JPH07220636A - 偏向ヨークの巻線方法、および、同巻線装置 - Google Patents

偏向ヨークの巻線方法、および、同巻線装置

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JPH07220636A
JPH07220636A JP6012769A JP1276994A JPH07220636A JP H07220636 A JPH07220636 A JP H07220636A JP 6012769 A JP6012769 A JP 6012769A JP 1276994 A JP1276994 A JP 1276994A JP H07220636 A JPH07220636 A JP H07220636A
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    • H01J9/236Manufacture of magnetic deflecting devices for cathode-ray tubes
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    • H01J2209/236Manufacture of magnetic deflecting devices
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファンネル形のボビン2に巻線する技術を改
良して、より複雑なコイルを高精度で巻線できるように
する。 【構成】 基本的にはボビン2をボビン支持機構11に
より固定的に支持して、X軸まわりに回転させない。た
だし応用例としてX軸まわりの回動駆動を併用すること
もできる。ノズル14A,14BをノズルXYZ駆動機
構16によって直交3軸方向に駆動するとともに、フッ
ク12A,12BをフックXYZθ駆動機構13により
X,Y,Z方向および円弧矢印θ1,θ2方向に駆動し
て、ボビン2に水平偏向ヨーク用コイルを巻線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管に装着され
る偏向ヨークの巻線方法および偏向ヨークの巻線装置に
関するものである。ただし、本発明を適用して偏向ヨー
ク以外のコイル器具の巻線を行なうこともでき、偏向ヨ
ークに限らず本発明特有の効果を奏する。
【0002】
【従来の技術】図2は、水平偏向ヨークに巻回されてい
る水平偏向ヨーク用コイルを描いた模式的な斜視図であ
る。本例の水平偏向ヨーク1は開口側円弧状部1aとネ
ック側円弧状部1bとを有し、立体的に捩れた形状をし
ているので、正確な形状に巻線すること、及び、その形
状を歪ませずに保持することが容易でない。
【0003】最近、21インチ以上の大画面ブラウン管
の需要が増大し、かつ高画質が要求されるようになり、
ファンネル形のボビンに形成された溝に沿って巻線され
るようになった。図3は、水平偏向コイル用のファンネ
ル形ボビンの1例を示す斜視図に巻線順序を表わす矢印
を付記した図である。このボビン2は図示のごとくラッ
パ状の筒であって、図の上方を開口側、下方をネック側
と呼ばれている。このボビン2は、ほぼ回転体の形状に
フランジや溝を形成された構造で、Z′−Z′は回転対
称軸である。上記ボビン2の開口側には、偏向ヨークの
開口側円弧状部(図2の図面参照符号1a)を巻回する
開口側円周溝2aが設けられている。この溝は、2枚の
フランジ2b,2cの間に形成されており、上記のフラ
ンジ2bには線材を通すため複数の切欠2b1が設けら
れている。また、このボビン2のネック側には、2枚の
フランジ2e,2fによってネック側円周溝2dが形成
されており、偏向ヨークのネック側円弧状部(図2の図
面参照符号1b)が巻回される。線材は矢印aの如くボ
ビン内面に沿って引き回され、矢印bの如く切欠2b
を通って開口側円周溝2a内に入り、矢印cの如く巻回
され、矢印dの如く切欠2bを通ってボビン2の内側
に入り、矢印eの如くボビンの内面に沿って引き回さ
れ、矢印fの如く切欠2e1を通ってネック側円周溝2
d内に入り、矢印gの如く構内に巻回され、矢印hの如
く切欠2e1を通ってボビンの内側へ引き入れられ、こ
れを繰り返して巻線される。
【0004】図3について以上に説明したように、線材
を矢印a,b〜gの如く順次に引き回したり巻きかけた
りする操作は非常に厄介であり、これを手作業で行うと
多大の時間,労力を要する。上述の巻線作業を自動機器
によって省力的に遂行するため、特開平3−17304
4号・水平偏向ヨーク巻線方法および同装置に関する技
