JPH07324503A - 伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置 - Google Patents
伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置Info
- Publication number
- JPH07324503A JPH07324503A JP15255594A JP15255594A JPH07324503A JP H07324503 A JPH07324503 A JP H07324503A JP 15255594 A JP15255594 A JP 15255594A JP 15255594 A JP15255594 A JP 15255594A JP H07324503 A JPH07324503 A JP H07324503A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- staircase
- deceleration
- motor
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ユニットの鉛直方向高さを減少でき、省スペ
ース、コストダウンをはかることのできるコンパクトな
伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置を得ること。 【構成】 階段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅
子付床台を順次高さを増すように相互に連結し、前後に
伸縮移動可能に配設した伸縮式階段状観覧席において、
前記椅子の支脚を主軸を支点として回動可能に軸支し、
前記床台上に固着した正逆回転可能なモーターから歯車
の組合わせによる減速及びウオームとウオームホイール
の組合わせによる減速との2段階の減速ユニットを経た
駆動シャフトを設け、前記駆動シャフトと前記支脚をト
グルリンク機構により連結し、前記駆動シャフトの正逆
回転により前記支脚を起立又は転倒せしめることよりな
る伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置。
ース、コストダウンをはかることのできるコンパクトな
伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置を得ること。 【構成】 階段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅
子付床台を順次高さを増すように相互に連結し、前後に
伸縮移動可能に配設した伸縮式階段状観覧席において、
前記椅子の支脚を主軸を支点として回動可能に軸支し、
前記床台上に固着した正逆回転可能なモーターから歯車
の組合わせによる減速及びウオームとウオームホイール
の組合わせによる減速との2段階の減速ユニットを経た
駆動シャフトを設け、前記駆動シャフトと前記支脚をト
グルリンク機構により連結し、前記駆動シャフトの正逆
回転により前記支脚を起立又は転倒せしめることよりな
る伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホール、体育館等に設
置される伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の改良に関
する。
置される伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の伸縮式階段状観覧席においては、
階段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅子付床台を
順次高さを増すように相互に連結し、前後に伸縮移動可
能に配設した伸縮式階段状観覧席において、観覧席が展
開するときは全体を伸長し、展開しないときは格納所に
収納していた。この椅子の起立転倒装置においては、駆
動シャフトの回動をモーターから減速歯車により減速し
て取っていた(実開昭59−67452号記載)。
階段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅子付床台を
順次高さを増すように相互に連結し、前後に伸縮移動可
能に配設した伸縮式階段状観覧席において、観覧席が展
開するときは全体を伸長し、展開しないときは格納所に
収納していた。この椅子の起立転倒装置においては、駆
動シャフトの回動をモーターから減速歯車により減速し
