JPH0722450A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH0722450A
JPH0722450A JP16494093A JP16494093A JPH0722450A JP H0722450 A JPH0722450 A JP H0722450A JP 16494093 A JP16494093 A JP 16494093A JP 16494093 A JP16494093 A JP 16494093A JP H0722450 A JPH0722450 A JP H0722450A
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JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor manufacturing
potting resin
manufacturing apparatus
smoothing
cob
Prior art date
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Pending
Application number
JP16494093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ono
貴司 小野
Makoto Echigo
真 越後
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Akita Electronics Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Akita Electronics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Akita Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0722450A publication Critical patent/JPH0722450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体チップに悪影響を与えることなく、ポ
ッティング樹脂の厚さを均一にできるCOBの半導体製
造装置を提供する。 【構成】 COBの半導体製造装置であって、メタルマ
スク5を装着するマスク装着部と、半導体チップ3にポ
ッティング樹脂8を滴下する樹脂滴下部と、ポッティン
グ樹脂8の表面を平滑化する平滑化部と、メタルマスク
5を剥離するマスク剥離部とを有し、前記平滑化部に設
けられたローラ(平滑化部材)13が、球面状のポッテ
ィング樹脂8の表面を平滑化して均一な厚さとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置に関
し、特に、COB(Chip On Board)にお
けるポッティング樹脂の厚さを均一にする半導体製造装
置ついて有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップを裸のままプリント基板に
搭載してワイヤボンディングする、いわゆるCOBの半
導体製造装置においては、ディスペンサによりポッティ
ング樹脂を滴下して半導体チップを封止し、加熱硬化す
るものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の半導体製造装置では、ポッティング樹脂48の粘度
が高いために、図9に示すように、ポッティング樹脂4
8が球面状になって厚さが不均一になり、ポッティング
樹脂48を加熱硬化する工程において基板42にそりが
発生してしまっていた。
【0004】さらに、ポッティング樹脂48が球面状に
なると、COB自体が厚くなってしまい、装置の薄型化
という市場の要求に沿うことができなくなる。
【0005】そして、このような樹脂厚の厚いCOB
は、ポッティング樹脂48の硬化後に研削して薄型にす
ることも行われているが、研削中に静電気が発生して半
導体チップ43に形成された素子などに悪影響を及ぼす
おそれがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、半導体チップに
悪影響を与えることなく、ポッティング樹脂の厚さを均
一にできるCOBの半導体製造装置に関する技術を提供
することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、次の通
りである。
【0009】すなわち、本発明の半導体製造装置は、所
定の配線が形成された基板の上面に半導体チップが搭載
され、半導体チップのボンディングパッドがボンディン
グワイヤによって基板の電極と電気的に接続されるCO
Bの半導体製造装置であって、メタルマスクを装着する
マスク装着部と、前記半導体チップにポッティング樹脂
を滴下する樹脂滴下部と、前記ポッティング樹脂の表面
を平滑化する平滑化部と、前記メタルマスクを剥離する
マスク剥離部とを有し、前記平滑化部に設けられた平滑
化部材が、球面状の前記ポッティング樹脂の表面を平滑
化して均一な厚さとするものである。
【0010】
【作用】上記のような構成の半導体製造装置によれば、
ポッティング樹脂の樹脂厚が均一とされたCOBを製造
することができるので、加熱硬化工程において基板にそ
りが発生することがなく、良質のCOBを製造すること
ができる。
【0011】また、硬化後にポッティング樹脂を研削す
る必要がなく、したがって、静電気により半導体チップ
に形成された素子などに悪影響を与えるおそれもない。
【0012】さらに、COB自体の厚さも薄くできるの
で、薄型のCOBという市場の要求に合った製品を投入
することが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいてさ
らに詳細に説明する。
【0014】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る半導体製造装置を示す工程図、図2〜図6はその半導
体製造装置によるCOB(Chip On Boar
d)の製造過程を示す説明図である。
【0015】本実施例の半導体製造装置1によって製造
される半導体集積回路装置は、所定の配線が形成された
基板2(図2〜図6)の上面に半導体チップ3(図2〜
図6)が搭載された、いわゆるCOBであり、半導体チ
ップ3のボンディングパッドがボンディングワイヤ4
(図2〜図6)によって基板3の電極と電気的に接続さ
れているものである。
【0016】そして、本実施例の半導体製造装置1は、
この基板3に搭載された半導体チップ4以外の部分を被
うメタルマスク5(図2〜図5)を装着するマスク装着
部6と、ディスペンサ7(図2)でポッティング樹脂8
(図2〜図6)を滴下して半導体チップ3を封止する樹
脂滴下部9と、滴下されたポッティング樹脂8の表面を
平滑化する平滑化部10と、前記メタルマスク5を剥離
するマスク剥離部11とからなるものである。
【0017】ここで、本実施例の半導体製造装置1によ
るCOBの製造過程は次のようなものである。
【0018】まず、図2に示すように、マスク装着部6
において、滴下されたポッティング樹脂8が拡散するこ
とを防止するために半導体チップ3の外周に設けられた
枠体12を包囲するようにしてメタルマスク5が配置さ
れる。
【0019】次に、図3に示すように、樹脂滴下部9に
おいて、ディスペンサ7からポッティング樹脂8が滴下
されて半導体チップ3を封止する。このとき、ポッティ
