JPH07225149A - ストロボユニットの検査装置及びストロボユニットの検査システム並びにメインコンデンサの充電方法 - Google Patents

ストロボユニットの検査装置及びストロボユニットの検査システム並びにメインコンデンサの充電方法

Info

Publication number
JPH07225149A
JPH07225149A JP25533094A JP25533094A JPH07225149A JP H07225149 A JPH07225149 A JP H07225149A JP 25533094 A JP25533094 A JP 25533094A JP 25533094 A JP25533094 A JP 25533094A JP H07225149 A JPH07225149 A JP H07225149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
inspection
strobe
main capacitor
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25533094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3474649B2 (ja
Inventor
Fusao Ichikawa
房雄 市川
Akira Mori
亮 森
Hiroyuki Ota
博之 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP25533094A priority Critical patent/JP3474649B2/ja
Priority to EP97122995A priority patent/EP0845304B1/en
Priority to DE69433228T priority patent/DE69433228T2/de
Priority to EP94119650A priority patent/EP0658799B1/en
Priority to DE69431746T priority patent/DE69431746T2/de
Priority to US08/355,975 priority patent/US5659491A/en
Publication of JPH07225149A publication Critical patent/JPH07225149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474649B2 publication Critical patent/JP3474649B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ストロボユニットの再使用のための検査を効
率良く行う。 【構成】 電気検査装置61は、パレット50が検査位
置に停止すると遮光カバー86をパレット50に近寄っ
た接近位置に移動させる。遮光カバー86の移動により
スイッチング用プローブ、測定用プローブ、及び給電用
プローブ87は充電スイッチ、メインコンデンサ、シン
クロスイッチ、及び電源電池の接続端子にそれぞれ接触
し、また、アクチュエータ89及び光センサ93はシン
クロスイッチ及びストロボ発光部の各々の近傍に位置決
めされる。制御部88は、メインコンデンサに充電を行
い、アクチュエータ89の作動によりストロボ発光部を
発光させるとともに、ストロボ発光部からの光量が規定
レベルに達しているか否かを判定し、この測定データ及
び判定データをコンピュータに伝送すると同時に検査パ
レット50のIDユニットに記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストロボユニットが再
使用可能かどうかを検査する検査装置及び検査システム
並びにストロボユニットの電気特性を測定する際に行わ
れるメインコンデンサの充電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平2−32615号公報等に
レンズ付きフイルムユニット(以下、「フイルムユニッ
ト」と称す。)が提案されており、これには国際標準規
格ISOの1007−1979年で規定された135タ
イプのパトローネ付き写真フイルムが工場で予め装填さ
れている。また、ストロボユニットを内蔵したフイルム
ユニットは、パトローネ付き写真フイルムを装填した本
体部と、この本体部の前面に被着される前カバーと、本
体部の背面に被着される後カバーとから構成され、本体
部にはシャッター機構、レンズ、ストロボユニット等が
組み込まれている。このようなフイルムユニットは、パ
トローネ付きフイルムのネガフイルムの全てのコマの撮
影が終了すると、そのまま現像所に提出される。現像所
では、露光済の写真フイルムを収納したパトローネを取
出し、現行の現像処理システムを使用して現像及び焼付
等の処理を行い、ユーザーにはプリント写真とフイルム
ネガとが返却される。
【0003】環境保全や産業廃棄物削減のために、工業
製品のリサイクルが行われている。フイルムユニットに
おいても、使用後に工場で回収されたものについては、
分解した後、再使用できるものもはそのまま用い、また
使用できないものは原材料としての利用が図られてい
る。そして、再使用可能な部品点数をできるだけ増やす
ための工夫も行われ、例えば特開平5−19419号公
報のものでは、カウンター機構とシャッター機構とを露
光ユニットとしてまとめ、さらにストロボ装置について
も回路要素及び閃光放電管を1枚のプリント基板上に取
り付けてストロボユニットとしてまとめておき、これら
をユニットごとに再使用できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、部品を再使
用する場合には、その性能を検査しておくことが不可欠
である。しかしながら、上記の露光ユニットやストロボ
ユニットのように、他部品をまとめてユニット化したも
のは、その検査が非常に煩雑になる。特にストロボユニ
ットの場合には、単なる外観検査の他に、電気特性,例
えば回路の動作や閃光放電管の発光が確実なものである
か否かを確認するために10項目以上の検査が必要であ
り、こうした検査を一個一個人手で行っていたのでは、
検査時間が非常に長くなってしまい、リサイクルコスト
を低減することができない。また、従来の測定データは
検査工程内でストロボユニットが再使用が可能か否かの
判定に使用されるだけで、例えば市場におけるストロボ
ユニットの不良発生状況を把握する等のために有効活用
されていなかった。また、ストロボユニットの電気特性
を測定する際には、メインコンデンサの充放電を数回繰
り返すが、この充電に時間がかかるため、全体の検査時
間が短縮できないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、上述のような背景に鑑み
てなされたもので、再使用可能かどうかの検査を効率良
く行うストロボユニットの検査装置を提供することにあ
る。また、ストロボユニットの各種測定データ及び判定
データを有効活用できるようにしたストロボユニットの
検査システムを提供することにある。また、ストロボユ
ニットの電気特性の測定時間を短縮するメインコンデン
サの充電方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のストロボユニットの検査装置は、スト
ロボユニットを一定の姿勢で保持し、検査位置に移動し
てきたときに停止されるパレットと、検査位置で停止し
たパレットが保持するストロボユニットに近寄った接近
位置と離れた退避位置との間で可動なベース部と、この
ベース部に保持され、ベース部が接近位置に移動するこ
とによって前記充電スイッチ、メインコンデンサ、シン
