JPH05312429A - 吸収冷温水機 - Google Patents

吸収冷温水機

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Publication number
JPH05312429A
JPH05312429A JP11336092A JP11336092A JPH05312429A JP H05312429 A JPH05312429 A JP H05312429A JP 11336092 A JP11336092 A JP 11336092A JP 11336092 A JP11336092 A JP 11336092A JP H05312429 A JPH05312429 A JP H05312429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high temperature
solution
temperature regenerator
regenerator
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP11336092A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nishiguchi
章 西口
Tomihisa Ouchi
富久 大内
Takeshi Nakao
剛 中尾
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】再生器の圧力が低下した場合にも、溶液の循環
が悪くならず、溶液の結晶が起こらない吸収冷温水機を
提供する。 【構成】高温再生器2からの濃溶液が高温熱交換器7を
通過した後で、低温再生器3からの濃溶液と合流する手
前の配管の途中に流量調整弁32と、高温再生器2に圧
力検出手段102とを設置し、圧力検出手段102によ
り検出された高温再生器圧力がある設定値より低くなっ
た場合には、制御装置103は流量調整弁32の流動抵
抗を低下するように制御し、高温再生器圧力がある設定
値より高くなった場合には、制御装置103は流量調整
弁32の流動抵抗を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭やビルの空調など
に用いられる吸収冷温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収冷温水機では、吸収器と再生
器の間を循環する溶液流量のコントロールを行うのに、
フロート弁を使ったり、溶液ポンプのインバータ制御を
行って、再生器の液面を確保するように再生器から流出
する溶液量にあわせて、吸収器から再生器へ送る溶液量
を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例で
は、定格運転時には再生器の圧力が高くなっているの
で、再生器から吸収器への溶液流量は充分な量が確保さ
れる。しかし、負荷が小さくなって再生器の入力が絞ら
れたり停止した場合には、再生器と吸収器の圧力差が小
さくなって、再生器から吸収器への溶液流量が減少し、
サイクル全体の溶液循環量も減少する。定格運転で溶液
が充分に濃縮されている状態から、急に負荷が減少して
熱入力が停止した場合には、再生器の圧力が低下して溶
液の循環が悪くなり、濃溶液が再生器側に保持された状
態となる。この状態が長く続くと、溶液温度が低下し溶
液熱交換器の部分で溶液が結晶しやすくなるという欠点
がある。この現象は冷却水温度が低いほど起こりやすく
なり、外気温度が低い場合には、負荷の低下と冷却水温
度の低下が同時に起こりやすいので、溶液の結晶がより
起こりやすくなるという欠点がある。
【0004】本発明の目的は、再生器の圧力が低下した
場合にも、溶液の循環が悪くならず、溶液の結晶が起こ
らない吸収冷温水機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、高温再生器からの濃溶液が高温熱交換
器を通り低温再生器へ流入するまでの流路、あるいは低
温再生器からの濃溶液と合流するまでの流路の途中に、
可変流動抵抗を設け、定格運転時で高温再生器の圧力が
