JPH07224897A - ダンパー装置 - Google Patents

ダンパー装置

Info

Publication number
JPH07224897A
JPH07224897A JP1767594A JP1767594A JPH07224897A JP H07224897 A JPH07224897 A JP H07224897A JP 1767594 A JP1767594 A JP 1767594A JP 1767594 A JP1767594 A JP 1767594A JP H07224897 A JPH07224897 A JP H07224897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input side
side member
damper device
plate
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1767594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Fukushima
寛隆 福島
Kokichi Tsuruta
浩吉 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Daikin Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Manufacturing Co Ltd filed Critical Daikin Manufacturing Co Ltd
Priority to JP1767594A priority Critical patent/JPH07224897A/ja
Priority to US08/382,307 priority patent/US5617940A/en
Priority to KR1019950704298A priority patent/KR100242376B1/ko
Priority to PCT/JP1995/000147 priority patent/WO1995022016A1/en
Priority to DE19503975A priority patent/DE19503975C2/de
Priority to DE19549459A priority patent/DE19549459C2/de
Publication of JPH07224897A publication Critical patent/JPH07224897A/ja
Priority to US08/768,564 priority patent/US5695035A/en
Priority to US08/912,668 priority patent/US5997402A/en
Priority to US09/365,399 priority patent/US6149525A/en
Priority to US09/634,580 priority patent/US6264564B1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受を小型化する。 【構成】 ダンパー装置1は、フレキシブルプレート2
と、ハブフランジ3と、減衰部4とを備えている。減衰
部4は、フレシキブルプレート2とハブフランジ3とを
円周方向に連結するコイルスプリング22と、両部材が
相対回転することに抵抗を発生する粘性抵抗発生部25
とを備え、両部材を相対回転自在に支持しかつ両部材間
に生じる荷重の少なくとも一部を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンパー装置、特に、
入力側回転体と出力側回転体との間に配置されトルクを
伝達するダンパー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌のエンジンとトランスミッションと
の間に配置されトルクを伝達するダンパー装置は、入力
側部材(円板プレート)と出力側部材(ハブフランジ)
と減衰部とを備えている。入力側部材は、エンジン側の
クランクシャフトに連結される。出力側部材は、トラン
スミッション側から延びるメインドライブシャフトに連
結される。減衰部は、入力側部材と出力側部材とを円周
方向に弾性的に連結するとともに両者間の捩じり振動を
減衰する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のダンパー装
置では、一般に、出力側部材は入力側部材のボス外周に
設けられた軸受を介して入力側部材に相対回転自在に支
持されている。この軸受には、スラスト荷重やラジアル
荷重が作用する。したがって、径方向に十分大きな軸受
を用いる必要がある。軸受が大きくなると、コストが上
昇するとともに、径方向に大きなスペースを専有してし
まう。その結果、減衰部の半径方向内側の設計自由度が
大きく制限されてしまう。
【0004】本発明の目的は、軸受を小型化することに
ある。本発明の他の目的は、コストを低くすることにあ
る。本発明のさらに他の目的は、軸受を省略することに
ある。本発明のさらに他の目的は、減衰部内周側の設計
自由度を向上させることにある。
【0005】本発明のさらに他の目的は、構造を簡素に
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るダンパ
ー装置は、入力側回転体と出力側回転体との間に配置さ
れトルクを伝達するダンパー装置であり、入力側部材
と、出力側部材と、減衰部とを備えている。入力側部材
は入力側回転体に連結される。出力側部材は入力側部材
に対し回転自在であり、出力側回転体に連結される。減
衰部は、入力側部材と出力側部材とを円周方向に連結す
る弾性部材と、入力側部材と出力側部材とが相対回転す
るときに抵抗を発生する抵抗発生部とを備え、入力側部
材と出力側部材とを円周方向に相対回転自在支持し、か
つ前記両部材間に生じる荷重の少なくとも一部を受け
る。
【0007】第2の発明に係るダンパー装置は、第1の
発明に係るダンパー装置の構造に加え、以下の特徴を有
している。抵抗発生部は粘性抵抗を発生させる流体室と
前記流体室をシールするシール部を有しており、シール
