JP4945693B2 - Avシアター - Google Patents
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Description
本発明は、大音響で映像を視聴出来るAVシアターに関する。
従来、輸送用コンテナ、鉄道コンテナ、住居用コンテナなどのコンテナを利用し、通常音で映像を視聴出来るコンテナを用いたAVシアターが提案されている(例えば、特許文献1)。
ところで、この種のAVシアターでは、種々の技法を用いて防音対策及び防振対策を行っているが、効果的な対策は未だ提案されていない。例えば、重低音を発するウーファーは、振動が大きく、これがAVシアターにおける防振対策の大きい課題となっていた。また、このような振動は、固体伝播音として振動により音を発生するため、防音上の問題にもなっていた。なお、以上のような問題は、コンテナを用いたAVシアターに限らず、一般的な構造のAVシアターにおいても起こりうる問題である。
本発明は、効果的な防音対策及び防振対策が可能なAVシアターを提供することを目的とする。
本発明に掛かるAVシアターは、底壁と、前記底壁の周囲を囲む側壁と、前記側壁の上端部に配置され、当該側壁で囲まれた空間を覆う天壁と、を備え、前記底壁の周縁と前記側壁との間には間隙が形成されている。
この構成によれば、底壁と側壁との間に間隙が形成されているため、底壁から側壁に向かう振動を遮断することができる。特に、AVシアターでは、重低音を発するウーファーなどのスピーカーが床に配置されるため、底壁からの振動が側壁へと伝達し、AVシアター全体が振動するおそれがあり、しかも振動による音の発生も問題となる。これに対して、上記のように構成することで、振動の伝達及び音の伝播を防止することができる。また、特殊な部材を用いることなく、防音対策及び防振対策が行えるため、コストを低減することも可能である。
上記AVシアターにおいては、底壁の周縁と、側壁の下端部とを連結する少なくとも一つの弾性部材をさらに設けることができる。これにより、AVシアターは一体的に形成され、その結果、移設も簡単に行うことができる。なお、弾性部材は、振動を吸収するため、底壁と側壁との間に配置されていても、底壁から側壁へ振動が伝達するのを防止することができる。
また、AVシアターの設置面と、底壁の下面との間に配置され、底壁を支持する弾性支持体をさらに設けることもできる。このような弾性支持体により、底壁に作用する上下方向の振動を吸収することができる。この場合、底壁と側壁との間に上述した弾性部材を設けてもよいし、設けなくてもよい。設けない場合には、底壁と側壁との間の振動の伝達を確実に防止することができる。
上記AVシアターにおいては、底壁上に配置される弾性シートと、弾性シート上に配置される床材と、をさらに設け、床材の周縁を弾性部材と接触させることができる。このようにすると、床材と底壁との間に弾性シートが配置されているため、床材の振動を弾性シートで振動を吸収することができる。また、床材の周縁は、弾性部材に接触しているため、床材から側壁への振動の伝達も防止することができる。
また、上記AVシアターにおいては、側壁と平行に前記空間側に配置される防音壁をさらに設け、この防音壁を、弾性部材上に配置することができる。この構成によれば、防音壁を側壁の内側に配置しているため、防音効果を向上することができる。また、防音壁は、弾性部材上に配置されるため、防音壁が受ける振動を弾性部材で吸収することができ、有利である。さらに、防音壁は、底壁と側壁との間でデッドスペースになる可能性のある弾性部材上に配置されるため、空間を有効活用することができる。
上記防音壁は、一般的に用いられる公知のもののほか、例えば、所定の隙間を形成して配置される一対の板材と、これら一対の板材間に充填される粒状の防音物質と、を備えることができる。これにより、空間内で発生した音は、防音壁内の防音物質の表面で反射し、一部は防音物質間の隙間を通り抜けるが、大半は、隙間に閉じ込められて外部への音の逃げ場を無くすることになる。その結果、音が極めて減少し、防音効果が高まり、外部に音が漏れるのを防止することができる。
また、上記側壁は、水平方向に延びる基材と、この基材の上面の一部に配置される壁材と、で構成することができ、弾性部材を、基材の上面と、底壁とを連結するように構成することができる。これにより、基材上面のデッドスペースとなり得る領域を有効利用することができる。
