JP3054109U - シート状タイルユニット - Google Patents

シート状タイルユニット

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JP3054109U
JP3054109U JP1998003336U JP333698U JP3054109U JP 3054109 U JP3054109 U JP 3054109U JP 1998003336 U JP1998003336 U JP 1998003336U JP 333698 U JP333698 U JP 333698U JP 3054109 U JP3054109 U JP 3054109U
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tile
sheet
wallpaper
tile unit
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JP1998003336U
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Inventor
悟 山内
Original Assignee
梅林製陶株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁紙として使用できるシート状のタイルユニ
ットを提案する。モルタル貼りすることなく、通常一般
の壁紙感覚で貼付、貼り替えが簡単にでき、しかも多彩
で特異な意匠表面が容易に得られ、あわせて貼り付け作
業を効率良く行うことができるシート状タイルユニット
を提供する。 【解決手段】 壁紙材20の表面に複数のタイル片1
1,11,11が裏側取付面12の接着剤層15を介し
て一体に接合されているとともに、前記複数のタイル片
の表側化粧面13が剥離可能な単一の表面紙25によっ
て貼付され、タイル片の表裏側が表面紙及び壁紙材によ
って支持されていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、シート状タイルユニットに関し、特には壁貼りタイプの壁紙状の タイルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば玄関回りや廊下、洗面所、台所等の壁面には、古くからタイルをモルタ ル貼りすることが行われている。これらの場所は、水分や汚れが付着することが 多く、その壁面を保護する機能的な目的からである。一方、これら以外の通常の 室内壁面等には、タイルをモルタル貼りすることは、室内空間の雰囲気とも関連 して一般には行われおらず、紙、布、プラスチックシートもしくは無機材料シー トあるいはこれらの複合材料からなる壁紙を貼着することが行われている。 しかるに、近年、タイルも技術的改良が進み意匠的にもあるいは機能的にも各 種のものが製作されるようになり、前記のような単に水分や汚れから壁面を保護 するというだけではなく、一般的な室内空間にもマッチするタイルが製造される ようになっている。
【0003】 しかしながら、いかにタイルが室内空間にマッチするものであっても、従来の ようなモルタル貼りでは雰囲気的にいかにも重く、好まれない。また、内装工事 も煩雑でコスト的にも不利である。さらに、モルタル貼りの場合には貼り替えが 容易ではなく、室内の模様替えを簡単にすることができない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこのような点に鑑み、壁紙として使用できるシート状のタイルユニ ットを提案するものであって、モルタル貼りすることなく、通常一般の壁紙感覚 で貼付、貼り替えが簡単にでき、しかも多彩で特異な意匠表面が容易に得られ、 あわせて貼り付け作業を効率良く行うことができるシート状タイルユニットを提 供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1の考案は、壁紙材の表面に複数のタイル片が裏側取付面の 接着剤層を介して一体に接合されているとともに、前記複数のタイル片の表側化 粧面が剥離可能な単一の表面紙によって貼付され、タイル片の表裏側が表面紙及 び壁紙材によって支持されていることを特徴とするシート状タイルユニットに係 る。
【0006】 また、請求項2の考案は、請求項1において、前記タイル片の表裏側取付面に 接着用凹部が形成されているシート状タイルユニットに係る。
【0007】 請求項3の考案は、請求項2において、前記タイル片の厚みが5mm以下でか つ前記接着用凹部が0.3mmから1mmの範囲で形成されているシート状タイ ルユニットに係る。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例に係るシート状タイルユニットの一部を示す斜視図 、図2はその拡大断面図、図3はタイル片の接着用凹部の例を表す斜視図、図4 はシート状タイルユニットの製法の一例を示す要部の断面図、図5はこの考案の シート状タイルユニットの撓み状態を表す側面図、図6は通常のタイルユニット の撓み状態を表す側面図である。
【0009】 図1及び図2に図示したように、請求項1の考案に係るシート状タイルユニッ ト10は、壁紙材20の表面に複数のタイル片11,11,11が裏側取付面1 2の接着剤層15を介して一体に接合されているとともに、前記複数のタイル片 11,11,11の表側化粧面13が剥離可能な単一の表面紙25によって貼付 され、タイル片11,11,11の表裏側が表面紙25及び壁紙材20によって 支持されていることを特徴とするものである。
【0010】 この考案に使用される壁紙材20としては、一般に壁紙として使用されている ところの、紙、布、プラスチックシートもしくは無機材料シートあるいはこれら の複合材料からなるものを用いることができる。壁紙材20の材質及び表面意匠 は、貼付されるタイル片11の化粧面13を考慮して選択されるものであること はいうまでもない。嗜好により任意のものを自由に選ぶことができる。 なお、図示しないが、壁紙材20の裏面側には壁貼り用の粘着剤層を設けても よく、この場合には剥離紙を被着させておく。
【0011】 タイル片11もまた、大きさ、形状、表面意匠等において、自由に選択するこ とができる。タイル片11は、前記壁紙材20との接着強度を高めるために、請 求項2の考案として規定したように、タイル片の裏側取付面12に接着用凹部1 4を形成することが好ましく薦められる。