部が入力側部材と出力側部材との間に生じる荷重の少な
くとも一部を受ける。第3の発明に係るダンパー装置
は、第2の発明に係るダンパー装置の構造を備え、さら
に以下の特徴を有している。抵抗発生部は、円周方向に
延びる開口を有し、流体室を構成しかつ前記入力側部材
に連結された環状ハウジングと、開口に一部が挿入され
出力側部材に連結されたドリブン部材とを備えている。
シール部分は、ドリブン部材の両端面に形成された円周
方向に延びる溝部と、環状ハウジクにおいて溝部に噛み
合う円周方向突起とから構成されている。
【0008】第4の発明に係るダンパー装置は、第3の
発明に係るダンパー装置の構造を備えており、さらに以
下の特徴を有している。入力側部材は、円周上に配置さ
れた複数の締結部材によって入力側回転体に内周端が固
定された円板状フレキシブルプレートと、外周部がフレ
キシブルプレートに固定され中心にボスを有する円板状
プレートとを含んでいる。ダンパー装置は、ボスの外周
に設けられ円板状プレートにフライホイールを相対回転
自在に支持させる軸受をさらに備えている。軸受は、締
結部材のピッチ円の内周側に配置されている。
【0009】第5の発明に係るダンパー装置は、第3の
発明に係るダンパー装置の構造を備えており、さらに以
下の特徴を有している。入力側部材は、第1円板状プレ
ートと、前記第1円板状プレートとともに、流体が充填
された流体空間を形成する第2円板状プレートとを含ん
でいる。第1円板状プレートは、円板部と、円板部の中
心に絞り加工で一体形成されたボス部とを有している。
【0010】
【作用】第1の発明に係るダンパー装置では、入力側回
転体からトルクが入力されると、入力側部材、減衰部の
弾性部材及び出力側部材を介してトルクが出力側回転体
に出力される。入力側回転体から捩じり振動がダンパー
装置に伝達されると、入力側部材と出力側部材とが弾性
部材を介して往復捩じり動作を行う。このとき、抵抗発
生部が抵抗を発生して捩じり振動を減衰する。
【0011】このダンパー装置では、減衰部が入力側部
材と出力側部材とを相対回転自在に支持しかつ両部材間
に生じる荷重の少なくとも一部を受けるので、入力側部
材と出力側部材との間に軸受を設けた場合その軸受を小
型化できる。軸受が小型になるとコストが低くなる。第
2の発明に係るダンパー装置では、流体室のシール部分
が入力側部材と出力側部材との間に生じる荷重の少なく
とも一部を受けるようになっている。このように、荷重
を受ける特別な部分の必要がなく、構造が簡素になり、
コストが低下する。
【0012】第3の発明に係るダンパー装置では、ドリ
ブン部材の溝部とハウジングの円周方向突起とが噛み合
ってシール部分を構成している。このように円周方向に
のびく部材同士が噛み合うことで、従来の軸受と同様の
機能を果たすことができ、軸受を省略することができ
る。第4の発明に係るダンパー装置では、軸受が円板状
のフレキシブルプレートを入力側回転体に固定する締結
部材のピッチ円の内周側に配置されている。そのため、
減衰部の径方向内側の設計自由度が向上する。
【0013】第5の発明に係るダンパー装置では、第1
円板状プレートが絞り加工で一体形成された円板部とボ
ス部とで構成されている。そのため、構造が単純にな
り、製造が容易になる。その結果コストが低下する。
【0014】
【実施例】第1実施例 図1〜図3は、本発明の一実施例としてのダンパー装置
1を示している。ダンパー装置1は、エンジン側のクラ
ンクシャフト301からトランスミッションのメインド
ライブシャフト302にトルクを伝達するための装置で
ある。図1においては、図の左側にエンジン(図示せ
ず)が配置され、図の右側にトランスミッション(図示
せず)が配置されている。さらに、図1におけるO−O
線がダンパー装置1の回転軸線であり、図2におけるR
1 方向がダンパー装置1の回転方向である。
【0015】ダンパー装置1は、主に、フレキシブルプ
レート2と、フレキシブルプレート2に固定されたリン
グ部材8と、ハブフランジ3と、リング部材8とハブフ
ランジ3とを円周方向に弾性的に連結し両部材間の捩じ
り振動を減衰するための減衰部4とを備えている。フレ
キシブルプレート2は、概ね円板状の部材であり、曲げ
方向に撓みが可能であり、回転方向に剛性が高い。フレ
キシブルプレート2は、中心に中心孔2aを有してい
る。また、フレキシブルプレート2は、半径方向中間部
に円周方向に等間隔で形成された複数の丸孔2bを有し
ている。この丸孔2bの内周側には円周方向に等間隔で
複数のボルト孔2cが形成されている。ボルト孔2cを
貫通するボルト6によって、フレキシブルプレート2の
内周端がクランクシャフト301の先端に固定されてい
る。さらに、フレキシブルプレート2の外周部エンジン
側には、図3に示す複数の弧状イナーシャ部材7がリベ
ット51により固定されている。このイナーシャ部材7
により、ダンパー装置1の慣性モーメントが増大してい
る。また、イナーシャ部材7は環状部材を円周方向に分
割した形状であるために、フレキシブルプレート2の曲
げ方向の撓みを保証している。フレキシブルプレート2
の外周端は、複数のボルト10により円板プレート9を
介してリング部材8に固定されている。イナーシャ部材
7はボルト10に対応する切欠きを有している。
【0016】ハブフランジ3は、ボス3aと、ボス3a
の外周に一体形成されたフランジ3bとからなる。ボス
3aの中心には、トランスミッション側から延びるメイ
ンドライブシャフト302のスプライン歯に係合するス
プライン孔3cが形成されている。減衰部4は、主に、
第1入力側プレート13と、第2入力側プレート14
と、ドリブンプレート19と、コイルスプリング22
と、粘性抵抗発生部25とを備えている。
【0017】第1入力側プレート13及び第2入力側プ
レート14は円板状板部材である。第1入力側プレート
13の内周端は第2入力側プレート14の内周端よりさ
らに半径方向内周側に延びている。第2入力側プレート
14は、外周部に、エンジン側に延びかつ第1入力側プ
レート13の外周端に固定された円筒壁を有している。
また、この円筒壁は、リング部材8の内周に溶接されて
いる。第1入力側プレート13と第2入力側プレート1
4とは、ドリブンプレート19、コイルスプリング22
及び粘性抵抗発生部25等を収容する流体空間Aを形成
