JPH0154142B2 - - Google Patents

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JPH0154142B2
JPH0154142B2 JP22300984A JP22300984A JPH0154142B2 JP H0154142 B2 JPH0154142 B2 JP H0154142B2 JP 22300984 A JP22300984 A JP 22300984A JP 22300984 A JP22300984 A JP 22300984A JP H0154142 B2 JPH0154142 B2 JP H0154142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strand
corrosion inhibitor
cylindrical body
grease
die
Prior art date
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Expired
Application number
JP22300984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61103633A (ja
Inventor
Ryohei Kurosawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurosawa Construction Co Ltd
Original Assignee
Kurosawa Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurosawa Construction Co Ltd filed Critical Kurosawa Construction Co Ltd
Priority to JP22300984A priority Critical patent/JPS61103633A/ja
Publication of JPS61103633A publication Critical patent/JPS61103633A/ja
Publication of JPH0154142B2 publication Critical patent/JPH0154142B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はPCストランド、即ち予め延伸され且
つこの緊張状態を維持した儘でコンクリート中に
埋設され、コンクリート構造物に圧縮力であるプ
レストレスを与える鋼鉄撚線の製法に係り、殊に
コンクリートに対して密着性を有しない被覆であ
る筒体を備えている、筒体付きPCストランドの
製法に係る。
(従来の技術) プレストレスコンクリートに用いられる筒体付
きPCストランドは、従来は、PCストランドの外
面に腐蝕防止剤を施与したた後に筒体被覆を施し
て製作されて来た。
特公昭53−47609公報によれば、筒体付きPCス
トランドは、腐蝕防止剤槽を経てPCストランド
を導いてその表面部に腐蝕防止剤を付着させ、次
いで熱可塑性プラスチツクス材料を射出成形法で
施すことにより筒体が形成されている。
勿論、プラスチツクス材料にて予め製作された
筒体を使用し、腐蝕防止剤の付着されたPCスト
ランドを上記プラスチツクス筒体内に挿通させる
ことによつても筒体付きPCストランドを製造す
ることができる。
(発明が解決しようとする問題点) 従来技術方法では、浸漬、塗布を問わずPCス
トランドの外面に腐蝕防止剤が施与されて来た。
しかしながら、腐蝕防止剤としては一般に滴下を
極力抑えるために粘稠性の高い、例えばグリース
等が用いられており且つPCストランドとしては
一般に複数本の鋼線を密に撚り合わせたものが使
用されているので、外面部から腐蝕防止剤を施与
してもこれが内部にまで浸透することはないの
で、腐蝕防止が不充分となる可能性がある。
本発明の目的はこのような問題点を解決するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明方法によれば、複数本の鋼線を撚つて形
成されたPCストランドが、適宜間隔をもち且つ
双方の開口が整合状態のダイに挿通されて把持さ
れるとともに、前記一方のダイを前記開口が非整
合状態になるようにPCストランドの撚りと反対
方向に回動させてこれらの両ダイ間のPCストラ
ンドの撚りを一時的に緩解させ、該撚りが緩解さ
れたPCストランドの内部及び外面に腐食防止剤
を塗布することによりPCストランドの内外面の
全長に腐敗防止剤を被覆した後、該PCストラン
ドの外面を筒体で被覆することを特徴とする筒体
付きPCストランドの製造方法によつて既述の問
題点を解決するのである。
腐蝕防止剤の施与されたPCストランドをその
外部から被覆する筒体はプラスチツクス製管体と
して予め成形されたものであることも、プラスチ
ツクス材料とし射出成形法によりその場で形成さ
れるものであることもできる。
(発明の作用、効果) 本発明方法によれば、PCストランドの撚りが
PCストランドの内部に緩解された状態で腐蝕防
止剤が施与されるために、腐蝕防止剤はPCスト
ランドの外表面のみならず、その内部にまで達す
ることになる。一旦緩解されたPCストランドの
撚りは、撚られた鋼線エレメント自体が有してい
る発条性作用により、その後旧状に復するが、こ
の場合にPCストランドは腐蝕防止剤を内部に云
わば閉じ込めた状態を呈する(勿論、過剰分につ
いては溢出する)。
従つて、PCストランドはその内外共に腐蝕防
止剤で被覆されることになるのでその発錆が長期
に亘つて抑制されることになる。
更に、このように腐蝕防止剤で完全に覆われた
PCストランドに筒体被覆が施される場合に、筒
体内はPCストランドと腐蝕防止剤とで完全に満
たされることになり、筒体は当然のことながら
PCストランドの外面部に密接する径のプラスチ
ツクス管が選択され又はPCストランドの外面部
に密接して形成され、一方腐蝕防止剤として粘度
の高いグリースを採用すれば、このグリースはそ
の粘性抵抗によるシース内でのPCストランドの
滑動を抑制する防滑剤としての作用をも果たすの
で、この筒体付きPCストランドの場合にはその
運搬等に際して多少無雑作に取扱つてもPCスト
ランドと筒体との相対的位置が変化せず、従つて
その相互位置の確認や調整が不要となるために作
業能率が向上すると謂う副次利点がもたらされ
る。
(実施例) 次に本発明方法の一実施例を図面について説明
する。
第1図において、PCストランド10は矢印A
の向きに送られる。この実施形におけるPCスト
ランド10は、第2図に示される筒体付きPCス
トランド10Aの断面図から明らかなように1本
の中心鋼線101と、その周囲に配置された6本
の外方鋼線103とから構成されており、これら
鋼線の内で外方鋼線103は撚られていて中心鋼
線101に密接して一体的なものとなつている。
参照数字12及び14により示される部材は
PCストランド10の挿通されるダイであつて、
