JPH07221916A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07221916A
JPH07221916A JP6011712A JP1171294A JPH07221916A JP H07221916 A JPH07221916 A JP H07221916A JP 6011712 A JP6011712 A JP 6011712A JP 1171294 A JP1171294 A JP 1171294A JP H07221916 A JPH07221916 A JP H07221916A
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Kenji Kamata
健志 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿と記録紙の搬送路を一部共用するファク
ミリ装置の操作性を高め、画像品質および信頼性を向上
させる。また、装置を低価格化および小型化する。 【構成】 先端ガイド19および後端ガイド20を有
し、搬送方向上流側に配置された支点25を中心に回転
可能な記録紙テーブル24と、搬送方向下流側に配置さ
れた支点16を中心に回転可能であって、原稿26の先
端を保持する原稿テーブル13とを備え、トグルスプリ
ング7や圧縮バネ23等により、記録紙給紙時には記録
紙テーブル24を搬送路上に設定し、原稿給紙時には後
端ガイド20および原稿テーブル13で原稿26を保持
可能なように搬送路上に設定する。また、この動作と連
動して、サーマルヘッド4あるいは密着センサ5の押圧
/位置合わせを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿と記録紙の搬送路
を共通化したファクシミリ装置に関し、特に操作性の向
上に好適なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置では、装置の小
型化やコストダウンあるいは操作性の向上について、多
くの提案がなされている。例えば、実開昭60−181
955号公報に記載されている装置では、送信原稿およ
び記録紙の搬送経路の一部を共通とすることにより、機
構を単純化してコストダウンおよび信頼性の向上をはか
っている。すなわち、ファクシミリ装置の本体内に、読
取/記録兼用の送りローラを1本支持し、そのローラの
近傍にサーマルヘッドの上端部を回転自在に支持してい
る。また、サーマルヘッドの下端付近の速面に発熱部を
設けている。さらに、サーマルヘッドと本体との間にバ
ネを設け、サーマルヘッドを付勢して送信原稿をそのロ
ーラに押圧させている。また、本体の上面に原稿台を傾
斜して配置し、その下端部の近傍に給紙ローラを支持す
るとともに、分離片の一端部を支持している。一方、本
体内に記録紙筒を支持し、原稿と記録紙の搬送経路を一
部共用している。このように、CCD(ChargeCoupled
Devices)およびサーマルヘッドを使用し、搬送経路を
一部共用すること、および1本のローラで読取/記録を
行なうことにより、機構は大幅に簡素化される。また、
特開昭60−210054号公報等には搬送路の一部共
用化が、特開昭62−126760号公報等には読取/
記録部の一体化が、特開平2−126768号公報等に
は送りローラの共用化が、それぞれ記載提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、次
に示す問題点がある。 (1)操作性に関する問題点 記録紙と原稿をその都度取り除いてセットしなければな
らない。例えば、記録紙が通常セットされている場合
(ホームポジションの場合)には、原稿を送る時、記録
紙を取り除かないと記録紙も一諸に送信してしまう。ま
た、送信後、記録紙をセットし直す必要がある。なお、
記録紙をセットし直さない場合には、自動受信ができ
ず、記録紙の保管状態によっては不具合(汚れ、折れ、
発色等)が生じるおそれがある。 (2)画像品質および搬送信頼性に関する問題点 給紙分離ローラのみで原稿の先端部を搬送しながら読み
取るため、摩擦によって原稿が引張られ、画像が伸びた
り搬送信頼性が低下する。また、送り精度を必要とする
場合、ローラが2本必要なため、コストアップにつなが
る。さらに、これらの問題点を改善しようとすると、装
置の大型化あるいはコストアップのおそれがある。本発
