JPH07225062A - 吸収式ヒートポンプ - Google Patents
吸収式ヒートポンプInfo
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- JPH07225062A JPH07225062A JP6018779A JP1877994A JPH07225062A JP H07225062 A JPH07225062 A JP H07225062A JP 6018779 A JP6018779 A JP 6018779A JP 1877994 A JP1877994 A JP 1877994A JP H07225062 A JPH07225062 A JP H07225062A
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- heat
- heat source
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B30/62—Absorption based systems
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蓄熱槽の温度を乱すことなく、ヒートポンプ
の温水出口温度を常に一定に制御する吸収式ヒートポン
プを提供する。 【構成】 温水配管系に温水入口弁25,26を設け、
ヒートポンプの冷却管19を流通する温水の入口および
出口の温度をそれぞれ検出して制御する温度調節計3
4,35と、これら両温度調節計の制御出力信号のう
ち、値の小さい方の信号を選択するローセレクタ36を
設け、ローセレクタ36の信号により温水入口弁25,
26を制御するとともに、高温再生器1aへの熱源とな
る配管系に蒸気入口制御弁32を設け、温水出口温度を
検出して制御する温度調節計37と、蒸発器伝熱管9を
流通する熱源水10の出口温度を検出して制御する温度
調節計38と、これら両温度調節計の制御出力信号のう
ち、値の小さい方の信号を選択するローセレクタ39と
を設け、ローセレクタ39の信号により蒸気入口制御弁
32を制御する。
の温水出口温度を常に一定に制御する吸収式ヒートポン
プを提供する。 【構成】 温水配管系に温水入口弁25,26を設け、
ヒートポンプの冷却管19を流通する温水の入口および
出口の温度をそれぞれ検出して制御する温度調節計3
4,35と、これら両温度調節計の制御出力信号のう
ち、値の小さい方の信号を選択するローセレクタ36を
設け、ローセレクタ36の信号により温水入口弁25,
26を制御するとともに、高温再生器1aへの熱源とな
る配管系に蒸気入口制御弁32を設け、温水出口温度を
検出して制御する温度調節計37と、蒸発器伝熱管9を
流通する熱源水10の出口温度を検出して制御する温度
調節計38と、これら両温度調節計の制御出力信号のう
ち、値の小さい方の信号を選択するローセレクタ39と
を設け、ローセレクタ39の信号により蒸気入口制御弁
32を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収式ヒートポンプに
係り、特に低温熱源の供給熱量が変化しても、ヒ−トポ
ンプの出口温水温度が一定になり、他の過熱装置との並
列運転を可能とする制御方法に関するものである。
係り、特に低温熱源の供給熱量が変化しても、ヒ−トポ
ンプの出口温水温度が一定になり、他の過熱装置との並
列運転を可能とする制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収式ヒートポンプとしては、例
えば、特開平5−10627号公報記載のように、加熱
源として他の装置ないしプラントシステムの排熱を利用
する吸収式冷温水機において、冷水負荷がなくなつたと
きは、冷媒蒸気を凝縮器から直接吸収器に送り込み、再
生器で発生した冷媒蒸気を濃溶液に吸収させるとともに
吸収熱を吸収器冷却管を流れる冷却水で取り去るように
したものが開示されている。上記の技術は、例えばプラ
ントシステムに外乱が生じた場合、吸収式冷温水機の内
部サイクルにおいて、その外乱を吸収するような制御を
行なっているものである。
えば、特開平5−10627号公報記載のように、加熱
源として他の装置ないしプラントシステムの排熱を利用
する吸収式冷温水機において、冷水負荷がなくなつたと
きは、冷媒蒸気を凝縮器から直接吸収器に送り込み、再
生器で発生した冷媒蒸気を濃溶液に吸収させるとともに
吸収熱を吸収器冷却管を流れる冷却水で取り去るように
したものが開示されている。上記の技術は、例えばプラ
ントシステムに外乱が生じた場合、吸収式冷温水機の内
部サイクルにおいて、その外乱を吸収するような制御を
行なっているものである。
【0003】しかしながら、吸収式ヒートポンプを用い
たシステムであって、冷却水に係る温水を蓄熱槽から供
給される場合、ヒートポンプの立上げ、立下げ時や、外
乱による温水出口温度の低下によって、蓄熱槽温度が乱
れないように、プラント設備側の温水入口制御弁、およ
び再生器に対する熱源入力制御弁を、それぞれ切り換え
て制御するような制御方法について配慮されたものはな
い。
たシステムであって、冷却水に係る温水を蓄熱槽から供