PCストランドの外穀形状にほぼ等しい形状のダ
イ開口をそれぞれ有している。ダイ12及び14
の少なくとも一方は可動ダイであつて、駆動部材
(図示せず)を動作させることにより回動し、従
つてそのダイ開口が他方のダイのダイ開口に対し
て非斉合状態に設定することができる。
即ち、先ず両ダイ12,14のダイ開口が互い
に斉合するようになしてPCストランド10を送
り込み、次いで可動ダイを回動させればダイ12
と14のダイ開口は非斉合状態となる。この可動
ダイの回動の向きはPCストランド10の撚りを
緩解する向きにに設定されており、従つて、PC
ストランド10はダイ12と14との間で紡錘状
を呈し、PCストランド10における6本の外方
鋼線103は相互に離隔することになる。
一方、ダイ12と14との間には、腐蝕防止剤
施与装置16が配置されている。この実施形にお
いては、腐蝕防止剤としてグリース161が用い
られており、上記施与装置16はこのグリース1
61を散布するための有孔板163を有するグリ
ース貯留槽165と受器167とを備えている。
散布されたグリースは施与装置16内で紡錘状を
呈しつつ送られるPCストランド10に対し充分
に施与され且つ過剰分のグリースは滴下して受器
167に収容される。受器に収容されたグリース
はポンプP1により汲上げられて貯留槽165に
返送されることができる。このグリース循環路に
はグリース源(図示せず)からポンプP2を経て
新鮮グリースが供給され、これによりPCストラ
ンド10に施与されたグリース量を補填して貯留
槽165内のグリースレベルを略々一定に保つこ
とができる。尚、貯留槽の上部スペースにはパイ
プ169を経て必要に応じ加圧空気を送入してグ
リース161の散布量を調節することができる。
紡錘状となつてグリースが充分に施与された
PCストランド10は、その構成エレメントであ
る外方鋼線(撚線)103自体の有している復元
力により、ダイ14に近づくに従つて旧状に復し
てゆくので内部に施与された過剰量のグリースは
圧出される。内部にグリースを包有し且つ外部に
もグリースが付着していてダイ14を通過した
PCストランド10は、係止部材18により固定
保持されたプラスチツクス製の筒体20に向つて
送られてこの筒体内に挿通される。この場合に
PCストランドの外面に付着していた過剰量のグ
リースが滴下するが、これは受器22に収容さ
れ、既述のグリース循環路を経て貯留槽165に
返送されることができる。
このようにして形成された筒体付きPCストラ
ンド10Aは適宜長さに切断することにより製品
となすことができる。
尚、本実施形においては、予め製作されていた
プラスチツクス管が筒体として用いられたが、グ
リースの施与されたPCストランドの送出しライ
ンに射出成形機を配置することにより筒体をその
場で成形加工することも勿論可能である。
本発明方法により製造される筒体付きPCスト
ランドは、第2図に示されるように、PCストラ
ンド10の内部にも、PCストランド10と筒体
20との隙間にも腐蝕防止剤例えばグリース16
1が満たされており、従つてPCストランドの保
護が完全なものとなり且つこの場合に腐蝕防止剤
例えばグリースは密に充填された状態となつてい
るためにその粘性抵抗によりPCストランド10
が筒体20内で滑動するのを抑制する所謂防滑剤
としての役目をも果たすことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による筒体付きPCストランド
の製法の1例を略示する工程図であり、1部を縦
断面にて示した図面、第2図は第1図中の−
線に沿う断面図であつて、本発明方法により製造
される筒体付きPCストランドの構成を示す図面
である。 10……PCストランド、10A……筒体付き
PCストランド、12,14……ダイ、16……
腐蝕防止剤(グリース)の施与装置、161……
グリース、20……筒体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数本の鋼線を撚つて形成されたPCストラ
    ンドが、適宜間隔をもち且つ双方の開口が整合状
    態のダイに挿通されて把持されるとともに、前記
    一方のダイを前記開口が非整合状態になるように
    PCストランドの撚りと反対方向に回動させてこ
    れら両ダイ間のPCストランドの撚りを一時的に
    緩解させ、該撚りが緩解されたPCストランドの
    内部及び外面に腐食防止剤を塗布することにより
    PCストランドの内外面の全長に腐敗防止剤を被
    覆した後、該PCストランドの外面を筒体で被覆
    することを特徴とする筒体付きPCストランドの
    製造方法。 2 腐食防止剤で内外面の全長が被覆されたPC
    ストランドを、予め形成されたプラスチツク製の
    筒体に挿通して外面を被覆することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の筒体付きPCスト
    ランドの製造方法。 3 腐食防止剤で内外面の全長が被覆されたPC
    ストランドの外面に、溶融プラスチツクス材料を
    公知の射出成形法により施すとともに、それを冷
    却固化させて筒体を成形して被覆することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の筒体付き
    PCストランドの製造方法。 4 腐食防止剤がグリースであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項の何
    れか1項に記載の筒体付きPCストランドの製造
    方法。
JP22300984A 1984-10-25 1984-10-25 筒体付きpcストランドの製造方法 Granted JPS61103633A (ja)

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JPS61103633A JPS61103633A (ja) 1986-05-22
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JPH01312142A (ja) * 1988-06-13 1989-12-15 Kawatetsu Kousen Kogyo Kk シース付アンボンドpc鋼撚線
JP4295844B2 (ja) * 1998-10-06 2009-07-15 高周波熱錬株式会社 パイプと棒材との間隙に粘性材料を注入する方法
KR200315925Y1 (ko) * 2003-02-28 2003-06-12 주식회사 삼우기초기술 영구 그라운드 앵커용 피복 인장재의 방수구조
JP2007277742A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Sumitomo Denko Steel Wire Kk 防食pc鋼材及びその製造方法

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