ング樹脂8は、その粘度のために表面が球面状になって
いる。
【0020】そして、図4に示すように、平滑化部10
において、円筒形のローラ(平滑化部材)13がメタル
マスク5上を転がることによって球面状の表面が平滑化
される。なお、ローラ13が転がった後においては、図
5に示すように、余剰のポッティング樹脂8はメタルマ
スク5上に移動されることとなる。
【0021】最後に、図6に示すように、マスク剥離部
11において、メタルマスク5が剥離されて余剰のポッ
ティング樹脂8が除去され、ポッティング樹脂8が均一
な厚さのCOBが完成する。
【0022】このように、本実施例の半導体製造装置1
によれば、ポッティング樹脂8の樹脂厚が均一とされた
COBを製造することができるので、加熱硬化工程にお
いて基板2にそりが発生することがない。
【0023】また、硬化後にポッティング樹脂8を研削
する必要がないので、静電気により半導体チップ3に形
成された素子などに悪影響を与えるおそれもない。
【0024】さらに、COB自体の厚さも薄くできるの
で、薄型のCOBという市場の要求に合った製品を投入
することが可能になる。
【0025】(実施例2)図7は本発明の他の実施例で
ある半導体製造装置によるCOBの製造過程を示す説明
図である。
【0026】本実施例における半導体製造装置1は、平
滑化部10において、へら(平滑化部材)23を用い
て、表面が球面状になったポッティング樹脂8と枠体1
2とが同一平面上となるようにポッティング樹脂8の表
面を平滑化するものである。
【0027】本実施例の半導体製造装置1によっても、
ポッティング樹脂8の樹脂厚が均一とされるので、加熱
硬化時において基板2にそりが発生することがなく、ま
た、硬化後にポッティング樹脂8を研削する必要もない
ので、静電気による半導体チップ2に形成された素子な
どへの悪影響のおそれもない。
【0028】さらに、薄型のCOBという市場の要求に
合った製品を投入することも可能になる。
【0029】(実施例3)図8は本発明の、さらに他の
実施例である半導体製造装置によるCOBの製造過程を
示す説明図である。
【0030】本実施例における半導体製造装置1は、平
滑化部10において、球面状のポッティング樹脂8を、
上方から平面板(平滑化部材)33で押さえて表面を平
滑化するものである。
【0031】本実施例の半導体製造装置1によっても、
ポッティング樹脂8の樹脂厚が均一とされるので、加熱
硬化時において基板2にそりが発生することがなく、ま
た、研削時に発生する静電気による半導体チップ3に形
成された素子などへの悪影響のおそれもない。さらに、
薄型の半導体集積回路装置という市場の要求に合った製
品を投入することも可能になる。
【0032】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0033】たとえば、本発明の半導体製造装置は、本
実施例で記載されたCOBの製造にとどまらず、ポッテ
ィング樹脂を使用する種々の半導体集積回路装置の製造
に適用することが可能である。
【0034】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0035】(1).すなわち、本発明の半導体製造装置に
よれば、ポッティング樹脂の樹脂厚が均一とされたCO
Bを製造することができるので、加熱硬化工程において
基板にそりが発生することがない。したがって、高品質
のCOBを製造することができ、歩留りも向上する。
【0036】(2).また、硬化後にポッティング樹脂を研
削する必要がないので、研削中に発生する静電気により
半導体チップに形成された素子などに悪影響を与えるお
それもない。
【0037】(3).さらに、COB自体の厚さも薄くでき
るので、薄型のCOBという市場の要求に合った製品を
安価に製造することが可能になる。
【0038】(4).そして、ポッティング樹脂による半導
体チップの封止によれば、トランスファーモールドのよ
うに金型を必要としないので、低コストで半導体集積回
路装置の多品種少量生産が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による半導体製造装置を示す
工程図である。
【図2】その半導体製造装置によるCOBの製造過程を
示す説明図である。
【図3】その半導体製造装置によるCOBの製造過程を
示す説明図である。
【図4】その半導体製造装置によるCOBの製造過程を
示す説明図である。
【図5】その半導体製造装置によるCOBの製造過程を
示す説明図である。
【図6】その半導体製造装置によるCOBの製造過程を
示す説明図である。
【図7】本発明の実施例2による半導体製造装置による
COBの製造過程を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例3による半導体製造装置による
COBの製造過程を示す説明図である。
【図9】従来の半導体製造装置により製造されたCOB
の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体製造装置 2 基板 3 半導体チップ 4 ボンディングワイヤ 5 メタルマスク 6 マスク装着部 7 ディスペンサ 8 ポッティング樹脂 9 樹脂滴下部 10 平滑化部 11 マスク剥離部 12 枠体 13 ローラ(平滑化部材) 23 へら(平滑化部材) 33 平面板(平滑化部材) 42 基板 43 半導体チップ 48 ポッティング樹脂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の配線が形成された基板の上面に半
    導体チップが搭載され、半導体チップのボンディングパ
    ッドがボンディングワイヤによって基板の電極と電気的
    に接続されるCOBの半導体製造装置であって、メタル
    マスクを装着するマスク装着部と、前記半導体チップに
    ポッティング樹脂を滴下する樹脂滴下部と、前記ポッテ
    ィング樹脂の表面を平滑化する平滑化部と、前記メタル
    マスクを剥離するマスク剥離部とを有し、前記平滑化部
    に設けられた平滑化部材が、球面状の前記ポッティング
    樹脂の表面を平滑化して均一な厚さとするよう構成した
    ことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記平滑化部材は、ローラであることを
    特徴とする請求項1記載の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記平滑化部材は、へらであることを特
    徴とする請求項1記載の半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 前記平滑化部材は、ポッティング樹脂を
    上方から押圧する平面板であることを特徴とする請求項
    1記載の半導体製造装置。
JP16494093A 1993-07-05 1993-07-05 半導体製造装置 Pending JPH0722450A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006019599A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法およびその実装方法
WO2016147284A1 (ja) * 2015-03-16 2016-09-22 富士機械製造株式会社 形成方法及び形成装置

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