JP2003172019A - 建物浮き内装構造 - Google Patents

建物浮き内装構造

Info

Publication number
JP2003172019A
JP2003172019A JP2001373701A JP2001373701A JP2003172019A JP 2003172019 A JP2003172019 A JP 2003172019A JP 2001373701 A JP2001373701 A JP 2001373701A JP 2001373701 A JP2001373701 A JP 2001373701A JP 2003172019 A JP2003172019 A JP 2003172019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
foundation
floor
ceiling
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001373701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3981552B2 (ja
Inventor
Takeshi Okada
岡田  健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001373701A priority Critical patent/JP3981552B2/ja
Publication of JP2003172019A publication Critical patent/JP2003172019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3981552B2 publication Critical patent/JP3981552B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接部屋間の遮音性能または上下階の部屋間
の遮音性能を向上させた建物浮き内装構造を提供しよう
とする。 【解決手段】従来の壁と床と天井とで構成される部屋の
壁基礎、床基礎、又は天井基礎である基礎の内側に設け
られる建物内装構造にかわって、内側表面が壁、床、又
は天井を形成する様に相互に隙間を空けて弾性支持され
て並べられた複数の板材と、前記複数の板材を弾性支持
する粘弾性部材を有し基礎に固定された板材支持構造
と、前記板材の前記隙間に制振効果をもたらす様に充填
された粘弾性材料製の板材隙間充填材と、を備えたもの
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の内装構造に
係る。特に防振構造、制振構造、または遮音構造に特徴
の有る固体音防止型の建物の浮き内装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】今後、高層マンション等の高層ビルの建
設が都心を中心に計画されている。建物が高層になるに
したがい、軽量で遮音性能の高い隔壁又は戸境壁が必要
とされる。また、人々の音に対する関心が高まるにつ
れ、隣接部屋同士や上下階の室間遮音がますます重要に
なってきている。遮音性能は質量則にしたがって向上す
るといわれている。すなわち、単位面積当たりの重量が
増すほど、遮音性能があがると言われているが、実際に
は、質量が増えても十分な遮音性能が得られていない。
その原因の一つは、振動が壁材に入射して壁表面から固
体音が放射されるためである。従って、壁の施工時に、
基礎と壁材に入射する振動をいかに遮断するかが大きな
ポイントになる。
【0003】従来の建物の内装構造は、上記目的を達成
するために、 1,基礎と壁の二重構造とする。 2,基礎と壁の間に胴ふちを設ける。 3,基礎と壁の間に空隙を設ける。 4,基礎と壁の間に設ける胴ふちの構造を工夫する。等
の工夫をしていた。
【0004】ところで、発明者は、特公平7−3583
8において、「ほぼ椀状をなす本体を粘弾性材料で形成
し、該本体開口側端縁に鍔状展出部を設け、該鍔状展出
部の対象物に対向する面に環状の突起を設け該対象物に
接触し本体内部をほぼ気密構造とし、該本体の肉厚を前
記鍔状展出部から頂部に向け減少させ、荷重により前記
本体との接触面積が変化する荷重板部材を前記本体の頂
部に接触位置させてなる防振装置」を開示している。そ
の防振装置は、その構造により固体音に関連する振動に
対し優れた防振性能を発揮する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】建物の内装構造の場
合、床基礎、壁基礎、天井基礎等の基礎から壁、床、天
井に振動が伝わり、壁、床、天井の壁材、床材、天井材
が振動することによって、壁、床、天井の面から固体音
が放射する。また、床基礎、壁基礎、天井基礎等の基礎
から透過してくる音および表面から放射された音が部屋
の内部に進入する。従来の建物浮き内装構造では今以上
にこれらの音の放射、進入を防止することができなかっ
た。従って、今以上に、隣接部屋間の遮音性能と、上下
階の部屋間の遮音性能を、向上できないという問題があ
った。
【0006】本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出さ
れたもので、従来の壁と床と天井とで構成される部屋の
壁基礎、床基礎、又は天井基礎である基礎の内側に設け
られる建物浮き内装構造にかわって、隣接部屋間の遮音