している。この流体空間A内には粘性流体が充填されて
いる。
【0018】ドリブンプレート19は円板状の部材であ
り、複数のリベット20により内周端がハブフランジ3
のフランジ3bに連結されている。ドリブンプレート1
9の半径方向中間部には、図2に示すように、円周方向
に延びる複数の窓孔19aが形成されている。さらに、
ドリブンプレート19の外周端両側面には、それぞれ環
状のシール用溝19bが形成されている。また、ドリブ
ンプレート19の外周面19cからは複数の突起19d
が半径方向外側に延びている。
【0019】コイルスプリング22はそれぞれ大小のコ
イルスプリングが組合せられたものであり、ドリブンプ
レート19の窓孔19a内に配置されている。コイルス
プリング22の両端にはシート部材23が配置されてい
る。なお、第1入力側プレート13及び第2入力側プレ
ート14にはドリブンプレート19の窓孔19aに対応
する部分にスプリング収容部13a,14aが形成され
ている。スプリング収容部13a,14aの円周方向両
端には、シート部材23が当接している。このようにし
て、入力側プレート13,14とドリブンプレート19
とがコイルスプリング22を介して円周方向に弾性的に
連結されていることになる。なお、図2に示す自由状態
においては、シート部材23は、入力側プレート13,
14のスプリング収容部13a,14a端部とドリブン
プレート19の窓孔19a端部とには内周部分でしか当
接していない。すなわち、コイルスプリング22は偏当
たり状態で窓孔19a及びスプリング収容部13a,1
4a内に収納されている。
【0020】次に、粘性抵抗発生部25について説明す
る。粘性抵抗発生部25は、流体空間A内で最も外周に
配置された環状ハウジング27と、環状ハウジング27
を第1入力側プレート13及び第2入力側プレート14
に連結する複数のピン28と、ハウジング27内に配置
された複数のスライドストッパー29とから構成されて
いる。
【0021】環状ハウジング27は、第2入力側プレー
ト14の外周壁内側に配置され、軸方向両端面が入力側
プレート13,14に挟まれている。環状ハウジング2
7の内周側には円周方向に延びる開口が形成されてお
り、開口内にドリブンプレート19の外周部が挿入され
ている。環状ハウジング27内には、粘性流体が充填さ
れる環状流体室Bが形成されている。さらに、環状ハウ
ジング27内には、円周方向に等間隔で複数のストッパ
ー部27aが一体形成されている。ストッパー部27a
は、環状流体室Bを複数の弧状流体室B1 に分割してい
る。ストッパー部27aはピン28が挿通される孔を有
している。ピン28は両端が入力側プレート13,14
に回転不能に係合している。これにより、環状ハウジン
グ27と入力側プレート13,14とが一体回転するよ
うになっている。また、このピン28の胴部の長さによ
って、粘性抵抗を決定する環状ハウジング27の幅寸法
が決定される。
【0022】環状ハウジング27の半径方向内方端部に
は、互いに近づく方向に突出する環状の突起27bが形
成されており(突起27b間が前記開口となってい
る)、この突起27bがドリブンプレート19に形成さ
れた環状のシール用溝19bに嵌合して、環状流体室B
の内周側をシールしている。突起27bとシール用溝1
9bとの係合部分は、粘性流体を介して、入力側機構
(入力側プレート13,14及び環状ハウジング27)
と出力側機構(ドリブンプレート19、ハブフランジ
3)との間で生じる荷重(スラスト荷重、ラジアル荷
重、曲げ荷重)を後述する軸受17とで分担して支持し
ている。
【0023】なお、各ストッパー部27a間の中間部分
には両端面の半径方向内側においてリターンホール27
cが形成されている。リターンホール27cによって粘
性流体は環状流体室Bと流体空間Aとの間を自由に行き
来できる。図2に示す自由状態においてドリブンプレー
ト19の突起19dは、リターンホール27cに対応す
る位置に配置されている。
【0024】各弧状流体室B1 内で、ドリブンプレート
19の突起19dを外周側から覆うキャップ状の樹脂製
スライドストッパー29が配置されている。スライドス
トッパー29は環状ハウジング27の外側内周面と一致
する外周部を有しており、弧状流体室B1 内で円周方向
に移動自在に配置されている。スライドストッパー29
は、ドリブンプレート19の突起19dに対して、円周
方向壁部が突起19dに当接する範囲内で円周方向に移
動自在である。スライドストッパー29は、円周方向両
壁部の半径方向内側において切欠き29aを有してい
る。また、スライドストッパー29の軸方向両壁部の半
径方向内側には切欠き29bが形成されている。ストッ
パー部29の半径方向内側部は環状ハウジング27の環
状突起27bに当接している。
【0025】各弧状流体室B1 内は、スライドストッパ
ー29によってR2 側の第1大分室31とR1 側の第2
大分室32とに分割されている。さらに、スライドスト
ッパー29内は、ドリブンプレート19の突起19dに
よってR2 側の第1小分室33とR1 側の第2小分室3
4とに分割されている。第1小分室33と第2小分室3
4との間は、ドリブンプレート19の突起19dとスラ
イドストッパー29との間に形成された隙間、スライド
ストッパー29の切欠き29b及びリターンホール27
cによって粘性流体が自由に行き来可能である。さら
に、粘性流体は、第1大分室31と第1小分室33との
間でスライドストッパー29のR2 側切欠き29aを通
って自由に行き来が可能であり、第2小分室34と第2
大分室32との間ではスライドストッパー29のR1
切欠き29aを通って自由に行き来可能である。但し、
スライドストッパー29の円周方向壁部が突起19dに
当接すると、スライドストッパー29における円周方向
内外の粘性流体の流れは遮断される。
【0026】ストッパー部27aの内周面とドリブンプ
レート19の外周面19cとの間が、チョーク部Cとな
っている。このチョーク部Cを粘性流体が通過すると大
きな粘性抵抗が発生するようになっている。ドリブンプ
レート19の内周部とハブフランジ3のフランジ3bと
がリベット20によって固定された部分に、図4に示す
ようにばねシール部材35が挟まれている。ばねシール
部材35は円環状の薄い板金製であり、リベット20が
