JP2885637B2 - 吸収式冷凍装置およびその制御方法 - Google Patents
吸収式冷凍装置およびその制御方法Info
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- JP2885637B2 JP2885637B2 JP6057042A JP5704294A JP2885637B2 JP 2885637 B2 JP2885637 B2 JP 2885637B2 JP 6057042 A JP6057042 A JP 6057042A JP 5704294 A JP5704294 A JP 5704294A JP 2885637 B2 JP2885637 B2 JP 2885637B2
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B30/62—Absorption based systems
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収式冷凍装置および
その制御方法に係り、特に、地域冷暖房プラントのよう
な負荷側(需要側)への冷水出口温度の安定供給(温度
を一定に保つ)が要求される市場に好適な吸収式冷凍装
置およびその制御方法に関するものである。
その制御方法に係り、特に、地域冷暖房プラントのよう
な負荷側(需要側)への冷水出口温度の安定供給(温度
を一定に保つ)が要求される市場に好適な吸収式冷凍装
置およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収式冷凍装置としては、例え
ば、特開平5−10627号公報記載のように、加熱源
として他の装置ないしプラントシステムの排熱を利用す
る吸収式冷温水機において、冷水負荷がなくなつたとき
は、冷媒蒸気を凝縮器から直接吸収器に送り込み、再生
器で発生した冷媒蒸気を濃溶液に吸収させるとともに吸
収熱を吸収器冷却管を流れる冷却水で取り去るようにし
たものが開示されている。上記の技術は、例えばプラン
トシステムに外乱が生じた場合、吸収式冷温水機の内部
サイクルにおいて、その外乱を吸収するような制御を行
なっているものである。
ば、特開平5−10627号公報記載のように、加熱源
として他の装置ないしプラントシステムの排熱を利用す
る吸収式冷温水機において、冷水負荷がなくなつたとき
は、冷媒蒸気を凝縮器から直接吸収器に送り込み、再生
器で発生した冷媒蒸気を濃溶液に吸収させるとともに吸
収熱を吸収器冷却管を流れる冷却水で取り去るようにし
たものが開示されている。上記の技術は、例えばプラン
トシステムに外乱が生じた場合、吸収式冷温水機の内部
サイクルにおいて、その外乱を吸収するような制御を行
なっているものである。
【0003】しかしながら、吸収式冷凍機を用いたシス
テムで、負荷側への冷水出口制御弁を温度制御し、冷凍
機への戻り冷水系へのバイパス制御弁を流量制御するよ
うに構成した制御方法については配慮されていなかっ
た。
テムで、負荷側への冷水出口制御弁を温度制御し、冷凍
機への戻り冷水系へのバイパス制御弁を流量制御するよ
うに構成した制御方法については配慮されていなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】吸収式冷凍機は、時定
数が長いため、冷凍機の起動時には、冷水出口温度が所
定の温度に達するのに時間がかかってしまい、そのまま
では、需要側の供給条件に反した温度の高い冷水が供給
されてしまうという不具合があった。また、冷凍機の停
止時にも、溶液の過度な濃縮による溶液の結晶や冷媒の
凍結を防止するため、溶液の稀釈運転をするといった残
留運転が必要であり、上記と同様に適正な冷水を供給す
るのが難しいという問題があった。
数が長いため、冷凍機の起動時には、冷水出口温度が所
定の温度に達するのに時間がかかってしまい、そのまま
では、需要側の供給条件に反した温度の高い冷水が供給
されてしまうという不具合があった。また、冷凍機の停
止時にも、溶液の過度な濃縮による溶液の結晶や冷媒の
凍結を防止するため、溶液の稀釈運転をするといった残
留運転が必要であり、上記と同様に適正な冷水を供給す
るのが難しいという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、吸収式冷凍機の立上げ、立下
げ時の負荷側への冷水供給温度を一定にしうる吸収式冷
凍装置およびその制御方法を提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的は、運転中、負荷に見合っ