性能または上下階の部屋間の遮音性能を向上させた建物
浮き内装構造を提供しようとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る壁と床と天井とで構成される部屋の壁
基礎、床基礎、又は天井基礎である基礎の内側に設けら
れる建物浮き内装構造は、内側表面が壁、床、又は天井
を形成する様に相互に隙間を空けて並べられた複数の板
材と、前記複数の板材を支持する粘弾性支持部材を有し
基礎に固定された板材支持構造と、前記板材の前記隙間
に充填された粘弾性材料製の板材隙間充填材と、を備え
たものとした。
【0008】上記本発明の構成により、相互に隙間を空
けて並べられた複数の板材の内側表面が壁、床、又は天
井を形成し、基礎に固定された板材支持構造の粘弾性支
持部材が前記複数の板材を支持し、粘弾性材料製の板材
隙間充填材が前記板材の前記隙間に充填されるので、基
礎からの振動が板材に伝搬しにくく、基礎からの空気伝
搬音が板材と板材の境目から部屋の内部に進入しにく
く、板材隙間充填材が隣り合った板材の振動を減衰させ
るので、基礎、床基礎、又は天井基礎である基礎からの
振動が壁、床、または天井に伝搬することを抑制し、固
体音の発生が抑制され、その結果部屋の内部に放射され
る音の遮蔽効果を増大させる。
【0009】さらに、本発明に係る建物浮き内装構造
は、壁基礎の内周に沿って壁基礎から離れて床基礎の上
部に配置される際根太上部板と、前記際根太上部板を下
から支持する粘弾性支持部材を有し前記床基礎に置かれ
た際根太支持構造とを備え、床を形成する床板材の最外
周部が際根太上部板の上部に乗せられたものとした。上
記本発明の構成により、際根太上部板が壁基礎の内周に
沿って前記壁基礎から離れて床基礎の上部に配置され、
前記床基礎に置かれた際根太支持構造の粘弾性支持部材
が前記際根太上部板を下から支持し、床を形成する床板
材の最外周部が際根太上部板の上部に乗せられるので、
壁基礎の振動が際根太上部板を介して床に伝搬すること
がなく、床基礎の振動が際根太上部板を介して床への伝
搬することが粘弾性支持部材により抑制され、壁基礎と
床基礎の振動が部屋の内部に進入するのを抑制でき、振
動が基礎から部屋の内部部材に伝搬しにくくなる。
【0010】さらに、本発明に係る建物浮き内装構造
は、壁を形成する前記板材の最下部が床基礎から離れて
おり、床を形成する前記板材の最外周部が壁基礎から離
れており、壁を形成する前記板材の最下部と床を形成す
る前記板材の最外周部との間に壁床間隙間があり、前記
壁床間隙間に充填された粘弾性材料製の壁床隙間充填材
を備えるものとした。上記本発明の構成により、壁を形
成する前記板材の最下部と床基礎との間に空隙があり、
床を形成する前記板材の最外周部と壁基礎との間に空隙
があり、壁を形成する前記板材の最下部と床を形成する
前記板材の最外周部との間に壁床間隙間があり、粘弾性
材料製の壁床隙間充填材がその壁床間隙間に充填される
ので、基礎の振動により放射された音が壁または床を加
振した際に、境の壁床隙間充填材が板材の振動を減衰さ
せて固体音の放射を抑制でき、又壁基礎または床基礎の
表面から放射された音が、壁と床との境から漏れて室内
に入ることを防止し、壁基礎と床基礎の表面から放射し
た音が部屋の内部に進入するのをさらに抑制できる。
【0011】さらに、本発明に係る建物浮き内装構造
は、壁を形成する前記板材の最上部が天井基礎から離れ
ており、天井を形成する前記板材の最外周部が壁基礎か
ら離れており、壁を形成する前記板材の最上部と天井を
形成する前記板材の最外周部との間に壁天井間隙間があ
り、前記壁天井間隙間に充填された粘弾性材料製の壁天
井隙間充填材を備えるものとした。上記本発明の構成に
より、壁を形成する前記板材の最下部と天井基礎との間
に空隙があり、天井を形成する前記板材の最外周部と壁
基礎との間に空隙があり、壁を形成する前記板材の最上
部と天井を形成する前記板材の最外周部との間に壁天井
間隙間があり、粘弾性材料製の壁天井隙間充填材がその
壁天井間隙間に充填されるので、基礎の振動により放射
された音が壁または天井を加振した際に、境の壁天井隙
間充填材が板材の振動を減衰させて固体音の放射を抑制
でき、又壁基礎または天井基礎の表面から放射された音
が、壁と天井との境から漏れて室内に入ることを防止で
き、壁基礎と天井基礎の表面から放射した音が部屋の内
部に進入するのをより抑制できる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明に係る壁
と床とで構成される部屋の壁基礎、又は床基礎である基
礎の内側に設けられる建物浮き内装構造は、壁基礎の内
周に沿って壁基礎から離れて床基礎の上部に配置される
際根太上部板と、前記際根太上部板を下から支持する粘
弾性支持部材を有し前記床基礎に置かれた際根太支持構
造と、前記際根太上部板の上部に置かれた床を形成する
板材と、を備えたものとした。
【0013】上記本発明の構成により、際根太上部板
が、床基礎の上部に壁基礎の内周に沿って配置され、壁
基礎から離れており、床基礎に置かれた際根太支持構造
の粘弾性支持部材が前記際根太上部板を下から支持し、
床を形成する板材が前記際根太上部板の上部に置かれる
ので、壁基礎の振動が際根太上部板を介して床に伝搬す
ることがなく、床基礎の振動が際根太上部板を介して床
への伝搬することが粘弾性支持部材により抑制され、壁
基礎と床基礎の振動が部屋の内部に進入するのを抑制で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい第実施形