クロスイッチ、及び電源電池の接続端子にそれぞれ接触
するスイッチング用プローブ、測定用プローブ、及び給
電用プローブと、前記ベース部に組み込まれ、ベース部
が接近位置に移動することによって前記シンクロスイッ
チ及びストロボ発光部の各々の近傍に位置決めされるア
クチュエータ及び光センサと、前記スイッチング用プロ
ーブ、測定用プローブ、及び給電用プローブにより前記
メインコンデンサへの充電を行い、前記アクチュエータ
の作動によりシンクロスイッチをオンさせてストロボ発
光部を発光させるとともに、前記光センサで受光したス
トロボ発光部からの光量が規定レベルに達しているか否
かを判定する制御手段とを備えたものである。
【0007】請求項2記載のストロボユニットの検査装
置は、メインコンデンサの充電と同時に電圧、電流、及
び抵抗の測定を行い、前記光量レベルの他に充電時間、
シンクロスイッチの接触抵抗、リーク電流等を検査する
ようにしたものである。さらに、請求項3記載のストロ
ボユニットの検査装置は、前記メインコンデンサの充電
が完了した際に点灯、又は点滅するネオン管の発光が正
常に行えるか否かを判定するようにしたものである。
【0008】請求項4記載のストロボユニットの検査シ
ステムは、電気部品及び発光部からなるストロボユニッ
トを一定の姿勢で保持し、所定の検査ラインを循環移動
する検査パレットと、この検査パレットに設けられ、各
種データの記憶機能及び通信機能を有する情報管理手段
と、検査ラインに配置され、ストロボユニットを構成す
る電気部品及び発光部の外観,姿勢,電気特性等を検査
し、この検査データを情報管理手段に記憶させる複数の
測定装置と、前記検査データに基づいて各ストロボユニ
ットを複数のグループに仕分ける判定制御手段とからな
るものである。
【0009】請求項5記載のメインコンデンサの充電方
法は、メインコンデンサの両端子に耐電圧以下の直流高
電圧を直接印加し、かつこの電圧印加中にメインコンデ
ンサの両端子間の電圧を監視することにより、任意に設
定した所定電圧で直流高電圧によるメインコンデンサの
充電を終了するものである。
【0010】
【作用】ストロボユニットを保持したパレットが検査位
置に停止すると、ベース部が接近位置に移動する。この
ベース部の移動により、スイッチング用プローブ、測定
用プローブ、及び給電用プローブは充電スイッチ及び電
源電池の接続端子にそれぞれ接触し、また、アクチュエ
ータ及び光センサはシンクロスイッチ及びストロボ発光
部の各々の近傍に位置決めされる。そして、制御部は、
スイッチング用プローブ、測定用プローブ、及び給電用
プローブを介してメインコンデンサに充電を行い、アク
チュエータの作動によりシンクロスイッチをオンさせて
ストロボ発光部を発光させるとともに、光センサで受光
したストロボ発光部からの光量が規定レベルに達してい
るか否か、また充電時間が規定時間内か否か、シンクロ
スイッチの接触抵抗が規定値以下か否か、ネオン管が正
常か否か等を判定する。
【0011】図2に示すように、フイルムユニット2
は、撮影機構等を備えたユニット本体3と、これを収納
する外ケース4とから構成されており、この外ケース4
に入れたままで写真撮影が行われる。外ケース4は、フ
イルムユニット2の外観を奇麗にするためのものであ
り、外面に印刷を施した紙箱又はプラスチックシート等
が用いられる。この外ケース4には、レンズ5、ファイ
ンダー窓6、レリーズボタン7、撮影枚数表示板8、巻
き上げノブ9、及びストロボ発光部10を露出させるた
めの穴が設けられ、またストロボ撮影時には、外ケース
4の切込み部11を押圧しながら撮影を行う。
【0012】図3において、ユニット本体3は、パトロ
ーネ付き写真フイルムが装填される本体部13、この本
体部13の背面に被着され、本体部13との間で写真フ
イルムを光密に収納する後カバー14、本体部13の前
に被着される前カバー15、本体部13と前カバー15
との間に配置される露光ユニット16、ストロボユニッ
ト17とから構成されている。露光ユニット16には、
カウンター機構、シャッター機構、フイルム巻止め機
構、及びレンズ5等が内蔵され、これらは一体化されて
いる。レンズ5は、前カバー15と露光ユニット16の
絞り開口16aとの間に挟装される。
【0013】本体部13には、パトローネが装填される
パトローネ室20と、パトローネから引き出された未露
光の写真フイルムをロール状に収納するフイルム収納室
21とが設けられている。こられの底は開口となってお
り、後カバー14に設けたプルトップ式の底蓋22,2
3によって塞がれる。フイルム収納室21の底蓋23
は、写真フイルム装填の際にパトローネから未露光の写
真フイルムをロール状に巻き取る治具等を挿入するため
のものであり、またパトローネ室20の底蓋22は、撮
影終了後撮影済みフイルムを収納したパトローネを取り
出すときの蓋となる。
【0014】パトローネ室20と未露光フイルム収納室
21との間には、露光開口24が成形されており、この
前面に露光ユニット16が爪結合によって着脱自在に取
り付けられる。露光ユニット16の右横、すなわち未露
光フイルム収納室21の前面には、ストロボユニット1
7が爪結合によって着脱自在に取り付けられる。
【0015】ストロボユニット17は、図4に示すよう
に、プリント基板25とこれに形成されたスルーホール
に半田付けされる電気部品とから構成されている。プリ
ント基板25には、充電開始用接点26,27が形成さ
れた銅箔パターン等が印刷されている。電気部品はプロ
テクター28、リフレクター29、トリガー接片30、
及び放電管31からなるストロボ発光部10の他に、シ
ンクロスイッチ33、電池34用の電極板35,36、
メインコンデンサ37、ネオン管38等からなり、これ
らの接続端子はプリント基板25の外部に露呈されてい
る。また銅箔パターンの上には、製造時期と再使用回数
及びその時期とを表示するための表示部39が設けられ
ている。
【0016】切込み部11の内側には、前カバー15に
一体に成形されたスイッチ部15aが位置する。充電開
始用接点26,27は、スイッチ部15aの変位に応動
して、その背面に設けた短絡板40の接触によりONす
る。ネオン管38は、メインコンデンサ37への充電が
完了した際に点滅し、前カバー15の上面に設けた開口
15b及び外ケース4に設けた開口12を通して確認す
ることができる。また、シンクロスイッチ33は、露光
ユニット16に設けたシャッタ羽根が絞り開口16aを
全開する際に一方の接片33aを押圧し、この接片33
aが他方の接片33bに接触することによりONする。
【0017】図5に示すように、ストロボユニット17
の回路41は、充電開始用接点26,27がONされる
と、昇圧回路42により電極板35,36にセットされ
た電源の電圧が昇圧され、この高電圧出力がトリガ用コ
ンデンサ44及びメインコンデンサ37を充電するよう
になっている。トリガ用コンデンサ44には、トリガ用
トランス45が接続され、その一次巻線45aにはシン
クロスイッチ33の接片33aが、二次巻線45bには
放電管31の放電を開始させるためのトリガ電極板30
がそれぞれ接続されている。なお、符号38は、充電完
了表示用のネオン管である。また、この図5は、検査時
の接続状態を示しており、電極板35,36には電池3
4の代わりに1.6Vの定電圧電源43が接続されてい
るとともに、メインコンデンサ37の端子37a,37
bには直流高電圧供給装置18が直接に接続されてい
る。この直流高電圧供給装置18については、詳しく後
述する。
【0018】放電管31は、両端子がメインコンデンサ
37の端子37a,37bに接続され、メインコンデン
サ37に蓄えられた電荷によって放電する。プロテクタ
ー28は前面が外ケース4から露呈されており、被写体
に向けて配光する。リフレクター29は、放電管31か
