JPH0448453Y2 - - Google Patents

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JPH0448453Y2
JPH0448453Y2 JP1986041714U JP4171486U JPH0448453Y2 JP H0448453 Y2 JPH0448453 Y2 JP H0448453Y2 JP 1986041714 U JP1986041714 U JP 1986041714U JP 4171486 U JP4171486 U JP 4171486U JP H0448453 Y2 JPH0448453 Y2 JP H0448453Y2
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absorber
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stage absorber
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は吸収式冷凍機に関する。
(従来の技術) 一般に吸収式冷凍機において吸収器及び凝縮器
に流通する冷却水温度が低下すると、吸収器出口
の稀溶液温度が低下して濃度が下り、この稀溶液
濃度の低下で発生器及び吸収器を循環する溶液の
濃度が低下して冷媒不足が生ずる問題があつた。
このため、従来例えば実開昭51−108153号に示
され、また、第2図及び第3図に示した如く冷却
水の吸収器Aに対する入口管Cと凝縮器Bから出
口管Dとの間に冷却水バイパス管Eを三方弁Vを
介して接続し、冷却水温度の低下を検出して、前
記三方弁Vを動作させ、前記冷却水出口管Dの冷
却水を入口管Cにバイパスさせたり、(第2図)、
或いは入口管Cの冷却水を出口管Dにバイパスし
て流量制御をしたり(第3図)して、冷却水の温
度調節を行なうようにしたものが提案されてい
る。尚、第2,3図において、Gはクーリングタ
ワー、Pは冷却水ポンプである。
(考案が解決しようとする問題点) 所が、これら従来例においては、冷却水の配管
は大径のものであるため、前記バイパス管Eも大
径となり、三方弁Uも口径の大きいものとなり、
従つて、これらの設備コストがかさむことゝとな
ることに加え、これら冷却水の水配管工事も煩雑
となる欠点があつた。
本考案の目的は、定常運転時には濃溶液を低段
吸収器から高段吸収器に流下させて効率のよい吸
収作用を行えながら、溶液濃度の低下時前記低段
吸収器の吸収作用をなくして、冷却水温度を制御
したり、又は流量を制御したりすることなく、低
コストで冷媒量が不足する問題を解決できること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、低段吸収器71と高段吸収器72と
を備え、これら各吸収器71,72を上下方向に
配置し、上方に位置する低段吸収器71の上部
に、濃溶液管14に連通する第1溶液散布装置7
3を、また、下位に位置する高段吸収器72の上
部に、第2溶液散布装置74をそれぞれ設け、こ
の第2溶液散布装置74を前記低段吸収器71の
底部に連通させると共に、前記濃溶液管14に前
記低段吸収器71を側路し、前記第2溶液散布装
置74に連通するバイパス管30を接続して、該
バイパス管30に、溶液濃度の低下で開くバイパ
ス弁31を設けたものである。
(作用) 前記バイパス弁31が閉じているとき、濃溶液
は低段吸収器71から高段吸収器72へ流下する
から、効率のよい吸収作用を行うことができる
し、また、前記バイパス弁31の開放により濃溶
液が前記低段吸収器71をバイパスし、該低段吸
収器71での吸収作用をなくして温度の低い冷却
水をそのまゝ用いながら吸収器出口から流出する
稀溶液温度の低下及び溶液濃度の低下をなくし、
冷媒不足を解消できるのである。
(実施例) 第1図に示したものは、高温発生器1、低温発
生器2、高温溶液熱交換器3、低温溶液熱交換器
4、凝縮器5、蒸発器6及び吸収器7を備えた2
重効用吸収式冷凍機であつて、前記高温発生器1
には、主として都市ガスを燃料とするガスバーナ
8を設け、また、低温発生器2には、前記高温発
生器1からの蒸気管9に接続される熱交換管10
を設けており、また、前記凝縮器5及び吸収器7
にはそれぞれ冷却水管11を、また、前記蒸発器
6には冷水管12をそれぞれ配設している。
又、前記高温発生器1の下部に接続される中間