また、上記AVシアターは、側壁及び天壁を、コンテナを利用して形成することができる。例えば、公知のコンテナから底壁のみを取り外し、天壁及び側壁を利用することができる。このとき、上述したような底壁を新たに作製してもよいし、取り外した底壁を利用して、上述したような底壁を作製してもよい。
上述した側壁は、水平方向に延びる基材と、基材の上面の一部に配置される壁材と、で構成することができ、弾性部材が、基材の上面と、床壁の上面とを連結するように構成することができる。これにより、弾性部材の一部を基材上に配置することができ、側壁の内側の狭い空間を有効に活用することができる。
また、本発明は、例えば、コンテナの内部にAV機器3を備えたAVシアターであって、コンテナは四方のコンテナ側面12と、コンテナ天面14とコンテナ底面13からなり、コンテナ側面12の内側に防音壁4を備え、コンテナ底面13は、四方のコンテナ側面12とコンテナ天面14からなるコンテナ本体11から切り離し、コンテナ側面とは、接続用弾性体51で音が漏れないように密封して接続することにより防音、防振対策をしたことを特徴とするコンテナを用いたAVシアターである。
前記防音壁4は、例えば、コンテナ側面12の内側に、複数のボード41を備え、隣接するボード41間に樹脂で構成された直径が1mm〜5mmの球体の防音物質42を入れ、コンテナの内部から発する音が球体に当たる事により音を離散し減衰させることにより防音する構成としたことを特徴とするコンテナを用いたAVシアターである。
前記コンテナ底面13は、例えば、四方のコンテナ側面12とコンテナ天面14からなるコンテナ本体11から切り離し、コンテナ側面とは、接続用弾性体51で音が漏れないように密封して接続することにより防音、コンテナ底面13の上に弾性体シート52を備え、さらにその上にAV機器3を設置する分離床5を載せることにより、防音と防振をしたことを特徴とするコンテナを用いたAVシアターである。
本発明に係るAVシアターによれば、低コストで効果的な防音対策及び防振対策が可能となる。
コンテナの側面の防音壁は、部材間に空気層を作り防音物質(球体(石油化合物プラスチック類1mm〜5mm)と防音シートとボードで3重壁を構成し、この部材間の振動伝達を抑えることにより更に防音性能が向上する。
音は空気を伝播(空気伝播音)してくるものと、壁、床、天井などの物体内を伝播(固体伝播音)する。固体伝播音はその物体が振動することで音が伝播するので壁などを厚くするだけでなく、コンテナ側面を、コンテナの側面から切り離して浮床構造をすることでより一層防音、防振ができる。
以下、本発明に係るAVシアターをコンテナを用いて作製した場合の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るAVシアターの概略構成を示す斜視図、図2は図1に示すAVシアターの床部分の断面図、図3は図2のA−A線断面図である。
このAVシアターは、一つ又は複数のコンテナを組み合わせて構成することができる。図1に示す例は、一つのコンテナを用いたAVシアターを示している。このコンテナ1は、直方体状に形成され、矩形状に形成されたコンテナ底面(底壁)13、このコンテナ底面13の周囲を囲む4つの矩形状のコンテナ側面(側壁)12、及びコンテナ側面12によって囲まれる内部空間を上方から覆う矩形状のコンテナ天面(天壁)14を備えている。いずれもコンテナを構成する金属などで形成されているが、底面については、木材で形成されることもある。コンテナ側面13の一つには、内部空間に通じるドア2が設けられており、このドア2の内側に、入口空間22を介して、さらに内部ドア29が設けられている。各ドア2,29は、防音のために種々の構成にすることができるが、例えば、ドア表面に表裏にボードを貼り合わせ2重構造にすることができる。また、ドア2,29のガラス窓は、例えば、ペアーガラス21を使うことで空気層を作り、防音することができる。上記のように、2重のドアを用いれば、入口空間22で空気層を作ることができ、大音響にも耐えうる防音システムになるが、内部ドア29を設けないようにすることもできる。