貫通する複数の孔を有する固定部35aと、固定部35
aの内周側からトランスミッション側に延びる外周円筒
部35bと、外周円筒部35bから外周側に延びる圧接
部35cとを備えている。圧接部35cは、図4に示す
ように、第2入力側プレート14の内周端部エンジン側
に弾性的に当接している。この圧接力によって生じる反
力により、ドリブンプレート19及びハブフランジ3が
エンジン側に付勢されている。ばねシール部材35は、
流体空間Aにおいて第2入力側プレート14とハブフラ
ンジ3との間をシールしている。
【0027】第1入力側プレート13の内周端の中心孔
は、ボス15に嵌合し溶接により固定されている。ボス
15のエンジン側外周面15aはフレキシブルプレート
2の中心孔2a内に嵌入している。ボス15内には、軸
方向に貫通する中心孔15cと中心孔15cに連通する
とともに流体空間Aに通じる径方向孔15bとが形成さ
れている。中心孔15c内には、リベット16が挿入さ
れ中心孔15cを塞いでいる。組立時において、中心孔
15cと径方向孔15bとを利用して流体空間A内に粘
性流体を容易に充填及び排出できる。その結果、コスト
が低くなる。
【0028】ボス15のトランスミッション側外周面
と、ハブフランジ3のボス3a内周部との間には軸受1
7が配置されている。軸受17は、ボス15とハブフラ
ンジ3とを相対回転自在に支持している。軸受17のイ
ンナーレースは、ボス15の溝に固定されている。軸受
17のアウターレースは、ボス3aの内周に固定されて
いる。このように、ボス15がフレキシブルプレート2
の中心孔2aに位置決めされ、さらに軸受17の位置決
めを行っている。この結果、フレキシブルプレート2、
ボス15及び軸受17の同心度が向上する。この実施例
では、入力側機構と出力側機構との間で生じる荷重が、
粘性抵抗発生部25において環状ハウジング27の環状
突起27bとドリブンプレート19のシール用溝19b
との嵌合によっても分担支持されているので、軸受17
に作用する荷重を少なくできる。そのため、軸受17を
径方向に小さくでき、コストが低くなる。軸受17はク
ランクボルト6のピッチ円D(図2)内に配置されてい
る。この結果、減衰部4の内周側の設計自由度が向上す
る。そのため、たとえば、ドリブンプレート19を内周
側に延ばしたりコイルスプリング22をより内周側に配
置することが可能になる。また、クランクボルト16の
頭部が回転するための空間を容易に確保できる。
【0029】軸受17は、両端面においてインナーレー
スとアウターレースとの間をシールするシール部材を有
している。このシール部材は、インナーレースとアウタ
ーレースとの間に潤滑剤を密封するとともに、流体空間
Aにおいてボス15とハブフランジ3の内周部との間を
シールしている。ハブフランジ3は、前述したようにば
ねシール部材35によってエンジン側に付勢されてい
る。そのため、軸受17には、ハブフランジ3からエン
ジン側に予圧が与えられている。このように、ばねシー
ル部材35は、流体空間Aをシールするとともに軸受1
7に予圧を与える部材としても機能しており、単一部材
で複数の機能を有している。この結果、部品点数を減ら
すことができ、製造コストが低くなる。また、ばねシー
ル部材35は板金製であるのでコストが低くなる。
【0030】ハブフランジ3のフランジ3bのトランス
ミッション側にはイナーシャ部材42が設けられてい
る。イナーシャ部材42は第2入力側プレート14のト
ランスミッション側を覆う円板状の部材であり、内周端
がリベット20によってフランジ3bとドリブンプレー
ト19とに固定されている。イナーシャ部材42が設け
られることによって、出力側機構の慣性モーメントが増
大している。さらに、イナーシャ部材42の外周にはエ
ンジン始動用リングギア11が溶接されている。イナー
シャ部材42が円板状部材なので、リングギア11を固
定しやすくなっている。そのため、コストが低下する。
リングギア11は従来はリング部材8の外周に溶接され
ていた部材であるが、本実施例のように入力側機構から
出力側機構に移すことで、容易に出力側機構の慣性モー
メントを増大できる。出力側機構の慣性モーメントが増
大すると、ダンパー装置1を含む駆動系において共振周
波数を自動車のアイドル回転数(実用回転数)以下に下
げることが可能になる。従来からあるリングギア11を
用いることで、コストが低くなっている。
【0031】次に動作について説明する。クランクシャ
フト301からトルクがフレキシブルプレート2に入力
されると、そのトルクはリング部材8及び入力側プレー
ト13,14を通り、コイルスプリング22を介してド
リブンプレート19に伝達される。ドリブンプレート1
9のトルクはハブフランジ3に伝達され、さらにメイン
ドライブシャフト302からトランスミッション側に出
力される。クランクシャフト301からリング部材8に
伝わるトルクに含まれる曲げ振動は、フレキシブルプレ
ート2によって絶縁され、減衰部4側に伝達されにく
い。たとえ曲げ振動が伝達されたとしても、その曲げ荷
重は、軸受17と、環状ハウジング27の環状突起27
bとドリブンプレート19のシール用溝19bとの係合
とによって分担されて支持される。したがって、軸受1
7に係る荷重が少なくなるので、軸受17を径方向に小
型化できる。そのため軸受17は安価になる。
【0032】次に、クランクシャフト301からダンパ
ー装置1に捩じり振動が伝達されたときの動作について
説明する。但し、ここでは捩じり振動が伝達されたとき
の動作を、出力側機構(ドリブンプレート19及びハブ
フランジ3)を他の図示しない部材に回転不能に固定し
て、それに対して入力側機構(第1入力側プレート1
3、第2入力側プレート14及び環状ハウジング27)
を捩じった場合の動作に置き換えて説明する。
【0033】スライドストッパー29の円周方向壁部が
ドリブンプレート19の突起19dに当接しないような
小さな偏位角度の捩じり振動(以後、微小振動と言う)
が伝達されたときの動作を説明する。図5に示す自由状
態で入力側プレート13,14がR2 側に捩じれたとす
る。すると、スライドストッパー19がR2 側に移動
し、図6に示すように、スライドストッパー29内で第
1小分室33は拡張され第2小分室34は縮小される。
第2小分室34から第1小分室33へは、粘性流体はス