て取っていた(実開昭59−67452号記載)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、モーターの
回転から減速歯車により減速するため、減速比を大きく
取らねばならず例えば4ポールのモーターで60Hzの
場合、1800rpmから1/200減速して9rpm
とし、50Hzの場合、1500rpmから1/200
減速して7.5rpmとして、椅子の回止めのためにト
グルリンク機構が設けられていた。このため、モーター
や減速歯車等からなる駆動ユニット及びトグルリンク機
構を含む起立転倒装置は、可なりのスペースを要し、例
えば起立転倒装置のユニットの鉛直方向高さは250m
mが一つの壁となっていた。この高さが減少できれば、
観覧席の展開時では席数をより増大させ、収納時では収
納容積をより小さくすることが可能となる。本発明は、
これら駆動ユニットの改良により、省スペース、コスト
ダウンをはかることのできるコンパクトな起立転倒装置
を得ること目的とする。
回転から減速歯車により減速するため、減速比を大きく
取らねばならず例えば4ポールのモーターで60Hzの
場合、1800rpmから1/200減速して9rpm
とし、50Hzの場合、1500rpmから1/200
減速して7.5rpmとして、椅子の回止めのためにト
グルリンク機構が設けられていた。このため、モーター
や減速歯車等からなる駆動ユニット及びトグルリンク機
構を含む起立転倒装置は、可なりのスペースを要し、例
えば起立転倒装置のユニットの鉛直方向高さは250m
mが一つの壁となっていた。この高さが減少できれば、
観覧席の展開時では席数をより増大させ、収納時では収
納容積をより小さくすることが可能となる。本発明は、
これら駆動ユニットの改良により、省スペース、コスト
ダウンをはかることのできるコンパクトな起立転倒装置
を得ること目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を得るため、階
段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅子付床台を順
次高さを増すように相互に連結し、前後に伸縮移動可能
に配設した伸縮式階段状観覧席において、前記椅子の支
脚下端部を主軸を支点として回動可能に軸支し、前記床
台上に固着した正逆回転可能なモーターから歯車の組合
わせによる減速及びウオームとウオームホイールの組合
わせによる減速との2段階の減速ユニットを経た駆動シ
ャフトを設け、前記駆動シャフトと前記支脚上方部をト
グルリンク機構により連結し、前記駆動シャフトの正逆
回転により前記支脚を起立又は転倒せしめることよりな
る伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置により解決した。
また、階段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅子付
床台を順次高さを増すように相互に連結し、前後に伸縮
移動可能に配設した伸縮式階段状観覧席において、前記
床台上に固着した正逆回転可能なモーターから歯車の組
合わせによる減速及びウオームとウオームホイールの組
合わせによる減速の2段階の減速ユニットを経た駆動シ
ャフトを設け、前記椅子の支脚下端部を前記駆動シャフ
トを支点として回動可能に軸支及び固着し、前記駆動シ
ャフトの正逆回転により前記支脚を起立又は転倒せしめ
ることよりなる伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置によ
り解決した。
段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅子付床台を順
次高さを増すように相互に連結し、前後に伸縮移動可能
に配設した伸縮式階段状観覧席において、前記椅子の支
脚下端部を主軸を支点として回動可能に軸支し、前記床
台上に固着した正逆回転可能なモーターから歯車の組合
わせによる減速及びウオームとウオームホイールの組合
わせによる減速との2段階の減速ユニットを経た駆動シ
ャフトを設け、前記駆動シャフトと前記支脚上方部をト
グルリンク機構により連結し、前記駆動シャフトの正逆
回転により前記支脚を起立又は転倒せしめることよりな
る伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置により解決した。
また、階段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅子付
床台を順次高さを増すように相互に連結し、前後に伸縮
移動可能に配設した伸縮式階段状観覧席において、前記