給される場合、ヒートポンプの立上げ、立下げ時や、外
乱による温水出口温度の低下によって、蓄熱槽温度が乱
れないように、プラント設備側の温水入口制御弁、およ
び再生器に対する熱源入力制御弁を、それぞれ切り換え
て制御するような制御方法について配慮されたものはな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の吸収式ヒートポ
ンプでは、低温熱源(冷水に係る熱源水)の供給熱量、
または熱源水(冷水)温度が下がると、ヒートポンプの
温水出口温度が低下し、そのまま蓄熱槽に温度の低い温
水が戻ってしまうため、蓄熱容量が減ってしまうという
問題があった。
ンプでは、低温熱源(冷水に係る熱源水)の供給熱量、
または熱源水(冷水)温度が下がると、ヒートポンプの
温水出口温度が低下し、そのまま蓄熱槽に温度の低い温
水が戻ってしまうため、蓄熱容量が減ってしまうという
問題があった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、蓄熱槽の温度を乱すことな
く、ヒートポンプの温水出口温度を常に一定に制御する
吸収式ヒートポンプを提供することを目的とする。
るためになされたもので、蓄熱槽の温度を乱すことな
く、ヒートポンプの温水出口温度を常に一定に制御する
吸収式ヒートポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の吸収式ヒートポンプに係る第一の発明の構
成は、蒸発器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交換器、溶
液ポンプ、冷媒ポンプ、およびこれらを作動的に接続す
る溶液および冷媒の配管系を備え、前記蒸発器内の伝熱
管を流通させる熱源水の配管系と、前記吸収器および凝
縮器内の冷却管を流通させる温水の配管系とを備え、他
の装置もしくはプロセスから供給される排熱を前記再生
器の熱源とする吸収式ヒートポンプにおいて、前記温水
配管系に温水供給系側制御弁および温水戻り系側制御弁
を設け、前記吸収器および凝縮器内の冷却管を流通する
温水の入口および出口の温度をそれぞれ検出して制御す
る温度調節計と、これら両温度調節計の制御出力信号の
うち、値の小さい方の信号を選択する選択変換器とを設
け、この選択変換器の信号により前記温水供給系側制御
弁および温水戻り系側制御弁を制御するように制御回路
を構成したものである。
に、本発明の吸収式ヒートポンプに係る第一の発明の構
成は、蒸発器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交換器、溶
液ポンプ、冷媒ポンプ、およびこれらを作動的に接続す
る溶液および冷媒の配管系を備え、前記蒸発器内の伝熱
管を流通させる熱源水の配管系と、前記吸収器および凝
縮器内の冷却管を流通させる温水の配管系とを備え、他
の装置もしくはプロセスから供給される排熱を前記再生
器の熱源とする吸収式ヒートポンプにおいて、前記温水
配管系に温水供給系側制御弁および温水戻り系側制御弁
を設け、前記吸収器および凝縮器内の冷却管を流通する
温水の入口および出口の温度をそれぞれ検出して制御す
る温度調節計と、これら両温度調節計の制御出力信号の
うち、値の小さい方の信号を選択する選択変換器とを設
け、この選択変換器の信号により前記温水供給系側制御
弁および温水戻り系側制御弁を制御するように制御回路
を構成したものである。
【0007】また、上記目的を達成するために、本発明
の吸収式ヒートポンプに係る第二の発明の構成は、蒸発
器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交換器、溶液ポンプ、
冷媒ポンプ、およびこれらを作動的に接続する溶液およ
び冷媒の配管系を備え、前記蒸発器内の伝熱管を流通さ
せる熱源水の配管系と、前記吸収器および凝縮器内の冷
却管を流通させる温水の配管系とを備え、他の装置もし
くはプロセスから供給される排熱を前記再生器の熱源と
する吸収式ヒートポンプにおいて、前記再生器への熱源
となる配管系に熱源制御弁を設け、前記吸収器および凝
縮器内の冷却管を流通する温水の出口温度を検出して制
御する温度調節計と、前記蒸発器の伝熱管を流通する熱
源水の出口温度を検出して制御する温度調節計と、これ
ら両温度調節計の制御出力信号のうち、値の小さい方の
信号を選択する選択変換器とを設け、この選択変換器の
信号により熱源制御弁を制御するように制御回路を構成
したものである。
の吸収式ヒートポンプに係る第二の発明の構成は、蒸発
器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交換器、溶液ポンプ、
冷媒ポンプ、およびこれらを作動的に接続する溶液およ
び冷媒の配管系を備え、前記蒸発器内の伝熱管を流通さ
せる熱源水の配管系と、前記吸収器および凝縮器内の冷
却管を流通させる温水の配管系とを備え、他の装置もし
くはプロセスから供給される排熱を前記再生器の熱源と
する吸収式ヒートポンプにおいて、前記再生器への熱源
となる配管系に熱源制御弁を設け、前記吸収器および凝
縮器内の冷却管を流通する温水の出口温度を検出して制
御する温度調節計と、前記蒸発器の伝熱管を流通する熱