ライドストッパー29の外周部と突起19dとの間、切
欠き29b及びリターンホール27cを通って自由に流
れる。また、粘性流体は、スライドストッパー29内と
流体空間Aとの間でリターンホール27cを通って自由
に行き来できる。
【0034】図6の状態からさらに捩じり動作を続ける
と、やがて図7に示すようにスライドストッパー29に
おけるR1 側の円周方向壁部がドリブンプレート19の
突起19dに当接する。これ以後は、スライドストッパ
ー29はドリブンプレート19に係止された状態とな
り、環状ハウジング27とスライドストッパー29との
間に相対回転が生じる。なお、図7に示す状態では第2
大分室32とリターンホール27cとは連通している
が、さらに捩じり動作が進むと図8に示すようにリター
ンホール27cは突起19dによって塞がれる。
【0035】図5に示す自由状態から環状ハウジング2
7がR1 側に捩じれた場合にも、前述した動作と同様な
動作が行われる。微小振動時には、スライドストッパー
29と環状ハウジング27との間で相対回転が生じない
ので第2大分室32は縮小されず、チョーク部Cを粘性
流体が通過しない。すなわち、微小振動時には大粘性抵
抗は生じない。また、微小振動時には、コイルスプリン
グ22はドリブンプレート19の窓孔19a及び入力側
プレート13,14のスプリング収容部13a,14a
に対して偏当たり状態で伸縮している。したがって、低
剛性状態が得られる。すなわち、微小振動の場合は、低
剛性・小粘性抵抗の特性が得られ、トランスミッション
の歯打ち音、こもり音等の異音発生を効果的に抑えるこ
とができる。
【0036】次に、大きな偏位角度を有する捩じり振動
(以後、大振動と言う)が伝達された時の動作について
説明する。図2に示す自由状態から環状ハウジング27
がドリブンプレート19に対してR2 側に回転した場合
は、スライドストッパー29がR2 側に移動する。以
後、微小振動の場合と同様に図5から図8までの動作を
行う。図8に示すように、第2大分室32のR2 側がス
ライドストッパー29とドリブンプレート19の突起1
9dとの間でシールされた状態になると、第2大分室3
2が縮小され始める。この結果、第2大分室32内の粘
性流体はチョーク部Cを通ってR1 側の弧状流体室B1
へと流れる(図9)。粘性流体がチョーク部Cを流れる
ときには大きな粘性抵抗が生じる。なお、各第1大分室
31内には、リターンホール27cを通って流体空間A
から粘性流体がスムーズに流入する。したがって、環状
流体室B内に粘性流体が不足することはない。
【0037】図9に示す位置から環状ハウジング27が
1 側に捩じれると、中立位置を通過し、図9と逆の動
作を行う。以上に説明したように、大振動時には、大き
な粘性抵抗が得られる。しかも、捩じり角度が大きくな
ると、コイルスプリング22のシート部材23が窓孔1
9aの端部及び入力側プレート13,14のスプリング
収容部13a,14a端部に全面的に当たるようになる
ので剛性が高くなる。すなわち、大振動時には、高剛性
・大粘性抵抗の特性が得られ、ティップイン・ティップ
アウト時の振動(アクセルペダルを急に操作したときに
生じる車体の前後の大きな振れ)を効果的に減衰でき
る。
【0038】図9に示すように、環状ハウジング27が
ドリブンプレート19に対して所定角度R2 側に捩じれ
た状態で微小振動が伝達されたとする。すると、スライ
ドストッパー29は円周方向壁部が突起19dに当接し
ない角度範囲内で突起19dに対して往復捩じれ動作を
繰り返す。このときは、粘性流体はチョーク部Cを流れ
ず、大きな粘性抵抗を発生しない。すなわち、環状ハウ
ジング27とドリブンプレート19との捩じれ角度が大
きくなっていても、微小振動を効果的に吸収できる。第2実施例 図10は、本発明の一実施例としてのダンパー装置10
1を示している。ダンパー装置101は、エンジン側の
クランクシャフト301からトランスミッションのメイ
ンドライブシャフト302にトルクを伝達し、かつ両部
材間の捩じり振動を減衰するための装置である。図10
においては、図の左側にエンジン(図示せず)が配置さ
れ、図の右側にトランスミッション(図示せず)が配置
されている。さらに、図10におけるO−O線がダンパ
ー装置101の回転軸線である。
【0039】ダンパー装置101は、主にフレキシブル
プレート102と、フレキシブルプレート102に固定
されたリング部材108と、ハブフランジ103と、リ
ング部材108とハブフランジ103とを円周方向に弾
性的に連結し両部材間の捩じり振動を減衰するための減
衰部104とを備えている。フレキシブルプレート10
2は、概ね円板状の部材であり、曲げ方向に撓み可能で
あり、回転方向に剛性が高い。フレキシブルプレート1
02の内周端は、ボルト106によってクランクシャフ
ト301の先端に固定されている。フレキシブルプレー
ト102の外周端は、複数のボルト110によりリング
部材108に固定されている。
【0040】ハブフランジ103は、ボス103aと、
ボス103aの外周に一体形成されたフランジ103b
とからなる。ボス103aの中心には、トランスミッシ
ョン側から延びるメインドライブシャフト302のスプ
ライン歯に係合するスプライン孔103cが形成されて
いる。減衰部104は、主に、第1入力側プレート11
3と、第2入力側プレート114と、ドリブンプレート
119と、コイルスプリング122と、粘性抵抗発生部
125とを備えている。
【0041】第1入力側プレート113と第2入力側プ
レート114は、板金製の円板部材である。第1入力側
プレート113は、円板部113aと、円板部113a
の中心からエンジン側に突出するボス113bとから構
成されている。ボス113bは円板部113aから絞り
加工によって一体形成されたものである。第2入力側プ
レートは、外周端にエンジン側に延びかつ第1入力側プ
レート113の外周端に固定された外周壁を有してい
る。この外周壁は、リング部材108の内周に固定され
ている。第1入力側プレート113と第2入力側プレー
ト114とは、ハブフランジ103との間で流体が充填
された流体空間Aを形成している。ボス113bの中央
には、孔113cが形成されその孔113c内にキャッ
プ143が挿入されている。孔113cを通じて流体空