溶液管13は、前記高温溶液熱交換器3を介して
前記低温発生器2に接続され、この低温発生器2
の下部に接続される濃溶液管14は、前記低温溶
液熱交換器4を介して前記吸収器7に接続され、
更に、この吸収器7の底部に接続される稀溶液管
15には溶液ポンプ16が介装され、前記低温溶
液熱交換器4及び高温溶液熱交換器3を介して前
記高温発生器1に接続されている。
しかして、前記高温発生器1において、前記バ
ーナ8の加熱で蒸発した冷媒蒸気は、前記蒸気管
9から低温発生器2の熱交換管10を経て凝縮器
5に、前記蒸気管9から送られる冷媒蒸気を熱源
として前記低温発生器2で発生する冷媒蒸気も前
記凝縮器5に入り、冷却水管11を流れる冷却水
と熱交換して凝縮し、次いで蒸発器6に入り、冷
水管12を流れる冷水から熱を奪つて冷水を冷却
すると共に蒸発し、吸収器7で濃溶液に吸収され
るのである。
そして吸収器7で冷媒を吸収して稀溶液となつ
た溶液は、前記溶液ポンプ16の駆動により、前
記稀溶液管15を介して、前記低温溶液熱交換器
4で先ず濃溶液と、次いで前記高温溶液熱交換器
3で中間溶液と熱交換して熱回収し、前記高温発
生器1に戻るのである。
また、前記高温発生器1において、冷媒蒸気の
発生で中間濃度となつた溶液は、中間溶液管13
を介して前記高温溶液熱交換器3を通り、前記稀
溶液に熱を与えて前記低温発生器2に入り、前記
した如く冷媒蒸気を発生して濃溶液となり、この
濃溶液が濃溶液管14を介して前記低温溶液熱交
換器4から、前記吸収器7に入り前記した如く冷
媒を吸収するのである。
前記吸収器7は、低段吸収器71と高段吸収器
72とから成り、前記低段吸収器71を上位に、
また、高段吸収器72を下位に位置させて配置す
ると共に、前記低段吸収器71の上部には前記濃
溶液管14と接続する第1溶液散布装置73を、
また、前記高段吸収器72の上部には、第2溶液
散布装置74をそれぞれ設け、この第2溶液散布
装置74を前記低段吸収器71の底部に連通させ
ることにより、濃溶液管14からの濃溶液を、上
位の低段吸収器71から下位の高段吸収器72に
流して、前記蒸発器6で蒸発した冷媒を効率よく
吸収する如く成している。
また、前記蒸発器6の下部には、冷媒タンク6
1を設けると共に、上部には液冷媒散布装置62
を設けて、この散布装置62と前記冷媒タンク6
1との間に、冷媒ポンプ19を介装した冷媒液管
18を設けて、冷媒の循環を行なうと共に、余剰
の冷媒液を前記冷媒タンク61に貯溜する如く成
している。
しかして、第1図に示したものは、以上の如く
構成する吸収式冷凍機において、前記冷媒タンク
61に、該タンク61における冷媒貯溜量を検出
する液面検出器20を設けると共に、前記低温溶
液熱交換器4と低段吸収器71とを結ぶ濃溶液管
14に、前記低段吸収器71を側路し、該低段吸
収器71の底部に接続するバイパス管30を設
け、このバイパス管30に、前記液面検出器20
からの液面低下の検出信号を受けて動作し、前記
バイパス管30を開くバイパス弁31を設け、冷
却水低下による冷媒量不足を、濃溶液の前記低段
吸収器71に対するバイパスにより解消すべく成
したのである。
即ち、例えば外気温度の低下により冷却水温度
が低下すると、前記吸収器7の出口における稀溶
液温度が低下し、濃度が下つて冷媒量が不足する
ことになる。
このため、前記冷媒タンク61で貯溜する冷媒
貯溜量が少なくなるのであるが、このとき、前記
液面検出器20が動作し、前記バイパス弁31を
作動させて、前記バイパス管30を開くのであ
る。
このバイパス管30の開放により濃溶液管14
からの濃溶液は、前記低段吸収器71をバイパス
して高段吸収器72に直接入るのであつて、この
結果、吸収器7での熱交換面積が小さくなり、前
記吸収器7から流出する稀溶液温度が上り、溶液
濃度が低下するのを防止することになるのであ
る。
前記バイパス管30の開放は前記吸収器7にお
ける熱交換面積は小さくなるので、冷却水温度を
制御したり流量を調整したりするものでないか
ら、換言すると低い温度のまゝで冷却水の全量を
吸収器7に流すようにしているから、従来例のよ
うに冷却水の水配管はそのまゝで、コストの安い
小径のバイパス管30及びバイパス弁31を付設
する簡単な構造のもので、前記吸収器7の出口に
おける稀溶液温度及び濃度を上げて冷媒量不足を
解消できるのである。
以上説明した実施例は、前記バイパス弁31を
電磁三方弁として、前記バイパス管30の濃溶液
管14との接続位置に接続したものであるが、前