明の目的は、このような問題点を改善し、操作性の向上
に好適なファクシミリ装置を提供することにある。ま
た、ファクシミリ装置を低価格化および小型化すること
を目的とする。さらに、画像品質および信頼性を向上さ
せることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のファクシミリ装置(あるいはその給紙装
置)は、先端ガイド(図1の19)および後端ガイド
(図1の20)を有し、搬送方向上流側に配置された支
点を中心に回転可能な用紙テーブル(図1の24等)
と、搬送方向下流側に配置された支点を中心に回転可能
であって、用紙テーブル上方で原稿の先端を保持する手
段(図1の13等)と、その用紙テーブルを記録紙テー
ブルとして搬送路上に設定し、前記後端ガイドおよび原
稿先端保持手段を原稿テーブルとして搬送路上に設定す
る手段(図1の7、22、23等)とを備え、その原稿
先端保持手段を押し下げるか、あるいは操作手段(図1
の8)から指示することにより、前記設定手段に連動す
るセット手段(図1の7、9)にて、原稿テーブルの設
定と密着センサ(図1の5)の押圧/位置合わせ、ある
いは記録紙テーブルの設定とサーマルヘッド(図1の
4)の押圧/位置合わせをそれぞれ同時に行なうことに
特徴がある。また、前記原稿テーブルを設定する場合、
原稿先端保持手段の突起部(図1の14)を、用紙テー
ブルに搭載された記録紙面に当接し固定する。この原稿
先端保持手段は一体的に形成され、突起部の先端は、他
の部分より摩擦係数が高い材料からなるかあるいは摩擦
係数を高める凹凸部(図4の58)を有する。また、前
記後端ガイドを外装と一体化する。なお、原稿テーブル
をリセットした時、原稿先端保持手段の先端ガイド(図
1の12)は、操作手段の下面に位置するように構成す
る。また、原稿テーブル上に原稿が有るか無いかをセン
サ(図6の38)で検知し、無ければ、用紙テーブルを
記録紙テーブルとして設定する。また、原稿を読取る手
段および記録手段が一体化されたユニット(図1の2)
を用い、読取りおよび記録は1本の共通ローラ(図1の
6)で行なう。
【0005】
【作用】本発明においては、記録紙給紙時は、記録紙テ
ーブルを圧縮バネ、リンク等によって押し上げ、原稿給
紙時には、原稿テーブル下面の突起部により押し下げら
れる。またこれと同時に、トグルスプリングやリンク等
により、サーマルヘッドあるいは密着センサが連動して
セット(押圧/位置合わせ)される。なお、原稿給紙時
には、原稿テーブルの先端ガイド部分と記録紙テーブル
の後端ガイド部分で原稿を保持する。また、記録紙給紙
時には、原稿テーブルは操作部の下面に収容される。従
って、操作性を向上させることができ、装置の大型化を
抑制できる。さらに、原稿テーブルのセット/リセット
やこれに連動するサーマルヘッドあるいは密着センサの
セット/リセットを操作部から指示したり、原稿テーブ
ル上に原稿が無いことをフォトセンサで検知して自動的
に記録紙給紙可能とすることにより、操作性をより向上
させることができる。また、原稿テーブル下面突起の先
端部分の摩擦係数が他の部分より大きくなるように構成
すること、記録部と読取り部を一体化すること等によっ
て、画像品質の低下を防ぎ、信頼性を向上させることが
できる。また、一体化ユニットや記録/読取り共用の1
本ローラの使用、記録紙テーブルの幅ガイド(後)の外
装との一体化、原稿幅ガイドおよび突起を含む原稿テー
ブルの一体化等により、装置を小型化するとともにコス
トダウンをはかることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例におけるファクシミ
リ装置の構成図である。図1において、(ア)は自動受
信可能な受信モード(本実施例のホームポジション)の
場合、(イ)は原稿読取りモードの場合をそれぞれ示
す。(ア)の場合、記録紙テーブル24上の感熱記録紙
21は、給紙ローラ17と分離片15によって一枚ずつ
分離され、送りローラ6とサーマルヘッド4で構成され
る記録部へ送り込まれる。また、回線から送られてきた
画像信号は、図示していない制御部で記録印字信号に変
えられサーマルヘッド4に印加される。記録紙21は一
行ずつ記録されながら排出ローラ3でスタッカ1上へ排
出される。一方、原稿を読取る場合には、(ア)の状態
から原稿テーブル13を支点16を中心にして右回転さ
