JPH0721785Y2 - 自動車のドア施錠/解錠装置 - Google Patents

自動車のドア施錠/解錠装置

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JPH0721785Y2
JPH0721785Y2 JP16468088U JP16468088U JPH0721785Y2 JP H0721785 Y2 JPH0721785 Y2 JP H0721785Y2 JP 16468088 U JP16468088 U JP 16468088U JP 16468088 U JP16468088 U JP 16468088U JP H0721785 Y2 JPH0721785 Y2 JP H0721785Y2
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door
locking
state
terminals
closed
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学 松原
正樹 一津屋
正次 小林
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Denso Ten Ltd
Isuzu Motors Ltd
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Denso Ten Ltd
Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ワゴン車などのスライド式ドアを有する自動
車に好適に実施される自動車のドア施錠/解錠装置に関
する。
従来の技術 スライド式ドアを有する自動車において、運転席から遠
隔操作によつてドアの施錠または解錠を行うことができ
るようにした構成が用いられている。このような構成で
は、ドアと車体との間に対を成すコネクタが設けられて
いる。典型的な従来技術ではこのコネクタには、たとえ
ば2組、計4つの接点が設けられており、これらの接点
はドアが確実に閉じられた状態で導通している。
またドア内には、前記一方の組の接点に接続され、該接
点を介して供給される電流の方向に対応して、該ドアの
施錠または解錠を行う、たとえば電磁ソレノイドやモー
タなどのアクチユエータと、他方の組の接点に接続さ
れ、該ドアが施錠状態であるかまたは解錠状態であるか
を検出する検出スイツチとが設けられている。車体側に
は、ドアの開閉を検出する開閉検出器が設けられてお
り、この開閉検出器の出力は計器盤に導かれ、その検出
結果に基づいて、ドアが完全に閉じていないで僅かに開
いている状態の、いわゆる半ドアの警告表示を行うよう
にしている。
考案が解決しようとする課題 上述のような従来技術では、ドアの施錠または解錠状態
を検出するスイツチと、前記半ドアを検出するドア開閉
スイツチとが個別的に設けられており、構成が複雑であ
る。しかしながら前記ドアの施錠または解錠状態の検出
は、ドアが閉じられているときにのみ有効である。また
前記アクチユエータの制御も、コネクタが接続されてい
る、すなわちドアが閉じられているときにのみ可能とな
る。
このためこのようなアクチユエータ制御と、施錠または
解錠状態の検出とは、ドアが開かれている状態では無効
である。したがつてこのことから前記アクチユエータに
施錠または解錠動作を行わせることができるかどうかに
よつて該ドアの開閉状態と、施錠または解錠状態とを検
出することができる。
本考案の目的は、ドアの開閉状態および施錠または解錠
状態を比較的簡単な構成で検出し、かつ車体とドアとの
間のコネクタの接続ライン数を減少することができると
ともに、前記検出結果からドアが閉じていてかつ解錠状
態であるときには自動的に施錠することができる自動車
のドア施錠/解錠装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、車体に取付けられている開閉可能なドアに設
けられる一対の第1端子と、 車体に取付けられ、前記第1端子に個別的に対応し、ド
アが完全に閉じている状態および僅かに開いている状態
で対応する第1端子と電気的に接触する一対の第2端子
と、 前記ドアを施錠または解錠するための施錠手段であつ