術が公知である。図4は公知例に係る水平偏向ヨーク巻
線装置を示し、部分的に切断して描いた正面図である。
X,Y,Zは直交3軸であり、本図3においてはY,Z
軸が紙面に平行でX軸は紙面に垂直である。上記Z軸に
関して常に対称に位置するごとく、Z軸方向およびこれ
に直角なY軸方向に駆動される1対のノズル4L,4R
が設けられる。上記1対のノズルは、それぞれZ軸と平
行なz1軸、z2軸の回りに、円弧矢印θL,θRの如く
回動駆動される。上記のノズルから繰り出された線材を
引っ掛けて、Z軸方向およびY軸方向に駆動される1対
のフック状ガイド部材5L,5Rを設ける。このガイド
部材5L,5Rはそれぞれθl,θrの如く回動して線
材を引っ掛けたり放したりする。また、上記の構成より
なる巻線装置を用いて行なわれる公知技術に係る巻線作
業は次のごとくである。図3について説明したように、
ボビン2に水平偏向ヨークを巻線する作業を分類する
と、ボビンの内面に沿って線材を巻回する作業、開口側
円周溝2aの中に線材を巻回する作業、ネック側円周溝
2bの中に線材を巻回する作業、および、上記双方の円
周溝2a,2bの間に線材を引き回す作業、となる。
【0005】前記ノズル4L,4RをZ方向とY方向と
に動かしてボビン内面を巻線される。前記ノズル4L,
4Rの先端部を開口側円周溝2aに対向する位置まで動
かして停止させ、ボビン2をZ軸の回りに回動させる。
これにより開口側円周溝2a内に巻線される。次いで、
ノズル4L,4Rを動かしてボビン2内に挿入し貫通さ
せると、該ノズルの先端部はボビン2のネック側の下方
に突出する。下方に突出しているノズル5L,5Rから
それぞれ繰り出されている線材(図示せず)をガイドフ
ック5L,5Rで引っ掛け、該ガイドフック5L,5R
をネック側円周溝2bに対向させて、ボビン2をZ軸の
回りに回動させる。これにより、開口側円周溝2aから
引き出された線材がネック側円周溝2bに巻回される。
その後、上述の作動を繰り返す。
【0006】前記ノズルの先端をネック側円周溝に対向
させることは構造上不可能であるが、線材をガイドフッ
クで引っ掛けて該線材をネック側円周溝に案内すること
ができ、この状態でボビンを回すと該ネック側円周溝の
中に巻線することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4について説明した
公知の巻線技術によれば、ノズルやガイドフック(略称
フック)をy,z,θ方向に駆動しつつボビンをZ軸ま
わりに回動させて、図3に示した矢印a〜gの巻線作業
が自動的に行なわれる。しかし、ノズルおよびフックの
駆動とボビンの回動とを連動させなければならないので
制御が難しく、複雑な巻線作業を遂行するには限界か有
る。本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、前記
公報に記載された公知技術を改良し、より複雑な巻線作
業をより高精度で遂行し得る巻線方法、および巻線装置
を提供することを特徴とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図4に示した公知例の巻
線技術を改良して、より複雑な巻線作業を高精度で自動
的に遂行するために創作した本発明の基本的な原理につ
いて、上掲の図4(公知の従来例)を比較参照しつつ説
明すると次のごとくである。すなわち、図4の公知例で
はノズルおよびフックが紙面と平行なY−Z平面に沿っ
てのみ移動する。従って紙面上で任意の曲線を描いて移
動することもでき、円を描くこともできる。しかし、Z
軸を中心として円弧矢印θのごとく移動することはでき
ない。そこで本公知例(図4)ではボビンをZ軸まわり
に回転させることによって図3に示した矢印a〜hのよ
うな巻線作業を組み立てていた。上記矢印a〜hの軌跡
をY−Z座標上の運動と角θ方向の回転とに分解し、分
解されたそれぞれの運動の方程式をノズル,フックの2
次元駆動機構とボビンの回転駆動機構とに分配すること
は、理論的に可能であるが高度の知識と熟練とを必要と
し、多大の時間と労力とを費やさねばならなかった。さ
らに、その結果として上記2次元駆動機構と回転駆動機
構とが連動しなければならないので、高精度の作業が容
易でなかった。そこで本発明はノズルおよびフックのそ
れぞれを、立体的にX,Y,Z3次元駆動する。これに
より、Z軸まわりの角θ方向にボビンを回転させなくて
も図3に示した矢印a〜hの巻線作業を遂行することが
できる。これが本発明の原理である。ただし、ボビンの
角θ方向の回転駆動を併用して、より複雑な巻線作業を
行なうことを妨げるものではない。