せると、トグルスプリング7の作用で原稿テーブル13
の突起14が記録紙テーブル24をストッパ22に当た
るまで押し下げ、(イ)の状態(原稿読取りモード)に
なる。この場合、記録紙21は突起14で押さえ付けら
れ、記録紙先端は先端ガイド18に沿って下がり給紙ロ
ーラ17では給紙されない。また、原稿テーブル13上
にセットされた原稿26は、記録紙21と同様に給紙ロ
ーラ17と分離片15によって一枚ずつ分離され、送り
ローラ6と密着センサ5で構成される読取部へ送り込ま
れる。密着センサ5で一行ずつ読み取られながら、原稿
26は排出ローラ3でスタッカ1上へ排出され、読み取
られた画像生信号は制御部で変換され回線へ送出され
る。
【0007】次に、本実施例の原稿セット方法について
述べる。本実施例では、原稿26の先端側は原稿テーブ
ル13と原稿幅ガイド12で、後端側は記録紙テーブル
24の後端側と外装とが一体的に構成された幅ガイド
(後)20との組み合わせで、それぞれ機能するように
構成されている。この幅ガイド(後)20は、図2
(a)に示すように、外装56と一体化した記録紙最大
幅の固定幅ガイドとし、幅ガイド部20aおよび下面ガ
イド部20bから構成する。また、幅ガイド(前)19
は、図2(b)に示すように、幅ガイド部19aおよび
下面ガイド部19bを有する。なお、原稿テーブル13
の原稿幅ガイド12も同様に幅ガイド部および下面ガイ
ド部を有する。このような構成により、例えば所定の大
きさ(例えばA4)より小さい原稿の場合には、原稿幅
ガイド12を図3(ア)の状態から図3(イ)の破線の
状態(幅狭ガイド)に、支点54を中心に回転させるこ
とによって、小さい原稿(例えばB5)のガイドとす
る。この小さい原稿の場合には、多少原稿が斜行しても
幅方向は読み取れるので後端側は特に対応は不要であ
る。また、原稿テーブル13が操作部8の下側、かつ記
録紙テーブル24の上側に位置する場合でも、装置を原
稿搬送方向に長くすることなく、記録紙セットの操作性
を確保することができる。また、外装と幅ガイドを一体
化することにより、コストを抑えることができる。
【0008】次に、本実施例の原稿テーブルの突起14
の構成について述べる。本実施例では、コスト面および
画像品質を考慮し、図4のように、突起先端部の摩擦抵
抗を他の部分より大きくする。すなわち、突起14の先
端まで原稿テーブルとプラスチック等で一体化する。こ
の場合、記録紙をしっかり押さえるために、凹凸部58
を持たせ摩擦抵抗を変えている。なお、突起14の材料
として、エラストマー等の選択性のある材料を使用して
も同じ効果がある。本実施例によれば、一体化によって
コストを抑えることができる。また、本実施例の突起1
4は記録紙裏面を押さえるので、印字面を傷つけて画像
品質を低下させることはない。
【0009】本実施例によれば、記録紙テーブルと原稿
テーブルのセットおよび切替えが容易であり、操作性を
向上させることができる。また、一体化ユニットおよび
原稿テーブル下部の突起により、装置を小型化するとと
もに、画像品質および装置の信頼性を高めることができ
る。なお、本実施例では、密着センサ5とサーマルヘッ
ド4は一体化されたユニット2になっており、二つの長
穴27およびピン10で保持している。しかし、送りロ
ーラ6の外径が大きくて両者の距離が短い場合は、図5
のように、一体化ユニット2を一つの支点(片側の穴と
ピン)28および板バネ9で保持し、読み書きするよう
に構成してもよい。また、原稿テーブル13のセット方
法としては、図6に示すように、リンク57を使用して
行なう方法を用いてもよい。この場合、トグルスプリン
グ等で両方向にクリック感を持ってセットできるように
する。また、一体化ユニット2の読取部および記録部
は、図5で示したように、固定で位置決めされているも
のとする。
【0010】次に、小型化のために送りローラ6の外径
を小さくした場合の装置構成およびユニット保持方法に
ついて述べる。本実施例のファクシミリ装置では、図7
のように、一体化ユニット2を二つの長穴およびピンで
保持するとともに、サーマルヘッド4を動かして適正な
位置に設定するためのリンク34を有する。また、サー
マルヘッド4の位置合わせ時(原稿読取りモード時)の
状態は、図8に示すとおりであってロックレバー29が
原稿テーブル13のアーム30を適正位置でロックす
る。本実施例における読取側へのセット時には、原稿テ