た冷水変流量制御を可能とする吸収式冷凍装置およびそ
の制御方法を提供することにある。
るためになされたもので、吸収式冷凍機の立上げ、立下
げ時の負荷側への冷水供給温度を一定にしうる吸収式冷
凍装置およびその制御方法を提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的は、運転中、負荷に見合っ
た冷水変流量制御を可能とする吸収式冷凍装置およびそ
の制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、本発明に係る吸収式冷凍装置の構成は、蒸発
器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交換器、溶液ポンプ、
冷媒ポンプ、およびこれらを作動的に接続する配管系を
備えた吸収式冷凍機と、この冷凍機から負荷側へ冷水を
循環させる冷水の配管系と、冷却水の配管系とを備え、
他の装置もしくはプロセスから供給される排熱を前記再
生器の熱源とする吸収式冷凍装置において、前記冷水配
管系における戻り冷水系へ冷水供給系の冷水の一部をバ
イパスさせる冷水バイパス系を設け、この冷水バイパス
系に設けた冷水バイパス制御弁と、前記冷水配管系にお
ける冷水供給系に設けた冷水出口制御弁と、冷水の出口
温度を検出して該冷水温度を制御する温度調節計と、冷
水の出口流量を検出して該冷水流量を制御する流量調節
計とを備え、前記温度調節計の出力信号により前記冷水
出口制御弁の開度を制御するとともに、前記流量調節計
の出力信号により前記冷水バイパス制御弁の開度を制御
する制御回路を構成したものである。
るために、本発明に係る吸収式冷凍装置の構成は、蒸発
器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交換器、溶液ポンプ、
冷媒ポンプ、およびこれらを作動的に接続する配管系を
備えた吸収式冷凍機と、この冷凍機から負荷側へ冷水を
循環させる冷水の配管系と、冷却水の配管系とを備え、
他の装置もしくはプロセスから供給される排熱を前記再
生器の熱源とする吸収式冷凍装置において、前記冷水配
管系における戻り冷水系へ冷水供給系の冷水の一部をバ
イパスさせる冷水バイパス系を設け、この冷水バイパス
系に設けた冷水バイパス制御弁と、前記冷水配管系にお
ける冷水供給系に設けた冷水出口制御弁と、冷水の出口
温度を検出して該冷水温度を制御する温度調節計と、冷
水の出口流量を検出して該冷水流量を制御する流量調節
計とを備え、前記温度調節計の出力信号により前記冷水
出口制御弁の開度を制御するとともに、前記流量調節計
の出力信号により前記冷水バイパス制御弁の開度を制御
する制御回路を構成したものである。
【0007】より詳しくは、再生器への熱源供給系に熱
源入力制御弁を設け、冷水の出口温度を検出して該冷水
温度を制御する第二の温度調節計を設け、この第二の温
度調節計の出力信号により前記熱源入力制御弁の開度を
制御する制御回路を構成したものである。ここで、冷水
出口制御弁の温度設定値を、熱源入力制御弁の温度設定
値よりも1℃高めに設定したものである。
源入力制御弁を設け、冷水の出口温度を検出して該冷水
温度を制御する第二の温度調節計を設け、この第二の温
度調節計の出力信号により前記熱源入力制御弁の開度を
制御する制御回路を構成したものである。ここで、冷水
出口制御弁の温度設定値を、熱源入力制御弁の温度設定
値よりも1℃高めに設定したものである。
【0008】また、上記第一の目的を達成するために、
本発明に係る吸収式冷凍装置の制御方法の構成は、蒸発
器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交換器、溶液ポンプ、
冷媒ポンプ、およびこれらを作動的に接続する配管系を
備えた吸収式冷凍機と、この冷凍機から負荷側へ冷水を
循環させる冷水の配管系と、冷却水の配管系とを備え、
他の装置もしくはプロセスから供給される排熱を前記再
生器の熱源とする吸収式冷凍装置の制御方法において、
前記冷水配管系における戻り冷水系へ冷水供給系の冷水
の一部をバイパスさせる冷水バイパス系を設け、この冷
水バイパス系に冷水バイパス制御弁を設け、前記冷水配
管系における冷水供給系に冷水出口制御弁を設け、冷凍
機を起動すると、始めは冷水出口制御弁は閉じ、冷水バ
イパス制御弁は開いており、時間が経つにともない、冷
水の出口温度を検出した温度調節計の出力信号により前
記冷水出口制御弁が開き始めるとともに、冷水の出口流
量を検出した流量調節計の出力信号により前記冷水バイ
パス制御弁が冷水流量を一定に保ちながら閉じて行くよ
うに制御するようにしたものである。
