JPH07219400A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07219400A
JPH07219400A JP6009464A JP946494A JPH07219400A JP H07219400 A JPH07219400 A JP H07219400A JP 6009464 A JP6009464 A JP 6009464A JP 946494 A JP946494 A JP 946494A JP H07219400 A JPH07219400 A JP H07219400A
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JP
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preheating
fluorescent lamp
filament
time
sheet
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English (en)
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慎一 ▲高▼田
Shinichi Takada
Kazuki Miyamoto
一樹 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光灯を露光用光源として使用する例えば電
子写真式複写機等の画像形成装置において、蛍光灯フィ
ラメントが予熱時間のバラツキにより適正温度以外の条
件で点灯されるため、フィラメントの黒化が進行し、蛍
光灯の寿命を短縮する欠点を解消するための手段を提供
する。 【構成】 このため、この種の複写機を、複写枚数設定
手段96で設定された複写枚数及び用紙サイズ検知手段
94によって検知された用紙サイズ、複写倍率設定手段
95で設定された複写倍率に係わらず、常に蛍光灯91
のフィラメント予熱時間を一定に制御するよう構成する
と共に、また、複数枚複写時には、1枚目と2枚目以降
で予熱手段によるフィラメント予熱時間を変え、1枚目
のフィラメント予熱時間に比べ、2枚目以降のフィラメ
ント予熱時間を短くするよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光灯を光源として用
いる例えば複写機等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真式複写機等におい
て露光用の光源として蛍光灯を使用する場合、複数枚複
写時に、蛍光灯は画像形成中以外も常に点灯状態であっ
た。また、画像形成中のみ蛍光灯を点灯させて使用する
場合、蛍光灯フィラメントの予熱は、複写枚数及び複写
する紙サイズ、複写倍率等により、その予熱時間にバラ
ツキが生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例にあっては、蛍光灯フィラメントが、予熱
時間のバラツキにより適正温度以外の条件下で点灯され
ることが多いため、フィラメントの黒化が進行し、蛍光
灯の寿命を縮める欠点があった。
【0004】本発明は、これら従来技術の問題点にかん
がみてなされたもので、この種の露光光源用の蛍光灯を
常に適性時間の予熱を行うことによりその寿命を向上し
得る手段の提供を目的としている。
【0005】このため本発明は、露光光源としての蛍光
灯と、この蛍光灯のフィラメントを予熱するための予熱
手段と、前記蛍光灯を点灯するための点灯手段と、紙サ
イズを検知するための用紙サイズ検知手段と、複写倍率
を設定するための複写倍率設定手段と、複写枚数を設定
するための複写枚数設定手段と、コピースタートキーに
より前記点灯手段及び前記予熱手段を制御するための制
御手段を有する画像形成装置において、前記複写枚数設
定手段で設定された複写枚数及び前記用紙サイズ検知手
段により検知された紙サイズ、前記複写倍率設定手段で
設定された複写倍率に係わらず、常に前記蛍光灯のフィ
ラメント予熱時間を一定に制御するよう構成し、また、
複数枚数複写時には、1枚毎に露光光源の点灯/消灯制
御を行い、1枚目と2枚目以降とで前記予熱手段による