記バイパス管30に電磁弁を介装してもよい。こ
の場合濃溶液の一部が前記低段吸収器71をバイ
パスすることになる。
また、電磁弁を用いる場合、前記バイパス管3
0の他、該バイパス30の濃溶液管14への接続
位置より濃溶液の流れ方向後方に電磁弁を介装し
てもよい。この場合、前記各電磁弁の開閉により
濃溶液の全量が前記低段吸収器71をバイパスす
ることになる。
又、三方弁を用いる場合、その開度を段階的に
調整できるようにして、バイパス管30を流す濃
溶液のバイパス量を制御する如く成してもよい。
また、以上の実施例は、溶液濃度の低下を検出
する検出手段として、前記蒸発器6の底部に設け
る冷媒タンク61の冷媒貯溜量を液面検出器20
で検出する如く成したが、冷却水の吸収器7への
入口又は出口温度を検出してもよい。
又、バイパス量の制御を行なう場合には、検出
手段により検出信号を段階的に出力する如く成す
のである。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、低段吸収器71と高段吸
収器72とを上下方向に配置し、上方に位置する
低段吸収器71の上部に、濃溶液管14に連通す
る第1溶液散布装置73を、また、下位に位置す
る高段吸収器72の上部に、第2溶液散布装置7
4をそれぞれ設け、この第2溶液散布装置74を
前記低段吸収器71の底部に連通させると共に、
前記濃溶液管14に前記低段吸収器71を側路
し、前記第1溶液散布装置74に連通するバイパ
ス管30を接続して、該バイパス管30に、溶液
濃度の低下で開くバイパス弁31を設けたから、
前記バイパス弁31が閉じているとき、濃溶液は
低段吸収器71から高段吸収器72に流下させら
れ、効率のよい吸収作用を行うことができるし、
また、前記バイパス弁31の開放により濃溶液を
前記低段吸収器71をバイパスさせ、該低段吸収
器71での吸収作用をなくすことができるから、
冷却水温度を制御したり、又は流量を制御したり
することなく、温度が低くなつた冷却水をその
まゝ全量用いながら、冷却水温度低下により溶液
濃度が低下し、冷媒量が不足する問題を解決でき
るのである。
従つて、バイパス弁31が閉じているとき効率
のよい吸収作用を行いながら、前記バイパス弁3
1の開放により低段吸収器71での吸収作用をな
くすことができるから、冷却水温度を制御した
り、流量を制御する従来例に比較して、コストの
安い配管及びバイパス弁の付設により冷媒量不足
の問題の解決が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案吸収式冷凍機の一実施例を示す
冷媒配管系統図、第2図及び第3図は従来例を示
す説明図である。 14……濃溶液管、30……バイパス管、31
……バイパス弁、71……低段吸収器、72……
高段吸収器、73……第1溶液散布装置、74…
…第2溶液散布装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低段吸収器71と高段吸収器72とを備え、こ
    れら各吸収器71,72を上下方向に配置し、上
    方に位置する低段吸収器71の上部に、濃溶液管
    14に連通する第1溶液散布装置73を、また、
    下位に位置する高段吸収器72の上部に、第2溶
    液散布装置74をそれぞれ設け、この第2溶液散
    布装置74を前記低段吸収器71の底部に連通さ
    せると共に、前記濃溶液管14に前記低段吸収器
    71を側路し、前記第1溶液散布装置74に連通
    するバイパス管30を接続して、該バイパス管3
    0に、溶液濃度の低下で開くバイパス弁31を設
    けたことを特徴とする吸収式冷凍機。
JP1986041714U 1986-03-19 1986-03-19 Expired JPH0448453Y2 (ja)

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JP1986041714U JPH0448453Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56121967A (en) * 1980-02-29 1981-09-25 Sanyo Electric Co Absorption refrigerator

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