JPH0721741Y2 - ホール座席格納装置 - Google Patents

ホール座席格納装置

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JPH0721741Y2
JPH0721741Y2 JP1988151601U JP15160188U JPH0721741Y2 JP H0721741 Y2 JPH0721741 Y2 JP H0721741Y2 JP 1988151601 U JP1988151601 U JP 1988151601U JP 15160188 U JP15160188 U JP 15160188U JP H0721741 Y2 JPH0721741 Y2 JP H0721741Y2
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JP
Japan
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floor
storage box
seat
rotating
hall
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JP1988151601U
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JPH0271763U (ja
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捷二郎 吉澤
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KYB Corp
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KYB Corp
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、多目的ホール等に使用される座席を自動的に
格納する装置に関する。
(従来の技術およびその課題) この種の装置として、例えば実開昭63-116660号公報に
開示されたものは、座席格納コンテナを昇降させる昇降
装置と、座席格納コンテナの内部に一連の折り畳み座席
を昇降させる昇降装置とを備えて、階段状の観覧席と平
面状のホール床を選択的にセットできるようになってい
る。
しかしながら、このような格納装置にあっては、2つの
昇降装置が必要なばかりか、座席の設置される床を開閉
する装置等が必要となり、構造の複雑化を招いていた。
本考案は、こうした従来の問題点を解決することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案では、一方の床面に複数
の座席が横一列に取付けられると共に他方を平たんな床
面とした回転床と、この回転床の横方向の両端を回転自
在に支持する1対の可昇床と、前記座席を格納する少な
くとも上面が開放した構造を有する格納箱とを備え、回
転床及び可昇床からなる床面の平面形状を少なくとも前
記格納箱と同一大の略矩形状に形成する一方、各可昇床
を格納箱に対して互いに同期して所定の上昇位置と格納
位置との間で昇降させる手段と、可昇床の所定上昇位置
にて回転体を回転駆動する手段とを格納箱内に設けるも
のとした。
(作用) ホール床面に座席が設置されている状態から回転床を反
転させることにより、座席を回転床に吊り下げるように
して格納箱の内部に格納すると同時に、回転床の座席と
反対側の床面が平面状のホール床面を構成する。
座席を格納する場合は、回転床を格納箱から上昇させた
状態で反転させることにより、回転床が隣接する他のホ
ール床に干渉することがなく、回転床の周囲に大きな間
隙や段差をつくることを回避できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説明する。
1はホール座席格納装置がユニット化して設けられる格
納箱の一つであり、それぞれ上面が開放した構造を有
し、平面形状が矩形状をした複数の格納箱1が多目的イ
ベントホール等において客席の列方向に沿って埋設され
る。
格納箱1の各隅部に設けられるガイド柱2の内側にジャ
ッキアップ柱3がそれぞれ昇降可能に支持される。
各ジャッキアップ柱3の下端にはそれぞれ吊り上げ用ワ
イヤ4の先端4Aが連結され、このワイヤ4は格納箱1に
取付けられた各滑車5,6,7,8にそれぞれ掛け回され、そ
れぞれの基端がスクリュージャッキ9の伸縮ロッド10の
先端部に連接される。スクリュージャッキ9が電動モー
タ11に駆動されて、伸縮ロッド10が収縮作動することに
より、4本のワイヤ4が共に引き込まれ、4本のジャッ
キアップ柱3が互いに同期して上昇するようになってい
る。
図中左側の2本のジャッキアップ柱3の上部に渡って可
昇床12が架設され、図中右側の2本のジャップアップ柱
3の上部に渡って可昇床13が架設され、両可昇床12,13
の間に回転床14が回転自在に設けられる。
回転床14の一端は可昇床12に収装される軸受15を介して
回転自在に支持され、回転床14の他端は可昇床13に収装
される軸受16を介して回転自在に支持される。軸受16に
支持される回転軸にはスプロケット17が連結され、各ジ
ャッキアップ柱3の間に設けられる梁18には中間スプロ
ケット19が回転自在に連結されるとともに、電動モータ
21によって駆動されるスプロケット22が取付けられ、ス
プロケット17と中間スプロケット19に掛け回されるチェ
ーン23と、中間スプロケット23とスプロケット22に掛け
回されるチェーン24を介して回転床14を回転駆動するよ
うになっている。
回転床14の床厚は200mm程度に設定され、両床面14A,14B
の間に上記各軸受15,16に支持される回転軸が収装され
る。回転床14の両床面14A,14Bは可昇床12,13との段差な
く連続する平板状に、かつ可昇床12,13を含む全体の平
面形状が格納箱1と略一致するかまたはこれよりも若干
大となるように形成され、一方の床面14Aには6つの座
席25が横一列に配設されている。
格納箱1の図中左側には別の格納箱1′が対称的に配設
され、この格納箱1′に隣接する可昇床12の巾は比較的
に小さく設定されるとともに、この可昇床12の上方に位
置する座席25はそのひじ掛け部26が図中矢印aで示すよ
うに回転して折り畳めるようになっている。
格納箱1の図中右側には固定床27が設けられている。
次に、この座席格納装置の動作について説明する。
まず、第2図Aに示すように、回転床14が一方の床面14