て、 前記第1端子に接続され、前記ドアが完全に閉じている
状態および僅かに開いている状態で施錠または解錠を行
うことができ、この施錠動作または解錠動作を前記一対
の第1および第2端子を介して供給される電流の向きに
応じて実現するアクチユエータと、 ドアの施錠または解錠状態に対応したスイツチング状態
となる切換手段とを備える施錠手段と、 前記施錠手段に微少電流を供給して、前記切換手段のス
イツチング状態および前記ドアが僅かに開いている状態
を含む開閉状態を検出する検出手段と、 車体に設けられ、前記検出手段の検出結果に応答し、ド
アが解錠され、かつ完全に閉じている状態または僅かに
開いている状態で予め定める時間が経過した後に、前記
施錠手段によつてドアを施錠する制御手段とを含むこと
を特徴とする自動車のドア施錠/解錠装置である。
作用 本考案に従えば、車体に取付けられている開閉可能なド
アには一対の第1端子が設けられ、これに対応して車体
には一対の第2端子が取付けられる。これら第1および
第2端子はドアが完全に閉じている状態、および僅かに
開いている、いわゆる半ドアの状態で電気的に接触する
ことができる。
前記第1端子には、該第1端子を介して供給される電流
の向きに応じてドアの施錠または解錠動作を行うアクチ
ユエータと、その施錠状態または解錠状態に対応したス
イツチング状態となる切換手段とを備える施錠手段が接
続される。また前記第2端子には前記施錠手段に微少電
流を供給して、前記切換手段のスイツチング状態、およ
びドアが僅かに開いている状態を含む開閉状態を検出す
る検出手段を接続する。この検出手段の検出結果から、
ドアが解錠され、かつ完全に閉じている状態または僅か
に開いている状態で、解錠後に予め定める時間が経過す
ると、もしくはドアが閉じられた状態または僅かに開い
ている状態となつてから前記予め定める時間が経過する
と、制御手段は前記施錠手段に施錠動作のための電流を
供給する。
すなわち、前述のようにドアが完全に閉じている状態お
よび僅かに開いている状態であつても、第1端子と第2
端子とは電気的に接触しているため、施錠手段に微少な
電流を流すことによつて切換手段のスイツチング状態を
検出することができ、これによつて施錠状態であるかま
たは解錠状態であるかと、ドアが閉じられているかとを
検出することができる。こうして施錠手段のためのライ
ンを用いて、ドアの開閉と施錠または解錠状態とを検出
することができ、構造を簡略化することができる。
また前述のようにドアが僅かに開いている状態であつて
も施錠動作を行うことができ、一方、解錠後に予め定め
る時間が経過すると自動的に施錠動作が行われる。した
がつてドアが閉じられていわゆる半ドアの状態であつて
も、前記予め定める時間が経過するとドアは自動的に施
錠されており、安全性を向上することができるととも
に、防犯効果を高めることができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例のドアの施錠/解錠装置1の
電気回路図であり、第2図は該施錠/解錠装置1が用い
られる自動車2の斜視図である。この施錠/解錠装置1
は、大略的に、車体3側に設けられる制御部4と、スラ
イド式のドア5内に設けられる施錠部6と、ドア5が完
全に閉じられた状態、または僅かに開いた状態で接続さ
れるコネクタ7とを含んで構成される。
コネクタ7は、第3図および第4図に示されるように、
車体3側に取付けられ、第2端子である一対の接点21a,
22aを有する受け口7aと、ドア5側に取付けられ、第1
端子である一対の接点21b,22bを有し、ドア5が閉じら
れたときに前記受け口7aに嵌入する栓体7bとから構成さ
れる。
第5図は、ドア5の開閉によるコネクタ7の接続状態を
示す断面図である。このコネクタ7の栓体7bは、電気絶
縁性材料から成る基体41に、前記接点21b,22bが埋込ま
れて構成される。またコネクタ7の受け口7aは、収納空
間42が形成された基体43と、収納空間42から突出/後退
自在に設けられる前記接点21a,22aと、その接点21a,22a
の基端部に形成されたばね受け44に当接し、接点21a,22
aを収納空間42から突出する方向にばね付勢するばね45
とを含んで構成される。
上述のように構成されたコネクタ7において、第5図
(1)で示されるようにドア5が予め定めた長さ1以