ら放電された光をプロテクター28に向けて反射させ
る。
【0019】
【実施例】工場では、現像所から回収したフイルムユニ
ット2を供給コンベヤに移載し、ここで、外ケース4を
取り外した後、移載装置によりフイルムユニットの分解
ライン65(図6参照)に搬送する。この分解ライン6
5は、自動化となっており、インデックス回転テーブル
にフイルムユニット2を順次移載して分解してゆく。
【0020】インデックス回転テーブルには、所定間隔
ごとに複数の分解パレットが固定されており、この分解
パレットにフイルムユニット2が1個ずつ一定の姿勢で
保持される。保持されたフイルムユニット2は、各ステ
ーションで自動的に分解される。これにより、巻き上げ
ノブ9、前カバー15、レンズ5、短絡板40、ストロ
ボユニット17、露光ユニット16、電池34、及び後
カバー14が結合している本体部13とに分解される。
【0021】巻き上げノブ9、前カバー15及び本体部
13は、同じプラスチック材料であるからそのままの状
態で樹脂再生工程に送られ、ペレット化される。これと
は異なったプラスチック材料であるレンズ5は、別の樹
脂再生工程に送られる。また、短絡板40は金属再生工
程に送られる。さらに、露光ユニット16は、機能検査
を行った後にフイルムユニットの組立ライン70(図6
参照)に送られる。なお、電池34は、専門の電池回収
業者に引き渡される。
【0022】取り出されたストロボユニット17は、表
示部39から製造時期と再使用回数及びその時期とが自
動的に読み取られ、耐用年数を経過していないものが検
査ラインに投入される。この検査ラインは、図6に示す
ように、無限循環方式の自動化ラインとなっており、ス
トロボユニット17を各検査パレット50に一定の姿勢
で保持させた後、各検査パレット50を複数の検査工程
に循環させて、ストロボユニット17の形状、電気特
性、外観、及び動作等を検査し、この検査結果の情報に
応じてストロボユニット17を合格,準不合格,不合格
の3種類に仕分ける。
【0023】検査ラインは、ストロボユニット供給工程
51、履歴データ転送工程52、エアークリーニング工
程53、プロテクタークリーニング工程54、外観検査
工程55、電気検査工程56、履歴マーキング工程5
7、合格品払出し工程58、準不合格品払出し工程5
9、及び不合格品払出し工程60とから構成されてい
る。このうち電気検査工程56は、例えばラインが2本
設けられ、各ラインには電気検査装置61が6台づつ設
けられている。すなわち、各ラインでは6個の検査パレ
ット50を同時に取り込んで、6個のストロボユニット
17を同時に検査するから、これら2ラインを同時に稼
働させると、合計で12個のストロボユニット17を同
時に検査できる。各ラインには、それぞれチャンネルナ
ンバーが付されており、オンラインでチャンネルナンバ
ーを選択することにより希望のラインを選択して稼働さ
せることができる。これらの電気検査工程56の前後に
は、分岐装置62及び合流装置63が設置されており、
また分岐装置62の後、且つ合流装置63の前には複数
の検査パレット50を待機させるためのストック装置6
4が設置されている。
【0024】検査パレット50には、図7及び図8に示
すように、ストロボユニット17をこれのプロテクター
28が上方に、且つメインコンデンサー37が下方に向
いた姿勢で保持する2つの押さえ爪66,67が設けら
れている。また、この押さえ爪66,67によってスト
ロボユニット17が保持されたとき、ストロボユニット
17は、2つの位置決めピン68,69により精度良く
位置決めされる。押さえ爪66,67は、軸71,72
を中心に回動自在となっており、バネ73,74により
ストロボユニット17を保持する方向に向けて付勢され
ている。供給及び払出し工程51,58,59,60に
は、押さえ爪66,67をバネ73,74の付勢に抗し
て回転させる押圧機構が設けられている。この押圧機構
の作動により検査パレット50とストロボユニット17
との着脱が行われる。
【0025】検査パレット50には、情報管理手段とし
て光通信機能を備えたID(Identification)ユニット
75が設けられている。このIDユニット75は、前面
に配置された投光窓75a、受光窓75aを介して、検
査パレット50にセットされたストロボユニット17の
履歴データや検査データ等を記憶するとともに、これら
のデータを制御手段としてのコンピュータ76に転送す
る。
【0026】図9に示すように、IDユニット75は、
前記投光窓75a、受光窓75aを介してコンピュータ
76等とデータの送受信を行う赤外線投受光部77、通
信I/F78、CPU79、メモリ80からなる。この
メモリ80は検査項目毎にアドレスが決めてあり、この
アドレスに検査結果が寸法,面積等のデータで書き込ま
れる。また、このアドレスには検査済みか否かのデータ
も書き込まれる。また、各検査機、コンピュータ76、
及び後述する集積部等には、IDユニット75とデータ
の送受信を行うIDユニット81が接続されている。こ
のIDユニット81は、赤外線投受光部82、通信I/
F83、CPU84、入出力I/F(RS232C,デ
ジタルI/O)85から構成される。
【0027】電気検査装置61は、図1に示すように、
遮光カバー86、スイッチング用及び給電用に用いられ
る8本のプローブ、ネオン管発光検知部(図示なし)、
制御部88、アクチュエータ89、ストロボ光測定部9
0、定電圧電源43、及び直流高電圧供給装置18から
構成されており、プローブ87、ネオン管発光検知部、
アクチュエータ89は遮光カバー86の内部に固定され
ている。遮光カバー86は、ストロボ発光量を測定する
ときに、他のストロボユニット17から発光されるスト
ロボ光が浸入しないようにするためのものである。この
遮光カバー86は、検査パレット50の在席を検知する
と、図示していないシリンダー等の移動機構によって検
査パレット50から退避した退避位置と検査パレット5
0に近寄った接近位置との間で移動する。この移動は、
検査パレット50の搬送方向に対して直交する方向とな
る。
【0028】プローブ87の各々は、後端がケーブルを
介して直流高電圧供給装置18、定電圧電源43、及び
制御部88に接続されており、また遮光カバー86が接
近位置のときに先端がプリント基板25の上の所定の接
点に接触する。プローブ87が接触する端子は、メイン
コンデンサ37の端子37a,37b、シンクロスイッ
チ33の両電極、充電開始用接点26,27、及び電池
用(+,−)電極35,36である。
【0029】直流高電圧供給装置18は、図5に示すよ
うに、給電用のプローブ87を介してメインコンデンサ
37の端子37a,37bに直接にメインコンデンサ3
7の耐電圧以下,例えばDC350Vの直流高電圧を印
加するもので、直流高電圧電源19、スイッチ32、電
流制限用の抵抗46、逆流防止用のダイオード47、電
圧検出部48、及びスイッチ駆動部49からなる。電圧
検出部48はプローブ87を介してメインコンデンサ3
7の端子電圧を常時測定しており、これが設定した所定
の電圧,例えば270Vになったときに、スイッチ駆動
部49を介してスイッチ32をOFFにし、メインコン
デンサ37の端子37a,37bに対する直流高電圧充
電を停止する(図10の実線参照)。
【0030】抵抗46の抵抗値は、充電時間及び、直流
高電圧電源19の電源電圧と直流高電圧供給装置18の
回路構成とストロボユニット17の回路41の電流容量
から決定される。例えば、前記直流高電圧の電圧を30
0V、前記電流容量を1A、メインコンデンサ37の静
電容量を100μF、充電完了電圧を270Vとする
と、電流制限抵抗の値は300Ωかつ充電時間は抵抗と
メインコンデンサの回路の過渡現象により約69mse
cとなる。そして、メインコンデンサ37の端子電圧が
270Vになった後、直流高電圧の印加を終了して1.