高い場合にはこの可変流動抵抗の抵抗値を大きくし、負
荷が小さくなって高温再生器の熱入力が停止し、高温再
生器の圧力が低い場合にはこの可変流動抵抗の抵抗値を
小さくするような構成あるいは制御を行うようにした。
【0006】
【作用】吸収冷温水機を以上のように構成することによ
り、下記の作用がある。
【0007】高温再生器の圧力が高い場合には、高温再
生器からの濃溶液が高温熱交換器を通った後低温再生器
へ流入するまでの流路、あるいは低温再生器からの濃溶
液と合流するまでの流路の途中に設けた可変流動抵抗の
抵抗値が大きくなり、高温再生器の圧力が低い場合には
高温熱交換器の下流側に設けた可変流動抵抗の抵抗値が
小さくなるので、熱入力が停止して高温再生器の圧力が
低下した場合にも溶液循環量を確保することができ、こ
の状態が長時間に渡って継続しても、濃溶液が結晶して
しまうという不具合点を防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。
【0009】図に示すように吸収冷温水機は、吸収器
1,高温再生器2,低温再生器3,凝縮器4,蒸発器
5,低温熱交換器6,高温熱交換器7,溶液循環ポンプ
8,冷媒ポンプ9,加熱用のバーナ10,低温再生器3
内に吸収器1からの溶液を散布する散布装置11,低温
再生器3内に配置し高温再生器2で発生した冷媒蒸気を
凝縮して管外を流下する溶液と熱交換する伝熱管12,
伝熱管12を凝縮器4に導く配管の途中に設けられた絞
り13,凝縮器4からU字シール,絞り15を介して液
冷媒を蒸発器5に導く冷媒液管14,弁17を介して凝
縮器の気相部と蒸発器を結ぶ冷媒蒸気管16,冷媒ポン
プ9の吐出と冷媒散布装置20とをフロート弁19を介
して連結する冷媒管18,蒸発器5の下部に配置した冷
媒タンク21,低温熱交換器6から溶液を溶液散布装置
23へ導く溶液管22,吸収器1の下部に設けられた溶
液タンク24,凝縮器4の下部に設けられた冷媒タンク
25と、吸収器1の下部の溶液タンク24から溶液循環
ポンプ8へ至る配管の途中とを弁26を介して結ぶ冷媒
ブロー配管27,冷媒管18の途中でフロート弁19の
後流部で分岐し、弁28を介して吸収器1へ開口する冷
媒管29,高温再生器2と気相部で連通し、堰を介して
濃溶液が溢流してくるフロートボックス30,フロート
ボックス30内であって、高温熱交換器7から高温再生
器2へ希溶液を送る配管の途中に設けられたフロート弁
31,高温再生器2からの濃溶液が高温熱交換器7を通
過した後の配管であって、低温再生器3からの濃溶液と
合流する手前の配管の途中に設置された可変流動抵抗装
置である流量調整弁32,蒸発器5内に設置された蒸発
伝熱管51と室内機52の間を冷温水ポンプ53により
冷温水を循環させる冷温水配管54,吸収器1内に設置
された吸収伝熱管55と凝縮器4内に設置された凝縮伝
熱管56と冷却塔57の間を冷却水ポンプ58により冷
却水を循環させる冷却水配管59,冷温水配管54の蒸
発器5の出口側に設置された冷温水温度検出手段10
1,高温再生器2に設置された圧力検出手段102,冷温水
温度検出手段101や圧力検出手段102からの信号を
受けて、高温再生器2に設置されたバーナ10や流量調
整弁32へ制御信号を送る制御装置103から構成され
ている。
【0010】冷房運転時にシステムは次のように動作す
る。冷房運転時には弁17は閉じている。また、弁26
及び弁28は閉じている。
【0011】吸収器1の下部にある溶液タンク24の溶
液は、溶液循環ポンプ8により低温熱交換器6に送られ
た後、一部は高温熱交換器7,フロート弁31を通って
高温再生器2へ送られ、残りは低温再生器3へ送られて
散布装置11から散布される。高温再生器2に送られた
溶液はバーナ10に加熱されて沸騰し冷媒蒸気を発生す
る。発生した冷媒蒸気は低温再生器3に送られて伝熱管
12の管内で凝縮した後、絞り13を通って凝縮器4へ
送られる。この時の凝縮熱は、散布装置11から散布さ
れて伝熱管12の管外を流下する溶液を加熱して、再
び、冷媒蒸気を発生させる。発生した冷媒蒸気は凝縮器
4へ送られ、凝縮伝熱管56内を流れる冷却水により冷
却されて凝縮し、高温再生器からの冷媒と合流して冷媒
タンク31に溜められる。一方、高温再生器2で冷媒蒸