態を、図面を参照して説明する。なお、各図において、
共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省
略する。
【0015】本発明の実施形態に係る壁と床と天井とで
構成される部屋の壁基礎、床基礎、又は天井基礎である
基礎の内側に設けられる建物浮き内装構造の構造を説明
する。図1は、本発明の実施形態の正面断面図である。
図2は、本発明の実施形態の平面断面図である。図3
は、本発明の実施形態の平面部分断面図(壁部)であ
る。図4は、本発明の実施形態の正面部分断面図(壁
部)である。図5は、本発明の実施形態の正面部分断面
図(床部)である。図6は、本発明の実施形態の正面部
分断面図(天井部)である。図7は、本発明の実施形態
の平面部分断面図(床隅部)である。図8は、本発明の
実施形態の部分詳細図(板材隙間部)である。
【0016】建物浮き内装構造1は、壁3と床4と天井
5とで構成される部屋2の壁基礎6、床基礎7、又は天
井基礎8である基礎6,7,8の内側に設けられる構造
であり、板材10,20,30と板材支持構造40,5
0,60と板材隙間充填材11,21,31と際根太上
部板70と際根太支持構造80と壁壁隙間充填材90と
壁床隙間充填材91と壁天井隙間充填材92とを備え
る。説明の便宜のために、部屋2は、4面の壁3と一面
の床4と一面の天井5を有する6面体の空間であるとし
て説明する。また、特に断らないかぎりは、部屋の壁、
床および天井の表面には、壁紙、絨毯、床フローリング
または天井壁紙等の化粧がない状態で説明する。
【0017】板材10,20,30は、内側表面が壁
3、床4、又は天井5を形成する部材であり、壁板材1
0、床板材20、および天井板材30である。複数の壁
板材10が、相互に隙間を空けて並べられて、一面の壁
3を構成する。複数の床板材20が、相互に隙間を空け
て並べられて、一面の床4を構成する。複数の天井板材
30が、相互に隙間を空けて並べられて、一面の天井5
を構成する。その隙間は、粘弾性材料を充填する際の施
工の容易のために、1mmから5mmの間であるのが好
ましい。さらに、壁3を形成する壁板材10の最下部が
床基礎7から離れているのが好ましい。また、壁3を形
成する壁板材10の左右端が壁基礎6から離れているの
が好ましい。また、床4を形成する床板材20の最外周
部が壁基礎6から離れているのが好ましい。また、天井
5を形成する天井板材30の最外周部が壁基礎6から離
れているのが好ましい。さらに、壁3を形成する壁板材
10の左右端とその壁3に交差する他の壁3を形成する
他の壁板材10の面との間に隙間が有るのが好ましい。
また、壁3を形成する壁板材10の最下部と床4を形成
する床板材20の上面との間に隙間があるのが好まし
い。また、壁3を形成する壁板材10の最上部と天井5
を形成する天井板材30の下面との間に隙間があるのが
好ましい。
【0018】板材支持構造40,50,60は、前記複
数の板材を支持する粘弾性支持部材41,51,61を
有し基礎に固定された構造であり、壁板材支持構造4
0、床板材支持構造50、および天井板材支持構造60
である。
【0019】壁板材支持構造40は、複数の壁板材10
を支持する粘弾性支持部材を有し基礎に固定された構造
であり、粘弾性支持部材41と壁基礎金具42と粘弾性
支持部材保持金具43と壁支持金具44とを有する。粘
弾性支持部材41は、複数の壁板材を支持する部材であ
り、ゴム等の粘弾性素材でできた部材である。さらに、
粘弾性支持部材41は、特公平7−35838で開示さ
れた「防振装置の本体」であるのが好ましい。壁基礎金
具42は、後述する粘弾性支持部材保持金具43が嵌合
する溝を設けられた部屋の壁の高さに略等しい長さをも
ったレール状金具である。壁基礎金具42は、長手方向
を垂直にして壁基礎6にネジ止めまたは接着剤で固定さ
れる。粘弾性支持部材保持金具43は、壁基礎金具42
の溝に嵌合する鍔状部と粘弾性支持部材41の一部(防
振装置の本体の鍔部)を引っかける爪部を設けられた部
材である。一個の粘弾性支持部材保持金具43は、一個
の粘弾性支持部材41を爪部で引っかけて保持する。壁
支持金具44は、壁板材10の高さ寸法より僅かに短い
長尺部材(例えば、野縁)であり、壁板材10をネジ止
めまたは接着剤で固定し、粘弾性支持部材41に固定さ
れる。2本から数本の壁支持金具44が一枚の壁部材1
0を支持する。壁支持金具44は、粘弾性支持部材41
の一部(防振装置の本体の頂部)に固定される。さら
に、振動の減衰効果には、壁支持金具44と板材10と
の間に粘弾性材料製(例えば、ゴム等)の板材45を挟
むのが好ましい。粘弾性支持部材41と壁支持金具44
とが、壁板材10を支持するので、各々の壁板材10は
各々自由に振動できる。
【0020】床板材支持構造50は、複数の床板材20
を支持する粘弾性支持部材51を有し床基礎7に置かれ
た構造であり、粘弾性支持部材51と荷重板部材52と
床支持部材53と床支持部材固定軸54とを有する。粘
弾性支持部材41は、複数の床板材20を支持する部材
であり、ゴム等の粘弾性素材でできた部材である。さら
に、粘弾性支持部材41は、特公平7−35838で開
示された「防振装置の本体」であるのが好ましい。粘弾
性支持部材41は、その下部(防振装置の鍔状展出部の
下面)を床基礎7の上面に置かれる。荷重板部材52
は、開口部を下向きにした皿状金具であり、粘弾性支持
部材51(防振装置)の上部に固定される。粘弾性支持