源水の出口温度を検出して制御する温度調節計と、これ
ら両温度調節計の制御出力信号のうち、値の小さい方の
信号を選択する選択変換器とを設け、この選択変換器の
信号により熱源制御弁を制御するように制御回路を構成
したものである。
【0008】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の吸収式ヒートポンプに係る第三の発明の構成は、上
記第一の発明と第二の発明とを併合したものである。さ
らに、温水供給系制御用の温水出口温度調節計の設定値
に対し、熱源入力量制御用の温水出口温度調節計の設定
値を若干高く設定したものである。
明の吸収式ヒートポンプに係る第三の発明の構成は、上
記第一の発明と第二の発明とを併合したものである。さ
らに、温水供給系制御用の温水出口温度調節計の設定値
に対し、熱源入力量制御用の温水出口温度調節計の設定
値を若干高く設定したものである。
【0009】なお付記すれば、上記目的は下記により達
成される。常時、温水の出入口の温度を検出してそれぞ
れ温度調節計で制御し、それら2つの制御出力信号のう
ち、値の小さい方の信号を選択変換器で選択し、その信
号で、吸収式ヒートポンプの温水入口側の、温水供給系
側制御弁と温水戻り系側制御弁を制御するように構成す
ることによって、運転中常時、温水の出口,入口温度制
御を切換えられるようにするものである。
成される。常時、温水の出入口の温度を検出してそれぞ
れ温度調節計で制御し、それら2つの制御出力信号のう
ち、値の小さい方の信号を選択変換器で選択し、その信
号で、吸収式ヒートポンプの温水入口側の、温水供給系
側制御弁と温水戻り系側制御弁を制御するように構成す
ることによって、運転中常時、温水の出口,入口温度制
御を切換えられるようにするものである。
【0010】また、運転中常時、温水の出口温度と熱源
水の出口温度とを検出してそれぞれ温度調節計で制御
し、それら2つの制御信号のうち、値の小さい方の信号
を選択変換器で選択し、その信号で、吸収式ヒートポン
プへの熱源入力量を制御するように構成することによっ
て、運転中常時、温水出口温度、熱源水出口温度制御を
切り換えられるようにするものである。さらに、温水入
口制御弁用の温水出口側温度調節計の設定値に対して、
ヒートポンプへの熱源入力量制御用の温水出口温度調節
計の設定値を若干高く設定することによって、スム−ズ
に負荷がかかっていくように構成したものである。
水の出口温度とを検出してそれぞれ温度調節計で制御
し、それら2つの制御信号のうち、値の小さい方の信号
を選択変換器で選択し、その信号で、吸収式ヒートポン
プへの熱源入力量を制御するように構成することによっ
て、運転中常時、温水出口温度、熱源水出口温度制御を
切り換えられるようにするものである。さらに、温水入
口制御弁用の温水出口側温度調節計の設定値に対して、
ヒートポンプへの熱源入力量制御用の温水出口温度調節
計の設定値を若干高く設定することによって、スム−ズ
に負荷がかかっていくように構成したものである。
【0011】
【作用】上記技術的手段による働きは次のとおりであ
る。温水入口弁制御用の温水出口側温度調節計について
は、出口温度が高くなったら出力を増加させるように制
御し、温水入口側温度調節計については、入口温度が高
くなったら出力を増加させるように制御する。一方、熱
源入力制御弁用の温水出口側温度調節計については、出
口温度が高くなったら出力を減少させるように制御し、
熱源水出口側温度調節計については、出口温度が高くな
ったら出力を増加させるように制御する。
る。温水入口弁制御用の温水出口側温度調節計について
は、出口温度が高くなったら出力を増加させるように制
御し、温水入口側温度調節計については、入口温度が高
くなったら出力を増加させるように制御する。一方、熱
源入力制御弁用の温水出口側温度調節計については、出
口温度が高くなったら出力を減少させるように制御し、
熱源水出口側温度調節計については、出口温度が高くな
ったら出力を増加させるように制御する。
【0012】また、温水入口制御弁用の温水出口温度調
節計の設定値に対して、熱源入力量制御用の温水出口温
度調節計の設定値を約1℃高めに設定する。ここでヒー
トポンプ立上げ時の、本制御システムの働きは次のよう
になる。
節計の設定値に対して、熱源入力量制御用の温水出口温
度調節計の設定値を約1℃高めに設定する。ここでヒー
トポンプ立上げ時の、本制御システムの働きは次のよう
になる。
【0013】ヒートポンプを起動すると、温水出口温度
は設定値よりもまだ低いため、温水入口制御弁の制御
は、温水出口温度一定制御に切換わる。ここで、2つの
温水入口弁の働きとしては、温水出口温度を設定値に維
持するために、蓄熱槽への供給系(温水温度の高い側)
の制御弁が開き、逆に蓄熱槽からの戻り系(温水温度の
低い側)の制御弁が閉じるため、温水は、ヒートポンプ
内をバイパスするように立上がっていく。熱源入力量制
御用の温度調節計(ヒートポンプの温度調節計)の設定
値よりも、温水入口弁の温度調節計の方が、1℃低めに
設定されているので、徐々にヒートポンプの能力が増加
し、全負荷運転状態までスム−ズに立上がっていく。
は設定値よりもまだ低いため、温水入口制御弁の制御
は、温水出口温度一定制御に切換わる。ここで、2つの