間A内に粘性流体を充填あるいは排出することができ
る。さらに、ボス103の中心孔においてエンジン側に
はキャップ状シール部材141が固定されている。この
シール部材141は、ボス103aの中心において流体
空間Aをシールしている。
【0042】ドリブンプレート119は円板状の2枚の
部材119Aと119Bとから構成されており、内周端
が複数のリベット120によりハブフランジ3のフラン
ジ103bに連結されている。ドリブンプレート119
の半径方向中間部には、円周方向に延びる複数の窓孔1
19aが形成されている。さらに、ドリブンプレート1
19の外周端両側面には、それぞれ環状のシール用溝1
19bが形成されている。さらに、ドリブンプレート1
19の外周面119cからは複数の突起119dが半径
方向外側に延びている。
【0043】コイルスプリング122はそれぞれ大小の
コイルスプリングが組合せられたものであり、ドリブン
プレート119の窓孔119a内に配置されている。コ
イルスプリング122の両端にはシート部材123が配
置されている。なお、第1入力側プレート113と第2
入力側プレート114とにはドリブンプレート119の
窓孔119aに対応する部分にスプリング収容部113
d,114dが形成されている。スプリング収容部11
3d,114dの円周方向両端には、シート部材123
が当接している。このようにして、入力側プレート11
3,114とドリブンプレート119とがコイルスプリ
ング122を介して円周方向に弾性的に連結されている
ことになる。なお、自由状態においては、シート部材1
23は、入力側プレート113,114のスプリング収
容部113d,114d端部とドリブンプレート119
の窓孔119a端部とに内周部分でしか当接していない
(前記実施例の図2と同様である)。すなわち、コイル
スプリング122は偏当たり状態で窓孔119a及びス
プリング収容部113d,114d内に収納されてい
る。
【0044】次に、粘性抵抗発生部125について説明
する。粘性抵抗発生部125は、流体空間A内で最も外
周に配置された環状ハウジング127と、環状ハウジン
グ127を第1入力側プレート113及び第2入力側プ
レート114に連結する複数ピン128と、環状ハウジ
ング127内に配置された複数のスライドストッパー1
29とから構成されている。
【0045】環状ハウジング127は、第2入力側プレ
ート114の外周壁内側に配置され、軸方向両端面が入
力側プレート113,114に挟まれている。環状ハウ
ジング127の内周側には円周方向に延びる開口が形成
されており、開口内にドリブンプレート119の外周部
が挿入されている。環状ハウジング127内には、粘性
流体が充填される環状流体室が形成されている。さら
に、環状ハウジング127内には、円周方向に等間隔で
複数のストッパー部127aが形成されている。ストッ
パー部127aは、環状流体室を複数の弧状流体室に分
割している。ストッパー部127aは、ピン128が挿
通される孔を有している。ピン128の一端は入力側プ
レート114に回転不能に係合しており、さらにピン1
28内にボルト110の先端が挿入されている。これに
より、環状ハウジング127が入力側プレート113,
114及びリング部材108と一体回転するようになっ
ている。
【0046】環状ハウジング127の半径方向内方端部
には、互いに近づく方向に突出する環状の突起127b
が形成されており(突起127b間が前記開口となって
いる)、この突起127bがドリブンプレート119に
形成された環状のシール用溝119bに嵌合して、環状
流体室の内周側をシールしている。環状突起127bと
シール用溝119bとの係合部分は、粘性流体を介し
て、入力側機構(入力側プレート113,114及び環
状ハウジング127)と出力側機構(ドリブンプレート
119及びハブフランジ103)との間で生じる荷重
(スラスト荷重、ラジアル荷重及び曲げ荷重)を支持す
るようになっている。特に、環状突起127bとシール
用溝119bとは円周方向に延びて係合しているので、
従来の軸受と同様に入力側機構と出力側機構との間でラ
ジアル荷重を支持している。この結果、軸受を省略する
ことができる。軸受が省略されると、構造が単純にな
り、さらにコストが低下する。
【0047】スライドストッパー129は、ドリブンプ
レート119の突起119dを外周側から覆うキャップ
状の部材である。スライドストッパー129の構造及び
作用効果は第1実施例で示されたスライドストッパーの
ものと同様であるで、ここでは説明を省略する。ドリブ
ンプレート119の内周部とハブフランジ103のフラ
ンジ103bとがリベット120によって固定された部
分に、ばねシール部材135が挟まれている。ばねシー
ル部材135は円環状の薄い板金製であり、リベット1
20に固定された部分と固定部分から外周側に延び第2
入力側プレート114の内周端に当接しかつフランジ1
03bと第2入力側プレート114の内周端との間をシ
ールするシール部とを有している。
【0048】ハブフランジ103のフランジ103bの
トランスミッション側には、イナーシャ部材142が設
けられている。イナーシャ部材142は第2入力側プレ
ート114のトランスミッション側を覆う円板状の部材
であり、内周端がリベット120によってフランジ10
3bとドリブンプレート119とに固定されている。イ
ナーシャ部材142が設けられることによって、出力側
機構の慣性モーメントが増大している。さらに、イナー
シャ部材142の外周にはリングギア111が溶接され
ている。リングギア111は従来はリング部材108の
外周に溶接されていた部材であるが、本実施例のように
入力側機構から出力側機構に移すことで、容易に出力側
機構の慣性モーメントを増大できる。出力側機構の慣性
モーメント比が増大すると、ダンパー装置101を含む
駆動系において共振周波数を自動車のアイドル回転数
(実用回転数)以下に下げることが可能になる。特に、
この場合は従来からあるリングギア111を用いること
で、コストを低くできる。
【0049】動作については、前記実施例と同様である
のでここでは省略する。
【0050】
【発明の効果】第1の発明に係るダンパー装置では、減
衰部が入力側部材と出力側部材とを相対回転自在に支持
しかつ両部材間に生じる荷重の少なくとも一部を受ける