部材51が防振装置の本体である場合、静荷重が作用す
ると防振装置の本体を押しつぶして振動系のばね定数を
変化させて、最適な固有振動数にする作用を有する。床
支持部材53は、略四角形の板であり、後述する床支持
部材固定軸54の上端に固定される。床支持部材固定軸
54は、床支持部材53を保持する軸であり、下端を粘
弾性支持部材41の上部(防振装置の本体の頂部)に固
定される。さらに、振動の減衰効果には、床支持部材5
3と板材20との間に粘弾性材料製(例えば、ゴム等)
の板材55を挟むのが好ましい。粘弾性支持部材51と
荷重板部材52と床支持部材53と床支持部材固定軸5
4とが複数の床板材20を各々独立に支持するので、各
々の床板材20は各々自由に振動できる。
【0021】天井板材支持構造60は、複数の天井板材
30を支持する粘弾性支持部材61を有し天井基礎8の
下面に固定された構造であり、粘弾性支持部材61と天
井基礎金具62と天井壁支持軸63と天井支持金具64
と天井荷重板部材65とを有する。粘弾性支持部材61
は、複数の天井板材30を支持する部材であり、ゴム等
の粘弾性素材でできた部材である。粘弾性支持部材41
は、特公平7−35838で開示された防振装置である
のが好ましい。天井基礎金具62は、天井の幅寸法に略
等しい長さをもち断面が中空矩形断面の長尺部材であ
り、長手方向を水平にして天井基礎8にネジ止めまたは
接着剤で固定される。粘弾性支持部材61は、天井基礎
金具62の中空矩形断面の内部に、その下面(防振装置
の鍔状展出部の下面)を下にして設けられる。天井壁支
持軸63は、後述する天井支持金具64を吊る軸部材で
あり。その上端を粘弾性支持部材61の一部(防振装置
の頂部)に固定し、下端を天井支持金具64に固定す
る。荷重板部材65は、粘弾性支持部材61の上部に接
触し、天井壁支持軸63の上端に固定される。天井支持
金具64は、天井板材30の幅寸法より僅かに短い長尺
部材(例えば、野縁)であり、天井板材10をネジ止め
または接着剤で固定し、天井壁支持軸63の下端に固定
される。2本から数本の天井支持金具63が一枚の天井
部材30を支持する。さらに、振動の減衰効果には、天
井支持金具64と板材30との間に粘弾性材料製(例え
ば、ゴム等)の板材66を挟むのが好ましい。粘弾性支
持部材61と天井壁支持軸63と天井支持金具64と
が、天井板材30を各々独立に支持するので、各々の天
井板材30は各々自由に振動できる。
【0022】板材隙間充填材11,21,31は、板材
の前記隙間に充填された粘弾性材料製の充填材であり、
壁板材隙間充填材11,床板材隙間充填材12および天
井板材隙間充填材13である。板材の隙間の2つの形式
の様子を図8(A)、(B)を参照して詳述する。図8
(A)、(B)は、壁紙14,床フローリング(また
は、絨毯)24,天井紙34が、壁10、床20、また
は天井30の表面に施された状態を示している。板材の
隙間とは、壁板材の相互の隙間、床板材相互の隙間、お
よび天井板材相互の隙間をいう。最初に、図8(A)に
基づいて説明する。裏込め材12,22,32が、板材
10,20,30の隙間の裏側(基礎に対面する側をい
う)にはめ込まれている。裏込め材12,22,32
は、例えば、発泡ウレタン製のロープである。板材隙間
充填材11,21,31が、板材の隙間の空間の樹脂製
ロープ材を除く空間に空隙が残らない様に充填されてい
る。石膏パテ13,23,33が、壁、床または天井の
表面に凸凹ができない様に一様に薄く塗られている。壁
紙14,床フローリング(または、絨毯)24,天井紙
34が、壁3,床4または天井5の表面になるように施
工されている。
【0023】次に、図8(B)に基づいて説明する。図
8(A)のものと比較して裏込め材12,22,32が
なく、板材10,20,30の隙間の裏側(基礎に対面
する側をいう)に突起部15、25、35があることが
異なり、その他を同じである。この突起部15、25、
35は、板材の外周に一様に設けられていてもよいし、
所定の間隔ごとに設けられいてもよい。
【0024】際根太上部板70は、壁基礎6の内周に沿
って壁基礎6から離れて床基礎の上部に配置される根太
である。際根太上部板70は、長尺の板材であり、板面
を上下に向け、板幅方向の縁が壁基礎6に接触しない様
に、部屋を構成する壁基礎6の内周に沿って設けられ
る。際根太上部板70は、後述する際根太支持構造80
に支持される。床4の縁部分を構成する床板材20の外
周部が、際根太上部板70に乗っている。さらに、振動
の減衰効果及び人の体重が際根太上部板にかかった際に
生ずるきしみ音を除去するには、際根太上部板70と板
材20との間に粘弾性材料製(例えば、ゴム等)の板材
71を挟むのが好ましい。
【0025】際根太支持構造80は、前記際根太上部板
70を下から支持する粘弾性支持部材81を有し前記床
基礎に置かれた構造である。粘弾性支持部材81は、特
公平7−35838で開示された防振装置であるのが好
ましい。粘弾性支持部材81は、その下部(防振装置の
鍔状展出部の下面)を床基礎の上面に置かれ、その上部
(防振装置の頂部)により際根太上部板70の下面を保
持する。際根太上部板70に作用する荷重の大きさによ
り、粘弾性支持部材81の数を決定する。粘弾性支持部
材81の数が多くなれば、 際根太支持構造80全体の
ばね定数は大きくなり、荷重による沈み込みが少なくな
る。粘弾性支持部材81として防振装置を採用した場
合、際根太上部板70が特公平7−35838における
防振装置の荷重板部材に相当する。
【0026】壁壁隙間充填材90は、粘弾性材料ででき