フィラメント予熱時間を変え、1枚目のフィラメント予
熱時間に比べ、2枚目以降のフィラメント予熱時間を短
くするよう構成することにより、前記目的を達成しよう
とするものである。
【0006】
【作用】以上のような本発明構成においては、複写枚数
及び複写する用紙サイズや複写倍率の如何にかかわらず
適正時間予熱を行うことにより、蛍光灯フィラメントを
常に適正温度に近い条件下で点灯させることができるた
め、フィラメントの黒化を抑止し、蛍光灯の寿命を向上
することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて説明する。
図1に、本発明の第1の実施例を示す画像形成装置の概
要構成を説明するための断面構成図を示す。
【0008】図において、駆動系は、給紙部、搬送部、
感光体、定着部を駆動するメイン駆動系と、負荷となる
光学系を駆動する光学駆動系に分離されている。メイン
駆動源にはACシンクロナスモータ25、光学駆動源
(画像を読み取るための機構を含む)にはステッピング
モータ26を採用している。CONT80はコントロー
ラ部で、マイクロコンピュータQ1、拡張IC部等を含
む駆動回路を備えている。なお、1は原稿台部、2は原
稿台カバー、3は原稿台ガラス面を示す。
【0009】複写(転写)用紙の給紙方式は、カセット
23からの給紙と、マルチ手差し24からの給紙が選択
できる。カセット23から給紙の場合、カセット23の
有無を検知するスイッチ及びカセット23の各用紙サイ
ズを検知するためのスイッチ群31、カセット23内の
用紙の有無を検知するためのスイッチ37とにより状態
が管理されており、上記各スイッチで異常を検出した場
合に、後述する図2における表示部に表示する。マルチ
手差しの場合、手差し部24の状態を検知するためのス
イッチ33によって状態を管理し、異常を検出すると後
述する表示部に表示する。
【0010】感光体(ドラム)12は、向かって矢印の
時計方向に回転する。一次帯電器13によって感光体1
2上に帯電された電位は感光されたのち現像ユニット1
5にて現像され、転写ユニット部14で給紙部より送ら
れてきた転写用紙に画像を転写する。転写後の感光体1
2は、クリーニングユニット38によって残留トナーを
取り除かれ、また、前露光ランプ16により残留電位が
除電され、再び次の画像形成が行われるというプロセス
が繰返される。画像が転写された転写用紙は搬送ユニッ
ト20の搬送ベルト上に乗って、定着ユニット21に送
られる。定着ユニット21は、駆動ローラ35、テンシ
ョンローラ45、加圧ローラー44の3個のローラから
構成されている。
【0011】ヒータにはセラミック基板上に抵抗体を印
刷したヒータ43を用い、このヒータ43は、耐熱性の
プラスチックサポータ42に支持されている。さらにプ
ラスチックサポータ42には金属のステーを取付けて強
固にしている。また、駆動ローラ35、テンションロー
ラー45、ヒータ43には、エンドレスのフィルム47
が巻掛けられている。前記金属ステーには温度検出素子
(サーミスタ)41が取付けてあり、この温度検出素子
41は直接ヒータ43の裏面に接触させてある。もう一
つの温度検出素子48も、温度検出素子41と同様に金
属ステーに取付けてある。ヒータ43、プラスチックサ
ポータ42及び金属ステーで構成されているヒータ部と
エンドレスフィルム47とが加圧ローラ44により加圧
されている。
【0012】定着ユニット21を通過した用紙は、排紙
ローラ22によって定着ユニット21から排出され、排
紙トレー39上に納められる。また、排紙センサ34
は、転写用紙が定着ユニット21を正常に通過した否か
を検知するためのセンサである。
【0013】本装置は、光学駆動部のステッピングモー
タ26によって、ズームレンズ8の位置制御及びランプ
系4〜7の速度制御による多段階の倍率選択機能、また
原稿台ガラス3面に載置された原稿の反射光を検知する
光センサ40によって自動的に濃度選択を行う機能、不
図示の外部装置との接続による(通信手段を有する)複
写倍率の自動選択機能、また、万が一紙詰まりなどの異
常が発生した時の各種状態、例えば残り枚数、倍率値、
異常情報等を記憶するためのメモリバックアップ機能、
さらにはステッピングモータ26によって露光ランプ4