コンテナ側面12、コンテナ天面14は、直方体であるコンテナ自体を利用しているが、コンテナ底面13は、もとのコンテナから切り離したものを用いたり、あるいは新たに作製したものを用いてもよく、いずれの場合もコンテナ側面12から分離した状態としている。コンテナ底面13とコンテナ側面12との隙間は、例えば、0.5〜2mm程度にすることができる。この隙間が小さすぎると、コンテナ底面13が振動したときにコンテナ側面12と接触するおそれがあり、大きすぎると、外部から異物が侵入したり、機密性が保たれないおそれがある。また、コンテナ側面12の内側、つまり内部空間側には、コンテナ底面13の全周に亘って、防音壁4がコンテナ側面13と対応するように平行に配置されている。但し、ドアの部分を除いたり、コンテナ側面12の一部に設けることもできる。より詳細に説明すると、図2に示すように、コンテナ側面12は、断面視でL字型に形成されており、水平方向に延び地面(設置面)に配置される基材122と、この基材122の上面から上方に延びる壁材121とで構成されている。壁材121は、基材122上面においてコンテナの外部側に配置されており、基材122がコンテナの内部空間側に突出した状態となっている。上述したコンテナ底面13の周縁は、基材122と所定間隔をおいて配置されており、コンテナ底面13の上面と、基材122の上面とが、弾性部材51によって接続されている。弾性部材51は、ボルト53によってコンテナ底面13、及び基材122に固定されている。この弾性部材51は、例えば、ゴム、シリコン、ウレタンフォームなど振動を吸収可能な材料で、例えば直方体状に形成されている。図3に示すように、弾性部材51は、コンテナ底面13と基材131との間の一部に配置してもよいし、コンテナ底面13の全周に亘って配置することもできる。一部に配置する場合には、例えば、100〜500mm程度の間隔をあけて複数配置することができる。
また、コンテナ底面13の上面には、弾性シート52を介して、木材、プラスチックなどで形成される床板5が配置されている。弾性シート52は、振動を吸収できるものであればよく、例えば、ゴム、シリコン、ウレタンフォームなど振動を吸収可能な材料で形成することができる。また、床材5の周縁は、上述した弾性部材51の内壁面と接触しているが、隙間をあけて配置することもできる。また、コンテナ底面13は、図4に示すようにすることもできる。すなわち、コンテナ側面12の基材122上に弾性部材51を配置し、その弾性部材51の上面に板状のコンテナ底面13を配置する。コンテナ底面13と地面との間は、空洞にしてもよいし、土などを充填してもよい。
次に、図5を参照しつつ、防音壁4について説明する。図5(a)に示すように、この防音壁4は、上述した弾性部材51上に固定されており、所定間隔をおいて配置された2枚のボード(板材)411,412と、この2枚のボードの間の空間に充填された粒状の防音物質42とで、構成されている。各ボード411,412は、例えば、石膏、木材、圧縮材、プラスチック、加工合板などで形成することができ、厚みが1〜10mm程度とすることができる。また、防音物質42は、ナイロン、ウレタン、シリコンなどの樹脂、ゴム、布ベークライト、紙ベークライトなどで形成され、直径が1mm〜5mm程度の球体で構成されている。但し、防音物質42の形状は球体以外でもよく、例えば、楕円状、多面体状など種々の形状をとりうる。
上記のように構成されたAVシアターの内部空間には、AV機器3、プロジェクター31、スクリーン32、スピーカー33、鑑賞用振動椅子34、テーブル35などが装備される。スクリーン32は、例えば、防音壁4の一つに取り付けられる。スピーカー32は、一対のフロントスピーカー331、リアスピーカー332、センタースピーカー333、及びウーファー334で構成されるが、この中の少なくともフロントスピーカー331を備えていればよい。一対のフロントスピーカー331は、スクリーン32の両側の上方に配置され、リアスピーカー332は、スクリーン32とは対向する防音壁4に取り付けられる。また、センタースピーカー333は、スクリーン付近の床材5上に配置され、ウーファー334は、リアスピーカー332付近の床材5上に配置される。上記のような構成により、1人もしくは数名の人間が映画及び映像を臨場感あふれる大音響で視聴することができる。
次に、上記のように構成されるAVシアターの製造方法の一例について、図6を参照しつつ説明する。ここでは、図4に示す形態のコンテナ底面13の作製について説明する。まず、一般的なコンテナを準備し、AVシアターを配置すべき設置面に設置する。次に、予め取り付けられているコンテナの底面を取り除く。このとき、先にコンテナ底面を取り除き、その後、コンテナを設置面に設置してもよい。続いて、図6(a)に示すように、コンテナ側面12の基材122上に所定間隔をおいて複数の弾性部材51を配置する。これに続いて、図6(b)に示すように、同図の左右で対向する弾性部材51同士を棒状の横断部材135で連結する。その後、横断部材135同士を連結するように、同図の上下方向に延びる棒状の縦部材136を敷き詰め、コンテナ底面13とする。コンテナ底面13が設けられた後には、弾性部材51上に防音壁4を配置する。防音壁4は、種々の方法で取り付けることができるが、例えば、コンテナ側面12の内壁面にボルト、釘などで固定することができる。このときに、コンテナ側面12と防音壁4との間に、木材などの連結材を介在させてもよい。なお、縦部材136の代わりに、横断部材135上に、矩形状の板材や畳などを取り付けてもよい。