上開いている状態では、受け口7aの接点21a,22aはばね4
5によつて弾発的に付勢されて最大伸長長さl2まで伸長
している。
ドア5が閉じられて第5図(2)で示されるように完全
に閉まつていないで僅かに開いた、いわゆる半ドアの状
態では、ドア5と車体3との間隔l3は前記長さ1より
短く、接点21a,22aは前記最大伸長長さl2より短くなつ
て、こうして接点21a,22aは対応する接点21b,22bに接触
し、接点21a,22aはばね45の弾発力に抗して収納空間42
内に僅かに押込まれる。
さらにドア5が閉じられて第5図(3)で示されるよう
に完全に閉まつた状態では、接点21a,22aは最小伸長長
さl4だけ基体43から突出する。
制御部4は、たとえば運転席付近に設けられ、ドア5の
施錠または解錠動作を遠隔操作することができる操作ス
イツチ10と、この操作スイツチ10からの操作に対応して
制御出力を導出する処理回路11と、前記制御出力に応答
した動作を行うリレー12〜14と、検出回路15とを含んで
構成される。
操作スイツチ10は、共通接点10aと、2つの個別接点10
b,10cとを有する。この操作スイツチ10は、共通接点10a
を手動押圧操作することによつて、該共通接点10aを個
別接点10bまたは10cに導通することができ、押圧操作を
解除したときには共通接点10aは中立位置となり、いず
れの個別接点10b,10cとも導通しない状態で保持され
る。
個別接点10bは処理回路11の入力端子B2に接続され、個
別接点10cは処理回路11の入力端子B3に接続される。こ
れらの個別接点10b,10cにはまた、抵抗R5,R6をそれぞれ
介して、ハイレベルの電圧+Vccが供給される。また共
通接点10aは接地される。したがつて共通接点10aが個別
接点10bに導通されたときには処理回路11の入力端子B2
はローレベルとなり、これによつて処理回路11は後述す
るようにして施錠動作を行う。また共通接点10aが個別
接点10cに導通されたときには入力端子B3はローレベル
となり、後述するようにして解錠動作を行う。
処理回路11の出力端子A1〜A3からの制御出力は、それぞ
れトランジスタQ1〜Q3のベースに与えられており、これ
らのトランジスタQ1〜Q3のコレクタは、前記リレー12〜
14のリレーコイル12a〜14aをそれぞれ介してハイレベル
の電源+Bに接続され、またエミッタは接地される。リ
レー12,13において、リレースイツチ12b,13bの一方の個
別接点12c,13cは前記ハイレベルの電源+Bに接続され
ており、他方の個別接点12d,13dは接地される。
リレースイツチ12bの共通接点12eは、ライン1aを介し
て前記コネクタ7の接点21aにドア5の解錠出力を導出
する。リレースイツチ13bの共通接点13eは、リレースイ
ツチ14bの一方の個別接点14cに接続されており、このリ
レースイツチ14bの共通接点14eは、ラインl2aを介して
前記コネクタ7の接点22aにドア5の施錠出力を導出す
る。
リレースイツチ14bの他方の個別接点14dは、ダイオード
D1および抵抗R1を介して前記ハイレベルの電源+Bに接
続される。抵抗R1とダイオードD1との接続点23の電位
は、抵抗R2,R3で分圧されてトランジスタQ4のベースに
与えられる。このトランジスタQ4のコレクタは、処理回
路11の入力端子B1に接続されており、またエミッタは接
地される。
これらのリレースイツチ12b〜14bは、リレーコイル12a
〜14aが励磁されたときには個別接点12c〜14c側に導通
し、励磁されていないときには個別接点12d〜14d側に導
通している。またリレーコイル12a,13aが励磁される時
間は、たとえば500msec程度である。
施錠部6は、電流の流れる方向に対応して正逆両方向に
回転可能であり、アクチユエータであるモータ25と、切
換手段である切換スイツチ26と、ダイオードD2,D3と、
過電流制限用のサーミスタTH1とを含んで構成される。
モータ25の一方の端子は、ライン1bを介して前記コネ
クタ7の接点21bに接続される。またこのモータ25の他
方の端子は、前記ダイオードD2,D3が相互に逆方向に接
続されたダイオード直列回路27およびサーミスタTH1か
らラインl2bを介してコネクタ7の接点22bに接続され