の位置を制御することによるページ連写機能、また、さ
らには現像ユニット15を交換することにより複数の色
画像が形成可能で、現像ユニット15の交換を検知する
ためのスイッチ36を設けることにより、この状態によ
って制御を切替える機能等を有している。
【0014】次に本装置の動作説明をする;本装置の不
図示の電源コードは所定の電源に接続される。図2は本
装置の操作パネルの正面図を示すものであり、図1装置
の上面に配置されている。電源スイッチ51の1側を押
すと本装置に電源が供給されると同時に電源表示ランプ
52が点灯表示される。電源投入時、操作パネルの表示
は標準モードとして以下のように設定されている。枚数
表示器59は1を表示、倍率表示器67は等倍率表示、
自動濃度調整表示器76のAが点灯する。
【0015】また、スタートキー56の表示部は電源投
入時の初期設定(レンズを等倍位置に移動させる等)の
時及びコピー中に赤色表示となっており、通常緑色表示
で複写動作可能であることを示す。なお、定着ユニット
21の温調温度は、現像ユニット15の種類によって異
なり、現像ユニット15に設けたスイッチ36により現
像ユニット15の種類を判別して設定温度を切換える。
【0016】次に電源投入後の光学駆動系の動作に関し
て説明する。露光ランプ系4〜7は原稿台ガラス3上の
原稿を図1の左端から右方向に走査移動し、原稿画像を
第1ミラー5、第2ミラー6、第3ミラー7、ズームレ
ンズ8、第4ミラー9、第5ミラー10、第6ミラー1
1を介して感光体12への原稿露光を実行する。つま
り、移動の開始点を左端に設定する。この位置をホーム
ポジション(H.P.)と呼ぶ。H.P.を検出するた
めにH.P.センサ29が設けられている。電源投入時
において、H.P.センサ29が露光ランプ4の位置を
検出していない場合、マイクロコンピュータQ1(CO
NT80内に含まれている)による制御部は、ステッピ
ングモータ26を回転制御して露光ランプユニットを
H.P.側に移動する。
【0017】露光ランプユニット4〜7がH.P.に位
置している場合には、ステッピングモータ26はズーム
レンズユニット8を移動する。前述したように電源投入
時は標準モードとして等倍率値が選択される。またズー
ムレンズのホームポジション(Z.H.P.)は等倍位
置に設定してあるので、電源投入時ズームレンズ8の位
置がZ.H.P.に対していずれの側にあるのか不明で
ある。そこで、電源が切られる前に、ズームレンズ8の
位置がZ.H.P.に対してどちらにあるのかを記憶す
る不揮発性メモリに格納しておく。
【0018】ズームレンズ8はZ.H.P.センサを基
準位置としてレンズ位置がZ.H.P.センサの位置に
ある場合は等倍で、Z.H.P.より光学系H.P.側
にある場合は拡大であり、逆にある場合は縮小である。
拡大率200%から縮小率50%の範囲内において位置
制御を行っている。
【0019】ズームレンズ駆動開始時においてはZ.
H.P.の状態によって以下のように動作が別れる; 1)Z.H.P.センサによってズームレンズ8の位置
が検知されている場合、 1)−1 一度ズームレンズ8を光学系H.P.側に移
動し、Z.H.P.センサが検知しない範囲に出して停
止 1)−2 右側に移動してZ.H.P.センサが検知し
た時点から所定の距離移動して停止 2)Z.H.P.センサによってズームレンズ8の位置
が検知されていない場合、 2)不揮発性メモリに記憶してあるズームレンズ8の位
置によりズームレンズの移動方向(Z.H.P.センサ
側)を決定し、ズームレンズ8を移動させる。
【0020】右側に移動させる場合、Z.H.P.セン
サが検知した時点から所定の距離移動して停止 左側に移動させる場合、一度ズームレンズ8を光学系
H.P側に移動し、Z.H.P.センサが検知しない範
囲に出して停止 右側に移動しZ.H.P.センサが検知した時点から所
定の距離移動して停止 上記動作はギヤ類のバッククラシュによる設定位置誤差
を防ぐために必要な制御である。
【0021】この時点で露光ランプユニット4〜7は、
H.P.に位置している。そこで、ステッピングモータ
26は露光ランプユニット4〜7を右方向に移動させる
方向に回転させる。この結果、露光ランプ4〜7がH.
