にも防錆被覆材料が充填され、完全
な防錆被覆が施され、かつブルーイング処理されたPCス
トランドが連続して製造されることとなったものであ
る。
部の側線を除く内部の芯線、及び内層線の外周に予め防
錆材を被着させたものを使用して撚り加工にて撚り線と
なし、その後ブルーイング処理するようにしたことによ
ってPCストランドの製造と同時に、これを構成している
各PC単素線材の間隙にも防錆被覆材料が充填され、完全
な防錆被覆が施され、かつブルーイング処理されたPCス
トランドが連続して製造されることとなったものであ
る。
また、このようにして製造されたPCストランドは、各単
素線の接触部分間にある合成樹脂材料が加工圧によって
押し出されることとなり、各単素線は直接に接触した状
態、もしくはこれに近い状態で撚られることとなり、引
張時の伸びに被覆材料が影響を及ぼすことがなくなった
ものである。
素線の接触部分間にある合成樹脂材料が加工圧によって
押し出されることとなり、各単素線は直接に接触した状
態、もしくはこれに近い状態で撚られることとなり、引
張時の伸びに被覆材料が影響を及ぼすことがなくなった
ものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は第一実施
例に使用する装置の概略を示す側面図、第2図(イ)〜
(ハ)は製造工程中の撚り線の状態を示す断面図、第3
図はブルーイング炉の断面図、第4図は外面被覆装置の
断面図、第5図は第二実施例に使用する装置の概略を示
す断面図、第6図(イ)〜(ハ)は他の実施例の製造工
程中の撚り線の状態を示す断面図である。 A1……撚り線、A2……中実撚り線、A……防錆被覆PCス
トランド、1……撚り合せ装置、2……機台、3……水
平支軸、4……回転盤、5……リール支持部、6……芯
線、7,9……リール、8……側線、10……防錆材層、11
……ブルーイング炉、12……誘導加熱子、13……巻き取
り装置、14……空間、15……溶融防錆材、16……外面被
覆装置、17……風洞、18……粉体吹き込み口、19……排
出口、20……外面被覆層、21……冷却装置、22……合成
樹脂押出成形装置、23……内層線。
例に使用する装置の概略を示す側面図、第2図(イ)〜
(ハ)は製造工程中の撚り線の状態を示す断面図、第3
図はブルーイング炉の断面図、第4図は外面被覆装置の
断面図、第5図は第二実施例に使用する装置の概略を示
す断面図、第6図(イ)〜(ハ)は他の実施例の製造工
程中の撚り線の状態を示す断面図である。 A1……撚り線、A2……中実撚り線、A……防錆被覆PCス
トランド、1……撚り合せ装置、2……機台、3……水
平支軸、4……回転盤、5……リール支持部、6……芯
線、7,9……リール、8……側線、10……防錆材層、11
……ブルーイング炉、12……誘導加熱子、13……巻き取
り装置、14……空間、15……溶融防錆材、16……外面被
覆装置、17……風洞、18……粉体吹き込み口、19……排
出口、20……外面被覆層、21……冷却装置、22……合成
樹脂押出成形装置、23……内層線。
Claims (1)
- 【請求項1】芯線の外側に複数の側線もしくは内層線及
び側線間を撚り合わせてPC鋼撚り線の撚り合せ加工をな
す際に、前記最外周部分の側線を除く芯線もしくは芯線
及び内層線に、ブルーイング処理熱によって加熱溶融す
る防錆材をもって被覆した防錆被覆線材を使用し、前記
撚り合せ加工の後に引張り方向の外力を与えつつブルー
イング炉に通してブルーイング処理すると同時に前記防
錆材層を溶融させ、然る後、該撚り線の外周に防錆被覆
を施すことを特徴としてなる防錆PCストランドの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2230349A JPH072256B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 防錆被覆pcストランドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2230349A JPH072256B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 防錆被覆pcストランドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111937A JPH04111937A (ja) | 1992-04-13 |
JPH072256B2 true JPH072256B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=16906463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2230349A Expired - Fee Related JPH072256B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 防錆被覆pcストランドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072256B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2691113B2 (ja) * | 1992-11-13 | 1997-12-17 | 黒沢建設株式会社 | Pc鋼より線の防錆被膜形成加工方法及び同方法を実施する防錆被膜形成加工装置 |
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