床台上に固着した正逆回転可能なモーターから歯車の組
合わせによる減速及びウオームとウオームホイールの組
合わせによる減速の2段階の減速ユニットを経た駆動シ
ャフトを設け、前記椅子の支脚下端部を前記駆動シャフ
トを支点として回動可能に軸支及び固着し、前記駆動シ
ャフトの正逆回転により前記支脚を起立又は転倒せしめ
ることよりなる伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置によ
り解決した。
【0005】
【作用】本発明は、床台上に固着した正逆回転可能なモ
ーターから歯車の組合わせによる減速とウオーム及びウ
オームホイールの組合わせによる減速との2段階の減速
ユニットを経た駆動シャフトを設け、駆動シャフトと支
脚上方部をトグルリンク機構により連結し、駆動シャフ
トの正逆回転により支脚を起立又は転倒せしめることに
より得られる。このため、モーターの回転から一旦中間
的に減速し出力シャフトにより動力伝達した後、ウオー
ムとウオームホイールによって最終減速し駆動シャフト
に動力伝達するので、モーターの容積を小さくでき、出
力シャフトは高速低トルク伝導のため細くすることがで
き、起立転倒装置の省スペース及びコストダウンに有効
である。また本発明は、床台上に固着した正逆回転可能
なモーターから歯車の組合わせによる減速及びウオーム
とウオームホイールの組合わせによる減速の2段階の減
速ユニットを経た駆動シャフトを設け、椅子の支脚下端
部を駆動シャフトを支点として回動可能に軸支及び固着
し、駆動シャフトの正逆回転により支脚を起立又は転倒
せしめることにより得られる。このため、モーターの回
転から一旦中間的に減速し出力シャフトにより動力伝達
したた後、ウオームとウオームホイールによって最終減
速し駆動シャフトに動力伝達するので、モーターの容積
を小さくでき、出力シャフトは高速低トルク伝導のため
細くすることができ、加えてウオームとウオームホイー
ルによるセルフロック作用の利用により椅子の回止め防
止が可能であるためトグルリンク機構を別に設けなくて
も良いので、その分更に起立転倒装置のより一層の省ス
ペース及びコストダウンに有効である。
ーターから歯車の組合わせによる減速とウオーム及びウ
オームホイールの組合わせによる減速との2段階の減速
ユニットを経た駆動シャフトを設け、駆動シャフトと支
脚上方部をトグルリンク機構により連結し、駆動シャフ
トの正逆回転により支脚を起立又は転倒せしめることに
より得られる。このため、モーターの回転から一旦中間
的に減速し出力シャフトにより動力伝達した後、ウオー
ムとウオームホイールによって最終減速し駆動シャフト
に動力伝達するので、モーターの容積を小さくでき、出
力シャフトは高速低トルク伝導のため細くすることがで
き、起立転倒装置の省スペース及びコストダウンに有効
である。また本発明は、床台上に固着した正逆回転可能
なモーターから歯車の組合わせによる減速及びウオーム
とウオームホイールの組合わせによる減速の2段階の減
速ユニットを経た駆動シャフトを設け、椅子の支脚下端
部を駆動シャフトを支点として回動可能に軸支及び固着
し、駆動シャフトの正逆回転により支脚を起立又は転倒
せしめることにより得られる。このため、モーターの回
転から一旦中間的に減速し出力シャフトにより動力伝達
したた後、ウオームとウオームホイールによって最終減
速し駆動シャフトに動力伝達するので、モーターの容積
を小さくでき、出力シャフトは高速低トルク伝導のため
細くすることができ、加えてウオームとウオームホイー
ルによるセルフロック作用の利用により椅子の回止め防
止が可能であるためトグルリンク機構を別に設けなくて
も良いので、その分更に起立転倒装置のより一層の省ス
ペース及びコストダウンに有効である。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の
一実施例を用いた観覧席の略側面図である。図2は、図
1の最下段の観覧席の略正面図である。図3は、本発明
の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の駆動、減速ユニ
ットの一実施例の略正面図である。図4は、本発明の伸
縮式階段状観覧席の起立転倒装置の駆動ユニットの一実
施例の略正面図である。図5は、本発明の伸縮式階段状
観覧席の起立転倒装置の減速ユニットの一実施例の略正
面図である。図6は、本発明の伸縮式階段状観覧席の起
立転倒装置の起立転倒ユニットの一実施例の略正面図で
ある。図7は、図6の起立転倒装置の起立転倒ユニット
の一実施例の略側面図である。