る。ダイオードD2,D3の接続点28には切換スイツチ26の
共通接点26eが接続されており、この切換スイツチ26の
一方の個別接点26cは前記モータ25の他方の端子に接続
され、また他方の個別接点26dはダイオードD3とサーミ
スタTH1との接続点29に接続される。
切換スイツチ26のスイツチング状態はドア5の施錠/解
錠を行うノブに連動しており、このノブは前記モータ25
によつて変位駆動される。またこの切換スイツチ26は、
ドア5が施錠状態であるときには個別接点26d側に導通
し、解錠状態であるときには個別接点26c側に導通し、
モータ25が前記ノブを変位駆動している期間中はモータ
25が駆動される以前の状態のままで保持される。
このように構成された施錠/解錠装置1において、ドア
5に完全に閉じられているかまたは僅かに開いて解錠状
態であるときには、コネクタ7の接点21a,21b;22a,22b
は導通しており、また切換スイツチ26は個別接点26c側
に導通しており、したがつて処理回路11の出力端子A2,A
3からハイレベルの出力を導出することによつてリレー
コイル13a,14aが励磁され、リレースイツチ13b,14bは個
別接点13c,14c側に導通し、ラインl2a,l2b、ダイオード
D3および切換スイツチ26などを介して、モータ25の前記
他方の端子にはハイレベルの電源+Bからの電力が供給
される。このときリレースイツチ12bは個別接点12d側に
導通して接地されており、こうしてモータ25が一回転方
向に駆動され、ドア5を施錠状態とすることができる。
またドア5が完全に閉じられているかまたは僅かに開い
ていて施錠されている状態では、切換スイツチ26は個別
接点26d側に導通しており、したがって処理回路11の出
力端子A1,A3からハイレベルの出力を導出することによ
ってリレーコイル12a,14aが励磁され、リレースイツチ1
2b,14bは個別接点12c,14c側に導通する。したがつて前
記ハイレベルの電源+Bからの電力は、リレースイツチ
12bからライン1a,1bを介してモータ25の前記一方の
端子に与えられ、モータ25の他方の端子はダイオードD2
および切換スイツチ26からリレースイツチ14b,13bを介
して接地され、こうしてモータ25は前記回転方向と反対
方向に駆動され、ドア5を解錠状態とすることができ
る。
処理回路11内にはタイマ回路30が設けられており、ドア
5が閉じられると、その閉じられた時点からの時間を計
時し、予め定めた時間、たとえば5秒が経過した時点で
前述のように出力端子A2,A3からハイレベルの出力と導
出して自動的に施錠を行う。一般に、ドア5が開かれた
状態で、たとえば手動操作などによって施錠状態とされ
てから該ドア5が閉じられると、前記施錠状態は解除さ
れる。したがつて、運転者が先に操作スイツチ10の操作
によつて全てのドアを施錠した後、開いているドア5を
閉じた場合であつても、該ドア5が閉じられてから前記
予め定めた時間が経過した時点で自動的に施錠動作が行
われ、こうして操作正を向上することができるととも
に、安全性を向上して防犯効果を高めることができる。
一方、ドア5が開かれていると、コネクタ7の接点21a,
21b;22a,22bは遮断しており、したがって抵抗R1を介す
るハイレベルの電源+Bによつて接続点23の電位はハイ
レベルとなり、このハイレベルの電圧は抵抗R2,R3を介
してトランジスタQ4に与えられ、これによつてトランジ
スタQ4が導通し、処理回路11の端子B1はローレベルとな
る。また同様にドア5が完全に閉じられているかまたは
僅かに開いていて施錠されているときには、切換スイツ
チ26は個別接点26d側に導通しており、したがつてダイ
オードD2が逆バイアスされて遮断し、これによつて処理
回路11の入力端子B1は前述と同様にローレベルとなる。
これに対してドア5が完全に閉じられているかまたは僅
かに開いていて解錠状態であるときには、切換スイツチ
26は個別接点26c側に導通しており、前記ハイレベルの
電源+Bからの電流は、抵抗R1−ダイオードD1−リレー
スイツチ14b−ラインl2a−接点22a,22b−ラインl2b−サ
ーミスタTH1−ダイオードD3−切換スイツチ26−モータ2
5−ライン1b−接点21b,21a−ライン1a−リレースイ
ツチ12bの順で流れ、接続点23の電位はローレベルとな