気を発生して濃縮された濃溶液は、高温再生器2の堰か
ら溢れてフロートボックス30に送られた後、高温熱交
換器7に送られる。濃溶液はさらに高温熱交換器7で吸
収器からの希溶液と熱交換して温度を下げた後、流量調
整弁32を通って低温再生器3からの濃溶液と合流す
る。合流した濃溶液は、低温熱交換器6で吸収器1から
の希溶液と熱交換してさらに温度を下げ、溶液管22を
通って溶液散布装置23へ送られ、吸収器1内に散布さ
れる。散布された濃溶液は、吸収伝熱管55内を流れる
冷却水により冷却されつつ蒸発器5からの冷媒蒸気を吸
収して濃度が薄くなり、希溶液として溶液タンク24に
戻る。一方、凝縮器4の下部の冷媒タンク31に溜めら
れた液冷媒は、冷媒液管14,絞り15を経由して蒸発
器5に流入する。蒸発器5では、下部に設けられた冷媒
タンク21の液冷媒が、冷媒ポンプ9により冷媒管1
8,フロート弁19を通って冷媒散布装置20に送ら
れ、蒸発器5内の蒸発伝熱管51上に散布され、管群内
を流れる冷水と熱交換して蒸発し、その結果、冷水から
蒸発潜熱を奪い冷凍作用が得られる。蒸発した冷媒は、
吸収器1へ流出して、吸収器1内を流下する濃溶液に吸
収される。
【0012】一方、冷却塔57で冷却された冷却水は、
冷却水ポンプ58により吸収器1に送られ吸収伝熱管5
5で吸収熱を奪って温度上昇し、次に凝縮器4に送られ
凝縮伝熱管56で凝縮熱を奪ってさらに温度上昇する。
その後、冷却塔57に戻って冷却される。
【0013】また、蒸発器5内の蒸発伝熱管51で冷却
された冷水は冷温水ポンプ53で室内機52に送られ、
室内を冷房して温度上昇し、再び蒸発器に戻る。
【0014】冷房運転中に冷房負荷が停止したり急に小
さくなって溶液を希釈する必要がある場合には、弁26
を開いて冷媒タンク25に溜った液冷媒を、弁26及び
冷媒ブロー配管27を介して溶液内に送り込み、溶液を
希釈する。
【0015】冷房運転において、冷温水配管54に設置
された冷温水温度検出手段101により検出された冷水
温度がある設定値より低くなった場合に、制御装置10
3はバーナ10を停止するように制御し、冷水温度が別
のある設定値より高くなった場合には、制御装置103
はバーナ10を起動するように制御して、容量制御を行
う。
【0016】一方、暖房運転時にシステムは次のように
動作する。暖房運転時には弁17及び弁28は開となっ
ており、冷却水ポンプ58を停止し吸収器1内の吸収伝
熱管55及び凝縮器4内の凝縮伝熱管56に冷却水は流
さない。また、弁26は閉とし、冷媒ポンプ9は停止と
する。
【0017】吸収器1の下部にある溶液タンク24の溶
液は、溶液循環ポンプ8により低温熱交換器6に送られ
た後、一部は高温熱交換器7,フロート弁31を通って
高温再生器2へ送られ、残りは低温再生器3へ送られて
散布装置11から散布される。高温再生器2に送られた
溶液はバーナ10に加熱沸騰されて冷媒蒸気を発生す
る。発生した冷媒蒸気は低温再生器3に送られて伝熱管
12の管内で凝縮した後、絞り13を通って凝縮器4へ
送られる。この時の凝縮熱は、散布装置11から散布さ
れて伝熱管12の管外を流下する溶液を加熱して、再び
冷媒蒸気を発生させる。発生した冷媒蒸気は凝縮器4へ
送られるが、凝縮器4内に設けられた管群内に冷却水が
流されていないので、凝縮液化せず、冷媒蒸気管16,
弁17を経由して蒸発器5に送られる。また、高温再生
器からの液冷媒は、冷媒液管14,絞り15を経由して
蒸発器5に流入する。蒸発器5では凝縮器からの冷媒蒸
気が、蒸発伝熱管51を流れる温水と熱交換して凝縮液
化し、この時の凝縮潜熱により温水を加熱して暖房能力
を発生する。凝縮液化した液冷媒は冷媒タンク21で凝
縮器4からの液冷媒と合流して溜められ、冷媒ポンプ9
により、冷媒管18,フロート弁19,冷媒管29,弁
28を経由して吸収器1に送られる。一方、高温再生器
2で冷媒蒸気を発生して濃縮された濃溶液は、高温再生
器2の堰から溢れてフロートボックス30に送られた
後、高温熱交換器7に送られ、高温熱交換器7で吸収器
からの希溶液と熱交換して温度を下げた後、流量調整弁
32を通って、低温再生器3からの濃溶液と合流する。
合流した濃溶液は、低温熱交換器6で吸収器1からの希