図1は、本発明の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の
一実施例を用いた観覧席の略側面図である。図2は、図
1の最下段の観覧席の略正面図である。図3は、本発明
の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の駆動、減速ユニ
ットの一実施例の略正面図である。図4は、本発明の伸
縮式階段状観覧席の起立転倒装置の駆動ユニットの一実
施例の略正面図である。図5は、本発明の伸縮式階段状
観覧席の起立転倒装置の減速ユニットの一実施例の略正
面図である。図6は、本発明の伸縮式階段状観覧席の起
立転倒装置の起立転倒ユニットの一実施例の略正面図で
ある。図7は、図6の起立転倒装置の起立転倒ユニット
の一実施例の略側面図である。
【0007】図1、2において、1A〜1Dは階段状に
高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅子付床台を順次高さ
を増すように相互に連結し、前後に伸縮移動可能に配設
した各段の伸縮式階段状観覧席である。これら各観覧席
は、左右間隔を保った平行な複数の車輪4を内臓した各
基台2と、各基台2後端部に鉛直方向に立設した各支柱
6と、各支柱6上端より途中部位に水平に突設された左
右各梁7と、各梁7上に各床台3が水平に取付けられて
いる。各段の観覧席1A〜1Dの各床台3は、上下高さ
は前段から後段に行くにしたがい段階的に高くなり、左
右幅も前段から後段に行くにしたがい段階的に広くなる
ように構成され、最前段の1Aを前進又は後退させるこ
とにより、他の各段の観覧席が、前後動して階段状に伸
縮できるように構成されている。各支柱6上端にガイド
ローラー8がそれぞれ取付けられて、各床台3の左右各
梁7を下側から支持案内するようになっている。
高さが異なる複数の座跳ね上げ式椅子付床台を順次高さ
を増すように相互に連結し、前後に伸縮移動可能に配設
した各段の伸縮式階段状観覧席である。これら各観覧席
は、左右間隔を保った平行な複数の車輪4を内臓した各
基台2と、各基台2後端部に鉛直方向に立設した各支柱
6と、各支柱6上端より途中部位に水平に突設された左
右各梁7と、各梁7上に各床台3が水平に取付けられて
いる。各段の観覧席1A〜1Dの各床台3は、上下高さ
は前段から後段に行くにしたがい段階的に高くなり、左
右幅も前段から後段に行くにしたがい段階的に広くなる
ように構成され、最前段の1Aを前進又は後退させるこ
とにより、他の各段の観覧席が、前後動して階段状に伸
縮できるように構成されている。各支柱6上端にガイド
ローラー8がそれぞれ取付けられて、各床台3の左右各
梁7を下側から支持案内するようになっている。
【0008】各段の観覧席1A〜1Dの床台3にそれぞ
れ座跳ね上げ式椅子9が設けられ、これら各椅子9は横
一列に複数隣接して座席を有し、各床台3の上面後端寄
りに左右方向に間隔を置いて配設した起立転倒ユニット
10に、主軸11にそれぞれ固着立設された各支脚12
と、これら各支脚12上端に固着具13を介して横架さ
れた各貫材14と、これら各貫材14の左右長手方向に
間隔を置き各下端部を固着立設された複数の各椅子支柱
15と、これら各椅子支柱15の各相互間にそれぞれ回
動可能に軸支された各座16と、これら各椅子支柱15
上端にそれぞれ回動可能に取付けられた各肘掛け17
と、これら各肘掛け17の後部と各座16の後部とに両
側部を連結した各背もたれ18とから成っている。これ
ら各椅子9は、格納所への収納時は観覧席1Cに示す状
態で折畳まれ、展開時で不使用時には観覧席1Bに示す
垂直に起立し偏平な状態で通路のスペースを確保するよ
うに置かれ、使用時は着座者が座16を押下げ略水平に
すると、背もたれ18が上昇しながら後傾状態となると
共に、肘掛け17が水平に押下げられて観覧席1Aに示
す状態となる。
れ座跳ね上げ式椅子9が設けられ、これら各椅子9は横
一列に複数隣接して座席を有し、各床台3の上面後端寄
りに左右方向に間隔を置いて配設した起立転倒ユニット
10に、主軸11にそれぞれ固着立設された各支脚12
と、これら各支脚12上端に固着具13を介して横架さ
れた各貫材14と、これら各貫材14の左右長手方向に
間隔を置き各下端部を固着立設された複数の各椅子支柱
15と、これら各椅子支柱15の各相互間にそれぞれ回
動可能に軸支された各座16と、これら各椅子支柱15
上端にそれぞれ回動可能に取付けられた各肘掛け17
と、これら各肘掛け17の後部と各座16の後部とに両
側部を連結した各背もたれ18とから成っている。これ
