JP2574063Y2 - 舞台の昇降装置 - Google Patents

舞台の昇降装置

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JP2574063Y2
JP2574063Y2 JP1992039452U JP3945292U JP2574063Y2 JP 2574063 Y2 JP2574063 Y2 JP 2574063Y2 JP 1992039452 U JP1992039452 U JP 1992039452U JP 3945292 U JP3945292 U JP 3945292U JP 2574063 Y2 JP2574063 Y2 JP 2574063Y2
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floor
stage
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screw jack
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義則 森本
新平 後藤
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は劇場等で演技を行なう可
変型舞台の昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来劇場における舞台は水平な固定式の
ものと、多数の床パネルを隣接して縦横に配置させ、各
床パネルを上下動させて床の高さを変化させる可変式の
ものが知られている。
【0003】可変型の舞台Aは図4に示すように多数の
可変床パネルaを隣接して形成させ、舞台Aの前方には
客席Bが配置されている。
【0004】可変床パネルaは束立て方式の床であり、
床c上に仮設床組によって起立させた伸縮調整式の支柱
Dで例えば四隅が支えられており、支柱D同志はブレス
E、横架材等で結合されている。
【0005】各可変床パネルaは支柱Dを手動で伸縮さ
せることにより高さが変化され、可変床パネルaの高さ
を変化させることにより舞台Aの高さが変化し、水平に
したり、階段式にしたり、凹凸式にして舞台A上の演技
に変化をもたせている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記の舞台では可変床
パネルaの高さを変化させるのに手動操作で行なってい
る為に多大の人力を必要とし、作業が面倒で困難であ
り、危険な作業でもある。
【0007】更に支柱D同志はブレスE等で結合され、
又支柱Dを支える部材が必要な為に可変床パネルa下方
の空間Fのスペースが小さくなり、このスペースを有効
に利用できない不具合がある。
【0008】そこで、本考案の目的は舞台を構成する床
パネルの昇降を遠隔的に容易に且つ安全でスピーディに
行なえ、床パネルの下方スペースを広くとれてこれを有
効に利用できる舞台の昇降装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の構成は多数の上下移動自在な床パネルが縦
横に隣接して配置されている舞台において、各床パネル
の下部四隅を支える多段スクリュージャッキがフロアー
上に起立する外筒内に挿入して支持され、各スクリュー
ジャッキの下部はフロアーを下方に向けて貫通すると共
に下端にスプロケットが設けられ、フロアー上には電動
機と当該電動機に連結軸を介して連結されたギャ機構が
配設され、ギャ機構で駆動されるシャフトは下方に向け
てフロアーを貫通し、シャフトの下端に設けたスプロケ
ットと前記各スクリュージャッキ下端のスプロケット間
にチエーンを回転自在に架設させたことを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】遠隔的に電動機を駆動すると連結軸を介してギ
ャ機構のシャフトとスプロケットが回転し、これにより
チェーンを介してスクリュージャッキが回転し、例えば
時計方向の回転時にはスクリュージャッキが伸長して床
パネルを上昇させ、反時計方向の場合には床パネルが下
降する。各床パネルを一つ一つ昇降させることにより舞
台が水平、階段状、凹凸状に変化する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施の一例を図1乃至図3に
もとづいて説明する。
【0012】舞台Xは平面四角形の多数の床パネル1を
隣接して配置することにより構成され、図4と同じよう
に前方には客席が設けられている。
【0013】舞台Xの上で演技が行なわれ、各床パネル
1の一つ一つを昇降させることにより水平、階段状、又
は凹凸状にその上面を変化させ、いろいろな演技に対応
させるものである。
【0014】基台2上にフロアー3が配置され、このフ
ロアー3は中空で下方に駆動機用ピット4が設けられて
いる。
【0015】フロアー3上には各床パネル1の下方四隅
に対向する外筒5が起立し、各外筒5内には多段スクリ
ュージャッキ6が伸縮自在に挿入されると共にその下方
部分が外筒5に支えられている。
【0016】スクリュージャッキ6の下部はフロアー3
を下方に向けてピット4内に貫通し、その下端にはスプ
ロケット7が設けられている。