溶液と熱交換してさらに温度を下げ、溶液管22を通っ
て溶液散布装置23へ送られ、吸収器1内に散布され
る。吸収伝熱管55内には冷却水が流れていないので、
散布された濃溶液は吸収伝熱管55を流下し、溶液タン
ク24に戻る。
【0018】また、蒸発器5内の蒸発伝熱管51で加熱
された温水は冷温水ポンプ53で室内機52に送られ、
室内を暖房して温度低下し、再び蒸発器に戻る。
【0019】暖房運転時に冷媒タンク21の液冷媒が、
冷媒スプレーポンプ9により送り出されて、冷媒散布装
置20へは送られずに、溶液管29へ送られるようにす
るには、それぞれの管路抵抗を適当に調整すれば良い。
【0020】暖房運転において、冷温水配管54に設置
された冷温水温度検出手段101により検出された温水
温度がある設定値より高くなった場合に、制御装置10
3はバーナ10を停止するように制御し、温水温度が別
のある設定値より低くなった場合には、制御装置103
はバーナ10を起動するように制御して、容量制御を行
う。
【0021】冷房運転及び暖房運転では、バーナ10が
起動,停止することにより高温再生器2内の圧力が高く
なったり低くなったりする。高温再生器2に設置された
圧力検出手段102により検出された高温再生器圧力が
ある設定値より低くなった場合には、制御装置103は
流量調整弁32の流動抵抗を低下するように制御し、高
温再生器圧力がある設定値より高くなった場合には、制
御装置103は流量調整弁32の流動抵抗を大きくする
ように制御する。
【0022】本実施例によれば、空調負荷が小さくなっ
てバーナが停止し、高温再生器2の圧力が低下して、高
温再生器2から吸収器1への濃溶液の流動が悪くなった
場合に、高温熱交換器7の下流に設けた流量調整弁32
の流動抵抗を小さくするように制御するので、溶液の循
環が確保され、濃溶液が結晶するという不具合点を防止
することができる。
【0023】本実施例では、高温再生器2からの濃溶液
が高温熱交換器7を通過した後の配管であって、低温再
生器3からの濃溶液と合流する手前の配管の途中に流量
調整弁32を設置したが、高温再生器2からの濃溶液が
高温熱交換器7に送られる配管の途中に設置しても同様
の効果が得られる。
【0024】また、本実施例では可変流動抵抗装置とし
て流量調整弁32を設置したが、絞りとこの絞りをバイ
パスする配管に開閉弁を設けてもよい。開閉弁をオン−
オフすることにより、流動抵抗を変化させることができ
る。
【0025】また本実施例では、高温再生器2の圧力と
してあらかじめ二つの設定値を定めておき、圧力がその
設定値を超えて変化するときに、流量調整弁の開度を調
整して流動抵抗を変化させているが、高温再生器の圧力
に対応して流動抵抗の値を滑らかに変化するように制御
しても良い。この場合には、より精密な制御を行うこと
ができる。
【0026】次に、本発明の他の実施例を図2により説
明する。
【0027】図1の実施例と異なるのは、高温再生器2
で濃縮された溶液がフロートボックス30を通って高温
熱交換器7に送られ、その後、可変流動抵抗装置である
流量調整弁32を通過し、低温熱交換器6に送られるの
ではなく、低温再生器3に送られるようにした点であ
る。低温再生器3に送られた溶液は、スプレー装置10
から散布され、伝熱管12で高温再生器2からの蒸気に
より加熱されさらに濃縮されて、低温熱交換器6に送ら
れる。
【0028】本実施例の特徴は吸収器1からの希溶液は
すべて高温再生器2へ送られて濃縮され、その後、低温
再生器3に送られてさらに濃縮された後、吸収器1へ戻
るというシリーズの溶液流れとなっていることである。
【0029】本実施例でも図1の実施例と同様に、空調
負荷が小さくなってバーナが停止し、高温再生器2の圧
力が低下して、高温再生器2から低温再生器3への濃溶
液の流動が悪くなった場合に、高温熱交換器7の下流に
設けた流量調整弁32の流動抵抗を小さくするように制
御するので、溶液の循環が確保され、濃溶液が結晶する
という不具合点を防止することができる。
【0030】次に、本発明の他の実施例を図3により説
明する。
【0031】図1の実施例と異なる点は、高温再生器2
に設置された圧力検出手段102の代りに、低温再生器
3に設置され高温再生器2からの冷媒蒸気を凝縮してそ