6Vの定電圧電源43のみによって充電を継続すると、
メインコンデンサ37の端子電圧が300Vになるまで
約2秒かかる。したがって、メインコンデンサ37の端
子電圧が0Vから300Vに達するまで約2.069秒
で充電でき、1.6Vの定電圧電源43のみによる充電
時間が約7.5秒かかる(図10の破線参照)のに比べ
て充電時間の大幅な短縮が達成できる。
【0031】ネオン管発光検知部は、例えば受光センサ
等が用いられ、遮光カバー86が接近位置のときにネオ
ン管38の近傍に位置決めされ、受光センサでネオン管
38の発光を検出すると、これに応じた検知信号を制御
部88に送る。ストロボ光測定部90は、遮光カバー8
6に設けた開口86aの上に固定されており、開口86
a、拡散板91、及びNDフィルター92を通って入射
したストロボ光をフォト・ダイオード93で受光し、フ
ォト・ダイオード93で得られた信号を制御部88に送
る。
【0032】アクチュエータ89は、図11に示すよう
に、ソレノイド95、連結板96、バネ97、固定ガイ
ド棒98、及び叩き棒99とから構成されており、遮光
カバー86が接近位置のときにシンクロスイッチ33の
近傍に位置決めされる。ソレノイド95は、制御部88
の制御により駆動される。このソレノイド95がONす
ると、プランジャー95aに連結された連結板96が軸
101を中心として反時計方向に回転する。叩き棒99
は、固定ガイド棒98にしたがってシンクロスイッチ3
3の接片33aを叩く叩き位置とこれから退避する退避
位置との間で移動自在となっており、バネ97により退
避位置へ向けて付勢されている。そして、叩き棒99
は、連結板96の反時計方向への回転により叩き位置に
向けて移動しシンクロスイッチ33をONする。
【0033】制御部88は、各プローブ87を通して各
接点間の抵抗、リーク、電圧や電流等の測定やアクチュ
エータ89の制御等を、予め定められたシーケンスに基
づいて実行する。そして、各検査項目毎に得られた測定
データを階級化処理し、所定の閾値により合格,準不合
格,不合格の判定を行った後、この各測定データ及び各
判定データをIDユニット81を介して検査パレット5
0のIDユニット75に転送すると同時に、コンピュー
タ76に伝送する。なお、検査の迅速化のため、1項目
でも不合格の判定が出たストロボユニット17は、その
時点で以降の全ての検査は中止される。また、合格及び
準不合格の判定の場合には、検査は継続され、その都度
検査データはIDユニット75に記憶されるとともにコ
ンピュータ76に伝送される。
【0034】電気検査装置61だけでなく、他の検査機
もIDユニット75への転送前に、各測定データに対し
て下記の数式1による階級化処理を施す。この階級化処
理を簡単に説明する。
【0035】
【数1】Ln =INT(An ×Xn +Bn ) Ln :階級値 An :ゲイン値 Xn :測定値の生データ Bn :バイアス値 INT:実数の整数化処理(少数部の切捨て・切上げ・
四捨五入等)
【0036】ゲイン値An は、主に面積データを扱う場
合に用いられ、通常は「1」より大きな値であるが、本
実施例のように寸法データのみを扱う場合には主に
「1」とする。また、バイアス値Bn は、主に寸法デー
タを扱う場合に用いられ、本実施例では例えば20とす
る。例えば、測定値の生データが3.456mmのとき
には、INTを四捨五入とすると、階級値Ln は数式1
により次のようになる。 Ln =INT(1×3.456+20) =INT(23.456) =23 この階級化処理によって、転送する各測定データが圧縮
され、転送時間が短縮されるとともに、閾値による測定
データの判定が容易になる。
【0037】次に、ストロボユニット17の検査ライン
の作用を説明する。ストロボユニット供給工程51で
は、フイルムユニット分解ライン65から供給されたス
トロボユニット17を各検査パレット50に保持させる
とともに、IDユニット75の全データをリセットす
る。このリセットに際しては、そのままで判定されたと
きには判定結果が必ず不合格となるデータ,例えば
“F”を書き込む。これは、通信異常や作業ミスによっ
て測定データや判定データがIDユニット75に書き込
まれなかったときに、データ不明のものを間違って合格
品として集積されることを防止するためのものである。
また、搬送先のデータ・検査条件のデータでも“F”を
使用しないようにすることによりデータ異常が検出でき
るので、例えば再度検査を実行させたり、途中排出させ
たりという処理を行うことができる。
【0038】履歴データ転送工程52では、まず表示部
39からマーキングされている生産年月日、生産工場、
製品タイプ、使用回数、リユース許可年月日が読み取ら
れ、これらのデータとともに、検査条件、集荷地区、分
解装置等の工程経路の実績等のデータが履歴データとし
てIDユニット75に転送される。この表示部39の読
み取りは、例えば履歴データ転送工程52に設けられた
専用のコンピュータに接続された読み取りセンサによっ
て行われ、この履歴データはIDユニット81を介して
IDユニット75に転送される。
【0039】エアークリーニング工程53では、ストロ
ボユニット17に向けてエアーを吹き付け、ストロボユ
ニット17に付着したゴミを吹き飛ばす。プロテクター
クリーニング工程54は、帯状のクリーニングテープが
巻き付けられたクリーニングヘッドと、洗浄液を上方か
らプロテクター28に向けて噴射する洗浄液噴射装置と
が設けられており、洗浄液噴射装置から洗浄液が噴射さ
れた後に、検査パレット50がクリーニングヘッドの下
部まで移動した後に、クリーニングヘッドがプロテクタ
ー28の表面を押圧する位置まで移動し、クリーニング
テープを左右方向に数回往復運動してプロテクター28
の表面をクリーニングする。
【0040】外観検査工程55は、各電気部品の姿勢検
査、プロテクター28の表面の傷、及び汚れ等の検査、
リフレクター29の内面汚れ検査、シンクロスイッチ3
3の曲がり検査、ネオン管38及びメインコンデンサ3
7の曲がり検査、及び電池用接片35,36の曲がり検
査を行う。そして、これらの測定データ及び判定データ
は、各検査機からIDユニット75に転送されるととも
に、IDユニット81を介してオンラインでコンピュー
タ76に伝送される。
【0041】外観検査を通過したストロボユニット17
は、分岐装置62を通ってストック装置64で検査パレ
ット50が6個たまった時点で電気検査装置61に6個
同時に搬送される。搬送された検査パレット50は、位
置決めストッパーで位置決めされ検査位置で停止する。
停止した検査パレット50は、光電センサで在席が検知
される。この在席検知後に、遮光カバー86が下降して
接近位置の状態となる。このとき各プローブ87、アク
チュエータ89、及びネオン管発光検知部が各々の近傍
に位置決めされる。
【0042】電気検査装置61による電気特性の測定
は、図12に示すシーケンスに従って行われる。先ず、
メインコンデンサ37の放電を行う。この放電中には、
メインコンデンサ37の電圧を測定しており、この電圧
が、例えば2V以下となったら、この時点から100m
s後に終了とする。放電開始後から所定時間経過後にメ
インコンデンサ37の電圧が2V以下にならない場合に
は、不合格であるからこの判定データをIDユニット7
5に転送するとともに、コンピュータ76に伝送した
後、以降の検査を中止する。
【0043】合格したストロボユニット17に対して、
アクチュエータ89を駆動させ、シンクロスイッチ33
の接触抵抗を測定する。測定は10ms毎に50回迄行
う。判定は測定値が、例えば2Ω以上であったら不合格
とする。50回とも不合格の場合には、アクチュエータ
89の駆動を停止し、再度やり直す。やり直し回数は、
設定値に応じて変更し、1回でも不合格がなければ次の
検査に進む。