温水入口弁の働きとしては、温水出口温度を設定値に維
持するために、蓄熱槽への供給系(温水温度の高い側)
の制御弁が開き、逆に蓄熱槽からの戻り系(温水温度の
低い側)の制御弁が閉じるため、温水は、ヒートポンプ
内をバイパスするように立上がっていく。熱源入力量制
御用の温度調節計(ヒートポンプの温度調節計)の設定
値よりも、温水入口弁の温度調節計の方が、1℃低めに
設定されているので、徐々にヒートポンプの能力が増加
し、全負荷運転状態までスム−ズに立上がっていく。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3を参
照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る吸収
式ヒートポンプの制御系統図、図2は、図1の制御系の
各部の制御条件を示す線図、図3は、本発明を適用する
吸収式ヒートポンプのサイクル系統図である。まず、図
3を参照して、本発明を適用する一般的な二重効用吸収
式ヒートポンプの各部の機能および作用を説明する。
照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る吸収
式ヒートポンプの制御系統図、図2は、図1の制御系の
各部の制御条件を示す線図、図3は、本発明を適用する
吸収式ヒートポンプのサイクル系統図である。まず、図
3を参照して、本発明を適用する一般的な二重効用吸収
式ヒートポンプの各部の機能および作用を説明する。
【0015】図3に示す二重効用吸収式ヒートポンプ
は、高温再生器1a、低温再生器1b、凝縮器2、蒸発
器3、吸収器4、およびこれら各機器間に吸収液6(濃
溶液2a,稀溶液6b)および冷媒7を循環させる溶液
ポンプ8a、冷媒ポンプ8b、溶液熱交換器5から構成
され、各機器は、次のように作動する。この吸収式ヒー
トポンプでは、冷媒として水、吸収液として臭化リチウ
ム水溶液が用いられる。
は、高温再生器1a、低温再生器1b、凝縮器2、蒸発
器3、吸収器4、およびこれら各機器間に吸収液6(濃
溶液2a,稀溶液6b)および冷媒7を循環させる溶液
ポンプ8a、冷媒ポンプ8b、溶液熱交換器5から構成
され、各機器は、次のように作動する。この吸収式ヒー
トポンプでは、冷媒として水、吸収液として臭化リチウ
ム水溶液が用いられる。
【0016】蒸発器3内の伝熱管9には、冷水に係る熱
源水10が流通しており、この蒸発器伝熱管9には、冷
媒ポンプ8bによって冷媒7が散布装置11からスプレ
ーされ、その蒸発潜熱によって熱源水10から熱を奪
う。臭化リチウム水溶液は同じ温度の水よりも蒸気圧が
著しく低く、かなり低い温度において発生する水蒸気を
吸収できる。吸収器4では、蒸発器3で蒸発した冷媒蒸
気が、吸収器4内の冷却管12の外面にスプレーされた
臭化リチウム水溶液6に吸収され、このとき発生する吸
収熱は、吸収器冷却管12を流通する冷却水に係る温水
13により冷却される。
源水10が流通しており、この蒸発器伝熱管9には、冷
媒ポンプ8bによって冷媒7が散布装置11からスプレ
ーされ、その蒸発潜熱によって熱源水10から熱を奪
う。臭化リチウム水溶液は同じ温度の水よりも蒸気圧が
著しく低く、かなり低い温度において発生する水蒸気を
吸収できる。吸収器4では、蒸発器3で蒸発した冷媒蒸
気が、吸収器4内の冷却管12の外面にスプレーされた
臭化リチウム水溶液6に吸収され、このとき発生する吸
収熱は、吸収器冷却管12を流通する冷却水に係る温水
13により冷却される。
【0017】吸収器4で冷媒を吸収して濃度が低下した
稀溶液6bは吸収力が弱くなる。そこで、溶液循環ポン
プ8aにより、一部は溶液熱交換器5を経て高温再生器
1aに送られ、高温、高圧蒸気等によって加熱され、高
温の冷媒蒸気14を蒸発分離し、溶液は濃縮され、濃溶
液6aは吸収器4に戻る。さらに吸収器4から出た稀溶
液6bの一部は、溶液循環ポンプ8aにより溶液熱交換
器5を経て低温再生器1bに送られ、前記高温再生器1
aで発生した高温冷媒蒸気14により加熱濃縮され、溶
液は溶液熱交換器5の中で高温再生器から出た濃溶液6
aと混合されて吸収器4に戻る。
稀溶液6bは吸収力が弱くなる。そこで、溶液循環ポン
プ8aにより、一部は溶液熱交換器5を経て高温再生器
1aに送られ、高温、高圧蒸気等によって加熱され、高
温の冷媒蒸気14を蒸発分離し、溶液は濃縮され、濃溶
液6aは吸収器4に戻る。さらに吸収器4から出た稀溶
液6bの一部は、溶液循環ポンプ8aにより溶液熱交換
器5を経て低温再生器1bに送られ、前記高温再生器1
aで発生した高温冷媒蒸気14により加熱濃縮され、溶
液は溶液熱交換器5の中で高温再生器から出た濃溶液6
aと混合されて吸収器4に戻る。
【0018】高温再生器1aで分離された高温冷媒蒸気
14は、低温再生器1bでその熱の一部を放出して凝縮
器2に入り、ここで凝縮器冷却管15を流通する温水1
3によって冷却されて凝縮液化し、冷媒7となって蒸発
器3に戻る。このような吸収式ヒートポンプに適用され
る本発明の一実施例を、以下図1および図2を参照して
説明する。図1において、図3に示したものと同一部分
は同一符号で示している。図1では、実線矢印は、熱源
水、温水、熱源蒸気等の流れ方向を示し、破線矢印は制