また、上記作業と並行して、ドア2、内部ドア29の設置を行う。例えば、コンテナの一の側面に、ドアを取り付けるための開口を形成した後、上述したような防音用のドアを取り付ける。なお、コンテナに当初から設けられている扉は、閉じておき、この面にドア2を形成してもよいし、あるいは防音壁4を介してスクリーン32を配置してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、コンテナ底面13とコンテナ側面12との間に間隙が形成されているため、コンテナ底面13からコンテナ側面12に伝達する振動を遮断することができる。このとき、コンテナ底面13とコンテナ側面12との連結は、弾性部材51によって行われているため、振動が伝達するのを防止することができる。特に、AVシアターでは、重低音を発するウーファーなどのスピーカーが床に配置されるため、底面13からの振動が側面12へと伝達し、AVシアター全体が振動するおそれがあり、しかも振動による音の発生も問題となる。これに対して、上記のように構成することで、振動の伝達及び音の伝播を防止することができる。また、特殊な部材を用いることなく、防音対策及び防振対策が行えるため、コストを低減することも可能である。
また、上述した防音壁4により、次の効果を得ることができる。図5(b)に示すように、内部空間で発生した音は、音の方向44に示すように防音物質42の表面で反射し、一部は物質42間の隙間を通り抜けるが、球体間に形成された隙間を利用し外部への音の逃げ場を無くする。これにより、音が極めて減少し、防音効果を高め、外部に音を漏らさない。そして、このような防音壁4を構成することで、防音壁4の厚さを薄くでき、コンテナの内壁を最小限に抑える事ができ、その結果、内部空間を大きくとれる。上記では、コンテナ側面12に、ボードを2枚にした防音壁4を配置しているが、ボードを3枚以上として、各ボードの間に防音物質42を充填すると、さらに防音効果がある。
単一部材の遮音性能は、入射音の周波数と材料の面密度の対数に比例する(質量則)。つまり、材料の重量が増えると遮音性能が向上するが、質量則では重量を2倍(同一材なら厚みを2倍)にしても遮音量は増加しない。これに対して、この質量則以上の遮音量を得るには、部材間に空気層を作り防音物質42と防音シート43とボードで3重壁を構成することにより可能となる。また、この部材間の振動伝達を抑えることにより更に防音性能が向上する。また、図5(a)に示すように、ボード間に、防音シート43を敷き、ボードとシート間に上記と同様の防音物質42を充填してもよい。これにより、振動伝達を抑えることにより更に防音性能が向上する。なお、防音シート43は、例えば、ゴム、シリコン、断熱材(グラスウール、ロックウール等)等の公知の防音シートで構成することができる。但し、防音シート43は、必ずしも必要ではなく、所望の防音効果に応じて適宜取り付ければよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、AVシアターは、直方体状に形成されているが、この形状は特には限定されず、底面、側面、及び天面で構成されていれば、特には限定されず、円柱状、楕円柱状、多角形状など種々の形状にすることができる。
また、コンテナを利用せず、上記のような各面を独自に作製して組み立てることもできる。また、底面13は、上記以外にも種々の形態にすることができる。例えば、図7に示すように、矩形状のフレーム132を旬微志、その左右の棒状部材を連結するように、複数の棒状の横断部材133を配置し、隣接する横断部材133の間に板材134を配置することもできる。このとき、板材134の代わりに、畳や、その廃材を用いることもできる。こうすることで、廃材の有効利用でコストを低減できるだけでなく、振動の吸収にも寄与する。また、底面13と側面12との連結は特には限定されず、図2及び図4以外の態様であっても、底面13と側面12との間のいずれかの部分同士が弾性部材51で連結されていればよい。例えば、図8(a)に示すように、鍵型の弾性部材51を利用したり、図8(b)に示すように、コンテナ側面12の基材122の中間部に弾性部材51を取り付けることもできる。あるいは、基材122のない側面を用いることもでき、この場合には、壁材121の下端部付近に弾性部材51を直接取り付けることもできる。