【0044】次に、電池用接片35,36の端子間のリ
ーク電流を測定する。試験電圧は1.6Vで行い、判定
は、例えば1μA以上をNGとする。次に、図10の実
線で示すように、所定時間、例えば500msだけ1.
6Vで充電を行い、この時のメインコンデンサ37の電
圧を測定する。この測定値が30V以下を不合格とす
る。続いて、直流高電圧供給装置18のスイッチ32を
ONにしてメインコンデンサ37の端子37a,37b
に直接に350Vの直流高電圧を印加し、高速充電を行
う。そして、ネオン管38の発光した時のメインコンデ
ンサ37の電圧を測定する。
【0045】この後、メインコンデンサ37の端子電圧
が所定の設定電圧,例えば270Vに達すると、これが
電圧検出部48によって検出され、スイッチ駆動部49
によってスイッチ32がOFFにされる。これによっ
て、直流高電圧供給装置18による直流高電圧の印加が
停止され、1.6Vの定電圧電源43のみによる充電が
継続される。そして、この1.6Vでの充電中にネオン
管38の点滅が持続されるかを検査する。時間は発光検
知より、例えば2s間行う。次に、放電を100ms行
い、このときのメインコンデンサ37の電圧が、例えば
230V以上であれば不合格とする。そして、またスイ
ッチ32をONにして高速充電を行い、充電開始からメ
インコンデンサ37の電圧が規定電圧,例えば220V
に達した時点までの時間を測定する。判定は、例えば8
s以上であれば不合格とする。
【0046】その後、10msだけアクチュエータ89
を駆動させ、シンクロスイッチ33をONする。このと
き、制御部88は、ストロボ光測定部90から得られる
信号を監視し、光量が規定レベルに達しているか否かを
判定する。更に、ストロボ発光後のメインコンデンサ3
7の電圧を測定し、この電圧が、例えば70V以上であ
れば不合格とする。その後、定電圧電源43のみによる
充電を開始し、規定時間内にネオン管38が発光するか
を検査する。判定は、ネオン管発光検知部から得られる
信号が、例えば8s以上である場合には不合格とする。
そして、ネオン管38が発光した時点のメインコンデン
サ37の電圧を測定する。判定は、例えば280〜31
0V以外の場合には不合格とする。更に、そのまま充電
を継続し、充電を開始してから規定時間、例えば10s
以内でメインコンデンサ37の電圧が規定電圧,例えば
310Vに達するか否かを判定する。また、この間でネ
オン管38の点滅回数を計数する。この判定は、例えば
1秒間に17カウント以上を不合格とする。
【0047】次に、アクチュエータ84を駆動させ、シ
ンクロスイッチ33をONする。これによりストロボ発
光が行われ、発光後のメインコンデンサ37の電圧が規
定電圧,例えば70V以上であれば不合格とする。最後
にメインコンデンサ37の放電を規定時間、例えば2s
行い、放電後のメインコンデンサ37の電圧が規定電
圧,例えば5V以上であれば不合格とする。なお、電気
検査中にメインコンデンサ37の電圧が、例えば350
Vを越えると、ただちに不合格と判定し、検査を中止す
る。
【0048】電気検査工程56での測定データ及び判定
データは、各検査パレット50のIDユニット75に記
憶されるとともに、コンピュータ76に伝送される。そ
して、コンピュータ76に接続されたCRTの画面に表
示されているメニュー項目から、「不良発生項目別累
計」もしくは「測定データ」を選択すると、図13及び
図14に示すように、「不良発生項目別累計」や「測定
データ」がCRT画面にオンライン表示される。「不良
発生項目別累計」は、検査ステップ毎に発生した不良品
の数を生産管理時間又は作業者のリセット操作時から累
計するもので、各時点の不良発生率も分かるようになっ
ている。なお、図13及び図14において、チャンネル
が8個あるのは、電気検査工程56が8ライン迄対応で
きるように構成されていることを示している。そして、
図13及び図14に示されているCRT画面の表示でチ
ャンネル3,5がNGで他がOKとなっているのは、直
前の検査においてチャンネル3,5はNGであり、チャ
ンネル1,2,4,6,7,8はOKであることを示し
ている。
【0049】コンピュータ76に伝送された各判定デー
タは、各ストロボユニット17毎に集積され、全検査項
目の判定データが揃った時点で各ストロボユニット17
が総合判定される。この結果、各ストロボユニット17
は、例えば「合格品」,「準不合格品」,「不合格品」
の3種類に分けられる。「合格品」は全検査項目の判定
データが合格で、そのまま再使用可能なものである。
「準不合格品」は1項目でも準不合格の判定データを含
むもので、修理すれば再使用可能なものである。「不合
格品」は前述したように1項目でも不合格の判定が出て
以降の全検査が中止されたもので、再使用が不可能であ
るから、集積後廃棄される。
【0050】また、全検査項目の測定データ及び判定デ
ータが揃うと、オフラインでの測定データ一覧及び度数
分布グラフの表示を行うことができる。測定データ一覧
は、例えば、シンクロスイッチの接触抵抗値,リーク電
流値,ストロボ発光の光量,充電時間(4点),ネオン
管の発光電圧,ネオン管の点滅回数,充電電圧の計10
項目の測定データを測定の時系列に一覧表示したり、例
えば、図15に示すように、各検査ステップでの判定結
果を時系列に一覧表示するものである。
【0051】測定データの度数分布グラフは、例えば、
シンクロスイッチの接触抵抗値,リーク電流値,ストロ
ボ発光の光量,充電時間(4点),ネオン管の発光電
圧,ネオン管の点滅回数,充電電圧の計10項目につい
て、メーカー,ロット毎に収集した測定データをそれぞ
れ度数分布グラフに表示し、市場評価等の解析に利用す
るものである。例えば、図16に示すグラフは、シンク
ロスイッチの接触抵抗値についての度数分布グラフをC
RT画面に表示したものである。
【0052】電気検査工程56を通過したストロボユニ
ット17は、ストック装置64に送られ、合流装置63
を通って履歴マーキング工程57に向けて搬送される。
この履歴マーキング工程57では、「合格品」のストロ
ボユニット17の表示部39にマーキングを施し、再使
用回数の履歴を記録する。そして、コンピュータ76か
らIDユニット81を介して、各検査パレット50のI
Dユニット75に総合判定データが転送される。履歴マ
ーキング工程57を経たストロボユニット17は、合格
品払出し工程58に搬送される。
【0053】合格品払出し工程58では、検査パレット
50のIDユニット72から総合判定データを読み取る
ことにより、合格品のストロボユニット17のみが払い
出される。払い出されたストロボユニット17は、合格
品集積部121に所定量となるまで集積され、その後フ
イルムユニット2の組立ライン47にそのまま供給され
る。
【0054】合格品払出し工程58を経て残ったストロ
ボユニット17は、準不合格品払出し工程59に搬送さ
れる。ここでは、準不合格品のストロボユニット17の
みが払い出され、準不合格品集積部122に搬送され
る。そして、ストロボユニット17は検査パレット50
からトレイに移される。このトレイの各々にもIDユニ
ット75が設置されており、検査パレット50のIDユ
ニット75に記憶されていた全てのデータが各トレイの
IDユニット75に転送される。
【0055】準不合格品集積部122のトレイに集積さ
れたストロボユニット17は、IDユニット75のデー
タに従って不具合のある部品毎に仕分けされ、自動詰め
替え機によって再集積部123に再集積される。このと
きの仕分け方法としては、例えば各検査項目毎の仕分け
も可能であるが、この場合には例えば8000項目以上
となって実際的でない。そこで、同一部品毎に仕分ける
と、例えば5〜20項目となって適度な項目数となると
ともに、部品毎であるから修理の実施に際して都合がよ