ら各椅子9は、格納所への収納時は観覧席1Cに示す状
態で折畳まれ、展開時で不使用時には観覧席1Bに示す
垂直に起立し偏平な状態で通路のスペースを確保するよ
うに置かれ、使用時は着座者が座16を押下げ略水平に
すると、背もたれ18が上昇しながら後傾状態となると
共に、肘掛け17が水平に押下げられて観覧席1Aに示
す状態となる。
【0009】図3〜図7も参照して、各椅子9の支脚1
2はそれぞれ起立転倒ユニット10の主軸11を支点と
して回動可能に軸支され、各床台3上面において各椅子
9全体が起立転倒可能とされている。すなわち、各床台
3上面後部に左右方向に亙る横長の化粧箱19が設けら
れ、化粧箱19内に納まるように主軸11を有した各起
立転倒ユニット10が左右間隔を存して固設され、各起
立転倒ユニット10の間に駆動ユニット20及び減速ユ
ニット29が後述するように固設され、減速ユニット2
9の駆動シャフト23が各起立転倒ユニット10内に回
動可能に導通されている。図4に示すごとく、駆動ユニ
ット20は固定枠24に正逆回転可能なブレーキ付きギ
ヤーモーター25が設けられ、このモーター軸に平歯車
26、27を介して連動する出力シャフト21が両端軸
受28、28に支承されて設けられ、全体的にユニット
化されて、化粧箱19内に装着されている。本実施例で
は、出力シャフト21は、平歯車26、27とギヤーモ
ーター25とでモーター回転を減速比1/10に減速す
るように取ってある。
2はそれぞれ起立転倒ユニット10の主軸11を支点と
して回動可能に軸支され、各床台3上面において各椅子
9全体が起立転倒可能とされている。すなわち、各床台
3上面後部に左右方向に亙る横長の化粧箱19が設けら
れ、化粧箱19内に納まるように主軸11を有した各起
立転倒ユニット10が左右間隔を存して固設され、各起
立転倒ユニット10の間に駆動ユニット20及び減速ユ
ニット29が後述するように固設され、減速ユニット2
9の駆動シャフト23が各起立転倒ユニット10内に回
動可能に導通されている。図4に示すごとく、駆動ユニ
ット20は固定枠24に正逆回転可能なブレーキ付きギ
ヤーモーター25が設けられ、このモーター軸に平歯車
26、27を介して連動する出力シャフト21が両端軸
受28、28に支承されて設けられ、全体的にユニット
化されて、化粧箱19内に装着されている。本実施例で
は、出力シャフト21は、平歯車26、27とギヤーモ
ーター25とでモーター回転を減速比1/10に減速す
るように取ってある。
【0010】図3に示すごとく、出力シャフト21は、
カップリング等の連結具22を介して連結されて、減速
ユニット29内に導通されている。図5に示すごとく、
減速ユニット29は固定枠37に出力シャフト21が両
端軸受35、35に支承されて設けられ、全体的にユニ
ット化されて、化粧箱19内に装着されている。出力シ
ャフト21の減速ユニット29内略中央部にウオーム3
0を固着し、軸芯を貫通するウオームホイールシャフト
34が出力シャフト21と直交するようにウオームホイ
ール31をウオーム30と噛合わせ、ウオームホイール
シャフト34の他端部に傘歯車32を固着し、傘歯車3
2に出力シャフト21に平行して固定枠37に両端軸受
36、36に支承されて設けられた駆動シャフト23に
軸芯を合わせて固着された傘歯車33を噛合わせてあ
る。本実施例では、ウオーム30は条数1山で、ウオー
ムホイール31は、20Tで減速比1/20に取ってあ
り、傘歯車32、33は20Tで同速に取ってある。
カップリング等の連結具22を介して連結されて、減速
ユニット29内に導通されている。図5に示すごとく、
減速ユニット29は固定枠37に出力シャフト21が両
端軸受35、35に支承されて設けられ、全体的にユニ
ット化されて、化粧箱19内に装着されている。出力シ
ャフト21の減速ユニット29内略中央部にウオーム3
0を固着し、軸芯を貫通するウオームホイールシャフト
34が出力シャフト21と直交するようにウオームホイ
ール31をウオーム30と噛合わせ、ウオームホイール
シャフト34の他端部に傘歯車32を固着し、傘歯車3
2に出力シャフト21に平行して固定枠37に両端軸受
36、36に支承されて設けられた駆動シャフト23に
軸芯を合わせて固着された傘歯車33を噛合わせてあ
る。本実施例では、ウオーム30は条数1山で、ウオー
ムホイール31は、20Tで減速比1/20に取ってあ
り、傘歯車32、33は20Tで同速に取ってある。
【0011】図3に示すごとく、駆動シャフト23は減
速ユニット29から左右両側又は右片側(設計上左側の
場合もある)に突出し各起立転倒ユニット10内に導通