Bを上方に向けて格納箱1に着座した状態では、床面14B
が各可昇床12,13の床面12A,13Aおよび固定床27と連続し
て平面状のホール床面を構成するとともに、各座席25が
他方の床面14Aに吊り下げられるかっこうで格納箱1内
に収装され、ホール床面から座席等の障害物を無くし
て、多目的に使うことができる。
ホールを観覧席として使う場合は、第2図Bおよび第3
図にそれぞれ示すように、まずスクリュージャッキ9に
よりワイヤ4を介して各ジャッキアップ柱3を所定の高
さまで引き上げた状態で、回転床14を電動モータ21によ
りチェーン23,24を介して反転させて、第1図および第
2図Cにそれぞれ示すように、各座席25が取付けられた
床面14Aを上方に向けて保持する。次にこの状態でスク
リュージャッキ9を伸張させて各ワイヤ4を介して各ジ
ャッキアップ柱3が引き降ろされる。
このようにして、第2図Dに示すように、回転床14が床
面14Aを上方に向けて格納箱1に着座した状態では、こ
の床面14Aが各可昇床12,13の床面12A,13Aおよび固定床2
7と連続した平面状のホール床面を構成するとともに、
各座席25が所定位置に配置される。
また、スクリュージャッキ9のストロークを調節して、
第2図Cに示すように、回転床14を格納箱1から所定の
高さだけ浮かせた状態で保持しても良く、これにより観
覧席を階段状に配列できる。この状態で固定床27には所
定高さの箱状ステップ28,29をそれぞれ設置することに
より階段状の通路が構成される。
なお、再び回転床14上を座席25の無いホールとして使用
する場合、上記とほぼ逆の動作で座席25を格納すれば良
い。
上述したように回転床14を格納箱1から持ち上げて反転
させるようにしたため、回転床14がその回転時に他のホ
ール床に干渉することを防止できる。したがって、回転
床14の床厚を軸受15,16に支持される回転軸の直径より
大きく設定して、両方の床面14A,14Bが他のホール床と
の間に段差をつくることを回避するとともに、回転床14
の巾を適正にして、回転床14と他のホール床との間に大
きな隙間をつくることを回避できる。
また、隣り合う格納箱1と1′において、列端部に配置
される各座席25,25′のひじ掛け部26,26′を折り畳み可
能として、回転床14の回転後に使用位置まで展開するよ
うにしたため、隣合うひじ掛け部26,26′の間に大きな
間隙が空くことを回避でき、スペースを有効に利用でき
る。
(考案の効果) 以上のとおり本考案によれば、第一列に座席を配設した
回転床を上昇させて座席使用位置または格納位置に回転
させたうえで格納箱に降下させるようにしたことから、
比較的簡単な構造により、観覧席または平坦な床面を容
易に選択使用することができる。特に、本考案によれば
回転床とこれを支持する可昇床の平面形状を格納箱と略
一致する矩形状としてあるので、格納箱を前後左右方向
に必要なだけ連接することにより多人数用の観覧席を容
易に構成することができると共に、このとき、隣接する
格納箱の床面間に大きな隙間を生じるようなことがな
く、したがってホール等として用いうる整然とした床面
が得られる一方で、回転床の上昇位置を前後座席列の間
で変化させることにより所望の高低差を有する階段状の
観覧席を容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図A,B,C,
Dおよび第3図はそれぞれ格納装置の動作を示す斜視図
である。 1……格納箱、3……ジャッキアップ柱、4……ワイ
ヤ、9……スクリュージャッキ、12,13……可昇床、14
……回転床1、15,16……軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の床面に複数の座席が横一列に取付け
    られると共に他方を平たんな床面とした回転床と、この
    回転床の横方向の両端を回転自在に支持する1対の可昇
    床と、前記座席を格納する少なくとも上面が開放した構
    造を有する格納箱とを備え、回転床及び可昇床からなる
    床面の平面形状を少なくとも前記格納箱と同一大の略矩
    形状に形成する一方、各可昇床を格納箱に対して互いに
    同期して所定の上昇位置と格納位置との間で昇降させる
    手段と、可昇床の所定上昇位置にて回転床を回転駆動す
    る手段とを格納箱内に設けたことを特徴とするホール座
    席格納装置。
JP1988151601U 1988-11-21 1988-11-21 ホール座席格納装置 Expired - Lifetime JPH0721741Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988151601U JPH0721741Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21 ホール座席格納装置

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JP1988151601U JPH0721741Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21 ホール座席格納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0271763U JPH0271763U (ja) 1990-05-31
JPH0721741Y2 true JPH0721741Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=31425788

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988151601U Expired - Lifetime JPH0721741Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21 ホール座席格納装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051557Y2 (ja) * 1987-01-22 1993-01-14
JPS63125057U (ja) * 1987-02-09 1988-08-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0271763U (ja) 1990-05-31

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