い。そして、再集積部123に再集積されストロボユニ
ット17は、修理工程124に送られ、不良部品の手直
しが行われる。手直しされたストロボユニット17は、
ストロボユニット供給工程51に戻され、再検査された
後、合格品と判定された場合には、合格品払出し工程5
8,合格品集積部121を経てフイルムユニットの組立
ライン70に供給される。
【0056】準不合格品払出し工程59を経て更に残っ
たストロボユニット17は、不合格品払出し工程60に
搬送される。ここで、不合格品のストロボユニット17
が払い出され、不合格品集積部125に所定量になるま
で集積された後、廃棄される。
【0057】なお、IDユニット75の代わりに、図1
7に示すような不良表示部130を設けてもよい。この
不良表示部130には、4つの突出片130a〜130
dが出入り自在に設けられている。これらの4つの突出
片130a〜130dの突出長さを電気的に読み取るこ
とにより、払出し工程58〜60での仕分けが自動的に
行えるとともに、不合格品の不良内容を4種類まで識別
できる。
【0058】以上説明した実施例では、各検査項目毎の
判定は各検査機で行い、この判定データをオンラインで
コンピュータに伝送するようにしたが、個々の測定デー
タはIDユニットに記憶しておき、全ての検査が終了し
た後、コンピュータがIDユニットから全検査項目の測
定データを読み出して各検査項目毎の判定及び総合判定
を行うようにしてもよい。この場合には、判定の閾値も
1ヶ所で管理することができる。
【0059】また、前記再集積の作業は、自動詰め替え
機によって行ったが、人手によって行ってもよい。ま
た、不具合の発生頻度が少ない部品は、複数の部品を同
一のトレイに集積するのがよい。また、上記実施例で
は、各トレイ毎にIDユニットを設置したが、例えばト
レイに識別番号を付け、各トレイの集積位置に対応して
不具合部品データとトレイの識別番号を印字した紙を修
理品のストロボユニットの各々に添付してもよい。ま
た、修理品のストロボユニットは、修理部門毎に1つの
トレイに集積するようにしてもよい。
【0060】また、IDユニットに、例えばLEDや液
晶表示板等の表示手段を設け、目視によって総合判定等
のデータを確認できるようにしてもよい。また、修理の
方法は、検査ライン内で行っても、外部で行ってもよ
く、また治具等を用いて復元するものと、新しい部品と
交換するものとがある。また、IDユニットの通信機能
として、光通信を採用したが、この他に、マイクロ波通
信、磁気通信等を用いることができ、通信距離、コスト
等の点から使い分けることができる。なお、本発明は、
リサイクル品だけでなく、新規作成のストロボユニット
の検査にも用いることができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の検
査装置によれば、ストロボユニットを一定の姿勢で保持
し、検査位置に移動してきたときに停止されるパレット
を用いたから、位置決めが容易になる。しかも、スイッ
チング用プローブ、測定用プローブ、及び給電用プロー
ブとアクチュエータ及び光センサとをベース部に設け、
このベース部を検査位置で停止したパレットが保持する
ストロボユニットに向かって接近した接近位置と離れた
退避位置との間で可動とし、ベース部が接近位置に移動
することによってスイッチング用プローブ、測定用プロ
ーブ、及び給電用プローブが充電スイッチ、メインコン
デンサ、シンクロスイッチ、及び電源電池の接続端子に
それぞれ接触し、またアクチュエータ及び光センサがシ
ンクロスイッチ及びストロボ発光部の各々の近傍に位置
決めされるから、短時間で効率良くコネクト作業が行え
る。
【0062】そして、制御部が、前記スイッチング用プ
ローブ、測定用プローブ、及び給電用プローブによりメ
インコンデンサに充電を行い、前記アクチュエータを制
御してシンクロスイッチをオンさせることによりストロ
ボ発光部を発光させ、前記光センサで受光したストロボ
発光部からの光量が規定レベルに達しているか否か、ま
た、別の発明に記載したように充電時間が規定時間内か
否か、シンクロスイッチの接触抵抗が規定値以下か否
か、リーク電流が規定値以下か否か、及びネオン管が正
常か否か等を判定するから、ストロボユニットを安定し
た品質で再使用することができる。
【0063】また、本発明の検査システムによれば、検
査パレットに情報管理手段を設け、これに各種のデータ
を記憶させるとともに、判定制御手段が検査項目毎の判
定データに基づいて総合判定,仕分けを行うようにした
ので、各種データを一括管理できるとともに、オンライ
ンで各測定データを表示したり、オフラインで度数分布
グラフを作成してストロボユニットの市場評価を行う
等、データの有効活用を容易に達成できる。また、本発
明の充電方法によれば、メインコンデンサの両端子に耐
電圧以下の直流高電圧を直接印加するとともにメインコ
ンデンサの両端子間の電圧を監視して任意設定の電圧で
印加を停止するようにしたので、充電時間が短縮でき、
ストロボユニットの電気特性の検査を高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストロボユニットの検査装置の概略を示す説明
図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】ユニット本体の分解斜視図である。
【図4】ストロボユニットの分解斜視図である。
【図5】ストロボユニット及び直流高電圧供給装置の回
路図である。
【図6】ストロボユニットの検査ラインの概略を示す説
明図である。
【図7】検査パレットを示す斜視図である。
【図8】検査パレットにストロボユニットを固定した状
態の背面図である。
【図9】IDユニットの構造を概略的に示す説明図であ
る。
【図10】メインコンデンサの端子電圧の変移を示すグ
ラフである。
【図11】アクチュエータの概略を示す斜視図である。
【図12】電気検査装置のシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図13】不良発生項目別累計表の表示例を示す説明図
である。
【図14】オンラインでの測定データの表示例を示す説
明図である。
【図15】オフラインでの測定データ一覧表の表示例を
示す説明図である。
【図16】測定データ度数分布グラフの表示例を示す説
明図である。
【図17】不良表示部を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 17 ストロボユニット 18 直流高電圧供給装置 43 定電圧電源 50 検査パレット 51 ストロボユニット供給工程 52 履歴データ転送工程 55 外観検査工程 56 電気検査工程 57 データ転送・履歴マーキング 58 合格品払出し工程 59 準不合格品払出し工程 60 不合格品払出し工程 61 電気検査装置 62 分岐装置 63 合流装置 64 ストック装置 75,81 IDユニット 76 コンピュータ 86 遮光カバー 87 プローブ 88 制御部 89 アクチュエータ 90 ストロボ光測定部 121 合格品集積部 122 準不合格品集積部 123 再集積部 125 不合格品集積部 130 不良表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電スイッチ、メインコンデンサ、電源
    電池の接続端子、シンクロスイッチ、ストロボ発光部が
    外部に露呈し、充電スイッチのオンにより前記接続端子
    からの給電が行われメインコンデンサの充電完了後、シ
    ンクロスイッチをオンさせることによりストロボ発光が
    行われるストロボユニットの検査装置において、 前記ストロボユニットを一定の姿勢で保持し、検査位置
    に移動してきたときに停止されるパレットと、検査位置