また、本発明に係るAVシアターの底面は、図9に示すように構成することもできる。同図に示すように、この例では、底面13は、側面12と連結されておらず、底面13と地面(設置面)との間に弾性支持体7を配置し、底面13を支持している。弾性支持体7は、公知の床束71と、この床束71の上面と底面13との間に配置される弾性体72とで構成されている。弾性体72は、上述した弾性部材51と同様の材料で形成され、これにより、底面13を弾性的に支持して振動を吸収するようにしている。なお、この例では、底面13と側面12との間に弾性部材を配置していないが、上記実施形態のように、底面13と側面12とを弾性部材51で連結することもできる。弾性部材51を配置しない場合には、側面12の基材122上に防音壁4を配置することができる。
また、コンテナ側面12の形状は、上述したようなL字型のほか、基材122正面の中央付近に壁材121が配置される形態もある。壁材121は、平面視で複数の凹凸が形成されているものとすることもできる。例えば、図10に示すような形態にすることができる。この例では、壁材121の凹部に板材80を配置し、この板材80を介して壁材121と防音壁4とをボルト81によって固定している。防音壁4は上述したように、弾性部材51の上面に配置されている。その他、防音壁4を弾性部材に固定したり、あるいは、天面14に固定することもできる。なお、コンテナ側面12の形状は、これ以外の種々の形状が可能であり、コンテナを用いず、別途、この形態を作製してもよい。
本発明に係るAVシアターは様々な用途に利用する事ができ、例えば、シアタールーム、倉庫、ガレージ、スタジオ、住居、事務所、厨房、トイレ、シャワールーム、キッズルーム、ゲームセンターとしてのみならず店舗としても使え、又中古輸送用コンテナを利用する事で資源の再利用やコストダウンなども図れ、更にコンテナ天面にソーラーパネルを設置する事でコンテナ内の照明に対する電力供給を補い,一般電力の消費を抑える事で省エネ化する事が出来、電力供給も安価に行う事が出来る。
本発明のAVシアターは様々な用途に使え内装も、オリジナリティに加工する事により例えば、内装に凹凸を付け臨場感を豊かに加工及び施工し生活場面を構築されるにあたり、掘り炬燵、ジャングル、平原、ホラー、海、宇宙、砂漠等の風景を立体に表現する事も出来るAVコンテナボックスである。
1 コンテナを用いたAVシアター
12 コンテナ側面(側壁)
13 コンテナ底面(底壁)
14 コンテナ天面(天壁)
4 防音壁
411 ボード
412 ボード
42 防音物質
5 分離床
51 弾性部材
52 弾性体シート
12 コンテナ側面(側壁)
13 コンテナ底面(底壁)
14 コンテナ天面(天壁)
4 防音壁
411 ボード
412 ボード
42 防音物質
5 分離床
51 弾性部材
52 弾性体シート
Claims (6)
- 底壁と、
前記底壁の周囲を囲む側壁と、
前記側壁の上端部に配置され、当該側壁で囲まれた空間を覆う天壁と、
を備え、
前記底壁の周縁と前記側壁との間には間隙が形成されており、
前記底壁の周縁と、前記側壁の下端部とを連結する複数の弾性部材をさらに備え、
前記側壁は、水平方向に延びる基材と、前記基材の上面の一部に配置される壁材と、で構成されており、
前記複数の弾性部材は、所定間隔をおいて前記基材の上面に配置され、
前記底壁は前記複数の弾性部材の上面に配置されている、AVシアター。 - 当該AVシアターの設置面と、前記底壁の下面との間に配置され、前記底壁を支持する弾性支持体をさらに備えている、請求項1に記載のAVシアター。
- 前記底壁上に配置される弾性シートと、
前記弾性シート上に配置される床材と、をさらに備え、
前記床材の周縁が前記弾性部材と接触している、請求項1または2に記載のAVシアター。 - 前記側壁と平行に前記空間側に配置される防音壁をさらに備え、
前記防音壁は、前記弾性部材上に配置される、請求項1から3のいずれかに記載のAVシアター。 - 前記防音壁は、所定の隙間を形成して配置される一対の板材と、前記一対の板材間に充填される粒状の防音物質と、を備えている、請求項4に記載のAVシアター。
- 前記側壁及び天壁が、コンテナを利用して形成されている、請求項1から5のいずれかに記載のAVシアター。
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