【0009】上述の原理に基づいて創作した本発明方法
を、その1実施例に対応する図1を参照して説明する
と、ファンネル形のボビンに偏向ヨークコイルを巻線す
る方法において、上記ファンネル形ボビンの回転対称軸
方向に、該ファンネル形ボビンを挟んでその両側にノズ
ルとフックとを配置し、前記ボビンの回転対称軸をX軸
として直交3軸X,Y,Zを想定し、前記ノズルをX,
Y,Zの3軸方向それぞれに駆動するとともに、前記フ
ックをX,Y,Zの3軸方向、および、上記X軸と平行
なX1軸まわりの回転角θ1方向に駆動することを特徴と
する。
【0010】上述した発明方法を実施するために創作し
た本発明装置について前記図1を参照して説明すると、
静止部材であるベースを基準として直交3軸X,Y,Z
を想定するとともに、ファンネル形のボビンの回転対称
軸を上記X軸と一致させて該ボビンをベースに対して支
承する手段と、上記ボビンを挟んでノズルとフックとを
X軸方向に対向せしめて設置した偏向ヨークの巻線装置
において、前記のフックを支持するとともに、該フック
をX,Y,Zの3軸方向、およびX軸と平行なx1軸ま
わりの回転角θ1方向に駆動するXYZθの駆動機構
と、前記のノズルを支持するとともに、該ノズルをX,
Y,Zの3軸方向に駆動するXYZ駆動機構と、を具備
していることを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の手段によると、ノズルおよびフックのそ
れぞれが、ボビンの回転対称軸方向に対向して該ボビン
の両側に配置されていて、しかも、該ノズルおよびフッ
クのそれぞれがX,Y,Z座標の3次元空間内で相互に
独立して駆動される。このため、ノズルはワイヤを繰り
出しながらボビンの周囲を回動してボビンの円周溝に巻
線することもでき、ボビン内に挿入されてワイヤをフッ
クに受け渡すこともできる。該フックはワイヤを引っ掛
けてボビンの開口部から引き出すこともでき、ボビンの
周囲を回動して該ワイヤをボビンの円周溝に巻線するこ
ともできる。さらに、該フックは角θ1方向に回動する
ことにより、引っ掛けていたワイヤを放すこともでき
る。その上、該フックの移動軌跡およびワイヤ開放時機
を適宜に設定すると、送給されるワイヤの走行速度に急
激な変化を与えないようにすることができ、従って巻線
設備のワイヤ送給装置のバックテンション機構を簡略化
し、若しくは省略することを可能ならしめる。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る巻線装置を用いて本発明
方法を実施した例を述べる。図1は本発明の偏向ヨーク
巻線装置の1実施例を示し、一部を切断して描いた正面
図に、主要構成部材の支持・駆動機構、およびその制御
機構、並びに座標系を記入した図である。本実施例は、
図4に示した公知例の巻線装置に本発明を適用して改良
した1例であって、図4と同一の図面参照符号を付した
ものは上記公知例におけると同様ないし類似の構成部分
である。上記図1は図4に比して直交座標軸の方向が異
なっているが、これは図を描く場合の視線方向が違って
いるからであって、構成上の本質的な相異ではない。座
標軸は構成や作用を説明するために想定した架空,不可
視のものであって構成上の実体の部材ではないから、
X,Y,Zの各軸を相互に座標交換することもでき、ま
た、相互の関係(直交)を保ったままで座標回転するこ
ともできる。本実施例において、ボビン2は、その回転
対称軸をX軸に揃えて、ボビン支持機構11により、静
止体であるベース部材17に対して固定的に支持されて
いる。
【0013】実線で描いた1個のフック12Aは、フッ
クXYZθ駆動機構13によって支持され、X,Y,Z
3軸方向に立体的に駆動されるとともに、X軸と平行な
補助軸x1まわりの角θ1方向に駆動される。本例におい
ては上記補助軸x1を、L字状フック12Aの直交2辺
の内の根本側の部分と同心に設定した。実線で描いた1
個のノズル14Aは、ノズルXYZ駆動機構16によっ
て支持されている。本例においてはノズルθ駆動機構1
5を介して支持されているが、このθ駆動機構の詳細は
後に述べる。上記の構成によって、ノズル14Aは開口
側円周溝2aの周囲を回動することもでき、ボビンの中
へ(図において右方へ)深く進入したりボビンの外へ
(図の左方へ)退出したりすることができる。
【0014】前記のフック12Aはワイヤを引っ掛けた
り開放したりするために、θ1方向の回動機能を不可欠
としたが、ノズル14Aはワイヤを繰り出しながら引き
回すだけであるからX,Y,Z3軸方向に駆動し得るだ
けでも巻線作業を遂行できる。しかし、本例のノズル1