の凝縮熱により低温再生器内の溶液を加熱する伝熱管1
2の、出口側に温度検出手段104を設けた点である。
そして、温度検出手段104により検出された温度か
ら、高温再生器2の圧力を推定することができ、制御装
置103に温度と圧力の関係を組み込んでおくことによ
り、高温再生器2の圧力に対応して図1の実施例と同様
な制御を行うことができる。
【0032】本実施例でも図1の実施例と同様に、空調
負荷が小さくなってバーナが停止し、高温再生器2の圧
力が低下して、高温再生器2から低温再生器3への濃溶
液の流動が悪くなった場合に、高温熱交換器7の下流に
設けた流量調整弁32の流動抵抗を小さくするように制
御するので、溶液の循環が確保され、濃溶液が結晶する
という不具合点を防止することができる。また、本実施
例では圧力検出手段102の代りに温度検出手段104
を用いて高温再生器圧力を推定するようにしているの
で、比較的安価なセンサを用いることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明では高温再生器からの濃溶液が高
温熱交換器を通り低温再生器へ流入するまでの流路、あ
るいは低温再生器からの濃溶液と合流するまでの流路の
途中に、可変流動抵抗を設け、定格運転時で高温再生器
の圧力が高い場合にはこの可変流動抵抗の抵抗値を大き
くし、負荷が小さくなって高温再生器の熱入力が停止
し、高温再生器の圧力が低い場合にはこの可変流動抵抗
の抵抗値を小さくするような構成あるいは制御を行うよ
うにしたので、熱入力が停止して高温再生器の圧力が低
下した場合にも溶液循環量を確保することができ、この
状態が長時間にわたって継続しても、濃溶液が結晶して
しまうという不具合点を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図。
【図2】本発明の第二の実施例の系統図。
【図3】本発明の第三の実施例の系統図。
【符号の説明】
2…高温再生器、3…低温再生器、7…高温熱交換器、
32…流量調整弁、101…冷水温度検出手段、102
…圧力検出手段、103…制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温再生器,低温再生器,凝縮器,蒸発
    器,吸収器,高温熱交換器,溶液ポンプ,冷媒ポンプを
    含んで配管接続して吸収冷凍サイクルを構成した吸収冷
    温水機において、前記高温再生器から前記高温熱交換器
    を通り、前記低温再生器からの濃溶液と合流するまでの
    濃溶液流路の途中に、可変流動抵抗を設け、前記高温再
    生器の圧力検出手段を設け、前記高温再生器の圧力が高
    い場合には前記可変流動抵抗の抵抗値を大きくし、前記
    高温再生器の圧力が低い場合には前記可変流動抵抗の抵
    抗値を小さくするように制御を行うようにしたことを特
    徴とする吸収冷温水機。
JP11336092A 1992-05-06 1992-05-06 吸収冷温水機 Pending JPH05312429A (ja)

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JP11336092A JPH05312429A (ja) 1992-05-06 1992-05-06 吸収冷温水機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010065862A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Osaka Gas Co Ltd 第二種吸収ヒートポンプシステム
JP2011094910A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Sanyo Electric Co Ltd 吸収式冷凍機
JP2011153795A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sanyo Electric Co Ltd 吸収式冷凍機

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