御信号系統を示している。
14は、低温再生器1bでその熱の一部を放出して凝縮
器2に入り、ここで凝縮器冷却管15を流通する温水1
3によって冷却されて凝縮液化し、冷媒7となって蒸発
器3に戻る。このような吸収式ヒートポンプに適用され
る本発明の一実施例を、以下図1および図2を参照して
説明する。図1において、図3に示したものと同一部分
は同一符号で示している。図1では、実線矢印は、熱源
水、温水、熱源蒸気等の流れ方向を示し、破線矢印は制
御信号系統を示している。
【0019】図1において、1aは高温再生器、9は、
熱源水10の流通する蒸発器伝熱管、19は、温水13
の流通する冷却管で、図3における吸収器冷却管12お
よび凝縮器冷却管15を合わせて示したものであり、2
0は、図3における低温再生器1b、蒸発器3、吸収器
4、および凝縮器2よりなるヒートポンプ部のセル構成
(以下ヒートポンプセル20という)を略示したもので
ある。
熱源水10の流通する蒸発器伝熱管、19は、温水13
の流通する冷却管で、図3における吸収器冷却管12お
よび凝縮器冷却管15を合わせて示したものであり、2
0は、図3における低温再生器1b、蒸発器3、吸収器
4、および凝縮器2よりなるヒートポンプ部のセル構成
(以下ヒートポンプセル20という)を略示したもので
ある。
【0020】21は、熱源水10の配管系における熱源
水入口、22は熱源水出口を示す。また、23は、温水
13の配管系における蓄熱槽からの戻り温水、24は、
蓄熱槽往き温水を示す。なお、図1では、温水配管系に
おける蓄熱槽は図示を省略している。蓄熱槽戻り温水2
3は、ヒートポンプセル20内の冷却管19の入口側に
接続し、蓄熱槽往き温水24は、前記冷却管19の出口
側に接続している。
水入口、22は熱源水出口を示す。また、23は、温水
13の配管系における蓄熱槽からの戻り温水、24は、
蓄熱槽往き温水を示す。なお、図1では、温水配管系に
おける蓄熱槽は図示を省略している。蓄熱槽戻り温水2
3は、ヒートポンプセル20内の冷却管19の入口側に
接続し、蓄熱槽往き温水24は、前記冷却管19の出口
側に接続している。
【0021】25は、温水供給系側制御弁に係る温水入
口弁、26は、温水戻り系側制御弁に係る温水入口弁、
27は温水ポンプ、28はヒートポンプ温水入口、29
はヒートポンプ温水出口である。また、30は、他の装
置もしくはプロセスから供給される排熱で、再生器の熱
源となる蒸気配管系の蒸気入口、31は、前記蒸気配管
系のドレン出口、32は、熱源制御弁に係る蒸気入口制
御弁である。
口弁、26は、温水戻り系側制御弁に係る温水入口弁、
27は温水ポンプ、28はヒートポンプ温水入口、29
はヒートポンプ温水出口である。また、30は、他の装
置もしくはプロセスから供給される排熱で、再生器の熱
源となる蒸気配管系の蒸気入口、31は、前記蒸気配管
系のドレン出口、32は、熱源制御弁に係る蒸気入口制
御弁である。
【0022】34は、ヒートポンプ温水入口28の温度
を検出して温水入口弁を制御するための温水入口温度調
節計、35は、ヒートポンプ温水出口29の温度を検出
して温水入口弁を制御するための第一の温水出口温度調
節計、36は、前記両温度調節計34,35の制御出力
信号のうち、値の小さい方の信号を選択する選択変換器
に係る第一のローセレクタ、37は、ヒートポンプ温水
出口29の温度を検出して蒸気入口制御弁32を制御す
るための第二の温水出口温度調節計、38は、熱源水出
口22の温度を検出して蒸気入口制御弁32を制御する
ための熱源水出口温度調節計、39は、前記両温度調節
計37,38の制御出力信号のうち、値の小さい方の信
号を選択する選択変換器に係る第二のローセレクタであ
る。
を検出して温水入口弁を制御するための温水入口温度調
節計、35は、ヒートポンプ温水出口29の温度を検出
して温水入口弁を制御するための第一の温水出口温度調
節計、36は、前記両温度調節計34,35の制御出力
信号のうち、値の小さい方の信号を選択する選択変換器
に係る第一のローセレクタ、37は、ヒートポンプ温水
出口29の温度を検出して蒸気入口制御弁32を制御す
るための第二の温水出口温度調節計、38は、熱源水出
口22の温度を検出して蒸気入口制御弁32を制御する
ための熱源水出口温度調節計、39は、前記両温度調節
計37,38の制御出力信号のうち、値の小さい方の信
号を選択する選択変換器に係る第二のローセレクタであ
る。
【0023】このような構成の吸収式ヒートポンプの機
能および作用を図1および図2を参照して説明する。図
1の系統図に示すように、熱源水10は熱源水入口21
からヒートポンプセル20内の蒸発器伝熱管9へ入り、
熱源水出口22へ流れる。一方、温水13は、蓄熱槽戻
り温水23側の温水入口弁25と蓄熱槽往き温水24側
の温水入口弁26とを通し、温水ポンプ27によってヒ
ートポンプ温水入口28からヒートポンプセル20内の
冷却管19へ入り、ヒートポンプ温水出口29へ流れ
る。また、本実施例における、例えば、蒸気を駆動熱源
とする二重効用ヒートポンプの場合、蒸気は、蒸気入口
30から蒸気入口制御弁32を通って高温再生器1aへ
入り、ドレンとなってドレン出口31から出てくる。