4Aのように先端部14A2が湾曲している場合にはノ
ズルθ駆動機構15を設けて、X軸と平行な補助軸x2
の回りに円弧矢印θ2のごとく回転駆動できるように構
成することが望ましい。このように構成すると、例えば
開口側円周溝2aにワイヤを巻回する場合、仮想線で示
した14A2のごとく先端を円周溝内に臨ましめること
ができて好都合である。
【0015】上記と異なる実施例として、仮想線で示し
たノズル14Bを設けて、1対のノズル14A,14B
によって巻線作業を行なうと、約2倍の能率で偏向ヨー
クを巻成することができる。この場合、該1対のノズル
14A,14Bを駆動するプログラムは、X軸に関して
対称な軌跡を描くように設定する。上記のように1対の
ノズル14A,14Bを設ける場合は、フックも12
A,12Bのごとく1対を設け、フックXYZθ駆動機
構によって駆動する。この場合、1対のフック12A,
12BのX,Y,Z、3軸座標の駆動プログラムはX軸
に関して互いに対称の軌跡を描くように設定する。そし
て、θ1,θ1′方向の回転駆動は1対のフックを同方向
に若しくは反対方向に回動させるように設定する。
【0016】上記と異なる実施例として、図1に示した
ボビン支持機構11に代えて、図4の公知例に示したボ
ビン回動手段3を設置して、ボビン2をX軸まわりに回
動駆動し得るように構成することもできる。このように
構成すると、前記実施例(図1)におけると同様にノズ
ルおよびフックをX,Y,Z,θの4次元に駆動しつ
つ、これと併せてボビン2をX軸まわりに回動させるこ
とにより、前記実施例よりも複雑な巻線作業を容易に実
施することができる。また、該ボビン回動手段3を休止
させて前記実施例(図1)と同様の巻線作業を行なわせ
ることもできる。何れを選ぶかは、巻線しようとする偏
向ヨークの仕様に基づいて適宜に決定すれば良く、何れ
も本発明の技術的範囲に属する。
【0017】図1に示した18は、カッタ機能を備えた
巻終りクランプであって、ノズルXYZ駆動機構16に
搭載されている。従って、X軸回りのθ方向回転はしな
いが、X,Y,Zの3軸方向に関しては、この巻終りク
ランプ・カッタ18はノズル14A,14Bと一緒に駆
動される。19は巻始めフックであって、フックXYZ
θ駆動機構13に搭載され、フック12A,12Bと一
緒に駆動される。
【0018】次に、図1に示した実施例の作動を経時的
に説明すると、 1)ボビン2が、図示しない搬送手段によってボビン支
持機構11に受渡され、実線で図示した位置に支持され
る。この状態で、巻線ノズル14Aから引き出された線
材の先端部は巻終りクランプ・カッタ18によって保持
されている。 2)巻線ノズル14AがX軸方向に、図の右方に向かっ
て(すなわちボビン2の開口側からネック側に向けて)
前進する。 3)フック12Aが図の左方に前進し、これに伴って巻
始めフック19も図の左方に前進する。 4)巻始めフック19は、シリンダ駆動によって、図の
左方へ更に前進して、ノズル14Aの近傍に至る。ここ
で、フックXYZθ駆動機構13によって巻始めフック
19により線材を引っ掛ける(本例と異なる実施例とし
て、巻始めフック19を省略してフック12Aにより線
材を引っ掛けることも可能である)。 5)巻始めフック19を移動させて、引っ掛けている線
材を巻き始めクランプ20に保持させる。これにより、
巻始めフック19は解放される。 6)巻終りクランプ・カッタ18および巻始めフック1
9を退避させ、先に説明したようにして巻線作業を遂行
する。 7)巻線作業を終了すると、ノズル14Aは後退してボ
ビン2の開口から図の左方へ脱出する。これに伴って巻
終りクランプ・カッタ18がシリンダ作動によって図の
右方に前進し、ノズル14Aから引き出されている線材
をクランプした後にカットする。 上記1)〜7)の作動を1サイクルとして、これが繰返
される。
【0019】本実施例のようにフック12A,12Bが
フックXYZθ駆動機構13によって3次元空間内で
(上,下,左右に)駆動されると、巻始めクランプ20
がどこに位置していても、ワイヤを該巻始めクランプ2
0に挟持させて巻線作動を開始することができる。
【0020】また、図1に実線で示したノズル14Aと
仮想線で示したノズル14Bとのように複数個のノズル
を設け、それぞれを独立にXYZθ駆動すると、非対称
形のコイルを同時に巻回することができ、作業能率を倍
加することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明を適用すると、ノズルおよびフッ
クのそれぞれが、ボビンの回転対称軸方向に対向して該