本発明に係る吸収式冷凍装置の制御方法の構成は、蒸発
器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交換器、溶液ポンプ、
冷媒ポンプ、およびこれらを作動的に接続する配管系を
備えた吸収式冷凍機と、この冷凍機から負荷側へ冷水を
循環させる冷水の配管系と、冷却水の配管系とを備え、
他の装置もしくはプロセスから供給される排熱を前記再
生器の熱源とする吸収式冷凍装置の制御方法において、
前記冷水配管系における戻り冷水系へ冷水供給系の冷水
の一部をバイパスさせる冷水バイパス系を設け、この冷
水バイパス系に冷水バイパス制御弁を設け、前記冷水配
管系における冷水供給系に冷水出口制御弁を設け、冷凍
機を起動すると、始めは冷水出口制御弁は閉じ、冷水バ
イパス制御弁は開いており、時間が経つにともない、冷
水の出口温度を検出した温度調節計の出力信号により前
記冷水出口制御弁が開き始めるとともに、冷水の出口流
量を検出した流量調節計の出力信号により前記冷水バイ
パス制御弁が冷水流量を一定に保ちながら閉じて行くよ
うに制御するようにしたものである。
【0009】さらに、上記第二の目的を達成するため
に、本発明に係る吸収式冷凍装置の構成は、上記の吸収
式冷凍装置において、冷水の出口流量を検出して該冷水
流量を制御する第二の流量調節計を設け、この第二の流
量調節計と前記温度調節計との出力信号を切り替える切
替スイッチを前記冷水出口制御弁に接続したものであ
る。
に、本発明に係る吸収式冷凍装置の構成は、上記の吸収
式冷凍装置において、冷水の出口流量を検出して該冷水
流量を制御する第二の流量調節計を設け、この第二の流
量調節計と前記温度調節計との出力信号を切り替える切
替スイッチを前記冷水出口制御弁に接続したものであ
る。
【0010】またさらに、上記第二の目的を達成するた
めに、本発明に係る吸収式冷凍装置の制御方法の構成
は、上記の吸収式冷凍装置の制御方法において、冷凍機
が立ち上がったのちに、冷水出口制御弁の制御を、冷水
の出口温度を検出して温度制御する制御から、冷水の流
量を検出して流量制御する制御に切り替えるようにした
ものである。
めに、本発明に係る吸収式冷凍装置の制御方法の構成
は、上記の吸収式冷凍装置の制御方法において、冷凍機
が立ち上がったのちに、冷水出口制御弁の制御を、冷水
の出口温度を検出して温度制御する制御から、冷水の流
量を検出して流量制御する制御に切り替えるようにした
ものである。
【0011】なお、本発明の特徴点を付記すると次のと
おりである。負荷側への冷水出口制御弁を、冷水の出口
温度を検出して温度一定制御を行い、また、冷凍機への
戻り冷水系へのバイパス制御弁を、冷水流量を検出して
流量一定制御を行う。さらに、冷水の出口温度を検出
し、冷凍機への熱源入力制御弁を冷水出口温度が一定に
なるように制御する。このときに、冷水出口制御弁の温
度設定値を、冷凍機への熱源入力制御弁の温度設定値よ
りも少し高めに設定することによって、制御系の干渉を
避けるようにしたものである。
おりである。負荷側への冷水出口制御弁を、冷水の出口
温度を検出して温度一定制御を行い、また、冷凍機への
戻り冷水系へのバイパス制御弁を、冷水流量を検出して
流量一定制御を行う。さらに、冷水の出口温度を検出
し、冷凍機への熱源入力制御弁を冷水出口温度が一定に
なるように制御する。このときに、冷水出口制御弁の温
度設定値を、冷凍機への熱源入力制御弁の温度設定値よ
りも少し高めに設定することによって、制御系の干渉を
避けるようにしたものである。
【0012】
【作用】上記の各技術的手段による働きは次のとおりで
ある。第一の目的は、次のようにして達成される。冷水
の出口温度を検出して、負荷側への冷水出口制御弁を温
度一定に制御し、温度の低下とともに、弁が開くように
制御する。また、冷水の流量を検出して、冷凍機への戻
り冷水系へのバイパス制御弁を流量一定に制御する。一
方、冷水の出口温度を検出して、冷凍機への熱源入力制
御弁を、冷水の出口温度が一定になるように制御する。
ここで、冷水出口制御弁の温度設定値を、熱源入力制御
弁の温度設定値よりも1℃高めに設定する。このときの
冷凍機立上げ時の本制御システムの働きは次のようにな
る。
ある。第一の目的は、次のようにして達成される。冷水
の出口温度を検出して、負荷側への冷水出口制御弁を温
度一定に制御し、温度の低下とともに、弁が開くように
制御する。また、冷水の流量を検出して、冷凍機への戻
り冷水系へのバイパス制御弁を流量一定に制御する。一
方、冷水の出口温度を検出して、冷凍機への熱源入力制
御弁を、冷水の出口温度が一定になるように制御する。