能および作用を図1および図2を参照して説明する。図
1の系統図に示すように、熱源水10は熱源水入口21
からヒートポンプセル20内の蒸発器伝熱管9へ入り、
熱源水出口22へ流れる。一方、温水13は、蓄熱槽戻
り温水23側の温水入口弁25と蓄熱槽往き温水24側
の温水入口弁26とを通し、温水ポンプ27によってヒ
ートポンプ温水入口28からヒートポンプセル20内の
冷却管19へ入り、ヒートポンプ温水出口29へ流れ
る。また、本実施例における、例えば、蒸気を駆動熱源
とする二重効用ヒートポンプの場合、蒸気は、蒸気入口
30から蒸気入口制御弁32を通って高温再生器1aへ
入り、ドレンとなってドレン出口31から出てくる。
【0024】次に制御フローについて説明する。ヒート
ポンプ温水入口28の温度を検出して制御する温水入口
温度調節計34の制御出力信号と、ヒートポンプ温水出
口29の温度を検出して制御する第一の温水出口温度調
節計35の制御出力信号をローセレクタ36に入力す
る。その制御出力で温水入口弁25,26を制御する。
ポンプ温水入口28の温度を検出して制御する温水入口
温度調節計34の制御出力信号と、ヒートポンプ温水出
口29の温度を検出して制御する第一の温水出口温度調
節計35の制御出力信号をローセレクタ36に入力す
る。その制御出力で温水入口弁25,26を制御する。
【0025】ここで、温水入口温度調節計34は、図2
(a)に示すように、温水入口温度が38〜42℃の範
囲で出力が0〜100%になるように設定されている。
すなわち、入口温度が高くなったら出力を増加させるよ
うに制御する。第一の温水出口温度調節計35は、図2
(b)に示すように、温水出口温度が48〜52℃の範
囲で出力が0〜100%になるように設定されている。
すなわち、出口温度が高くなったら出力を増加させるよ
うに制御する。また、温水入口制御弁25,26は、図
2(c)に示すような出力と弁開度の関係で制御される
ものとする。
(a)に示すように、温水入口温度が38〜42℃の範
囲で出力が0〜100%になるように設定されている。
すなわち、入口温度が高くなったら出力を増加させるよ
うに制御する。第一の温水出口温度調節計35は、図2
(b)に示すように、温水出口温度が48〜52℃の範
囲で出力が0〜100%になるように設定されている。
すなわち、出口温度が高くなったら出力を増加させるよ
うに制御する。また、温水入口制御弁25,26は、図
2(c)に示すような出力と弁開度の関係で制御される
ものとする。
【0026】例えば、ヒートポンプ温水出口29の温度
が、設定温度より低くなった場合、第一の温水出口温度
調節計35の出力が、温水入口温度調節計34の出力よ
り低くなり、第一のローセレクタ16によって温水出口
温度制御に切り替わり、温度の高い温水供給ラインすな
わち蓄熱槽往き温水24側の温水入口弁26が開き、蓄
熱槽戻り温水23側の温水入口弁25が閉じることによ
って、ヒートポンプ温水入口28の温度が高くなり、結
果として、ヒートポンプ温水出口29の温度を設定値ま
で高める方向に働く。
が、設定温度より低くなった場合、第一の温水出口温度
調節計35の出力が、温水入口温度調節計34の出力よ
り低くなり、第一のローセレクタ16によって温水出口
温度制御に切り替わり、温度の高い温水供給ラインすな
わち蓄熱槽往き温水24側の温水入口弁26が開き、蓄
熱槽戻り温水23側の温水入口弁25が閉じることによ
って、ヒートポンプ温水入口28の温度が高くなり、結
果として、ヒートポンプ温水出口29の温度を設定値ま
で高める方向に働く。
【0027】次に、ヒートポンプ温水出口29の温度を
検出して制御する第二の温水出口温度調節計37の制御
出力信号と、熱源水出口22の温度を検出して制御する
熱源水出口温度調節計38の制御出力信号を、第二のロ
ーセレクタ39に入力する。その制御出力によって蒸気
入口制御弁32を制御する。ここで、第二の温水出口温
度調節計37は、図2(d)に示すのように、温水出口
温度が49〜53℃の範囲で出力が100〜0%になる
ように設定されている。すなわち、出口温度が高くなっ
たら出力を減少させるように制御する。
検出して制御する第二の温水出口温度調節計37の制御
出力信号と、熱源水出口22の温度を検出して制御する
熱源水出口温度調節計38の制御出力信号を、第二のロ
ーセレクタ39に入力する。その制御出力によって蒸気
入口制御弁32を制御する。ここで、第二の温水出口温
度調節計37は、図2(d)に示すのように、温水出口
温度が49〜53℃の範囲で出力が100〜0%になる
ように設定されている。すなわち、出口温度が高くなっ
たら出力を減少させるように制御する。
【0028】第二の温水出口温度調節計37の設定値
は、第一の温水出口温度調節計35の設定値よりも1℃
高めに設定されている。また、熱源水出口温度調節計3
8は、図2(e)に示すように、熱源水出口温度が26
〜28℃の範囲で出力が0〜100%になるように設定
されている。すなわち、出口温度が高くなったら出力を
増加させるように制御する。蒸気入口制御弁32は、図
2(f)に示すような出力と弁開度の関係で制御される
ものとする。
は、第一の温水出口温度調節計35の設定値よりも1℃
高めに設定されている。また、熱源水出口温度調節計3