ボビンの両側に配置されていて、しかも、該ノズルおよ
びフックのそれぞれがX,Y,Z座標の3次元空間内で
相互に独立して駆動される。このため、ノズルはワイヤ
を繰り出しながらボビンの周囲を回動してボビンの円周
溝に巻線することもでき、ボビン内に挿入されてワイヤ
をフックに受け渡すこともできる。該フックはワイヤを
引っ掛けてボビンの開口部から引き出すこともでき、ボ
ビンの周囲を回動して該ワイヤをボビンの円周溝に巻線
することもできる。さらに、該フックは角θ1方向に回
動することにより、引っ掛けていたワイヤを放すことも
できる。その上、該フックの移動軌跡およびワイヤ開放
時機を適宜に設定すると、送給されるワイヤの走行速度
に急激な変化を与えないようにすることができ、従って
巻線設備のワイヤ送給装置のバックテンション機構を簡
略化し、若しくは省略することを可能ならしめるという
優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏向ヨーク巻線装置の1実施例を示
し、一部を切断して描いた正面図に、主要構成部材の支
持・駆動機構、およびその制御機構、並びに座標系を記
入した図である。
【図2】水平偏向ヨークに巻回されている水平偏向ヨー
ク用コイルを描いた模式的な斜視図である。
【図3】水平偏向コイル用のファンネル形ボビンの1例
を示す斜視図に巻線順序を表わす矢印を付記した図であ
る。
【図4】公知例に係る水平偏向ヨーク巻線装置を示し、
部分的に切断して描いた正面図である。
【符号の説明】
1…水平偏向ヨーク、1a…開口側円弧状部、1b…ネ
ック側円弧状部、2…ボビン、2a…開口側円周溝、2
b…フランジ、2b1…切欠、2c…フランジ、2d…
ネック側円周溝、2e…フランジ、2s…スリット、3
…ボビン回動手段、4L,4R…ノズル、4L1,4R1
…ノズルホルダ、5L,5R…ガイドフック(略称・フ
ック)、11…ボビン支持機構、12A,12B…フッ
ク、13…XYZθ駆動機構、14A,14B…先端、
14A1,14A2…ノズル先端湾曲部、15…ノズルθ
駆動機構、16…ノズルXYZ駆動機構、X,Y,Z…
直交3軸、x1,x2…X軸に平行な補助軸、a〜h…巻
線順序を表わす矢印、θ…ボビンの回動方向を表わす円
弧矢印、θ1…フックの回動方向を表わす円弧矢印、θ2
…ノズルの回動方向を表わす円弧矢印。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンネル形のボビンに偏向ヨークコイ
    ルを巻線する方法において、 上記ファンネル形ボビンの回転対称軸方向に、該ファン
    ネル形ボビンを挟んでその両側にノズルとフックとを配
    置し、 前記ボビンの回転対称軸をX軸として直交3軸X,Y,
    Zを想定し、 前記ノズルをX,Y,Zの3軸方向それぞれに駆動する
    とともに、 前記フックをX,Y,Zの3軸方向、および、上記X軸
    と平行なX1軸まわりの回転角θ1方向に駆動することを
    特徴とする、偏向ヨークの巻線方法。
  2. 【請求項2】 静止部材であるベースを基準として直交
    3軸X,Y,Zを想定するとともに、ファンネル形のボ
    ビンの回転対称軸を上記X軸と一致させて該ボビンをベ
    ースに対して支承する手段と、上記ボビンを挟んでノズ
    ルとフックとをX軸方向に対向せしめて設置した偏向ヨ
    ークの巻線装置において、 前記のフックを支持するとともに、該フックをX,Y,
    Zの3軸方向、およびX軸と平行なx1軸まわりの回転
    角θ1方向に駆動するXYZθの駆動機構と、 前記のノズルを支持するとともに、該ノズルをX,Y,
    Zの3軸方向に駆動するXYZ駆動機構と、を具備して
    いることを特徴とする、偏向ヨークの巻線装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルをX,Y,Zの3軸方向に駆
    動するXYZ駆動機構と併せて、X軸と平行なx2軸ま
    わりの角θ2方向に駆動するθ駆動機構を具備している
    ことを特徴とする、請求項2に記載した偏向ヨークの巻
    線装置。
  4. 【請求項4】 前記のノズルをX,Y,Zの3軸方向に
    駆動するXYZ駆動機構に搭載されて、該ノズルと共に
    X,Y,Zの3軸方向に駆動される、カッタ機能を備え
    た巻終りクランプ手段を備えていることを特徴とする、
    請求項2または請求項3に記載した偏向ヨークの巻線装
    置。
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