ており、壁3を形成する壁板材10の左右端とその壁3
に交差する他の壁3を形成する他の壁板材10の面との
間の隙間に充填される。壁床隙間充填材91は、粘弾性
材料でできており、壁3を形成する壁板材10の最下部
と床4を形成する床板材20の上面との間の隙間に充填
される。壁天井隙間充填材92は、粘弾性材料でできて
おり、壁3を形成する壁板材10の最上部と天井5を形
成する天井板材30の下面との間の隙間に充填される。
壁壁隙間充填材90、壁床隙間充填材91、または壁天
井隙間充填材92が充填される隙間の様子は、板材隙間
充填材11,21,31が充填される隙間と同様なの
で、説明を省略する。
【0027】次に、本発明の実施形態に係る壁3と床4
と天井5とで構成される部屋2の壁基礎6、床基礎7、
又は天井基礎8である基礎6,7,8の内側に設けられ
る建物浮き内装構造1の作用を説明する。上下の階や隣
接する部屋等から伝搬してきた壁基礎6、床基礎7、又
は天井基礎8である基礎の振動が部屋2の内部への進入
する様子を、固体音と空気伝搬音とに分けて説明する。
ここで、固体音とは、基礎6,7,8と板材10,2
0,30の固体中を伝搬して最終的に板材の表面から部
屋2の内部に放射される音である。空気伝搬音とは、基
礎6,7,8の表面から放射して、空気中を伝搬して、
部屋2の内部に進入する音である。
【0028】最初に、固体音の伝搬について説明する。
壁基礎6、床基礎7、又は天井基礎8等の基礎6,7,
8に伝わってきた振動は、壁板材支持構造40、床板材
支持構造50、又は天井板材支持構造60を介して、壁
板材10、床板材20、または天井板材30等の板材に
伝搬しようとする。板材支持構造40,50,60と板
材10、20、30とで構成される振動系の固有振動数
を適当に調整することにより、基礎6,7,8から板材
10、20、30へ伝搬する固体音を抑制できる。特に
板材支持構造40,50,60に前記の防振装置を採用
していると、上記の固有振動数の調整が容易にでき、固
体音の伝搬の抑制が容易になる。粘弾性支持部材が、複
数の板材20、30、40を支持するので、固体音を有
効に減衰させる。粘弾性支持部材が、複数の板材20、
30、40を支持し、複数の板材20、30、40の間
に隙間があるので、板材相互間での固体音の伝搬がな
く、何らかの原因で一枚の板材に伝搬した振動が他の板
材へ伝搬するのを防止できる。複数の板材相互の隙間に
粘弾性材料製の板材隙間充填材が充填されているので、
板材隙間充填材が板材の振動エネルギーを吸収し減衰す
る。
【0029】次に、空気伝搬音の放射について説明す
る。壁基礎6、床基礎7、又は天井基礎8の基礎6,
7,8に伝わってきた振動により、基礎6,7,8の表
面から放射される音(音圧エネルギー)が基礎6,7,
8と板材10,20,30との隙間に充満する。壁板材
10相互の隙間、床板材20相互の隙間、および天井板
材30相互の隙間に、粘弾性材料製の板材隙間充填材が
充填されているので、空気伝搬音が隣り合う板材と板材
の境を通過して部屋2の内部に漏れることがない。壁と
床、壁と壁、及び壁と天井の隙間に粘弾性材料製の板材
隙間充填材が充填されているので、空気伝搬音が隣り合
う壁と床、壁と壁、及び壁と天井の境を通過して部屋2
の内部に漏れることがない。板材の端部と基礎の間が空
いているので、壁基礎6の表面から放射した空気伝搬音
は、床基礎7と床板材20との隙間又は天井基礎8と天
井板材30との隙間に回り込み、音のエネルギーが分散
され、振動が抑制される。また、床基礎7の表面から放
射した空気伝搬音は、壁基礎6と壁板材10との隙間に
回り込み、音のエネルギーが分散され、振動が抑制され
る。また、天井基礎8の表面から放射した空気伝搬音エ
ネルギーは 、壁基礎6と壁板材10との隙間に回り込
み、音のエネルギーが分散され、振動が抑制される。ま
た、壁基礎6の表面から放射した空気伝搬音エネルギー
が再度、壁板を振動させて固体音となった場合は、壁板
相互の振動抑制効果により、振動を抑制する。
【0030】上述の実施形態の壁と床と天井とで構成さ
れる部屋の壁基礎、床基礎、又は天井基礎である基礎の
内側に設けられる建物浮き内装構造を用いれば、板材支
持構造と板材とで構成される振動系の固有振動数を適当
に調整することにより、基礎から板材へ伝搬する固体音
を抑制できる。また、板材支持構造に防振装置を採用し
ているので、固体音に関連する振動成分を効率良く減衰
させ、固体音の発生を容易に防止できる。また、粘弾性
支持部材が、複数の板材の周辺を固定し、振動減衰させ
るので、固体音を有効に減衰できる。また、粘弾性支持
部材が、複数の板材を支持し、複数の板材の間に隙間が
あるので、板材相互間で振動が抑制され、一枚の板材で
発生した固体音が他の板材へ伝搬するのを防止できる。
また、複数の板材相互の隙間に粘弾性材料製の板材隙間
充填材が充填されているので、粘弾性材が板材相互の振
動エネルギーを吸収、減衰する。従って、固体音伝搬に
起因する板材からの音響放射が極めて少なくなる。
【0031】さらに、上述の実施形態の壁と床と天井と
で構成される部屋の壁基礎、床基礎、又は天井基礎であ
る基礎の内側に設けられる建物浮き内装構造を用いれ
ば、壁板材相互の隙間、床板材相互の隙間、および天井
板材相互の隙間に、粘弾性材料製の板材隙間充填材が充
填されているので、空気伝搬音の発生と空気伝搬音の漏
れがなく、空気伝搬音が部屋の内部に漏れることがな
い。また、板材の端部と基礎の間が空いているので、壁
基礎の表面から放射した空気伝搬音エネルギーは、床基