    で停止したパレットが保持するストロボユニットに近寄
    った接近位置と離れた退避位置との間で可動なベース部
    と、このベース部に保持され、ベース部が接近位置に移
    動することによって前記充電スイッチ、メインコンデン
    サ、シンクロスイッチ、及び電源電池の接続端子にそれ
    ぞれ接触するスイッチング用プローブ、測定用プロー
    ブ、及び給電用プローブと、前記ベース部に組み込ま
    れ、ベース部が接近位置に移動することによって前記シ
    ンクロスイッチ及びストロボ発光部の各々の近傍に位置
    決めされるアクチュエータ及び光センサと、前記スイッ
    チング用プローブ、測定用プローブ、及び給電用プロー
    ブにより前記メインコンデンサへの充電を行い、前記ア
    クチュエータの作動によりシンクロスイッチをオンさせ
    てストロボ発光部を発光させるとともに、前記光センサ
    で受光したストロボ発光部からの光量が規定レベルに達
    しているか否かを判定する制御手段とからなることを特
    徴とするストロボユニットの検査装置。
  2. 【請求項2】 前記メインコンデンサの充電と同時に電
    圧、電流、及び抵抗の測定を行い、前記光量レベルの他
    に充電時間、シンクロスイッチの接触抵抗、リーク電流
    等を検査することを特徴とする請求項1記載のストロボ
    ユニットの検査装置。
  3. 【請求項3】 前記メインコンデンサの充電が完了した
    際に点灯、又は点滅するネオン管の発光検査を行うこと
    を特徴する請求項2記載のストロボユニットの検査装
    置。
  4. 【請求項4】 電気部品及び発光部からなるストロボユ
    ニットを一定の姿勢で保持し、所定の検査ラインを循環
    移動する検査パレットと、この検査パレットに設けら
    れ、各種データの記憶機能及び通信機能を有する情報管
    理手段と、前記検査ラインに配置され、ストロボユニッ
    トを構成する電気部品及び発光部の外観,姿勢,電気特
    性等を検査し、この検査データを情報管理手段に記憶さ
    せる複数の測定装置と、前記検査データに基づいて各ス
    トロボユニットを複数のグループに仕分ける判定制御手
    段とからなることを特徴とするストロボユニットの検査
    システム。
  5. 【請求項5】 ストロボユニットの電気特性を測定する
    際に行われるメインコンデンサの充電の方法において、 前記メインコンデンサの両端子に耐電圧以下の直流高電
    圧を直接印加し、かつこの電圧印加中にメインコンデン
    サの両端子間の電圧を監視することにより、任意に設定
    した所定電圧で直流高電圧によるメインコンデンサの充
    電を終了することを特徴とするメインコンデンサの充電
    方法。
JP25533094A 1993-12-14 1994-10-20 ストロボユニットの検査装置及びストロボユニットの検査システム並びにストロボユニットの検査方法 Expired - Fee Related JP3474649B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25533094A JP3474649B2 (ja) 1993-12-14 1994-10-20 ストロボユニットの検査装置及びストロボユニットの検査システム並びにストロボユニットの検査方法
EP97122995A EP0845304B1 (en) 1993-12-14 1994-12-13 Electrical inspection apparatus for a flash unit
DE69433228T DE69433228T2 (de) 1993-12-14 1994-12-13 Elektronische Prüfvorrichtung für eine Blitzlichteinheit
EP94119650A EP0658799B1 (en) 1993-12-14 1994-12-13 Method and system for inspecting an assembly, and electrical inspection apparatus for a flash unit
DE69431746T DE69431746T2 (de) 1993-12-14 1994-12-13 Verfahren und System zur Prüfung einer Anordnung und elektrische Prüfvorrichtung für eine Blitzlichteinheit
US08/355,975 US5659491A (en) 1993-12-14 1994-12-14 Method and system for inspecting an assembly, and electrical inspection apparatus for a flash unit

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-313824 1993-12-14
JP31382493 1993-12-14
JP25533094A JP3474649B2 (ja) 1993-12-14 1994-10-20 ストロボユニットの検査装置及びストロボユニットの検査システム並びにストロボユニットの検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07225149A true JPH07225149A (ja) 1995-08-22
JP3474649B2 JP3474649B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=26542138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25533094A Expired - Fee Related JP3474649B2 (ja) 1993-12-14 1994-10-20 ストロボユニットの検査装置及びストロボユニットの検査システム並びにストロボユニットの検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3474649B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6980252B1 (en) 1996-09-03 2005-12-27 Sanyo Electric Co., Ltd. Electronic camera and battery voltage controlling method employed therein for successively, rather than simultaneously, operating camera portions during conditions of low battery voltage
CN105083952A (zh) * 2015-07-14 2015-11-25 广州达意隆包装机械股份有限公司 全自动理瓶装置及方法
CN106556507A (zh) * 2015-09-24 2017-04-05 锦丰科技(深圳)有限公司 一种检测汽车ipl质量的设备及其检测方法
CN110756462A (zh) * 2019-09-24 2020-02-07 鲁班嫡系机器人(深圳)有限公司 电源适配器测试方法、装置、系统、控制装置及存储介质
CN110780176A (zh) * 2018-07-12 2020-02-11 东京毅力科创株式会社 检查装置和检查装置的清洁化方法
CN113280913A (zh) * 2020-02-19 2021-08-20 北京小米移动软件有限公司 频闪频率信息的检测和频闪抑制方法及装置