ーブル13を支点16を中心に右回転させると、アーム
30に付いたリンク34が一体化ユニット2を左側に移
動させ密着センサ5を適正な位置にする。そして、図9
(ア)に示すように、ロックレバー29がバネ31によ
って支点33を中心に右回転しアーム30をロックす
る。従って、図1に示したアーム位置決め用のストッパ
22は不要である。一方、原稿テーブル13上に原稿が
なくなったことをセンサ(図示せず)が検知した場合に
は、図9(イ)に示すように、ソレノイド32を吸引す
ることによって、ロックレバー29は支点33を中心に
左回転しロック側と反対側の面がアーム30を左側に押
す。こうしてアーム30がトグルスプリング7のデッド
ポイントを越えれば、後は自動的に記録紙セット可能状
態となり、一体化ユニット2は、リンク34の長穴で逃
げるため押されないが、送りローラ6が回転することで
側板等に付いた位置決め用の長穴の左端にユニット2の
ピン10が当たり適正な位置関係になる。なお、ソレノ
イド32の吸引を解除しても、ロックレバー29の先端
はアーム30に当接して読取可能状態には戻らないので
省エネルギーに役立つ。
【0011】本実施例によれば、記録紙テーブルと原稿
テーブルのセットおよび切替えが容易であり、操作性を
向上させることができる。また、一体化ユニットおよび
原稿テーブル下部の突起により、装置を小型化するとと
もに、画像品質および装置の信頼性を高めることができ
る。
【0012】なお、リンク34の長穴とピンの組み合わ
せは逆でもよい。また、原稿テーブル13のセットにつ
いては、操作部8からのキー入力でソレノイド等を作動
させる方法を用いてもよい。これにより、操作性が向上
する。さらに、図10のように、ソレノイド32で直接
一体化ユニット2に付いたブラケット35を吸引し、ブ
ラケット35でアーム30を押して原稿テーブルをセッ
トさせてもよい。
【0013】最後に、読取・記録の両方にソレノイドを
使用した装置の構成を示す。本実施例のファクシミリ装
置は、図11(ア)、(イ)に示すように、サーマルヘ
ッド4と密着センサ5が別々の構成になっており、これ
らは1本の送りローラ6に沿って例えばフレキシブルフ
ィルム47等で繋がっている。なお、このフレキシブル
フィルム47は搬送ガイドとして機能するだけでなく、
これらの電気系統をも接続するように構成する。図11
(ア)は読取り可能状態を示すものである。すなわち、
読取セットソレノイド40が吸引した後、図示していな
いトグルスプリングによって適正位置に固定された状態
を示す。原稿テーブル13上にセットされた原稿は、給
紙ローラ17と分離コロ44で一枚ずつ分離され、図示
していない搬送ガイドを通って送りローラ6と密着セン
サ5で構成された読取部へ送られ、一行ずつ読み取られ
送りローラ6と排出板バネ49でスタッカ1上へ排出さ
れる。また、原稿テーブル13の左側にあるアクチュエ
ータ37は支点36を中心に回転できるようになってお
り、図示していないバネまたは自重で右方向に回転力が
はたらいている。なお、原稿テーブル13上に原稿があ
るか否かは、アクチュエータ37の位置をフォトセンサ
38で検出することにより行なう。
【0014】このフォトセンサ38により、原稿がなく
なったことを検出すると、一定時間経過後、図示してい
ない制御部によってリセットソレノイド39が吸引さ
れ、原稿テーブル13が給紙ローラ17の軸を支点とし
て左回転し、図11(イ)のように、原稿テーブル13
は操作部8の裏側に収納される。なお、アクチュエータ
37の先端が当たる部分は、原稿テーブル13だけでな
く記録紙テーブル24にも穴が開いていて、記録紙側で
も有無検出が可能となっている。さらに、原稿テーブル
13の支点と反対側についた凸部60が密着センサ5の
ブラケット50を押し支点51を中心にバネ52に抗し
て右回転し送りローラ6と密着センサ5が離れる。この
際、完全に離れなくても接触圧が低くなれば、密着セン
サ5の耐久性および信頼性が向上する。さらに、原稿テ
ーブル13の支点の反対側のピン43が動き、それまで
アーム42でサーマルヘッド4をバネ48に抗して送り
ローラ6から離すために引張られていたサーマルヘッド
4のブラケット45は、アーム42の長穴の途中にピン
43がくるため、サーマルヘッド4が送りローラ6と接
触し適正な記録が行なわれる。また、コピーは、原稿を
読み取ってメモリに一時記憶させ、その後、記録紙を搬
送しながら記録する。