【0012】 図3は接着用凹部の例を示すもので、図1に示すタイル片11のように、裏側 取付面12の中央部に溝状の接着用凹部14を設けたもののほか、タイル片11 Aのように、裏側取付面12Aの中央部に円形凹部14Aを設けたり、あるいは 裏側取付面12Bに2条の溝状凹部14Bを設けたタイル片11B、裏側取付面 12Cに2つの円形凹部14Cを設けたタイル片11Cがある。
【0013】 また、タイル片11としては、必要に応じ適宜のものが使用できることはいう までもないが、室内装飾用の壁紙タイプとして使用するには、請求項3の考案と して規定したように、タイル片11の厚みが5mm以下であるものが有利に使用 できる。この場合において、その接着用凹部14は0.3mmから1mmの範囲 で形成される。
【0014】 次に、タイルユニット10の製法を図4に従って説明する。 図は、この考案のタイルユニットの製法を図の順に示したもので、タイル片の 並置工程と、表面紙の貼付工程と、壁紙材の接合工程よりなる。 まず、図4の(A)に図示したように、複数のタイル片11,11,11がそ の表側化粧面13を上側にして所定配列で並置される。所定配列で並置するには 、通常図示のような、目地枠型30にタイル片11を収納して行う。図の符号3 1は目地枠部、32はタイル片収容凹部である。 次いで、目地枠型30に所定配列で並置されたタイル片11,11,11の表 側化粧面13に剥離可能な単一の表面紙25が貼付され各タイル片が一体化され る。この表面紙25は従来一般のタイルユニットに用いられる紙製のものでよく 、水分の付与によってタイル片表面から剥離可能とされる。
【0015】 前記の表面紙25によって一体化されたタイル片11,11,11は、次に、 図4の(B)のように、平滑台35上に裏返して載置され、タイル片11,11 ,11の裏側取付面12に接着剤15aが塗布される。タイル片11の裏側取付 面12に接着用凹部14を形成したものにあっては、該凹部14内にも接着剤1 5aが収容される。接着剤15aの塗布は、図のようなロールコーター37を使 用すれば、定量の接着剤15aをタイル片11の裏側取付面12にのみ効率良く 塗着することができる。
【0016】 前記接着剤15aの塗布後、図4の(C)のように、該接着材15aの層15 を介して壁紙材20が一体に接合される。このとき、壁紙材20の表面側20s がタイル片11の裏面取付面12に接合されることはいうまでもない。 上のようにして、タイル片11,11,11の表側が表面紙25及び裏側が壁 紙材20によって支持されたシート状タイルユニット10が得られる。
【0017】 上のようにして得られるこの考案のシート状タイルユニット10にあっては、 タイル片11,11,11の表裏側が表面紙25及び壁紙材20によって支持さ れているので、シートの面方向に剛性を有する。すなわち、図5に図示のように 、この考案のシート状タイルユニット10は、その一端を持った場合にも、撓み 量が少なく、持ち回しがよい。そのために、壁面への貼り付けに際しても、簡単 かつ容易に効率的に作業を行うことができる。
【0018】 図6は、これに対して、いわゆるモルタル貼りするための従来一般のタイルユ ニット50であるが、タイル片51,51,51の表面側のみが表面紙55によ って覆われて一体化されているので、全く剛性を有しない。このような、従来の タイルユニット50にあっては、モルタル面にタイル片51,51,51を埋め 込まない限り取付をすることができない。
【0019】 この考案のシート状タイルユニット10は、タイル片11表側の表面紙25を 貼ったまま裏側の壁紙材20の裏面を壁面に貼り付ける。このとき、タイルユニ ット10はタイル片11の重みもあり少なくない重量を有するが、シートの面方 向に剛性を有することによって、垂れたりすることなく、確実に貼り付けを行う ことができる。壁面への接着が確実に行われた後に、表面紙25に水分を付与し て剥離し、取付作業が完了する。
【0020】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案のタイルユニットによれば、壁紙として 使用できるシート状のタイルユニットを提供することができたものである。この 考案のタイルユニットによれば、モルタル貼りすることなく、通常一般の壁紙感 覚で貼付、貼り替えが簡単にでき、しかも多彩で特異な意匠表面が容易に得られ 、あわせて貼り付け作業を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るシート状タイルユニ
ットの一部を示す斜視図である。
【図2】図1の拡大断面図である。
【図3】タイル片の接着用凹部の例を表す斜視図であ
る。
【図4】シート状タイルユニットの製法の一例を示す要
部の断面図である。
【図5】この考案のシート状タイルユニットの撓み状態
を表す側面図である。
【図6】従来のタイルユニットの撓み状態を表す側面図
である。
【符号の説明】
10 シート状タイルユニット 11 タイル片 12 裏側取付面 13 表側化粧面 14 接着用凹部 20 壁紙材 25 表面紙 30 目地枠型 37 ロールコーター

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁紙材の表面に複数のタイル片が裏側取
    付面の接着剤層を介して一体に接合されているととも
    に、前記複数のタイル片の表側化粧面が剥離可能な単一
    の表面紙によって貼付され、タイル片の表裏側が表面紙
    及び壁紙材によって支持されていることを特徴とするシ
    ート状タイルユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記タイル片の表裏
    側取付面に接着用凹部が形成されているシート状タイル
    ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記タイル片の厚み
    が5mm以下でかつ前記接着用凹部が0.3mmから1
    mmの範囲で形成されているシート状タイルユニット。
JP1998003336U 1998-05-18 1998-05-18 シート状タイルユニット Expired - Lifetime JP3054109U (ja)

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