【0017】各スクリュージャッキ6の上端は各床パネ
ル1の下部四隅を着脱自在に支えているが、結合しても
よい。
【0018】フロアー3上には電動機8と、この電動機
8に連結軸9を介して連結したギャ機構10とが配置さ
れている。ギャ機構10はギャボックス内に配設され、
その駆動シャフトはフロアー3を下方に向けて貫通して
ピット4内に突出し、このシャフトの下端にスプロケッ
ト11が設けられている。
【0019】このスプロケット11と前記スクリュージ
ャッキ側のスプロケット7との間にチエーン12が架設
されている。
【0020】フロアー3上には置き床13が多数配設さ
れ、この置き床13上に演技者、作業者が乗ったり、又
は小道具や機械を置くようにしている。
【0021】床パネル1が最圧縮したときでも少なくと
も外筒5の高さ分の空間14が床パネル1の下方に形成
され、この空間14を有効利用するようになっている。
【0022】任意の電動機8を遠隔的に又はコンピュー
タ等を利用して駆動すると連結軸9を介して例えばギャ
機構10のシャフトが時計方向に回転する。
【0023】この為、この動力がチェーン12とスプロ
ケット11,7を介してスクリュージャッキ6に伝達さ
れ、スクリュージャッキ6が例えば伸長し、任意の床パ
ネル1が押し上げられる。逆にシャフトを反時計方向に
回転すると床パネル1は下降する。
【0024】各床パネル1に対応する電動機8を駆動も
しくは停止することにより各床パネル1が上下動し、又
は停止して、各床パネル1の高さに応じた舞台Xの上面
が水平、階段状もしくは凹凸状に変化する。
【0025】外筒5はフロアー3上にしっかりと固定さ
れながら起立しているが、安全の為、隣同志の外筒5は
ブラケット15で連結されて倒れを防止している。
【0026】
【考案の効果】本考案によれば、次の効果がある。
【0027】各床パネルに対応する電動機を駆動する
ことにより各床パネルの高さを任意に昇降して調整で
き、これにより各床パネルの高さに応じて舞台の上面が
水平、階段状もしくは凹凸状に変化できる。
【0028】床パネルの昇降は電動機を駆動すること
によって行なえ、この為遠隔操作が可能で、人力を多く
必要とせず、安全であり、操作が簡単であり、スピード
アップを図れる。
【0029】電動機とギャ機構は下方のフロアー上に
設置されており、スクリュージャッキは外筒で支えられ
ているから、各床パネルの下方には邪魔になる障害物が
無く、各床パネルの下方には少なくとも外筒の高さ分の
空間が形成され、この空間で演出用の準備が行なえ、小
道具や機械を置けるから空間の有効利用が可能となる。
【0030】電動機で昇降操作するため、全自動化が
可能となり、コンピュータ制御を組み込むことにより複
数の床パネルを一斉に任意のパターンに変化でき、その
パターンもコンピュータに記憶させることも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る舞台の昇降装置の一部縦断正面図
である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】舞台の一部切欠き平面図である。
【図4】従来の舞台の平面図である。
【図5】図4の一部拡大縦断正面図である。
【符号の説明】
1 床パネル 3 フロアー 5 外筒 6 スクリュージャッキ 7 スプロケット 8 電動機 9 連結軸 10 ギャ機構 11 スプロケット 12 チエーン X 舞台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の上下移動自在な床パネルが縦横に
    隣接して配置されている舞台において、各床パネルの下
    部四隅を支える多段スクリュージャッキがフロアー上に
    起立する外筒内に挿入して支持され、各スクリュージャ
    ッキの下部はフロアーを下方に向けて貫通すると共に下
    端にスプロケットが設けられ、フロアー上には電動機と
    当該電動機に連結軸を介して連結されたギャ機構が配設
    され、ギャ機構で駆動されるシャフトは下方に向けてフ
    ロアーを貫通し、シャフトの下端に設けたスプロケット
    と前記各スクリュージャッキ下端のスプロケット間にチ
    エーンを回転自在に架設させたことを特徴とする舞台の
    昇降装置。
JP1992039452U 1992-05-18 1992-05-18 舞台の昇降装置 Expired - Fee Related JP2574063Y2 (ja)

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JPH0592351U JPH0592351U (ja) 1993-12-17
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KR101408171B1 (ko) * 2012-09-25 2014-06-17 주식회사 신진스테이지 무대 승 하강 설비
JP6259282B2 (ja) * 2013-12-26 2018-01-10 カヤバ システム マシナリー株式会社 ガイド装置

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