つてトランジスタQ4が遮断し、処理回路11の入力端子B1
のハイレベルとなる。
なお、抵抗R1は比較的高い抵抗値であり、したがつてこ
のときモータ25に流れる電流は微少であり、該モータ25
が駆動されることはない。このようにコネクタ7を介し
て微少電流を流しておき、入力端子B1のレベルをモニタ
しておくことによつて、モータ25に電力を供給するライ
ン1a,l2aをドア5の開閉検出と施錠/解錠状態の検出
とのために兼用することができ、コネクタ7の接点数を
必要最小限とすることができる。また従来の技術の項で
述べたような車体3側にドア5の開閉状態を検出するた
めのスイツチなどの構成を設ける必要がなく、こうして
構成を簡略化することができる。さらにまたドア5が完
全に閉じられていないいわゆる半ドアの状態であつて
も、施錠/解錠動作を行うことができ、安全性および防
犯性を向上することができる。
第6図は、動作を説明するたのフローチヤートである。
ステツプn1では、操作スイツチ10から解錠のための操作
が行われたかどうかが判断され、そうであるときにはス
テツプnで処理回路11の出力端子A3がハイレベルとさ
れ、これによつてリレーコイル14aが励磁され、リレー
スイツチ14bは個別接点14c側に導通される。ステツプ1n
3では、処理回路11の出力端子A1からハイレベルの出力
が導出され、これによつてリレーコイル12aが励磁さ
れ、リレースイツチ12bは個別接点12c側に導通し、これ
によつてモータ25が駆動され、ドア5が解錠状態とされ
てステツプn1に戻る。
ステツプn1において操作スイツチ10から解錠操作が行わ
れていないときには、ステツプn4に移り、施錠操作が行
われたかどうかが判断され、そうであるときにはステツ
プn5で処理回路11の出力端子A3からハイレベルの出力が
導出され、リレースイツチ14bが個別接点14c側に導通す
る。ステツプn6では、処理回路11の出力端子A2からハイ
レベルの出力が導出され、これによつてリレースイツチ
13bに個別接点13c側に導通し、モータ25が駆動され、ド
ア5が施錠状態とされてステツプn1に戻る。
ステツプn4において操作スイツチ10から施錠のための操
作が行われていないとき、すなわち操作スイツチ10から
何も操作が行われていないときにはステツプn7に移り、
接続点23の電位がローレベルであるかどうか、すなわち
ドア5が完全に閉じられているかまたは僅かに開いてい
て、かつ解錠状態であるかどうかが判断され、そうでな
いときすなわちドア5が開かれているとき、またはドア
5が閉じられていて既に施錠状態であるときにはステツ
プn1に戻り、そうであるときすなわちドア5が完全に閉
じられているかまたは僅かに開いていて解錠状態である
ときにはステツプn8に移る。
ステツプn8では、タイマ回路30によつて前記予め定めた
時間である5秒間の計時動作が行われ、ステツプn9で再
び接続点23がローレベルであるかどうかが判断され、そ
うでないときすなわち手動操作によつて施錠された場合
には、ステツプn1に戻り、そうであるときすなわち施錠
されていないときには前記ステツプn5,n6に移り、施錠
動作が行われる。
上述の実施例では、アクチユエータとしてモータ25が用
いられたけれども、本考案の他の実施例として電磁プラ
ンジヤなどが用いられてもよい。またスライド式のドア
5に限らず、運転席などの他のドアにおいても好適に実
施することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ドアが完全に閉じている
状態および僅かに開いている状態であつても、ドア側の
第1端子と車体側の第2端子とは電気的に接触するよう
にしたので、施錠手段に微少な電流を流すことによつて
切換手段のスイツチング状態、すなわち、施錠状態であ
るかまたは解錠状態であるかと、ドアが閉じられている
かとを検出することができる。これによつてドアの施錠
手段のためのラインを用いて、該ドアの開閉と、施錠ま
たは解錠状態とを検出することができ、製造を簡略化す
ることができる。
また前述のようにドアが僅かに開いている状態であつて
も施錠動作を行うことができ、一方、解錠され、かつ完
全に閉じている状態または僅かに開いている状態で予め
定める時間が経過すると自動的に施錠動作が行われるよ
うにしたので、ドアが開いている状態で施錠されてしま