ので、入力側部材と出力側部材との間に軸受を設けた場
合、その軸受を小型化できる。軸受が小型になるとコス
トが低くなる。
【0051】第2の発明に係るダンパー装置では、流体
室のシール部が入力側部材と出力側部材との間に生じる
荷重の少なくとも一部を受けるようになっているので、
特別に荷重を受ける部分の必要がなく、構造が簡素にな
り、コストが低下する。第3の発明に係るダンパー装置
では、円周方向にのびる部材同士が噛み合うことでシー
ル部を構成しているので、従来の軸受と同様の機能を果
たすことができ、軸受を省略できる。
【0052】第4の発明に係るダンパー装置では、軸受
が円板状のフレキシブルプレートを入力側回転体に固定
する締結部材のピッチ円の内周側に配置されているの
で、減衰部の径方向内側の設計自由度が向上する。第5
の発明に係るダンパー装置では、第1円板状プレートが
絞り加工で一体形成された円板部とボス部とで構成され
ているので、構造が単純になり、製造が容易になる。そ
の結果コストが低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるダンパー装置の縦断面
概略図。
【図2】トランスミッション側から見たダンパー装置の
切欠き平面図。
【図3】エンジン側から見たダンパー装置の切欠き平面
図。
【図4】図1の拡大部分図。
【図5】図2の拡大部分図。
【図6】捩じれ動作の一状態を示す、図5に相当する
図。
【図7】捩じれ動作の一状態を示す、図5に相当する
図。
【図8】捩じれ動作の一状態を示す、図5に相当する
図。
【図9】捩じれ動作の一状態を示す、図2の拡大部分
図。
【図10】第2実施例における図1に相当する図。
【符号の説明】
1,101 ダンパー装置 2,102 フレキシブルプレート 3,103 ハブフランジ 4,104 減衰部 6 ボルト 13,113 第1入力側プレート 14,114 第2入力側プレート 17 軸受 22,122 コイルスプリング 25,125 粘性抵抗発生部 27,127 環状ハウジング 19,119 ドリブンプレート 113a 円板部 113b ボス 119b シール用溝 127b 環状突起 A 流体空間 B 環状流体室 D ピッチ円
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9138−3J F16F 15/30 E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力側回転体と出力側回転体との間に配置
    されトルクを伝達するダンパー装置であって、 前記入力側回転体に連結される入力側部材と、 前記入力側部材に対し回転自在であり、前記出力側回転
    体に連結される出力側部材と、 前記入力側部材と前記出力側部材とを円周方向に連結す
    る弾性部材と、前記入力側部材と出力側部材とが相対回
    転するときに抵抗を発生する抵抗発生部とを備え、前記
    入力側部材と出力側部材とを円周方向に相対回転自在に
    支持しかつ前記両部材間に生じる荷重の少なくとも一部
    を受ける減衰部と、を備えたダンパー装置。
  2. 【請求項2】前記抵抗発生部は粘性抵抗を発生させる流
    体室と前記流体室をシールするシール部とを有してお
    り、前記シール部が前記入力側部材と出力側部材との間
    に生じる荷重の少なくとも一部を受ける、請求項1に記
    載のダンパー装置。
  3. 【請求項3】前記抵抗発生部は、円周方向に延びる開口
    を有し、前記流体室を構成しかつ前記入力側部材に連結
    された環状ハウジングと、前記開口に一部が挿入され前
    記出力側部材に連結されたドリブン部材とを含み、 前記シール部は、前記ドリブン部材の両端面に形成され
    た円周方向に延びる溝部と、前記環状ハウジングにおい
    て前記溝部に噛み合う円周方向突起とから構成されてい
    る、請求項2に記載のダンパー装置。
  4. 【請求項4】前記入力側部材は、円周上に配置された複
    数の締結部材によって前記入力側回転体に内周端が固定
    された円板状フレキシブルプレートと、外周部が前記フ
    レキシブルプレートに固定され中心にボスを有する円板
    状プレートとを含み、 前記ボスの外周に設けられ、前記円板状プレートに前記
    フライホイールを相対回転自在に支持する軸受をさらに
    備え、前記軸受は、前記締結部材のピッチ円の内周側に
    配置されている、請求項3に記載のダンパー装置。
  5. 【請求項5】前記入力側部材は、第1円板状プレート
    と、前記第1円板状プレートとともに流体が充填された
    流体空間を形成する第2円板状プレートとを含み、 前記第1円板状プレートは、円板部と、円板部の中心に
    絞り加工で一体形成されたボス部とを有している、請求
    項3に記載のダンパー装置。
JP1767594A 1994-02-08 1994-02-14 ダンパー装置 Pending JPH07224897A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1767594A JPH07224897A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 ダンパー装置
US08/382,307 US5617940A (en) 1994-02-08 1995-01-31 Power transfer apparatus having a vibration dampening mechanism which provides structural support for the apparatus
KR1019950704298A KR100242376B1 (ko) 1994-02-08 1995-02-06 진동 완충 메커니즘을 가지는 동력 전달 장치
PCT/JP1995/000147 WO1995022016A1 (en) 1994-02-08 1995-02-06 Power transfer apparatus having a vibration dampening mechanism which provides structural support for the apparatus