【0015】ここで、突起14の構成について述べる。
本実施例では、図12のように、突起14の先端にゴム
材59を貼ることにより、記録紙表面を押さえる場合で
も傷つけにくくする。なお、ゴム材としては安定性のよ
いシリコンゴム等を用いる。
【0016】本実施例によれば、フレキシブルフィルム
によって密着センサ側とサーマルヘッド側を繋ぎ、ソレ
ノイドによって記録紙テーブルおよび原稿テーブルのセ
ット/リセットを自動的に行なうことにより、原稿テー
ブルのセットと密着センサのセット(押圧と位置合わ
せ)が同時に、また原稿テーブルのリセットとサーマル
ヘッドのセット(押圧と位置合わせ)が同時にできる。
また、給紙ローラおよび分離コロによって分離圧を低く
設定するとともに、記録紙表面を原稿テーブルの突起に
よってソフトに押さえることにより、画像品質を確保す
ることができる。さらに、1本のローラ(送りローラ)
によって読取/記録を行なうことにより、コストを抑え
ることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、原稿の有無検知等によ
る原稿テーブルの回転移動やソレノイドの吸引、あるい
は操作部からのサーマルヘッドおよび密着センサの切替
等によって容易に原稿読取りモードを設定/解除するこ
とができ、記録紙あるいは原稿をその都度セットし直す
必要はない。このため、操作性を向上させるとともに記
録紙の保管状態を良好に保つことができる。また、一体
化ユニットを用いるとともに、原稿テーブルの突起部分
によって記録紙を押さえることにより、画像品質および
信頼性の向上に役立つ。また、一体化ユニットの採用、
原稿テーブルと記録紙テーブルの一部共用化、幅ガイド
と外装との一体化、あるいは1本のローラにより読取/
記録を行なうこと等により、装置の小型化および低価格
化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるファクシミリ装
置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における記録紙テーブル
の幅ガイドを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例における原稿テーブルの
原稿幅ガイドを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における原稿テーブルの
突起を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例における一体化ユニット
の保持方法を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例における原稿テーブルの
セット方法を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例におけるファクシミリ装
置の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施例におけるサーマルヘッド
の位置合わせを示す図である。
【図9】本発明の第4の実施例における一体化ユニット
のセット方法を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施例における一体化ユニッ
トのセット方法を示す図である。
【図11】本発明の第6の実施例におけるファクシミリ
装置の構成図である。
【図12】本発明の第6の実施例における原稿テーブル
の突起を示す図である。
【符号の説明】
1 スタッカ 2 一体化ユニット 3 排出ローラ 4 サーマルヘッド 5 密着センサ 6 送りローラ 7 トグルスプリング 8 操作部 9 板バネ 10 ピン 12 原稿幅ガイド 13 原稿テーブル 14 突起 15 分離片 16 支点 17 給紙ローラ 18 先端ガイド 19 幅ガイド(前) 19a 幅ガイド部 19b 下面ガイド部 20 幅ガイド(後) 20a 幅ガイド部 20b 下面ガイド部 21 記録紙 22 ストッパ 23 圧縮バネ 24 記録紙テーブル 25 支点 26 原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65H 1/26 310 G 8712−3F

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿および記録紙を読取り部および記録