されている。図6及び図7に示すごとく、起立転倒ユニ
ット10は、ボックス状の固定枠38内略中央部に駆動
シャフト23が回動可能に左右に亙って貫通せしめら
れ、前側下方で駆動シャフト23と離間した位置に支脚
12下端部を回動可能に支承する主軸11が左右に亙っ
て横架せしめられ、固定枠38内には駆動シャフト23
の正逆回転に伴い支脚12を主軸11を軸芯として回動
せしめて起立又は転倒を行うトグルリンク機構40が設
けられている。
速ユニット29から左右両側又は右片側(設計上左側の
場合もある)に突出し各起立転倒ユニット10内に導通
されている。図6及び図7に示すごとく、起立転倒ユニ
ット10は、ボックス状の固定枠38内略中央部に駆動
シャフト23が回動可能に左右に亙って貫通せしめら
れ、前側下方で駆動シャフト23と離間した位置に支脚
12下端部を回動可能に支承する主軸11が左右に亙っ
て横架せしめられ、固定枠38内には駆動シャフト23
の正逆回転に伴い支脚12を主軸11を軸芯として回動
せしめて起立又は転倒を行うトグルリンク機構40が設
けられている。
【0012】トグルリンク機構40は、駆動シャフト2
3にこれと一体に回転するように嵌着されたスリーブ4
2を介してその両端寄り部が突出した左右一対の回動ア
ーム43、43と、この回動アーム43、43先端部に
貫通された連結ピン41と、回動アーム43、43の内
側に位置して各後端部を連結ピン41に回動自在に嵌合
し前端部を支脚12の上下方向略中間位置より僅かに上
方部に貫通した連結ピン39の両端部に回動自在に嵌合
して設けられた左右一対の略への字状のリンク44、4
4とから成っている。駆動シャフト23の正逆回動によ
って回動アーム43、43が一体で正逆回動せしめら
れ、回動アーム43、43の回動によりリンク44、4
4が後方へ引っ張られたり、前方に押出されたりして支
脚12が主軸11の軸芯を支点として回動せしめられ起
立又は転倒を行うことができる。支脚12が起立状態に
あるとき、リンク44、44が屈曲しているためにトグ
ルリンク機構40全体としてトグル状態を構成し、支脚
12に大きな外力が作用しても前方への転倒を阻止する
ように作用する。図7においては、支脚12が起立状態
にあるときは実線で、支脚12が転倒状態にあるとき
は、破線で示されている。この様にモーター25の回転
から一旦中間的に減速して出力シャフト21により動力
伝達したた後、ウオーム30とウオームホイール31に
よって最終減速し駆動シャフト23に動力伝達するの
で、モーター25の容積を小さくでき、出力シャフト2
1は高速低トルク伝導のため細くすることができ、起立
転倒装置の省スペース及びコストダウンを計ることがで
きる。これにより、起立転倒装置のユニットの鉛直方向
高さは250mmの壁を破り例えば200mmを達成す
ることができた。
3にこれと一体に回転するように嵌着されたスリーブ4
2を介してその両端寄り部が突出した左右一対の回動ア
ーム43、43と、この回動アーム43、43先端部に
貫通された連結ピン41と、回動アーム43、43の内
側に位置して各後端部を連結ピン41に回動自在に嵌合
し前端部を支脚12の上下方向略中間位置より僅かに上
方部に貫通した連結ピン39の両端部に回動自在に嵌合
して設けられた左右一対の略への字状のリンク44、4
4とから成っている。駆動シャフト23の正逆回動によ
って回動アーム43、43が一体で正逆回動せしめら
れ、回動アーム43、43の回動によりリンク44、4
4が後方へ引っ張られたり、前方に押出されたりして支
脚12が主軸11の軸芯を支点として回動せしめられ起
立又は転倒を行うことができる。支脚12が起立状態に
あるとき、リンク44、44が屈曲しているためにトグ
ルリンク機構40全体としてトグル状態を構成し、支脚
12に大きな外力が作用しても前方への転倒を阻止する
ように作用する。図7においては、支脚12が起立状態
にあるときは実線で、支脚12が転倒状態にあるとき
は、破線で示されている。この様にモーター25の回転
から一旦中間的に減速して出力シャフト21により動力
伝達したた後、ウオーム30とウオームホイール31に
よって最終減速し駆動シャフト23に動力伝達するの
で、モーター25の容積を小さくでき、出力シャフト2
1は高速低トルク伝導のため細くすることができ、起立
転倒装置の省スペース及びコストダウンを計ることがで
きる。これにより、起立転倒装置のユニットの鉛直方向
高さは250mmの壁を破り例えば200mmを達成す
ることができた。
【0013】ここで、減速ユニット29内のウオーム3
0とウオームホイール31の組合わせにおいてリード角