ここで、冷水出口制御弁の温度設定値を、熱源入力制御
弁の温度設定値よりも1℃高めに設定する。このときの
冷凍機立上げ時の本制御システムの働きは次のようにな
る。
【0013】冷凍機を起動すると、最初は冷水出口温度
は設定値よりも高いので、負荷側への冷水出口制御弁は
全閉となっており、一方、冷凍機への戻り冷水系へのバ
イパス制御弁は、設定流量を保つように開いている。時
間が経つにともない、吸収式冷凍機の能力が出てくるの
で、冷水出口温度は低下していき、冷水温度が、冷水出
口制御弁の設定温度以下になると、その温度を一定に保
つように冷水出口制御弁が開き始め、冷凍機へ負荷がか
かっていく。また、冷水バイパス制御弁は、流量一定制
御しているので、冷水出口制御弁側へ流れる量が増える
にともない、冷水バイパス制御弁自身は流量を一定に保
ちながら閉じていく。一方、冷凍機への熱源入力制御弁
は冷水出口制御弁よりも1℃低めに温度設定されている
ので、バイパス系から負荷側への切替え中は全開で立上
げることができる。
は設定値よりも高いので、負荷側への冷水出口制御弁は
全閉となっており、一方、冷凍機への戻り冷水系へのバ
イパス制御弁は、設定流量を保つように開いている。時
間が経つにともない、吸収式冷凍機の能力が出てくるの
で、冷水出口温度は低下していき、冷水温度が、冷水出
口制御弁の設定温度以下になると、その温度を一定に保
つように冷水出口制御弁が開き始め、冷凍機へ負荷がか
かっていく。また、冷水バイパス制御弁は、流量一定制
御しているので、冷水出口制御弁側へ流れる量が増える
にともない、冷水バイパス制御弁自身は流量を一定に保
ちながら閉じていく。一方、冷凍機への熱源入力制御弁
は冷水出口制御弁よりも1℃低めに温度設定されている
ので、バイパス系から負荷側への切替え中は全開で立上
げることができる。
【0014】第二の目的は、次のようにして達成され
る。冷凍機が立上がったのちに、冷水出口制御弁の制御
を温度制御から流量制御に切替えることによって、負荷
に見合った冷水変流量制御ができる。
る。冷凍機が立上がったのちに、冷水出口制御弁の制御
を温度制御から流量制御に切替えることによって、負荷
に見合った冷水変流量制御ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る吸
収式冷凍装置の制御系を示す系統図、図2は、図1の装
置における冷水出口制御弁の動作線図、図3は、図1の
装置における熱源入力制御弁の動作線図、図4は、本発
明を適用する一般的な二重効用吸収式冷凍機のサイクル
系統図である。
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る吸
収式冷凍装置の制御系を示す系統図、図2は、図1の装
置における冷水出口制御弁の動作線図、図3は、図1の
装置における熱源入力制御弁の動作線図、図4は、本発
明を適用する一般的な二重効用吸収式冷凍機のサイクル
系統図である。
【0016】まず、図4を参照して本発明を適用する一
般的な二重効用吸収式冷凍機の構成と作用を説明する。
図4に示す二重効用吸収式冷凍機は、高温再生器2a、
低温再生器2b、凝縮器3、蒸発器4、吸収器5、およ
びこれら各機器間に吸収液および冷媒を循環させる溶液
ポンプ8、冷媒ポンプ6、溶液熱交換器9から構成さ
れ、各機器は、次のように作動する。この吸収式冷凍機
では、冷媒として水、吸収液として臭化リチウム水溶液
が用いられる。
般的な二重効用吸収式冷凍機の構成と作用を説明する。
図4に示す二重効用吸収式冷凍機は、高温再生器2a、
低温再生器2b、凝縮器3、蒸発器4、吸収器5、およ
びこれら各機器間に吸収液および冷媒を循環させる溶液
ポンプ8、冷媒ポンプ6、溶液熱交換器9から構成さ
れ、各機器は、次のように作動する。この吸収式冷凍機
では、冷媒として水、吸収液として臭化リチウム水溶液
が用いられる。
【0017】蒸発器4内の伝熱管4aは、冷水配管10
に接続して冷水が流通しており、この蒸発器伝熱管4a
には、冷媒ポンプ6によって冷媒がスプレートリー7か
ら散布され、その蒸発潜熱によって冷水から熱を奪う。
吸収器5内の冷却管5aは、冷却水配管11に接続して
冷却水が流通している。臭化リチウム水溶液は同じ温度
の水よりも蒸気圧が著しく低く、かなり低い温度におい
て発生する水蒸気を吸収できる。吸収器5では、蒸発器
4で蒸発した冷媒蒸気が、吸収器冷却管5aの外面にス
プレーされた臭化リチウム水溶液に吸収され、このとき
発生する吸収熱は、吸収器冷却管5aを流通する冷却水
により冷却される。
に接続して冷水が流通しており、この蒸発器伝熱管4a