DE19549459A DE19549459C2 (de) 1994-02-08 1995-02-07 Vorrichtung zur Kraftübertragung mit einer Einrichtung zur Schwingungsdämpfung
DE19503975A DE19503975C2 (de) 1994-02-08 1995-02-07 Vorrichtung zur Kraftübertragung mit einer Einrichtung zur Schwingungsdämpfung und zur Halterung der Vorrichtung
US08/768,564 US5695035A (en) 1994-02-08 1996-12-18 Power transfer apparatus having a vibration dampening mechanism which provides structural support for the apparatus
US08/912,668 US5997402A (en) 1994-02-08 1997-08-18 Power transfer apparatus having a vibration dampening mechanism which provides structural support for the apparatus
US09/365,399 US6149525A (en) 1994-02-08 1999-08-02 Power transfer apparatus having a vibration dampening mechanism which provides structural support for the apparatus
US09/634,580 US6264564B1 (en) 1994-02-08 2000-08-08 Power transfer apparatus having a vibration dampening mechanism which provides structural support for the apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1767594A JPH07224897A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 ダンパー装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003129944A Division JP2003336690A (ja) 2003-05-08 2003-05-08 ダンパー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07224897A true JPH07224897A (ja) 1995-08-22

Family

ID=11950437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1767594A Pending JPH07224897A (ja) 1994-02-08 1994-02-14 ダンパー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07224897A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000055132A (ja) * 1998-08-07 2000-02-22 Ntn Corp フライホイールダンパ支持構造
JP2009074584A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Honda Motor Co Ltd 車両の駆動系緩衝装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000055132A (ja) * 1998-08-07 2000-02-22 Ntn Corp フライホイールダンパ支持構造
JP2009074584A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Honda Motor Co Ltd 車両の駆動系緩衝装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5695035A (en) Power transfer apparatus having a vibration dampening mechanism which provides structural support for the apparatus
US6119549A (en) Flywheel assembly and a torque converter
JPH07224897A (ja) ダンパー装置
JP3474624B2 (ja) ダンパー装置
JP2818157B2 (ja) ダンパー装置
JP3013884B2 (ja) ダンパー装置及びフライホイール機構
JP3474625B2 (ja) ダンパー装置
JP3789494B2 (ja) ダンパー装置
JP2788853B2 (ja) ダンパー装置
JP3474623B2 (ja) ダンパー装置
JP2003336690A (ja) ダンパー装置
JP2004003678A (ja) 動力伝達装置
JP3474620B2 (ja) ダンパー装置
JP3474626B2 (ja) ダンパー装置
JPH10159938A (ja) トルクコンバータのロックアップダンパー及びダンパー機構
JP3264294B2 (ja) 捩じり振動減衰装置
JP3805803B2 (ja) 動力伝達装置
JPH07224891A (ja) ダンパー装置
JP3474622B2 (ja) ダンパー装置
JP3474621B2 (ja) ダンパー装置
JP4221416B2 (ja) 動力伝達装置
JP2607354Y2 (ja) フライホイール組立体
JP2606701Y2 (ja) 粘性減衰機構
JP3317747B2 (ja) フライホイール組立体
JPH0735844U (ja) フライホイール組立体