P.センサ29から外れた時点で回転を停止し、再度逆
方向に回転させH.P.センサ29を検知後に所定位置
で停止する。以上説明した光学駆動系の初期動作の終了
によって本装置の複写動作準備は完了する。
【0022】次にカセット23からの給紙による複写動
作を説明する;図2におけるコピースタートキー56が
押されると、各カセットサイズを検知するためのスイッ
チ群31の入力信号による転写用紙サイズデータ、置数
キー54により設定される枚数データ、倍率選択キー6
1,62,64,65,66による倍率データ、その他
各種のモード選択手段によるデータに基づいて複写動作
がスタートする。
【0023】コピースタートキー56を受付けると、表
示は緑色から赤色に切換わり、置数キー54、倍率キー
61,62,64,65,66等のモード切替えキーは
入力禁止される。メイン駆動モータ25が回転開始し、
給紙送りローラ18、感光体12、搬送ユニット20、
定着ユニット21等へ駆動力が伝達される。
【0024】メイン駆動モータ25の回転開始から0.
5秒後に不図示の給紙ソレノイドが動作し、それに伴っ
て給紙ローラ17が回転し、カセット23内の転写用紙
を給紙送りローラ18方向に送り出す。給紙ローラ17
の転写紙送り量は、カセットサイズデータによって制御
される。すなわち、転写用紙が所定値より大きい場合、
送り量を多くする。転写用紙が給紙送りローラ18に達
すると転写用紙は、この給紙送りローラ18によってレ
ジストローラ19まで送られ到達した時点で停止してい
る。給紙送りローラ18とレジストローラ19との間に
設置されている手差しスイッチ33は転写用紙の送り状
態を検知する。
【0025】転写用紙が給紙路上を送られてレジストロ
ーラ19に到達するまでの所定のタイミングにおいて、
露光ランプユニット4〜7の原稿走査開始が許可され
る。この時、露光ランプはH.P.センサ29によって
検知される位置にある。更に詳しく述べると、初期動作
時ないしはコピー動作の後進時において、H.P.セン
サを検知した位置から、その時点での選択倍率に応じた
距離だけ後進した位置で停止している。
【0026】原稿走査の開始により、光学系駆動源であ
るパルスモータ26は、露光ユニット4〜7が前進する
方向(図1右方向)に、選択された倍率値に応じた駆動
パルスレートに到達するまで、パルスレートは漸増する
(“スローアップ制御”と呼ぶ)。つまり、移動速度は
徐々に加速され目標速度に到達することになる。
【0027】露光ユニット4〜7の走査距離はカセット
サイズデータ、倍率データ等に応じて所定の距離を移動
し、目標位置に達した時点でパルスレートを漸減し
(“スローダウン制御”と呼ぶ)停止後、再びH.P.
センサ29方向にスローアップ制御及び低速制御し後進
させる。そしてH.P.センサ29を検知した時点で、
選択されている倍率に応じた位置に停止させるためのス
ローダウン制御が行われ、露光ユニット4〜7は停止す
る。
【0028】図3は、本発明の第1の実施例の構成を表
すブロック図(後述第2実施例にも共用する)であり、
同図において、91は蛍光灯、92は蛍光灯91の点灯
回路と予熱回路とをその内部に有する蛍光灯駆動回路、
93は、後述する用紙サイズの検知回路94及び複写倍
率設定部95、複写枚数設定部96、コピースタートキ
ー97等の出力により蛍光灯駆動回路92を制御する蛍
光灯制御部である。94は用紙サイズ検知回路、95は
複写倍率設定部で、これらの出力により蛍光灯制御部を
介して蛍光灯点灯時間を制御する。96は複写枚数設定
部、97はコピースタートキーで、このキーが押下され
ると複写設定部の設定に基づき複写動作を開始する。す
なわち、蛍光灯制御部93を介して蛍光灯駆動回路92
を制御する。
【0029】上記構成において、予熱回路は蛍光灯制御
部93に制御され、次の二つの状態で動作する; 1)蛍光灯点灯までの時間短縮のために、通常スタンバ
イ状態でフィラメントを微少予熱している状態(以下、
