JP2703164B2 - Pc鋼より線の防錆方法 - Google Patents
Pc鋼より線の防錆方法Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/73—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process
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Description
造物に用いるワイヤロープ、特にプレキャストコンクリ
ートにプレストレスを付与するためのPC鋼より線の一
次防錆方法に関する。
び土木構造物等に用いる場合には、アンボンドPC鋼よ
り線として処理されているもの以外は、いわゆる防錆処
理が施されないで使用されている。
テンション工法はもとより、ポストテンション工法にお
いてもシース管として用いる場合であっても、防錆処理
は施されることなく使用されている。
来技術のように、防錆処理が施されないで使用されるP
C鋼より線は、例えばポストテンション工法の場合のコ
ンクリートプレキャスト製品として代表的な建築構造物
の柱・梁は、コンクリート打設前に配筋同様のシース管
を配し、コンクリート硬化後、そのシース管中にPC鋼
より線を必要本数束ねて挿入してコンクリートにプレス
トレスを与える。
ことなく必要長さに切断されてコイル状に巻き取られて
建設現場に持ち込まれ、実際に使用されるまでには数日
間或は数週間屋外にシートがけ程度で放置されているこ
とが多い。
赤錆が発生し、この赤錆の発生が起因となり、遅れ破壊
等が発生するという問題点が生じている。
トにプレストレスを与えるために大きな緊張荷重を導入
して使用するもの程、遅れ破壊等が多く発生して、その
防錆対策が問題となっている。
処理を施すことに解決しなければならない課題を有して
いる。
に本発明は、プレキャストコンクリートにプレストレス
を付与するためのPC鋼より線であって、該PC鋼より
線の製造工程においてブルーイング熱処理後に、冷却手
段によりPC鋼より線を防錆剤焼き付け適温まで冷却
し、防錆剤液が貯留されている槽内にPC鋼より線を浸
しながら通過させて防錆剤を塗布し、PC鋼より線に残
存する温度により防錆剤を焼き付けて一次防錆を行うこ
とを特徴とするPC鋼より線の一次防錆方法を提供する
ものである。
が、リン酸塩またはクロム酸塩であること、及び槽内に
貯留されている防錆剤液は、溢出循環させてあることも
付加的な構成要件として含まれるものである。
であるので、PC鋼より線を製造する際のブルーイング
熱処理を利用することで、防錆剤の焼付けに必要とする
加熱手段を別途設ける必要がなく、既存の製造設備をそ
のまま利用することができる。
線を通過させると共に、防錆剤液を循環させるようにし
たことによって、PC鋼より線の浸された表面には常に
新しい防錆剤が連続的に接触して塗布され、且つ均質で
均等な厚さの防錆被膜が焼付けできるようになる。
ついて、図示の実施例を参照にして説明する。
は、図1に示すように、供給側素材スタンド1と、より
線機構6と、ブルーイング加熱炉11と、冷却槽13
と、巻き取りリール機30とから構成されており、この
装置に防錆剤塗布装置14を付加して一次防錆処理を行
うものである。
る側線3と芯線4とからPC鋼より線10を形成し、該
PC鋼より線10に加熱、冷却した後に未だ所定の温度
がPC鋼より線10に残存している内に、防錆剤を塗布
して一次防錆を行った後に巻き取りリール機30に巻か
れる。
数台備えている。これら各回転テーブル台2は、鋼線か
らなる側線3又は芯線4を巻装させたリール5が載置さ
れ、回転できるように配設されている。本実施例におい
ては、中心位置に1本の芯線4を巻装させたリール5を
備え、その左右に夫々3本の側線3を巻装させたリール
5を備えた構造である。
及び芯線4を夫々引き出して供給できる適宜位置に、P
C鋼より線機構6が配置されている。
てその周囲に複数の側線3をより合わせてPC鋼より線
10を形成するものであり、芯線孔を中心として放射方
向に側線3を通す複数の側線孔を有し、芯線の外周面に
側線を螺旋状に巻き付けてPC鋼より線を製造するもの
である。そして、PC鋼より線機構6により形成された
PC鋼より線10はブルーイング加熱炉11に送り込ま
れる。
るPC鋼より線の成形後の内部応力を減少し、弾性を高
める等の目的で行う低温加熱炉であり、PC鋼より線1
0の遡性加工歪を除去するものである。
ーイング加熱炉11内の温度は450℃前後に設定さ
れ、炉内を通過するPC鋼より線10は2分間程度加熱
される。
の温度で2分間程度の加熱により遡性加工歪を除去され
る。このブルーイング熱処理工程により、遡性加工歪を
除去されたPC鋼より線12は冷却槽13に送り出され
る。
よって加熱されて遡性加工歪が除去されたPC鋼より線
12を、防錆剤塗布焼付け適温まで冷却する構造になっ
ている。この冷却されたPC鋼より線12は防錆剤塗布
装置14に送り込まれる。
すように、遡性加工歪が除去されたPC鋼より線12に
残存する温度を利用して防錆剤の塗布焼付けを行うもの
であり、内槽15と、外槽17と、注入パイプ21と、
戻りパイプ26とから構成されている。
に塗布して焼付ける槽であり、上部が開口された長方箱
型形状であって、外槽17の中に配設できるように形成
され、その長手方向の両端の上方の位置に、PC鋼より
線12を遊嵌できる貫通孔16、16を備えた構造であ
る。
内槽15からあふれ出る防錆剤液を一時貯槽できる空間
を備えた略長方形をした箱型形状をしており、その長手
方向の両端には、内槽15の貫通孔16と同一位置にな
るように、PC鋼より線12を遊嵌する貫通孔18、1
8を備え、その底部の位置に内槽15からあふれ出た防
錆剤液をラインポンプ25側に戻す戻し口19を備えた
構造である。そして、その上面には蓋20をかぶせてあ
り、該蓋20には後述する注入パイプ21の吐出口22
が貫通できる孔を備えてある。
23と、連結具24とから構成され、吐出口22の先端
は、蓋20を介して内槽15の内部にまで延設され、且
つ内槽15の貫通孔16、16を貫通するPC鋼より線
12の近傍位置になるように配設されている。
れた状態で、PC鋼より線12を貫通させる貫通孔16
とPC鋼より線12との隙間、及び内槽15の上部から
防錆剤液が溢出するように液量を調整するバルブであ
り、吐出口22と連結具24との中間位置にパイプを介
