JP7382562B2 - 床上張りシートの施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、床上張りシートの施工方法に係り、特に床リフォーム工事における床上張りシートの上張り施工に関する。
床リフォーム工事において、床上張りシートは既存の床に対して上張りを行うだけで簡単に施工することができるため、既存のフローリングなどを剥がす必要がなく、廃材の量が少なくすることができ、工期・コスト・環境面のいずれにも優れた工法として知られている。
床上張りシートを既存のフローリングやツキ板フローリング、クッションフロア、Pタイル、フロアタイル等に上張りする場合、床上張りシートの厚みの分だけ床面が高くなり段差ができてしまうなど僅かながら住環境に変化を与えるという問題があった。これに対して、床上張りシートの厚さが薄ければ薄いほど既存の住環境を変化させずに施工できるのに加えて使用する建材の節約、建材交換時のゴミの低減など、床上張りシートをできるだけ薄くすることはより良いものとなる。
しかしながら、床上張りシートが薄すぎる場合、シートの破れや剥がれが起きやすいという問題があった。シートの破れは床上張りシートの耐久性を高めることで破れ部分からの剥がれを起きにくくすることは可能であるが、床上張りシート同士の接合部、床上張りシートと既存の床などの接合面から床上張りシートが剥がれてしまうという問題があった。
特許文献1には床上張りシートが開示されている。非常に簡単に施工することができるものの、引用文献1にはシートの厚さについての言及はないものの、前述の通り引用文献1のような床上張りシートを用いて施工した場合、シート同士のジョイントや既存の床面から剥がれやすいなどの問題がある。(特許文献1)
特開2001-355331号公報
本発明は上記問題を鑑みて発明されたものであり、特に極薄タイプの床上張りシートを用いた床リフォーム施工において、接合面等の耐剥離性に優れた、床上張りシートの施工方法を提供することである。
本発明の床上張りシートの施工方法は、既存の床面に床上張りシートを貼り付けてリフォームする施工方法において、前記床上張りシートの厚みは0.2~0.5mmであって、裏面にアクリル系粘着剤が塗布されており、前記床上張りシートの貼り付け前に、前記既存の床面に石こう又は石こう系のパテを塗布し、前記既存の床面に塗布した石こう又は石こう系パテを乾燥させる第一の工程と、前記既存の床面と乾燥した前記石こう又は石こう系パテを研磨して平滑にする第二の工程と、前記既存の床面に前記床上張りシートを貼り付け、前記既存の床面の目地に合わせて前記床上張りシート上に目地入れを行う第三の工程と、貼り付けられた前記床上張りシート同士の接合部同士にウレタン系コーキング剤で封止する第四の工程とからなることを特徴とする
本発明の床上張りシートの施工方法は、前記アクリル系粘着剤がアクリル-ロジン系粘着剤であることを特徴とする。
本発明によれば、既存の住環境を変化させず、使用する建材の節約、建材交換時のゴミの低減が可能な、耐剥離性に優れた床上張りシートの施工方法を提供することができる。
本発明の実施例1における、施工の例を示す図である。 本発明の参考例1における、施工の例を示す図である。
本発明の床上張りシートの施工方法について以下の通り説明する。
(実施例1)
図1は本発明の床上張りシートの施工方法の第1の実施例を示す図である。施工前の状態を図1(a)に示す。本実施例において既存の床面はツキ板フローリング51、52、53、55であり、劣化した床面にはいくつかの傷や凹みが存在している。
(第一の工程)
第一の工程として、既存の床面、例えば傷や凹みが存在し劣化している下地フローリングに石こう系のパテ21、22を塗布する。パテを塗布後はこれを乾燥させる(図1(b))。
なお、この際、使用する石こう系のパテは石こうであってもよい。
(第二の工程)
石こう系パテ又は石こうは乾燥後体積が増えるので、既存の床面及び乾燥した石こう又は石こう系パテを塗布した床面をサンドペーパーで研磨し床面を平滑にする。
まず、既存の床全体を#60~#100で研磨を行う。次に、乾燥した石こう又は石こう系パテを塗布した床面をパテが厚い箇所は#180~#240を用い、パテが薄い箇所は#400を用いて研磨を行い、その後仕上げに#600で研磨する(図1(c))。
この研磨により、既存の床面のコーティングなどを除去し粘着剤の粘着力も向上する。
(第三の工程)
既存の床面の上から厚み0.2~0.5mmの床上張りシート11を貼り付ける(図1(d)。床上張りシートの裏面にはアクリル系粘着剤又はアクリル-ロジン系粘着剤が塗布されている。アクリル系粘着剤及びアクリル-ロジン系粘着剤は高い粘着力を有するが、メチルシクロヘキサンなどの剥離剤を用いれば床を傷めずに簡単に剥がれるため、施工性が非常に高い。