“ハーフ予熱”) 2)蛍光灯点灯直前にフィラメントを適正温度付近まで
短時間に予熱する状態(以下、“フル予熱”) 次に、図4及び図5の各チャートを用いて、この第1実
施例のフィラメント予熱動作シーケンスフロー及び予熱
タイミングについて説明する;蛍光灯91は通常、コピ
ー開始待ちのスタンバイ状態にあり、この間フィラメン
トは、ハーフ予熱されている(ステップS1,S2)。
ここで図3におけるコピースタートキー97が押される
と予熱状態は、ハーフ予熱からフル予熱に移り、予めフ
ィラメントが適正温度になるまでの時間として決定して
ある一定時間tの間フル予熱される(ステップS3)。
その後、蛍光灯は点灯し、用紙サイズ及び複写倍率に応
じた時間点灯を続け(ステップS4)、画像形成を終了
後(ステップS5)、消灯し(ステップS6)、前記
H.P.へ用紙サイズ及び複写倍率に応じた時間Tかけ
て移動した後(H.P.復帰)(ステップS7)、再び
スタンバイ状態に戻る。
【0030】次に複写枚数設定部96で複数枚複写を設
定した時の動作について説明する;n枚連続コピー時に
は、上記のように1枚目の画像形成を終了し、消灯した
後、H.P.に復帰しながら、同時に2枚目コピーのた
め予熱を始める。この過程を以下に示す。
【0031】T≦tの時は、消灯後すぐにフル予熱を始
め、一定時間tの間フル予熱した後点灯する(ステップ
S9,S4)。その結果、次の画像形成を遅らせる。
(先の画像形成時の消灯から次の画像形成時の点灯まで
の時間はt)。
【0032】また、T>tの時は、消灯後一度、時間
(T−t)の間ハーフ予熱した後(ステップS8)、一
定時間tの間フル予熱し(ステップS9)、その後点灯
する(ステップS4)。(先の画像形成時の消灯から次
の画像形成時の点灯までの時間はT)。
【0033】従って、用紙サイズ、複写倍率に係らず、
常にフィラメントを一定時間tの間フル予熱した後、蛍
光灯91を点灯することが可能である。この時間(T−
t)のハーフ予熱(T≦tの時のみ)、一定時間tのフ
ル予熱、点灯、消灯、H.P.への移動のサイクルを都
合n回繰返し、全コピー終了後、スタンバイ状態に戻る
(n=2,3・・・)。
【0034】〔他の実施例〕上記第1の実施例において
は、フル予熱時間tを常に一定にすることによりフィラ
メントを適正温度に近づける構成であった。ここでは、
フィラメントがより適正温度で点灯するようにフル予熱
一定時間tを2種類(t1,t2)設けた例を第2の実
施例として示す。本発明の第2の実施例の構成及び予熱
状態は、前記第1の実施例の構成及び予熱状態と同じで
あり、図3を共用する。
【0035】次に図6及び図7の各チャートを用い、こ
の第2実施例のフィラメント予熱動作シーケンス及び予
熱タイミングについて説明する;蛍光灯91は、通常、
コピー開始待ちのスタンバイ状態にあり、この間、フィ
ラメントは、ハーフ予熱されている(ステップS11,
S12)。ここで、図3におけるコピースタートキー9
7が押されると、予熱状態はハーフ予熱からフル予熱に
移り、予めフィラメントが適正温度になるまでの時間と
して予め決定してある時間t1の間フル予熱される(ス
テップS13)。その後、蛍光灯91は点灯し、用紙サ
イズ及び複写倍率に応じた時間点灯し続け(ステップS
14)、画像形成を終了後(ステップS15)、消灯し
(ステップS16)、前記H.P.へ用紙サイズ及び複
写倍率に応じた時間Tかけて移動した後(H.P.復
帰)(ステップS17)、再びスタンバイ状態に戻る。
【0036】次に複写枚数設定部96で複数枚複写を設
定した時の動作について説明する;n枚連続コピー時に
は、上記のように1枚目の画像形成を終了し、消灯した
後、H.P.に復帰しながら、同時に2枚目コピーのた
めの予熱を始める。この過程を以下に示す;T≦t2の
時は、消灯後すぐにフル予熱を始め、一定時間t2の間
フル予熱した後点灯する(ステップS19,S14)。
その結果、次の画像形成を遅らせる(先の画像形成時の