8は、図2(e)に示すように、熱源水出口温度が26
〜28℃の範囲で出力が0〜100%になるように設定
されている。すなわち、出口温度が高くなったら出力を
増加させるように制御する。蒸気入口制御弁32は、図
2(f)に示すような出力と弁開度の関係で制御される
ものとする。
【0029】通常は、第二の温水出口温度調節計37
は、第一の温水出口温度調節計35の仕様値よりも1℃
高めに設定されているので、熱源水出口温度調節計38
に比べてその出力は高く、したがって、ローセレクタ1
9により、熱源水出口22の温度一定制御を行なってい
る。ここで例えば、ヒートポンプ温水出口29の温度
が、異常に高くなった場合には、制御は温水出口温度一
定制御に切り替わり、蒸気入口制御弁32への出力が減
り、ヒートポンプ温水出口29の温度を低く抑える方向
に働く。
は、第一の温水出口温度調節計35の仕様値よりも1℃
高めに設定されているので、熱源水出口温度調節計38
に比べてその出力は高く、したがって、ローセレクタ1
9により、熱源水出口22の温度一定制御を行なってい
る。ここで例えば、ヒートポンプ温水出口29の温度
が、異常に高くなった場合には、制御は温水出口温度一
定制御に切り替わり、蒸気入口制御弁32への出力が減
り、ヒートポンプ温水出口29の温度を低く抑える方向
に働く。
【0030】本実施例によれば、運転中、常時、温水の
入口、出口温度制御の切換えが可能となり、蓄熱槽と接
続する温水の温度が変化しても、ヒ−トポンプの出口温
水温度を一定とすることができる。また、ヒートポンプ
立上がり後の温水出口温度制御から温水入口温度制御へ
の切換えがスムーズに行えるようになり、また、熱源水
(冷水)側の容量が減った場合でも、直ちにフィードバ
ックをかけることが可能となった。
入口、出口温度制御の切換えが可能となり、蓄熱槽と接
続する温水の温度が変化しても、ヒ−トポンプの出口温
水温度を一定とすることができる。また、ヒートポンプ
立上がり後の温水出口温度制御から温水入口温度制御へ
の切換えがスムーズに行えるようになり、また、熱源水
(冷水)側の容量が減った場合でも、直ちにフィードバ
ックをかけることが可能となった。
【0031】なお、上記実施例においては、蓄熱槽に接
続する温水配管系の温水入口弁25,26を制御する制
御系と、再生器に対する熱源配管系の蒸気入口制御弁3
2を制御する制御系との両者を備えた吸収式ヒートポン
プを説明したが、本発明はこれに限るものではなく、上
記各制御系のいずれかを備えたものでも、それ相応の効
果が得られるものである。ただし、本実施例の両制御系
を備えたものが、もっとも望ましいことは言うまでもな
い。
続する温水配管系の温水入口弁25,26を制御する制
御系と、再生器に対する熱源配管系の蒸気入口制御弁3
2を制御する制御系との両者を備えた吸収式ヒートポン
プを説明したが、本発明はこれに限るものではなく、上
記各制御系のいずれかを備えたものでも、それ相応の効
果が得られるものである。ただし、本実施例の両制御系
を備えたものが、もっとも望ましいことは言うまでもな
い。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、蓄熱槽の温度を乱すことなく、ヒートポンプの温
水出口温度を常に一定に制御する吸収式ヒートポンプを
提供することができる。
れば、蓄熱槽の温度を乱すことなく、ヒートポンプの温
水出口温度を常に一定に制御する吸収式ヒートポンプを
提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る吸収式ヒートポンプの
制御系統図である。
制御系統図である。
【図2】図1の制御系の各部の制御条件を示す線図であ
る。
る。
【図3】本発明を適用する吸収式ヒートポンプのサイク
ル系統図である。
ル系統図である。
1a…高温再生器、1b…低温再生器、2…凝縮器、3
…蒸発器、4…吸収器、9…蒸発器伝熱管、10…熱源
水、12…吸収器冷却管、13…温水、15…凝縮器冷
却管、19…冷却管、20…ヒートポンプセル、21…
熱源水入口、22…熱源水出口、23…蓄熱槽戻り温
水、24…蓄熱槽往き温水、25,26…温水入口弁、
27…温水ポンプ、28…ヒートポンプ温水入口、29
…ヒートポンプ温水出口、30…蒸気入口、31…ドレ
ン出口、32…蒸気入口制御弁、34…温水入口温度調
節計、35,37…温水出口温度調節計、36,39…
ローセレクタ、38…熱源水出口温度調節計。
…蒸発器、4…吸収器、9…蒸発器伝熱管、10…熱源
水、12…吸収器冷却管、13…温水、15…凝縮器冷
却管、19…冷却管、20…ヒートポンプセル、21…
熱源水入口、22…熱源水出口、23…蓄熱槽戻り温
水、24…蓄熱槽往き温水、25,26…温水入口弁、
27…温水ポンプ、28…ヒートポンプ温水入口、29
…ヒートポンプ温水出口、30…蒸気入口、31…ドレ
ン出口、32…蒸気入口制御弁、34…温水入口温度調
節計、35,37…温水出口温度調節計、36,39…
ローセレクタ、38…熱源水出口温度調節計。
Claims (4)
- 【請求項1】 蒸発器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交