うことはなく、またドアが閉じられていわゆる半ドアの
状態であつても、前記予め定める時間が経過するとドア
は自動的に施錠されており、安全性を向上することがで
きるとともに、防犯効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の施錠/解錠装置1の電気回
路図、第2図は施錠/解錠装置1が用いられる自動車2
の斜視図、第3図は車体3においてコネクタ7の受け口
7aの取付部付近を拡大して示す斜視図、第4図はドア5
においてコネクタ7の栓体7bの取付部付近を拡大して示
す斜視図、第5図はドア5の開閉によるコネクタ7の接
続状態を示す断面図、第6図は動作を説明するためのフ
ローチヤートである。 1……施錠/解錠装置、2……自動車、3……車体、4
……制御部、5……ドア、6……施錠部、7……コネク
タ、10……操作スイツチ、11……処理回路、12〜14……
リレー、15……検出回路、25……モータ、26……切換ス
イツチ、27……ダイオード直列回路、D1〜D3……ダイオ
ード、Q1〜Q4……トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 正次 神奈川県大和市下鶴間1丁目3番1号 東 体工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−40483(JP,A) 特開 昭62−101781(JP,A) 実開 昭61−87416(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に取付けられている開閉可能なドアに
    設けられる一対の第1端子と、 車体に取付けられ、前記第1端子に個別的に対応し、ド
    アが完全に閉じている状態および僅かに開いている状態
    で対応する第1端子と電気的に接触する一対の第2端子
    と、 前記ドアを施錠または解錠するための施錠手段であつ
    て、 前記第1端子に接続され、前記ドアが完全に閉じている
    状態および僅かに開いている状態で施錠または解錠を行
    うことができ、この施錠動作または解錠動作を前記一対
    の第1および第2端子を介して供給される電流の向きに
    応じて実現するアクチユエータと、 ドアの施錠または解錠状態に対応したスイツチング状態
    となる切換手段とを備える施錠手段と、 前記施錠手段に微少電流を供給して、前記切換手段のス
    イツチング状態および前記ドアが僅かに開いている状態
    を含む開閉状態を検出する検出手段と、 車体に設けられ、前記検出手段の検出結果に応答し、ド
    アが解錠され、かつ完全に閉じている状態または僅かに
    開いている状態で予め定める時間が経過した後に、前記
    施錠手段によつてドアを施錠する制御手段とを含むこと
    を特徴とする自動車のドア施錠/解錠装置。
JP16468088U 1988-12-19 1988-12-19 自動車のドア施錠/解錠装置 Expired - Lifetime JPH0721785Y2 (ja)

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JP16468088U JPH0721785Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19 自動車のドア施錠/解錠装置

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JP16468088U JPH0721785Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19 自動車のドア施錠/解錠装置

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Publication Number Publication Date
JPH0285767U JPH0285767U (ja) 1990-07-05
JPH0721785Y2 true JPH0721785Y2 (ja) 1995-05-17

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