して連結されている。連結具24はラインポンプ25の
排出側に連結されている。
に所定の圧力で供給するものであり、その排出側は注入
パイプ21の連結具24に連結し、その吸入側は戻りパ
イプ26の連結具28に連結されている。
た防錆剤液及び外槽17に直接投入された防錆剤液を内
槽15内に供給するバルブであり、バルブ27と、連結
具28と、排出バルブ29とから構成されている。
錆剤液と、あふれ出る防錆剤液とのバランスを調整する
バルブであり、外槽17の戻し口19に連結された連結
具と、ラインポンプ25側の連結具28との間に連結さ
れている。
液を供給する連結具であり、その一端はパイプを介して
バルブ27に連結し、その他端はラインポンプ25の吸
入側に連結されている。
いる防錆剤液を適宜外部に排出するバルブであり、連結
具28に連結されている。
により、一次防錆剤が塗布されて焼付けられたPC鋼よ
り線12は、図1に示すように巻き取りリール機30に
巻き取られる。
錆方法、特に防錆剤塗布装置14においては、先ず必要
な濃度に希釈した防錆剤液を外槽17に投入する。この
防錆剤は、例えば、りん酸鉛又はクロム酸塩等が使用さ
れる。
イプ26を介してラインポンプ25に供給される。
は、注入パイプ21を介して内槽15に供給される。
より線12が貫通孔16に貫通された状態で、PC鋼よ
り線12と貫通孔16との隙間、及び内槽15の上部か
らあふれ出るように、バルブ23によって調整されてい
る。
吐出する防錆剤液は、PC鋼より線12の近傍の位置に
吐出するようになっているので、PC鋼より線12に塗
布して焼付けする防錆剤液は、常時防錆剤液の循環及び
防錆剤液の供給によって、均質及び均等に塗布して焼き
付けることが可能となる。
は、外槽17から戻りパイプ26を介してラインポンプ
25に戻り、再び内槽15に送り込まれて、常時内槽1
5内を巡回する。
いわばストレートに通過しても、その表面に防錆剤塗膜
を均質均等に形成して、PC鋼より線12に残っている
残存温度で急速に焼付けることができる。
防錆をすることによって、例えば建設現場において、使
用に供するために屋外に放置される期間(例えば数週
間)に充分耐える期間(例えば数カ月)放置しても赤錆
の発生を防止することができるのである。
鋼より線の一次防錆方法は、プレキャストコンクリート
にプレストレスを付与するためのPC鋼より線であっ
て、該PC鋼より線の製造工程においてブルーイング熱
処理後に、冷却手段によりPC鋼より線を防錆剤焼き付
け適温まで冷却し、防錆剤液が貯留されている槽内にP
C鋼より線を浸しながら通過させて防錆剤を塗布し、P
C鋼より線に残存する温度により防錆剤を焼き付けて一
次防錆を行うようにしたことにより、従来からPC鋼よ
り線の製造工程において必要としている熱処理手段を利
用して、赤錆の発生を防止するための一次防錆を効率良
く行うことができるという優れた効果を奏する。
錆剤液中にPC鋼より線を浸しながら通過させることに
より連続した塗布が可能となると共に、均質均等な防錆
被膜が形成できると云うきわめて優れた効果を奏する。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 プレキャストコンクリートにプレストレ
スを付与するためのPC鋼より線であって、該PC鋼よ
り線の製造工程においてブルーイング熱処理後に、冷却
手段によりPC鋼より線を防錆剤焼き付け適温まで冷却
し、防錆剤液が貯留されている槽内にPC鋼より線を浸
しながら通過させて防錆剤を塗布し、PC鋼より線に残
存する温度により防錆剤を焼き付けて一次防錆を行うこ
とを特徴とするPC鋼より線の一次防錆方法。 - 【請求項2】 防錆剤が、リン酸塩またはクロム酸塩で
ある請求項1に記載の一次防錆方法。 - 【請求項3】 槽内に貯留されている防錆剤液は、溢出
循環させてある請求項1に記載の一次防錆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4327874A JP2703164B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | Pc鋼より線の防錆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4327874A JP2703164B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | Pc鋼より線の防錆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06173028A JPH06173028A (ja) | 1994-06-21 |
JP2703164B2 true JP2703164B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=18203949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4327874A Expired - Lifetime JP2703164B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | Pc鋼より線の防錆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2703164B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100328715B1 (ko) * | 1999-04-27 | 2002-03-20 | 홍영철 | 광통신 케이블 지지용 스트랜드의 제조방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH072256B2 (ja) * | 1990-08-31 | 1995-01-18 | 株式会社タイムエンジニアリング | 防錆被覆pcストランドの製造方法 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP4327874A patent/JP2703164B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06173028A (ja) | 1994-06-21 |
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