換器、溶液ポンプ、冷媒ポンプ、およびこれらを作動的
に接続する溶液および冷媒の配管系を備え、前記蒸発器
内の伝熱管を流通させる熱源水の配管系と、前記吸収器
および凝縮器内の冷却管を流通させる温水の配管系とを
備え、他の装置もしくはプロセスから供給される排熱を
前記再生器の熱源とする吸収式ヒートポンプにおいて、 前記温水配管系に温水供給系側制御弁および温水戻り系
側制御弁を設け、 前記吸収器および凝縮器内の冷却管を流通する温水の入
口および出口の温度をそれぞれ検出して制御する温度調
節計と、これら両温度調節計の制御出力信号のうち、値
の小さい方の信号を選択する選択変換器とを設け、 この選択変換器の信号により前記温水供給系側制御弁お
よび温水戻り系側制御弁を制御するように制御回路を構
成したことを特徴とする吸収式ヒートポンプ。 - 【請求項2】 蒸発器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交
換器、溶液ポンプ、冷媒ポンプ、およびこれらを作動的
に接続する溶液および冷媒の配管系を備え、前記蒸発器
内の伝熱管を流通させる熱源水の配管系と、前記吸収器
および凝縮器内の冷却管を流通させる温水の配管系とを
備え、他の装置もしくはプロセスから供給される排熱を
前記再生器の熱源とする吸収式ヒートポンプにおいて、 前記再生器への熱源となる配管系に熱源制御弁を設け、 前記吸収器および凝縮器内の冷却管を流通する温水の出
口温度を検出して制御する温度調節計と、前記蒸発器の
伝熱管を流通する熱源水の出口温度を検出して制御する
温度調節計と、これら両温度調節計の制御出力信号のう
ち、値の小さい方の信号を選択する選択変換器とを設
け、 この選択変換器の信号により前記熱源制御弁を制御する
ように制御回路を構成したことを特徴とする吸収式ヒー
トポンプ。 - 【請求項3】 請求項1記載の吸収式ヒートポンプにお
いて、 前記再生器への熱源となる配管系に熱源制御弁を設け、 前記吸収器および凝縮器内の冷却管を流通する温水の出
口温度を検出して制御する温度調節計と、前記蒸発器の
伝熱管を流通する熱源水の出口温度を検出して制御する
温度調節計と、これら両温度調節計の制御出力信号のう
ち、値の小さい方の信号を選択する選択変換器とを設
け、 この選択変換器の信号により前記熱源制御弁を制御する
ように制御回路を構成したことを特徴とする吸収式ヒー
トポンプ。 - 【請求項4】 温水供給系制御用の温水出口温度調節計
の設定値に対し、熱源入力量制御用の温水出口温度調節
計の設定値を若干高く設定したことを特徴とする請求項
3記載の吸収式ヒートポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6018779A JPH07225062A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 吸収式ヒートポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6018779A JPH07225062A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 吸収式ヒートポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07225062A true JPH07225062A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11981126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6018779A Pending JPH07225062A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 吸収式ヒートポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07225062A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011108392A1 (ja) | 2010-03-05 | 2011-09-09 | 三菱重工業株式会社 | 温水ヒートポンプおよびその制御方法 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP6018779A patent/JPH07225062A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011108392A1 (ja) | 2010-03-05 | 2011-09-09 | 三菱重工業株式会社 | 温水ヒートポンプおよびその制御方法 |
US9664415B2 (en) | 2010-03-05 | 2017-05-30 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Hot-water heat pump and method of controlling the same |
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