を小さく選択することにより、ウオームホイール31か
らの駆動に対してセルフロック作用を有するようにでき
るために、これを利用してトグルリンク機構40を廃し
て、駆動シャフト23を主軸11と兼ねさせ支脚12下
端部を前記駆動シャフト23の軸芯を支点として回動可
能に軸支及び固着することにより、支脚12を起立又は
転倒せしめることができる。この場合、トグルリンク機
構40のスペースが不要となり、起立転倒装置のより一
層の省スペース及びコストダウンを計ることができる。
0とウオームホイール31の組合わせにおいてリード角
を小さく選択することにより、ウオームホイール31か
らの駆動に対してセルフロック作用を有するようにでき
るために、これを利用してトグルリンク機構40を廃し
て、駆動シャフト23を主軸11と兼ねさせ支脚12下
端部を前記駆動シャフト23の軸芯を支点として回動可
能に軸支及び固着することにより、支脚12を起立又は
転倒せしめることができる。この場合、トグルリンク機
構40のスペースが不要となり、起立転倒装置のより一
層の省スペース及びコストダウンを計ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、省スペース、コストダ
ウンをはかることのできるコンパクトな伸縮式階段状観
覧席の起立転倒装置が得られ、これにより起立転倒装置
の鉛直方向高さを減少でき、観覧席の展開時では席数を
より増大させ、収納時では収納容積をより小さくするこ
とが可能となった。
ウンをはかることのできるコンパクトな伸縮式階段状観
覧席の起立転倒装置が得られ、これにより起立転倒装置
の鉛直方向高さを減少でき、観覧席の展開時では席数を
より増大させ、収納時では収納容積をより小さくするこ
とが可能となった。
【図1】本発明の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の
一実施例を用いた観覧席の略側面図である。
一実施例を用いた観覧席の略側面図である。
【図2】図1の最下段の観覧席の略正面図である。
【図3】本発明の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の
駆動、減速ユニットの一実施例の略正面図である。
駆動、減速ユニットの一実施例の略正面図である。
【図4】本発明の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の
駆動ユニットの一実施例の略正面図である。
駆動ユニットの一実施例の略正面図である。
【図5】本発明の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の
減速ユニットの一実施例の略正面図である
減速ユニットの一実施例の略正面図である
【図6】本発明の伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置の
起立転倒ユニットの一実施例の略正面図である。
起立転倒ユニットの一実施例の略正面図である。
【図7】図6の起立転倒装置の起立転倒ユニットの一実
施例の略側面図である。
施例の略側面図である。
1A〜1D 各段の観覧席 2 基台 3 床台 4 車輪 6 支柱 7 梁 8 ガイドローラー 9 椅子 10 起立転倒ユニット 11 主軸 12 支脚 13 固着具 14 貫材 15 椅子支柱 16 座 17 肘掛け 18 背もたれ 19 化粧箱 20 駆動ユニット 21 出力シャフト 22 連結具 23 駆動シャフト 24、37、38 固定枠 25 モーター 26、27 平歯車 28、35、36 軸受 29 減速ユニット 30 ウオーム 31 ウオームホイール 32、33 傘歯車 34 ウオームホイールシャフト 39、41 連結ピン 40 トグルリンク機構 42 スリーブ 43 回動アーム 44 リンク
Claims (2)
- 【請求項1】 階段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ
式椅子付床台を順次高さを増すように相互に連結し、前
後に伸縮移動可能に配設した伸縮式階段状観覧席におい
て、前記椅子の支脚下端部を主軸を支点として回動可能
に軸支し、前記床台上に固着した正逆回転可能なモータ
ーから歯車の組合わせによる減速及びウオームとウオー
ムホイールの組合わせによる減速との2段階の減速ユニ
ットを経た駆動シャフトを設け、前記駆動シャフトと前
記支脚上方部をトグルリンク機構により連結し、前記駆
動シャフトの正逆回転により前記支脚を起立又は転倒せ
しめることを特徴とする伸縮式階段状観覧席の起立転倒