礎と床板材との隙間又は天井基礎と天井板材との隙間に
回り込むので、音のエネルギーが分散され、振動が抑制
される。また、床基礎の表面から放射した空気伝搬音エ
ネルギーは、壁基礎と壁板材との隙間に回り込むので、
音のエネルギーが分散され、振動が抑制される。また、
天井基礎の表面から放射した空気伝搬音エネルギーは
、壁基礎と壁板材との隙間に回り込むので、音のエネ
ルギーが分散され、振動が抑制される。また、壁基礎の
表面から放射した固体音エネルギーが再度、壁板を振動
させた場合は、壁板相互の振動抑制効果により、振動を
抑制する。従って、空気伝搬音伝搬に起因して、部屋の
内部への音響の進入が極めて少なくなる。
【0032】本発明は以上に述べた実施形態に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変
更が可能である。壁基礎部分と床基礎部分と天井基礎部
分とに本発明の構造を適用した例で説明したがこれに限
定されず、例えば、壁基礎部分のみ、床基礎部分のみ、
天井基礎部分のみ、壁基礎部分と床基礎部分、床基礎部
分と天井基礎部分、床基礎部分と天井基礎部分に本発明
の構造を適用してよい。また、粘弾性支持部材に発明者
が発明した防振装置を適用した構造で説明したがこれに
限定されず、その他の粘弾性素材でできた部材を採用し
てよい。また、板材相互の隙間に板材隙間充填材がある
と説明したが、板材隙間充填材は充填作業により充填す
る場合に限定されず、例えば、既製の帯状の板材隙間充
填材を接着剤で貼り付けても良い。また、板材相互に隙
間が有るとしたが、この隙間の寸法は狭い個所と広い箇
所が有ってよく、狭い場所では本発明の効果を奏する範
囲で板材同士が接触していてもよい。また、図示する基
礎はスラブであるかの様に見えるがこれに限定されず、
例えば、スラブで形成された大部屋を分割するために追
加された戸境壁でもよい。また、壁の下端と床面との間
に隙間があり、その隙間に壁床間隔充填材が充填される
と説明したがこれに限定されず、床の端と壁の面との間
に隙間があり、その隙間に壁床間隔充填材が充填されて
いてもよい。また、壁の下端と天井面との間に隙間があ
り、その隙間に壁天井間隔充填材が充填されると説明し
たがこれに限定されず、天井の端と壁の面との間に隙間
があり、その隙間に壁天井間隔充填材が充填され てい
てもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の壁と床と天
井とで構成される部屋の壁基礎、床基礎、又は天井基礎
である基礎の内側に設けられる建物浮き内装構造は、そ
の構成により、以下の効果を有する。板材の隙間に板材
隙間充填材があるので、基礎からの振動が板材に伝搬し
にくく、基礎からの空気伝搬音が板材と板材の境目から
部屋の内部に進入しにくく、板材隙間充填材が隣り合っ
た板材の振動を減衰させるので、基礎、床基礎、又は天
井基礎である基礎からの振動が壁、床、または天井に伝
搬することを抑制し、固体音の発生が抑制され、その結
果部屋の内部に放射される音の遮蔽効果を増加させる。
また、際根太上部板が設けられているので、壁基礎の振
動が際根太上部板を介して床に伝搬することがなく、床
基礎の振動が際根太上部板を介して床への伝搬すること
が粘弾性支持部材により抑制され、壁基礎と床基礎の振
動が部屋の内部に進入するのを抑制でき、振動が基礎か
ら部屋の内部部材に伝搬しにくくなる。また、壁と床基
礎とが離れ、床と壁基礎とが離れ、壁と床の隙間に壁床
隙間充填材があるので、基礎の振動により放射された音
が壁または床を加振した際に、板材の振動を境の壁床隙
間充填材が減衰させて固体音の放射を抑制でき、壁基礎
または床基礎の表面から放射された音が、壁と床との境
から漏れて室内に入ることを防止し、壁基礎と床基礎の
表面から放射した音が部屋の内部に進入するのをさらに
抑制できる。また、壁と天井基礎とが離れ、天井と壁基
礎とが離れ、壁と天井との隙間に壁天井隙間充填材があ
るので、基礎の振動により放射された音が壁または天井
を加振した際に、板材の振動を境の壁天井隙間充填材が
減衰させて固体音の放射を抑制でき、壁基礎または天井
基礎の表面から放射された音が、壁と天井との境から漏
れて室内に入ることを防止でき、壁基礎と天井基礎の表
面から放射した音が部屋の内部に進入するのをより抑制
できる。また、以上説明したように本発明の壁と床とで
構成される部屋の壁基礎、又は床基礎である基礎の内側
に設けられる建物浮き内装構造は、その構成により、壁
基礎の振動が際根太上部板を介して床に伝搬することが
なく、床基礎の振動が際根太上部板を介して床への伝搬
することが粘弾性支持部材により抑制され、壁基礎と床
基礎の振動が部屋の内部に進入するのを抑制できる。従
って、隣接部屋間の遮音性能または上下階の部屋間の遮
音性能を向上させた建物浮き内装構造を提供できる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の正面断面図である。
【図2】本発明の実施形態の平面断面図である。
【図3】本発明の実施形態の平面部分断面図(壁部)で
ある。
【図4】本発明の実施形態の正面部分断面図(壁部)で
ある。
【図5】本発明の実施形態の正面部分断面図(床部)で
ある。
【図6】本発明の実施形態の正面部分断面図(天井部)
である。
【図7】本発明の実施形態の正面部分断面図(床隅部)
である。
【図8】本発明の実施形態の部分詳細図(板材隙間部)
である。
【符号の説明】