床上張りシートを貼り付け後、下地となる既存の床面に目地がある場合、その目地に合わせて余分なシートをカットするために、カッターを入れ、皮スキで目地入れ美しく仕上げる(図1(e))。
(第四の工程)
床上張りシート11、12、13、14同士の接合部41、42、43にウレタン系コーキング剤を注入し、乾燥させる(図1(f))。
例えばここでアクリル系のコーキング剤などを用いるとコーキング剤の体積が縮んでしまい、非常に薄い床上張りシートを用いる場合、目地に注入したコーキング剤41、42、43もアクリル系のコーキング剤を使うと体積が減ってしまい、目地が浮き上がりそこから床上張りシートが剥がれてしまう。
これに対して、ウレタン系コーキング剤を用いた場合はコーキング剤の体積は縮むことはなく接合部や目地に引っ張り応力はかからないため剥がれてしまうことはない。
参考例1
図2は本発明の床上張りシートの施工方法の第参考例を示す図である。施工前の状態を図2(a)に示す。本参考例において既存の床面はクッションフロア61であり、劣化した床面にはいくつかの傷や凹みが存在している。
(第一の工程)
第一の工程として、既存の床面、例えば傷や凹みが存在し劣化している下地フローリングに石こう系のパテ21、22を塗布する。パテを塗布後はこれを乾燥させる(図2(b))。
なお、この際、使用する石こう系のパテは石こうであってもよい。
(第二の工程)
石こう系パテ又は石こうは乾燥後体積が増えるので、既存の床面及び乾燥した石こう又は石こう系パテを塗布した床面をサンドペーパーで研磨し床面を平滑にする。
まず、既存の床全体を#60~#100で研磨を行う。次に、乾燥した石こう又は石こう系パテを塗布した床面をパテが厚い箇所は#180~#240を用い、パテが薄い箇所は#400を用いて研磨を行い、その後仕上げに#600で研磨する(図2(c))。
この研磨により、既存の床面のコーティングなどを除去し粘着剤の粘着力も向上する。
(第三の工程)
既存の床面の上から厚み0.2~0.5mmの床上張りシート11を貼り付ける(図2(d)。床上張りシート11の裏面にはアクリル系粘着剤又はアクリル-ロジン系粘着剤が塗布されている。アクリル系粘着剤及びアクリル-ロジン系粘着剤は高い粘着力を有するが、メチルシクロヘキサンなどの剥離剤を用いれば床を傷めずに簡単に剥がれるため、施工性が非常に高い。
(第四の工程)
床上張りシート11、12同士の接合部31にウレタン系コーキング剤を注入し、乾燥させる(図2(e))。
例えばここでアクリル系のコーキング剤などを用いるとコーキング剤の体積が縮んでしまい、非常に薄い床上張りシートを用いる場合、床上張りシートとコーキング剤に引っ張り応力かかり床上張りシート同士の接合部が破壊され、最悪の場合床上張りシートがめくれて剥がれてしまう。
これに対して、ウレタン系コーキング剤を用いた場合はコーキング剤の体積は縮むことはなく接合部や目地に引っ張り応力はかからないため剥がれてしまうことはない。
本発明によれば、既存の住環境を変化させず、使用する建材の節約、建材交換時のゴミの低減が可能な、耐剥離性に優れた床上張りシートの施工方法を提供することができる。
11、12、13、14 床上張りシート
21、22 パテ
31、41、42、43 コーキング剤(シート接合部)
51 ツキ板フローリング(既存の床)
61 クッションフロア(既存の床)

Claims (2)

  1. 既存の床面に床上張りシートを貼り付けてリフォームする施工方法において、
    前記床上張りシートの厚みは0.2~0.5mmであって、裏面にアクリル系粘着剤が塗布されており、前記床上張りシートの貼り付け前に、前記既存の床面に石こう又は石こう系のパテを塗布し、前記既存の床面に塗布した石こう又は石こう系パテを乾燥させる第一の工程と、
    前記既存の床面と乾燥した前記石こう又は石こう系パテを研磨して平滑にする第二の工程と、
    前記既存の床面に前記床上張りシートを貼り付け、前記既存の床面の目地に合わせて前記床上張りシート上に目地入れを行う第三の工程と、
    貼り付けられた前記床上張りシート同士の接合部同士にウレタン系コーキング剤で封止する第四の工程とからなることを特徴とする床上張りシートの施工方法。
  2. 前記アクリル系粘着剤がアクリル-ロジン系粘着剤であることを特徴とする請求項1記載の床上張りシートの施工方法。
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