には、冷媒ポンプ6によって冷媒がスプレートリー7か
ら散布され、その蒸発潜熱によって冷水から熱を奪う。
吸収器5内の冷却管5aは、冷却水配管11に接続して
冷却水が流通している。臭化リチウム水溶液は同じ温度
の水よりも蒸気圧が著しく低く、かなり低い温度におい
て発生する水蒸気を吸収できる。吸収器5では、蒸発器
4で蒸発した冷媒蒸気が、吸収器冷却管5aの外面にス
プレーされた臭化リチウム水溶液に吸収され、このとき
発生する吸収熱は、吸収器冷却管5aを流通する冷却水
により冷却される。
【0018】吸収器5で冷媒を吸収して濃度が低下した
稀溶液は吸収力が弱くなる。そこで、溶液ポンプ8によ
り稀溶液配管12を通り、一部は溶液熱交換器9を経て
高温再生器2aに送られる。稀溶液は、高温再生器2a
において、熱源供給系14で供給された、他の装置もし
くはプロセスから供給される排熱に係る高温,高圧蒸気
等によって加熱され、高温の冷媒蒸気15を蒸発分離
し、溶液は濃縮される。その濃溶液は濃溶液配管13を
通り吸収器5に戻る。さらに吸収器5から出た稀溶液の
一部は、溶液ポンプ8により溶液熱交換器9を経て低温
再生器2bに送られ、前記高温再生器2aで発生した高
温冷媒蒸気15により加熱濃縮され、溶液は溶液熱交換
器9の中で高温再生器から出た濃溶液と混合されて吸収
器5に戻る。
稀溶液は吸収力が弱くなる。そこで、溶液ポンプ8によ
り稀溶液配管12を通り、一部は溶液熱交換器9を経て
高温再生器2aに送られる。稀溶液は、高温再生器2a
において、熱源供給系14で供給された、他の装置もし
くはプロセスから供給される排熱に係る高温,高圧蒸気
等によって加熱され、高温の冷媒蒸気15を蒸発分離
し、溶液は濃縮される。その濃溶液は濃溶液配管13を
通り吸収器5に戻る。さらに吸収器5から出た稀溶液の
一部は、溶液ポンプ8により溶液熱交換器9を経て低温
再生器2bに送られ、前記高温再生器2aで発生した高
温冷媒蒸気15により加熱濃縮され、溶液は溶液熱交換
器9の中で高温再生器から出た濃溶液と混合されて吸収
器5に戻る。
【0019】高温再生器2aで分離された高温冷媒蒸気
15は、低温再生器2bでその熱の一部を放出して凝縮
器3に入り、ここで凝縮器冷却管3aを流通する冷却水
により冷却されて凝縮液化し、その液冷媒は冷媒配管1
6を通って蒸発器4に戻る。このような吸収式冷凍機に
適用される本発明の一実施例を、以下図1ないし図3を
参照して説明する。図1において、図4に示したものと
同一部分は同一符号で示している。図1で、太い矢印
は、冷水、冷却水、熱源蒸気等の流れ方向を示してい
る。
15は、低温再生器2bでその熱の一部を放出して凝縮
器3に入り、ここで凝縮器冷却管3aを流通する冷却水
により冷却されて凝縮液化し、その液冷媒は冷媒配管1
6を通って蒸発器4に戻る。このような吸収式冷凍機に
適用される本発明の一実施例を、以下図1ないし図3を
参照して説明する。図1において、図4に示したものと
同一部分は同一符号で示している。図1で、太い矢印
は、冷水、冷却水、熱源蒸気等の流れ方向を示してい
る。
【0020】図1において、1は、図4に示した吸収式
冷凍機に相当する冷凍機、10Aは、冷水配管10を構
成する、冷凍機1から負荷側(需要側)への冷水供給系
に係る冷水供給ライン、10Bは、冷水配管10を構成
する、負荷側から冷凍機1への戻り冷水系に係る戻り冷
水ライン、17は、戻り冷水ライン10Bへ冷水出口部
の冷水の一部をバイパスさせる冷水バイパスラインであ
る。
冷凍機に相当する冷凍機、10Aは、冷水配管10を構
成する、冷凍機1から負荷側(需要側)への冷水供給系
に係る冷水供給ライン、10Bは、冷水配管10を構成
する、負荷側から冷凍機1への戻り冷水系に係る戻り冷
水ライン、17は、戻り冷水ライン10Bへ冷水出口部
の冷水の一部をバイパスさせる冷水バイパスラインであ
る。
【0021】20は、冷水配管10の冷水供給系に設け
た冷水出口制御弁、21は、冷水バイパス系に設けた冷
水バイパス制御弁、22は、冷水の出口温度を検出して
該冷水温度を制御する第一の温度調節計、23は、冷水
の出口流量を検出して該冷水流量を制御する第一の流量
調節計、24は、冷水の出口流量を検出して該冷水流量
を制御する第二の流量調節計、25は、第一の温度調節
計22と第二の流量調節計24との出力信号を切り替え
る切替スイッチで、この切替スイッチ25は冷水出口制
御弁20に接続している。
た冷水出口制御弁、21は、冷水バイパス系に設けた冷
水バイパス制御弁、22は、冷水の出口温度を検出して
該冷水温度を制御する第一の温度調節計、23は、冷水
の出口流量を検出して該冷水流量を制御する第一の流量