1 建物浮き内装構造 2 部屋 3 壁 4 床 5 天井 6 壁基礎 7 床基礎 8 天井基礎 10 壁板材(板材) 11 壁板材隙間充填材(板材隙間充填材) 12 裏込め材 13 石膏パテ 14 壁紙 15 突起部 20 床板材(板材) 21 床板材隙間充填材(板材隙間充填材) 22 裏込め材 23 石膏パテ 24 床フローリング、または絨毯 25 突起部 30 天井板材(板材) 31 天井板材隙間充填材(板材隙間充填材) 32 裏込め材 33 石膏パテ 34 壁紙 35 突起部 40 壁板材支持構造(板材支持構造) 41 粘弾性支持部材 42 壁基礎金具 43 粘弾性支持部材保持金具 44 壁支持金具 45 粘弾性材料製(例えば、ゴム等)の板材 50 床板材支持構造(板材支持構造) 51 粘弾性支持部材(防振装置の本体) 52 荷重板部材 53 床支持部材 54 床支持部材固定軸 55 粘弾性材料製(例えば、ゴム等)の板材 60 天井板材支持構造(板材支持構造) 61 粘弾性支持部材(防振装置の本体) 62 天井基礎金具 63 天井壁支持軸 64 天井支持金具 65 荷重板部材 66 粘弾性材料製(例えば、ゴム等)の板材 70 際根太上部板 71 粘弾性材料製(例えば、ゴム等)の板材 80 際根太支持構造 81 粘弾性支持部材(防振装置の本体) 90 壁壁隙間充填剤 91 壁床隙間充填材 92 壁天井隙間充填材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 13/08 101 E04F 15/22 15/22 F16F 15/08 E F16F 15/08 E04B 5/52 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁と床と天井とで構成される部屋の壁基
    礎、床基礎、又は天井基礎である基礎の内側に設けられ
    る建物浮き内装構造であって、内側表面が壁、床、又は
    天井を形成する様に相互に隙間を空けて並べられた複数
    の板材と、前記複数の板材を支持する粘弾性支持部材を
    有し基礎に固定された板材支持構造と、前記板材の前記
    隙間に充填された粘弾性材料製の板材隙間充填材と、を
    備えたことを特徴とする建物浮き内装構造。
  2. 【請求項2】 壁基礎の内周に沿って壁基礎から離れて
    床基礎の上部に配置される板である際根太上部板と、前
    記際根太上部板を下から支持する粘弾性支持部材を有し
    前記床基礎に置かれた際根太支持構造とを備え、床を形
    成する床板材の最外周部が際根太上部板の上部に乗せら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の建物浮き内装構
    造。
  3. 【請求項3】 壁を形成する前記板材の最下部が床基礎
    から離れており、床を形成する前記板材の最外周部が壁
    基礎から離れており、壁を形成する前記板材の最下部と
    床を形成する前記板材の最外周部との間に壁床間隙間が
    あり、前記壁床間隙間に充填された粘弾性材料製の壁床
    隙間充填材を備えることを特徴とする請求項1または請
    求項2のひとつに記載の建物浮き内装構造。
  4. 【請求項4】 壁を形成する前記板材の最上部が天井基
    礎から離れており、天井を形成する前記板材の最外周部
    が壁基礎から離れており、壁を形成する前記板材の最上
    部と天井を形成する前記板材の最外周部との間に壁天井
    間隙間があり、前記壁天井間隙間に充填された粘弾性材
    料製の壁天井隙間充填材を備えることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3に記載の建物浮き内装構造。
  5. 【請求項5】 壁と床とで構成される部屋の壁基礎、又
    は床基礎である基礎の内側に設けられる建物浮き内装構
    造であって、壁基礎の内周に沿って壁基礎から離れて床
    基礎の上部に配置される板である際根太上部板と、前記
    際根太上部板を下から支持する粘弾性支持部材を有し前
    記床基礎に置かれた際根太支持構造と、前記際根太上部
    板の上部に置かれた床を形成する板材と、を備えたこと
    を特徴とする建物浮き内装構造。
JP2001373701A 2001-12-07 2001-12-07 建物浮き内装構造 Expired - Fee Related JP3981552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001373701A JP3981552B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 建物浮き内装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001373701A JP3981552B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 建物浮き内装構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003172019A true JP2003172019A (ja) 2003-06-20