    部へ導く搬送路を共通化したファクシミリ装置におい
    て、先端ガイドおよび後端ガイドを有し、搬送方向上流
    側に配置された支点を中心に回転可能な用紙テーブル
    と、搬送方向下流側に配置された支点を中心に回転可能
    であって、用紙テーブル上方で原稿の先端を保持する手
    段と、該用紙テーブルを記録紙テーブルとして搬送路上
    に設定し、前記後端支持手段および原稿先端保持手段を
    原稿テーブルとして搬送路上に設定する手段とを備えた
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 上記原稿テーブルの設定と同時に読取り
    部の密着センサの押圧および位置合わせを行ない、上記
    記録紙テーブルの設定と同時に記録部のサーマルヘッド
    の押圧および位置合わせを行なう手段を備えたことを特
    徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記押圧および位置合わせを行なう手段
    を制御して、原稿テーブルの設定および密着センサとサ
    ーマルヘッドの接触状態を切り替える操作手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 入力キーを含む操作手段を備え、原稿お
    よび記録紙の読取り部および記録部への搬送路を共通化
    したファクシミリ装置において、先端ガイドおよび後端
    ガイドを有し、搬送方向上流側に配置された支点を中心
    に回転可能な用紙テーブルと、原稿用の先端ガイドおよ
    び突起部を有し、搬送方向下流側に配置された支点を中
    心に回転可能であって、用紙テーブル上方で原稿の先端
    を保持する手段と、該原稿先端保持手段を回転させて押
    し下げ、用紙テーブルに搭載された記録紙面に突起部を
    当接し固定する手段とを備えたことを特徴とするファク
    シミリ装置。
  5. 【請求項5】 上記原稿用先端ガイドは、上記操作手段
    の下面に配置されたことを特徴とする請求項4記載のフ
    ァクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 上記原稿用先端ガイドおよび後端ガイド
    からなる原稿テーブル上に原稿が有るか無いかを検知す
    る手段と、該検知手段が原稿無しを検出すると、上記原
    稿先端保持手段を回転させて押し上げ、搬送路上に上記
    用紙テーブルを記録紙テーブルとして設定するように制
    御する手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の
    ファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 上記原稿先端保持手段は、一体的に形成
    され、上記突起部の先端は他の部分より摩擦係数が高い
    材料からなるか、該先端に凹凸部を有することを特徴と
    する請求項4記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 上記原稿を読取る手段および記録手段が
    一体化されたヘッドユニットと、読取りおよび記録用の
    1共通ローラとを備えたことを特徴とする請求項4記載
    のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 給紙ローラと分離手段とを備え、原稿お
    よび記録紙を読取り部および記録部に給送する給紙装置
    において、先端ガイドおよび後端ガイドを有し、搬送方
    向上流側に配置された支点を中心に回転可能な用紙テー
    ブルと、原稿用の先端ガイドおよび突起部を有し、搬送
    方向下流側に配置された支点を中心に回転可能であっ
    て、用紙テーブル上方で原稿の先端を保持する手段と、
    該原稿先端保持手段を回転させて押し下げ、用紙テーブ
    ルに搭載された記録紙面に突起部を当接し固定する手段
    とを備え、前記後端ガイドは、外装と一体化されている
    ことを特徴とする給紙装置。
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