調節計、24は、冷水の出口流量を検出して該冷水流量
を制御する第二の流量調節計、25は、第一の温度調節
計22と第二の流量調節計24との出力信号を切り替え
る切替スイッチで、この切替スイッチ25は冷水出口制
御弁20に接続している。
【0022】26は、冷水の出口温度を検出する温度セ
ンサー、27は、冷水の出口流量を検出する流量計であ
る。また、28は、冷水の出口温度を検出して該冷水温
度を制御する第二の温度調節計、29は、再生器2への
熱源供給系14に設けた熱源入力制御弁である。前記温
度センサー26は、第一の温度調節計22および第二の
温度調節計28に電気的に接続しており、前記流量計2
7は、第一の流量調節計23および第二の流量調節計2
4に電気的に接続している。
ンサー、27は、冷水の出口流量を検出する流量計であ
る。また、28は、冷水の出口温度を検出して該冷水温
度を制御する第二の温度調節計、29は、再生器2への
熱源供給系14に設けた熱源入力制御弁である。前記温
度センサー26は、第一の温度調節計22および第二の
温度調節計28に電気的に接続しており、前記流量計2
7は、第一の流量調節計23および第二の流量調節計2
4に電気的に接続している。
【0023】ここで、冷水出口制御弁20の冷水温度設
定値を、熱源入力制御弁29の冷水温度設定値よりも1
℃高めに設定している。図2は、冷水出口制御弁20の
弁動作を示し、図3は、熱源入力制御弁29の弁動作を
示した線図である。図2,3は、いずれも横軸に設定値
である冷水温度(℃)をとり、縦軸に弁開度(%)をと
っている。冷水出口制御弁20は、冷水温度が6℃で全
開、8℃で全閉となるもので、弁開度は直線的に変化す
る。熱源入力制御弁29は、冷水温度が5℃で全閉、7
℃で全開となるもので、弁開度は直線的に変化するよう
になっている。
定値を、熱源入力制御弁29の冷水温度設定値よりも1
℃高めに設定している。図2は、冷水出口制御弁20の
弁動作を示し、図3は、熱源入力制御弁29の弁動作を
示した線図である。図2,3は、いずれも横軸に設定値
である冷水温度(℃)をとり、縦軸に弁開度(%)をと
っている。冷水出口制御弁20は、冷水温度が6℃で全
開、8℃で全閉となるもので、弁開度は直線的に変化す
る。熱源入力制御弁29は、冷水温度が5℃で全閉、7
℃で全開となるもので、弁開度は直線的に変化するよう
になっている。
【0024】図1に示すように、冷水は冷凍機1への戻
り冷水ライン10Bから、冷凍機1へ入り、蒸発器4に
て冷却され、負荷側への冷水出口制御弁20を経て、冷
水供給ライン10Aへ流れる。また、冷凍機1を出た冷
水の一部は冷水バイパス制御弁21を経て、冷水バイパ
スライン17へ流れるように構成されている。
り冷水ライン10Bから、冷凍機1へ入り、蒸発器4に
て冷却され、負荷側への冷水出口制御弁20を経て、冷
水供給ライン10Aへ流れる。また、冷凍機1を出た冷
水の一部は冷水バイパス制御弁21を経て、冷水バイパ
スライン17へ流れるように構成されている。
【0025】ここで、冷凍機1を起動して立上げる場合
について説明する。冷水出口制御弁20は、最初、切替
スイッチ25により第一の温度調節計22側にセットさ
れている。冷凍機1を起動すると、冷水出口温度が高い
間は、第一の温度調節計22により冷水出口制御弁20
は全閉となっている。一方、冷水バイパス制御弁21
は、第一の流量調節計23により流量一定に制御されて
いるので、設定値を保つように開いている。
について説明する。冷水出口制御弁20は、最初、切替
スイッチ25により第一の温度調節計22側にセットさ
れている。冷凍機1を起動すると、冷水出口温度が高い
間は、第一の温度調節計22により冷水出口制御弁20
は全閉となっている。一方、冷水バイパス制御弁21
は、第一の流量調節計23により流量一定に制御されて
いるので、設定値を保つように開いている。
【0026】時間が経つにつれて、冷水出口温度の低下
を温度センサー26で検知し、負荷側への供給設定温度
より1℃高めに設定された第一の温度調節計22の設定
値以下になると、冷水出口制御弁20は、第一の温度調
節計22の出力信号により冷水温度を供給温度+1℃に
保つように弁を開き始める。それに伴って、冷水バイパ
ス制御弁21は、第一の流量調節計23の出力信号によ
り流量を一定に保つように弁を閉じ始める。
を温度センサー26で検知し、負荷側への供給設定温度
より1℃高めに設定された第一の温度調節計22の設定
値以下になると、冷水出口制御弁20は、第一の温度調
節計22の出力信号により冷水温度を供給温度+1℃に
保つように弁を開き始める。それに伴って、冷水バイパ
