JPH0722143Y2 - 急須、土瓶、ティーポット等の注器 - Google Patents

急須、土瓶、ティーポット等の注器

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JPH0722143Y2
JPH0722143Y2 JP1142092U JP1142092U JPH0722143Y2 JP H0722143 Y2 JPH0722143 Y2 JP H0722143Y2 JP 1142092 U JP1142092 U JP 1142092U JP 1142092 U JP1142092 U JP 1142092U JP H0722143 Y2 JPH0722143 Y2 JP H0722143Y2
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JP
Japan
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lid
main body
teapot
strainer
magnet
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Application number
JP1142092U
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JPH0572268U (ja
Inventor
幸人 山下
Original Assignee
有限会社嬉野陶苑
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は急須、土瓶、ティーポッ
ト等の注器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、急須等において、磁石または磁性
体金属のいずれか一方を蓋体の外周部に、他方を本体の
蓋受部に取付け固定して本体と蓋とを引き付け、内部の
液体を容器に注ぐときなど急須等を傾けても蓋がずれ落
ちないようにしたものがある。(実開昭59−8347
8号公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の急須は、蓋体や本体に磁石等を取り付けて
あるのが一見して分かり、急須等に対して取付けられた
磁石等が違和感を与えるため感じが良くない。また、蓋
体や本体に磁石や磁性体金属を接着剤で接着して固定す
ることになるため、長期間使用しているとどうしても両
者の接着が緩んで両者間に隙間が生じ、この隙間にゴミ
や水が侵入したり、水垢や飲料用液体の残滓が溜まり、
見た目に汚いばかりでなく不衛生でもある。また、長期
使用の間には磁石や磁性体金属の接着が剥がれて脱落
し、蓋のずれ落ちを防止する機能を果たせなくなること
もある。また、製造時には磁石や磁性体金属を本体や蓋
体に取り付ける作業工程が必要となるばかりでなく本体
や蓋体には上記磁石や磁性体金属を取り付けるための凹
部等も形成しなくてはならず、製造に手数がかかり面倒
である。本考案は、従来技術が有する上記問題点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、長年の使
用によっても蓋の脱落防止機能の低下がなく、不衛生に
ならず、そのうえ製造の手間もかからない急須、土瓶、
ポット類を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の注器では、本体内に漉器を着脱可能に内装す
る急須などの注器において、漉器が本体に設けられる蓋
受部に係止する吸磁性金属製の鍔部を有し、本体と対を
なす蓋体がプラスチックの成形品で、少なくとも蓋受部
に係止する外周部分が蓋体を構成するプラスックに着磁
された磁性体を分散して磁石化されている。尚、この考
案において注器とは、飲用の液体を飲用容器に注入する
器具、例えば急須、土瓶、テイーポット、コーヒーポッ
ト、水差し等を総称する。
【0005】
【作用】以上のように構成した注器は少なくとも本体の
蓋受部に係止する外周部分が蓋を構成するプラスチック
に分散され着磁された磁性体の磁力により磁石化されて
いわゆるプラスック磁石となり、蓋を本体内に嵌着した
漉器の吸磁性金属の鍔部に吸着固定し、蓋のずれ落ちを
防止する。
【0006】
【実施例】以下、図に基づいて本考案の実施の一例を説
明する。図面に示された実施例においては急須が示され
ているが、急須Aは、土瓶、ティポット、コーヒーポッ
ト、水差し等適宜変更し得る注器である。図面において
aは注器の本体、bはその蓋、cは漉器であり、本体a
は陶器または陶磁器製で上面を開口した容器状の主体部
分1と、注口2と、握手3とからなる従来周知の構造形
態を有している。
【0007】漉器cは目の細かな金網若しくはプラスチ
ック網で上面を開口する椀状若しくは円筒状に形成し、
その上端を鉄等、吸磁性金属の板でカシメて外方に突出
する環状の鍔部4を形成してなり、本体aの上面開口か
ら本体a内に挿入嵌着して鍔部4を本体aの上面開口の
口縁に設けた蓋受部5に係止するようになっている。ま
た、漉器cは鍔部4の下面にく字状に折り曲げたバネ板
からなるストッパー6を取り付け、このストッパー6の
弾性により本体aの蓋受部5に係止して本体aからの脱
落が防止されるようになっている。
【0008】蓋bはプラスチックにて上方に向かって湾
曲する緩やかな山形を呈する円板形状に形成されて本体
aの蓋受部5に載置状に係止し本体aの上面開口を塞ぐ
ようになっており、その中心部に摘み7が設けられると
共に蓋受部5に係止する外周部分8は漉器cの鍔部4に
対応してこれに面接するように裏面が平らに形成されて
いる。上記摘み7は、プラスックで蓋体bと一体に形成
してもよいし、本体aと同じ陶器若しくは陶磁器製とし
て蓋体bとは別途に成形して適当な手段により蓋体bに
取付けるようにしてもよい。
【0009】また、上記蓋bの外周部分8、即ち本体a
の蓋受部5に係止させた状態で漉網cの鍔部4に対応す
る部分は、蓋bを構成するプラスチック材に磁性体が分
散着磁されて磁石化され、いわゆるプラスチック磁石に
構成されている。
【0010】従って、斯る注器Aによれば、蓋体bは本
体aに装着した漉器cの鍔部4に磁着固定され、吸茶等
のために本体を傾けても外れて落ちることはない。
【0011】
【効果】本考案は以上のように、本体内に漉器を着脱可
能に内装する急須などの注器において、蓋体をプラスチ
ック製となし、この蓋体の少なくとも本体の蓋受部に係
止する外周部分を磁石化していわゆるプラスチック磁石
に構成し、本体に装着する漉器に磁着させることにより
蓋体のずれ落ちを防止するようにしたので、磁石などの
異物を取り付けたものと異なり、蓋のずれ落ちを防止す
る構造が外観からは全く分からない。また、従来の本体
や蓋体に磁石と吸磁性金属を取り付けたもののように、
磁石や吸磁性金属と本体や蓋体との間に隙間ができてそ
の間にゴミや汚れが溜まったり、磁石や吸磁性金属が脱
落して蓋体のずれ落ちを防止できなくなるようなことが
なく、長期間に亘って確実に蓋体のずれ落ちを防止し、
かつ衛生的に使用することができる。また、磁石化され
るいわゆるプラスチック磁石部分は、蓋体の他の部分と
一体に構成されるので、本体や蓋体に磁石を固定するた
めの作業や加工が必要無く、製造が楽である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す注器の断面図で一部拡
大して示してある。
【図2】平面図で一部破断して示してある。
【符号の説明】
A 注器 a 本体 b 蓋体 c 漉器 4 吸磁性金属製の鍔部 5 蓋受部 8 蓋体の磁石化されている部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に漉器を着脱可能に内装する急須な
    どの注器において、漉器が本体に設けられる蓋受部に係
    止する吸磁性金属製の鍔部を有し、本体と対をなす蓋体
    がプラスチックの成形品で、少なくとも蓋受部に係止す
    る外周部分が着磁された磁性体をプラスチックに分散し
    て磁石化されていることを特徴とする注器。
JP1142092U 1992-03-06 1992-03-06 急須、土瓶、ティーポット等の注器 Expired - Lifetime JPH0722143Y2 (ja)

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JPH0572268U JPH0572268U (ja) 1993-10-05
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JPH0572268U (ja) 1993-10-05

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