消灯から次の画像形成時の点灯までの時間はt2)。
【0037】また、T>t2の時は、消灯後に一度、時
間(T−t2)の間ハーフ予熱した後(ステップS1
8)、一定時間t2の間フル予熱し(ステップS1
9)、その後点灯する(ステップS14)(先の画像形
成時の消灯から次の画像形成時の点灯までの時間は
T)。
【0038】従って、用紙サイズ、複写倍率に係らず、
フィラメントを一定時間t2の間フル予熱した後、蛍光
灯91を点灯することが可能である。
【0039】なお、一定時間t2は、一度蛍光灯91が
点灯してからごく短時間のうちに再度点灯させることを
考慮した上で、フィラメントが適正温度になるまでの時
間として予め決定された時間である(従って常にt2≦
t1)。
【0040】この時間(T−t2)のハーフ予熱(T≦
t2の時のみ)、一定時間t2のフル予熱、点灯、消灯
のサイクルを都合n回繰返し、全コピー終了後、スタン
バイ状態に戻る(n=2,3・・・)。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、複写枚数及び複写する用紙サイズ、複写倍率等に関
係なく適正時間予熱を行うことができるため、蛍光灯フ
ィラメントを常に適正温度に近い条件下で点灯させるこ
とができ、フィラメントの黒化を抑止し、蛍光灯の寿命
を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の構成を説明する断面構成図
【図2】 操作パネルの正面図
【図3】 第1及び第2の実施例のブロック構成図
【図4】 第1実施例のフィラメント予熱動作シーケン
スフローチャート
【図5】 第1実施例のフィラメント予熱タイミングチ
ャート
【図6】 第2実施例のフィラメント予熱動作シーケン
スフローチャート
【図7】 第2実施例のフィラメント予熱タイミングチ
ャート
【符号の説明】
4〜7 露光ランプユニット 4 露光ランプ(蛍光灯) 29 H.P.センサ 51 電源スイッチ 56,97 コピースタートキー 59,67 複写倍率、複写枚数表示部 61〜66,95 複写倍率設定部 54,96 複写枚数設定部 91 蛍光灯 92 蛍光灯駆動回路 93 蛍光灯制御部 94 用紙サイズ検知回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光源としての蛍光灯と、この蛍光灯
    のフィラメントを予熱するための予熱手段と、前記蛍光
    灯を点灯するための点灯手段と、紙サイズを検知するた
    めの用紙サイズ検知手段と、複写倍率を設定するための
    複写倍率設定手段と、複写枚数を設定するための複写枚
    数設定手段と、コピースタートキーにより前記点灯手段
    及び前記予熱手段を制御するための制御手段を有する画
    像形成装置において、 前記複写枚数設定手段で設定された複写枚数及び前記用
    紙サイズ検知手段により検知された紙サイズ、前記複写
    倍率設定手段で設定された複写倍率に係わらず、常に前
    記蛍光灯のフィラメント予熱時間を一定に制御するよう
    構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数枚数複写時には、1枚毎に露光光源
    の点灯/消灯制御を行い、1枚目と2枚目以降とで前記
    予熱手段によるフィラメント予熱時間を変え、1枚目の
    フィラメント予熱時間に比べ、2枚目以降のフィラメン
    ト予熱時間を短くするよう構成したことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
JP6009464A 1994-01-31 1994-01-31 画像形成装置 Withdrawn JPH07219400A (ja)

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