ス制御弁21は、第一の流量調節計23の出力信号によ
り流量を一定に保つように弁を閉じ始める。
【0027】また、この冷水バイパスライン17から、
冷水供給ライン10Aへの切替え中は、冷水出口温度は
供給温度+1℃に保たれるので、設定値が冷水供給温度
にセットされた温度調節計28により、冷凍機1への熱
源入力制御弁29は全開状態で立上げることができる。
冷水供給ライン10Aへの切替え中は、冷水出口温度は
供給温度+1℃に保たれるので、設定値が冷水供給温度
にセットされた温度調節計28により、冷凍機1への熱
源入力制御弁29は全開状態で立上げることができる。
【0028】さらに、冷水バイパスライン17から、冷
水供給ライン10Aへ冷水の切替え完了後、要するに冷
凍機1が立ち上がったのちに、冷水出口制御弁20を、
切替スイッチ25により、冷水の出口温度を検出して温
度制御する第一の温度調節計22による温度制御から、
冷水の流量を検出して流量制御する第二の流量調節計2
4による流量制御に切り替えることによって、負荷に見
合った冷水変流量制御が可能となる。したがって、吸収
式冷凍機のような時定数の大きい冷凍機を使用したプラ
ントで、立上げ、立下げ時の負荷側への冷水供給温度を
一定にすることができる。
水供給ライン10Aへ冷水の切替え完了後、要するに冷
凍機1が立ち上がったのちに、冷水出口制御弁20を、
切替スイッチ25により、冷水の出口温度を検出して温
度制御する第一の温度調節計22による温度制御から、
冷水の流量を検出して流量制御する第二の流量調節計2
4による流量制御に切り替えることによって、負荷に見
合った冷水変流量制御が可能となる。したがって、吸収
式冷凍機のような時定数の大きい冷凍機を使用したプラ
ントで、立上げ、立下げ時の負荷側への冷水供給温度を
一定にすることができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、吸収式冷凍機の立上げ、立下げ時の負荷側への冷
水供給温度を一定にしうる吸収式冷凍装置およびその制
御方法を提供することができる。また、本発明によれ
ば、吸収式冷凍機の運転中、負荷に見合った冷水変流量
制御を可能とする吸収式冷凍装置およびその制御方法を
提供することができる。
れば、吸収式冷凍機の立上げ、立下げ時の負荷側への冷
水供給温度を一定にしうる吸収式冷凍装置およびその制
御方法を提供することができる。また、本発明によれ
ば、吸収式冷凍機の運転中、負荷に見合った冷水変流量
制御を可能とする吸収式冷凍装置およびその制御方法を
提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る吸収式冷凍装置の制御
系を示す系統図である。
系を示す系統図である。
【図2】図1の装置における冷水出口制御弁の動作線図
である。
である。
【図3】図1の装置における熱源入力制御弁の動作線図
である。
である。
【図4】本発明を適用する一般的な二重効用吸収式冷凍
機のサイクル系統図である。
機のサイクル系統図である。
1…冷凍機、2…再生器、3…凝縮器、4…蒸発器、5
…吸収器、6…冷媒ポンプ、8…溶液ポンプ、9…溶液
熱交換器、10…冷水配管、10A…冷水供給ライン、
10B…戻り冷水ライン、14…熱源供給系、17…冷
水バイパスライン、20…冷水出口制御弁、21…冷水
バイパス制御弁、22,28…温度調節計、23,24
…流量調節計、29…熱源入力制御弁。
…吸収器、6…冷媒ポンプ、8…溶液ポンプ、9…溶液
熱交換器、10…冷水配管、10A…冷水供給ライン、
10B…戻り冷水ライン、14…熱源供給系、17…冷
水バイパスライン、20…冷水出口制御弁、21…冷水
バイパス制御弁、22,28…温度調節計、23,24
…流量調節計、29…熱源入力制御弁。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 306
Claims (6)
- 【請求項1】 蒸発器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交
換器、溶液ポンプ、冷媒ポンプ、およびこれらを作動的
に接続する配管系を備えた吸収式冷凍機と、この冷凍機
から負荷側へ冷水を循環させる冷水の配管系と、冷却水
の配管系とを備え、他の装置もしくはプロセスから供給
される排熱を前記再生器の熱源とする吸収式冷凍装置に
おいて、 前記冷水配管系における戻り冷水系へ冷水供給系の冷水
の一部をバイパスさせる冷水バイパス系を設け、 この冷水バイパス系に設けた冷水バイパス制御弁と、 前記冷水配管系における冷水供給系に設けた冷水出口制
御弁と、 冷水の出口温度を検出して該冷水温度を制御する温度調