CN113941522A (zh) * 2021-11-26 2022-01-18 常熟大众机器人研究院有限公司 锂电池盖板检测机的待测锂电池盖板输入装置
JP2022048503A (ja) * 2020-09-15 2022-03-28 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103439087B (zh) * 2013-08-31 2017-01-04 浙江大学 基于dsp的16通道闪光同步测量方法和闪光脉冲捕捉方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6980252B1 (en) 1996-09-03 2005-12-27 Sanyo Electric Co., Ltd. Electronic camera and battery voltage controlling method employed therein for successively, rather than simultaneously, operating camera portions during conditions of low battery voltage
US7050105B2 (en) 1996-09-03 2006-05-23 Sanyo Electric Co., Ltd. Electronic camera and battery voltage controlling method employed therein for successively, rather than simultaneously, operating camera portions during conditions of low battery voltage
CN105083952A (zh) * 2015-07-14 2015-11-25 广州达意隆包装机械股份有限公司 全自动理瓶装置及方法
CN106556507A (zh) * 2015-09-24 2017-04-05 锦丰科技(深圳)有限公司 一种检测汽车ipl质量的设备及其检测方法
CN110780176A (zh) * 2018-07-12 2020-02-11 东京毅力科创株式会社 检查装置和检查装置的清洁化方法
CN110780176B (zh) * 2018-07-12 2022-10-04 东京毅力科创株式会社 检查装置和检查装置的清洁化方法
CN110756462A (zh) * 2019-09-24 2020-02-07 鲁班嫡系机器人(深圳)有限公司 电源适配器测试方法、装置、系统、控制装置及存储介质
CN113280913A (zh) * 2020-02-19 2021-08-20 北京小米移动软件有限公司 频闪频率信息的检测和频闪抑制方法及装置
CN113280913B (zh) * 2020-02-19 2024-01-30 北京小米移动软件有限公司 频闪频率信息的检测和频闪抑制方法及装置
JP2022048503A (ja) * 2020-09-15 2022-03-28 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム
CN113941522A (zh) * 2021-11-26 2022-01-18 常熟大众机器人研究院有限公司 锂电池盖板检测机的待测锂电池盖板输入装置
CN113941522B (zh) * 2021-11-26 2024-04-02 常熟大众机器人研究院有限公司 锂电池盖板检测机的待测锂电池盖板输入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3474649B2 (ja) 2003-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5659491A (en) Method and system for inspecting an assembly, and electrical inspection apparatus for a flash unit
JP3474649B2 (ja) ストロボユニットの検査装置及びストロボユニットの検査システム並びにストロボユニットの検査方法
GB2218378A (en) Assessing life-time of consumable parts
EP0965882B1 (en) Method of controlling production of a lens-fitted photo film unit
EP0997772B1 (en) Apparatus and method for cleaning a lens and apparatus and method for recycling a lens-fitted photo film unit
US6438323B1 (en) Camera film loading with delayed culling of defective cameras
EP0683421A2 (en) Lens-fitted photo film unit and electronic flash device for use therewith
EP0596509B1 (en) Method and apparatus for disassembling and reassembling an article
JP3464057B2 (ja) ユニット部品の検査方法及びストロボ装置の検査方法
JP2005099483A (ja) ストロボユニットの検査方法及び装置
JP3255737B2 (ja) 使用済みレンズ付きフイルムユニットの電池再使用方法及び部品再使用方法
JP2005099360A (ja) 部品検査ラインの検定方法及び装置
US6381409B1 (en) Method of disassembling lens-fitted photo film unit and disassembling apparatus therefor
JP2000347356A (ja) レンズ付きフイルムユニットのリサイクル方法
JP3071618B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット用ストロボユニットの仕分け方法
JPH08240402A (ja) レンズ付きフイルムユニットの検査治具
JPH08334866A (ja) レンズ付きフイルムユニット用リサイクル部品の検査履歴記録方法
JP2005031142A (ja) レンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法
JP2005031141A (ja) レンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法
JPH1090837A (ja) レンズ付きフイルムユニットの再生方法
CN116174338A (zh) 一种汽轮机叶片智能分选装备及方法
JP2001166430A (ja) レンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法
JPH06161040A (ja) ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット
JPH10148915A (ja) レンズ付きフィルムユニットの製造装置、及びその製造方法
JPH08171624A (ja) 電子部品リードフレームカウンター

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070919

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees