JPH07217920A - 小根太入り温水マット - Google Patents

小根太入り温水マット

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JPH07217920A
JPH07217920A JP3324294A JP3324294A JPH07217920A JP H07217920 A JPH07217920 A JP H07217920A JP 3324294 A JP3324294 A JP 3324294A JP 3324294 A JP3324294 A JP 3324294A JP H07217920 A JPH07217920 A JP H07217920A
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Tomoko Sato
友子 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床下地材やフローリング材との間で、接着剤
で強固に固定するのに適した、床暖房用の小根太入り温
水マットを提供する。 【構成】 本発明の第一態様の小根太入り温水マット1
は、平板上のマット板11と、この上表面下に敷設され
た温水配管13と、マット板11の一部を切り欠いて面
一にはめ込まれている小根太21と、マット板11の上
表面に貼り付けられた均熱シート15と、を具備し、小
根太21の上表面の均熱シート15を剥すための剥離シ
ート31を有することを特徴とする。均熱シート15を
剥して小根太21の上表面を露出させ、この露出面23
とフローリング材3との間に接着剤を塗ることによっ
て、両者を強固に接着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床から室内を暖める床
暖房に用いられる小根太入りの温水マットに関する。特
には、床下地材やフローリング材(木質系仕上げ材の総
称)との間に固定力を強化した小根太入り温水マットに
関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の小根太入り温水マットを示
す図である。(A) は平面図、(B) は建物の床への取付け
状態を表す断面図である。小根太入り温水マット1は、
全体として平板状をしており、マット板11、温水配管
13、均熱シート15、小根太21等から構成されてい
る。小根太入り温水マット1は、床下地材7(コンクリ
ート、合板等)の上に現場で敷き、さらに小根太入り温
水マット1の上には、床仕上げ材の一例であるフローリ
ング材3を敷く。
【0003】マット板11は、発泡ポリエチレン等製の
平板であり、小根太入り温水マット1の本体をなす。マ
ット板11の上表面には、溝12がループ状に掘り込ま
れており、この溝12内に温水配管13(架橋ポリエチ
レンパイプ等5〜10A)が敷設されている。温水配管
13内には、温水が流れ、小根太入り温水マット1上表
面に熱が供給される。均熱シート15(アルミハク等)
は、小根太入り温水マット1の上面全面に貼り付けられ
ており、温水配管13からの熱を小根太入り温水マット
1上面全体に均一に伝える働きをする。なお、小根太入
り温水マット1の寸法は一例として、厚さ12mm、幅1
780mm、長さ2690mmである。
【0004】マット板11には、小根太21(長細い棒
状の木材、寸法例、厚さ12mm、幅35mm、長さ163
0mm)が、マット板11の一部を切り欠いて(切り取っ
て)形成した空間に、すだれ状にはめ込まれている。小
根太21の厚さは、マット板11の厚さと等しく、表裏
面とも面一になっている。小根太21は、温水マット1
と、床下地材7またはフローリング材3とを固定するた
めの部材である。
【0005】図3(B) に示されている、小根太入り温水
マット1と床下地材7、フローリング材3との固定方法
について説明する。まず、小根太入り温水マット1と床
下地材7との間は、床下地材7がコンクリート製の場合
は、コンクリート釘41で固定されている。床下地材が
合板製の場合はビスで固定される。特に前者(コンクリ
ート)の場合は、長い釘は刺さらないので、釘のみでの
固定では弱いため、小根太21とコンクリート床下地材
41との間に接着剤を塗って両者の固定を強化してい
た。
【0006】小根太入り温水マット1とフローリング材
3との間は、フローリング材3と小根太21とを釘止め
すると共に、フローリング材3と小根太21を、均熱シ
ート15を介して、接着剤で接着していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の小根太入
り温水マットを設置する際の固定作業においては、次の
ような問題があった。 コンクリート床下地材上面と小根太下面との間に接
着剤を塗るためには、温水マットを裏返す必要があっ
た。その際、温水マットの位置がズレたり、接着剤が他
の物に付着したりすることもあった。さらに、大きいマ
ットを裏返すのには場所をとるので、マットを裏返せな
い場合もあった。
【0008】 フローリング材と小根太との接着が、
均熱シートを介してであったため、接着力が不十分であ
った。というのは、フローリング材と小根太という木質
系の同種材料間に、その材料用の接着剤を塗る場合であ
れば、かなり強力に接着できるのであるが、均熱シート
(アルミ箔等の金属製でツルツルの物になってしまう)
が間に入るため、接着力が弱くならざるを得なかったの
である。 小根太上面の均熱シートを手でひっかいてはがそう
とすると、シートがかなり強くついているために、はが
しにくい。またカッター等の刃物を用いると、温水パイ
プを傷つけて穴を開けるおそれがある。
【0009】本発明は、床下地材やフローリング材との
間で、接着剤で強固に固定するのに適した小根太入り温
水マットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第一態様の小根太入り温水マットは、平板
上のマット板と、このマット板の上表面下に敷設された
温水配管と、マット板の一部を切り欠いて面一にはめ込
まれている小根太と、マット板の上表面に貼り付けられ
た均熱シートと、を具備する床暖房用の小根太入り温水
マットであって、小根太の上表面が、均熱シートの貼り
付けられていない露出面を有することを特徴とする。
【0011】また、本発明の第二態様の小根太入り温水
マットは、平板上のマット板と、このマット板の上表面
下に敷設された温水配管と、マット板の一部を切り欠い
て面一にはめ込まれている小根太と、マット板の上表面
に貼り付けられた均熱シートと、を具備する床暖房用の
小根太入り温水マットであって、小根太の上表面と均熱
シートとの間に剥離シートを有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の第一態様の小根太入り温水マットにお
いては、小根太の上表面が露出しており、この露出面と
フローリング材との間に接着剤を塗ることによって、両
者を強固に接着できる。また、本発明の第二態様の小根
太入り温水マットにおいては、小根太の上表面と均熱シ
ートの間にはさまれている剥離シートとはがすことによ
り、小根太の上表面が簡単に露出する。そのため、第一
態様の小根太入り温水マット同様、フローリング材との
接着性が良い。
【0013】さらに、小根太の上表面全体が露出面とな
っているか、あるいは、一部分のみに均熱シートがかか
っているようにして、小根太入り温水マットを床に敷い
た状態でも、小根太を上に持ち上げることができるよう
にしておくと、上記状態でも(温水マットを裏返すこと
なく)小根太の下面に接着剤を塗ることができ、より好
ましい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の第一態様の一実施例にかかる小根太入り温水マ
ットを示す図である。(A) は平面図、(B) は建物の床へ
の取付け状態を表す断面図である。
【0015】図1の小根太入り温水マット1が、図3の
従来の小根太入り温水マットと異なる点は、小根太21
の上表面が、均熱シート15のない、露出面23となっ
ていることである。そのため、この露出面23では、同
じ木質系材であるフローリング材3と小根太21とが、
直接向かい合っている。なお、実際には、均熱シート1
5は極めて薄い箔(厚さ例0.05mm)であるので、両者は
ほぼ接触している。露出面23に、木材用の接着剤を塗
れば、小根太21とフローリング材3とは、強固に接着
される。なお、図1の床下地材5は合板製であるので、
床下地材5と小根太21とは、ビス25で固定されてい
る。
【0016】図2は、本発明の第二態様の一実施例に係
る小根太入り温水マットの小根太周辺部を示す図であ
る。この実施例の小根太入り温水マット1においては、
小根太21の上表面と均熱シート15との間に、剥離シ
ート31がはさまれている。(B) に示されているよう
に、剥離シート31の先端のつまみ部32を指でつまん
で上へ引っ張ると、剥離シート31とその上面の均熱シ
ート15とがはがれる。均熱シート15は、前述のとお
り、薄い金属箔等なので、均熱シート15に切れ目等を
入れていなくても、剥離シート31の両エッジ部で均熱
シート15がきれいに切れる。
【0017】図2(C) は、(B) のようにして剥離シート
31をはがしきった後の作業を示す図である。小根太2
1の上表面には、右側から少し均熱シート15が、はみ
出して残っている。この均熱シート15を、ちょうどヒ
ンジのように(ヒンジ部37)して、小根太21を回し
ながら上に持ち上げている。なお、マット板11は発泡
プラスチック等の柔らかい材質であることが多いので、
小根太21を持ち上げる時に、変形(凹み)しやすく好
都合である。図2(C) のような状態で、小根太21の下
面35に接着剤39を塗る。その後、小根太21を元通
りに収めてやれば、小根太下面35とコンクリート床下
地材7との間を、小根太入り温水マット1を裏返すこと
なく、接着することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の小根太入り温水マットは以下の効果を発揮する。 小根太とフローリング材との間の接着を強固にする
ことができる。 図2の実施例のように構成した場合は、小根太入り
温水マットを裏返すことなく、小根太下面に接着剤を塗
ることができる。そのため、特にコンクリート系の床下
地材上に温水マットを敷くような場合、床下地材と温水
マットとの接着作業が簡単にうまくできる。
【0019】 本発明の第二態様において、剥離シー
ト31を小根太と同じ幅にすると、小根太は、温水マッ
トから完全に取り外すことができる。また、剥離シート
幅を小根太の幅より小さくし、ヒンジのように均熱シー
トが小根太とつながっている部分が、片側あるいは両側
に少しでもあると、小根太上面が温水マット部分に比べ
て極端に温度低下することなく、温度ムラを極力抑える
ことが可能である。ヒンジのかかり具合(剥離シートの
幅)に応じて、接着強度の強弱と伝熱具合を調整でき
る。すなわち、剥離シートの幅を広くすれば、小根太の
露出面が増えて接着強度が高くなるし、剥離シートの幅
を狭くすれば、小根太の露出面が減って温度ムラを少な
くできる。両者のバランスを勘案して剥離シートの幅を
選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一態様の一実施例に係る小根太入り
温水マットを示す図である。(A) は平面図、(B) は建物
の床への取付状態を示す断面図である。
【図2】本発明の第二態様の一実施例に係る小根太入り
温水マットの小根太周辺部を示す図である。
【図3】従来の小根太入り温水マットを示す図である。
(A) は平面図、(B) は建物の床への取付状態を示す断面
図である。
【符号の説明】 1 小根太入り温水マット 3 フローリング
材 5 床下地材 11 マット板 12 溝 13 温水配管 15 均熱シート 21 小根太 23 露出面 25 ビス 31 剥離シート 32 つまみ部 33 露出面 35 小根太下面 37 ヒンジ部 39 接着剤 41 床下地材専用釘(コンクリート釘等)
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板上のマット板と、このマット板の上
    表面下に敷設された温水配管と、マット板の一部を切り
    欠いて面一にはめ込まれている小根太と、マット板の上
    表面に貼り付けられた均熱シートと、を具備する床暖房
    用の小根太入り温水マットであって、 小根太の上表面が、均熱シートの貼り付けられていない
    露出面を有することを特徴とする小根太入り温水マッ
    ト。
  2. 【請求項2】 平板上のマット板と、このマット板の上
    表面下に敷設された温水配管と、マット板の一部を切り
    欠いて面一にはめ込まれている小根太と、マット板の上
    表面に貼り付けられた均熱シートと、を具備する床暖房
    用の小根太入り温水マットであって、 小根太の上表面と均熱シートとの間に剥離シートを有す
    ることを特徴とする小根太入り温水マット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150634A (ja) * 2007-03-07 2009-07-09 Mitsubishi Plastics Inc 温調マット及び温調床
JP2015064117A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 住商メタレックス株式会社 小根太入り温水マット
JP2021156451A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 大阪瓦斯株式会社 小根太付き床暖房マット、床暖房パネル及び小根太付き床暖房マットの製造方法

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JP2021156451A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 大阪瓦斯株式会社 小根太付き床暖房マット、床暖房パネル及び小根太付き床暖房マットの製造方法

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