節計と、 冷水の出口流量を検出して該冷水流量を制御する流量調
節計とを備え、 前記温度調節計の出力信号により前記冷水出口制御弁の
開度を制御するとともに、前記流量調節計の出力信号に
より前記冷水バイパス制御弁の開度を制御する制御回路
を構成したことを特徴とする吸収式冷凍装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の吸収式冷凍装置におい
て、 冷水の出口流量を検出して該冷水流量を制御する第二の
流量調節計を設け、 この第二の流量調節計と前記温度調節計との出力信号を
切り替える切替スイッチを前記冷水出口制御弁に接続し
たことを特徴とする吸収式冷凍装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の吸収式冷凍装置におい
て、 再生器への熱源供給系に熱源入力制御弁を設け、 冷水の出口温度を検出して該冷水温度を制御する第二の
温度調節計を設け、 この第二の温度調節計の出力信号により前記熱源入力制
御弁の開度を制御する制御回路を構成したことを特徴と
する吸収式冷凍装置。 - 【請求項4】 冷水出口制御弁の温度設定値を、熱源入
力制御弁の温度設定値よりも1℃高めに設定したことを
特徴とする請求項1および3記載の吸収式冷凍装置。 - 【請求項5】 蒸発器、吸収器、凝縮器、再生器、熱交
換器、溶液ポンプ、冷媒ポンプ、およびこれらを作動的
に接続する配管系を備えた吸収式冷凍機と、この冷凍機
から負荷側へ冷水を循環させる冷水の配管系と、冷却水
の配管系とを備え、他の装置もしくはプロセスから供給
される排熱を前記再生器の熱源とする吸収式冷凍装置の
制御方法において、 前記冷水配管系における戻り冷水系へ冷水供給系の冷水
の一部をバイパスさせる冷水バイパス系を設け、 この冷水バイパス系に冷水バイパス制御弁を設け、 前記冷水配管系における冷水供給系に冷水出口制御弁を
設け、 冷凍機を起動すると、始めは冷水出口制御弁は閉じ、冷
水バイパス制御弁は開いており、 時間が経つにともない、冷水の出口温度を検出した温度
調節計の出力信号により前記冷水出口制御弁が開き始め
るとともに、冷水の出口流量を検出した流量調節計の出
力信号により前記冷水バイパス制御弁が冷水流量を一定
に保ちながら閉じて行くように制御することを特徴とす
る吸収式冷凍装置の制御方法。 - 【請求項6】 冷凍機が立ち上がったのちに、冷水出口
制御弁の制御を、冷水の出口温度を検出して温度制御す
る制御から、冷水の流量を検出して流量制御する制御に
切り替えることを特徴とする請求項5記載の吸収式冷凍
装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6057042A JP2885637B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 吸収式冷凍装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6057042A JP2885637B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 吸収式冷凍装置およびその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269979A JPH07269979A (ja) | 1995-10-20 |
JP2885637B2 true JP2885637B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=13044395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6057042A Expired - Fee Related JP2885637B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 吸収式冷凍装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2885637B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP6057042A patent/JP2885637B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07269979A (ja) | 1995-10-20 |
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