装置。 - 【請求項2】 階段状に高さが異なる複数の座跳ね上げ
式椅子付床台を順次高さを増すように相互に連結し、前
後に伸縮移動可能に配設した伸縮式階段状観覧席におい
て、前記床台上に固着した正逆回転可能なモーターから
歯車の組合わせによる減速及びウオームとウオームホイ
ールの組合わせによる減速の2段階の減速ユニットを経
た駆動シャフトを設け、前記椅子の支脚下端部を前記駆
動シャフトを支点として回動可能に軸支及び固着し、前
記駆動シャフトの正逆回転により前記支脚を起立又は転
倒せしめることを特徴とする伸縮式階段状観覧席の起立
転倒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15255594A JPH07324503A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15255594A JPH07324503A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07324503A true JPH07324503A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=15543035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15255594A Pending JPH07324503A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07324503A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100521374B1 (ko) * | 2002-11-25 | 2005-10-12 | 주식회사 하나로엔지니어링 | 수납식관람석 의자회동장치 |
CN105971320A (zh) * | 2016-07-26 | 2016-09-28 | 河北宏康体育器材有限公司 | 电动伸缩看台履带驱动机构 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP15255594A patent/JPH07324503A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100521374B1 (ko) * | 2002-11-25 | 2005-10-12 | 주식회사 하나로엔지니어링 | 수납식관람석 의자회동장치 |
CN105971320A (zh) * | 2016-07-26 | 2016-09-28 | 河北宏康体育器材有限公司 | 电动伸缩看台履带驱动机构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4914903B2 (ja) | 収納式観覧席 | |
JP2579193Y2 (ja) | 移動観覧席用椅子 | |
JPH0996116A (ja) | 伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置 | |
JPH07324503A (ja) | 伸縮式階段状観覧席の起立転倒装置 | |
JP2549558B2 (ja) | 電動ステージ装置 | |
JPS6316777Y2 (ja) | ||
JP2549559B2 (ja) | 電動ステージ装置 | |
JP2743712B2 (ja) | 伸縮移動観覧席における椅子の起伏機構 | |
JPH0418425Y2 (ja) | ||
JPH0261267A (ja) | 移動ステージ装置 | |
JPS62101211A (ja) | 伸縮式移動観覧席用椅子 | |
JP2743753B2 (ja) | 移動式観覧席装置 | |
JPH0259905B2 (ja) | ||
JPH0418426Y2 (ja) | ||
JP2003259930A (ja) | 収納式観覧席用椅子形態変更装置 | |
JPH0210199Y2 (ja) | ||
JPH0245379Y2 (ja) | ||
JPH0126843Y2 (ja) | ||
JP2609527B2 (ja) | 移動観覧席の座席起立装置 | |
JPH0427965Y2 (ja) | ||
JPH0662931A (ja) | テーブル付の伸縮式階段状観覧席 | |
JPH0437478Y2 (ja) | ||
JPH0650024B2 (ja) | 電動ステージ装置 | |
JPH042596Y2 (ja) | ||
JPH0113143Y2 (ja) |