JP3981552B2 JP3981552B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=19182375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001373701A Expired - Fee Related JP3981552B2 (ja) 2001-12-07 2001-12-07 建物浮き内装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3981552B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191439A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Railway Technical Res Inst 騒音振動低減システム及びこれを用いる移動体
JP2008274546A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Takenaka Komuten Co Ltd 吊り天井
JP2017190574A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 ヤマハ株式会社 防音室固定具、組立式防音室セット及び防音室の設置方法
JP2017190573A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 ヤマハ株式会社 防音室の設置方法、遮音パネル及び組立式防音室
JP2020003008A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 株式会社ユニロック 防振構造、計測装置
JP7382562B2 (ja) 2019-11-15 2023-11-17 ナオス・テック株式会社 床上張りシートの施工方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191439A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Railway Technical Res Inst 騒音振動低減システム及びこれを用いる移動体
JP2008274546A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Takenaka Komuten Co Ltd 吊り天井
JP2017190574A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 ヤマハ株式会社 防音室固定具、組立式防音室セット及び防音室の設置方法
JP2017190573A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 ヤマハ株式会社 防音室の設置方法、遮音パネル及び組立式防音室
JP2020003008A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 株式会社ユニロック 防振構造、計測装置
JP7113451B2 (ja) 2018-06-28 2022-08-05 株式会社ユニロック 防振構造、計測装置
JP7382562B2 (ja) 2019-11-15 2023-11-17 ナオス・テック株式会社 床上張りシートの施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3981552B2 (ja) 2007-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5107794B2 (ja) パネルスピーカ取付構造
JP3981552B2 (ja) 建物浮き内装構造
KR101828708B1 (ko) 층간소음 저감을 위한 시공구조 및 그 시공방법.
JP5435888B2 (ja) 天井構造及びその施工方法
JP2002106088A (ja) 二重床における壁構造
JP2022057240A (ja) 防振浮床
JP4199561B2 (ja) 二重床と間仕切壁と天井の構造
JP7222498B1 (ja) 防音構造
JP2009030250A (ja) 天井構造
JP6826406B2 (ja) 床構造および天井構造
JP3755442B2 (ja) 際根太構造体および床構造体
JP7435271B2 (ja) 遮音構造
JP7448402B2 (ja) 防音構造
KR102642136B1 (ko) 천정 조명기구 완충 구조 및 이를 이용한 조명기구 시공방법
KR102223415B1 (ko) 층간소음 저감용 천장 코너 베이스트랩
JP7090296B2 (ja) 防音天井構造
JP3967982B2 (ja) 壁支持構造と壁構造
JP4945693B2 (ja) Avシアター
JP4068396B2 (ja) 二重床における隙間確保方法と二重床用スペーサ部材
JP2022043931A (ja) 防振浮床
JP2583630B2 (ja) 防音二重床構造
KR200411710Y1 (ko) 건축물의 층간바닥 충격음 차단구조
JP2004324205A (ja) 壁床の防振・防音構造
JP4409219B2 (ja) 緩衝材付き幅木及び二重床の施工方法
JPH0663285B2 (ja) 防音・防振用建材及び防音・防振室

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060814

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees